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Q熱リケッチアの感染防御抗原の分子設計と構築

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Academic year: 2021

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Title Q熱リケッチアの感染防御抗原の分子設計と構築( はしがき) Author(s) 柵木, 利昭 Report No. 平成13年度-平成15年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(B)(2) 課題番号13460142) 研究成果報告書 Issue Date 2003 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/646 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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研究報告書の刊行にあたって

本報告書は文部省科学研究費補助金基盤研琴(B)「Q熟リケッチアの感染防御

の分子設計と構築」の平成13,14および15年度(課題番号13460142)の研究成 果報告書である。 Q熟(コクシエラ症)は、Q熟リケッチアα㍑由批=知"陀摘の感染によって起 こる人獣共通感染症で、家畜、愛玩動物、野生動物や鳥類など極めて広い宿主に感 染し、流産や繁殖障害などの生産病を起こし、長期間乳汁や糞便などに大量の病原 体を排泄する。ヒトのQ熟は経気道や経口で感染し,急性の熱性疾患(肺炎)から 慢性の肝炎や心内膜炎などを起こすため、古くから重要な疾病として関心が高い。 我が国にはQ熱が存在しないと言われていたが、1990年以降我々は、日本にも気 管支炎、肺炎、肝炎、髄膜炎、脳髄膜炎,小脳炎など多彩な病像を示す急性Q熟 患者および心内膜炎や肝炎など慢性Q熟患者が広く存在することを疫学的に明ら かにしてきた。また、家畜、伴侶動物、野生動物、家禽および野鳥にも本菌が広く 浸潤し、感染源になる可能性を指摘してきた。さらに、日本分離株には病原性の異 なるC∼血〃旭痛が存在することを蛋白質やLPS構造の免疫化学的および遺伝学的 解析から示唆した。そして、Q熟の新しい簡便な診断方法も開発してきた。 本研究の第1の目的は、本菌の感染防御抗原および病原性支配遺伝子の解析を 行って、ヒトや動物に感染・発症されるQ熟リケッチアは、どのような遺伝子配 列を持つのか」その分子構築を明らかにすることである。第2は、哺乳類・鳥類か らダニ由来コク㌢エラ株を細分類あるいは型別し、感染源や感染環を把握する分子 疫学的解析の資料を得ることである。これらの知見を基に、分子設計によるヒトと 動物の画期的な新ワクチンや遺伝子診断法などを開発し、国際的に貢献することで ある。 上記の目的を達成するため、抗原性を担う蛋白質支配遺伝子をク豆-ニングし、 新しい遺伝子からの発現寧白質の抗原性や株間の相異などについて解析した。また、 単クローン性抗体によるLPSの相変異と構造蛋白め一部を解析した。さらに、免 疫不全SCIDマウスはQ熟の病態解析モデル動物と分離株の病原性判定モデル動 物になることを明らかにした。またぎらに、抗原および抗体検出ラテックス凝集法 を開発した。この成績は病原性解析、診断および疫学解析に貢献する。 最後に、報告書刊行にあたって文部科学省当局のご尽力に厚く感謝いたします。

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