理学療 法 学 第 24巻 第5号 287
〜
291頁 (1997年 )報 告
慢
性
関
節
リ
ウ
マチ
患
者
に
対
す
る
自力装 着
可
能
な
頸椎 装
具
一
ルー
プ式頸椎
カ ラー
の効果
及 び
装着性
につ いて *一
高 岡 達 也
1)得 丸 敬
三
1)浅 山 浩
二 1)定 松 修
一 )佐
々木洋
人
1)山
下
淳
一 )坪 内 健
…
/)石 丸 謙 治
1)内
田
由
起 子
1)安
岡
郁 彦
2)高 橋 康
博
2) 要 旨頸 椎
装
具(
ポ リネッ ク)
を自力装着
で き ない慢性
関節
リウマ チ患者
74
名
に対
し, 簡単
に 装 着で きる様工夫を加え た,
ルー
プ式 頸 椎カ ラー
(以 下ルー
プ カラー
)を作 製 して きた。 今 回, カ ラー
の頸
椎 屈曲
制 限 力,
作 製 した患者
の関 節 可 動 域・
装
着 状 況 及 び,利点 ・欠点等
に つ い て調 査 し, ルー
プ カラー
と ポ リ ネ ッ クの比較
を行
っ た。 その結
果, ルー
プ カラー
は頸椎
屈 曲の約 40 % を 制 限でき, これ はポ リ ネッ クと同 等であ っ た。 肩 関 節 屈 曲可 動 域は,
主 動側 91 度
・非
主 動側 74 度
であっ た。 また, 61 名
(82
% ) の者
は受け入れが良好
で あ り,利
点 と して 自力 装 着 可 能,
軽 量 等の回 答が得 られた。
キー
ワー
ド慢
性
関節
リ ウマ チ,
頸椎装
具, ルー
プ 式頸椎
カ ラー
は じ め に 慢 性 関 節 リウマ チ (以 下RA
)における頸 椎 罹 患は20
%か ら40
% といわ れ1),そ の重 篤な もの を
除
き頸椎装具
に よ る保存
的療
法の適 応となる。* Self
−
Mountable Cervical Vertebral Brace foじPatients with Rheumatoid Arthritis
−
EEfect of a Loop Type Cervical Vertebral Collar and Its MounLability1) 松山赤
.
十字 病院リハ
ビ リ テー
ショ ン課 (〒 790 愛 媛 県 松 山 市文 京 町1)Tatsuya Takaoka
,
RPT,
Keizou Tokumaru,
RPT,
KQuzi Asayarna、
RPT,
Syuuichi Sadamatsu,
RPT,
Hiroto Sasaki,
RPT,
Junichi Yannag.
hita,
RPT,
Kenichi Tsubouchi,
RPT,
Kenji lshimaru,
OTR,
Yukiko Uchida,
QTR ;Dept.
of RehabMtation,
Matsuyama Red Cross Hospital2) 道 後 温 泉 病 院 理 学 診 療 科
Kunihiko Yasuoka
,
RPT,
Yasuhiro Takahashi,
RPT ; Dept.
of Physical Thcrapy,
DQhgo Spa Hospital(受付1」 夏993年10月2正 凵/受理 日 1997年4月30日)
頸椎装具
を固定
の目的
で使
用す るな ら頸稚
屈曲 ・
伸 展制
隈 力が約 75
%2)と言
わ れ るSOMI
装
具が 最 低 限 必 要と考え ら れ る。 し か し後 頭 骨 受 けを有 する装 具は,
頸 椎 を 伸 展 することで後 頭 骨 受けが支点
となり逆に環軸関節
亜脱
臼を増
悪さ せ る3)と言
わ れてい ること や,装着
感・外
観の悪さ,
装 着 が困 難であること など実 用 的で ない。 こ のた め,
RA
に対
する頸
椎 装具
は, 環軸関節
亜脱
臼を増
悪 させ る頸 椎 屈 曲に注 意 を 促 す とい う予防
的観点
に 主眼 が お か れ,
一
般的
に は市 販のポ リ ネ ッ ク カ ラー
(以 下ポ リネ ック)が処 方される にとど まっ て い る のが現 状であろ う。 しか し,
ポ リネ ッ ク は 頸 部 全 体を覆 うため特に夏
場の装着
は不 快であ る こと,
後 方で マ ジッ クテー
プにて固
定 する た め上 肢 障 害の著しい患者
では自
力で装着
がで き ない な どの間 題が あ り,
RA
患者
の受
け入れ は満
足で きJapanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physloal Therapy Assoolatlon
288
理 学 療 法 学 第 24巻 第5
号 図 1 ルー
プ式 頸 椎カ ラー
るもの で は ない。そこ で今 回は,
少な くともポ リネッ ク と同 等 の頸 椎 屈 曲 制 限 力 を有 するこ と
, 自
力で簡単
に装着
でき るこ と,装着感
が良
好であ ることの3
点
を考慮
して作 製 した ルー
プ式 頸 椎カ ラー
(
以 下 ルー
プカ ラー
)の運 動 制 限 力,
装 着 性・
装着状
況 な どの調
査を行
い, 患者
へ の ア ン ケー
ト調 査も含
めて報 告 する。 ルー
プカラー
の構 造 及 び装 着 方 法顎 受 け 部は厚さ
5mm
のPE
ラ イ ト(
小原
⊥業)
で作製
し, その中央部
に取
り付
け た厚 さ1
mm の軟性
ポ リエ チ レ ンがルー
プ状
に首を一
周 するようにで きて いる (図1
)。
重 量は約30g
で あり, ポ リ ネッ クの約
130g
と比較
して も軽
量に で きて い る。装着方
法は, ルー
プ を首
に通 し ,片手
で顎
あて部
を固定
し, ス テ ン レ ス製
のD 管
内を通 過 する紐
を引っ 張 り,
マ ジッ ク テー
プ に て前 方で固 定 す る。 ルー
プカラー
作 製 対 象 者1991
年12
月 以 降1
年 間に,
道 後 温泉
病院
に入院 中
のRA
患者
の う ち環軸
関節
亜 脱 臼の所 見を 認め, ポ リネッ クを 自力で 装 着で き ない者74
名 を対 象に ルー
プ カ ラー
を作 製 した。 性 別 は女性
70
名,
男 性4
名。 平 均 年 齢63,
3
歳 (23 〜 83 歳)
, 平 均 罹 患 年 数は19.
6
年 (3 〜 44
年 )であっ た。 対 象お よ び方 法頸 椎に閊 題のな い者
30
名 を 対 象に, ルー
プカ ラー,
ポ リ ネッ ク装着
及び装
具無
しの状 態で,
可能
な限 り頸椎
を屈 曲して もらい,
こ の角 度 を水 準 器 付 き角 度 計 を 用い て測 定 した。 なお,こ の
30
名
はRA
患者 19 名 (
全例女 性
,平均年 齢 57.
2
歳)
, 及 び健常
人11 名 (
男性 8 名,女性 3
名,
平 均 年 齢32
.
0
歳 )であっ た。健常
人34
名 (
女性
正2
名, 男性
22
名,
平 均 年齢
33
歳
)を対 象に,
ポ リ ネ ック装 着 動 作 (後 頸 部に両手
を接触)
を行
わ せ, この時
の各
関節
の関 節 可動 域 (肩 関 節 屈 曲・
外 転・
外 旋,
肘 関 節 羅 曲,
手
関節掌
屈)
をゴニ オ メー
ター
を用
い て測定
し た 。ル
ー
プ カ ラー
を 作製
し た74名
の う ち30 名
を無
作為
に抽 出
し, 自動
関 節 可 動 域 (肩 関 節 屈 曲・
外 転・
外 旋,
肘 関 節 屈 曲,
手 関節 掌 屈 ) を 測 定 し た。 肩 関 節 屈 曲角度
の良好側
を主動側 (
両側
と も同じ 値な ら肘 屈 曲 角 度の良 好な側,
続い て利 き 手 を 主 動 側と した),
対 側 を非
主 動側
と し平均値
を算出
し た。ル
ー
プカ ラー
を 作 製 した74 名
余員
に対
し,装
具の 装 着 性 (装 着 自立度)
お よび退院時
にお ける カ ラー
装着状
況を調 査し た。 こ の う ち今 回 問 診 可 能であっ た16
名に対し,
本カラー
の利点
・
欠点
につ い て ア ン ケー
ト調査
を 行っ た。結
果1
.
カラー
の頸 椎 屈 曲 制 限 力にっ い てカラ
ー
を 付 けない状 態での頸椎
屈曲角度
は55
.
4
±9.
6 度
, ポ リ ネ ッ ク装着
で は33
.
0
±9.
6
度,
ルー
プ カ ラー
装 着で は33.
0
士8,
0
度で あ り,
両カ ラー
ともに頸 推 屈 曲 角 度の約40
% を 制 限 するこ とが で きた。2 .後
方 固 定 式ポ リネッ ク の装 着 動 作 時の関 節 可 動 域につ い て肩 関 節 屈 藺
100.
0
° ,外 転
78
.
8
° ,肘 関節 屈 曲
150.
0
° ,手
関節掌
屈10.
0
° が後 頸 部へ の リー
チ に N工 工一
Eleotronlo Llbrary慢 性 関節リウマチ患者に対する自力装着 可 能な頸 椎 装 具 289 表 1
ポ リネッ ク装 着 不 可 群 (
RA
)の関節可動域とポ名 )
・
喉 を 締め付 けら れ る’
極度
にうっ む く と顎
リネッ ク装 着に必要な関 節 可 動 域
に当たっ て
痛
い(
そ れ ぞ れ1
名 )などであっ た。 RA 群 健常群 主動 側 非主動 側 ポ リ ネッ ク装 着考
察
肩 屈曲 91.
3±27.
2 74.
7±21.
8
外転 74.
7±21.
8 74.
0
±24,
4
外旋 48.
7±26.
2
45.
O
±27.
2
肘 屈 曲 138.
2
±10.
4
138.
3
±9,
6
手 掌 屈27.
5
士20.
334
.
5
±18.
6
100.
0
±6.
0
78,
8
±4.
5
150.
0±3.
710.
0
±3.
7 (平均±標 準偏 差,
単 位 :度 ) 必 要とい う結 果が得ら れ た。3 .
ルー
プカ ラー
を作製
したRA
患 者の関節
可動 域にっ い て
(
表 1 )
主
動側
な らびに非 主 動 側の 自動
可動域
は そ れ ぞ れ表1
の ご と くで あ り,肩
関 節 屈 曲 角 度は主 動側
:91.
3
°,
非 主 動 側 :74
.
7
° と不良
な値
を 示 して いた。 な お, 上肢関節
可 動 域の著しい者が2
名お り, 1
例は肩 関 節 屈 曲 右45 度 ・
左40 度
, もう1
例 は両肘関
節 屈 曲90
度であっ た。4 .
ルー
プ カラー
の装着 自
立度及
び退 院峙
の装 着状
況にっ い てポ リネ ッ ク を
自
力で装 着で きな か。
っ た74
例の 患 者 すべ てが,
ルー
プ カ ラー
に よ り装着
が可
能 と な っ た。 退院
時 の 装 着 状 況 は74
名中
61
名
(82
% ) は 日中常
に装着
して い た。 使 用を中止
し た者
は13
名 (18
%)
で,
その内
訳は, 後 方の 支持性不
足の た めポ リ ネッ ク に変
更と なっ た者
10
名,
カラー
の 必要性
無しと判 断された者2
名,
頸 椎 手 術 後で フ ィラデル フィ アカラー
に変更
とな っ た者 1 名
で あっ た。5 .
ア ンケー
ト調査結
果ル
ー
プカ ラー
の利 点と して は,
自力で装着
で き る こと(
12 名),
安 心 して 日常 生 活が お くれ る (8
名 ),
装 着してい て肩
が凝ら ない (4
名 ), ポ リネック より涼しい・軽
量で あ る・
長 時 間 装 着 し て も疲
れない (それ ぞ れ3
名 )な ど が あげら れ た。 欠点
と して は, 後 方の支持性
が無 く頼
りない (2
今
回作製
し たルー
プ カ ラー
の頸 椎 屈 曲 制 限 力は 約40
% で,
ポ リ ネッ ク と同等
の制 限 力 を 有 して いた。
これは他 家が報 告して い る ポ リ ネッ クの運 動 制 限 力2)4)と ほ ぼ同等
の値
であっ た。 環 軸 関 節 は解 剖 学 的に頸 椎の高位
にあ る た め, 通常
の ポ リ ネ ッ ク等
の カラー
では その動 き を 十 分に制 限でき ず5),
また, 環 軸 関 節 亜 脱臼
の 整復
も期待
で きな い6)といわ れて い る。 し た がっ てRA
に対
する頸
椎装具
を, 環 軸 関 節 亜 脱 臼 を増 悪さ せ る頸 椎 前 屈 に注意
を促 すとい う予防的観点
で使用
する な らば,
ルー
プカ ラー
は充 分ポ リネッ クに代
わ る だ けの効
果が期待
で き る といえ よ う。装 着 性に関 しては, ポ リネ ッ ク を
装着
で きな い者
全例
がルー
プ カ ラー
で は装 着が可 能と なっ た。 な かで も上肢関節可動
域が著
し く不 良な2
症 例が,
自助 具 (リー
チ ャー
)を使 用 するこ とで装着
が可能
とな り,装
着 性の面では充 分 満 足で きる結 果が 得 られ た。今
回の調査
で後方固定
ポ リ ネッ クの着
脱 動 作に は,
肩 関 節 癌 曲が100
度 以 上 必 要であ る こと が判
明し た。 現にポ リ ネ ッ クを 自力で装 着で きないRA
患 者30
名の 可 動 域では,肩
関節
屈曲
主 動側
:913
度,
非 主 動 側 :74.
7 度
で あり, こ の可動域制限
がポ リネッ クを 自力で 装 着で きない大
きな原 因と な っ て い る と考
え ら れ た。安
岡はRA
患 者の入 退 院 時の調 査 を 行い,
肩 関 節Stage
皿の 者の肩
関節 自動
羅曲可
動 域は退 院 時に97
±30
度 であっ た T)と 報 告 して い る。 ま た, 環軸
関節
亜脱
臼の存在
する者と し ない者の可 動 域で は,
肩 屈曲
に有
意な差がある8)とい う報 告 も ある。
した がっ て
,
頸 椎カラー
を必要
と す るRA
患者
は, 上 肢 の 可動 域 制 限 を 有 する可 能 性が高 く,
カラー
の 装着性
に関
して は充 分に考 慮 する必 要がある こと が うか が え る。 この 問 題は,カ ラ
ー
をルー
プ状 と したこと,D
管 内の 紐を引っ 張 り装着
で き るこ と,
前 方に て マ ジッ ク テー
プで固定
す るこ と な どで 解 決 さ れ た といえ る。 ア ン ケー
ト 調 査で も自
Japanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physioal Therapy Assooiation
290 理学 療法 学 第
24
巻第5
号 力で装着
で きること を第一
の利 点として あ げる者 が多 かっ た。次
に装着感
につ い て であ る が, ルー
プ カラー
は 頸 椎 屈 曲の み制 限 し他の動 きは許
す形状
をし てい る ため, 通気性
が良
く,夏場
の装着
に対
して もポ リネ ッ ク ほ ど問 題は ない とい え る。 また,
ポ リ ネッ ク に比 し軽 量にで きて いる た め,
良好
な装着
感 を得
ること がで き た と考
え ら れ る。 ア ン ケー
トで欠 点と して あ げ られた点にっ い て である が,長期間
ポ リ ネッ ク を装着
して いた者
は後方
の支持性
不 足を訴え ること が あ り,
これに対 して は,
ルー
プ後 方の高さを 約3cm
高 くした タ イ プを作製
し,患者
の満
足度
はL
が っ てい る 9) 。 その他
の問
題点
に関
して は,
正しい装着方法
を指
導 する こ とで 解 決さ れ た。 すなわ ち,
頸 椎 屈 曲に 注 意を促
す こ と を月的
と す る た め,顎
が痛
くな る まで頸 椎 前 屈 して は い けない こと,
ルー
プ をきっ く締め付け る必要
は ないこ と等
を,十分
理解
して も らうこ と が大 切であ る。 飯 盛 らは,
自覚 症 状があり,
他 覚 的に頸 椎に問 題の あるRA
患 者61 名
に対 し, 頸椎
カ ラー
によ る保
存療法
を6
年 間 試み た結 果,
自覚 症 状お よ び 他 覚 検 査 所 見で はRA
頸 椎の安 定 性は改.
善され た が,X 線 所見
で は頸 椎病 変
の 進行
が み ら れ た10>, と報 告 して いる。 ルー
プ カラー
におい て も今後長期経
過 か ら み た治療効
果につ い て の フ ォ ロー
が必要
で あ る。 ま た,
材 質の面で も吸 水 性・
通 気 性の優 れた材質
へ の変更
な ど改良
の余
地が残
さ れて いる と 思 わ れ る。 引 用 文 献 1) 安 岡 郁 彦 :慢 性 関 節 リ ウマチ,
装具療 法.
理学療 法 3 :127−
133,
1986.
2
)Johnson
RM
:Cervical
orthoses.
JBJS
59−
A:
332− 339,1977,
3)Althoff BO ; Cervical collars
in
rheulnatoidatlanto
−
axial subluxation :aradiographic com−
parison
.
Ann
Rheumatic
Dis
39
:485−
489,
1980.
4)Burl MM :Effeetiveness of cervical collars
in
limiting
movement.
Physiotherapy 77: 308−
310,1991.
5)川島 健 :慢 性関節リ ウマ チ頸椎 病 変に対 す る頸 椎カ ラー
の考案.
リ ウマ チ 28120− 26,1988.
6) 大 野 久 志 :RA 患 者に対 する頸 椎 装 具の意義 理 学療 法学 14 (学会特別 号):164,
1987.
7
)安 岡郁 彦 :リ ウマ チ に よ る肩の痛みと 理学療法.
理 学 療 法 5 :447−
453,
1988.
8
) 大 野 久 志 :RA
患 者にお け る 環 軸 関 節 亜 脱 臼 と上 肢 関節可動域との相関につ い て.
四 国理学 療 法 士 会 学 会誌 No 7 :42− 48,1985.
9
) 高 岡 達 也 :慢 性 関 節リウマ チ患 者に対 する頸椎装 具の工夫.
愛 媛 リウマ チ研 究 会 記 録 集 9 :56−
58
,1994,
10) 飯 盛仁志 :慢 性 関節リウマチ の頸椎 病 変に対する 頸 椎カラー
に よる保 存 療 法の成 績につ いて.
リ ウ マ チ科6
:459−
464,
1991.
N工 工一
Eleotronio Library・fre・ttcaen vo ? f
,wauisut
4
pt
"xgivtsEts
twmewp.
291<Abstract>
Self-Mountable
Cervical
Vertebral
Brace
for
Patients
withRheumatoid
Arthritis
-Effect
of aLeop
Type
Cervical
Vertebral
Collar
andIts
Mountability-Tatsuya
TAKAOKA,
RPT,
Keizou
TOKUMARU,
RPT,
Kouzi
ASAYAMA,
RPT,
Syuuichi
SADAMATSU,
RPT,
Hiroto
SASAKI,
RPT,
Junichi
YAMASHITA,
RPT,
Kenichi
TSUBOUCHI,
RPT,
Kenji
ISHIMARU,
OTR,
Yukiko
UCHIDA,
OTR
DePt,
ofRehabilitation,
Mtitszayama
RedCross
llbspital
'
Kunihiko
YASUOKA,
RPT,
Yasuhiro
TAKAHASHI,
RPT
Dept,
of
Rhysical
Therapm,
Dohgo
Sipa
llbspital
We
have
developed
aloop
type
cervical vertebral collar(hereinafter
referredto
as
loop
collar)devised
to
be
simply mountablefor
74
patients withRheumatoid
Ar-thritis
whe were unableto
wear cervical vertebralbrace,
apolyneck,
by
themselves,
In
the
present study, we made a comparisonbetween
the
loop
collar and polyneckin
cervical vertebral