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Academic year: 2021

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D13

津波のソリトン分裂過程に関する実験結果と数値解との比較研究

Comparison of Experimental Results and Numerical Soliton Fission Process of Tsunami

間瀬肇・安田誠宏・〇加次淳一郎・高山知司

Hajime Mase, Tomohiro Yasuda, 〇Jun-ichiro Kaji, Tomotsuka Takayama

Depending on the bathymetry, tsunamis show various transformation patterns. For the coast with gradually shoaling beach and very long reef, the leading edge of tsunami disintegrated into several waves. This phenomenon is called as ‘soliton fission’. Each soliton wave will behave as a gravity wave with dispersion and break during over shallow water; resulting breaking impact pressures on structures is strong. This study investigates the transformation characteristics of tsunamis by experiments and numerical simulations, and soliton fission process is examined. 1.はじめに 遠浅海岸あるいは急斜面海岸といった海底地形 の相違により,来襲する津波の変形の様子はかな り異なったものになる.タイやマレーシアのアン ダマン海沿岸は非常に遠浅になっており,来襲し た津波は波峰付近から幾つかの波に分裂(ソリト ン分裂)し,遡上する. 本研究では,押し波および引き波から始まる津 波を周期や振幅を変えて実験水槽で起こし,また, 伝播する水深を変化させて,津波の伝播特性の相 違を考察する. また,近年発展が目覚しい拡張型 Boussinesq 方 程式を用いたシミュレーションを行い,実験結果 が再現できるかどうかを検討した. 2.実験条件 安田ら(2006)の実験結果を用いるとともに,新 たに引き波から始まる津波を造波した.ここで用 いた津波は,一定の周期の正弦波である. 地形は,一様水深から 1:5 の一様勾配を経て, 浅い一様水深(リーフ)に続くものであり,その リーフ水深を 3cm から 30cm まで 5 種類に変化さ せた. 3.用いる波動理論 ソリトン分裂といった分散性が重要となる現象 を対象とするため,十分な非線形性と分散性を取 り入れている波動理論が必要となる. 本研究では,そのような理論として,Lynett et al. (2002)の COULWAVE (COrnell University Long and intermediate WAVE)モデルと Kirby et al.(1997)の

FUNWAVE (FUlly Nonlinear WAVE) モデルを用い た. 4.実験結果および解析結果 下図は,実験結果と対応する数値シミュレーシ ョン結果を示したものである.このような比較を すべての実験結果と COULWAVE との比較,実験 結果と FUNWAVE との比較,COULWAVE の結果 と FUNWAVE による結果との比較を行った. 実験結果と数値シミュレーションとの比較結果 から,両者は必ずしも良い対応を示すことはなか った. 1) 津波の伝播速度が合わないことがある. 2) ソリトンの最大振幅が合わないことがある. 3) ソリトンの個数が合わないことがある. 4) 数値計算結果相互の差もみられる. Condition 2: (h=50cm, A=3cm, T=20s) -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0 10 20 30 40 50 60 7 Time (s) S u rf ac e El e vatio n (c m ) 0 図 津波の伝播に関する実験結果と COULWAVE による数値計算結果との比較

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