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1 飼料中の有害物質等のモニタリング等の結果について(令和元年度)

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調査資料

1 飼料中の有害物質等のモニタリング等の結果について(令和元年度)

Monitoring Results of Undesirable Substances in Feeds (in the Fiscal Year 2019)

肥飼料安全検査部 飼料鑑定第一課 飼料鑑定第二課

1 目 的

飼料等の使用が原因となって,有害畜産物(家畜等の肉,乳,その他の食用に供される生産物で 人の健康をそこなうおそれがあるもの)が生産され,又は家畜等に被害が生じることにより畜産物 の生産が阻害されることを防止する見地から,飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律1) (以下「飼料安全法」という.)第3条第1項の規定に基づき,飼料及び飼料添加物の成分規格等に 関する省令2)(以下「成分規格等省令」という.)において,飼料中の有害物質等の成分規格(以 下「省令基準値」という.)が定められ,また,飼料の有害物質の指導基準及び管理基準3)(以下 「指導基準通知」という.)において,飼料中の有害物質等の指導基準値及び管理基準値(以下 「指導基準値等」という.)が定められている. 独立行政法人農林水産消費安全技術センター(以下「FAMIC」という.)では,飼料分析基準4) 等に規定された方法を用いて,農林水産省が毎年定めている「食品の安全性に関する有害化学物質 のサーベイランス・モニタリング年次計画」等に基づき、省令基準値及び指導基準値等の適合状況 のモニタリング及び省令基準値,指導基準値等が設定されていない有害物質等の含有実態を把握す るためのサーベイランス(以下「モニタリング等」という.)を実施している.今回,令和元年度 のモニタリング等の結果を取りまとめたので報告する.

2 方 法

2.1 モニタリング等の対象試料 平成 31 年 4 月から令和 2 年 3 月までの間に,農政局又は農政事務所が飼料安全法第 56 条の規 定に基づき,港湾サイロに対して立入検査を実施した際に収去した飼料,FAMIC 肥飼料安全検 査部,札幌センター,仙台センター,名古屋センター,神戸センター及び福岡センターが,飼料 安全法第 57 条の規定に基づき,単体飼料工場,配混合飼料工場,港湾サイロ等に対して立入検 査を実施した際に採取した飼料等並びにサーベイランスに協力いただいた飼料製造事業場におい て採取した飼料を対象とした. モニタリング等の対象とした試料及び点数を表 1 に示した. 2.2 モニタリング等の対象成分 以下の成分をモニタリング等の対象とした.なお,各試料に対するモニタリング等実施成分の 選定にあたっては,飼料の原産国,過去の検出実態等を勘案するとともに,配混合飼料の対象家 畜等,使用されている原料等にも留意した.

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1) 有害物質 i かび毒及びエンドファイト産生毒素(27 成分) ア 指導基準値等が定められているもの(3 成分) とうもろこし又は配混合飼料に指導基準値又は管理基準値が定められているアフラトキ シンB1,ゼアラレノン及びデオキシニバレノールを対象とした. イ ア以外のかび毒等(24 成分) 飼料分析基準に方法が規定されている以下のかび毒 22 成分及びエンドファイト産生毒 素2 成分を対象とした. かび毒:アフラトキシン B2,G1,G2,ステリグマトシスチン,HT-2 トキシン,T-2 トキ シン,ネオソラニオール,フザレノン-X,3-アセチルデオキシニバレノール, 15-アセチルデオキシニバレノール,ニバレノール,ジアセトキシスシルペノー ル,デオキシニバレノール-3-グルコシド,フモニシン B1,B2,B3,オクラトキ シン A,α-ゼアララノール,β-ゼアララノール,ゼアララノン,α-ゼアラレノー ル及びβ-ゼアラレノール エンドファイト産生毒素:エルゴバリン及びロリトレムB ii 重金属等(4 成分) 管理基準値が定められているカドミウム,水銀,鉛及びひ素を対象とした. iii 農薬(122 成分) ア 省令基準値が定められているもの 成分規格等省令別表第 1 の 1 の(1)に省令基準値が定められている農薬 61 成分のうちの 33 成分を対象とした. イ ア以外の農薬 飼料分析基準に方法が規定されている農薬のうちの 89 成分を対象とした. 2) BSE 発生防止に係る成分 i 動物由来たん白質 成分規格等省令別表第 1 の 2 に規定された牛等を対象とする飼料,動物由来たん白質又は 動物由来たん白質を原料とする飼料中のほ乳動物等由来たん白質を対象とした. ii 不溶性不純物 成分規格等省令別表第 1 の 5 の(1)に規定された動物性油脂及び特定動物性油脂を対象とし た. 3) 病原微生物(サルモネラ) 配混合飼料及び単体飼料を対象とした.

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表1 モニタリング等を実施した試料及び点数 幼すう育成用 2 2 2 2 2 中すう育成用 2 1 1 1 1 成鶏飼育用 21 17 12 14 10 ブロイラー肥育前期用 4 3 2 3 2 ブロイラー肥育後期用 7 6 5 5 ほ乳期子豚育成用 6 4 2 4 3 子豚育成用 5 5 2 肉豚肥育用 15 14 7 11 6 種豚飼育用 6 4 3 5 2 豚複数ステージ用 2 2 1 ほ乳期子牛育成用代用乳用 4 2 1 1 4 ほ乳期子牛育成用 2 2 1 2 2 2 2 1 若令牛育成用 7 5 1 4 7 6 6 3 乳用牛飼育用 31 22 8 14 31 29 29 9 幼令肉用牛育成用 1 1 1 1 1 1 肉用牛肥育用 32 23 4 20 32 32 32 5 肉牛繁殖用 5 3 2 1 5 5 5 1 種牛飼育用 1 1 1 1 1 1 1 乳用牛・羊飼育用 2 2 2 2 牛複数ステージ用 15 5 1 3 15 14 14 5 養殖水産動物用 33 33 圧ぺんとうもろこし・アルファ ルファ二種混合飼料 1 1 1 1 1 1 動物性たん白質混合飼料 9 9 9 9 4 フィッシュソリュブル吸着飼料 1 1 1 1 1 糖蜜吸着飼料 2 2 2 2 1 上記以外の混合飼料 55 5 1 4 55 54 54 3 小  計 271 128 82 97 168 159 159 67 圧ぺん大麦 2 2 2 きな粉 1 1 グレインソルガム(マイロ) 2 2 2 小麦 2 2 2 小麦粉 5 3 5 末粉 3 3 3 精白米 1 1 1 とうもろこし 52 52 52 小  計 68 65 68 米ぬか 4 4 4 米ぬか油かす 6 4 5 1 コーングルテンフィード 26 26 25 しょう油かす 1 1 1 大豆皮 2 2 とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(DDGS) 22 22 22 ふすま 51 49 48 1 ホミニーフィード 2 2 2 麦ぬか 2 2 2 小  計 116 110 111 2 そ う こ う 類 項目別の試料点数 農薬 顕微鏡 鑑定 ELISA 試験 BSE発生防止に係る試験 PCR 試験 不溶性 不純物 サルモ ネラ 有害物質 モニタリング等の対象試料 種  類 穀 類 動物由来たん白質 配 混 合 飼 料 病原 微生物 試料 点数 かび毒 重金属

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表1 モニタリング等を実施した試料及び点数(続き) ごま油かす 1 1 1 コーングルテンミール 19 19 19 大豆油かす 50 49 46 2 大豆たん白 1 1 1 なたね油かす 17 16 17 小  計 88 86 84 2 チキンミール 27 27 27 27 17 魚粉 80 39 56 56 56 46 原料混合肉骨粉(ポークチキンミール) 20 1 20 20 13 蒸製骨粉 1 1 1 肉骨粉(ポークミール) 4 4 4 4 フェザーミール 14 14 14 14 9 ホタテ抽出物 3 3 3 3 小  計 149 40 100 125 125 89 アルファルファ 1 1 1 ウィートヘイ 2 2 2 オーツヘイ 2 1 2 クレイングラス 1 1 1 スーダングラス 5 5 5 チモシー 2 2 2 ライグラス 1 1 1 1 小  計 14 1 13 14 カカオ豆殻 1 1 1 コーンコブミール 1 1 1 飼料用酵母 1 1 1 1 とう乳かす 1 1 とうふかす 1 1 1 動物性油脂 71 71 特定動物性油脂 2 2 綿実 2 2 2 やし中果皮 1 1 1 りんごジュースかす 1 1 1 小  計 82 7 7 1 1 1 73 1 788 397 135 381 269 285 285 73 161 そ の 他 動 物 質 性 飼 料 乾 牧 草 PCR 試験 病原 微生物 種  類 試料 点数 合  計 植 物 性 油 か す 類 モニタリング等の対象試料 項目別の試料点数 有害物質 BSE発生防止に係る試験 サルモ ネラ 顕微鏡 鑑定 ELISA 試験 かび毒 重金属 農薬 動物由来たん白質 不溶性 不純物 2.3 サンプリング方法等 1) 有害物質及び病原微生物の分析用試料 試料は,飼料等検査実施要領5)により,採取,保管した.とうもろこし及び牧草は,飼料中 の農薬の検査に係る通知6)により,採取した. 分析用試料は,飼料分析基準第 2 章の規定により調製した. 2) 動物由来たん白質等の分析用試料 試料は,飼料分析基準第 16 章第 1 節の規定により,採取,保管及び調製した.

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3) 不溶性不純物の分析用試料 基準油脂分析試験法7)の試料採取方法に準拠した次の方法8)により採取した. 動物性油脂を積み込んだタンクローリー車の上部のふたを開け,ボンブサンプラー(容量約 300 mL)を用いてハッチの上部,中部及び下部の 3 箇所から動物性油脂を採取し,これらを混 合して試料とした. 2.4 試験方法 1) 有害物質 i かび毒 飼料分析基準第 5 章に規定された方法により実施した. ii 重金属等 飼料分析基準第 4 章第 1 節に規定された方法により実施した. iii 農 薬 飼料分析基準第 6 章に規定された方法により実施した. 2) 飼料への動物由来たん白質等の混入確認 以下の3法を併用して実施した.なお,混入確認の結果は,牛を対象とする飼料の抽出検査 の取扱いに係る事務連絡9)の判定手順(例)(以下「混入確認判定手順」という.)に基づき, 総合的に判定した. i 顕微鏡鑑定 飼料分析基準第 19 章 1.1 比重選別及び 1.2 顕微鏡検査を応用した鑑定方法 10)により,獣 骨(肉骨粉由来組織)の有無を確認した.鑑定方法の概要を図1 に示した. ii ELISA 試験 飼料分析基準第 17 章第 2 節 1.1 の(3)に規定された方法により実施した. iii PCR 試験 魚粉等及び牛用配混合飼料は,飼料分析基準第 16 章第 2 節 1.1 に規定された方法により, ほ乳動物由来 DNA を対象に混入の有無を確認した.チキンミール等,肉骨粉等及び輸入飼 料の一部は,飼料分析基準第16 章第 2 節 1.2 に規定された方法により,反すう動物由来 DNA を対象に混入の有無を確認した.なお,乳製品等が原料として使用又は混入の可能性のある 試料は,飼料分析基準第16 章第 2 節 1.1 付記に規定された方法により,乳製品等除去処理を 行った後,上記試験を実施した. 3) 不溶性不純物 成分規格等省令別表第 1 の 5 の (1) のアに規定された方法により実施した. 4) サルモネラ 飼料分析基準第 18 章 1 に規定された方法により実施した.なお,分離したサルモネラは, 血清型別を実施した.

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図1 試料中の肉骨粉等の顕微鏡鑑定方法

3 結 果

3.1 有害物質 有害物質のモニタリング等の結果について,省令基準値及び指導基準値等の有無によりそれぞ れ取りまとめた.なお,令和元年8 月 6 日にかび毒及び重金属等の指導基準値等が一部改正11) れ,令和2 年 2 月 6 日に施行されたが,取りまとめの都合上,改正前の指導基準値等に従い整理 した. 1) かび毒及びエンドファイト産生毒素 配混合飼料 128 点,単体飼料 268 点及び乾牧草 1 点について,指導基準値等が定められてい るアフラトキシン B1,ゼアラレノン及びデオキシニバレノールの 3 成分のモニタリング及び サーベイランス,並びに指導基準値等が定められていないかび毒及びエンドファイト産生毒素 の24 成分のサーベイランスを実施した.指導基準値等が定められている 3 成分の結果を表 2-1 に,指導基準値等が定められていない 24 成分の結果を表 2-2 に示した.主なかび毒について の結果は,以下のとおりであった. i アフラトキシン B1 配混合飼料 93 点中 10 点から検出され(検出率 11 %),最大値は 0.0009 mg/kg,検出され たものの平均値(以下同様)は0.0005 mg/kg であり,指導基準値(乳用牛用 0.01 mg/kg)及 び管理基準値(幼すう用,ブロイラー前期用,ほ乳期子豚用及びほ乳期子牛用は0.01 mg/kg, それ以外の配混合飼料は0.02 mg/kg.)を超えるものはなかった. とうもろこし 52 点中 16 点から検出され(検出率 31 %),最大値は 0.005 mg/kg,平均値 試 料 粉 砕 比重分離 ろ 過 アルカリ処理 水 洗 顕微鏡鑑定 光学顕微鏡(倍率50~100倍) 実体顕微鏡(倍率20~30倍) クロロホルム層(下層)に分離した飼料原料をろ紙(5種A)でろ過 1 mm網ふるいを通過 1 gをひょう量 比重分離用漏斗にクロロホルムを入れる 試料を入れかき混ぜる 約20分間静置 ろ紙を乾燥 ろ紙上の残さを100 mLのトールビーカーに移す 5 %水酸化ナトリウム溶液20 mLを加える 30分間煮沸 水を加えて静置後,上澄みを除去(水層が透明になるまで繰り返す)

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は0.001 mg/kg であり,管理基準値(0.02 mg/kg)を超えるものはなかった. ii ゼアラレノン 配混合飼料 93 点中 92 点から検出され(検出率 99 %),最大値は 0.32 mg/kg,平均値は 0.038 mg/kg であり,管理基準値(家畜用飼料で 1 mg/kg)を超えるものはなかった. 単体飼料の指導基準値等は定められていないが,とうもろこし 52 点中 50 点から検出され (検出率96 %),最大値は 0.15 mg/kg,平均値は 0.034 mg/kg であった.とうもろこしの加 工副産物の一部では定量値の高いものがあり,DDGS の平均値は 0.41 mg/kg(最大値 1.1 mg/kg)及びコーングルテンミールの平均値は 0.53 mg/kg(最大値 1.1 mg/kg)であった. iii デオキシニバレノール 配混合飼料 94 点中 84 点から検出され(検出率 89 %),最大値は 1.6 mg/kg,平均値は 0.24 mg/kg であり,管理基準値(生後 3 ヶ月以上の牛を除く家畜等用飼料は 1 mg/kg,生後 3 ヶ月以上の牛用飼料は4 mg/kg)を超えたものが 1 点(1.6 mg/kg,子豚育成用配合飼料)あ った. 単体飼料の指導基準値等は定められていないが,とうもろこし 52 点中 41 点から検出され (検出率79 %),最大値は 0.69 mg/kg,平均値は 0.26 mg/kg であった.とうもろこしの加工 副産物の一部では定量値の高いものがあり,コーングルテンフィードの平均値は 1.6 mg/kg (最大値3.3 mg/kg),DDGS の平均値は 2.4 mg/kg(最大値 6.6 mg/kg)及びコーングルテン ミールの平均値は0.23 mg/kg(最大値 1.9 mg/kg)であった.

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表 2 - 1 ( ア フ ラ ト キ シ ン B1の み ) 配 合 飼 料 ( 乳 用 牛 用 ) 指 0 .0 1 18 4 22 0. 00 06 0. 00 05 配 混 合 飼 料 ( 表 外 1 ) に 示 す 飼 料 ) 管 0 .0 1 9 1 11 0. 00 05 0. 00 05 1 70 70 10 0 0. 32 0. 03 8 1 45 39 87 1. 6 0. 22 配 混 合 飼 料 ( 上 記 以 外 の 配 合 飼 料 ) 管 0 .0 2 61 5 8 0. 00 09 0. 00 05 - 18 18 10 0 0. 11 0. 04 0 4 43 41 95 0. 52 0. 26 そ の 他 の 混 合 飼 料 - 5 0 0 - 5 4 80 0. 02 9 0. 01 6 - 6 4 67 0. 52 0. 22 配 混 合 飼 料 小 計 93 10 11 0. 00 09 0. 00 05 93 92 99 0. 32 0. 03 8 94 84 89 1. 6 0. 24 と う も ろ こ し 管 0 .0 2 52 16 31 0. 00 5 0. 00 1 - 52 50 96 0. 15 0. 03 4 - 52 41 79 0. 69 0. 26 圧 ぺ ん 大 麦 - 2 0 0 - 2 2 10 0 0. 01 1 0. 00 6 - 2 2 10 0 0. 61 0. 43 小 麦 - 2 0 0 - 2 0 0 - 2 2 10 0 0. 25 0. 15 小 麦 粉 - 2 0 0 - 2 1 50 0. 00 4 0. 00 4 - 3 3 10 0 0. 33 0. 15 末 粉 - 2 0 0 - 2 0 0 - 3 3 10 0 0. 21 0. 15 精 白 米 - 1 0 0 - 1 0 0 - 1 0 0 マ イ ロ - 2 1 50 0. 00 4 0. 00 4 - 2 2 10 0 0. 14 0. 07 9 - 2 2 10 0 0. 05 6 0. 03 6 コ ー ン グ ル テ ン フ ィ ー ド - - 21 21 10 0 0. 37 0. 19 - 24 23 96 3. 3 1. 6 コ ー ン コ ブ ミ ー ル - - - 1 0 0 米 ぬ か - - - 4 4 10 0 0. 09 3 0. 03 5 米 ぬ か 油 か す - 4 0 0 - 4 4 10 0 0. 01 9 0. 01 0 - し ょ う 油 か す - - - 1 1 10 0 0. 04 6 0. 04 6 D D G S - 14 1 7 0. 00 2 0. 00 2 - 20 20 10 0 1. 1 0. 41 - 20 20 10 0 6. 6 2. 4 と う ふ か す - - - 1 0 0 ふ す ま - 49 0 0 - 49 35 71 0. 04 3 0. 00 6 - 49 45 92 0. 67 0. 20 ホ ミ ニ ー フ ィ ー ド - - - 2 2 10 0 0. 64 0. 43 麦 ぬ か - - - 2 2 10 0 0. 43 0. 23 コ ー ン グ ル テ ン ミ ー ル - - 19 19 10 0 1. 1 0. 53 - 17 14 82 1. 9 0. 23 ご ま 油 か す - - - 1 0 0 大 豆 油 か す - 49 2 4 0. 00 1 0. 00 09 - 49 46 94 0. 05 6 0. 01 9 - 49 19 39 0. 20 0. 03 6 な た ね 油 か す - - - 16 2 13 0. 05 3 0. 03 2 カ カ オ 豆 殻 - - - 1 0 0 大 豆 た ん 白 - - - 1 0 0 綿 実 - - - 2 2 10 0 0. 04 1 0. 02 7 や し 中 果 皮 - - - 1 0 0 り ん ご ジ ュ ー ス か す - - - 1 0 0 総 計 27 2 30 11 31 8 29 2 92 35 2 27 1 77 1) 該 当 す る 配 混 合 飼 料 の 種 類 は 以 下 の と お り . ア フ ラ ト キ シ ン B 1 : 幼 す う 用 , ブ ロ イ ラ ー 肥 育 前 期 用 , ほ 乳 期 子 豚 用 及 び ほ 乳 期 子 牛 用 ゼ ア ラ レ ノ ン : 家 畜 ( 豚 及 び 牛 ) 用 デ オ キ シ ニ バ レ ノ ー ル : 家 畜 等 ( 鶏 , 豚 及 び 牛 ( 生 後 3 ヶ 月 以 上 の 牛 を 除 く . ) ) 用 2) 複 数 の 試 験 法 が あ る 成 分 に つ い て は 、 低 い 方 の 検 出 下 限 を 記 載 し た . 検 出 率 (% ) 最 大 値 (m g/ kg ) 平 均 値 (m g/ kg ) 点 数 平 均 値 (m g/ kg ) 検 出 率 (% ) 最 大 値 (m g/ kg ) 平 均 値 (m g/ kg ) 点 数 検 出 率 (% ) 最 大 値 (m g/ kg )

2-1

ア フ ラ ト キ シ ン B 1 ( 検 出 下 限 2 ) 0 .0 00 3 m g/ kg ) ゼ ア ラ レ ノ ン ( 検 出 下 限 2 ) 0 .0 00 3 m g/ kg ) デ オ キ シ ニ バ レ ノ ー ル ( 検 出 下 限 2 ) 0 .0 03 m g/ kg ) モ ニ タ リ ン グ 等 の 指 導 /管 理 基 準 値 (m g/ kg ) 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 管 理 基 準 値 (m g/ kg ) 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 管 理 基 準 値 (m g/ kg ) 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 対 象 試 料 点 数

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表2-2 指導基準値等が定められていないかび毒のサーベイランスの結果 2) 重金属等 配混合飼料(養殖水産動物用を除く)49 点,乾牧草等 13 点,魚粉等(魚粉及び肉骨粉)40 点及び養殖水産動物用配合飼料 33 点について,管理基準値が定められている重金属等 4 成分 のモニタリング及びサーベイランスを実施した.その結果を表3 に示した.結果の概要は,以 下のとおりであった. i カドミウム 養殖水産動物用を除く配混合飼料 49 点中 29 点から検出され(検出率 59 %),最大値は 0.17 mg/kg,平均値は 0.07 mg/kg であった.乾牧草等 6 点中 3 点から検出され(検出率 50 %),最大値は 0.23 mg/kg,平均値は 0.18 mg/kg であった.いずれも管理基準値(1 mg/kg) を超えるものはなかった. 動物質性飼料では,魚粉では 39 点中 38 点から検出され(検出率 97 %),最大値は 2.1 サーベイランスの対象成分 アフラトキシンB2 0.0003 272 3 1 0.0007 0.0005 アフラトキシンG1 0.0003 272 1 0.4 0.0004 0.0004 アフラトキシンG2 0.0003 272 0 0 ステリグマトシスチン 0.0003 264 75 28 0.006 0.0008 HT-2トキシン 0.002 218 54 25 0.14 0.019 T-2トキシン 0.002 352 92 26 0.067 0.009 ネオソラニオール 0.002 352 10 3 0.012 0.004 フザレノン-X 0.003 352 4 1 0.044 0.026 3-アセチルデオキシニバレノール 0.006 218 23 11 0.22 0.057 15-アセチルデオキシニバレノール 0.006 218 140 64 0.76 0.12 ニバレノール 0.002 254 67 26 0.22 0.033 ジアセトキシスシルペノール 0.002 218 12 6 0.021 0.005 デオキシニバレノール-3-グルコシド 0.002 218 163 75 1.2 0.11 フモニシンB1 0.0006 98 96 98 1.7 0.56 フモニシンB2 0.0006 98 95 97 1.4 0.22 フモニシンB3 0.0006 98 93 95 0.5 0.09 オクラトキシンA 0.002 34 3 9 0.004 0.003 α -ゼアララノール 0.002 275 0 0 β -ゼアララノール 0.002 275 1 0.4 0.002 0.002 ゼアララノン 0.002 275 30 11 0.020 0.007 α -ゼアラレノール 0.003 275 30 11 0.012 0.006 β -ゼアラレノール 0.003 275 46 17 0.024 0.007 エルゴバリン 0.01 1 1 100 0.16 0.16 ロリトレムB 0.01 1 1 100 0.65 0.65 * 複数の試験法がある成分については、低い方の検出下限を記載した. 検出下限* (mg/kg) 試料 点数 うち検出されたもの 点数 検出率 (%) 最大値 (mg/kg) 平均値 (mg/kg)

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mg/kg,平均値は 0.86 mg/kg であった.肉骨粉 1 点からは 0.07 mg/kg 検出された.いずれも, 管理基準値(3 mg/kg)を超えるものはなかった. サーベイランスとして実施した養殖水産動物用配合飼料では 33 点中 32 点から検出され (検出率97 %),最大値は 1.1 mg/kg,平均値は 0.56 mg/kg であった. ii 水銀 養殖水産動物用を除く配混合飼料 49 点中 12 点から検出され(検出率 24 %),最大値は 0.03 mg/kg,平均値は 0.02 mg/kg であった.乾牧草等 6 点中 3 点から検出され(検出率 50 %),最大値は 0.04 mg/kg,平均値は 0.03 mg/kg であった.いずれも管理基準値(0.4 mg/kg) を超えるものはなかった. 動物質性飼料では,魚粉では 39 点中 38 点から検出され(検出率 97 %),最大値は 0.94 mg/kg,平均値は 0.26 mg/kg であった.肉骨粉 1 点からは 0.22 mg/kg 検出された.いずれも 管理基準値(1 mg/kg)を超えるものはなかった. サーベイランスとして実施した養殖水産動物用配合飼料では 33 点全点から検出され,最 大値は0.29 mg/kg,平均値は 0.12 mg/kg であった. iii 鉛 養殖水産動物用を除く配混合飼料 49 点中 7 点から検出され(検出率 14 %),最大値は 2.1 mg/kg,平均値は 0.9 mg/kg であった.乾牧草等 5 点からは検出されなかった.いずれも管理 基準値(3 mg/kg)を超えるものはなかった. 動物質性飼料では,魚粉 39 点中 16 点から検出され(検出率 41 %),最大値は 1.0 mg/kg, 平均値は 0.4 mg/kg であった.肉骨粉 1 点からは検出されなかった.いずれも,管理基準値 (7 mg/kg)を超えるものはなかった. サーベイランスとして実施した養殖水産動物用配合飼料では 33 点中 9 点から検出され (検出率27 %),最大値は 0.6 mg/kg,平均値は 0.4 mg/kg であった. iv ひ素 養殖水産動物用を除く配混合飼料 49 点中 19 点から検出され(検出率 39 %),最大値は 0.70 mg/kg,平均値は 0.21 mg/kg であった.乾牧草等 5 点中 1 点から検出され(検出率 20 %),その値は 0.17 mg/kg であった.いずれも管理基準値(2 mg/kg)を超えるものはなかっ た. 動物質性飼料では,魚粉では 39 点全てから検出され,最大値は 12 mg/kg,平均値は 4.0 mg/kg であった.肉骨粉 1 点からは 0.07 mg/kg 検出された.いずれも管理基準値(魚粉は 15 mg/kg,肉骨粉は 7 mg/kg)を超えるものはなかった. サーベイランスとして実施した養殖水産動物用配合飼料では 33 点全点から検出され,最 大値は4.4 mg/kg,平均値は 1.9 mg/kg であった.

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表3 重金属等のモニタリング及びサーベイランスの結果 点数 検出率(%) 最大値 (mg/kg) 平均値 (mg/kg) 配混合飼料(養殖水産動物用を除く) 49 29 59 0.17 0.07 乾牧草等 6 3 50 0.23 0.18 魚粉 39 38 97 2.1 0.86 肉骨粉 1 1 100 0.07 0.07 - 養殖水産動物用配合飼料 33 32 97 1.1 0.56 総 計 128 103 80 2.1 0.52 配混合飼料(養殖水産動物用を除く) 49 12 24 0.03 0.02 乾牧草等 6 3 50 0.04 0.03 魚粉 39 38 97 0.94 0.26 肉骨粉 1 1 100 0.22 0.22 - 養殖水産動物用配合飼料 33 33 100 0.29 0.12 総 計 128 87 68 0.94 0.16 配混合飼料(養殖水産動物用を除く) 49 7 14 2.1 0.9 乾牧草等 5 0 0 魚粉 39 16 41 1.0 0.4 肉骨粉 1 0 0 - 養殖水産動物用配合飼料 33 9 27 0.6 0.4 総 計 127 32 25 2.1 0.5 配混合飼料(養殖水産動物用を除く) 49 19 39 0.70 0.21 乾牧草等(稲わらを除く) 5 1 20 0.17 0.17 15 魚粉 39 39 100 12 4.0 7 肉骨粉 1 1 100 0.07 0.07 - 養殖水産動物用配合飼料 33 33 100 4.4 1.9 総 計 127 93 73 12 2.4 カドミウム 1 0.03 3 検出下限 (mg/kg) モニタリン グ等の対象 成分 管理 基準値 (mg/kg) モニタリング等の 対象試料 試料 点数 うち検出されたもの 水銀 0.4 0.01 1 ひ素 2 0.05 鉛 3 0.2 7 3) 農 薬 飼料等 381 点について,省令基準値が定められている農薬 33 成分及び省令基準値が定めら れていない農薬 89 成分の計 122 成分についてモニタリング及びサーベイランスを実施した. 省令基準値が定められている33 成分の結果を表 4 に,省令基準値が定められていない 89 成分 の結果を表5 に示した.全般に,牧草及びとうもろこしからの検出率が高かった.結果の概要 は以下のとおりであった. i クロルピリホス 省令基準値が定められているとうもろこし,マイロ及び牧草(計 68 点)についてモニタ リングを実施した結果,とうもろこしは 52 点中 2 点から検出(検出率 4 %,最大値 0.344 mg/kg),マイロは 2 点中 1 点から検出(0.038 mg/kg)され,とうもろこしで省令基準値 (0.1 mg/kg)を超えたものが 2 点(0.167 及び 0.344 mg/kg)あった. また,省令基準値が定められていない飼料309 点についてサーベイランスを実施した結果, 2 点から検出された.その内訳は,配混合飼料 97 点中 1 点(検出率 1 %,0.17 mg/kg),り んごジュースかす1 点中 1 点(0.27 mg/kg)であった.

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ii ピリミホスメチル 省令基準値が定められているとうもろこし及びマイロ(計 54 点)についてモニタリング を実施した結果,とうもろこしは52 点中 11 点から検出(検出率 21 %,最大値 0.56 mg/kg), マイロは 2 点中 1 点から検出(0.24 mg/kg)されたが,省令基準値を超えるものはなかった. また,省令基準値が定められていない飼料 323 点についてサーベイランスを実施した結果, 24 点から検出された.その内訳は,配混合飼料 97 点中 19 点(検出率 20 %,最大値 0.19 mg/kg),コーングルテンフィード 25 点中 2 点(検出率 8 %,最大値 0.19 mg/kg),コーン グルテンミール19 点中 3 点(検出率 16 %,最大値 0.052 mg/kg)であった. iii マラチオン 省令基準値が定められているとうもろこし,マイロ及び牧草(計 68 点)についてモニタ リングを実施した結果,牧草からは検出されなかった.とうもろこしは 52 点中 1 点から検 出(検出率2 %,0.28 mg/kg),マイロは 2 点中 1 点から検出(0.098 mg/kg)されたが、省 令基準値を超えるものはなかった. また,省令基準値が定められていない飼料 309 点についてサーベイランスを実施した結果, 9 点から検出された.その内訳は,配混合飼料 97 点中 3 点(検出率 3 %,最大値 0.13 mg/kg), ふすま48 点中 5 点(検出率 10 %,最大値 0.033 mg/kg),コーングルテンミール 19 点中 1 点(検出率5 %,最大値 0.065 mg/kg)であった. iv その他の検出された農薬 ① 穀類 デルタメトリン及びトラロメトリン(とうもろこし及びマイロ),ビフェントリン(と うもろこし)並びにフェニトロチオン(とうもろこし) ② 牧草 アトラジン,エトフェンプロックス,プロシミドン,プロピコナゾール及びペンディメ タリン ③ その他の原料 イソプロチオラン(米ぬか),クロルピリホスメチル(ふすま),デルタメトリン及び トラロメトリン(ふすま),ビフェントリン(コーングルテンフィード)並びにペルメト リン(コーングルテンフィード及びコーングルテンミール) ④ 配混合飼料 シハロトリン並びにデルタメトリン及びトラロメトリン

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表4 農薬のモニタリング及びサーベイランスの結果(省令基準値が定められている成分) 点数 検出率 (%) 最大値 (mg/kg) 平均値 (mg/kg) γ -BHC(リンデン) 0.05 47 0 0 配混合飼料(牛等用) 0.4 46 0 0 牧草 0.4 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 BHC 配混合飼料 0.005 93 0 0 牧草 0.02 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 DDT 配混合飼料 0.1 93 0 0 牧草 0.1 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 アトラジン とうもろこし 0.2 52 0 0 マイロ 0.02 2 0 0 牧草 15 14 1 7 0.024 0.024 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 1 0.3 0.024 0.024 アラクロール とうもろこし 0.02 52 0 0 マイロ 0.05 2 0 0 牧草 0.05 14 0 0 基準値のない飼料 - 313 0 0 計 - 381 0 0 アルドリン及び 配混合飼料 0.02 93 0 0 ディルドリン 牧草 0.02 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 イソフェンホス とうもろこし 0.02 52 0 0 基準値のない飼料 - 329 0 0 計 - 381 0 0 エチオン 牧草 20 14 0 0 基準値のない飼料 - 367 0 0 計 - 381 0 0 エンドリン 配混合飼料 0.01 93 0 0 牧草 0.01 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 クロルピリホス とうもろこし 0.1 52 2 4 0.344 0.26 マイロ 0.75 2 1 50 0.038 0.038 牧草 13 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 2 0.6 0.27 0.22 計 - 377 5 1 0.344 0.20 クロルピリホスメチル とうもろこし 7 52 0 0 マイロ 10 2 0 0 基準値のない飼料 - 323 5 2 0.050 0.037 計 - 377 5 1 0.050 0.037 クロルフェンビンホス とうもろこし 0.05 52 0 0 基準値のない飼料 - 327 0 0 計 - 379 0 0 クロルプロファム とうもろこし 0.05 52 0 0 基準値のない飼料 - 325 0 0 計 - 377 0 0 0.02 モニタリング等の 対象成分 モニタリング等の 対象試料 省令 基準値 (mg/kg) 試料 点数 うち検出されたもの 検出 下限 (mg/kg) 0.005 0.005 0.02 0.02 配混合飼料(鶏・うずら、豚用) 0.02 0.02 0.02 0.01 0.02 0.01 0.02 0.02

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表4 農薬のモニタリング及びサーベイランスの結果(省令基準値が定められている成分,続き) 点数 検出率 (%) 最大値 (mg/kg) 平均値 (mg/kg) クロルベンジレート とうもろこし 0.02 52 0 0 基準値のない飼料 - 329 0 0 計 - 381 0 0 シハロトリン とうもろこし 0.04 52 0 0 マイロ 0.2 2 0 0 牧草 0.6 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 1 0.3 0.088 0.088 計 - 377 1 0.3 0.088 0.088 ジメトエート とうもろこし 1 52 0 0 マイロ 0.2 2 0 0 牧草 2 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 ダイアジノン とうもろこし 0.02 52 0 0 マイロ 0.1 2 0 0 牧草 10 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 デルタメトリン及び とうもろこし 1 52 1 2 0.044 0.044 0.03 トラロメトリン マイロ 1 2 1 50 0.32 0.32 0.03 牧草 5 14 0 0 0.045 基準値のない飼料 - 309 2 0.6 0.20 0.12 0.03 計 - 377 4 1 0.32 0.15 テルブホス とうもろこし 0.01 52 0 0 マイロ 0.05 2 0 0 牧草 1 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 パラチオン とうもろこし 0.3 52 0 0 マイロ 0.08 2 0 0 牧草 5 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 ピリミホスメチル とうもろこし 1 52 11 21 0.56 0.23 マイロ 1 2 1 50 0.24 0.24 基準値のない飼料 - 323 24 7 0.19 0.069 計 - 377 36 10 0.56 0.12 フィプロニル 0.01 25 0 0 0.02 68 0 0 牧草 0.2 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 フェニトロチオン とうもろこし 1 52 2 4 0.19 0.11 マイロ 1 2 0 0 牧草 10 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 2 0.5 0.19 0.11 フェントエート とうもろこし 0.4 52 0 0 マイロ 0.4 2 0 0 基準値のない飼料 - 323 0 0 計 - 377 0 0 配混合飼料(鶏 ・うずら用) 配混合飼料(牛等、豚用) モニタリング等の 対象成分 モニタリング等の 対象試料 省令 基準値 (mg/kg) 試料 点数 うち検出されたもの 検出 下限 (mg/kg) 0.02 0.02 0.003 0.02 0.02 0.02 0.02 0.005 0.02 0.02

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表4 農薬のモニタリング及びサーベイランスの結果(省令基準値が定められている成分,続き) 点数 検出率 (%) 最大値 (mg/kg) 平均値 (mg/kg) フェンバレレート 0.5 25 0 0 4 22 0 0 8 46 0 0 牧草 13 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 フェンプロパトリン 牧草 20 14 0 0 基準値のない飼料 - 367 0 0 計 - 381 0 0 ヘプタクロル 配混合飼料 0.02 93 0 0 牧草 0.02 14 0 0 基準値のない飼料 - 274 0 0 計 - 381 0 0 ペルメトリン とうもろこし 2 52 0 0 マイロ 2 2 0 0 牧草 55 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 2 0.6 0.27 0.17 計 - 377 2 0.5 0.27 0.17 ペンディメタリン とうもろこし 0.2 52 0 0 マイロ 0.1 2 0 0 牧草 15 14 1 7 0.12 0.12 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 1 0.3 0.12 0.12 ホスメット とうもろこし 0.05 52 0 0 マイロ 0.05 2 0 0 牧草 40 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 ホレート とうもろこし 0.05 52 0 0 マイロ 0.05 2 0 0 牧草 1.5 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 マラチオン とうもろこし 2 52 1 2 0.28 0.28 マイロ 2 2 1 50 0.098 0.098 牧草 135 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 9 3 0.13 0.054 計 - 377 11 3 0.28 0.079 メチダチオン とうもろこし 0.1 52 0 0 マイロ 0.2 2 0 0 牧草 12 14 0 0 基準値のない飼料 - 309 0 0 計 - 377 0 0 配混合飼料(鶏 ・うずら用) 配混合飼料(豚用) 配混合飼料(牛等用) モニタリング等の 対象成分 モニタリング等の 対象試料 省令 基準値 (mg/kg) 試料 点数 うち検出されたもの 検出 下限 (mg/kg) 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02

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検 出 最 大 平 均 検 出 最 大 平 均 検 出 最 大 平 均 (% ) (m g/ k g) (m g/ k g) (% ) (m g/ kg ) (m g/ kg ) (% ) (m g/ k g) (m g/ k g) E P N 38 1 0 0 0. 02 シ ラ フ ル オ フ ェ ン 38 1 0 0 0. 02 フ ラ ム プ ロ ッ プ メ チ ル 38 1 0 0 0. 02 ア セ ト ク ロ ー ル 38 1 0 0 0. 02 タ ー バ シ ル 38 1 0 0 0. 02 フ ル シ ト リ ネ ー ト 38 1 0 0 0. 02 ア ニ ロ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 チ オ ベ ン カ ル ブ 38 1 0 0 0. 02 フ ル ト ラ ニ ル 38 1 0 0 0. 02 ア メ ト リ ン 38 1 0 0 0. 02 テ ク ナ ゼ ン 38 1 0 0 0. 02 フ ル ト リ ア ホ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ア リ ド ク ロ ー ル 38 1 0 0 0. 02 テ ト ラ ク ロ ル ビ ン ホ ス 38 1 0 0 0. 02 フ ル バ リ ネ ー ト 38 1 0 0 0. 02 ア レ ス リ ン 38 1 0 0 0. 02 テ ト ラ コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 フ ル ミ オ キ サ ジ ン 38 1 0 0 0. 02 イ サ ゾ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 テ ト ラ ジ ホ ン 38 1 0 0 0. 02 フ ル ミ ク ロ ラ ッ ク ペ ン チ ル 38 1 0 0 0. 02 イ ソ プ ロ チ オ ラ ン 38 1 2 0. 5 0. 02 6 0. 02 6 0. 02 テ ブ コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 プ ロ シ ミ ド ン 38 1 1 0. 3 0. 07 2 0. 07 2 0. 02 イ プ ロ ベ ン ホ ス 38 1 0 0 0. 02 テ ブ フ ェ ン ピ ラ ド 38 1 0 0 0. 02 プ ロ パ ク ロ ー ル 38 1 0 0 0. 02 エ タ ル フ ル ラ リ ン 38 1 0 0 0. 02 テ フ ル ト リ ン 38 1 0 0 0. 02 プ ロ パ ジ ン 38 1 0 0 0. 02 エ デ ィ フ ェ ン ホ ス 38 1 0 0 0. 02 テ ル ブ ト リ ン 38 1 0 0 0. 02 プ ロ パ ニ ル 38 1 0 0 0. 02 エ ト フ ェ ン プ ロ ッ ク ス 38 1 1 0. 3 0. 09 1 0. 09 1 0. 02 ト リ ア ジ メ ホ ン 38 1 0 0 0. 02 プ ロ パ ル ギ ッ ト 38 1 0 0 0. 02 エ ト フ メ セ ー ト 38 1 0 0 0. 02 ト リ ア レ ー ト 38 1 0 0 0. 02 プ ロ ピ コ ナ ゾ ー ル 38 1 2 0. 5 4. 0 2. 0 0. 02 エ ト プ ロ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 ト リ フ ル ラ リ ン 38 1 0 0 0. 02 プ ロ フ ァ ム 38 1 0 0 0. 02 エ ト リ ジ ア ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ト リ フ ロ キ シ ス ト ロ ビ ン 38 1 0 0 0. 02 プ ロ フ ェ ノ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 エ ト リ ム ホ ス 38 1 0 0 0. 02 ナ プ ロ パ ミ ド 38 1 0 0 0. 02 プ ロ ペ タ ン ホ ス 38 1 0 0 0. 02 オ キ サ ジ ア ゾ ン 38 1 0 0 0. 02 パ ラ チ オ ン メ チ ル 38 1 0 0 0. 02 ブ ロ モ ブ チ ド 38 1 0 0 0. 02 カ ズ サ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 ハ ル フ ェ ン プ ロ ッ ク ス 38 1 0 0 0. 02 ブ ロ モ プ ロ ピ レ ー ト 38 1 0 0 0. 02 カ ル フ ェ ン ト ラ ゾ ン エ チ ル 38 1 0 0 0. 02 ビ フ ェ ン ト リ ン 38 1 2 0. 5 0. 04 3 0. 03 2 0. 02 ブ ロ モ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 キ ン ト ゼ ン 38 1 0 0 0. 02 ピ ペ ロ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 ヘ キ サ コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ク レ ソ キ シ ム メ チ ル 38 1 0 0 0. 02 ピ リ ダ フ ェ ン チ オ ン 38 1 0 0 0. 02 ベ ノ キ サ コ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ク ロ ル タ ー ル ジ メ チ ル 38 1 0 0 0. 02 ピ リ ダ ベ ン 38 1 0 0 0. 02 ペ ン コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ク ロ ル デ ン 38 1 0 0 0. 02 ピ リ プ ロ キ シ フ ェ ン 38 1 0 0 0. 02 ベ ン フ ル ラ リ ン 38 1 0 0 0. 02 ク ロ ル フ ェ ナ ピ ル 38 1 0 0 0. 02 ビ ン ク ロ ゾ リ ン 38 1 0 0 0. 02 ホ サ ロ ン 38 1 0 0 0. 02 ジ ク ロ ホ ッ プ メ チ ル 38 1 0 0 0. 02 フ ェ ナ リ モ ル 38 1 0 0 0. 02 ホ ス チ ア ゼ ー ト 38 1 0 0 0. 02 ジ ク ロ ラ ン 38 1 0 0 0. 02 フ ェ ノ チ オ カ ル ブ 38 1 0 0 0. 02 メ タ ク リ ホ ス 38 1 0 0 0. 02 ジ フ ェ ナ ミ ド 38 1 0 0 0. 02 フ ェ ノ ト リ ン 38 1 0 0 0. 02 メ ト キ シ ク ロ ル 38 1 0 0 0. 02 ジ フ ェ ノ コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 フ ェ ン チ オ ン 38 1 0 0 0. 02 メ ト ミ ノ ス ト ロ ビ ン 38 1 0 0 0. 02 ジ メ テ ナ ミ ド 38 1 0 0 0. 02 フ ェ ン ブ コ ナ ゾ ー ル 38 1 0 0 0. 02 メ ト ラ ク ロ ー ル 38 1 0 0 0. 02 ジ メ ピ ペ レ ー ト 38 1 0 0 0. 02 ブ タ ミ ホ ス 38 1 0 0 0. 02

5

 

モ ニ タ リ ン グ 等 の 対 象 成 分 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 検 出 下 限 (m g/ k g) モ ニ タ リ ン グ 等 の 対 象 成 分 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 検 出 下 限 (m g/ kg ) モ ニ タ リ ン グ 等 の 対 象 成 分 試 料 点 数 う ち 検 出 さ れ た も の 検 出 下 限 (m g/ k g) 点 数 点 数 点 数

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表 5 3.2 飼料への動物由来たん白質等の混入確認 国内で製造された魚粉 56 点及びその他の魚介類由来たん白質 3 点,並びにチキンミール 27 点 及びフェザーミール14 点について,顕微鏡鑑定,ELISA 試験及び PCR 試験を実施した結果,牛 由来たん白質の混入は認められなかった.なお,PCR 試験において魚粉 2 点から反すう動物由来 DNA が検出されたが,ELISA 試験において同一試料から牛由来たん白質が検出されなかったこ とから,混入確認判定手順に基づき牛由来たん白質の混入は認められないと総合的に判定した. 肉骨粉(ポークミール)4 点,原料混合肉骨粉 20 点及び蒸製骨粉 1 点について,ELISA 試験及 び PCR 試験を実施した結果,牛由来たん白質の混入は認められなかった.これらの結果を表 7 及び表8 に示した. 表7 動物由来たん白質のモニタリングの結果(魚粉等) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 検出 点数 魚粉 56 0 0 56 0 0 56 2 3.6 0 ホタテ抽出物 3 0 0 3 0 0 3 0 0 0 計 59 0 0 59 0 0 59 2 3.4 0 顕微鏡鑑定 ELISA試験 PCR試験 総合 判定 獣骨,獣毛 牛由来たん白質 反すう動物由来DNA 表8 動物由来たん白質のモニタリングの結果(チキンミール,肉骨粉等) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 検出 点数 チキンミール 27 0 0 27 0 0 27 0 0 0 フェザーミール 14 0 0 14 0 0 14 0 0 0 肉骨粉(ポークミール) 4 0 0 4 0 0 0 原料混合肉骨粉 20 0 0 20 0 0 0 蒸製骨粉 1 0 0 1 0 0 0 計 41 0 0 66 0 0 66 0 0 0 顕微鏡鑑定 ELISA試験 PCR試験 総合 判定 獣骨,獣毛 牛由来たん白質 反すう動物由来DNA 国内で製造されたほ乳期子牛育成用代用乳用配合飼料 4 点,ほ乳期子牛育成用配合飼料 2 点, 若令牛育成用配合飼料 7 点,乳用牛飼育用配合飼料 31 点,幼令肉用牛育成用配合飼料 1 点,肉 用牛肥育用配合飼料 32 点,種牛飼育用配合飼料 1 点,肉牛繁殖用配合飼料 5 点,乳用牛・羊飼 育用配合飼料 2 点,牛複数ステージ用配合飼料 15 点,牛用二種混合飼料 1 点,糖蜜吸着飼料 1 点及びその他の牛用混合飼料21 点について,顕微鏡鑑定,ELISA 試験及び PCR 試験による確認 を実施した結果,牛由来たん白質の混入は認められなかった.国内で製造されたその他の畜種向 けの混合飼料(動物質原料を含むもの)10 点について,顕微鏡鑑定,ELISA 試験及び PCR 試験 による確認を実施した結果,牛由来たん白質の混入は認められなかった.これらの結果を表9 に 示した. 輸入された牛用混合飼料 35 点及び飼料用酵母 1 点について,顕微鏡鑑定,ELISA 試験及び PCR 試験による確認を実施した結果,牛由来たん白質の混入は認められなかった.その結果を表

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10 に示した. 表9 動物由来たん白質のモニタリングの結果(国内製造牛用飼料等) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 検出 点数 ほ乳期子牛育成用代用乳用配合飼料 4 0 0 0 ほ乳期子牛育成用配合飼料 2 0 0 2 0 0 2 0 0 0 若令牛育成用配合飼料 7 0 0 6 0 0 6 0 0 0 乳用牛飼育用配合飼料 31 0 0 29 0 0 29 0 0 0 幼令肉用牛育成用配合飼料 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 肉用牛肥育用配合飼料 32 0 0 32 0 0 32 0 0 0 種牛飼育用配合飼料 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 肉牛繁殖用配合飼料 5 0 0 5 0 0 5 0 0 0 乳用牛・羊飼育用配合飼料 2 0 0 2 0 0 2 0 0 0 牛複数ステージ用配合飼料 15 0 0 14 0 0 14 0 0 0 二種混合飼料 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 糖蜜吸着飼料 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 その他の混合飼料 21 0 0 20 0 0 20 0 0 0 小計 123 0 0 114 0 0 114 0 0 0 その他の畜種向け飼料 (動物質原料を含むもの) フィッシュソリュブル吸着飼料 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 その他の混合飼料 9 0 0 9 0 0 9 0 0 0 小計 10 0 0 10 0 0 10 0 0 0 牛用飼料等 顕微鏡鑑定 PCR試験 総合 判定 獣骨,獣毛 牛由来たん白質 ほ乳動物由来DNA 反すう動物由来DNA ELISA試験 表10 動物由来たん白質のモニタリングの結果(輸入飼料等) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 試験 点数 検出 点数 検出率 (%) 検出 点数 アメリカ合衆国 18 0 0 18 0 0 18 0 0 0 中華人民共和国 5 0 0 5 0 0 5 0 0 0 タイ 2 0 0 2 0 0 2 0 0 0 フランス 2 0 0 2 0 0 2 0 0 0 大韓民国 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 台湾 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 英国 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 アイルランド 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 ポルトガル 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 スペイン 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 イタリア 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 ブラジル 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 小計 35 0 0 35 0 0 35 0 0 0 アメリカ合衆国 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 小計 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 合計 36 0 0 36 0 0 36 0 0 0 牛用混合飼料 飼料用酵母 顕微鏡鑑定 ELISA試験 PCR試験 総合 判定 獣骨,獣毛 牛由来たん白質 反すう動物由来DNA

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3.3 不溶性不純物 飼料用として出荷,流通している動物性油脂(確認済動物性油脂,回収食用油,混合油脂等) 71 点及び特定動物性油脂 2 点について,不溶性不純物の含有量を測定した結果,不溶性不純物 の成分規格を超えるものはなかった.その結果を表11 に示した. 表11 不溶性不純物のモニタリングの結果 最大値 平均値 (%) (%) 動物性油脂 0.15 %以下 71 0.129 0.015 特定動物性油脂 0.02 %以下 2 0.008 0.004 モニタリングの 対象試料 成分規格 試料点数 3.4 サルモネラ 国内で製造された単体飼料 94 点及び配混合飼料 67 点についてモニタリングを実施した結果, 単体飼料では1 点からサルモネラが検出された(検出率 1.1 %).なお,前年度の検出率は 0 %, 前々年度の検出率は 1.4 %であった.配混合飼料ではサルモネラは検出されなかった.なお,前 年度の検出率は1.2 %,前々年度の検出率は 1.1 %であった.これらの結果を表 12 及び表 13 に示 した. 検出されたサルモネラの血清型は表 14 に示すとおりであり,過去 5 年以内に飼料から分離さ れた事例はなかった. なお,病原微生物検出情報 12)によると,飼料から分離されたこの血清型は,国内で発生した サルモネラ食中毒の原因菌としてヒトからも分離されており,ここ数年分離された上位 15 血清 型に含まれるものであった。 表12 サルモネラのモニタリングの結果(単体飼料の種類別) 試験点数 検出点数 検出率 (%) 動物質性飼料 魚粉 46 0 0 チキンミール 17 0 0 フェザーミール 9 1 11 豚肉骨粉 4 0 0 原料混合肉骨粉 13 0 0 そうこう類 米ぬか油かす 1 0 0 ふすま 1 0 0 植物性油かす類 大豆油かす 2 0 0 その他 とう乳かす 1 0 0 計 94 1 1.1 モニタリングの対象試料

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表13 サルモネラのモニタリングの結果(配混合飼料の種類別) モニタリングの対象試料 試験点数 検出点数 検出率 (%) 牛用配合飼料 25 0 0 鶏用配合飼料 20 0 0 豚用配合飼料 12 0 0 動物性たん白質混合飼料 5 0 0 その他の混合飼料 5 0 0 計 67 0 0 表14 検出試料から分離されたサルモネラの血清型 検出された飼料の種類 フェザーミール S. Agona 1 計 1 血清型

文 献

1) 法律:飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律,昭和 28 年 4 月 11 日,法律第 35 号 (1953). 2) 農林省令:飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令,昭和 51 年 7 月 24 日,省令第 35 号 (1976). 3) 農林水産省畜産局長通知:飼料の有害物質の指導基準及び管理基準について,昭和 63 年 10 月 14 日,63 畜 B 第 2050 号 (1988). 4) 農林水産省消費・安全局長通知:飼料分析基準の制定について,平成 20 年 4 月 1 日,19 消安 第14729 号 (2008). 5) 農林省畜産局長通知:飼料等検査実施要領の制定について,昭和 52 年 5 月 10 日,52 畜 B 第 793 号 (1977). 6) 農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課長通知:飼料中の農薬の検査について,平成 18 年 5 月26 日,18 消安第 2322 号 (2006). 7) 日本油化学会規格試験法委員会編:2.1.1 試料採取方法,基準油脂分析試験法 2013 年版,日本 油化学会 (2013) (ISBN: 9784931249066). 8) 泉 和夫,石橋 隆幸,青山 幸二,石黒 瑛一:飼料研究報告,27,233 (2002). 9) 農林水産省生産局畜産部飼料課課長補佐(検査指導班担当)事務連絡:牛を対象とする飼料の 抽出検査の取扱いについて,平成14 年 11 月 8 日 (2002). 10) 農林水産省生産局長通知:反すう動物用飼料への反すう動物等由来たん白質の混入防止に関 するガイドラインの制定について,平成13 年 6 月 1 日,13 生畜第 1366 号 (2001). 11) 農林水産省消費・安全局長通知:「飼料の有害物質の指導基準及び管理基準について」の一 部改正について,令和元年8 月 6 日,元消安第 1605 号 (2019).

12) 国立感染症研究所 :病原微生物検出情報 ,http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html, cited 11 Jun. 2019

表 1    モニタリング等を実施した試料及び点数  幼すう育成用 2 2 2 2 2 中すう育成用 2 1 1 1 1 成鶏飼育用 21 17 12 14 10 ブロイラー肥育前期用 4 3 2 3 2 ブロイラー肥育後期用 7 6 5 5 ほ乳期子豚育成用 6 4 2 4 3 子豚育成用 5 5 2 肉豚肥育用 15 14 7 11 6 種豚飼育用 6 4 3 5 2 豚複数ステージ用 2 2 1 ほ乳期子牛育成用代用乳用 4 2 1 1 4 ほ乳期子牛育成用 2 2 1 2 2 2 2 1 若令牛育成
表 1    モニタリング等を実施した試料及び点数(続き)  ごま油かす 1 1 1 コーングルテンミール 19 19 19 大豆油かす 50 49 46 2 大豆たん白 1 1 1 なたね油かす 17 16 17 小  計 88 86 84 2 チキンミール 27 27 27 27 17 魚粉 80 39 56 56 56 46 原料混合肉骨粉(ポークチキンミール) 20 1 20 20 13 蒸製骨粉 1 1 1 肉骨粉(ポークミール) 4 4 4 4 フェザーミール 14 14 14 14 9 ホタテ
図 1    試料中の肉骨粉等の顕微鏡鑑定方法  3    結        果  3.1    有害物質   有害物質のモニタリング等の結果について,省令基準値及び指導基準値等の有無によりそれぞ れ取りまとめた.なお,令和元年 8 月 6 日にかび毒及び重金属等の指導基準値等が一部改正 11) さ れ,令和 2 年 2 月 6 日に施行されたが,取りまとめの都合上,改正前の指導基準値等に従い整理 した. 1)    かび毒及びエンドファイト産生毒素      配混合飼料 128 点,単体飼料 268 点及
表 2 - 1(アフラトキシンB1のみ)配合飼料(乳用牛用)指 0.01184220.00060.0005配混合飼料(表外1)に示す飼料)管 0.0191110.00050.0005170701000.320.03814539871.60.22配混合飼料(上記以外の配合飼料)管 0.0261580.00090.0005-18181000.110.04044341950.520.26その他の混合飼料-500-54800.0290.016-64670.520.22配混合飼料小計9310110.00090.000
+7

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