暖地ビートの飼料的特性に関する研究 III 乳牛に対するビート茎葉及び根の給与が泌乳量ならびに乳脂率に及ぼす影響について(2)-香川大学学術情報リポジトリ

暖地ビートの飼料的特性に関する研究

Ⅱ 乳牛に対サーるビート茎葉及び根の給与が泌乳量

ならびに乎L脂率に．及ぼす影響砿ついて（2）

中広義雄，一・色 泰

Ⅰ 緒 ピー・ト茎菓のもつ嗜好性，泌乳促進性及び−・般組成などから，泌乳飼料として極めて好適な条件をそなえているこ とは既に報薯した（1−さ）．その際泌乳性匿ついてほトゥモロコリサイレージとの比較飼養試験を行なつてその掛値を判 定したが，乳牛を飼養するに当り各穐粗飼料の泌乳に対する比較価値を知ることは，合理的な配合給与と生産効率を 高めるために必要であることはいうまでもない 暖地におけるピー・トの栽培は．通常7∼8月播種とされているから，その収穫は翌春1∼3月にかけて朽なわれる・ 従って■ピートの茎葉や根部を新鮮物のまま家畜に給一与する場合，競合する粗飼料としてほ各種のサイレー・ジ，乾草や 背刈エソ麦が主要なものとして挙げられる そこで今回前に引き続き泌乳牛に対しビート茎柴を給与の上，その泌乳鼠及び乳脂率に及ばす影響に／ついて試験を 行ない，背刈エソ麦のそれに比較したのでここにその結果を報嘗する Ⅱ 試験の材料及び方法

Table l．Memorundam of experimentalmilking cows． 前報紅ならい泌乳牛として承ルスタイ ン種乳牛6頭を使用して飼養試験を行な ったが，とれらの乳年の参考事項ほ難1 衷に示した通りであつた 試験は第1試験（ピート茎葉給与）と 第2試験（ピー・r・根給与）紅分けて行な い，試験の期間ほ昭和36年2月28日より 3月29日に．至る30El間で，これを3期に 分ら1試験期をそれぞれ10日1硯とし，各 Parturitional Stage

Nol・OfcowF Agelparturitionaldate

本試験期7日，予備期3日をとり，本試験の結果について検討を行なった」・ 試験期間中の飼料は第2，3衷の様な配合で給与し，水は員由紅飲ませた・ 解1期及び第3期を対照期とし，粗飼料の叫・部としで竃刈エソ麦を給与したが，比較試験期である第2期でほ育刈 ェン麦のか わりに傑1試験ビ−ト茎葉，滞2試験ビート板なそれぞれ代沓給与し，他の飼料の配合給与慮は全期間を

Table2．．Feed consumptionin each experimentalperiod（Expt．1）・ feed consumption（kg）

第13巻第1号（1961）

Table3”Feed consumptionin eachexperimentalperiod（Expt．2）．

27 Feed consumption（kg） 通じて不変とした・膏刈エン麦は1，3期ともに草丈30cm程度に座管したものを給与した． また飼養標準の辞定にほHANSSON（4）の基準を準用したが（維持飼料の全可消化養分を体重1000kg当り7。20kgと した），これに各期の給与固形分，可消化粗蛋白貿（DCP）及び全可消化養分（TDN）を対照させて−，その過不足 見な算出すると第4，5表の通りとなつた…なお給与飼料の中ピ−ト茎葉，ビート板及び配合飼料について：は，別 に行なった試験の結果による可消化成分を適用し，その他ほ一応片山らの分析表によった（第6表）

Table4り Amountofm血ienttedto thecowsin eachexperimentalperiod（Expt．1）． Body weight ▲→ 440．Okg Milk pIOduction per day−→15．61kg JAmount

Ofdr畏芸atter愕忠霊e琵崇eJDi票禁（言うude For maintenance of body

For milk production Total Rice straw Concentrated fodder GIeen OatS Beet tops Total

Surplus and defficiency Total

Surplus and defficiency Feeding standaェd

2nd peIiod

Allperiod （ 1st and5rd period

1stand5rdperiod 2nd period

Table5，．Amount Of nutrient fed tothe cowsin甲Ch experimentalperiod（Expt．2）． Body weight −す475．1kg

Milk production per day一斗15．61kg

A慧法認Sfy r慧思認e jDi；慧誓（S3ude

For maintenance of body

For milk production rotal Rice straw Concentrated fodder G工eellOatS Beet roots 。tal

Surplus and defiiciency Total

Surplus azld defficiency

8．552 7 805 1占．557 るり055 5．る77 2い7る0 2 942 14．492 −1．8d5 14占74 −1小占85 Feeding Standard

A11period （

てst anb5Id peIiod 2nd peI・iod lstand5rdperiod 〈 2nd period （ Table6．Generalcomponents of feed（％）． Crude pIOtein

lc川defat∼N柁

Crude fibIe

1crudeashlDCP（TDN

Moistu【e

＊This concentrates wasmiⅩed by following composition・ Barley bran 50‖00％ Wheat bran 17．83％ Soy bean cake17．83〝 Smashed barley14．34〝 次いで泌乳量及び乳脂率の測定は前報通りに．した・

第13巻第1号（1961） 29 Ⅱ 結果及び考察 （1）ピー・ト茎葉給与の影響 試験期間中に生産された乳鼠の変化を図示すると， 第1図の如くであった． これに．よると，常1期から第2期の飼料（ピL−ト茎 葉）に転換することにより，3頭の泌乳年∴は共に乳量 が増加しているが，再びもとの飼料にもどした滞3期 でほ，やや低下して肇1期の水準と同程度か幾らか下 廻っている．また各泌乳牛の乳鼠変化の状態ほはぼ平 行的であるから，3頭平均でもまた同様な傾向となっ ている．従って：ビート茎葉のもつ泌乳効果は，乳屋の 点では讃刈エソ麦よりも優れていることがはば明らか である 本試験も前回に準じて背刈・エソ麦濫ビ−ト茎葉を完 全代替した場合の泌乳効果を比較したわけであるが， 実際にほ両者の間に多少の栄養価他のずれがある1す なわち，第6表の分析表によっでわかる通り背刈エソ げb nU 8 ．〇 4 2 nU k 2 1 11 1 1 1 GO叫ちnpO已ノ雲叫ヨ 1 1

Greenoats；Beet tops E Green oats

＼一一・−ヽ′一−・・・・・・・・′

Date I Ⅱ Ⅱ

Fig”1．Changein the milk production of thecows duIing each experimentalperied（Expt．1） 麦のDCPl．4O，TDNlO．80把対して：，ビ−・ト茎葉ではDCPl．70，TDN13．26となってDCP O・3，TDN 2．46各％だけ高位にある、従って全体的に給与される各泌乳牛の栄養は，一応飼養標準鼠を確保するとはいっても， その絶対鼠ほ解2期において多くなっており，これが泌乳量に彪響を与えているとの解釈もなし得る．．しかしなが ら，前記の背刈エン麦の栄養価ほ実測値でほないから正確な比較ほ困難であった． 暖地で栽培せられる背刈エソ麦は，3月上，中旬には第1回の刈取り（初秋に．播種したもの把ついて：は，年内に・1 回刈取りできるから通算で第2回目に当る）が可能であるから，ビ−ト茎葉の出廻る後半期庇ほ競合的立場にたつこ と紅なるが，同時期における背刈エソ麦の可消化成分について，本試験とは別に査定を行なった結果に・よれば，DC P3．02，TDN12．．79であることが明らかになったい従って育刈エソ麦給与期に．おける実際の栄養は，DCPでは ビート茎葉給与期をかなり上廻り，TDNは多少低いがそれでもその差は儲かな範囲まで縮まっているわけである．

Table7．Quantity ofthemi1k production，COntent and quantity ofmi1k・・fat（Expt．1）

次に各試験期間中の乳乱乳脂率及び乳脂鼠を第7表でみると，乳嵐でほ第2期が最も高くてしかも各乳年は共通 しており，第3期は第1期の認に近似する点，トゥモロコシナイレ−ジとの比較価侶の場合に近い性質を示してい る，乳脂率では第2期において冒頭共軋やや低下するのがみうけられるので，緒局乳脂生産箪ほ各個体によりその程

度は異なるが，何れも滞2期が高い ここで第1期と第3期の背刈エソ麦給与期の平均の乳鼠 乳脂生産遠及び乳脂率を算出して一軍2期の期待生産鼠と みなし，これと第2期の実測値を比較すると（欝8表），乳鼠でほNo．．168kg，No．24．．1kg，No，3 3いOkgだけ増 加してノおり，これは6．26，3い29，3．99各％に当るから，その平均増加率は4u51％〈合計でほ454％）紅なる．こ のことからど−ト茎葉の給与によって得られる乳鼠ほ，喜刈エソ麦に比べて凡そ（ll．5％程度の増加が見込めると考え られる、反面乳脂率は何れの個体でも低下し，その低下率はNoll，26，No2 296，No．3 03d，平均】．．52 Table8Increment and decrement of the expected quantity of the production of milk ar）d

milk−fat during the experimentalperiod（Exptり1）．

Quantity of milk-fat pIOduction（g） 5，占24 5，455 ＋ 189 ＋ 5．47 5，425 5，る01 − 178 − 4．94 2，504 2，225 ＋ 81 ＋5．る4 9，551 9，277 ＋ 74 ＋ 0り80 Milk−lat content （％） Quantity of milk production（kg） 2nd peIiod Expected董or2nd period

Increment and decrement

〝 ％

2nd period

Expected for 2nd period Increment and decIement

〝 ％

2nd period

Expected for 2nd period hcrement and decIement

〝 ％

2nd period

Expected for 2nd period Increment and decrement

〝 ％ 115。4 108．占 十 占．8 ＋ 占り2占 128い7 124．る 一卜 4．1 ＋ 5．29 78．1 75．1 」一 5．0 ＋ 5．99 522．2 508．2 十140 −ト 4日54 5“14 5．18 − 0．04 −1．2占 2いるる 2一．89 − 0．25 − 2．．9る 2．95 2．9占 − 0い01 − 0．54 2い90 5．．01 − 0．．11 − 5．る5 No．1 No‖ 2 No．5 Toねユ （合計では3小65）それぞれ％を示すから，乳脂垂産崖ではNo‖1＋547，No巾2 −・494，No．．3 ＋3り朗，平均1．39 （合計では0牒0）各％の増加となつた． 以上の結果からど−ト茎葉の給与が乳最及び乳脂率に及ばす影響ほ，本質的紅は本試験の場合も前回のトゥモロコ レサイレー汐との比校価佃で示した成紡に腰似するが，その度合は乳鼠増加ならびに乳脂率の低下について，はぼ尊 ばの水準にあることが特徴づけられる．．これらのことほ背刈エソ麦のもつ泌乳効果がトクモロコレサイレ−汐とと− ト茎葉の中間にあることを示すものといえよ・う従来からど−t・茎葉の泌乳効果の優れていることは認められてこいる が（6），本試験の結果を通じてその主要な原因は，やほり可溶無窒素物にあるのでほないかと推定されるすなわち乳 ￣紋を規制する栄養的要因としててま，蛋白野鼠がまず第一ノ・に挙げられるが，前述の様にど一卜茎葉を背刈エソ麦に完全 代替した場合，その粗蛋白質の鼠ほ眉刈エソ麦の給与時が多いに．もかかわらず，その乳猿ほピー・ト茎柴給与時のカが 高いという事実が，可溶無窒素物の贋的あるいほ品的優イ立性に．あるこ．とが想像されるい ただ試験期間が短いので長期 に．わたる給与試験でも同じ様な成紡が持続されるとほ限らない‖ ピ−・ト茎葉の粗黄白栗の不完全性や泌乳鼠に比べて■ 栄養の相対的不足から，飼養期間が長くなるにつれて乳脂生産星が低下することが報告されているので（7），乳鼠の増 加に平行して栄養の補給を考慮する必要があろう． （2）ピ−ト板絵与の影響 ビ−ト茎柴が1日1頑当り15kgが給与されたのに対して，ビート板給与の労2試験では各12kgずつ与えたので，ピ −ト板絵与の場合は完全代沓ではなく，その可消化成分の貿認の両面を考えて，帝刈エソ麦の60％水準の雷鼠を代替 給与したい滞2試験紅おける飼養上の特徴はど−ト根の組成が可溶無窒素物中心になっていることから，対照期の讃 刈エソ麦に比べてTDNほやや上廻る反面，DCPはかなり下廻っているい これを前例によって著者らの査定による 可消化成分を適用すると，TDNの違いは縮められるがDCPではさらに大きな較差ができるのである． 罪1試験の順序に・従って，まず期間中の泌乳曲線を第2図でみると，ビ−ト茎発給与の場合に比べて第2期におけ

31 第13巻葦1号（1961） る日別の乳騒の変異は大きいが，個体別には時期ごと に−・致しているので，飼料を除いた環境条件の影響が 考えられるも，全体的にはやほり第2期が最も高い し，変化の様相も大体第1試験の時に似て−いる さらに各期別の乳乳 乳脂率及び乳脂生産鼠を比べ ると（第9衷），ここでも泌乳量ほ各乳牛とも第2期 が最も高く，乳脂率は逆に低い傾向がみられ，乳脂生 産鼠では大した増減は認められない そこで第1試験同様に第2期の期待生産鼠と実測僧 の間の増減について比較対照すると（第10表），乳畏 ではNo…41．50kg，No‖5 2い20kg，No．6 4．70kg だけ増加してこおり，その増加率はNo．4 2．3n，No． 5 2．37，No“6 4．95，平均3，21（合計でほ3．36） 各％であって，ビ−・ト茎葉に比べると増加率はやや低 い．またど−ト根対トゥモロコレサイレージの比較試

Green oats：Bee†IOOtS；Green oats

・乃・ レ ′＼し㌧／ ′ 4 5 2 1 nU 9 11111 GO叫︸UnpOhd 曇−ヨ Average

＼、N。4

1 ， 1ぎ挙

2？

ⅡⅡ ⅡⅡ 】Ⅱ ＼・・一一■−、■′一−■−−・・ノ ＼−一一−−〉一・−−■−・・・・／ ＼−・一−・・＼′′一−・−／ Date I Ⅱ Ⅱ

Fig…2．Changein themilk pIOduction of the cows duIing each experimentalperiod（Expt・2）小

Table9．Quantity of themi1k production，COntent and quantity of milk二王at（Expt・2）

TablelO．Increment anddecrement ofthe expectedquantityof the productionof milk and

milk・fat during the experimentalperiod（Expt．2）

Quantity of milk・fat pIOduction（g） Quantity of milk

production（kg） Milk−fat content（％）

5り15 5．、21 − 0．．08 − 2．49 2”85 2．89 − 01．04 −1．58 2．80 2．．94 − 0．24 − 4．7る 2．．90 2。．99 − 0．09 −5．01 2，085 2，09ロ ー 5 − 0‖24 2，708 2，る82 ＋ 2る ＋ 0ル97 2，789 2，790 − 1 −0パ04 7，582 7，5占2 ＋ 20 ＋ 0。2る d占，占 る5．1 ＋1．．5 1− 250 95い0 92い8 十 2．2 ＋ 2．57 99．．る 94．9 ＋ 4．7 ＋ 4．95 2る1．2 252．7 ＋8．5 ＋5．．5占 2 nd period

Expected for 2nd period Increment and decrement

〝 ％

2nd period

Expected for 2nd period Increment and decIement

〝 ％

2nd period

Expected foI 2nd period Jncrement and decrement

〝 ％

2nd peIiod

Expected foI 2nd period Increment and decrement

〝 ％

No．5

験の際はど紅は違いがでていないい ど−ト板絵与によって期待せられる乳最もはぼど−・ト茎葉給与時に．近くなつてい ることは，さらにこの泌乳増加が可溶額窒素物の内容に．あるのでほないかとの考えを深めさせる

次に乳脂生産量ほ期待生産鼠に比べてニNo．4及びNo．6が低下し，Noり5のみは増加している．それぞれの増減率 はNo．．4−0．24，No．5 ＋0∩97，No．．6 −0．Od各％となって：いるから，殆んど増減はないものといってよい．

また乳脂率の方は例外なく低下しており，その低下率はNo小4 249，Noい51…38，No6476平均2・88（合計 で咋・3・01）の各％に・当る・ 以上の結果を総合すると，ビート根給与によって∴乳鼠ほ．321％増加したが，乳脂率ほ逆に2．88％だけ低下し，乳 脂生産鼠は．0．23％の増加となって大差ないから，宵刈エン麦に比べて−泌乳促進性の高いことが認められた．また泌 乳鼠ほ高められて：も乳脂生産量においては変りがない点，前報のトゥモロコレサイレ一汐に比較した成績と異なるこ とが特徴として挙げられる Ⅳ 摘 要 泌乳牛紅対するど−・ト茎葉及び根の給与が，泌乳量ならびに乳脂率に及ぼす影響庭ついて明らかにするため，飼養 試験を行なつて背刈エソ麦のそれに比較対照させた結果，次のことがわかった （1）乳鼠では，ピー・ト茎葉の給与に．より期待生産鼠に比べて−平均4，51％増加した反面，乳脂率は152％の低下があ ったので，結局乳脂生産品はl39％だけの増月［lにとどまった．一・方ビート板の給与では，泌乳鼠321％の増加に対し て乳脂率は2．．88％低下しており，乳脂生産品ほ023％の増加であった （2）ピー・ト茎葉及び根の給与に伴なう泌乳崖及び乳脂率上への影響は，基本的にはトゥモロコレサイレ−汐との比 較試験の場合に．相似するが，背Xり．ェン麦との比較の場合において泌乳増加及び乳脂率低下の度合が縮■まって：いる これらの結果から讃刈エソ麦のもつ泌乳効果ほ，トゥモロコレサイレージとど−・ト茎葉の中間的な位置にあること が間接的に認められた． 参 考 文 献 （5）片山外美雄，後藤寛助：農事試験場報告， 50号（1929）． （6）大原久友他：昭和34年度目畜学会大会講演要旨， （1）中広義雄他：本誌，11，38（1959）．

（2）…

：本誌，12，16（1960）． （3）叫：本誌，12，23（1960）い

（4）HANSSON，N．：FutteIung der Haustiere，2‖ 82（1959）。

Aufl．（1929）． （7）LECLERC，A．：hdustIielati6re，13（1877）ハ

Studieson the fodder・ing property of beets producedin warm country Ⅱ Effect on the milk production and milk・fat content by feeding

beet tops and roots to the milking cows（2） Yoshio NAI（AHIRO and YutakaIssHIKI

Summary InoIdertoinvestigatehowthemilkpIOductionandthemilk・fatcontentareaffectedbythe feed，the milkingcows we工e fed by beettops androots comparlngwiththecasewhentheyare fed bythe

green oats．ThisIeSultsin that；

（1）Underthefeedwithbeet tops，themilkproductionisincreasedonthe averageby4151％oftheex− pectedproduction，Whilethemilk−fatcontentisdecreasedbyユ52％，andthenthemi1k−fat productionis increased only byl．39％as awhole。Ontheother hand，under the feed with beet roots，theincrement ofthemi1kproduction js3．21％and thedecrement of the milk−fat contentis2・88％，and consequently

the milk・fat productionisincI・eaSedbyO．23％．

（2）Theeffectofthebeettopsandroots onthemilkproductionandthemi1k−fatcontentwi11besimi1aI

basically to the case which theeffects ofcoIn Silage areexamined，b11tWhen the effects arecompared

第13巻第1号（1961）

With the case of green oats，the rates of theincrement of milk productionand the decrement of milk・fat COntent are reduced．

From these results，it seems that the effect ofthe green oats on themilk pIOductionis gradingin the middle of that of corn silage and that of beettops and zoots