三泊四日の幼児キャンプ体験が参加児の身体的・心理的側面に及ぼす効果
2
0
0
全文
(2) 果に着目した仮説,質問紙調査による,心理. 特に,男児においてこの様子は顕著であった。. 的側面への効果に着目した仮説,インタビュ. ③キャンプ中の唾液アミラーゼ活性について,. ー調査による,心理的側面への効果に着目し. 夜の測定値について,日数を重ねるごとに低. た仮説といった3つの仮説を設定した。. い値の幼児が増加している様子が窺えた。ま. 【幼児キャンプ実践概要】. た,朝の測定値について,男児は日数を重ね. 本論において,実施概要と実施内容について. るごとに高い値の幼児が増加しており,女児. 詳細に示した。. は低い値の幼児が増加している様子が窺えた。. 【幼児キャンプ実践効果の検討】. 〈心理的側面に及ぼす効果〉. 幼児キャンプ実践効果の推定に関しては,生. ①保護者評価による幼児の成長側面推定を行っ. 理的指標(活動量,体温,唾液アミラーゼ活性). た結果,キャンプによる複合的な成長が見受け. 収集による身体的側面への効果推定,質問紙調. られ,特に,自立・挑戦心の伸長が顕著にであ. 査(幼児の成長側面推定尺度)による心理的側. った。. 面への効果推定,インタビュー調査(幼稚園教. ②幼稚園教諭評価による幼児の園内の行動及び. 論インタビュー,キャンプ経験者インタビュー). 態度の変容の分析を行った結果,保護者評価と. による心理的側面への効果推定により検討を打. 同様の評価が得られた。また,幼稚園教諭の指. つだ。. 摘から,キャンプによる幼児の自信の獲得が示. 生理的指標は,第2,4,5回幼児キャンプに. 唆された。. 参加した幼児131名を対象に,日常生活及ぴキ. ③キャンプ経験者にインタビュー調査を行った. ャンプ中の調査,測定を行った。. 結果,幼児が自立・挑戦に対する自信の内面化. 質問紙調査は,第2,4,5回幼児キャンプに. を行っている様子,キャンプ経験そのものが自. 参加した幼児の保護者131名を対象に,キャン. 信として内面化されている様子が窺われた。ま. プ前後において行った。. た,キャンプでの感動体験が幼児の記憶に強く. インタビュー調査は,幼稚園教諭インタビュ. 残っていることが窺え,感性に影響を及ぼして. ーに関しては,幼児キャンプに参加した幼児が. いる可能性が示唆された。さらに,そうしたキ. 通う幼稚園2国(A園,B園)の,担任教諭5. ャンプ経験により,幼児がキャンプ中において. 名(A園:2名,B園:3名)を対象とし,経. ゆらぎの体験をしている可能性が推察された。. 験者インタビューに関しては,幼児キャンプ経. 以上の結果より,幼児のキャンプ体験が,幼児. 験者4名を対象として行った。. に特殊な情動を生起させ,自立・挑戦心の獲得,. <身体的側面に及ぼす効果>. 自信の内面化といった身心の成長を促す可能性 が示唆された。. ①キャンプおける幼児の活動量は日常生活と 比べて有意に少なく,特に,キャンプにおい て日常の活動性が高い幼児では活動量は減少. 主任指導教員 名須川知子 教授. する効果が認められた。. 指導教員 嶋崎博嗣 准教授. ②キャンプにおける幼児の体温変動幅は日常 生活と比べて相対的に増加する様子が窺えた。. 一63一.
(3)
関連したドキュメント
日本の生活習慣・伝統文化に触れ,日本語の理解を深める
本学級の児童は,89%の児童が「外国 語活動が好きだ」と回答しており,多く
しかし,物質報酬群と言語報酬群に分けてみると,言語報酬群については,言語報酬を与
・学校教育法においては、上記の規定を踏まえ、義務教育の目標(第 21 条) 、小学 校の目的(第 29 条)及び目標(第 30 条)
小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児
● 生徒のキリスト教に関する理解の向上を目的とした活動を今年度も引き続き
具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.
本学は、保育者養成における130年余の伝統と多くの先達の情熱を受け継ぎ、専門職として乳幼児の保育に