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【04】学生ボランティアを受け入れて

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Academic year: 2021

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3 HANDS next 留学先の台湾から帰国し、復学した昨年 10 月に HANDS プロジェクトで学生ボランティアを募集し ていることを知りました。登録してすぐに派遣の話 がきて、昨年 11 月から益子中学校で中学 1 年生の A 君の高校受験に向けた学習支援を始めました。 私は毎週 水曜日の 3・4 時間目に、A 君と 1 対 1 で日本語の指導と社会の教科指導をしています。 毎週、勉強を始める前には週末の出来事や、学校 生活の話題で会話が弾みます。その会話の中でも 間違った表現があればその場で訂正をして、小さな 日本語の間違いも聞き逃すことなく丁寧に教えるよ う心がけています。彼は日常生活で日本語に困るこ とはあまりありません。しかし「文章を書く」とな るとつまずくことが多々あります。何度も同じ間違い を繰り返すこともあります。そんな時は若林先生に アドバイスをいただいて、どこでつまずいているの かをしっかり把握して、次週また違った方法で教え るようにしています。 私も留学中は現地の学生と同じ授業、同じ試験 を受けていたため、外国語で授業を受けること、 他の学生と同じ内容の課題をこなすことの苦労を 少しは知っているつもりです。特に歴史は暗記する ことが多いだけでなく、ある用語について文章で 説明する能力も必要になってきます。授業の板書を しっかりと書き写すことはできますが、同時に言葉 の意味を一つ一つ理解することは難しいようです。 しかし A 君の学習姿勢を見ていると、受験を乗り 越える力を十分に持っていると私は実感していま す。中学 1 年生から高校受験を意識して勉強する ことは、本人にとってとても大変だと思います。勉 強が嫌になってしまうこともあるでしょう。そんな時 隣で励まし、本人の持つ力を引き出して、高校受験 という大きな壁を乗り越えるために、また日本で生 活していくために必要となる力を身につけるために も、サポートを続けていきたいと思います。 宇都宮大学国際学部国際社会学科4年

大 城  五 月

本人の力を引き出すために

シリーズ;学生ボランティア派遣体験記3

益子町立益子中学校

那 花  幸 子

学生ボランティアを受け入れて

昨年の夏休み、急に中国籍の男子生徒を受け入 れることになりました。転入前の中学校には外国籍 の生徒のための教室があり、週に数時間、そこで 勉強をしていたそうです。しかし、本校ではそういっ た教室はなく、普通学級で対応できるかどうか心 配でした。 本人の明るく社交的な性格もあり、ことばの壁は あるものの、周囲の生徒とは打ち解けて生活できる ようになりましたが、数学・英語以外の授業は解ら ないということでした。 何か支 援の方法はないかと悩んでいたところ、 宇都宮大学HANDSプロジェクトの案内が目にと まり、学生ボランティア派遣をお願いしました。交 通手段等の問題がありましたが、大学側で配慮を してくださり、大城さんが週に2時間、個別に指導 をしてくれることになりました。 大城さんには、1時間はテキストを使って日本語 の学習を、もう1時間は授業で解らないところの解説 (社会)をお願いしました。中国語が堪能な大城さ んに男子生徒もすぐに打ち解け、安心して学習に臨 めたようです。やさしく丁寧に指導してくださり、日 本語のテキストは3か月くらいでマスターできました。 男子生徒は、県立高校への進学を希望しており、 来日したのが小学6年の 12 月のため、特例措置の 入試を受けることができません。今後も学生ボラン ティアの方の力をお借りして、学習意欲の高い本人 へのできる限りの学習支援をしたいと思います。

参照

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