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物流効率化とシミュレーション

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Academic year: 2021

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(1)

飛行ネットワークを対象とする座席管理は複雑で大規模

な問題であるばかりでなく,そこで・は各ルートの乗務員

の割当て・飛行機の配分などの問題も含むことになる.

これらのどれも複雑で難解な問題であるが.航空会社

の収益管理に関する科学的方法の研究はその緒についた

ばかりであるといってよいであろう.その収益管理の中

て、座席管理モデルは比較的単純でありながら現実的に有

益であると思われる.航空産業は大きな市場をもっ産業

であり便当りの数パーセントの収益の改善が大きな

年間収益の増加に貢献する可能性がある.この座席管理

をいかに工夫し効率的に運用するかが,きたるべきわが

国での航空料金の自由化と国際化の下で航空会社にとっ

て喫緊の問題となるであろうと推察する.

参芳文献

[

1

J J

.

J

.

Beckmann

, “

Decision and Team P

rob.

lems i

n

Airline Reservations"

Econometrica 26

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[2] P.P. Belobaba

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Airline Yield Management:

An Overview o

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Seat Inventory Control

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Transprtation S

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2

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63-73 (

1

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Air Travel Demand and

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Ph. D.

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Transporta-t

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Technology,

Cambridge,

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Forecasting and C

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Passenger Bookings

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AGIFORS

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Seat Allocation

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AGIFORS Symp. Proc.16

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Revenue

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Determine Optimal Seat Allotments

by Fare Type

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Booking Levels

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沢木勝茂,“航空機の l主j信管理モデノレについて"Ir南

山経営研究』第 3 巻第 i 号,

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物流効率化とシミュ ν ーション

上野信行,中川義之

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1.まえがき

製造業においては,注文構成の多品種・小ロット・高

級化・短納期化などが急速に進んでおり,これらに対応

したより合理的な生産体制・物流管理体制を整備するこ

とにより,コストの徹底的削減と製造期間短縮や Just­

in・ time 納入などの非価格競争力向上を図ることが重要

な経営課題となっている.

そこで,先進的な工場では,近年,生産・物流統合管

理システムが開発されており,製造所全体の“物の流れ"

を一貫して計画・管理し,受注~生産~出荷に関わるす

べての注文の動きの先読みを行なうことにより,適正な

うえの

のぶゆき,なかがわ

よしゆき

住友金属工業側数理解析室

〒 541 大阪市中央区北浜 4-8-4

1989 年 7 月号

操業計画を立案し,これを遵守する作業により物流効率

化を図っている[

l

J

.

今回,上記の一環として,特に,工場払い出しから出

荷にいたる構内物流効率化を目的に,従米のリフト・カ

ーによる個別・小規模輸送に変わって,

トレーラー&パ

レット輸送方式を導入することになった.

本報告は,新しい輸送方式の導入にさいして, OR の

代表的手法であるシミュレーションと線型採宗法を組み

合せた新しい技法を開発し,その設備仕様・輸送ルール

確立等の検討を行なったものである [2J.

いわば,製造業における物流効率化事例検討への l つ

の rOR の切り口 J を示したものであるといえるが,こ

の切り口は,実践的 OR 活動の白から見ると, r 現場課題

解決の常套的な切り口ではあるが,恒常的に研ぎ潜まし

ておかなければならない切り口」である.

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© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

空パレット戻り

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112

分毎に製品払出し

レツト枚数

|同面積|

トレーラー台数

l

倉庫容量

図 1

シミュレーションによる検討課題

2

.

問題の概念

(1)背景

構内物流効率化・品質保証強化(錆,統完全防止)を狙

いとして,①工場~倉庫(含む屋外倉庫)-岸壁における

製品搬送を,従来のリフト・カーによる小規模輸送に加

えて,パレットとトレーラーを導入するとともに②工場

搬出時における現品仕分け作業の自動化・フレキシプル

な積み込み・運搬指示等を実施するものである.

(2) シミュレーションによる代表的検討課題

問題の対象と検討課題を図 1 に示す.

(

1

)

設備仕様の決定

①トレーラ一台数

②パレット枚数

(総数,工場・品種別の専用パレット枚数)

③仕分場パレット置き場スベース(容量)等

(

2

)

最適パレット輸送・運用ルールの決定

①各工場ミルエンドに確保すべき空パレットの枚数

②品種別の適正輸送ノレート

③浜だし時のパレット・バラ重量比

3

.

毛デリング

モデル構築にさいし,下記の項目を明確にした.

①物流設備とその聞の移動時間

②製品発生分布の決定

3

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(

4

6

)

③作業ルールの把握

.工場払いだし~倉庫の運搬具選択ルール

・倉庫保管ルール(パレット在庫またはパラ在庫)

.浜だし運搬具選択ルール

・浜だしルール(パレットとパラの浜だし重量比)

なお,工場払いだし~倉庫の運搬具選択ルールの一例

を図 2 に示す.

本ルールは,コイル(揚地 j) が仕分場到着時に,同一

揚地(j)のパレットが仕分場になく,かつ空パレット,

トレーラーが仕分場横に待機中なら,まずリフト・カー

にて当該コイルを倉庫へ運び,

トレーラーは,空パレッ

トを仕分場に運んだ後,積載量最大のパレット(揚地 i

)

を倉庫へ運ぶことを表わしている.

④シミュレーション仕様

・シミュレーションの期間としては約 1 カ月

・製品発生個数約25000/月

・パレット,

トレーラー,製品 1 つ 1 つの動きを時

々刻々( 1 分毎)シミュレーションする.

4

.

解法のアプローチ

(1)問題の特徴と解法の基本的骨子

問題の特徴は,

①大規模である. (対象製品約25000)

②時々刻々の物の動的解析が必要である.

オベレーションズ・リサーチ

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(3)

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図 2

作業ルール

(製品 1 品単位の把握要)

③評価指標の適正化が求められている.

輸送効率化(=パラ輸送量 Min) を狙う設備仕様,

および輸送ルートの決定を含んでいる.

したがって,解法としては,

①物の動きの精綴なモデリングが必要であり,このた

め,複雑なモデルを効率的に開発可能とする離散系

シミュレーション技法 [3J を活用した.

②設計パラメータの最適決定を含んでおり,この解決

のために,線形探索法 [4J を活用した.

上記①②を組み合せた解法の手順を図 3 に示す.

5

.

実際のデータにもとづくケース・シミュレーションに

より,多数の知見が得られた.たとえば,仕分場のパレ

ット枚数は,全体効率化に影響がきわめて大きいことが

わかった.これらの知見は,現場の運用ルールとして反

映され,その効果として,輸送の効率化が認められた.

また,シミュレーション・プロセスに関しては,汎用

ソフトを活用することによりモデル期間の短縮が図ら

れ,代替案検討の容易化が実現した.また,②結果のア

ニメーション表示を行なうことによりモデルの検証が容

1989 年 7 月号

( START )

パラメータ設定

(空パレット用置場容量)

物流シミュレーション

輸送効率化指標に もとづく結果評価

次の探索要?

ト⑪

図 3

解法の手 11蹟

易になるとともに,現場技術者との意思疎通が深まり,

改善策の創出が容易になると L 、う利点が生まれた.とも

かくも,シミュレーションとアニメーションの組合ぜは,

企業における実践的 OR に不可欠で,かつ強力な rOR

の切り口 J であるといえよう.

(謝意)本研究にご指導いただきました早稲田大学森戸

教授に心より感謝いたします.また本システムの開発に

協力いただいた当社数理解析室のメンバー,製鉄所の関

連部門関係者に厚くお礼申し上げます.

;

I

t

文 献

[

1

J

上野他:一貫製鉄所における生産・物流統合管理

システムー多品種多段階工程操業スケジューリングの

実用的解法一,第 8 回数理計画シンポジウム, 11 月,

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TION :

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TION/OPTIMIZA

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1

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