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アラビア語のノート古典アラビア語の授業ノート Ⅲ 目次 1. ムラッキシュ アムル ブン クルスーム アムル ブン クルスーム サーリフの雌ラクダ ムタラッミスとタラファ ダーラト ジュルジュルの日...

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Academic year: 2021

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2 アラビア語のノート 古典アラビア語の授業ノート Ⅲ 目次 1.ムラッキシュ ... 3 2.アムル・ブン・クルスーム1 ... 10 3.アムル・ブン・クルスーム2 ... 13 4.サーリフの雌ラクダ... 15 5.ムタラッミスとタラファ ... 21 6.ダーラト・ジュルジュルの日 ... 23 7.イムルウ・ル・カイス1 ... 30 8.イムルウ・ル・カイス2 ... 31 9.イムルウ・ル・カイス3 ... 36 10.イムルウ・ル・カイス4 ... 38 11.イムルウ・ル・カイス5 ... 42 12.カイスとルブナー ... 45 ずっと前の古典アラビア語講読の授業のノートをもとに作ったアラビア語と日本語の対訳です。アラビア 語には母音符号をつけています。 先生の講義内容は正しかったはずですが、受講者の不注意のため、このノートにはいくつか間違いもあ るかと思います。ご容赦下さい。 この冊子は同タイトルのWebページに、 順次掲載しているものをまとめたものです。 お気づきの点、ご質問等がございましたら、http://arabiago.jimdo.com のページからご連絡をお願いしま す。 このⅢでは、イスラーム以前から初期にかけての詩人達の話と、ムハンマド以前の預言者サーリフにつ いての物語を載せています。  アムル・ブン・クルスーム、タラファ、イムルウ・ル・カイスはジャーヒリーヤ時代(イスラム以 前)の7つ(あるいは10)の長詩を集めた詩集『ムアッラカート』の中に選ばれた詩の作者 達です。  ムタラッミスはタラファのおじで、やはり、詩人です。  ムラッキシュはムファッダル編纂の詩集『ムファッダリーヤート』の中に選ばれた詩人の1人 で、彼の甥が同名でやはり詩人なので、彼はムラッキシュ・アクバル(大きいほうの、年長 のムラッキシュ)と呼ばれています。  カイスとルブナーはアラブで良く知られたカップルの中の一つで、このカイスはマジュヌー ン・ライラ―として特に有名なカイスとは別のカイスですが、彼と同様に想い人ルブナーの 詩を詠んだことで知られています。  預言者サーリフは、サウジアラビアの世界遺産の遺跡マダーイン・サーレフ(サーリフ)の名 前に関わる人物です。

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3 1.ムラッキシュ(ムラッキシュ・アクバル) َلاَق َةَمَرْكِع وُبَأ َلاَق ٱ ْنِم َناَكَو ُلَّضَفُمْل アブーイクラマいわく、ムフ ァッダルが言った。 ه ِهِلْوَق ِبَبَسَو ٍشِّقَرُم ِثيِدَح اَذ ٱ َرْعِّشل ムラッキシュの話と、彼がこの詩を詠んだ理由は次 の通りである。 ُهَتَنْبٱ ٍكِلاَم ِنْب ِفْوَع ِهِّمَع ىَلِإ َبَطَخ ُهَّنَأ 彼はおじのアウフ・ブン・マ ーリクにその娘アスマー اَهَعَم َىِّبُر ْدَق َناَكَو ٍفْوَع َتْنِب َءاَمْسَأ ・ビント・アウフとの結婚を 申し込んだ。彼は اًريِغَص 幼いころ彼女と一緒に育て られていた。 ُهَل َلاَقَف َسَأْرَت ىَّتَح اَهَكَجِّوَزُأ ْنَل ُهُّمَع するとおじは彼に言った。 お前がかしらとなり、 َىِتْأَتَو ٱ َكوُلُمْل 王達のもとに出入りするようになるまでは結婚させな い。 ُلاَقُي ٌفْوَع َناَكَو ُهَل ٱ ذِب َىِّمُس ُكَرُبْل َكِل アウフはブラクと呼ばれて いた。キダの戦いで َةَضِق َمْوَي そう呼ばれるようになっ た。 ُةَبْطِخ ْتَناَكَو ٍفْوَع َتْنِب َءاَمْسَأ ٍشِّقَرُم ムラッキシュがアスマー・ビント・アウフに求婚したの は َنِم َةَعيِبَر ِلاَقِتْنٱ َلْبَق ٱ ِنَمَيْل ラビーア部族がイエメンか ら移住する前であった。 ُهُدِعَي َناَكَو اَهيِف ٱ َديِعاَوَمْل アウフは彼女について様々な約束を取り決めて いた。 ِكوُلُم ْنِم اًكِلَم ىَتَأَف ٌشِّقَرُم َجَرَخَف َلاَق 話し手は言った。そこでムラッキシュは出て行き、イ エメンのある王のもとへ

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4 ٱ ُهاَبَحَو ُهَمَرْكَأَو ُهَلَزْنَأَف ُهَل اًحِدَتْمُم ِنَمَيْل 行き、彼を詩でほめた。王は彼に宿を与え、敬意を表 し、ものを与えた。 ٌةَنَس ُهْتَباَصَأ ٍشِّقَرُم َّمَع اًفْوَع َّنِإ َّمُث そしてムラッキシュのおじ アウフは飢饉にみまわれ、 ْيَلِإ َبَطَخَف َبَدْجَأَف ٌلُجَر ِه ُهَّجَوَزَف ٍداَرُم ْنِم 痛手をこうむった。ムラード 部族の男が求婚したので َنِم ٍةَئاِم ىَلَع ُهَتَنْبٱ ٱ ِلِبِْلْ ラクダ 100 頭をもらい娘を 彼と結婚させた。 ٍكِلاَم ِنْب ِدْعَس ىِنَب ْنَع َءاَمْسَأِب ىَّحَنَت َّمُث 男はアスマーを連れてサ アド・ブン・マーリク部族の ِهِد َلَِب ىَلِإ اَهِب َعَّفَرَتَو もとから立ち去り、彼女を乗せて(<高くなり)国へ向 かった。 ُهُتَوْخِإ ِهْيَلَع َقَفْشَأَف َلَبْقَأ اًشِّقَرُم َّنِإ َّمُث そしてムラッキシュが戻っ てきた。彼の兄弟や ُهوُمِلْعُي ْنَأ ْنِم ِهِّمَع وُنَبَو ِةَنْبٱ ِجيِو ْزَتِب 従兄弟達は従妹の結婚を 彼に知らせることを ِهِّمَع 心配した。 ْتَتاَم اوُلاَق اَهْنَع َلَأَس اَّمَلَف ِهِب اوُبَهَذَو 彼が彼女について尋ねる と、彼らは死んだと言い、 ذ َلْبَق اوُذَخَأ ْدَق ٍرْبَق ىَلِإ اوُلَكَأَف اًشْبَك َكِل 彼を墓に連れて行った。それより前に彼らは牡羊を連 れて ُهوُرَبَقَو ٍبْوَث ىِف ُهَماَظِع اوُلَعَجَو ُهَمْحَل きて、その肉を食べ、服でその骨をくるんで埋めてい たのである。 َناَكَف ذ ُداَتْعَي ٌشِّقَرُم َكِل ٱ ْبقْل َر ムラッキシュはその墓を何 度も訪れた。 َمَصَتْخٱ ِذِإ ٍمْوَي َتاَذ ُهَدْنِع ٌمِئاَن َوُه اَمَنْيَبَف ある日、彼が墓のところで 眠っていると、突然

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5 اَمُهَعَم ٍبْعَك ىِف ِهيِخَأ ىِنَب ْنِم ِناَّيِبَص 彼の甥の少年2人がサイ コロのことで喧嘩をした。 ه اَمُهُدَحَأ َلاَقَف ُبْعَك اَذ ٱ ِشْبَكْل ٱ ىِذَّل 1人が言った。これは、殺して埋めてムラッキシュに は َءاَمْسَأ ُرْبَق ُهَّنِإ ٍشِّقَرُمِل َليِقَو َنِفُدَو َحِبُذ アスマーの墓だと言ってあ る牡羊のサイコロだ、 ىِبَأ َّىَلِإ ُهَعَفَد 父さんがぼくにくれたん だ。 ىَّتح ِناَيْبِّصلِل ىَّتَأَتَو اًروُعْذَم ٌشِّقَرُم َدَعَقَف するとムラッキシュは驚い て起き直り、子供達の ُهوُمَلْعَأ ٱ َرَبَخْل ىًنَض َىِنَض ْدَق َناَكَو 目の前に現れたので、彼 らはとうとうその話を اًديِدَش 彼に知らせた。彼は大変 やつれていた。 ًة َلَْوَم ُهَعَم َلَمَحَو ِهِريِعَب ىَلَع َّدَشَف َءاَجَف 彼は来てラクダに鞍をつ け、女の解放奴隷と、 اًفيِسَع َناَك َةَلْيَفُغ ْنِم اَهَل اًجْوَزَو ُهَل その夫でムラッキシュの雇 い人だったグファイラ部族 ٍشِّقَرُمِل の者を連れて行った。 ِبَلَط ىِف َضَهَنَو ٱ ِّىِداَرُمْل اًضَرَم َضِرَمَف 彼はそのムラード部族の者を探すために立ち上が ったが、 َناَّبُخ ِفْهَك ىَلِإ ىَهَتْنٱ ىَّتَح اًديِدَش 重い病気にかかり、ナジュ ラーンのふもとの ُهاَيَقْلَأَف ٍداَرُم ُضْرَأ َىِهَو َناَرْجَن ِلَفْسَأِب フッバーンの洞穴に着い た。そこはムラード部族の ىِف ٱ ِفْهَكْل 土地だった。2人は彼を洞 穴に投げ込んだ。

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6 اًشِّقَرُم َعَضَو ٍكِلاَم ُنْب ُدْعَس َناَك ْدَقَو (彼の父)サアド・ブン・マー リクは息子達の中で ِإ ِهيِنَب َّبَحَأ َةَلَمْرَح ُهاَخَأَو ٍلُجَر َدْنِع ِهْيَل 一番のお気に入りのムラッキシュとその兄弟のハル マラを ِلْهَأ ْنِم ٱ اَمُهَمَّلَعَف ِةَريِحْل ٱ َباَتِكْل ヒーラの人に託し、その人は彼らに書き方を教えてい た。 ٌشِّقَرُم َعِمَسَف ٱ ُلوُقَي َّىِلَفُغْل ٱلِ ِهِتَأَرْم ه اَذ ムラッキシュはグファイラ 部族の男が妻に、この人 ىِف ٱ ىِنُنِكْمُي َلََو ِتْوَمْل ٱ ِهْيَلَع ُماَقُمْل は死にかけている、私は世話をすることはできない と言っているのを聞いた。 ِزَجَف ذ ْنِم ْتَع اَهِب ْلَزَي ْمَلَف ْتَحاَصَو َكِل 女はそれを恐れ、叫んだが、男は彼女にしつこく言 い続け、 ُهَعَم ْتَضَهَن ىَّتَح 遂に女は男と行動を共に した。 ه ٌشِّقَرُم َبَتَكَف اَمُهَتَلْفَغ ٌشِّقَرُم َدَّمَعَتَو ِهِذ ムラッキシュは2人の油断を狙った。そしてムラッキシ ュは ٱ ِلْحَر ىَلَع َتاَيْبَْلْ ٱ ِّىِلَفُغْل グファイラ部族の男の鞍に 次のような詩句を書いた。 ْتَءاَجَو ُه ٱ ُعاَبِّسل ِهِفْنَأ َضْعَبَو ُهَمْحَل ْتَلَكَأَف 猛獣達が来て彼の肉と 鼻の一部を食べた َمِدَق اَّمَلَف ٱ َلاَقَف ُهْنَع ُهوُلَأَس ُهُتَأَرْمٱَو ُّىِلَفُغْل グファイラ部族の男とその妻は、帰ってきたとき、彼 (ムラッキシュ)について َتاَم ْدَق 尋ねられると、彼は死んだ と言った。 ِلْحَر ىَلِإ ٍمْوَي َتاَذ َرَظَن َةَلَمْرَح َّنِإ َّمُث ある日ハルマラはグファイ ラ部族の男の鞍を見た。 ٱ َمِهَفَف ِّىِلَفُغْل ٱ ىَلَعَو ِهْيَلَع َدَّدَشَف َتاَيْبَْلْ そしてその詩句を理解し た。それで男とその妻に

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7 ٍةَعْيَض ِلاَح ىَلَع ُهاَكَرَت اَمُهَّنَأ اَّرَقَأَف ِهِتَأَرْمٱ 厳しく迫った。2人は自分 達のこうむった飢えと َنِم اَمُهَلاَن اَمِل ٱ ْل َو ِعوُج ٱ ِدْهَجْل 苦しみのために、彼を途方に暮れた状態で見捨てた ことを白状した。 ىَلَع ُةَلَمْرَح َبَثَوَف ِّىِلَفُغْلٱ ُهَلَتَقَف ハルマラはグファイラ部族の男に飛びかかり、殺し た。 ذ ُداَتْعَي ٍعاَر َناَك ْدَقَو َكِل ٱ ُهَلَأَسَف َفْهَكْل さてその洞穴に始終出入りしていた羊飼いがいた。 ムラッキシュは彼に、 ٍداَرُم ْنِم ٌلُجَر َلاَقَف َوُه ْنَّمِم ٌشِّقَرُم どこの部族かと尋ねた。 すると彼は言った。ムラー ド部族の者で、 َءاَمْسَأ ِجْوَز ىَلَع ىَعْرَأ アスマーの夫のために羊 の世話をしています。 اَهاَرَت ْلَهَف َلاَق ムラッキシュは言った。彼 女に会えるか? ىِرْيَغ َلََو اَنَأ اَهاَرَأ َلَ َتاَهْيَه َلاَقَف 羊飼いは言った。とんでもない、私もその他の者も彼 女には会えません。 ِهِب ُل ِصَت ٌبَبَس َكَل اَمَأ َلاَقَف :お前には連絡を取る手段 はないのか。 اَذِإ ٍةَلْيَل َّلُك اَهُمِداَخ ىِنيِتْأَت ىَلَب َلاَقَف :いいえ、あります。私が夜帰ると、彼女の召使が毎 晩、鉢を持って اًزْنَع ِهيِف اَهَل ُبُلْحَأَف ٍبْعَقِب ُتْحُر やって来て、私がそれにヤ ギの乳を搾るのです。 ِمْرٱَف َتْبَلَح اَذِإ َلاَقَو ُهَمَتاَخ ِهْيَلِإ َعَفَدَف するとムラッキシュは指輪 を渡して言った。乳を ِبٱ ىِف ِمَتاَخْل ٱ اَم ٌبي ِصُم َكَّنِإَف ِبْعَقْل 絞るときに鉢に指輪を投げ 入れてくれ、そうすれば ٍرْيَخ ْنِم ٍعاَر َباَصَأ 羊飼いの得られる相応の 報酬を得るだろう。

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8 ذ َلَعَفَف َكِل ٱ ىِعاَّرل それで羊飼いはそのように した。 ِتَذَخَأ اَّمَلَف ٱ ْل ْشَتِل َبْعَق َبَرَض ُهَبَر ٱ ُمَتاَخْل 彼女が飲もうとして鉢を取 ると、前歯に指輪が ِل ٍراَنِب ْتَعَدَف اَهاَياَنَث ْنَت َفَرَعَف ِهْيَلِإ َرُظ ْت ُه 当たった。それを見るため に火を持ってこさせ、 ِتَعَدَف ٱ ىِل َمْلِع َلَ ْتَلاَقَف اَهْتَلَأَسَف َمِداَخْل それが何かわかると、召使 を呼んで尋ねた。召使は ِهِب 私は知りませんと言った。 ٍبْرَش ىِف َوُهَو اَهِجْوَز ىَلِإ ْتَلَسْرَأَف そこで彼女はナジュラーン で飲み仲間といた夫 َناَرْجَنِب に使いをやった。 ُهْلَأْسٱَف َكَيِعاَر ُعْدٱ ِتَلاَقَف اًروُعْذَم َءاَجَف 彼は驚いてやって来た。彼 女は言った。あなたの ه ْنَع اَذ ٱ ْل ُهَلَأَسَف ِهِتَّصِق ْنَعَو ِمَتاَخ 羊飼いを呼んでこの指輪のこととその話を尋ねて下 さい。そこで彼は尋ねた。 ُهَعَفَد َلاَقَف َوُهَو َناَّبُخ ِفْهَك ىِف ىًتَف َّىَلِإ 羊飼いは言った。フッバー ンの洞穴にいる若者が ٍقَمَر ِرِخآ ىِف ٌفِنَد 私に渡したのです。彼は危 篤で衰弱しています。 ه ْتَلاَقَف ٌشِّقَرُم اَذ ٱ َلَجَعْل ٱ َلَجَعْل 彼女は言った。これはムラッキシュです。急いで、急 いで! ىَلَع اَهَلَمَحَو ُهَسَرَف َبِكَرَف ىَهَتْنٱَف ٍريِعَب 彼は馬に乗り、彼女をラク ダに乗せて一昼夜の後 ْيَلِإ َو ٍمْوَي َدْعَب ِه َم ىَلِإ ُهَلَمَتْحٱَف ٍةَلْيَل اَهِلِزْن そこに着いた。そして彼を 彼女の家に運んだ。

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9 َلَتَق اَّمَل َةَلَمْرَح َّنِإ َّمُث ٱ ىِف َبِكَر َّىِلَفُغْل そしてハルマラはグファイラ部族の男を殺すと、馬に 乗り、 ىَتَأ ىَّتَح ٍشِّقَرُم ِبَلَط َءاَمْسَأ َع ِضْوَم ムラッキシュを探しに来たが、ついにアスマーのとこ ろに来た。 اَهَرَي ْمَلَو َفَرَصْنٱَف اَهَدْنِع َتاَم ُهَّنَأ َرِّبُخَف そして彼が彼女のもとで死んだと知らされると、彼女 に会わずに去った。 ِحْرَش َعَم ُتاَّيِلَّضَفُمْلَا( ٱ )ِّىِراَبْنَْلْ (出典:アンバーリーによる注釈付『ムファッダリーヤ ート』) ○この話の時に作られた、『ムファッダリーヤート』(詩集)にある彼の詩の一部 َلََجْعَت َلَ اَمَّوَلَت َّىَبِحاَص اَي 2人の友よ、ゆっくりせよ、 急ぐな َّنِإ ٱ َلَُذْعَت َلَ ْنَأ ُنيِهَر َليِحَّرل 旅立ちは非難を免れる保 証である اًئِّيَس ُطِّرَفُي اَمُكَأْطُب َّلَعَلَف おそらく、ゆっくりすること は、不幸を先に行かせ ُقِبْسَي ْوَأ ٱ َلَِبْقُم اًبْيَس ُعاَرْسِْلْ 急ぐことは、近づく幸運に 先行するかもしれぬ ْنَغِّلَبَف َتْضَرَع اَّمِإ اًبِكاَر اَي 馬に乗る人よ、現れるなら ば伝えてくれ َلََمْرَحَو َتيِقَل ْنِإ ٍدْعَس َنْب َسَنَأ (私の兄弟の)アナス・ブン・サアドとハルマラに、も し会ったなら لِل اَمُكيِبَأ ُّرَدَو اَمُكُّرَد ِه 1 あなたがた2人と、あなたがたの父は立派だと َتَلْفَأ ْنِإ ٱ ىَّتَح ُّىِلَفُغْل َلََتْقُي 2 グファイラ部族の男が殺されぬよう逃げ通せたら 1 ~ ُّرَد لله ~はなんと立派なことよ、の意味。非難の場合もある 2 لاتقي ىتح には لا の意味が含まれている

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10 2.アムル・ブン・クルスーム1 َق ٍدْنِه َنْب وَرْمَع َّنإ َلا ِهِئاَمَدُنِل ٍموَي َتاَذ アムル・ブン・ヒンドがある 日飲み仲間に言った。 َنِم اًدَحَأ َنوُمَلْعَت ْلَه ٱ ُفَنَأَت ِبَرَعْل ُهُّمُأ その母が私の母への奉仕 を軽蔑するような ىِّمُأ ِةَمْدِخ ْنِم アラブ人を誰か知っている か。 ٍموُثْلُك ِنْب وِرْمَع ُّمُأ ْمَعَن اوُلاَقَف 彼らは言った。アムル・ブ ン・クルスームの母だ。 َمِلَو َلاَق 彼は言った。それはなぜ か。 اَهَّمَعَو َةَعيِبَر ُنْب ُلِهْلَهُم اَهاَبَأ َّنَِلْ اوُلاَق 彼らは言った。なぜなら彼女の父はムハルヒル・ブ ン・ラビーアであり、 ُّزَعَأ ٍلِئاَو ُبْيَلُك ٱ ُنْب ُموُثْلُك اَهَلْعَبَو ِبَرَعْل おじはクライブ・ワーイルで アラブで最も権力があり、 ُسَرْفَأ ٍكِلاَم ٱ َوُهَو وٌرْمَع اَهَنْبٱَو ِبَرَعْل 夫はクルスーム・ブン・マーリクで最も優れた騎士で あり、 ِهِمْوَق ُدِّيَس 息子はアムルで部族の長 だから。 ِنْب وِرْمَع ىَلِإ ٍدْنِه ُنْب وُرْمَع َلَسْرَأَف そこでアムル・ブン・ヒンドはアムル・ブン・クルスー ムに使いを送り、 ُهَّمُأ ُهَّمُأ َريِزُي ْنَأ ُهُلَأْسَيَو ُهُريِزَتْسَي ٍموُثْلُك 自分を訪問するよう求め、彼の母親に自分の母親を 訪問させるよう求めた。 َنِم وٌرْمَع َلَبْقَأَف ٱ ىَلِإ ِةَريِزَجْل ٱ ِةَريِحْل アムルはジャジーラからヒ ーラまで、タグリブ部族を ُتْنِب ىَلْيَل ْتَلَبْقَأَو َبِلْغَت ىِنَب ِةَعاَمَج ىِف 率いてやって来た。(母の)ライラ・ビント・ムハルヒル は

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11 َبِلْغَت ىِنَب ْنِم ٍنُعُظ ىِف ٍلِهْلَهُم タグリブ部族の女達のかご を連れてやって来た。 ْمَع َرَمَأَو ُرِب ٍدْنِه ُنْب وُر َف ِهِقاَو ُض اَميِف َبِر アムル・ブン・ヒンドはテン トを立てるよう命じ、 َنْيَب ٱ َو ِةَريِحْل ٱ ِتاَرُفْل ヒーラとユーフラテス川の 間に立てられた。 اوُرَضَحَف ِهِتَكَلْمَم ِلْهَأ ِهوُجُو ىَلِإ َلَسْرَأَو 彼は国の顔役達に使いを 送り、彼らは出席した。 ( ُك ُنْب وُرْمَع ُهاَتَأَو ٍموُثْل ) 1 ىِنَب ِهوُجُو ىِف アムル・ブン・クルスームはタグリブ部族の顔役達を 連れて َبِلْغَت やって来た。 ِنْب وِرْمَع ىَلَع ٍموُثْلُك ُنْب وُرْمَع َلَخَدَف アムル・ブン・クルスーム はテントにいるアムル・ ُر ىِف ٍدْنِه ىِف ٌدْنِهَو ىَليَل ْتَلَخَدَو ِهِقاَو ブン・ヒンドを訪れ、ライラ とヒンドはそのテントの ِبِناَج ْنِم ٍةَّبُق ٱ ُّرل ِقاَو 近くにある丸テントに入っ た。 ِئِرْمٱ َةَّمَع ٌدْنِه ْتَناَكَو ٱ ِسْيَقْل ٍرْجُح ِنْب ヒンドは詩人イムルウ・ル・ カイス・ブン・フジュルの ٱ َتْنِب ٍلِهْلَهُم ِتْنِب ىَلْيَل ُّمُأ ْتَناَكَو ِرِعاَّشل おばであった。ライラ・ビン ト・ムハルヒルの母は、 َةَعيِبَر ِتْنِب َةَمِطاَف ىِخَأ ٱ ُّمُأ َىِه ىِتَّل イムルウ・ル・カイスの母であるファーティマ・ビント・ラ ビーアのめいであった。 ِئِرْمٱ ٱ اَذه اَمُهَنْيَبَو ِسْيَقْل ٱ ُبَسَّنل 彼女ら2人の間にはこのよ うな関係があった。 ْنَأ ُهَّمُأ َرَمَأ ٍدْنِه ُنْب وُرْمَع َناَك ْدَقَو アムル・ブン・ヒンドはデザ ートを出させるとき、

(12)

12 َىِّحَنُت ٱ ِب اَعَد اَذِإ َمَدَخْل ٱ َمِدْخَتْسَتَو ِفَرُّطل 召使を去らせてライラを使 うように母に命じて ىَلْيَل おいた。 وٌرْمَع اَعَدَف ِب اَعَد َّمُث ٍةَدِئاَمِب ُّطلٱ ِفَر アムルは食卓の用意をさせデザートを出すように言 った。 ذ ىَلْيَل اَي ىِنيِلِواَن ٌدْنِه ْتَلاَقَف َكِل ٱ َقَبَّطل ヒンドは、ライラよ、あの皿を私に取ってくれと言っ た。 ُةَبِحاَص ْمُقَتِل ىَلْيَل ْتَلاَقَف ٱ ىَلِإ ِةَجاَحْل ライラは言った。用事があ る人が自分の用事に اَهِتَجاَح 立つべきです。 ْتَّحَلَأَو اَهْيَلَع ْتَداَعَأَف しかし、ヒンドは彼女に繰り 返し、しつこく迫った。 َبِلْغَتَل اَي ْه َّلَُذ اَو ىَلْيَل ْتَحاَصَف ライラは叫んだ。何たる屈辱か、タグリブ部族の人々 よ、助けておくれ。 َراَثَف ٍموُثْلُك ُنْب وُرْمَع اَهَعِمَسَف ٱ ىِف ُمَّدل アムル・ブン・クルスーム は彼女の声を聞き、顔の ِهْيَلِإ َرَظَنَو ِهِهْجَو َفَرَعَف ٍدْنِه ُنْب وُرْمَع 血が騒いだ。アムル・ブン・ヒンドは彼を見て、その顔 に ٱ ٍموُثْلُك ُنْب وُرْمَع َبَثَوَف ِهِهْجَو ىِف َّرَّشل 不吉なものを見た。アムル・ブン・クルスームはテン トに ِرْمَعِل ٍفْيَس ىَلِإ ِب ٍقَّلَعُم ٍدْنِه ِنْب و ٱ ُّرل ِقاَو かかっていたアムル・ブン・ヒンドの刀に飛びかかっ た。 َسْأَر ِهِب َبَرَضَف ُهُرْيَغ ٌفْيَس َكاَنُه َسْيَل そこにはその他に刀はな かった。彼はそれで َبِلْغَت ىِنَب ىِف ىَداَنَو ٍدْنِه ِنْب وِرْمَع アムル・ブン・ヒンドの首を打ち、タグリブ部族に叫ん だ。

(13)

13 ىِف اَم اوُبَهَتْنٱَف ٱ ُّرل ُهَبِئاَجَن اوُقاَسَو ِقاَو すると彼らはテントにあったものを略奪し、優良な家 畜を َوْحَن اوُراَسَو ٱ ِةَريِزَجْل 追い立て、ジャジーラの方 へ向かった。 ُباَتِك( ٱ ىِناَغَْلْ ) ِّىِناَهَبْصِْلِْل (出典:イスバハーニ―著 『詩歌の書』) 1 カッコ内は他の書(ءارعشلاو رعشلا 『詩と詩人たち』)からの引用で補った 3.アムル・ブン・クルスーム2 ٍموُثْلُك َنْب وَرْمَع ْتَرَضَح اَّمَل ٱ ْدَقَو ُةاَفَوْل アムル・ブン・クルスーム の臨終のときのこと、 ْتَتَأ ِهيِنَب َعَمَج ٍةَنَس ُةَئاِمَو َنوُسْمَخ ِهْيَلَع それは彼が150歳のとき だったが、息子達を集めて َنِم ُتْغَلَب ْدَق َّىِنَب اَي َلاَقَف ٱ ْمَل اَم ِرْمُعْل 言った。我が息子達よ、私 は父祖達の誰も ْغُلْبَي ىِب َلِزْنْي ْنَأ َّدُب َلََو ىِئاَبآ ْنِم ٌدَحَأ ُه 達しえなかった寿命に達し たが、彼らにやって来た َنِم ْمِهِب َلَزَن اَم ٱ ِت ْوَمْل 死が私にもやって来ること は避けられない。 َو ىِّنِ اَو ٱ َشِب اًدَحَأ ُتْرَّيَع اَم ِلله ْى َّلَِإ ٍء 神かけて、私が何かのこと で誰かを罵ったのは ِهِلْثِمِب ُتْرِّيُع ِ اَو اًّقَحَف اًّقَح َناَك ْنِإ َناَك ْن 罵られて同じように返した とき以外にはない。 ًلَِطاَبَف ًلَِطاَب 正しいことなら正しく、偽り なら偽りで(返した)。 ِنَع اوُّفُكَف َّبُس َّبَس ْنَمَو ٱ ُمَلْسَأ ُهَّنِإَف ِمْتَّشل 中傷する者は中傷される。だから悪口はやめよ、その ほうがお前達にとって

(14)

14 ْمُكُؤاَنَث ْنُسْحَي ْمُكَراَوِج اوُنِسْحَأَو ْمُكَل 安全だ。隣人に親切にせよ、お前達は良い賞賛を 受けるだろう。 ِمْيَض ْنِم اوُعَنْمٱَو ٱ َغْل ِر َّبُرَف ِبي ٌرْيَخ ٍلُجَر 見知らぬ人への無法をや めよ。しばしば個人は دَرَو ٍفْلَأ ْنِم 1 ٍفْلُخ نِم ٌرْيَخ 千人より優れ、(しばしば) 拒絶は違約より良い。 اوُعَف ْمُتْثِّدُح اَذِ اَو 2 اوُزِجْوَأَف ْمُتْثَّدَح اَذِ اَو 話しかけられたときは注意を払い、話しかけるときは 簡潔にせよ。 َعَم َّنِإَف ٱ ُنوُكَت ِراَثْكِْلْ ٱ َْلْ ُراَذْه 何故なら口数が多いと馬 鹿話になるから。 ُعَجْشَأَو ٱ ِمْوَقْل ٱ َدْعَب ُفوُطَعْل ٱ َّنَأ اَمَك ِّرَكْل 最も勇敢な人は襲撃の 後、情けをかける。また َمَرْكَأ ٱ اَياَنَمْل ٱ ُلْتَقْل 最も名誉ある運命は(戦い で)殺されることだ。 ِف َرْيَخ َلََو ي َدْنِع ُهَل َةَئيِوَر َلَ ْنَم ٱ ِبَضَغْل 怒りに際して何の反省もな い者、咎められても ْبِتْعُي ْمَل َبِتوُع اَذِإ ْنَم َلََو 改めない者に優れたところ はない。 َنِم ٱ ُفاَخُي َلََو ُهُرْيَخ ىَجْرُي َلَ ْنَم ِساَّنل 人々の中には、何も良いことを期待されず、悪いこと を َش ْنِم ٌرْيَخ ُهُؤُكَبَف ُهُّر وُقُعَو ِهِّرَد ُق ْنِم ٌرْيَخ ُه 怖れられない者がいる。その人の物惜しみは、その 気前よさより良く、 ِهِّرِب その反抗はその忠義より 良い。 ىَلِإ ىِّدَؤُي ُهَّنِإَف ْمُكِّيَح ىِف اوُجَّوَزَتَت َلََو 自分達の部族内で結婚す るな、それは ِحيِبَق ٱ ِضْغُبْل 醜い憎悪に導くから。

(15)

15 ِك( َت ُبا ٱ َْلْ َغ ِنا ى ِل ِْلْ ْص َب َه ِنا ِّى ) (出典:イスバハーニ―著 『詩歌の書』) 1 در ) ب ر(و と解釈する 2 ف + ىعو の命令形(複数) 4.サーリフの雌ラクダ َثَعَبَو ٱ ٌثَدَح ٌم َلَُغ َوُهَو اًّيِبَن اًحِلاَص ُلله 神はサーリフを彼がまだ若い少年のとき、預言者とし て ٍةَرْتَف ِنيِح ىَلَع َدوُمَث ىَلِإ サムード(族)に遣わした。それは預言者の絶え間の 時であった。 ٍةَنَس ِةَئاِم ْنِم ٌوْحَن ٍدوُه َنْيَبَو ُهَنْيَب ُتَناَك 彼と(預言者)フードの間にはおよそ 100 年の差があ る。 ىَلِإ ْمُهاَعَدَف ٱ ِلله そして彼は彼らを神の方 へ呼んだ。 وٍرْمَع ُنْب ُعَدْنُج َوُه ٍذِئَمْوَي ْمِهيِف ْمُهُكِلَمَو 当時、彼らには王がいて、 それは前述のように、 اَنْرَكَذ اَم ىَلَع ジュンダウ・ブン・アムルで あった。 ٌرَفَن ِهِمْوَق ْنِم اًحِلاَص ْبِجُي ْمَلَف 人々の誰もサーリフに応じ なかった。 ِبَكَو َنِم ُهُمْوَق ْدَدْزَي ْمَلَو ٌحِلاَص َر ٱ ِناَميِْلْ サーリフは成長したが、 人々は信仰からますます اًدْعُب َّلَِإ 遠ざかるばかりであった。 ُهُدْعَوَو ُهُراَذْعِ اَو ُهُراَذْنِإ ْمِهْيَلَع َرَتاَوَت اَّمَلَف 彼らの上に、彼の警告や弁明、約束や威嚇が相次 いで来たとき、

(16)

16 ُهوُماَس ُهُديِعَوَو ٱ َراَهْظِ اَو ِتاَزِجْعُمْل 彼らは彼に奇蹟やしるしを 現すことを強いた。 ٱ ِتاَم َلََعْل ُهوُزِجْعُيَو ْمِهِئاَعُد ْنِم ُهوُعَنْمَيِل 彼らへの呼びかけを妨げ、彼らへの語りかけを無力 にしようと ْمِهِباَطِخ ْنَع したのである。 ْمُهَناَثْوَأ اوُرَهْظَأ ْدَقَو ْمُهَل اًديِع َرَضَحَف そして祭の日に彼が彼らの前に現れた。彼らは偶 像を開帳していた。 َناَكَو ٱ ُهوُماَسَف ٍلِبِإ َباَحْصَأ ُمْوَقْل ٱ َةَل َلََّدل そこの人々はラクダを所有 していた。それで自分達の َوُه اَمِب ُهوُبَلاَطَو ْمُهُلاَوْمَأ ُثْيَح ْنِم 財産にちなんだ証拠を強 いて、自分達の財産と ٌسِناَجُم ْمِهِك َلَْمَِلْ 同様なものを要求した。 ذَو ِدْعَب ْنِم َكِل ٱ ٍقاَفِّت ْمِهِيْأَر ْنِم それは彼らが意見の一致 を見た後のことだった。 ْمِهِئاَمَعُز ْنِم ٌميِعَز ُهَل َلاَقَف 彼らの指導者のうちの、あ る者が彼に言った。 َكِلْوَق ىِف اًقِداَص َتْنُك ْنِإ ُحِلاَص اَي サーリフよ、あなたの言葉 と、あなたが主についての ه ْنِم اَنَل ْرِهْظَأَف َكِّبَر ْنَع ٌرِّبَعُم َكَّنَأَو ِهِذ 解説者だということにおい て、真実を語っているなら ٱ ِةَرْخَّصل ًةَقاَن この岩の中から雌ラクダを 出してみよ。 ْلَو ًةَكِلاَح اًجوُتَن َءاَرَشُع َءاَدْوَس ْنُكَت しかもそれは黒くて、妊娠10 か月で、今にも子が生 まれそうで、真っ黒で、 ًةَّيِباَهُص ٍةَي ِصاَنَو ٍفْرُع َتاَذ َبَوَو ٍرْعَشَو ٍر 栗毛で、たてがみと、額の髪と、毛と、産毛を持って いなければならない。

(17)

17 َفٱ ِتَكَّرَحَتَف ِهِّبَرِب َثاَغَتْس ٱ ُةَرْخَّصل そこで彼が主に助けを求めると、その岩が動き、ゆ らめいて、 ْتَلَمْلَمَتَو ٌنيِنَحَو ٌنيِنَأ اَهْنِم اَدَبَو 中からうめき声とため息が 聞こえた。 َّمُث ٱ ٍديْدَش ٍضُّخَمَت ِدْعَب ْنِم ْتَعَدَصْن そして女性の出産のときの陣痛のような激しい陣痛の 後 ِضُّخَمَتَك ٱ َنيِح ِةَأْرَمْل ٱ ِةَد َلَِوْل 岩が裂けた。 ٌةَقاَن اَهْنِم َرَهَظَو اوُفَصَو اَم ىَلَع そこから彼らが述べたとお りの雌ラクダが現れた。 َنِم اَه َلََت َّمُث ٱ ْقَس ِةَرْخَّصل ُوْحَن اَهَل ٌب اَه そして、それと形状がほと んど同じ子ラクダが岩の中 ىِف ٱ ِفْصَوْل から後に続いた。 ِىْعَر ىِف اَنَعْمَأَف ٱ َِلَكْل ِبَلَطَو ٱ ِءاَمْل 2頭は熱心に草を食べ、水 と牧場を َوٱ ىَعْرَمْل 求めた。 َنَمآَف ٌقْلَخ ُمُهُميِعَزَو ُهَرَضَح ْنَّمِم ٱ ىِذَّل それでそこにいた人々と、 彼に要求した指導者 وٍرْمَع ُنْب ُعَدْنُج َوُهَو ُهَلَأَس すなわちジュンダウ・ブン・ アムルは彼を信じた。 ِتَماَقَأَو ٱ ُّمُعَي اَم اَهِنَبَل ْنِم َنوُبُلْحَي ُةَقاَّنل 雌ラクダはそのままとどまり、彼らはラクダからサム ードの人々 ُبْرُش اًدوُمَث ُه 1 ْتَقَياَضَو اَهَّلُك ىِف ْمُه ٱ َِلَكْل すべてが飲むに足るだけ のミルクを絞ったが、 َوٱ ِءاَمْل 雌ラクダは草と水のことで 彼らを窮屈にした。

(18)

18 ِمِهيِف َناَكَو ٱ ْم اَمَجَو ٍنْسُح اَتاَذ ِناَتَأَر ٍل 彼らの中に美貌を持った2 人の女がいた。 َدوُمَث ْنِم ِن َلَُجَر اَمُهَراَزَو ُنْب ُراَدُق اَمُهَو サムードの2人の男が彼女らを訪れた。彼らはクダ ール・ブン・ ٍجَرْعَم ُنْب ُعَدْضُمَو ٍفِلاَس サーリフとムドゥダウ・ブ ン・マアラジュであった。 َوٱ ُتْنِب ُفوُدَصَو ٍمَنَغ ُتْنِب ُةَزْيَنُع ِناَتَأْرَمْل 2人の女はウナイザ・ビント・ガナムとサドゥーフ・ビン ト・ ٱ اَّيَحُمْل ムハイヤーであった。 ه ىِف اَنَل َناَك ْوَل ُفوُدَص ْتَلاَقَف اَذ ٱ ِمْوَيْل サドゥーフは言った。今 日、私達に水があったら、 اًرْمَخ اَمُكاَنْيَقْسََلْ ٌءاَم あなたがた2人にブドウ酒 を飲ませてあげるのに。 هَو ُمْوَي اَذ ٱ ىَلِإ اَهِدْرِوَو ِةَقاَّنل ٱ ِءاَمْل 今日は雌ラクダの日、それが水場に下りていく日だか ら ىَلِإ اَنَل َليِبَس َلََو ٱ ِبْرُّشل 私達には飲むすべがな い。 َو ْلَب ُةَزْيَنُع ْتَلاَقَف ٱ ًلَاَجِر اَنَل َّنَأ ْوَل ِلله ウナイザが言った。でも、神かけて、もし男の人がい たら私達に代わってそれを َنِم اًريِعَب َّلَِإ َىِه ْلَهَو اَهاَّيِإ اَنْوَفَكَل ٱ ِْلْ ِلِب 処理してくれるでしょう。それも1頭のラクダに過ぎな いではありませんか。 َرْمَأ ِكُتْيَفَك ْنِإ ُفوُدَص اَي ٌراَدُق َلاَقَف クダールが言った。サドゥ ーフよ、もし私があなたに ٱ َّنل ِةَقا ِكَدْنِع ىِل اَمَف 代わって雌ラクダのことを 処理したら、何をくれるか。 َكْنَع اَهَنوُد ٌلِئاَح ْلَهَو ىِسْفَن ْتَلاَق 彼女は言った。私自身を。あなたとラクダの間に妨げ るものがありますか。

(19)

19 ِتَباَجَأَو ٱ ذ َوْحَن اَهَبِحاَص ىَرْخُْلْ َكِل そしてもう1人も相手に同 様のことを答えた。 ِب اَنْيَلَع َلَيِم َلَاَقَف ٱ ِرْمَخْل 2人の男は言った。我々に ブドウ酒をつげ。 اَطَّسَوَت ىَّتَح اَبِرَشَف ٱ ْكُّسل َر そして2人は酔いがまわる まで飲んだ。 َف اَجَرَخ َّمُث ٱ اَيَوْعَتْس ٍطْهَر َةَعْبَس 2 そして2人は出かけて7人の者をけしかけた。 ُمُهَو ٱ ُةَعْسِّتل ٱ َرَبْخَأ َنيِذَّل ٱ ىِف ْمُهْنَع ُلله 彼らは神がその書の中 で、「彼らは地において ىِف َنوُدِسْفُي ْمُهَّنَأ ِهِباَتِك ٱ َلََو ِضْرَْلْ 害をなし、善を行わない (コーラン27章48節)」と َنوُحِلْصُي 伝えた9人である。 َقيِرَط اوُدَصَقَف ٱ اَهِروُدُص ِلاَح ىِف ِةَقاَّنل 彼らは雌ラクダが(水場か ら)出てくる道を目指した。 ِب اَهَبوُقْرُع ٌراَدُق َبَرَضَف ٱ اَهَرَقَعَف ِفْيَّسل クダールはラクダのひかが みを刀で切って倒した。 َفٱ ٌعَدْضُم ُهَلْعِف َعَبَّت ىَمَرَف ٱ َبوُقْرُعْل ٱ َرَخ ْلْ ムドゥダウは彼の行為の後に従って、もう一方のひ かがみを ِتَّرَخَف ِهِمْهَسِب ٱ اَهِهْجَوِل ُةَقاَّنل 矢で射た。雌ラクダはうつ ぶせに倒れた。 َذ َلََو اَهَرَحَنَف اَهِّتَبِل ٌراَدُق َءاَجَو ٱ َّسل ُبْق クダールがラクダを切りに 来て、殺した。子ラクダは َمْحَل اوُقَّرَفَو ُهَلَتَقَف ْمُهُضْعَب ُهَقِحَلَف ٍةرْخَصِب 岩に避難したが、彼らのうちのある者が追いつき、そ れを殺した。 ٱ ِةَقاَّنل 彼らは雌ラクダの肉を分け た。

(20)

20 ْمُهَدَعَوَف ُهوُلَعَف اَم ىَلِإ َرَظَنَف ٌحِلاَص َدَرَوَو サーリフが来て彼らのしたことを見ると、刑罰が来る ぞと ِبٱ ِباَذَعْل ذ َناَكَو ِمْوَي ىِف َكِل ٱ ِءاَعِبْرَْلْ 脅した。それは水曜日のこ とであった。 ُنوُكَي ىَتَم ُحِلاَص اَي َنيِئِزْهَتْسُم ُهَل اوُلاَقَف 彼らはあざ笑って彼に言った。サーリフよ、お前が 我々を脅した、 َنِم ِهِب اَنَتْدَعَو اَم ٱ َكِّبَر ْنَع ِباَذَعْل お前の主からの刑罰はい つあるのか。 َمْوَي ْمُكُهوُجُو ُحِبْصُت َلاَق ٍسِنْؤُم 3 َوُهَو サーリフは言った。ムウニスの日―それは木曜日の こと―に ٱ َمْوَيَو ًةَّرَفْصُم ُسيِمَخْل ٱ ًةَّرَمْحُم ِةَبوُرَعْل お前たちの顔は黄色くな り、金曜日には赤くなり、 ْمُكُحِبْصُي َّمُث ًةَّدَوْسُم ٍراَيِش َمْوَيَو ٱ ُباَذَعْل 土曜日には黒くなり、そし て日曜日にはお前たちに َمْوَي ٱ ِلَّوَْلْ 刑罰が下るだろう。 ( ُجوُرُم ٱ ُنِداَعَمَو ِبَهَّذل ٱ ِّىِدوُعْسَمْلِل ِرَهْوَجْل ) (出典:マスウーディー著『黄金の牧場と宝石の鉱 山』) 1 دومث は2段変化だが、3段変化のこともある。 2 3~10 人の少数の人を表す集合名詞。 3 以下、古い曜日名が使われている

(21)

21 5.ムタラッミスとタラファ َلاَق ٱ ِإ َةَفَرَطِل ُتْلُقَف ُسِّمَلَتُمْل ُفاَخََلْ ىِّن ムタラッミスいわく、私はタラファに言った。お前を見 る彼(アムル・ブン・ヒンド ه َكْيَلِإ ِهِتَرْظَن ْنِم َكْيَلَع َتْلُق اَم َعَم ِهِذ 王)のこの目つきから、私はお前のことが心配だ。ま たお前が詠んだ詩のこと َّلََك َلاَق もある。彼(タラファ)は言っ た。そんなことはない。 ِإ اًباَتِك اَنَل َبَتَكَف ىَل ٱ ِرِبْعَكُمْل 王は私達のためにムカアビルに宛てて手紙を書い た。 ُهَرَن ْمَلو َمِتُخَو ُهَرَن ْمَلَو َبِتُك それは私達に見せずに書かれ、私達に見せずに封 をされた。 ٌباَتِك ىِل ُهَلَو ٌباَتِك 私に1通、タラファに1通。 َناَكَو ٱ َناَمُع ىَلَع ُهَلِماَع ُرِبْعَكُمْل ムカアビルはオマーンとバハライン(現在のバハレー ンとは異なる)における َوٱ ِنْيَرْحَبْل 王の代官であった。 ىِذِب اَنْطَبَه اَذِإ ىَّتَح اَنْجَرَخَف ٱ َنِم ِباَكِّرل 私達は出発した。ナジャフ のズー・リカーブ(地名)に ٱ ِإ ِفَجَّنل َنَأ اَذ ُزَّرَبَتَي ىِراَسَي ىَلَع ٍخْيَشِب ا 下った。そのとき私は左のほうに、老人が野原に出て (=用を足し) ُعَصْقَي َوُهَو اَهُلُكَأَي ٌةَرْسِك ُهَعَمَو ٱ َلْمَقْل パンのかけらを持ってそれを食べながら、しらみをつ ぶしているのを見た。 َت ُتْلُقَف ٱ َقَمْحَأ اًخْيَش ُتْيَأَر اَم ِلله 私は言った。神かけて、お 前より愚かで、情けない、 َفَعْضَأَو ًلَْقَع َّلَقَأَو ... 理性の乏しい老人を見た ことがない。・・・

(22)

22 اًّوُدَع ُلُتْقَأَو اًثيِبَخ ُجِرْخُأَو اًبِّيَط ُلِخْدُأ َلاَق 彼は言った。私は良いものを取り入れ、悪いものを出 し、敵を殺しているのだ。 ىِّنِم ُقَمْحَأَو ٱ َيِب ُهَفْتَح ُلِمْحَي ىِذَّل ِهِنيِم 私より愚かなのは、中に何があるのか知らないで運 命(死)を ِهيِف اَم ىِرْدَي َلَ 右手に携えている者だ。 ٌم َلَُغ اَذِإَف اًمِئاَن ُتْنُك اَمَّنَأَكَو ىِنَهَّبَنَف َلاَق ムタラッミスは言った。彼が私を起こした。私は眠っ ていたかのようだった。 ِلْهَأ ْنِم ٱ ِةَريِحْل ُتْلُقَف ふと見ると、ヒーラの住人の男の子がいた。私は言 った。 ُتْلُقَف ْمَعَن َلاَق ُأَرْقَت ُم َلَُغ اَي ٱ ُهْأَرْق 君、字が読めるか?彼は言った。はい。私は言っ た。それを読んでくれ。 ىَلِإ ٍدْنِه ِنْب وِرْمَع ْنِم ِهيِف اَذِإَف ٱ ِرِبْعَكُمْل 何とそこにはこう書いてあった。アムル・ブン・ヒンドよ り、ムカアビルへ ه ىِباَتِك َكَءاَج اَذِإ َعَم اَذ ٱ ِسِّمَلَتُمْل この手紙がムタラッミスと 共に届いたら、 َفٱ ْعَطْق ْيَلْجِرَو ِهْيَدَي َو ِه ٱ اًّيَح ُهْنِفْد 彼の両手両足を切断し、 生き埋めにせよ。 ُتْيَقْلَأَف ٱ ىِف َةَفيِحَّصل ٱ ِرْهَّنل 私はその文書を川に投げ 込んだ。 ذَف ُلوُقَأ ُثْيَح َكِل それに関して私はこう詠ん でいる。 ِب اَهُتْيَقْلَأَو ٱ ْنِم ِىْنِّثل ٍرِفاَك ِبْنَج 私はそれを投げ捨てた 大河のほとりの曲がり角に ٱ ِنْيَتْيَبْل 云々という2行の詩であ る。 اَهُلْثِم َكَعَم ُةَفَرَط اَي ُتْلُقَو 私は言った。タラファよ、お 前にも同様のものがある。

(23)

23 ذ َلَعْفَيِل َناَك اَم َّلََك َلاَق ِرْقَع ىِف َكِل 彼は言った。そんなことはない、王は私の屋敷の母 屋で(私のなわばりで) ىِراَد そんなことをするような人 ではない。 ىَتَأَف َلاَق ٱ ِهْيَلْجِرَو ِهْيَدَي َعَطَقَف َرِبْعَكُمْل ムタラッミスは言った。そしてタラファはムカアビルの ところへ行った。ムカアビ اًّيَح ُهَنَفَدَو ルは彼の両手両足を切断 し生き埋めにした。 ُباَتِك( ٱ )ىِناَغَْلْ (出典:『詩歌の書』但しこの部分はイスバハーニー の手によるものではないら しく、版によっては入ってい ない) 6.ダーラト・ジュルジュルの日(イムルウ・ル・カイスのムアッラカ詩に出てくる) ُدْبَع َلاَقَو ٱ َّنِإ ِلله ٱ َلاَق َقَدْزَرَفْل アブドゥッラーいわく、ファラズダクが次のように言っ た。 اَنَباَصَأ ِب ٌرَطَم ٱ ٌدْوَج ِةَرْصَبْل バスラに大変豊かな雨が 降った。 ًةَلْغَب ُتْبِكَر ُتْوَدَغ ُتْحَبْصَأ اَّمَلَف 私は朝になるとラバに乗っ て行き、 ُتْجَرَخَو َوْحَن ٱ ِدَبْرِمْل ミルバドのほうへ出かけ た。 َّباَوَد ِراَثآِب اَذِإَف ِةَيِحاَن ىَلِإ َنْجَرَخ ْدَق 見ると獣の足跡が沙漠の ほうに向かって ٱ ِةَّيِّرَبْل 出ていた。

(24)

24 ُءاَقَلُخ ْمُهَو َنوُهَّزَنَتَي اوُجَرَخ ْمُهَّنَأ ُتْنَنَظَف 1 それで私は人々が遠乗りに出かけ、当然弁当と ٌباَرَشَو ٌةَرْفُس ْمُهَعَم َنوُكَت ْنَأ 飲み物を持って行ったと思 った。 َفٱ ىَّتَح ْمُهَراَثآ ُتْعَبَّت ٱ ٍلاَغِب ىَلِإ ُتْيَهَتْن 私は足跡をたどった。する と、池のそばにとめられた ٍريِدَغ ىَلَع ٍةَفوَقْوَم ُلِئاَحَر اَهْيَلَع 鞍を置いたラバ達のところ にたどり着いた。 ُتْعَرْسَأَف ٱ ىَلِإ َريِسَمْل ٱ ُتْفَرْشَأَف ِريِدَغْل 私は急いで池の方に進 み、見下ろした。 ىِف ٌتاَعِقْنَتْسُم ٌةَوْسِن ِهيِف اَذِإَف ٱ ِءاَمْل ُتْلُقَف すると女達が水につかっていた。私は言った。 私は今日のような日を決し َك َرَأ ْمَل ٱ ٍلُجْلُج ِةَراَد ِمْوَي َلََو ُّطَق ِمْوَيْل て見たことがないし、ダーラト・ジュルジュルのような 日も見たことがない。 َّمُث َلاَق ٱ ىِنَنْيَداَنَف ُتْفَرَصْن 彼は言った。そして私は立ち去った。すると彼女たち が私を呼んだ。 َبِحاَص اَي ٱ ِةَلْغَبْل ٱ ْلَأْسَن ْعِجْر ٍءْىَش ْنَع َك ラバの主よ、お戻り下さい、尋ねたいことがありま す。 َفٱ ىِف َنْدَعَقَو َّنِهْيَلِإ ُتْفَرَصْن ٱ ِءاَمْل ىَلِإ 私は彼女達のところへ行っ た。彼女達はのどまで水に َّنِهِقوُلُح 入って座った。 ُلَأْسَن َنْلُق َّمُث َك ٱ َلله ِمْوَي َثيِدَح اَنَتْثَّدَح َّلَِإ そして彼女達は言った。神 かけてお願いします、ダー ٍلُجْلُج ِةَراَد ラト・ジュルジュルの日の 話をして下さいませんか。 َناَك اَمَك َّنُهُتْرَبْخَأَف َلاَق 彼は言った。それで私が彼女達に、あったことを話し た。

(25)

25 ُدْبَع َلاَق ٱ ٍساَرِف اَبَأ اَي ُتْلُق َن َلَْأَر ُنْب ِلله アブドッラー・ブン・ラアラーンいわく、私は言った。 アブー・フィラース(ファラズ ٍلُجْلُج ِةَراَد ِمْوَي ُثيِدَح َناَك َفْيَكَو ダクのこと)よ、ダーラト・ジュルジュルの日の話はど のようなものだったのか。 ٌظِفاَح ٌم َلَُغ ٍذِئَمْوَي اَنَأَو ىِّدَج ىِنَثَّدَح َلاَق 彼は言った。私の祖父が私に話してくれたのだが、 そのとき ُعَمْسَأ اَمِل 私は聞いたことを覚える子供だった。その話はこうで ある。 َّنَأ ٱ َأَرْم ٱ اًقِشاَع َناَك ِسْيَقْل ٱلِ ِهِّمَع ِةَنْب イムルウ・ル・カイスはウナ イザと言われる従姉妹に ْمَلَف اًناَمَز اَهَبَلَط ُهَّنَأَو ُةَزْيَنُع اَهَل ُلاَقُي 恋をしていて、長い間彼女 を求めたが、 ْل ِصَي اَهْيَلِإ 近づけなかった。 ِبَلَطِل ًلَاَتْحُم َناَكَف ٱ ْمَلَف ِهِلْهَأ ْنِم ِةَّرِغْل 彼は家族の油断をうかがう工夫をしていたが、それ は ذ ُهْنِكْمُي ُمْوَي َناَك ىَّتَح َكِل ٱ َوُهَو ِريِدَغْل できなかった。池の日、すなわちダーラト・ジュルジュ ル ِةَراَد ُمْوَي ٍلُجْلُج の日が来るまでは。(ダー ラト・ジュルジュルは地名) ذَو َّنَأ َكِل ٱ َّىَحْل ٱ َمَّدَقَتَف اوُلَحَتْر ٱ ُلاَجِّرل それはこういうことである。部族の者が出発すること になり、男達が先に行き、 اوُفَلَخَو ٱ َو ُءاَسِّنل ٱ َو ُديِبَعْل ٱ ْمُهَو ُءاَفَسُعْل 女達、奴隷達、雇人達―ءافسع 単数形فيسع ― ٱ ُْلْ َو ٌفيِسَع ْمُهُدِحاَو ُءاَرَج ٱ ُلَقَّثل と荷物は後に行った。 ذ ىَأَر اَّمَلَف َكِل ٱ ُؤُرْم ٱ َدْعَب َفَّلَخَت ِسْيَقْل イムルウ・ル・カイスはそれを見て、仲間から、矢の届 く距離、離れて

(26)

26 ِهِمْوَق ٍةَباَيَغ ىِف َنَمَكَف ًةَوْلَغ َنِم ٱ ِضْرَْلْ 後から行った。そして土地のくぼみで待ち伏せをし た。 ِهِب َّرَم ىَّتَح ٱ ُءاَسِّنل やがて女達が通りかかっ た。 ُةَزْيَنُع َّنِهيِف ٌتاَيَتَف اَذِإَف 娘達が来て、その中には ウナイザもいた。 َنْيَأَر اَّمَلَف ٱ َريِدَغْل ه ىِف اَنْلَزَن ْوَل َنْلُق اَذ 彼女らは池を見ると言っ た。この池に下りて、 ُضْعَب اَّنَع َبَهْذَيِل اَنْلَسَتْغٱَو ِريِدَغْلٱ 幾分でも疲れをとるよう に、体を洗ったら ِل َلََكْلٱ どうでしょう。 َف َّنُهاَدْحِإ ْتَلاَق ٱ َنْلَعْف 1 人が言った。そうしなさい (そうしましょう)。 ىَلِإ َنْلَدَعَف ٱ َنْيَّحَنَو َنْلَزَنَف ِريِدَغْل ٱ َديِبَعْل そして彼女らは池のほうへ 道をそれ、下りて、奴隷達 َنْلَخَدَو َّنُهْنَع ٱ َريِدَغْل を遠ざけて、池に入った。 اَتَأَف َّنُه ٱ ُؤُرْم ٱ ُلِفاَوَغ َّنُهَو ًلَِتاَخُم ِسْيَقْل イムルウ・ル・カイスは彼女らが油断しているとき、 こっそり近づき、 ىِف َّنُهَو َّنُهَباَيِث َذَخَأَف ٱ اَهَعَمَج َّمُث ِريِدَغْل 彼女らが池にいる間に彼女らの着物を取り、それら を集めて اَهْيَلَع َدَعَقَو その上に座った。 َو َلاَقَو ٱ اَهَبْوَث َّنُكْنِم ًةَيِراَج ىِطْعُأ َلَ ِلله そして言った。神に誓って、あなたがたのどの娘に も着物を渡さない、 ىِف ْتَّلَظ ْوَلَو ٱ ىَلِإ ِريِدَغْل ٱ ِلْيَّلل たとえ夜になるまでそのま ま池にいたとしても、

(27)

27 ىَّتَح َىِه َنوُكَتَف ًةَدِّرَجَتُم َىِه اَمَك َجُرْخَت 裸のまま出てきて、本人が 着物を ٱ ُخْأَت ىِتَّل اَهَبْوَث ُذ 受け取るまでは。 ذ َنْيَبَأَف ىَّتَح ِهْيَلَع َكِل ٱ َعَفَتْر ٱ ُراَهَّنل 彼女らはそれを拒んだが、 とうとう日が高くなり、 َنوُد َنْرِّصَقُي ْنَأ َنيِشَخَف ٱ ِلِزْنَمْل ٱ ىِذَّل 目的の宿泊所に達しない ことを ْدِرُي ُهَن 怖れた。 ًةَيِحاَن اَهَبْوَث اَهَل َعَضَوَف َّنُهاَدْحِإ ْتَجَرَخَف それで彼女らの 1 人が出てきた。彼はかたわらに着 物を置いてやった。 ُهْتَسِبَلَو ُهْتَذَخَأَف ِهْيَلِإ ْتَشَمَف 彼女はそこへ歩いて行き、 それを取って、着た。 ذ ىَلَع َنْعَباَتَت َّمُث ُةَزْيَنُع ْتَيِقَب ىَّتَح َكِل それから彼女らは次々と後へ続き、ウナイザが残っ た。 ُهْتَدَشاَنَف ٱ اَهَبْوَث اَهَل َعَضَي ْنَأ ىَلاَعَت َلله 彼女は、いと高き神に誓って、着物を置いてくれるよ う、彼に頼んだ。 َو َلَ َلاَقَف ٱ ىِجُرْخَت ْنَأ َنوُد ُهَنيِّسَمَت َلَ ِلله しかし彼は言った、いや、神に誓って、彼女らが出て きたように َنْجَرَخ اَمَك ًةَناَيْرُع 裸で出てこなければ、それ にさわれない。 ِإ َرَظَنَو ْتَجَرَخَف ًةَرِبْدُمَو ًةَلِبْقُم اَهْيَل それで彼女は出てきた。彼は彼女の一進一退を見て いた。 ُهْتَسِبَلَف ُهْتَذَخَأَف اَهَبْوَث اَهَل َعَضَوَف そして着物を置いてやり、彼女はそれを取って、着 た。 َلَبْقَأَف ٱ ُقَف ِهْيَلَع ُةَوْسِّنل ُهَل َنْل 女達は彼に近づき、言っ た。

(28)

28 َتْسَبَح ْدَقَف اَنِّدَغ اَن َّوَجَو اَنَتْع 私達に食べさせて下さい、あなたが私達を足止めし、 空腹にさせたのだから。 اَهْنِم َنْلُكْأَت ىِتَقاَن َّنُكَل ُتْرَحَن ْنِإ َلاَقَف 彼は言った。あなたがたのために、私のラクダを殺し たら、それを食べるか。 ُقَف ْمَعَن َنْل 彼女らは言った。ええ。 َفٱ اَهَطَشَك َّمُث اَهَبَقْرَعَف ُهَفْيَس َطَرَتْخ 彼は刀を抜き、ラクダのひかがみを切って倒し、皮を はいだ。 َعَمَجَو ٱ اًراَن َجَّجَأَف اًريِثَك اًبَطَح ُمَدَخْل 召使達が多くのたきぎを集 め、大きな火を ًةَميِظَع 燃やした。 اَهِماَنَسَو اَهِدِبَك ْنِم َّنُهَل ُعَطْقَي َلَعَجَف 彼はラクダの肝臓やコブやおいしい部分を彼女らのた めに切り取り、 ىَلَع ِهيِمْرَيَف اَهِبِياَطَأَو ٱ ِرْمَجْل َنْلُكْأَي َّنُهَو それを炭火の上に投げ、 彼女らはそれを食べ、 َنْبَرْشَيَو ُهْنِم ىِف ُهَعَم ْتَناَك ٍةَلْضَف ْنِم 彼の小さい皮袋に残って いたブドウ酒を ُهَل ٍةَرْكُز 飲んだ。 ىَلِإ ُذِبْنَيَو َّنِهيِّنَغُيَف ٱ َنِم ِديِبَعْل ٱ ِباَبَكْل 彼は彼女らに歌を歌い、奴 隷達にも焼き肉を投げた。 َّتَح اوُعِبَشَو َنْعِبَش ى ْبِرَطَو اوُبِرَطَو َن やがて、彼女らも彼らも満 足して楽しんだ。 اَّمَلَف ٱ ُلِمْحَأ اَنَأ َّنُهاَدْحِإ ْتَلاَق اوُلَحَتْر 彼らが出発するとき、彼女 らの 1 人が言った。私は ُهَعاَسْنَأَو ُهَتَّيِشَح 彼のしとねとラクダの帯を 運びましょう。

(29)

29 ِتَلاَقَو ٱ ُهَتَسُفْنُط ُلِمْحَأ اَنَأ ىَرْخُْلْ 別の女性が言った。私は 彼の敷物を運びましょう。 ُهَداَزَو َّنُهَنْيَب ِهِتَلِحاَر َعاَتَم َنْمَّسَقَتَف 彼女らは彼のラクダの荷物と食料を分配して運ん だ。 َيِقَبَف اَهْلِمْحَي ْمَل ُةَزْيَنُع ْت * اًئْيَش ウナイザは何も運ばずに 残った。 اَهَل َلاَقَف ٱ ُؤُرْم ٱ ِسْيَقْل イムルウ・ル・カイスは彼 女に言った。 َتْنِب اَي ٱ ْنَأ ْنِم ٌّدُب ِكَل َسْيَل ِماَرِكْل 貴族の娘よ、あなたはどう しても私を ِكَعَم ىِنيِلِمْحَت 運ばねばならない。 ُقيِطُأ َلَ ىِّنِإَف ٱ ُهْدَّوَعَتَأ ْمَلَو َىْشَمْل なぜなら私は歩くことはできないし、慣れてもいない から。 ِمَي َناَكَف اَهِريِعَب ىَلَع ُهْتَلَمَحَف اَهْيَلِإ ُلي そこで彼女は彼を自分の ラクダに乗せた。彼は彼女 اَهِرْدِخ ىِف ُهَسْأَر ُلِخْدُيَو اَهُلِّبَقُيَو のほうへ傾き、カーテンの中に頭を入れて彼女にキ スした。 ْتَلاَق اَهُجَدْوَه َلاَم اَذِإَف 彼女はラクダかごが傾い たとき、言った。 اَي ٱ َأَرْم ٱ ىِريِعَب َتْرَقَع ْدَق ِسْيَقْل イムルウ・ル・カイスよ、あなたは私のラクダを殺した ようなものだ。 ُحْرَش( ٱ ِدِئاَصَقْل ٱ ِعْبَّسل ٱ ِلاَوِّطل ٱ ِةَّيِلِهاَجْل (出典:アンバーリーによる ジャーヒリーヤ時代の ِراَبْنَْلِل )ِّى の誤りかもしれません اهلمحت * 原文のまま。 7 つの長詩の注釈) 1 قيل َخ の複数形 ~ ْنَأ قيٱل َخ 当然~する

(30)

30 7.イムルウ・ル・カイス1 ○1~5までは『詩歌の書』のイムルウ・ル・カイスの項から、彼の父フジュルの死にまつわる様々な話 の部分です。実際には1~5までは続けて書かれていますが、ここでは伝承ごとに区切りました。 َرَكَذَو ٱ ىِدَع ُنْب ُمَثْيَهْل ハイサム・ブン・アディーが 言った。 اَّمَل اًرْجُح َّنَأ ٱ َةَنْجِش َنْب َرْيَوُع َراَجَتْس フジュル(イムルウ・ル・カイスの父)はウワイル・ブ ン・シジュナに自分の娘と ِل ْمُهْنَع َلَّوَحَت ِهِنيِطَقَو ِهِتْنِب 従者の保護を求めた後、 彼らを残して出発した。 ًةَّدُم ِهِمْوَق ىِف َماَقَأَف ىِنَبِل َعَمَجَو ٍدَسَأ 彼は部族を率いてしばらく とどまり、アサド部族に ِهِمْوَق ْنِم اًميِظَع اًعْمَج 対して自分の部族から大 軍を集めた。 َنِم ُهَعَم ْنَمِب ًّلَِدُم َلَبْقَأَو ٱ ِدوُنُجْل そして彼と共にいた軍隊を 率いて威風堂々と進んだ。 اَهَنْيَب ٍدَسَأ وُنَب ْتَرَمآَتَف アサド部族は自分達の間 で相談し合った。 َو اوُلاَقَو ٱ ْمُكَرَهَق ْنِئَل ِلله 1 ه َّنَمُكْحَيَل اَذ 彼らは言った。神かけて、 この男が我々を征服したら َمْكُح ْمُكْيَلَع ٱ ِّىِبَّصل 子供のように(気まぐれに) 支配するだろう。 ْمُتْنَأَو ٍرْهَق َدْعَب ُنوُكَي ٍشْيَع ُرْيَخ اَمَف (彼の)征服の後で、良い生活とは一体どんなもの だろう(ないであろう)。 ِدْمَحِب ٱ ُّدَشَأ ِلله ٱ اًماَرِك اوُتوُمَف ِبَرَعْل 神のおかげで我々は最も強いアラブ人なのに。 だから、潔く死のう。 ِدَقَو ٍرْجُح ىَلِإ اوُراَسَف ٱ ْمُهَوْحَن َلَحَتْر そして彼らはフジュルに向かって進んだ。彼は既に彼 らのほうへ出発していた。

(31)

31 َف ُهوُقَلَف ٱ ُلَتَتْق اًديِدَش ًلَاَتِق او 彼らは彼と会い、激しい戦 いをした。 َنْب َءاَبْلِع ْمِهِرْمَأ ُبِحاَص َناَك ٱ ِثِراَحْل 彼らの事の中心人物はイ ルバー・ブン・ハーリスで、 َلَع َلَمَحَف ى ُهَلَتَقَف ُهَنَعَطَف ٍرْجُح 彼はフジュルを攻撃し、槍 で突き、殺した。 َوٱ ٍذِئَمْوَي ْمِهيِفَو ُةَدْنِك ْتَمَزَهْن ٱ ُؤُرْم ٱ ِسْيَقْل (フジュルの)キンダ部族は敗走した。その日彼らの 中にイムルウ・ル・カイスも ْمُهَزَجْعَأَو َءاَرْقَش ُهَل ٍسَرَف ىَلَع َبَرَهَف いたが、栗毛の馬に乗って逃げ、アサドの人々は彼を 捕えられなかった。 َب ِلْهَأ ْنِم اوُرَسَأَو اوُلَتَقَو ًلَاَجِر ِهِتْي 彼らは彼の家の人々の何 人かを捕え、殺し、 َيِدْيَأ اوَُلَمَو ُه ْم َنِم ٱ َىِراَوَج اوُذَخَأَو ِمِئاَنَغْل 自分達の手を分捕り品で 満たし、フジュルの腰元や ٍءْىَش ْنِم ُهَعَم َناَك اَمَو ُهَءاَسِنَو ٍرْجُح 妻達や彼の所持品を取 り、自分達の間で َفٱ ْمُهَنْيَب ُهوُمَسَتْق それを分配した。 1 2人称複数形の代名詞が使われているが、自分達のことを言っている。 8.イムルウ・ル・カイス2 ُنْب ُبوُقْعَي َلاَقَو ٱ ٌدِلاَخ ىِنَثَّدَح ِتيِّكِّسل ヤアクーブ・ブン・スィッキートが言うには、ハーリド・ キラービーが ٱ َبَبَس َناَك َلاَق ُّىِب َلَِكْل 1 ُهَّنَأ ٍرْجُح ِلْتَق 私に語って言った。フジュルが殺された理由は次の ことであった。

(32)

32 ِهيِبَأ ىَلِإ َدَفَو َناَك ٱ وٍرْمَع ِنْب ِثِراَحْل 彼は、病床の自分の父ハーリス・ブン・アムルのもと に来ていた。 ِه ِضَرَم ىِف ٱ ُهَدْنِع َماَقَأَو ِهيِف َتاَم ىِذَّل ―その病気でハーリスは死んだ―そして父が死ぬ まで ٍدَسَأ ىِنَب ىَلإ اًعِجاَر َلَبْقَأ َّمُث َكَلَه ىَّتَح そのもとに滞在していた。それからアサド部族のほう へ帰って行った。 ىِف ْمِهْيَلَع َراَغَأ َناَك ْدَقَو ٱ ِءاَسِّنل َءاَسَأَو フジュルは女達のことで彼 らを襲撃していた。そして、 ْمُهَتَي َلَِو 彼らをひどいやりかたで支 配していた。 ْعَب ُمِّدَقُي َناَكَو ِّيَهُيَو ُهَماَمَأ ِهِلْقَث َض ُأ ُهَلْزَن 彼はいつも荷物の一部を彼の前に先発させて、宿 泊の َّمُث ذ ْنِم ُهَل َءىِه ْدَقَو ُءىِجَي ُهُلِّجَعُي اَم َكِل 準備をし、急ぎのことが用 意されてから来て、 ذ َلْثِم ُمِّدَقُيَو ُلِزْنَيَف ِهْيَدَي َنْيَب اَم ىَلِإ َكِل 泊まった。前方の宿泊地に も同じようなものを َنِم ٱ ِلِزاَنَمْل ِرضَيَف ىِف ُهَل ُب ٱ ِةَلِزْنَمْل 先発させ、別の宿泊地に テントを ٱ ُْلْ ىَرْخ 立てていた。 ْمُهَغَلَب ْدَقَو ٍدَسَأ ىِنَب ِد َلَِب ْنِم اَنَد اَّمَلَف フジュルがアサド部族の国に近づいたとき、彼らには 彼の父の死の知らせが َأ ُتْوَم ِهيِف اوُعِمَط ِهيِب 伝わっていたので、彼らはフジュルを打ち破りたいと 思った。 ُهُباَبِق ْتَبِرُضَو ْمُهَّلَظَأ اَّمَلَف ٱ ْج وُنَب ْتَعَمَت フジュルが彼らを影に入れ(=近づき)、彼の丸テント が立てられたとき、アサド َةَعيِبَر ِنْب ِلَفْوَن ىَلِإ ٍدَسَأ ٍناَّدَخ ِنْب 部族は、ナウファル・ブン・ラビーア・ブン・ハッダーン のもとに集まった。

(33)

33 ه ىَّقَلَتَي ْنَم ٍدَسَأ ىِنَب اَي َلاَقَف اَذ ٱ َلُجَّرل ナウファルは言った。アサドの人々よ、あなたがたの うちで誰が、 َعِطَتْقَنَف ْمُكْنِم ِّنِإَف ُه ىَلَع ُتْعَمْجَأ ْدَق ى この男を迎え撃つか?そうすれば我々は彼と縁が切 れる。私は彼を殺す ٱ ِهِب ِكْتَفْل 決意をした。 ُهَل َلاَقَف ٱ ذِل اَم ُمْوَقْل َكَرْيَغ ٌدَحَأ َكِل 人々は彼に言った。それをするのはあなた以外に 誰もいない。 ْنِم ِنْيَهْجَو ىَلَع ِهِلْيَخ ىِف ٌلَفْوَن َجَرَخَف ナウファルは彼の部族の(父方母方)二つの面から の騎馬隊を率いて ىَلَع َراَغَأ ىَّتَح ِهِمْوَق ٱ ِلْقَّثل 出発し、(フジュルの)荷物 を襲撃した。 َقاَسَو ِهيِف َدَجَو ْنَم َلَتَقَف ٱ َباَصَأَو َلْقَّثل そしてそこにいた者を殺し、荷物(を載せたラクダ) を追い立て、 ٍرْجُحِل ِنْيَتَنْيَق ِنْيَتَيِراَج フジュルの腰元である歌姫 を2人手に入れた。 ُهاَتَأَو َثَدَح ْدَق اَم اْوَأَر اَّمَلَف َّنَأ اوُفَرَع ِهِب ْم 彼ら(アサドの人々)は、起こったこととナウファルがも たらしたものを見たとき、 َنِم َّدُب َلَ ُهَّنَأَو ْمُهُلِتاَقُي اًرْجُح ٱ ِلاَتِقْل フジュルが彼らと戦うこと、戦いは避けられないことを 知った。 َدِشُحَف ٱ ذِل ُساَّنل َكِل そこで人々がそのために 集まった(集められた)。 ُرْمَأ اًرْجُح َغَلَبَو ْمُه ْمُهَوْحَن َلَبْفَأَف 彼らのことがフジュルに伝わると、フジュルは彼らの ほうへ向かった。 َيِشَغ اَّمَلَف ُهوُضَهاَن ْمُه ٱ َنْيَب ْمُهَو َلاَتِقْل 彼が彼らのところに来ると、彼らは彼に戦いを仕掛 けてきた。そのとき彼らは َنِم ِنْيَقَرْبَأ ٱ َعَّدُي ْمِهِد َلَِب ىِف ِلْمَّرل ِناَي 彼らの国の、二つの砂地(アブラク)の間にいた。そ こは今日、

(34)

34 ٱ ٍرْجُح ْىَقَرْبَأ َمْوَيْل アブラカー・フジュル(フジュルの2つのアブラク)と言 われている。 ُهَباَحْصَأ اوُمَزَه ْنَأ اًرْجُح اوُثَبْلَي ْمَلَف 彼らはまもなくフジュルの 仲間を追い散らし、 َرَواَشَتَف ُهوُسَبَحَف ُهوُرَسَأَو ٱ ِهِلْتَق ىِف ُمْوَقْل 彼を捕え、監禁した。人々は彼を殺すことについて相 談した。 ْنَأ َدْعَب ْمِهِتَنَهَك ْنِم ٌنِهاَك ْمُهَل َلاَقَف ُهوُسَبَح 彼についての意見を出すために彼らが彼を監禁した 後、1 人の占い師が ْمُهَيْأَر ِهيِف اْوَرَيِل 彼らに言った。 ِمْوَق ْىَأ 2 ِلْتَقِب اوُلَجْعَت َلَ ٱ َّتَح ِلُجَّرل ى 人々よ、その男を殺すのを 急ぐな、私があなたがたの َرُجْزَأ 3 ْمُكَل ために、鳥占いをしてやる から。 َفٱ ِنَع َفَرَصْن ٱ ِهِلْتَق ىِف ْمُهَل َرُظْنَيِل ِمْوَقْل 彼はフジュルを殺すことについて鳥を見るため人々 のところから立ち去った。 ذ ىَأَر اَّمَلَف اوُلَكاَوَتَي ْنَأ َىِشَخ ُءاَبْلِع َكِل (彼らの中心人物)イルバーはそれを見て、人々がフ ジュルを殺すことに ِهِلْتَق ىِف 消極的になるのを怖れた。 َكَو ٍلِهاَك ىِنَب ْنِم اًم َلَُغ اَعَدَف ا َن ٱ َنْب イルバーはカーヒル部族(アサド部族の支族)の若 者を呼んだ。その若者は ِتْخُأ َجْوَز ُهاَبَأ َلَتَق ٌرْجُح َناَكَو ِهِتْخُأ イルバーの姉妹の息子で、その父親、すなわちイ ルバーの姉妹の夫を َءاَبْلِع フジュルが殺していた。 َكيِبَأِب َرَأْثَتَف ٌرْيَخ َكَدْنِعَأ َّىَنُب اَي َلاَقَف イルバーは言った。我が息子よ、お前には父の仇を 討ち、一代の名誉を得る

(35)

35 َفَرَش َلاَنَتَو ٱ ْنَل َكَمْوَق َّنَأَو ِرْهَّدل ُلُتْقَي َكو ほどの心意気があるか。お前の部族はお前を殺し はしないだろう。 ِب ْلَزَي ْمَلَف ٱ َح ىَّتَح ِم َلَُغْل ِهْيَلِإ َعَفَدَو ُهَبَّر そしてその若者につきまと い、そそのかし、 اَهَذَحَش ْدَقَو ًةَديِدَح 既に研いであった刃物を 渡した。 َلاَقَو ٱ َّمُث َكِمْوَق َعَم ِهْيَلَع ْلُخْد ٱ ُهْنُعْط そして言った。お前の部族 の者にまぎれて彼のところ ِهِلَتْقَم ىِف に入り、彼の急所を突き刺 せ。 َدَمَعَف ٱ ىَلِإ ُم َلَُغْل ٱ اَهَأَبَخَف ِةَديِدَحْل 若者はその刃物に手を伸 ばし、それを隠した。 ِهِتَّبُق ىِف ٍرْجُح ىَلَع َلَخَد َّمُث ٱ َسِبُح ىِتَّل そしてフジュルが監禁され ている丸テントに اَهيِف 入った。 ىَأَر اَّمَلَف ٱ ُم َلَُغْل ُهَلَتَقَف ِهْيَلَع َبَثَو ًةَلْفَغ 若者は隙を見て彼に飛び かかり、殺した。 َبَثَوَف ٱ ىَلَع ُمْوَقْل ٱ ٍلِهاَك وُنَب ْتَلاَقَف ِم َلَُغْل 人々は若者に飛びかかった。カーヒルの人々は言っ た。 ْأَث اَنيِدْيَأ ىِفَو اَنُر 我々が仇を討とうとして捕 えていたのに。 َلاَقَف ٱ اْوَّلَخَف ىِبَأِب ُتْرَأَث اَمَّنِإ ُم َلَُغْل ُهْنَع 若者は言った。私は父の仇を取っただけだ。それで 人々は彼を放した。 ُمُهُنِهاَك َلَبْقَأَو ٱ َلاَقَف ُرِجَدْزُمْل 鳥占いをした占い師が来 て言った。 ٍرْهَد َّلُذَو ٍرْهَش َكِلَم ُهوُمُتْلَتَق ِمْوَق ْىَأ 人々よ、あなたがたは彼を1か月の王として、そして 永遠の屈辱として殺した。

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