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子会社に関し次のような統合を 2006 年に実施した -306-

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19. Peñoles (ペニョーレス社)

1.企業概要

本社 メキシコ・メキシコシティ

主要事業〔鉱種〕 非鉄金属鉱山・製錬、化学品製造〔Ag, Au, Zn, Pb, Cu, Cd, Bi〕 従業員数 7,619 人(2006 年末;対前年比 559 人増(主に Milpillas 新規銅鉱山による)

決算日 12 月末日

主要関連会社 〈鉱山会社〉 Minas Penoles, S.A. de C.V. (100%)

Metales Penoles, S.A. de C.V. (100%)

Minera Fresnillo, S.A. de C.V. (100%): Fresnillo, Naica, Francisco I.Madero各鉱山操業 Minera Mexicana La Cienega, S.A. de C.V. (100%):La Cienega鉱山操業

Minera Bismark, S.A. de C.V. (100%):Bismark 鉱山操業

Compania Minera Sabinas, S.A. de C.V. (100%):Sabinas鉱山の操業 Compania Minera La Parrena, S.A. de C.V. (100%)

〈製錬会社〉

Met-Mex Penoles, S.A. de C.V. (100%): Lead Smelter, Lead-Silver Refinery, Electrolytic Zinc Refinery

〈化学会社〉

Quimica Magna, S.A. de C.V. (100%)

Quimicos Industriales Penoles, S.A. de C.V. (100%) Quimica del Rey, S.A. de C.V. (100%)

Fertirey, S.A. de C.V. (100%) 〈鉱山会社〉

Minera Penmont, S. de R.L. de C.V. (56%):La Herradura鉱山(OP)操業 Minera Tizapa, S.A. de C.V. (51%) :Tizapa鉱山操業

〈その他〉

Servicios Industriales Penoles, S.A. de C.V. (100%) Bal-Ondeo, S. de R.L. de C.V. and subsidiaries (50%) Linea Coahuila-Durango, S.A. de C.V. (50%)

2.財務状況 (mUS$) ※探鉱費はアニュアルレポートによる。 年度 2006 2005 2004 売上高 Sales〔①〕 3,328.7 1,919.3 1,431.2 当期純利益 Net profit 〔②〕 368.7 152.9 90.8 売上高利益率〔③=②/①〕 11.1% 8.0% 6.3% 資産 Total assets 〔④〕 2,989.7 2,278.6 1,963.4 流動資産 Current assets 1,173.5 709.3 542.3 負債 Total liabilities 〔⑤〕 1,672.1 1,201.9 922.5 流動負債 Current liabilities 740.3 420.1 188.7 純資産 〔⑥=④-⑤〕 1,317.6 1,076.7 1,040.9 探鉱費Exploration expesnses※ 62.7 57.0 40.9 Peñoles: 財務状況の推移 -500 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 2001 2002 2003 2004 2005 2006 -2% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 売上高 当期利益 当期純利益率 (mUS$)

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3.主要鉱産物の生産状況 年度 2006 2005 2004 ‘06 年の世界シェア等 鉱石(鉱石中含有量:kt) 金鉱(t)権益分 9.1 8.9 8.1 金鉱(t)100%ベース 11.8 11.7 10.5 La Herradura(56%) 3.2 3.2 2.7※Newmont44% La Herradura(100%) 5.6 5.7 4.9 La Cienega 4.7 4.5 4.2 Fresnillo 0.9 0.9 0.9 Tizapa(51%) 0.3 0.3 0.3※Dowa メタルマイン 39%+住商 10% Tizapa(100%) 0.6 0.5 0.6 その他 0.04 0.04 0.03 金鉱(t)権益分 9.1 8.9 8.1 銀鉱(t)権益分 1,403.9 1,422.0 1,335.6第 2 位(7.4%)企業として第 1 位 銀鉱(t)100%ベース 1,458.8 1,474.8 1,382.4 Fresnillo 1,045.9 1,054.4 982.9 Sabinas 103.6 116.5 103.7 Naica 91.9 82.6 100.9 La Cienega 39.4 57.5 56.7 Tizapa(51%) 57.1 54.9 48.6※Dowa メタルマイン 39%+住商 10% Tizapa(100%) 112.0 107.7 95.4 Francisco I.Madero 46.7 42.8 34.6 その他 19.3 13.3 8.3 亜鉛鉱(kt)権益分 192.722 194.629 192.764第 10 位(1.8%)企業として第 9 位 亜鉛(kt)100%ベース 205.704 211.688 209.203 Francisco I.Madero 64.576 65.412 65.481 Bismark(90%) 40.581 44.623 Bismark(100%) 39.938 45.090 49.581 Sabinas 29.237 32.177 30.334 Naica 20.461 17.570 18.619 Fresnillo 14.793 14.818 13.807 Tizapa(51%) 13.512 13.063 11.950※Dowa メタルマイン 39%+住商 10% Tizapa(100%) 26.494 25.614 23.431 その他 10.205 11.008 7.950 鉛鉱(kt)権益分 59.273 59.318 51.784第 10 位(1.6%)企業として第 9 位 鉛鉱(kt)100%ベース 62.041 61.960 54.201 Naica 25.967 22.863 25.095 Fresnillo 10.611 9.913 8.618 La Cienega 7.631 9.790 6.721 Francisco I.Madero 9.108 8.922 4.390 Sabinas 3.058 4.957 4.173 Tizapa(51%) 2.882 2.749 2.515※Dowa メタルマイン 39%+住商 10% Tizapa(100%) 5.650 5.390 4.932 その他 0.016 0.124 0.271

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銅鉱(kt)権益分 12.826 11.322 11.041 銅鉱(kt)100%ベース 13.707 12.100 11.800Milpillas の SX-EW カソードを加算 Sabinas 6.680 Bismark 2.276 Milpillas 1.473 '06 年 8 月 SX-EW カソード生産開始 Tizapa(51%) 0.917 ※Dowa メタルマイン 39%+住商 10% Tizapa(100%) 1.798 Naica 0.991 Francisco I.Madero 0.489 地金等精製量 金(t) 48.7 35.1 23.5 銀(t) 3,089 2,841 2,503 鉛(kt) 140 143 132 第 6 位(3.7%)企業として第 5 位 亜鉛(kt) 239 233 232 第 9 位(2.3%)企業として第 8 位 銅(kt) 9 8 8 カドミウム(t) 1000 947 918 ビスマス(t) 1,187 971 1,014 粗鉛(kt) 154.0 158.6 151.3 亜鉛合金(kt) 127.2 化学品生産量 硫酸ナトリウム(kt) 612 607 608 酸化マグネシウム(kt) 82.4 85.5 73.3 硫酸マグネシウム(kt) 33.0 27.9 28.1 硫酸アンモニウム(kt) 193.2 199.2 224.6 販売量 金 地金(t) 49.4 35.3 23.8 銀 地金(t) 3,109 2,807 2,492 鉛 地金(kt) 141.7 146.2 134.3 亜鉛 地金(kt) 235 228.5 229.8 鉛 精鉱(kt) 15.0 0 15.3 亜鉛 精鉱(kt) 134.2 150.7 106 銅 精鉱(kt) 41.4 36.5 41.9 硫酸ナトリウム(kt) 602.2 603.2 609 酸化マグネシウム(kt) 68.6 74.4 72.4 硫酸マグネシウム(kt) 30.2 31 26.3 硫酸アンモニウム(kt) 205.0 200.9 214.9 4.沿革

1910年: ・Peñoles社の前身The Fresnillo Company of New York(米国資本100%)設立。 1919年: ・英国資本会社 Mexican Corporation にプラントを貸与。

1929年: ・上記二社が合併し、Fresnillo Campany of New York社設立(61年9月6日まで操業継続)。 1951年: ・Naica鉱山権益100%取得。

1961年: ・9月6日、新鉱業法により企業はメキシコ民族資本化され、鉱山会社 Compania Fresnillo 設立。また製錬会社 Metalurgica Peñoles 社(現Met-Mex P Peñoles)設立。

これら2社が合併し現在のIndustrias Peñoles,S.A. de C.V.社設立。

1965年: ・Jalisco 州Cuale 鉱区権100%取得。1968 年Guanajuato 州Las Torres の探鉱開始。 1970年: ・La Negra鉱山及びCadereyta鉱山(Queretaro州)操業開始。

(※鉱山別データなし)

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1972年: ・La Cienega(Durango州)にて鉱化帯発見。

1974年: ・Zacaulpan(Mexico 州)にてCompania de Plata 権益100%取得。 1975年: ・El Monte鉱山(Hidalgo州)操業開始。

1976年: ・Las Torres 鉱山操業開始。Rey de Plata(Guerrero州)探鉱開始。

1980年: ・Tizapa鉱床(Mexico州)が発見された。(1987~90年度間、日本の技術協力事業である資 源開発協力基礎調査(JICA-MMAJ)により探鉱坑道調査、坑内試錐調査、選鉱試験まで が実施された。) ・Cuale 鉱山操業開始。 1983年: ・La Minita鉱山(Colima州)操業開始。 1986年: ・Mexico 州Sultepec鉱山操業開始。 1992年: ・メキシコ政府によりTizapa鉱床が国際入札に掛けられ、Peñoles-同和鉱業㈱のJVが落札 し鉱山開発を開始。 ・Lomo de Torro鉱山(Hidalgo州)操業開始。 ・Bismark鉱山(Chihuahua州)操業開始。 1994年: ・11月、Tizapa 鉱山が生産を開始し、翌95年1月、精鉱の出荷が始まった。 1995年: ・二次産品を生産する Aleazin社操業開始。 1998年: ・Herradura 及びCaborca金山(Sonora州)の建設開始。 1999年: ・3月、Milpillas銅鉱床(Sonora州)の権益をSyprus-Amax(現Phelps Dodge)から買収(買収 額未公表) 2000年: ・Sonora州における銅探鉱に関しCODELCOとの合弁探鉱会社Pecobre(Peñoles51%、 CODELCO49%)を設立。探鉱予算額は2004年6mUS$、05年4mUS$。 ・3月、Milpillas銅鉱床のプレF/S実施を発表。探鉱坑道(斜坑)に着手。 ・12月3日、Rey de Plata鉱山を12月20日付けで一時的休山を発表。原因は亜鉛価格の低 迷とペソ高を挙げた。

2001 年: ・Francisco I.Madero 亜鉛鉱山(Zacatecas 州)操業開始。

2002 年: ・4月、洪水のため Bismark 亜鉛鉱山(メキシコ北部 Chihuaua 州)を約 40 日間休止。 ・Milpillas 銅鉱床の鉱山開発工事開始(初期投資総額 217.8mUS$、資源量 30mt、品位

Cu0.25%、SX-EW カソード年産 56kt/y、ライフ 12 年)

2004年: ・9 月28 日、ペルーの鉱山企業Milpo社(Compania Minera Milpo,S.A.A.)の公開株式の 51%分を、実勢価格2割増による108mUS$にて買収を試みたが、最終的合意に至らず 数%分の138,950株取得に留まった。(※Milpo社の03年生産量:亜鉛168kt、鉛42kt、銅 4kt、売上高64 mUS$)

2005 年: ・3月、Oro de Mezcala 金探査案件(Guererro 州、権益 56%)を Goldcorp 社(加)へ売却 ・La Cienega 金山の拡張工事完成、産金量増。

・Fresnillo 銀山の生産拡大。

・10 月、Milpillas 銅山(坑内掘、Sonora 州)試験操業開始。

2006年: ・8月、Milpillas銅山にてSX-EWカソード(LME Grade A)初生産。同年生産量1,473t(本格 生産時の能力は55kt)。 5.事業内容 Peñoles社及び同関連会社は、1887年創立以来、天然資源利用を目指す企業である。初期には、 鉱業、探鉱、製・精錬、非鉄金属の商業化に従事し、その後、工業化学、耐火産物及び水供給関連 サービス部門に順次進出してきた。 現在、50社以上の関連会社から構成され、銀、ビスマス及び硫酸ナトリウム生産で世界有数の大 手生産企業であり、メキシコでの重要な輸出企業でもある。特に、2006年の銀生産量1,459t(権益分 1,404t)は、世界第1位の生産国(約15%)であるメキシコにあってその5割、BHP Billitonに次いで世界 第二位の銀生産者であり世界計19,354tの7%に相当する。

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Peñoles社は、1968年からメキシコ株式市場に上場し、メキシコでは社会・経済的信用を得ており、 2006年の株価は1株当り約8.9US$相当でGrupo Mexico社の56US$と同水準となっている。 Peñoles社は、鉱山業に留まらず、化学工業や水供給サービス等まで広範囲に事業を展開してい る多角的経営を行っているが、鉱業部門(坑内掘7鉱山と露天掘1鉱山の計8 鉱山を操業)が中心 であり、全社売上高の約9割以上を占める。2006年度の品目別売上高を図表で次に示す。 図表に見るとおり、銀から精鉱までの計3,108mUS$は総計3,328.7mUS$の93%を占める。 鉱種別内訳は、2005年①金656mUS$(34%)、②銀503mUS$(26%)、③亜鉛317mUS$(17%)、④鉛156 mUS$ (8%)の順となっており、銀・金の計1,159mUS$は全体の60.4%となっている。 2006年は、①銀1,099mUS$(33%)、②金944mUS$(28%)、③亜鉛734mUS$(19%)、④鉛193mUS$ (6%) の順となっており、銀・金の計2,043mUS$は全体の61%となっている。 同社の2006年度の銀生産量1,405tは、世界計19,354tの7%を占め、BHP Billitonに次いで世界第2 の生産者である。 2006年度の販売先を国・地域別で示すと次の図表のとおりであり、米国とメキシコ国内で86%を占 め、日本は3%、その他の国と地域が5%となっている。日本向けはTizapa産の亜鉛精鉱が主体とみ られる。 Peñoles:セグメント〔2006年度 品目別・売上高(mUS$)※〕 品目 売上高 割合 対前年比 銀 1,129.3 33.0% 1.59 金 969.7 28.4% 1.78 亜鉛 651.8 19.1% 1.91 鉛 197.9 5.8% 1.18 精鉱 243.6 7.1% 2.83 硫酸ソーダ 55.1 1.6% 1.01 硫酸アンモニウム 27.5 0.8% 1.00 ビスマス 12.4 0.4% 1.45 その他 132.0 3.9% 1.17 合 計 3,419.2 100% 1.67 ※売上高はアニュアルレポートに記載されたペソ表示額を、IFSの 2006年末交換レート(10.8810)でUS$に換算した数値である。 Peñoles:2006年 品目別・売上高の割合 Peñoles:セグメント〔2006年度 販売地域別・売上高(mUS$)※〕 国名 金額 割合 対前年度比 米国 2,088.0 61.1% 2.10 メキシコ国内 861.7 25.2% 1.04 欧州 167.4 4.9% 5.27 日本 92.1 2.7% 1.09 南米 35.8 1.0% 1.02 その他 174.1 5.1% 2.32 合 計 3,419.2 100% 1.67 ※売上高はアニュアルレポートに記載されたペソ表示額を、IFSの 2006年末交換レート(10.8810)でUS$に換算した数値である。 Peñoles:2006年 販売先地域別・売上高の割合 鉛 5.8% 亜鉛 19.1% 金 28.4% 銀 33.0% その他 3.9% ビスマス 0.4% 硫酸アンモニ ウム 0.8% 精鉱 7.1% 硫酸ソーダ 1.6% その他 5.1% 米国 61.1% 日本 2.7% 南米 1.0% 欧州 4.9% メキシコ国内 25.2%

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2002~03年、過去2年連続した10mUS$程度の赤字から、一転して2004年は91mUS$、05年は 153mUS$、06年はの369mUS$の当期利益を得たように高水準の非鉄金属価格により財務状況は好 調ながら、2006年度末現在の総負債額は、1,672mUS$に達していることと、各鉱山に保有する鉱量 も十分とは言えない状況は課題として挙げられる。 5-1.鉱山の状況 2006年現在、鉱山部門はメキシコ国内において9鉱山(露天掘1+坑内掘8)を操業し、銀、鉛、亜 鉛、銅精鉱、金、銀の回収物、粗金属、及び銅カソードを生産している。2006年度の鉱山別生産量と 生産価値を下表に示す。Peñolesは主要鉱山としてFresnillo、La Cienega、La Herradura、Francisco I. Maderoの4山を挙げており、下表に見るとおりこれら4鉱山の生産価値は全体の77.1%以上となり、中 でもFresnilloは38.5%と圧倒的な稼ぎ頭となっている。

合弁事業はLa Herradura 金山(権益56%、Newmont44%)及び、Tizapa多金属鉱山(権益51%、 DOWAメタルマイン39%、住商10%)があり、それぞれ56%、51%のマジョリティーを有するオペレーター である。

操業中の各鉱山とも埋蔵量に課題を有しており(La Cienega鉱山を除いて全て10年以内)、精力 的に周辺域探鉱を実施している。

2006年8月、Sonora州でMilpillas SX-EW銅山・プラントがカソード(LME Aグレード)生産を開始し、 初年度は1,473tの生産を記録した。 Peñoles の操業鉱山: 2006 年度の生産量 Peñoles の操業鉱山の鉱種別売上高 〔単位:mUS$、金属売上高を生産量で割り振った試算値〕 Ag Au Zn Pb 計 1 Fresnillo Zacatecas 100 809.7 74.7 46.9 33.8 965.1 38.5% 3 La Cienega Durango 100 30.5 384.0 24.3 438.8 17.5% 3 Francisco I.Madero Zacatecas 100 36.1 206.0 29.1 271.2 10.8%

La Herradura(56%) Sonora 56 259.0 259.0 10.3% La Herradura(100%) Sonora (100) 462.6 462.6 15.7% 5 Naica Chihuahua 100 71.1 2.9 64.5 82.9 221.5 8.8% 6 Sabinas Zacatecas 100 80.2 92.6 9.5 182.2 7.3% Tizapa(51%) Mexico 51 44.3 23.2 42.9 9.2 119.7 4.8% Tizapa(100%) Mexico (100) 87.0 45.6 84.1 18.0 234.6 8.0% 8 Bismark Chihuahua 100 126.4 126.4 4.3% 9 Milpillas Sonora 100 0.0% その他 100 14.7 2.91 33.9 0.2 52 2.1% 1,129.3 969.7 651.8 197.9 2,948.7 100% 1,086.7 746.8 486.8 189.0 2,509.2 100% 権益(%) 鉱種別販売額('06年) 鉱種別販売額('06年:権益分) 4 7 No. 主要鉱山名 所在州 主要4鉱種・生産金属量の価値('06年度) 割合

Ag(t) Au(t) Zn(t) Pb(t) Cu(t)

1 Fresnillo Zacatecas 100 1,045.9 0.9 14,793 10,611

3 La Cienega Durango 100 39.4 4.7 7,631

3 Francisco I.Madero Zacatecas 100 46.7 64,576 9,108 489

La Herradura(56%) Sonora 56 3.2 La Herradura(100%) Sonora (100) 5.6 5 Naica Chihuahua 100 91.9 20,461 25,967 991 6 Sabinas Zacatecas 100 103.6 29,237 3,058 6,680 Tizapa(51%) Mexico 51 57.1 0.3 13,512 2,882 917 Tizapa(100%) Mexico (100) 112.0 0.6 26,494 5,650 1,798 8 Bismark(100%) Chihuahua 100 39,938 2,276 9 Milpillas Sonora 100 1,473 その他 100 19.3 0.04 10,205 16 1,458.8 11.8 205,704 62,041 13,707 1,403.9 9.1 192,722 59,273 12,826 権益(%) No. 主要鉱山名 所在州 生産量('06年、精鉱中含有量) 生産量計('06年:100%ベース) 生産量計('06年:権益分) 4 7

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<過去4年間(2003~06年)の概観> ○2003年度:経済的埋蔵量の減少や金属価格低迷等を理由に、次の鉱山を休閉山している。 ・1月、Rey de Plata亜鉛・鉛・銀・金鉱山(Guerrero州、2000年10月~03年1月) ・3月、El Monte亜鉛・鉛鉱山(Hidalgo州、50年間弱操業。生産亜鉛量累計1mt) ・9月、Las Torres銀・金鉱山(Guanajuato州、27年間操業、年間出鉱量600kt) ○2004年度:生産量は、これらの休閉山に加え、Fresnillo鉱山の機械入替による10日間の操業停止、 Naica及びFrancisco I.Madero鉱山の粗鉱品位低下等により、権益分ベースで減産となり、銀 1301t(前年比5%減)、金8t(同2%減)、鉛52kt(同34%減)、亜鉛198kt(同12%減)となった。 ○2005年度:好調な市況にも支えられて主要鉱種の生産量は持ち直し、権益分生産量は銀1422t (前年比6.5%増)、金8.9t(同10%増)、鉛59.3kt(同15%増)、亜鉛194.6kt(同1%増)と軒並み増産と なった。 ○2006年度:金属価格の上昇が著しく収益を伸ばした(売上高3,39mUS$は対前年比69%増、当期 純利益369mUS$は対前年の2.4倍、売上高利益率は8%から11.4%に上昇)。生産量(権益分)は、 銀1,404t(前年比1.3%減)、金9.1t(同2.2%増)、亜鉛192.7kt(1%減)、鉛59.3kt(前年から微減)となっ た。 5-1-1. Minera Fresnillo社の操業鉱山 (1)Fresnillo(Zacatecas 州、UG) Fresnillo(フレスニージョ)鉱山は、1550年から操業開始され約460年の操業歴を有し、世界最高品 位(524g/t)の銀山である。1000tに及ぶ産銀量は、世界の産銀量の5%、メキシコの3割強を占め Peñoles社の主力鉱山である。生産実績は、2003年990t、04年980t、05年は1054tである。 同山は、2003年に5.5mUS$を投じてTunelera(坑道連続掘削機)を導入し効率化を図っている が2005年度末に2台目が追加された。採掘はサブレベル・ストーピング法で、地下200~600mに胚 胎する鉱床を地表下700mの水平坑道で搬出するが、岩盤を保持しつつ従前比3倍速で坑道掘進 可能な“Tunelera”が威力を発揮し、採掘コスト低減(2004 年実績4.7%)に貢献しており、同掘削機 の他山への導入も検討されている。 2006年度は立坑の巻上機の近代化に5.5mUS$が能力増強とコスト低減のために投資されたほ か、排水ポンプ基地、通気系の改善が完了した。 (2)Naica 坑内掘鉱山(Chihuahua州) Naica(ナイカ)鉱山は、埋蔵量、生産量ともにメキシコ最大の鉛鉱山であり、Peñoles社により50年 以上に亘って操業されている。2006年の生産量(精鉱中含量)は、鉛25,967t(同社計の41.8%、対 前年比13.5%増)、亜鉛20,461t(同10%、12.2%増)、銀92t(同6%、12.2%増)であった。 2006年度は4.0mUS$の投資による排水ポンプステーションが運転を開始し、更に採掘深度を深 めることが可能となった。また、精力的な探鉱により高品位の資源量2.0mtを追加した。 Naica選鉱場の処理能力を最大限に活用するため、中規模の他社鉱山の開発を支援し、Excellon 鉱山から高品位の銀、亜鉛、鉛を含有する精鉱を買鉱した。

(3)Francisco I. Madero 坑内掘鉱山(Zacatecas州)

Francisco I.Madero(フランシスコ・イ・マデロ)鉱山は、2001年6月から操業を開始した亜鉛の主力鉱 山であり、鉱床は、層厚2~50mの潜頭マント型である。鉱山評価時の埋蔵量30mt、平均品位 Ag42g/t、Zn4.7%、Pb0.99%、Cu0.19%、Fe18.6%であったが、2006 年末時点の埋蔵量28.5m、品位 Ag26g/t、Zn3.13%、Pb0.77%、Cu0.08%と低下している。 2006年の亜鉛精鉱中含量は64.576tで対前年比1.4%減であった。これは豪雨と定修のためで ある。他方、品位向上により銀は47t(7.4%増)、鉛9,108t(2.2%増)であった。 2004年3月に3.7mUS$の投資額にて廃滓ダム拡張工事が完成している。 5-1-2. Minera Sabinas 社の操業鉱山 Sabinas 坑内掘鉱山(Zacatecas州) Sabinas(サビナス)鉛・亜鉛鉱山では、2004年、生産拡大(亜鉛27→32kt/年、銀112→131t/年)と コスト削減4%を目的に拡張工事に3.7mUS$が投資された。2006年度は選鉱場の鉛―銅分離選鉱

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系に5.8mUS$が投じられた。低品位鉱と不安定な切羽の問題があり、高品位鉛鉱床部のアクセス が減少しており、粗鉱品位の低下を招いている。同年度、第3尾鉱堆積場が使用開始となった。 2006年の生産量は、銀103.6t(対前年比-11%)、亜鉛29,237t(同-9%)、鉛3,058t(同-38%)で あった。

5-1-3. Minera Mex, La Cienega 社の操業鉱山 La Cienega 坑内掘鉱山(Durango 州) La Cienega(ラ・シエネガ)鉱山は、メキシコで最高品位の金山(平均品位Au7.3g/t)である。拡張工 事後、初の本格生産年となった2006年は粗鉱処理量が14.6%アップした。同年、選鉱場の生産性 改善のため導入されたエキスパートシステムを搭載したSAGミルが運転を開始し、4%の生産性改善 効果が得られた。2006年度の産金量は4.7t(Peñolesの産金量計の39.6%)であった。 2006年度第2尾鉱堆積場に7.9mUS$を投資し、使用開始は2007年第1四半期の予定で耐用年数 は16年。採掘切羽の条件と安定性、生産性向上のため、従来のカットアンドフィル法を維持しつつ、 穿孔を垂直から水平方向に変更した機械化採掘法とし、ロック・ボルティングやショットクリークの作業 効率は50%向上した。 2003年度には350mの立坑工事に3.1mUS$を投資し、2004年7月に完成している。 後述するとおり周辺探鉱で成果を上げている。 5-1-4. Minera Tizapa 社の操業鉱山 Tizapa 坑内掘鉱山(Mexico 州) Tizapa(ティサパ)鉱山は、Peñoles社51%、Dowaメタルマイン39%、住友商事10%の権益からなる日墨 共同開発による高品位鉱山であり、亜鉛・鉛を主体に、銀、金を伴う。 亜鉛精鉱のほぼ全量は日本(秋田製錬(株):Dowaメタルマイン81%保有)へ輸出され、銀・金を含 む鉛精鉱は全てMet-Mex Peñoles社のTorreon製錬所(Durango州)へ国内輸送される。 2006年度の生産量は亜鉛26.464t(対前年比3.4%増)、鉛5,650t(同4.8%増)、銀112t(同4.0% 増)、金0.6t(同20%増)であった。同年、粗鉱増産のため新規に斜坑1,247mが完成し、第2フェーズ (投資額3.4mUS$)が着工された。また、鉛精鉱中の金実収率の向上計画を開始し、20%の増産効 果があった。 5-1-5. Minera Penmont 社の操業鉱山 La Herradura 露天掘鉱山(Sonora州) La Herradura(ラ・エラドウラ))露天掘鉱山は、Peñoles社56%、Newmont44%の権益の鉱山で、メキシコ 最大の金山である。2006年度の粗鉱生産量は13.0%増ながら金品位の低下により2006年産金量5.6t は前年比1.1%減であったが、Peñolesの産金量計11.8tの47.7%に当る。 2006年度、5.2mUS$を投じて貴液処理能力を60%拡張し、第5リーチング・パッドを建設した。これ ら新設備と今後12mUS$によるストリッピング設備への投資により、金の年産能力を6.2tに上げる。ま た、2006年度に第6リーチング・パッド(投資額10.5mUS$)に着手した。 5-1-6. Minera Bismark 社の操業鉱山 Bismark坑内掘鉱山(Chihuahua州) 高品位の亜鉛鉱脈鉱床で、2006年の生産量は39,938t(対前年比11.4%減)、銀14t(同19.4% 増)であった。Peñolesの亜鉛鉱山の中ではFrancisco I.Maderoに次いで第2の亜鉛鉱山で2006年度 生産量は全体の19.4%に相当する。2006年度は排水ポンプステーションが完成した。坑内及び地表 の探鉱が継続されており、鉱量を追加している。 5-1-7.Milpillas銅山の開発・生産開始 Milpillas銅山開発(ミルピージャス、Sonora 州) 2005年10月、Peñoles初のSX-EWカソード生産銅山開発が開始し、2006年8月から生産を開始し た。2006年度のカソード生産量は1,473tであった。本格操業時の生産能力は55kt/y。

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同鉱床は、1999年、Cyprus-Amax社(現Phelps Dodge)から権益を取得(買収額未公開)し、2003年 度に立坑計画全長700m中429m、斜坑長3,026mを開削(進捗率17%)し、04年は、破砕機、変電所、 ポンプ等の設備設置及びSX-EWプラントの建設が行われた(進捗率61%)。2005年に斜坑長は 4,543mに達し、深度4レベルの採掘準備が整い、破砕鉱は22haのリーチングパッドに運搬されて浸 出試験が実施され、2006年8月からに生産に入った。 初期投資額は当初217.8mUS$であったが最終的に242.4mUS$に11%増額となった。 確認埋蔵量35mt、品位Cu1.95%で、酸化帯を坑内採掘対象としてSX-EWカソード年産56kt、マイ ンライフ12年と計画されている。酸化帯下部には初生硫化鉱床帯が確認されている。 Peñoles の操業鉱山の埋蔵鉱量(100%ベース、2006 年 12 月 31 日時点) 5-2.製錬の状況 100%子会社のMet-Mex社(Met-Mex Peñoles社)Coahuila州Torreonに製錬・精製所を有し、自 社産精鉱及び他社から買鉱による精鉱を製錬・精製し、金、銀、鉛、亜鉛及びビスマスの各地金生 産を行っている。Met-Mexからの残渣と副産物はDurango州のBermejilloプラントにて処理され、硫化 亜鉛、硫酸亜鉛、硫酸銅、三酸化アンチモンが生産され、Coahuila州Ramos ArizpeにあるAleazinプ ラントで亜鉛合金が生産される。 ・2006年の地金生産量: 銀3,089t(前年比8.7%増)、金48.7t(同38.8%増)、亜鉛239kt(同3.0%増)、鉛140kt(同2.1%減) ・2005年の地金生産量: 銀2,841t(前年比14%増)、金35.1t(同49%増)、亜鉛233kt(同0.3%増)、鉛143kt(同8.3%増) ・2004年の地金生産量: 銀2,503t(前年比4%増)、金23.5t(同21%減)、亜鉛232kt(同6.0%増)、鉛132kt(同1.5%増) 埋蔵鉱量 (mt) Ag Au Zn Pb Cu Fresnillo Zacatecas 100 10.6 507 0.56 0.77 0.46 2,207 5 La Herradura* Sonora 56 104.1 0.84 8,790 12 La Cienega Durango 100 6.8 120 7.30 2.07 1.35 673 10

Francisco I.Madero Zacatecas 100 28.5 26 3.13 0.77 0.08 2,296 12

Naica Chihuahua 100 4.1 140 0.08 3.01 3.48 0.19 757 5 Bismark Chihuahua 100 1.8 30 9.50 0.06 0.52 613 3 Sabinas Zacatecas 100 12.3 125 3.36 0.90 1.05 1,142 11 Tizapa Mexico 51 1.9 255 2.3 6.40 1.56 0.44 548 3 Milpillas Sonora 100 35.2 2.20 193 182 205.3 47 0.7 0.95 0.31 0.46 17,220 12 158.6 59 0.7 1.19 0.40 0.60 13,084 12 Ag Au Zn Pb Cu 5,394 6.0 82 49 La Herradura 87.4 La Cienega 810 49.3 140 91 Francisco I.Madero 740 891 219 23 Naica 577 0.3 124 144 8 Bismark 54 171 1 9 Sabinas 1,543 415 111 130 Tizapa 489 4.5 123 30 8 Milpillas 775 9,608 147.5 1,944 645 953 9,368 107 1,884 630 949 06年度生産量(100%) 1,459 11.8 206 62 12 7 12 9 10 78 ライフ 試算 出鉱量 (kt) 埋蔵量計(権益分)・平均品位 合計(100%) 埋蔵量計・平均品位 主要鉱山名 金属量 (Ag,Au:t)(Zn,Pb,Cu:kt) Fresnillo 合計(権益分) ライフ試算 主要鉱山名 (*印:露天掘、その他坑内掘) 所在州 品位 (Ag,Au:g/t)(Zn,Pb,Cu:%) 権益 (%)

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Met-Mex Peñoles 社(Coahuila州 Torreon) Torreonは、鉛―銀系と亜鉛系からなる。2006年度における精鉱受入や設備改善の状況は下記の とおりである。2007年度は更に設備投資額として101.0mUS$の予算が計上されている。 (1)鉛―銀系 自社及び買鉱による鉛・銀精鉱を同製錬所で処理し粗鉛を生産している。この粗鉛と各鉱山か ら出荷されてくるドーレ及び沈殿物、他社から受け入れる粗鉛、ドーレ及び高品位原料は精製所 に送られ、金、銀、鉛、ビスマスの各地金が生産される。 2006年度は買鉱量は3.8%減少したが自山鉱が比較的安定して1.7%増となり、ほぼ前年並み の精鉱を受入れた。 Torreon: 鉛―銀精鉱受入量 (単位:t、%) 年度 2006 2005 2006 2005 増減 自山鉱 149,821 147,374 40.8% 39.5% 1.7% 買鉱 217,158 225,762 59.2% 60.5% -3.8% 合計 366,979 373,136 100% 100% -1.7% 精製プラントの原料確保のため国内及び海外から貴金属を含有する半処理原料、古銀貨、再 生銀、宝飾品スクラップ、不純鉛の購入量を増やした。精製原料は前年より量が減少したものの貴 金属含有量が高かったため、金、銀は記録的な生産量となった。 2006年度、次のような鉛製錬工程における多くの機器の交換や工程制御機器が導入された。 ・処理量当りのコークス消費量の減少、新規の発電工程制御システムの設置によるシンタープ ラントと炉の改善 ・銀精製における亜鉛低消費型の感応炉の連続的かつ効率的な操業 ・高品位合金工程における廃熱回収システム ・ケトル加熱システムの改善(天然ガスから電化) ・鉛―銀精製工程の3基の炉は電気炉として安価な天然ガスを発電に使用し、950バーレルの 重油の節約となると共に、炉の寿命延長にも効果が見込まれる。 (2)亜鉛系 自社の各鉱山及び他社からの買鉱による亜鉛精鉱を処理し電解工場で亜鉛地金、亜鉛合金、 その他金属を生産している。 2006年度は買鉱による精鉱受入量が14.5%増、自山鉱が2.7%増により総量は7.5%増加した。 Torreon: 亜鉛精鉱受入量 (単位:t、%) 年度 2006 2005 2006 2005 増減 自山鉱 275,540 268,362 56.3% 59.0% 2.7% 買鉱 213,556 186,475 43.7% 41.0% 14.5% 合計 489,096 454,837 100% 100% 7.5% 2006年度、亜鉛地金生産量239.4ktも新記録であり、ラ米におけるリーディングカンパニーの地位 を強化した。これには高品位の銀を含有する亜鉛精鉱を処理するための設備投資(15.5mUS$)が貢 献した。これには硫酸塩溶液浄化フィルター、電解工程における通気システムの改善、電力消費量 低減型のカソード、アノードセルの改善設計などからなり、2006年度の亜鉛電解工程の電力消費効 率は記録的な低減を得た。 2006年11月、既に定修済みであるが、2007年4月にも予定し、更なる亜鉛系の安定した連続運転 を図る。 Aleazin 社 主に工業用に亜鉛の二次製品を生産する。 2003年は、亜鉛合金を前年5.9%増の102kt生産した。

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6.探鉱状況 (1)概要 Peñoles社の探鉱基準についてはアニュアルレポートに次のとおり記載されている: ① 少なくとも10年分の埋蔵量(proven+probable)を有すること ② 十分な含有金属量: 銀>100moz(3,110t)、金>2moz(62t)、亜鉛>1mt、銅>400kt 探鉱予算は次のとおり強化されており、2007年度も広域・周辺探鉱予算が63.6mUSが投じられる 上に鉱山内探鉱も2.2倍の21.5mUS$に強化される。 年度 広域・周辺探鉱 鉱山内探鉱 合計 (mUS$) 2007 63.6 21.5 85.4 2006 63.0 9.7 62.7 2005 48.5 8.5 57.0 2004 31.7 9.2 40.9 2003 23.1 10.3 33.4 (2)対象鉱種

2007 年の探鉱予算額 85.4mUS$の内訳は、ベースメタル 30.5mUS$(銅 17.7mUS$、亜鉛・鉛 12.8mUS$)、金 42.1mUS$、その他 12.8mUS$となっており、構成比は金 49%、銅 21%、亜鉛・鉛 15%、その他 15%となっている。(以上、MEG データによる)

(3)対象地域・探鉱段階

2007 年度探鉱予算全額を中南米対象としているが、メキシコ国内が 68.3mUS$と 80%を占め、そ のほかチリ 9.0mUS$(10.5%)など南米計7カ国を対象としている。

Peñoles: 2006 年度 探鉱予算(ステージ、国別)

国名 Grass Roots Late Stage & F/S Mine Site 計 割合

メキシコ 35.8 10.7 21.8 68.3 80.0% チリ 9.0 9.0 10.5% ペルー 4.8 4.8 5.6% コロンビア 1.0 1.0 1.2% ブラジル 0.8 0.8 0.9% エクアドル 0.5 0.5 0.6% アルゼンチン 0.4 0.4 0.5% その他南米 0.6 0.6 0.7% 計 52.9 10.7 21.8 85.4 100%

探鉱段階は Grass Roots52.9mUS$、Mine Site21.8mUS$、Late Stage & F/S10.9mUS$の順に探 鉱予算が計上されており、新規鉱床探鉱に平行して既存鉱山周辺の探鉱にも重点配分されてい る。 (4)最近の動向 <メキシコ:新規鉱山開発に向けた探鉱・開発プロジェクト> El Saucito(Zacatecas州:‘06年度投資額11.7mUS$) Fresnillo鉱区で探鉱を継続中であるがこれまでの成果により金量1.2moz(37t)以上を把握してい る。2005年度、16.8mUS$により開発用地を確保し直径5.5mの立坑300mを開削中で2006年の進捗 は235m(‘05年度20m)であった。また、2,240mの斜坑は1,485m(’05年度80m)まで進捗した。2006 年度後半、Saucitoの平行脈が発見され資源量が追加された。2007年度も開発が恵贈kされ、生産開 始は2008年下期の見通し。 Juanicipio(Zacatecas州:’06年度投資額2.7mUS$) MAG Silver(加)と共同探鉱案件。Peñolesは同社からFresnillo地域の銀鉱区の56.0%権益を取得 すべく5.0mUS$の炭鉱投資額を提示した。2006年度のボーリング探鉱の結果、金属量Ag1555tの資 源量が把握され、これがさらに倍増する可能性がある。2007年度に発見した鉱脈周辺のボーリング

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探鉱が継続され、半ば頃までに5.0mUS$を投資し終える計画である。 San Juan(Durango州:’06年度投資額5.1mUS$) 5箇所に金・銀の鉱化作用を伴う構造を把握している。そのうちの主要鉱脈は資源量がAg金属量 ベースで933tと見込まれ、2006年内に周辺の鉱脈にも同様の鉱化作用が認められた。2007年には 北側にコアボーリング探鉱を進めるとともに、坑道探鉱を開始する。 Velardeña(Durango州:’06年度投資額3.3mUS$) 30年以上保有していた自社鉱区に隣接する同鉱区をGrupo Mexicoから買収した面積48,000haの 亜鉛探鉱鉱区。2006年、地表コアボーリングを開始した。また、平行して坑道探鉱と選鉱試験試料 採取のために斜坑の補修を行った。現状の資源量は10.5mt、品位Zn7.0%である。2007年度はボー リング探鉱を強化する。 Orisyvo(Chihuahua州:’06年度投資額2.7mUS$) 鉱区面積64,000haに実施した初期コアボーリング探鉱により資源量(金量ベース)Au9.3tを把握し たがまだ発展性がある。カナダ系Exmin社から同鉱区内に位置するMaguarichiプロジェクトの60.0% 権益を4.1mUS$で取得することで合意に達した。2007年は斜坑の建設と選鉱試験を実施する。 Pecobre(Sonora州 ※2006年度アニュアルレポートに記載なし)

2000年よりGrupo MexicoのLa Caridad銅山付近の同鉱区において開始されたCODELCOとの共 同探鉱(Peñoles 51%、CODELCO49%)で、2005年度末までに資源量(inferred)1,000mt、品位 Cu0.34%、及び400mt、品位Zn0.40%の鉱量を把握している。Peñolesのアニュアルレポートには記 載ないがCODELCOの同レポートによれば、2006年度、Flobar鉱体の資源量800mt、品位 Cu0.3-0.4%を確認した。また、新規にCu-Fe-Au鉱徴地としてSanta Barbara地区を2007年度の探鉱 対象地域として選定した。 <メキシコ:既存鉱山の周辺探鉱・開発プロジェクト> Tizapa(Mexico州) 同鉱山における探鉱により資源量が倍増したことがアニュアルレポートに記載されているが公開さ れたデータは埋蔵量のみで1.9mt、品位Ag255g/t、Au2.3g/t、Zn6.4%、Pb1.56%、Cu0.44%である が資源量は発表されていない。 Herradura(Sonora州:’06年度投資額7.5mUS$) 同鉱山の北側2地区においてコアボーリング調査を実施し、地質学的資源量(金量ベース)Au22t を把握し、探鉱を継続する。 Francisco I. Madero(Zacatecas州:’06年度投資額2.9mUS$) 同鉱山周辺地域に集中的に実施したコアボーリング調査により、資源量5mtの鉱量を追加した。 未探鉱範囲があり、鉱量が倍増する余地がある。 La Cienega(Durango州:’06年度投資額1.9mUS$) La VirgenはCienega鉱区内の地域で、これまでの探鉱結果による資源量(indicated)990kt、品位 Au9.0g/tの鉱脈の広がりを探鉱中であるが、2005年度に資源量が対前年度比8%増となった。 2006年度は地形的制約により最も有望な範囲にでの探鉱が制限されたものの、資源量(金量ベー ス)Au3.1tを把握し、2007年度は範囲を拡大して探鉱を継続する。 Naica(Chihuahua州:’06年度投資額1.4mUS$) 精力的に探鉱を実施中で、2006年第4四半期には高品位の鉛・亜鉛鉱徴を把握し、資源量を2m t追加した。 <メキシコ:初期探鉱プロジェクト> 金・銀を対象にChihuahua、Guanajuato、Durango、Sonoraの各州、銅を対象にChiapas、Sonora両 州の数地域で初期探鉱を実施中である。

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<ペルー:探鉱プロジェクト> Capec Orco(所在地等不明) 現地のパートナー(Buenaventura社と見られる)と金を対象に探鉱中であるが、数ヶ月来、現地住 民との問題があり、探査活動が中断している。現在の地質学的資源量は金量ベースで31tである。 Peñolesはペルーに3箇所に探鉱拠点を有している。 <チリ:探鉱プロジェクト> Inca de Oro(チリ第Ⅲ州)

Colorado Minerals Inc.が所有する同鉱区(資源量(Indicated)40mt、品位Cu0.45%、Au0.5g/t)に おいてPeñolesは12.0mUS$相当の探鉱を実施する計画で、その後4年間に10mUS$相当の探鉱を追 加することで同鉱区の65.0%の権益を取得できる契約を交わしている。 2006年にPeñolesはSantiagoに探鉱事務所を開設した。 <その他> アルゼンチン及びブラジルで有望地の評価中。 <放棄案件> Mezcala金銀鉱床探査(Guerrero州) 1994年からPeñolesが探鉱しプレF/Sまで行ったスカルン型金銀鉱区であるが、2005年3月、 Goldcorp社に70mUS$で売却された。同鉱区はPeñoles56%、Newmont44%の権益を有していたが、 Goldcorp社の2鉱区に挟まれており地理的に制限があった。Goldcorp社は現在100%の権益を有し、 Bermejal鉱床と総称し2007年から生産開始の計画(OP(2pits),ヒープリーチ、年産金量3.1t)。 Pinos Altos金鉱床探査(Chihuahua州) 2005年3月、Agnico Eagle社にオプション(*)付きで売却された。 (*注:2006年2月までの探鉱・鉱床評価の結果、65mUS$で全権益を購入することができ、その半 額32.5mUS$は現金で、残り半分は同社の株式で支払う。)

参照

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