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学校行事における応急処置活動(第3報) : 運動会での事前準備

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Academic year: 2021

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(1)Title. 学校行事における応急処置活動(第3報) : 運動会での事前準備. Author(s). 芝木, 美沙子; 藤井, 友貴; 細谷, 優子. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 47(1): 115-126. Issue Date. 1996-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2149. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第47巻 第1号. 平成8年8月. Se i l i i i fEduca t f Hokka i do Un t t )Vo lo c onIC J r s on( ve ourna yo .1 ‐47 , No. Au恩1 t s , 1996. 学校行事における応急処置活動 (第3報) --運動会での事前準備--. 芝. 木. 美沙子*・藤. 井. ivi l 豆es of Fi 0n the Act rst. 友. 貴林・細. 谷. 優. 子紳. Ai d in the SchooI Exercise. ロ ロ. ー-- The Advance Preparahons 角r the SchooI Sports一--. Mi I 1 i FUI ‐HOSOYA sako SHIBAK1 , Yuk , Yuko. I. 緒. 言. 学校行事は, 昭和33~35年の教育課程の改訂により, 教育課程における教育活動として行われるようにな ) 筆者らは 学校行事は屋外や校外で行われるこ とが多 り, 現在は, 特別活動の一つとして扱われている1 - , ) 3 ) いため, 保健室を中心 と した応急処置活動とは異なる面があると考え, 本研究に取り組んでおり, 既報2 では, 「遠足」 を取り上げ, 応急処置活動の実態と問題点について考察した. 本報では, 学校行事の中で 「健 康安全.体育的行事」 として位置づけられている 「運動会」 を取り上げた‐ 運動会は, 体育的な集団活動を 通じて, 心身ともに健全な生活の実践 に必要な習慣や態度を育成し, また児童が運動に親しみ, 楽しさを味 ) わう と とも に体力 の 向上 を 図る よ い 機 会 とさ れてい る4 -. 運動会では, 児童の健康や安全に特に留意し, 実施に至るまでの指導の過程にも十分に配慮しているもの ではあるが, 日常の学校生活とは環境も異なり, また活発な身体活動をともなううえ, 父母等が見にきてい るという緊張感から予測のつかない傷害や内科的症状が発生する率が高い‐ このような傷害や内科的症状を事前に防ぎ, 運動会のより望ましい成果を達成するためには, 養護教諭の 専門性を発揮した援助活動が必要であると考える‐ 医学的知識や技術から傷病の手当をするだけではなく , 児童自身が自らの健康上の問題点を発見し, 自ら解決し, さらには予防に努めることができるような保健教 育が朔 王まれる. そこで, 筆者らは, 1年間に実施された運動会について調査することにより, 運動会の実態や, 事前の準 備として どのようなことが必要か知りたいと考え, 本研究に着手した‐. ロ. 研究対象及び方法 全道 には小学校が1602校 (分校6校を除く) あるが, その中から前年度の在籍児童数が2 50名以上の小学 校593校に勤務する養護教諭を対象に, 一部自由記述を含む質問紙郵送法により調査を行った‐ 調査の内容は, 運動会の実施状況, 児童への保健指導, 教員への説明・指導, 準備した医薬品・備品な ど につ い てで ある. 115.

(3) . 芝 木 美沙子・藤 井 友 費・細 谷 優 子. 調 査期 間 は, 平 成 7 年10月23日~11月 7 日, 回収 数 は292校, 回収率 は49.2% であ っ た.. 皿. 結. 果. A. 各学校の概要 調 査 対 象 校292校 の児 童 数は250~1100名 であ り, その 平均 は517.4名 であ っ た‐ 92校), 700~899名 が11‐6% 151校), 500~699名 が31‐5% ( 児 童 数別 にみて いく と, 500名 未 満 が51‐7% ( ( 13校) であ っ た. 34校), 900名 以 上4.5% ( 学級 数につ い て は 8~30学 級であ り, 平均 は16.5学 級 であ っ た. 各 学年 の 学 級 数の最 高 は, 1~ 6 年 生 ま. 141校) であり, その学級数は1~5学級で, 平均 で全て5学級であっ た. 特殊学級がある学校は48 .3% ( は3‐6学 級 であ っ た. 特 殊学 級 の児 童 数は1~34名 で, 平均 は5‐9名 であ っ た.. 教員数は11~45名で, その平均は2 3 ‐4名であった. 学級数が30学級以上の規模の学校では, 養護教諭の複 数配置が実施されているが, 今回の調査での学級数は特殊学級を含めた学級数であるため, 対象校の中には 複数配置の学校はなかっ た.. び運動会経 B, 醐験数 .養護教諭の勤続年数, 勤務年数およ 平成7年9月現在の養護教諭の勤続年数は6ヵ月 ~36年 で, 平均 は17‐2年 であ っ た‐ 勤続年数別にみると, 勤続年数. 56 89校), 次い で 「20~24年」 が19.2% ( 5~19年」 が最 も多 く30‐5% (. 195校), 40校) であ っ た. 勤 続 年 数 が20年 未 満の 養 護 教諭 がいる 学 校 は66.8% ( 校), 「 10~14年」 が13.7% (. 97校) であっ た‐ 現在の小 学校の勤務年数は, 平成7年9月現在 20年以上の養護教諭がいる学校は33‐2% ( で, 6 ヵ 月 ~23年 で, 平 均 は4 ‐0年 であ っ た.. ▼ 養護教諭として経験した運動会の 数は1~35回で, 平均は14 ‐0回であっ た. 勤務年数との差があるのは, 出産・育児のためや, 中学校等に勤務していたためである‐. C. 各校の運動会の実施状況 1‐ 運動会の実施形態 1 09校) であっ た‐ 173校), 順延して行われた学校は37 9.2% ( 運動会が予定どおり行われた学校は5 .3% ( 運 動 会 は91‐8% ( 268校) が 5月ユ4日 ~ 7月 8 日の期間に実施されていた‐ しかし, 中には校舎の建て直. しのため9月に実施されていた学校もあっ た‐ その中で最も多く運動会が実施されていた期間は 「6月 4 日 78校) で, こ の2週 間で55‐8% 85校) で, 次 い で 「5月28日~ 6月 3 日」 で26‐7% ( ~ 6月10日」 で29‐1% ( ( 163校) の 学 校 が実 施 して い た. そ の他, 「5月14日~ 5月27日」 ま で に実施 さ れた学 校 は1.4% (4 校), 「6月11日~ 6月30日」 は29 1% ( 16校), 「そ の他」 は2‐1% (6 85校), 「7月 1 日~ 7月31日」 は5.5% ( . 校) であ っ た. 210校), 次 い で多 か っ た の は 「一 日中 運動 会 が 実施 さ れた 日の 天 候 は 「一 日 中 晴 れ」 が最 も 多く71‐9% ( 曇 り」 で12‐7% ( 37校) であ っ た‐ 雨の 中行 わ れた 学 校 は な か っ た が, 「時折 雨 が 降 っ た」 という 学 校 は6‐2% ( 18校) であ っ た‐. 43校) と最も多く, 次いで 「暖 1 運動会が実施されたときの気温は 「適温」 であったという学校が49 ‐0% ( 46校) であ っ た. かい」 25‐0% ( 73校) であ っ た‐ 「寒 い」 中で行 わ れた の は15‐8% (. 運動会の組分けは, 紅白に分かれる という学校が主であったが, 中には4つ (色) に分かれて行うという 8校) 11 学校もあっ た‐ 児童の分かれ方は 「学年が学級毎に分かれる」 が最も多く40 .4% ( , 次いで多かった 116.

(4) . 学校行事における応急処置活動 (第3報). の は 「学 級 を半 分 にする」 で25‐0% ( 73校) であ っ た‐ 学級 を半 分 にする 際 に, 出席 番 号 で2つ に分 けて い る 学 校 が多 か っ た が, 徒 競 走 の タイ ム を 計 っ て 組 差 がな いよう に分 けた と いう 学 校 も あ っ た‐ ま た, 「た て わり で 分か れる」 という 学校 は2.7% (8校) であ っ た‐ 180校) 108校) で, 用 意 しな か っ たという 学 校 は61‐6% ( 児童用 テ ン トを用 意 したという 学 校 は37‐0% ( であ っ た‐ 93校), 「競 技 の 出 場 毎 に入 用 意 した テ ン トの 形 態 は, 「一 度 に 全児 童 が入 れる も の」 が最 も 多 く86‐1% ( れ替 わり で 使用」 したり 「学 年 によ っ てある 学年 と な い 学年 がある」 と いう 学校 は8‐3% (9 校) であ っ た‐ テ ン ト を用 意 しな か っ た 理 由で 最 も 多 か っ た の は, 「テ ン トがな い」 で68‐9% ( 124校), 次 い で多 か っ た の は 「テ ン トを 立 てるス ペース がな い」 22.2% ( 40校) で, 「必 要 がな い と思 っ た」 と いう 学 校 は10‐6% ( 19 「 「 校) であ っ た‐ そ の他」 の 理 由と して は 浜風 が強く テ ン トを立 て た方 が危 険」 と いう 学校や, 「日 光浴 の. 良い機会になるから一 等という学校もあった‐ 2. 当 日の 児童 の 服装. 当日の児童の服装について, 指示・規定等をしたかどうか調査したところ, 最も多かったのは 「上着 (ジ 133校) であ っ た‐ 次 い で多 か っ た の は 「競 技 にでる と き は, 必 ずT シ ャ ー ジ類) の 着 脱 は 自 由」 45‐5% ( 108校), 「競 技 によ っ て, 上着 の着 脱 は 全て 指示 する」 は11‐3% ( ャ ツ・ 短パ ン」 37‐0% ( 33校), 「その 他」 は4.5% ( 13校) であ っ た‐ 靴 につ い て 規 定 を して い た 学 校 は4‐5% ( 13校), 規 定 してい な い 学 校 は91‐1% ( 266校) で ほ と ん どの 学. 校が靴の規定はしていなかった‐ 規定の内容は,「低学年のひも靴を禁止している」学校が1校あっただけで , ほ と ん どは 「はき な れた 運動 靴である こ と」 と いう 注 意程 度 であ っ た‐. 競技に出るにあたっ て帽子・はちまき等をつけていないという学校はなく, 「紅白幅等の帽子をかぶる」 と いう 学 校 が91.4% ( 267校) と ほと ん どであ っ た.. D. 養護教諭が行った保健指導 1‐ 児童への保健指導 1) 保健指導の実施状況 運動会に向けて事前に児童に保健指導を行った学校は67 1 97校) 91校) .5% ( , 行わなかっ た学校は31 ‐2% ( であっ た‐ 児童数と保健指導を比較すると, 児童数 「 500名未満」 の学校で児童への保健指導が行わ れてい たの は67.5% ( 102校), 「 500名 以上」 の学 校 で は69‐1% ( 96校) であ り, 児童 数 による 差 はな か っ た‐ 養護. 教諭の勤続年数と保健指導を比較すると, 勤続年数 「0~19年」 では59 1 15校) が児童への保健指導 ‐0% ( を行 っ て お り, 「20~39年」 で は68‐0% ( 66校) であ り, 勤 続 年 数 によ る 差 はな か っ た‐. 保健指導は197校で662例行われていたが, その保健指導の方法, 指導内容 対象は表1のとおりである , ‐ 保健 指 導の方 法 は, 「保 健 だよ り」 による も の が最 も 多く484例 次 い で 「掲 示物」 で106例 「口頭 による 指 , , 導」56例, 「実 技 によ る 指 導」16例 で あ っ た‐ 指 導 の 内 容 は 「前 日ま での 生 活 につ い て一 が181例 で最も 多く , , 次いで 「練習時の安全について一 153例, 「服装 につ い て一 131例, 「応 急 処置 につ いて一 118例 「当 日 の過 ご , し方 に つ い て一 7 9例であ っ た. 指導の対象は, 「全校児童」 が632例とほとん どを占め. , 保健室来室時 や. 4‐5‐6年 で構成 さ れて いる 保 健 委員 に行う 保 健指 導等 は28例 「高 学 年」 に対 して は2例 であ っ た , . 最 も 多 く 行 わ れ て い た 保 健 指 導 の 形態 は, 「保 健 だよ り」 によ っ て 「前 日 ま で の 生 活 につ い て を 「全 校 一 児 童」 に行 っ た 学 校76‐1% ( 150校) であ っ た‐ 次 い で 多 か っ た の は 「保 健 だよ り」 によ っ て 「練習 時の 安 「 114校) であ っ た‐ .全 につ い て一 を 全 校児 童」 に行 っ た 学 校57.9% ( 117.

(5) . . 芝 木 美沙子・藤 井 友 貴・細 谷 優 子. また, 運動会当日の応急処置で, 傷病によっ ては児童の保健委員 が処置をした学校は8 ‐2%. 表1 児童への保健指導 方 法. ( 2 4校) であったが, そのうち保健委員に事前 に 応急処置についての保健指導をした学校は. 保. 15校) であ っ た. そ の方 法 は 「実 技 に 62.5% ( よる 指 導」 が33.3% (5 校), 「口頭 による 指 導」. 健 だ. が26‐7% (4 校) であ っ た.. よ り. 2) 児童への保健指導を行わなかっ た理由. 掲. 保健指導を行わなかった91校について; その 理由を調査した ところ, 「担任が十分に行っ て 59校), 次 い で い る か ら」 が 最 も 多 く64‐8% (. 指 導 内 容. 全. 前 日ま での生活. 練習時の安全. 示. 44.0% ( 40校),「時間 的 余裕 が なか っ た」14.3% 物. ( 1 3校) であった.. 口 頭. っ た 理 由を み て みる と, 勤 続年 数 「0~19年」. で の 指 導. で最も多かった理由は 「学級担任が十分に行っ 42校), 次 い で 「行 事 て い る か ら」 で76.4% (. に限らず, 必要時に指導を行っているから」 で 56.4% ( 31校) で あ っ た‐ 「20~39年」 で 最 も. 実 技. か ら」 で48.6% ( 17校), 次 い で 「行 事 に 限ら ず, 必 要時 に指 導を行 っ て いる か ら一 で25‐7% (9. 全 校. その 他. 76‐I. 76‐I. ( 150) ( i50) (. 0). 57‐9. 服 装につい て. 0) 0.5. 49.7. 50‐3. ( 99) ( 98) (. 当 日の 過 ごし方. 応急処置. 1). 32‐O. 32‐O. 0). ( 63) ( 63) ( 29‐4. 1・0. 28‐4. 2). ( 58) ( 56) ( 14‐2. 14‐2. 応急処置. ( 28) ( 28) ( 13‐7. 0). 13.7. 0). ( 27) ( 27) (. 前 日までの 生活. =・7. 11‐7. ( 23) ( 23) (. 服 装 につ い て. 0). 10.2. 10‐2. ( 20) ( 20) ( (. 服 装につい て. 0). 4‐I. 4.I. 0). 8) (. 8) (. 5.I. 6‐I. 1‐0. ( 12) ( lo) (. 応急処置. ( 18) (. 前 日ま での 生 活. 1‐5. 練習時の安全. (. 2) 5.6. 3) ( ID. ( 14) (. 0‐5. 1・0. 0) 1・0. 6) (. 8) ( 了‐1. 応急処置. 8) ( 3‐O. 4.I. (. 2). . 4.I. 8) (. (. 1‐0. 8) (. ( lo) ( 4.I. 9). 9) ( 4.I. 5.I. 練習時の安全. 2) 4.6. 4.6. 9.I. 当日の過ごし ,方. 多かっ た理由も 「学級担任が十分に行っている. 象. ( 114) ( 114) (. 当 日の 過 ご し方. 養護教諭の勤続年数別に保健指導を行わなか. 対 体. 57‐9. 練習時の安全. 「行 事 に 限 ら ず 必 要 時 に 行 っ て い る か ら」 で. 校) であっ た‐ また, 勤続年数と理由を比較し てみる と, 「学級担任が十分に行っ ている から一 と 「行事に限らず, 必要時に指導を. % (校). 2) (. 0.5. 1). 1) (. 1 7 n=19. 表2. 勤続年数別、 児童への保健指導を行わなかっ た理由. 行 っ て い る か ら一 と も に, 「0 ~19年」 の. 方が多く理由としてあげていた (表2) ‐. % (校) 児童へ保健指導を 行 わ な か っ た 理 由. 2. 教員への説明・指導 1) 説明・指導の実施状況 運動会に向けて事前に教員への説明・指 174校), 行 っ て 導 を行 っ た 学 校 は59‐6% ( 116校) であ っ た. い な い学 校 は39‐7% (. 養護教諭の勤続年 数別にみてみる と, 勤 124校) 続 年 数 「0 ~19年」 で は63.6% (. が教員への説明・ 指導を行 っ てい たが, 「20~39年 で は51 5% ( 50校) であ り, 」 ‐. 勤続年数 「0~19年」 の方が教員 への説明 118. 勤 全. (. 必要 時に行 う. (. 必要がないと思った. その他. 20~39年 n=35. 40) 13) 8) i). (. 12). lo) 6). i7) 25.7. (. 9). 検 定. **. * **. 8.6. (. 3) 5.7. (. 2). 1.8. (. 1). (. (. 8). 0) 11‐4. 14‐5. 13.2. (. 31). 10‐9. 1‐l. (. (. 18‐2. (. 8‐8. (. 42) 56.4. (. 14.3. (. 48.6. 76.4. (. 44.O. 他の行事の 前 に行っている. 59). 数. n=55. 64.8. 十 分 に行 っ て い る 行 事に 限らず. 年. 0~19年. n=91. 学級担任が. 時 間的余 裕 がなかっ た. 体. 続. (. * *P<0.01. 4) * * *P<0●05.

(6) . . 学校行事における応急処置活動 (第3報). 指 導 を 行 っ て い た (P <. 教 員 へ の 説 明・ 指 導 は. 一 般 教員 へ の 説明 ‐ 指 導 % (校). にM- ェ′. ’ 」. 内 容, 機 会 は 表 3 の と お り で あ る‐ 説 明 . 指 導 の 方 法. は「ロ頭での説明 力細8例, 「プリ ントの配布」 が1 50 材 を使用 したも の はな か っ. 全. 応 急処 置 応急処置. 40・ .8 ( 7 1) ‐. 口 頭. で. 体. に つい っい て 鵬 装に 楽 # つい 7 「いL 服 て -′r 鵬 ”¥. 5.9 259. - △ 職員会議 友 I 24・ .1 ( 42) 8‐6. △ 指 導, の 機 会 朝の 打ち 特 別 に 時 、 必要時 合 わせ を設定 合わ 間 を設定 12・ 2‐9 0・ .6 .6 ( 22) ( 5) ( 1) 13- ‐8. 2‐9. その 他. (. 0‐6 1 ). (. 0). 0‐6. ( 45). ( 15). ( 24). (. 2 3‐O 2 3 競技参加の制限 参加の制限 ( 4 墨 競技 0 ) ( 48 ). 8‐6 8 g) ( 15 (i ). 6‐3 6 r) ( i 11 ( ). 6‐3 6 i ( i ID ( ). 0‐6 0 色 ( 1) (. 1・l 1 も ( 2) (. 明. 8.6 8 g ( i 15 ) ( ). 5 5 .2 ‐ g ( 9 ) ) (. 3 3 .4 ‐ さ ( 6 ) ( ). 0.6 o f ( 1 ) ( ). (. 1). . 34‐5. 21‐8. 9‐2. 0) o ‐( 6 -. ( 38). ( 16). (. 0). プ リ ン ト の配 布. 例 で あ り, 実 技 や 視 聴 覚 教. 説 明・ 指導 内 容. 法. 口 頭 で の説 明. が, そ の 説 明 ・ 指 導 の 方 法,. 方 法. ー 六 ぃ U. 表3 方. 0.05).. 競技の安全性. 服 装に つい て ブ 服装にっいて. 18.4 1 塾. ( 32 ) ( ). 5). (. 2.9. (. 5). 1). 0 6 o 6 . ‐. 0‐6. (. 1). 1・I 1・I I 鼠 た‐ 内容む か ては 「応急 そ どi 呈 ぐ ム ( -, に つい て 44) (電 (器 26) ( . 1 ( も 2) 4)H ( .2) ) ー0, 1 6 I 1 0 3 2 9 2 9 ‐ ‐ . . i 1 o 2 2 ・5) ( 5も 競技参加の制限 技参加の制限 ( き 書 (~ 2 8 ) ( (i 1 8 ) ( ( g 管富 豪;客 濯ぎ1 蔓 競 ) ) ) ( ) (-0) ( 0) 10 3 75. いて a o 5例, 競技参加の. 応急処置 応 急. 25.3. 14.9. 布 競技の安全性. l o‐ 達 ( 18 ) ( ). 7‐ l 13 ) ( i ( ). 8.O. 1・7 ・ も ( 3) (. 1・I ・ も ( 2) (. 制 限」 68例 「競 技 の 安 全 ,. -. ( 0 ) の (. ( 0 ) ( の n=174. 性」 50例 で あ っ た. 機 会 は 「職 員 会 議」 が最 も 多 く182例, 次 い で 「朝 の 打 ち 合 わ せ」 104例 「必 要 時 に行 , っ た」 41例 であ り, 「特別 に時 間 を 設 定 した」 の は 7例 であ っ た‐. 教員への説明・指導の方法, 内容, 機会の組み合わせで最も多かっ たのは, 「口頭での説明」 で 「応急処 置 につ い て一 を 「職 員 会 議」 で 行 っ た 学 校 で24‐1% ( 42校) であ っ た‐ 次 い で 多 か っ たの は, 「プリ ン トの 配布」 で 「服装 につ い て一 を 「職員 会議」 で行 っ た 学校 で21.8% ( 38校) であ っ た.. また, 「今までの経験で危険を感じた競技, 具体的な事故例」 を自由記述で求めたところ 記述があっ た , 学校 は17‐1% ( 50校) であ っ た が, 職員 へ の 説明 ・指 導 で 「競 技 の 安 全 性 につ い て」 行 っ てい た 学 校 は 全 , 体 で9‐6% ( 28校) であ っ た‐. 2) 説明・指導を行わなかっ た理由 説 明 ・ 指 導 を 行 わ な か っ た116校 につ い て その 理 由を調 査 した と ころ 「行 事 に 限 らず 必 要 時 に行 っ て い , , る か ら一 が最 も 多く58‐6% ( 68校), 次 い で 「必 要 がな い と思 っ た か ら」 で31‐9% ( 37校) であ っ た.. 勤続年数別に保健指導を行わなかっ た理由をみてみると, 勤続年数「0~19年」 で最も多かっ た理由は「行 事 に 限ら ず, 必 要 時 に 行 っ て い る か ら一 で50‐7% ( 38校), 次 い で 「必 要 がな い と思 っ た」 40‐o% ( 30校) であ っ た‐ 勤 続 年 数 「20~39年」 で最も 多 か っ た 理 由は 「行 事 に 限ら ず 必 要 時 に行 っ て いる か ら で73 2% 一 , . ( 30校), 次 い で 「他 の 行 事 の 前 に 行 っ て い る か ら一 195% (8 校) であ っ た 「そ の他」 の 理 由 で は 「健 ‐ ,. 「 康診断等, 他の職務に忙しく時間がない」 , 運動会は, 養護教諭個人と してよりも, 保健部等の部会で活動 するため養護教諭の出番はない」 というものであっ た. また 勤続年数と理由を比較してみると 「行事 に , , 限ら ず, 必 要 時 に行 っ て いる か ら一 と 「教職員 の 理解 が得 ら れな か っ た」 と いう 理 由 は勤 続 年 数 「20~39年 」 「 「 に多 く, 必 要 がな い と思 っ た か ら」 で は 0 ~19年」 に多 か っ た (表 4) .. 3. 保健指導の困難点・改善点 児童や一般教員に行っ た運動会にむけての事前の保健指導での困難点・改善点について 自由記述で回答 , を 求め たと ころ, 記述 があ っ た学 校 は16‐4% ( 48校), 特 にな い と した学 校 は30‐1% ( 88校), 無 回答 は53.4% 119.

(7) . . 芝 木 美沙子・藤 井 友 貴・細 谷 優 子. ( 156校) であ っ た.. 表4. 養 護 教 諭 の 勤 続 年 数 と 比 較 し て み る と,. 0 0% ( 3 9校) 勤続年数 「o~1 9年」 では2 . が 困 難 点 ・ 改 善 点 を 感 じ, 「20~39年」 で は9.3% (9 校) で あ り, 「0 ~19年」 の 方. が 困 難 点・ 改 善 点 を 感 じて い た (P <. % (校) 教 員 へ 説 明 指 導 を 驚 … 鯉 鰹 蛋 行 わ な か っ た 理 由 行事に 限らず 必 要 時に行 う 必要がないと思 った. 0.005).. 具体的な困難点は保健指 導 を す る. 勤続年数別、 教員への説明.指導を行わなかっ た理由. 「時 間. 的余裕 がな い」 が主 であ り, その 理 由と し. ては健康診断の事後措置な ど養護教諭の本 来の職務の忙しさと, 学校週5 日 制 の 実 施. 他の行 事 の 前 に 行 っている ている 前に行. 勤. 全. 体 “. 68). (. 数. 20~39年. n=75. n=41. n=116. 58.6. 年. 続 統 0~19年 50.7 ( 38). 73.2. (. 17‐ 1 .l. 40‐ 0 .O. 31.9. (. 37). (. 30). (. 22・ .4 2 6). (. O 24・ .0 i8 ) I. 30). (. 7). 定. 検. * *. 19・ .5 8). (.. 7・l 1 7‐3 1 7‐2 1 7 7 1 1 7 1 た 時 間 的 余 裕 が な かっ g も g) ( i った 時間的余裕がなか 7) ( 会 20 ) ( ( ) ( 13) (. 一 般教 員 に 一般教員に 十 分 な知 識 がある. 11.2 (. 13). (. 9.3 7). 1 ,46 (. 6). 77) * 1 7 教 職得騒 ‐9) (2 * * 2) ( も なか った ら れ簾 言家畜誓言管竪 琴 繋ぎ手蔓 )(71 日 …( g 3 17 1 教職員の理解が. 置 を 養護 教 諭一 人で は しき れな いの で保健. その他. (. 17・ .2 20). 委 員 に 介 助 し て も ら っ て い た が, 子 ど も に. 17‐I. 2.7. 7.8. (. 17.3 13). * **. 17. ‐I. (. 7). *P〈0・05 * * *P<0・005. 「 「 処置をさせない方がよいという声があっ た」 , 学級担 , 運動会に限らず保健指導の意識の定着化は難しい」 任や保健部等で学級会活動を通して保健指導を行う ため, 養護教諭が口をはさめない」 というものがあっ た. 「 具体的な改善点は, 「運動会が嫌いな子への相談活動を行う」 , 子 どもの心身の健康状態を考慮せず, 頑 張ることだけを強要する担任へ配慮したい」 等, 運動会で発生する傷害・内科的症状についてよりも精神面 でのケ ア を重 視 して い た.. E. 応急処置体制 1‐ 養護教諭の当日の役割と応急処置記録 2 47校) 4 運動会当日の養護教諭の役割は応急処置のみという学校がほとん どで8 ‐6% ( , 賞状係等の役割と 37校) で あ っ た‐ か けもち で あ っ た という 学 校 は12‐7% (. 111校) であっ た‐ 8 応急処置の実施記録をとっていない学校が3 .0% ( 2. 救護 テ ン ト 81校) であ 197校), 用 意 して いな か っ た学 校 は27‐7% ( 救護 テ ン トを用 意 して い た という 学 校 は67.5% (. った. しかし, 用意しなかった学校でも, 本部テントと兼用していたという学校が多かっ た‐ また, 体育館 内に応急処置のコーナーを設けた学校や保健室がグラウンドに面しているため, いつも どおり保健室を使用 した と いう 学校 もあ っ た.. 3. 医薬品・備品 救護テント内に用意した医薬品・備品を調査したところ, 表5のとおりであり, 備品では「椅子」 が68 ‐8% 0校) の学校でしか用 4‐2% ( 10 20 0校) であっ た. 「寝具」 は3 ( 201校) と最も多く, 次いで 「机」 68 ‐5% ( 意 さ れて いな か っ た が, 保 温用 に 毛布 や タ オ ルケ ッ トが用 意 さ れてい た. 「そ の他」 で は, 担 架, 裁 縫 セ ッ ト, ペ ンライ ト, 血 圧 計等 があ げら れて いた‐ 282校), 「包帯」 283校), 「ガー ゼ」 96.6% ( 286校), 「体 温計」 96‐9% ( 衛 生 材 料 で は, 「はさ み」 97‐9% ( 269校) と90% 以 上 で ほ と ん どの 学 校 278校), 「ピ ン セ ッ ト」 92‐1% ( 281校), 「脱 脂 綿」 952% ( 96.2% ( 120.

(8) . . 学校行事における応急処置活動 (第3報). で用 意 さ れ て い た. 「そ の 他」 で は, アイ ス ノ ン, テ ー ピ ン グ, 舌 圧 子等 があ げら れて い. 表5. %(校). た-. 薬 品 ・備 品名. 洗面器. エ アー サ ロ ンパス, 虫 よ けス プレー 等 があ げ. 寝具. ら れて い た‐ しか し, 内 服薬 で 半 数 を越 え た. 長椅子. 品. 多く の 学 校 で用 意 さ れて い た‐「そ の 他」で は,. 34.2. ( 100). も の はな か っ た‐. ベ ッ ド(診 察 台). その他のものとして, 主に応急処置の場所 が足洗い場等の給水所から遠い学校では, 容. その他 はさみ. 器入りの水を20校で用意していた. 容器はマ. 体温計. ている 学 校 も あ っ た.. ガーゼ. 衛. キロンの空容器を利用するなど工夫を凝らし. 69校) であ っ た. 確 認 を い な い」 は23.6% (. 5 校も 含ま れてい る‐. 脱脂綿. 三角 巾. 紙テープ 料. 行 っ て い な い 中 に は「日 常 のも の を使用 した」. 油紙. 28‐8. その他. ( 84) 10-6. 冷湿布. ( 31) 19.2. 消毒薬. ( 56) 97‐9. ( 286). 外. 96‐9 96‐6. ( 282). 辞創膏. 緊急事態発生時の手順表作成を運動会の実. 粘着テープ. 施にあたり行っ たかを調査したところ, 「作. ネ ット包帯. 成 を 行 っ た」 と 答 え た の は14‐4% ( 42校),. 爪切り. 「行 っ てい な い と答 え た の は83 6%( 244校) 」 ‐. 95‐2. ( 278). 用. 薬. 92‐I 86‐6. その 他. 83‐9. 胃腸薬. ( 245). 内. ( 244) 82.5. 服. 78‐4. ( 229) 薬 77・I. ( 225). オス バン 液. 温湿布. ( 253). ( 241). きず薬 サロメ チ ール. ( 269). 83‐6. 点眼薬 虫さ され 薬. ( 283). ( 281). ピンセット. 材. た」 学 校 は75‐3% ( 220校), 「確 認 を 行 っ て. 生. 救急当番医・救急センターの 「確認を行っ. のう 盆. 96.2. 包帯 4. 緊急 時 につ い て. 44‐5. ( 130). 眼帯. 料. ( 200). 綿棒. 材. 備. 68.5. 生. ( 201). 机. 薬 品 ・ 備 品名. 体. 68.8. 椅子. 「消 毒 薬 99 7% ( 291校), 「点眼薬」90‐4% 」 ‐. 全. 衛. 外 用 薬 で は, 「冷 湿 布」 が100% で あ り, 241校) と ( 264校), 「虫 さ さ れ薬」 825% (. 応急処置のために用意した医薬品・備品. 解熱剤 頭痛薬 かぜ薬 その他. 全. 体. 75‐O. ( 219) 61‐6. ( 180) 47‐6. ( 139) 42‐I. ( 123) 5‐5. ( 16) 100‐0. ( 292) 99‐7. ( 291) 90‐4. ( 264) 82‐5. ( 241) 61.O. ( 178) 56.8. ( 166) 33‐9. ( 99) 11‐6. ( 34) 6.8. ( 20) 37‐O. ( 108) 29‐5. ( 86) 26‐O. ( 76) 11・0. ( 32) 0.3. (. 1). n=292. であ っ た‐ 行 っ て いな い 中 には 「日 常 のも の を使用 した」 と いう 学 校67校 も 含ま れている‐. 5‐ 学校医・学校薬剤師の指示 運動会の実施にあたり学校医・学校薬剤師の指示を受けたかどうか調査したところ 「指示を受けた」 学校 は わ ず か3‐1% (9 校), 「受 けな か っ た」 学 校 は96‐6% ( 282校) であ っ た‐. 「 具体的な指示内容は, 「日曜当番医の確認をしておくこと」 , 保健室の医薬品の使用期限を調べ, 医薬品 の 整 理 をす る こ と一 等 であ っ た‐. N‐ . 考. 察. A‐ 事前の保健指導について 1. 児童への事前の保健指導 運動会前に児童への保健指導を67 ‐5%の学校が行っていたが, 保健指導の方法は, 指導のために時間がか 121.

(9) . 芝 木 美沙子・藤 井 友 貴・細 谷 優 子. か らな い 「保健 だよ り」 や 「掲 示物」 で, 全 校児 童 に対 して一度 に行 っ て いる の が ほ と ん どであ っ た‐. 保健指導を行わなかっ た理由をみると「学級担任が十分に行っているから」 が最も多い理由で, 次いで「行 事に限らず, 必要時に行っているから一 という理由であった. しかし, 児童生徒は予想以上に, 健康や安全 に対する意識が薄く, 体育的行事の実施中に重大な事故を招くことにもなりかねない‐ したがっ て運動会・ 体育大会を通して, 過去の事故例や児童生徒らの経験などを参考とし, 健康・安全への意識を高めるような ) また 本来保健指導のねらいは各々の教育課程で異なっており 学校行事においては 指導が必要である5 . , , 「計画的・組織的活動を通して 健康や安全についての関心を深め 健康で安全な生活を積極的に営もうと , , )としており 必要時に行っていても改めてねらいに即した保健指導を する態度と実践力の育成を目指す」6 , 「 行うことが望ましいと考える. また, 時間的余裕がなかっ た」 を理由としてあげる者も多く, 健康診断の 時期とも重なり, 養護教諭に指導のための時間的余裕がないこと, また授業時数の関係から保健指導のため の時間がとれず, 十分な指導ができていないという実状がうかがえる‐ 養護教諭の職務は, 医学的知識や技術から児童の傷病の手当をするだけではなく, 児童自身が自ら健康上 の問題点を発見し, 自ら解決し, さらには予防していくための援助をすることである‐ そのためには, 学校 教育の場において, その専門性を発揮し, 管理・指導的援助をしていかなければならないと考える. 2. 一般教員への事前の説明・指導 今 回の調 査 で 一 般 の 教員 への 事前 の 説 明 ・指 導 を行 っ た 学 校 は59‐6% であ り,39.7% が行 っ て いな か っ た‐. 行っ た学校の説明の方法は 「口頭での説明」 と 「プリントの配布」 のみであり, 実技による指導や視聴覚 教材を使っ ての説明はなされていなかっ た. 説明をした機会は80%以上が 「職員会議」 か 「朝の打ち合せ」 で行っ ており, 「特別に時間を設けて行っ た」 という学校はわずかであっ た‐ 運動会前の一般教員に対する 説明は短時間に, しかも口頭やプリント等であり, ほとんど特別な時間を設けて説明を行っていないことか ら, 説明・指導の必要性を感じながらも時間的余裕がないために十分な指導ができないという実状がうかが える. 「 しか し, 行 っ て い な い 学 校 の 理 由 を みる と 「行 事 に 限 ら ず必 要 時 に行 っ て い る か ら一 , 他 の 行 事 の 前 に行. 「 っ ている」 , 一般教員 に充分な知識がある」 を合わせると半分以上であり, 運動会のために改めて行う必要 はないと考えている養護教諭も少なくなかった. )の遠足時の教員への事前の説明.指導では 実際に指導していたのは494%で 運動会の方が説 第1報7 . , , プリントの配布や口頭による説明がほ 明・指導が行われていた (P<0 ) 5 ‐00 . 指導方法は, 今回と同様に, とんどであっ たが, 実技指導とビデオを使用 したものが4例だがあっ た. また, 今回は聞かなかっ たが, - 般教員 への 事前 の 説 明 ・指 導 につ い て も89‐3% が必 要 と 感 じて い た.. )は 「一般教師であっても落ち着いた態度で判断し 一般教員の応急処置のための現職教育 について笹森8 , , 最小限度の処置ができるように現職教育を受けている必要がある‐ そのために, せめて, 年1回くらいは日 を決めて行うことが非常によい結果を生むようである.」 と述べている. 児童への保健指導は学級担任が行 う機会も多く, また, 傷害・内科的症状の発生を最小限にくい止め, 発生した際に迅速かつ適切に応急処置 を行うためには, 教職員全員が応急処置に関する知識と技術を持っていることが望まれる. そこで, 養護教 諭は応急処置についての講習の機会を設けるなど積極的に活動することが望まれる‐ 3‐ 保健指導上の困難点・改善点 困難 点 ・ 改 善点 の 記述 があ っ た学 校 は16.4% であ っ た. ま た, 勤 続年 数別 にみる と 「20~39年」 よ り も 「0. ~1 9年」 の方が困難点・改善点を感じており, 勤務年数が短く, 経験が浅いためと思われた‐ 122.

(10) . 学校行事における応急処置活動 (第3報). 具体的な困難点の内容は, 主に保健指導のための時間的余裕が無いこと, 養護教諭が保健指導をすること への他教員の理解・協力があまり得られないこと, 校務分掌への疑問であっ た. 時間的余裕がないという点 は, 学校週5日制の実施により授業時数の確保が困難であること, また養護教諭が健康診断の事後措置のた め多忙であることがうかがえる. 改善点としては, 精神面でのケアに力を入れたいということで, 運動会が嫌いな子への相談活動や, 勝敗・ )も言うよう に運動 頑張ることだけを重視する担任教師への配慮をすることが具体的にあがっ ていた‐ 池田9 会は 「体力や運動能力の優れた者が中心となったり, 勝敗の追求で終わるような内容に偏ることは避 けなけ ればならない‐ 臆病な子,-運動嫌いな子, 運動能力の劣る子, 身体に障害を持つ子, 病弱の子も, すべての 児 童 ・生 徒 が生 き 生 き と参加 する こ と の で きる 内 容であ っ て ほ しい‐」 も の であ る‐. 困難点・改善点に記述がない学校が多かっ たが, 全ての教育活動がそうであるよう に学校保健活動も, 「計画・実施・評価」 の過程ですすめられなけれ ばならない 今年度の反省点等は次年度の計画に生かして . いく こ と が望ま しい と 思わ れる‐. B. 応急処置の実施形態 1‐ 救 護 テ ン ト 救 護 テ ン トを用 意 して い た と いう 学 校 は67‐5%, 本部 テ ン トと の兼用 や, 体育 館 内 に応 急 処 置 コー ナー を. 設けていた学校を合わせると8 3 ‐3%の学校が応急処置のための場所を用意していた. o )による と救護係 の場所は 「本部の近くで給排水に便利なところが望ましく また天幕ス クリ ーン 池田l , で直射日光, 突風, 砂塵を避けるように工夫する」 とあるが, 困難点と して 「足洗い場等の給水場所が遠い ため傷の洗浄が思うようにできない」 という学校がかなりあっ た. 救護テントの設置にあたって は, 給水所 の近くな ど応急処置を行う のに便利のよい場所を検討する必要がある. 2‐ 医薬品・備品 備品’衛生材料・外用薬・内服薬について項目を挙げて調査したところ, 90%以上の学校が用意していた 備 品 はなく, 衛 生 材料 で は, は さ み, 体 温計, ガー ゼ, 包 帯, 脱脂 綿, ピ ンセ ッ トが90% 以 上 であ っ た‐ 意. 外にも三角巾, 紳創膏, 粘着テープ, 紙テープは容易に用いられる衛生材料であるが90%は越えていなかっ た‐ 外用薬で90%以上であっ たものは, 冷湿布, 消毒薬, 点眼薬であった‐ また内服薬 では半数を越えたも のはなかっ た‐ 外用薬も消毒・消炎のために用いられる程度で, 塗り薬を用いることは少なく, 内服薬の必 要 性 はあま り 考 え ら れて いな い よう であ っ た‐ 項 目 以 外 に保 健 室 か ら事前 に持ち 出 したも の で は, 少 数で はある がエ ア ー サ ロ ンパス 虫 よ けス プレー 等 , ,. 近年発売された便利なものを使用 していた学校もあっ た‐ また, 給水場所が近くにない学校ではマキロン等 の空き容器に水を入れて利用するなど工夫を凝らしていた‐ ) 1 医薬 品 ・備 品 を用 意 する とき には, 次 の こ と に留 意する とな っ て いる1 ‐ ・予 想 さ れる 傷 病 に対 処 で きる よう にする‐. ・屋外で行われる行事なので予備の消毒薬を多めにする‐ ・天候による影響を考慮する (雨の後の転倒, 日差しの強い日の日射病など) . これらのことから, 前年度の傷病・内科的症状の発生状況は, 大切な資料となるものである. しかし 応 , 急処置の実施記録をとっ ていない学校も38.0%と多く, 問題があると思われる‐ 学校行事にお ける応急処置 の実施記録は, 次年度の医薬品・備品の準備の際の資料となるだけでなく, 事故防止のための保健教育や専 門的立場からの研究資料にもなるものである‐ 運動会では, 応急処置だけでなく, 他の仕事を分担している 123.

(11) . 芝 木 美沙子・藤 井 友 費・細 谷 優 子. 場合もあり, 記録をとるのが大変な場合もある と思われるが, 記録用紙な どを工夫し, 応急処置の実施記録 を残すべきと考える‐ 3. 糸急時について 救 急当 番 医・ 救 急セ ンタ ー の確 認 を行 っ た 学 校 は75.3%, 確 認 を行 っ て いな い 学 校 は23‐6% であ っ た. 確 認 を行 っ てい な い と 答え た 中 に は, 運 動 会の ため に改 め て は行 っ て いな いも のの, 日常 の も の を使用 した と. いう学校も含まれているが, 運動会の実施は日曜日・祝日であることがほとんどである‐ このことからも緊 急事態が発生したときのことを考え, 救急当番医・救急センター等の電話番号や所在地の確認を行わなけれ ばならない. 小規模の村な どでは改めて確認することもないという意見もあっ たが, 医療機関側に運動会の 実施を知らせておく意味もあるので, 確認することが望まれる. 4 運動会にあたって, 緊急手順表の作成を行っ た学校は, わずかに1 .4%であった‐ 作成を行っていない学 校 は83‐6% であ っ た が, その 中 には日常 の も の を使用 した と いう 学 校 も 含ま れて いる. 日常 のも の を使用 し. た中には, 「運動会だからと言っ て特別なことはしない」 という学校もあっ た‐ 運動会は学校の中で行われ るが, 日常とは状況も異なり, 何よりも児童の行動が活発で精神状態も高揚しているため, 予期せぬ事故が 起こりやすい‐ 事故等が発生した場合に, 落ち着いて適切な処置ができるよう, 学校の全職員が緊急体制に ついて十分 に理解しておく ことが望まれる. 緊急事態発生時の手順表の内容は, 医療機関へ搬送する際の搬送先, 付添者, タクシー利用の場合の料金, 関係者への連絡方法, 救急車の出動を要請する場合の父母の呼び出しや連絡の方法, 諸注意事項などである. これらを一覧表な どにし, それぞれをクリアーケース等に見出しをつけて, 少なくとも本部と救護係の席と ) 2 に常 備 する こ と が望 ま しい1 .. 4. 学校医・学校薬剤師の指示 運動会の実施にあたり学校医・学校薬剤師から指示を受けた学校は, わずかに3 ‐1%であっ た‐ 指示の具 「 体的な内容は, 「日曜当番医の確認をしておくこ と」 , 保健室の医薬品の使用期限を調べ, 医薬品の整理を すること」 等であっ た. また, 運動会当日に整形外科医に常席をお願いし, けがの際に指導・処置をしても ら っ たと いう 学 校 もあ っ た.. 指示を受けなかっ た学校は9 6 ‐6%であったが, 養護教諭は運動会の事前の活動として, 学校医・学校薬剤 師の指示を受け, あるいは連携をとりながら, 参加・不参加者の選定, 不参加者への指導, 緊急事古蘇寸策・ 連絡網の整備等の準備を行うことが望ましい.. V. 結. 語. 全道の, 全校児童が250名以上の小学校292校を対象に, 運動会の実施状況と事前の保健指導について調査 を行ったところ, 次のような結果が得られた‐ 4日から7月 8 日の期間に実施されていた. 実施日 1 (1) 過去1年間に行われた運動会では, 9 ‐8%が5月1 「 の 天候 は 「一 日 中 晴一 , 気 温 は 適 温」 が最 も多 か っ た.. 62例行われていたが, その方法は, (2) 運動会前に, 児童に保健指導を行っ たと答えたのは67 .5%であり,6 「保健だより」 によるもの が48 4例と多く, 特別に時間を設けて行った例はほとんどなかっ た. 指導の内容 で最 も 多 か っ た の は 「前 日ま での 生 活 につ いて」 で181例, 次 い で 「練習 中 の 安 全 につ い て」 153例 であ っ た‐. 対象はほとんどが 「全校児童」 に対して行われており, 高学年, 保健室来室児や保健委員に対して行われて 124.

(12) . 学校行事における応急処置活動 (第3報). い た の は30例 であ っ た.. (3) 児童に保健指導を行わなかっ た学校は31‐2%で, その理由として最も多かっ たのは 「学級担任が充分 に行 っ て いる か ら一 64‐8% で, 次い で 「行 事 に 限らず必 要 時 に行 っ て いる か ら」 44‐0% であ っ た‐ 「 (4) 事 前 に教員 へ の 説明 ・指 導 を行 っ たと 答え たの は59‐6% で, その 方 法 は 「口頭 での 説 明」 , プリ ン ト. の配布」 であり, 実技や視聴覚教材を使用しての説明・指導は行われていなかっ た. 説明・指導の内容は「応 急処 置 につ い て一 が115例 と最 も 多く, 次い で 「服装 につ い て」 105例 であ っ た‐ ま た, そ の機 会 は 「職員 会 議」 が182例 と最 も 多く, 「朝 の 打 ち 合せ で行 っ た」 104例 であ っ た‐ (5) 教員 へ の 説 明・ 指 導 を行 わな か っ た 学 校 は39‐7% で, そ の 理 由と して最も 多 か っ たの は 「行 事 に 限 ら ず, 必 要 時 に行 っ て いる か ら」 58‐6%, 次い で 「必 要 がな い と思 っ た か ら」 31.9% であ っ た‐. (6) 児童や教員に行った保健指導で, 困難点・改善点の記述があっ たのは1 4%であり, 勤続年数 「 6. 20~ 39年」 よ り も 「0 ~i9年」 の 方 が 困難 点 ・ 改 善 点 を 感 じて い た. 具 体 的な 困 難 点 と して は, 「時 間 的 余 裕 が. ない」 ことが主であり, その理由として養護教諭の職務の忙しさと, 学校週5日制の実施で行事の精選や授 業時数の確保に学校が必死であることがあげられていた. 改善点としては, 運動嫌いな子への相談活動や, 子どもの心身の健康状態を考慮せず, 頑張ることだけを強要する担任への配慮など, 実際の応急処置活動よ りも, 精神 面 で の ケ ア を 重 視 してい た‐. (7) 運動会当日の養護教諭の役割は, 8 4‐6%とほとんどが応急処置のみであっ た. しかし, 応急処置の実 施 記 録 を と っ て い な か っ た学 校 は38‐0% と多 か っ た. (8) 救 護 テ ン トを別 に用 意 して い た 学校 は67‐5% であ っ た が, 本部席 と 兼 ねて い た学 校も 多 か っ た‐ しか. し, 足洗い場等の給水所から遠いなどの問題点がある学校もあった‐ (9) 救 護 テ ン ト内 に用 意 した 備 品 ・ 医薬 品 の ほ と ん どは, 保健 室 に備 わ っ ている もの であ っ た‐ 近 年 発 売 さ れ た, 「コ ー ル ドス プ レー一 等 の 便利 なも の を積 極 的 に使用 して いる 学校 も あ っ た‐. ( 10 ) 救急当番医.救急センターの確認を事前に行っ たと答えたのは75 ‐3%であった‐ 緊急事態発生時の手 順 表作 成 を 事前 に行 っ た と 答 え た の は14.4% であ っ た‐. ( 11 ) 運動会の実施に当たり, 学校医・学校薬剤師に指示を受けたという学校は, 3.1%であっ た‐ 指示内 容は, 当番医の確認や医薬品の管理についてであっ た‐ 以上のことから, 運動会実施にあたっ ての保健指導は, 養護教諭本来の職務で多忙であることや 特別な , 時間枠を設けられない等, 時間的余裕がないという実状がうかがえた‐ 運動会は, 競技の安全性について充分に考慮しても, 環境が異なることや 児童の活動が活発で精神状態 , も高揚していることなどから, 予期せぬ事故が起こりやすい‐ 従って 児童に対して事前の練習と指導 精 , , 神的援助活動を充分 に行い, 児童自らが傷病の発生を予防できるようにしていく必要があると考える . また, 保健指導を学級担任が行う機会も多く, また, 応急処置を迅速かつ適切に行えるよう教員全員 が応 急処置についての知識と技術をある程度持っていることが望ましいと考える‐ そのためには事前の説明.指 導が充分に行われ, 応急処置等について講習の機会を設けるなど養護教諭の積極的な活動が期待される ‐ 本調査に快く ご協力 賜りました養護教諭の諸先生方に深く感謝申し上げます.. 125.

(13) . 芝 木 美沙子・藤 井 友 貴・細 谷 優 子. ‐W 文 .. 献. 4 95 4学校行事」 1) 平沢茂:学習指導要領における学校行事の変遷 小林一也・熱海則男編 「新学校教育全集1 , 19 , ぎょうせい, 12‐1 4‐ 2 ) 39‐ 3 53 9 2) 芝木美沙子他:学校行事における応急処置活動 (第1報) -遠足での事前準備-, 北海道教育大学紀要44( , 19 ,3 ( ) 8 9 5 3) 芝木美沙子他:学校行事における応急処置活動 (第2報) -遠足時の傷害と内科的症状-, 北海道教育大学紀要461, 13-1 , 1995.. 9 ‐5 9 4) 文部省:小学校指導書 特別活動編, 東山書房, P57 , 198 7‐ 28 82 5) 小柳ひとみ他:運動会・体育大会 北海道札幌女子教員養成所 「学校行事における保健・安全活動とその指導」 . , 19 , P1 1 6) 池田哲子:ヘルスライブラリー27 学校行事の保健管理と指導, ぎょうせい, P28 , 199 7) 前掲書 2 ) 0‐8 66 6 8) 笹森幸子:救急処置計画について 小倉学編 「養護教諭の職務研究第1集」 , 19 , 東山書房, P8 99 9) 前掲書 6)P98‐ ュ0 ) 前掲書 6) PI1 5 11 ) 前掲書 5) 4 12 ) 前掲書 6) P1 1 ・ 本学助教授 (. 旭川校). ” 旭川校看護学講座 ) (. 126.

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