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洪水のように走る圧倒的なバイクの量に驚かされる ( ホーチミン市内 ) 研修 2 日目の午前は JETRO を訪問し 長瀬氏によるレクチャーを受けた ベトナムにおける JETRO の仕事は大まかに 日本の企業のベトナム進出支援とベトナムの企業が日本に進出する際の支援する二つがある 同所のスタッフは日

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グローバル人材育成海外研修

(ベトナム)

2 月 13 日(木)から 2 月 20 日(木)にグローバル人材育成海外研修をベトナムで実施した。 参加者は、福山市立大学16 名、尾道市立大学 6 名、福山平成大学 2 名、福山大学 3 名、 社会人1 名、引率の連携大学教員 5 名の総勢 33 名である。 結団式を実施(台北空港) 研修 1 日目は台北経由のベトナム入国である。途中の台北空港で、乗り継ぎのための 待ち時間を利用して結団式を行った。初めに、研修目的が、「国際経営を理解する人材育 成と備後企業の取り組み」の講義内容を、実際に海外で企業の進出状況を調査することで あることが伝えられた。次に参加者全員が自己紹介とともに、研修への抱負を述べた。 ベトナムに到着して驚いた事は、車社会ではなく、バイク社会であったことである。 また、バスの車窓から日本企業の看板が見え、多くの日本企業進出が伝わってきた。特 に自動車の進出が目立っていて市内を走っている車・バイクのほとんどが日本産であっ た。

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洪水のように走る圧倒的なバイクの量に驚かされる(ホーチミン市内) 研修 2 日目の午前は JETRO を訪問し、長瀬氏によるレクチャーを受けた。ベトナム におけるJETRO の仕事は大まかに、日本の企業のベトナム進出支援とベトナムの企業が 日本に進出する際の支援する二つがある。同所のスタッフは日本人8 人、ベトナム人 10 人で運営されているということである。 長瀬太志氏によるレクチャーの模様(ジェトロホーチミン事務所)

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GDP を牽引する経済都市ホーチミンと政治都市としてのハノイがあり、南部と北部では 電車では30 時間、飛行機だと 2 時間の移動時間となる。南部は農業、漁業の割合が多く第 一次産業が盛んである。北部はセットメーカーの進出が多い。また中国と接地している為 中国を意識する企業は北部またロビー活動を必要とする場合に進出する。対して南部は中 小企業の進出が多い。 一人当たり GDP1000~1300 ドルである。2011 年に緊縮政策を実施した為成長率が下が っており、現在は若干不景気気味である。その他に、原油を精製することができないため 原油を輸出してガソリンを輸入している状況、日本からの直接投資が毎年増加傾向にあり、 非製造業の進出も増えていること。社会主義なので、土地私有は認められず、リースであ ること。そのために、公共事業を実施するのに土地を収容する必要があるが、強制的に実 施していないために時間がかかっている。 その他に、賄賂などの要求があること、ベトナム語は 6 声と難しく、日系企業の社内語 は日本語か英語であること、ベトナムは親日であること、ただし文化は韓流がブームとな っていること、環境問題とインフラ整備が喫緊の課題であること、観光には力を入れてい ないこと、携帯の普及率が高いことを指摘されていた。 研修2 日目の午後から 4 日目までは週末に当たり、ベトナムの現状を知るため、クチ トンネル、メコン川クルーズ、市内文化施設訪問等の文化視察を実施した。 文化研修(メコン川近傍のレストラン)

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ベトナムは 100 年間フランス植民地時代があり、ホーチミン市内には当時の洋風建築 が多く残っているが、それらのいくつかを見学した。

文化研修(統一会堂)

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研修5 日目午前中は AGS 経営コンサルタント河原氏の講義を受けた。3 名のベトナム 女性が参加されており、ベトナム人の考えなどを聞くことができた。講義の大まかな内 容は以下の通りである。 AGS 河原光伯氏と 3 名のベトナム人女性を囲んで (ウィンザーホテル研修室前) 海外生産における原材料仕入れが進出国か輸入かで分ける現地調達率は、中国 50%、タ イ27%、 ベトナム 12%である。ベトナムでは裾野産業が未発達であるためにこのような数 値となっている。現地調達率が上昇しないとコストダウンを実施できない状況である。ベ トナム全体では12%であるが、ハノイで 7%(数値が減少傾向、大型案件が多い、ハノイの 人口減少、物価高)と足を引っ張っている状況である。対してホーチミンは 19%(上昇傾向、 中小企業の進出が多い、人口増加、物価安定)である。 ベトナムは社会主義国なので集会自体が禁止されている。ハノイでは厳密に実行されて いる。ODA の大型案件で開発しているが伸びていないのが実情である。対してドイモイ政 策で民主化をホーチミンで実施している。GDP が未だ低いためにバイク社会から抜け出せ ていないこと、そのため自動車業界の参入が出来ず、裾野産業が成長できないという現状 がある。 女性の社会進出が進んでいるが、上位の役職は男性が多い。総務人事、経理マネージャ ーというブリッジワーカーには女性が多く、右腕的存在となっている。就職後にセカンド

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スクールに通う上昇志向の女性が多い。ベトナム人は早起きであり出来た時間は趣味に当 てていること、対日本留学生は一万人超である、留学費用を親戚中からかき集めて留学し ていること、年間相談件数は年300~500 件、その内訳は製造業が主であるが、最近はサー ビス業の進出も増えていること、ホーチミンは大阪府より小さい中に 800 万人の人口と過 密状況にあること、インフラの整備が今後の課題になっていること、都市化が進み1 区~12 区でドーナツ化現象が進んでいること、日本は尊敬されているが個人が尊敬されるかどう かは個人次第、グローバル人材に必要な事は衣食住においてその国に適応できる人、スト レスを溜めない人、積極的に発言ができる人である。 幸福度指数がベトナムでは高いという点をベトナム人がどのように感じているかという 質問に対して、ベトナム人女性は「幸福が何かという定義の仕方にもよるが、仕事、遊び のバランスが上手く取れている状態である」「家族の価値を大切にすること」という回答で あった。 研修 5 日目の午後にはベトナムで家具製造工場を操業されている佐藤産業さんを訪問さ せて頂いた。同社はタイで販売も実施している。

佐藤友彦社長を囲んで (佐藤産業ベトナム新工場 BINH DUONG PROVINCE)

以下はその概要である。第一工場は面積 1000m2、従業員 400 名、細かい仕事内容は 図面作成、製造、品質管理である。タイでは販売が主である。日本のビジネスモデルを

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ベトナムでも成功させる、現地に直接行ってみて情報を集めることが重要である。日本 で得た情報はしばしば違うことが多い。海外では多くの人脈を作ることが可能である。 小さな失敗を修正しながら成功を目指すことが大切であること。成功の基準は業界に影 響を与えることが成功であると考えている。具体的には売上高で 200 億円達成すること が影響を与えることであると考えている。中小企業が海外進出するモデルになることが 同社の目標である。現地従業員には経営理念を根気強く指導する、あいさつを徹底して 指導しているということである。 研修6 日目の午前中は流通産業の三九ベトナムと JICA から講義をしていただいた。 三九ベトナム山下抄一社長 (ウィンザーホテル研修室前) 三九ベトナムの山下社長講義内容は以下の通りである。部品の調達という上流から、製 品の管理の中流、さらに輸出などの下流まで一貫して同社による物流管理を顧客に提案し ている。 グローバル人材育成に関しては、海外での仕事は経験と知識が大事であるが、中でもや る気が一番重要、勇気をもっている人材が海外向きである。指示待ち人間は不必要であり 積極的に発言していく必要がある。山下社長の若い人材を選ぶポイントは、ある程度の英 語力があること、精神的にやる気のある人、積極的に発言できる人、事業内容を把握でき ている人である。現地労働者育成については会話ではなく対話が重要であること、山九に

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勤めて良かったと思える福利厚生を用意し、現地労働者に出世の道を用意することを重視 している。 JICA ホーチミン事務所酒井利文所長 (ウィンザーホテル研修室前) JICA ホーチミン事務所酒井利文所長の講義内容は以下の通りである。ベトナムは地政 学的には東西・南部経済回廊として地理的重要性を占めている。強固な日越経済関係が あり、勤勉な国民性と豊富な労働力が魅力である。ベトナムの開発上のニーズと日本の 成長戦略がマッチしている。ベトナムの工業国化に必要なのは若年層成長が必須である こと、通信、道路などの物的インフラの整備、ソフトなインフラ整備として法律の整備 が必要であること。日本の対ベトナムODA スキームである、成長と競争力強化、ガバナ ンス強化、脆弱性への対応はこの認識に基づいて実施されている。 日本のODA には技術協力、資金協力、ボランティアの三種類がある。資金協力には交 通運輸、電力などの返済可能なセクターへの融資である有償資金協力と、病院や学校な どの返済できる可能性がないセクターへの融資である無償資金協力がある。水質汚染要 因については、生活排水が 8 割、工場排水が 2 割を占めている。企業に対してならば対 策が比較的可能であるが、生活排水が主たる原因の場合には難しいが、今後下水道工事 を進めていく必要がある。

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研修6 日目の午後はムトー精工を訪問させて頂いた。

ムトー精工の皆さんと (BIEN HOA CITY DONGNAI PROVINCE)

岐阜に本社がある金型設計をしている企業さんである。機会設備で一杯の工場内を見学 させて頂いた後に質問時間を作ってもらった。学生の質論に対して、以下のような応答が 行われた。ISO9001、ISO14001 を取得することが操業する上で必須であること、廃材の リサイクル率は高いこと、社内で海外出向を希望する人は少ないこと、ベトナムへの赴任 期間は3 年間ではあるが 5 年になることがあること、日本人はホーチミンから通っている ことなどの説明を受けた。工場内のエアコンに投資して気温を30 度に落として働きやすく したそうである。購入した土地が余っていたのでサッカーグランドにして社員の娯楽施設 としていること。現在の離職率は5%、3 年前は 8%ともっと高かったこと。女性の離職率 は低い。ワーカーの3 分の 2 が女性で幹部クラスは男女半々の状態である。ベトナム人に 日本語を学んでもらおうと、日本語講師による勉強会を行っている。細かい手作業の部分 は女性のみ採用するが大型機材は力仕事があるので男性の雇用が多い。最低賃金は375000 ドンであり、毎年上昇している。ストライキ防止のために気をつけている。

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研修7 日目午前中は株式会社サンエス(電気部門)を訪問させて頂いた。

株式会社サンエス電子工場の皆さんと (District7, Ho Chi Minh City)

半導体、カメラレンズを制作されている企業である。本社は福山市神辺である。精密製 品を制作するために防塵服、エアーシャワーなどの管理がされている。不良品を出さない ようにするために念入りな検査が実施されていた。 ワーカーは女性6 割、ワーカーの平均年齢は 25 歳、管理職を任せられる人材が少ないた め管理職は高給で迎える必要があること、年間休日は 74 日、2011 年から日本の生産を中 止にして完全海外生産に切り替えたこと、人と人の関わり合いが大事で英語の力は必要、 能力給がある、マニアルに沿った指導をしているが時間がかかること、給料支払いはドン である、機械は純水で掃除している、赴任して苦労する点は体調管理が大変であること、 一番整備して欲しいインフラは道路である。

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研修7 日目午後には株式会社サンエス(繊維部門)を訪問させいて頂いた。

株式会社サンエス繊維工場の皆さんと (BINH DUONG PROVINCE)

海外研修最後の企業として株式会社サンエス(繊維部門)を訪問させて頂いた。縫製作業の 工場を間近で見学させて頂いた後に、質疑応答の時間を設けてもらった。以下はその質疑 応答の内容である。 素材は現地調達できれば良いが、悪いのを使っても意味がないので、タイで素材を作っ てベトナム縫製作業を行い製品としている。作業時間は8 時間労働である。1 名日本人の給 料を払うとベトナム人50 名を雇うことができる。タイで製品加工するとコストがかかるの でベトナムで行っている。最低賃金に色々加算しなくてはならない。保険料は会社負担で ある。8 時間で出来る生産量を時間内で出来れば報酬金を出す。ミシンなどの工具が個人持 ちの感覚でやっている。ミシンの稼働率は半分である。海外進出の大切なことは法律をし っかり守ることである。 研修最終日 8 日目は帰国日である。初日の結団式と同様に台北空港で解散式を行った。 まとめの挨拶で参加者の満足度が高かったというアンケート結果が披露された。最後に、 参加者の節度ある行動、引率教員の献身、また、添乗員の誘導により無事に研修が実施で きたことに謝辞が述べられた。もっとも重要な点は、この海外研修を通じる体験により、 グローバル人材として就職等の機会を拡大できるようにという要望が述べられた。

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