消毒薬の殺菌効果の研究 特にエタノール, ヒビテン, およびオスバンを混合した際の相乗的殺菌効果について
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第4 6巻 第2号. 平成8年2月. ido Uni i i i jou IC)VO1 ty of 汲iucat t 1 1 1 alofHokka s ver 1(Sec o1 on l ‐46 ‐2 ,No. Fe 9 ~ } 6 も中園r yl. 肖毒薬の殺菌効果の研究 特にエタノ ール, ヒビテン, およびオ ス バ ンを混合 した 際の 相 乗 的 殺 菌 効 果 につ い て 青. 井. 陽・ 横. 田. 正. 義・中. 田. 秀. 彦. ・北海道教育大学魂賜=校保健学教室. BactericidaI Act ivi ty of Disinfectants: Strengthened Bacter icidaI Act ivi ty of. / l ixtures of Ethanol osvan and Hibi the D tane , YOh AO1 ikO NAKATA , M[asayOshi YOK。TA and Hideh Depar tmento fHea l th Science, Asahikawa Calnpus , Hokka ido University ofEdu ion (it ,. Asah ikawa070. Abstract. Bacter i ida lact ivi ty ofせl ( 五1 c e mixt t n 「 esofEthanoland Cmorhexi lkom 眠n tane )or Be斑;a 1 egl uconate(Hibi ide(OSVan )wereexamined i i r = E Chlor l ightornobacter i idalact i s ectant \ shads 肩ty whenusedindePendent c - Thed - ly atthat concentration oft i t l e examination‐ StaPhylococcus au i ia℃o j l 「eus and Esche l i were used asindexes r C i i idalact \ Z i ides tyofgermi ofbacter C l l c i i r ) fectantt terd ]mbersofsu【唾Valce saf s reatmentwereCounted . Thenu for16 minutesataPPropr iateinte l land osvan l ・Va s ano l コ r ida I edthes engthenedgermi - E廿l c ,when mixed ,revea instS‐a i Poweraga l u r ta eusandE‐ Col anoland Hibi 1 l t iC ida lef e fect rengthenedbacter ‐Eせl ,when mixed ,showthes againSt s‐at 刀reuS too;however inost fect was obselベアed‐ co1 rengthened ef ‐ , on E. 緒. 言. オスバ ンおよびヒビテンは学校, 家庭, 病院, 診療所などで多く用いられている消毒薬である 殺菌力は . 弱 い けれ ど, 無 臭, 刺 激 の少 なさ, 害の低 さ 取扱 の 容易 さ 安価 である こ と等 の 理由 によ っ て 広く 用 い ら , , れて い る‐ ま たエタノ ール は非 常 に古く か ら用 い ら れて き た消毒薬 である いろ いろ と欠点 はある が 殺菌 . , 、 力 の 強 さ, そ の 速効性, 安 全性 な ど の ため にや はり 広く 用 い ら れて いる .. これらの消毒薬 について混合して使用した際の殺菌効果については一般的には相乗効果を示すと言われて いる け れ ど 詳 細 な点 につ い て はよく しら れて い ない よう である そ こ で我々 はエタノ ール お よ びオス バ ンま . た は ヒ ビ テ ンを混 合 した 際に ど の 程 度の 殺菌力 が示さ れる か を 調べ よう と した .. 殺菌効果をより明快に観察するために各消毒薬は殺菌効果を示す闇値の前後の濃度を用い処理時間を16 分までとって生残菌数を測 定した.. 3) (5.
(3) . 122. 青井. 陽・横 田. 正 義・ 中 田. 秀彦. ‐ 材料・方法. 1. 消 毒 薬 10% (w/ V); 日 本 製薬], グル コ ン酸 用 い た消毒薬 は以下の 通 り. 塩 化ペ ンザル コ ニ ウム (オス バ ン) [ ク ロ ルヘ キ シ ジ ン (ヒ ビ テ ン) [5% (w / v); ゼネ カ薬 品] エチル アル コ ール [特 級99.5% ; 関東 化学]. 各消毒薬の希釈はすべて蒸留水で行った. 2‐ 菌. 株. ‐. 、. ー. 殺菌効果を示す指標菌として は大腸菌とブドウ球菌をもちいた. 共に人体分離株である.性状は,大腸菌: 糞 便 分離 株 ; グラム 陰性, 梓菌, グルコー ス十, ガス ナ, 乳糖十, ガス +, リ シ ン十, オ ルニ チ ン十, 硫 化 水 素-, イ ン ドー ル 十, ア ドニ ッ トー, アラ ビノ ース 十, ソ ル ビトール十, VP-, ズル シ ッ トー, フ ェ ニ ブ ドウ 球菌 :咽 頭分 離 株 ; グラム 陽性, マ ンノ ース 十, 乳糖 +, ト ルア ラ ニ ン-, 尿 素 -, ク エ ン酸-. レハ ロ ース 十, マ ル トース 十, 白糖十, ラ フ ィ ノ ース ー, キ シロース ・ア ラ ビノ ース ー, ツラ ノ ース 十, N - ア セ チル グルコ サ ミ ン十, リ ボース 十, マ ンニ ッ ト+, 果糖 +, アル カ リ性 フ ォ ス フ ァ タ ー ゼ十, VP 十, 硝 酸塩 還 元十, 尿 素+, アル ギニ ンジヒ ドラ ー ゼ十, ノ ボビオ シ ン-.. q C18時間行い, 蒸留水で3回洗浄し再び蒸留水に懸濁 して試験 培養はトリプトソイブイヨン (栄研) で37 菌液とした. 3. 殺菌効果の測定 し, 一 一定量の菌液を加えると所定の濃度となるように調整 した消毒薬に菌液を加え混合 し, 2ぴCに保持′ 0倍段階希釈した試料を, トリ )に入れて希釈 した. 1 定 時間後 にそ の0‐lmlを採 取 して9 mlのPBS( PH7 ‐2 8時間後に発育コロニー数を計測 して生残菌数と プチケースソイ寒天平板培地 (栄研) へ塗沫し3アC, 24~4 した.. 結. ・ ′. 果. -. ▼. [1] ブ ドウ球菌およ び大腸菌に対するエタノールの殺菌効果 ( 1 ) ブドウ球菌に対するエタノールの殺菌効果 ブ ドウ球 菌 に対 す るエタ ノ ール の 殺菌 効 果 を調 べ た. そ の結果 を, 図1 - 1 に示 した. エタノ ー ルの濃 度 は42;38;34;30お よ び26% (v / v) であ っ た. エタノ ー ル の濃 度 に比例 した 殺菌 効 果 が認 め られ た. 42 5へ と急 激 に減 少 した 38%処 理 3 30秒後 に は1/1 4×10 % による 処 理 で は生 残菌 数 は15秒後 に 1/7‐1×10 . . , 3 8分 後 に 3へ 減少 し 4 分 後 に は ほぼ死滅 して い た 34% 処 理 で は4分 後1./10 で は2分 後 に1/5.6×10 , . ,. はほぼ死滅していた. 一方,30%では強い殺菌作用はみられず16分 後1 /102へ 減少 する 程 度 だ っ た. 26% で は1 6分処理しても殺菌効果はほとんど見られなかった. 2 ( ) 大腸菌に対するエタノールの殺菌効果 大 腸 菌 に対 する エタノ ー ル の 殺菌 効 果 を調べ た. そ の 結 果を, 図 1- 2 に示 した. エタノ ール の濃 度 は42; 38;34;30およ び26% であ っ た. エタノ ール の濃 度 に比例 して 殺菌 効 果 が認め ら れた. 42お よび38% を用 い 4へ と 急激 に減少 した 34% によ 5およ び1/7 7×10 た処 理で は, 生 残菌 数 は15秒 後 に, そ れぞ れ1/7.7×10 . ‐ 5へ 減少 し 4分後 に は死滅 して い た 3へ 2分 後 に は1/2 2×10 る 処 理 で はで は1 分後 に は1/2.2×10 , . ‐ , 4) (5.
(4) . 123. 消毒薬の殺菌効果の研究. 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 1 6. 時間(分) 図1 ブドウ球薗および大腸菌に対する 1: E t3 8 % ◎: エタノール (Et) 42% 1 E t 3 4%. ● : E t3 0 %. □:. 0 : E t 2 6%. 5) (5. . 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 16.
(5) . 124. 青井. 陽・横 田. 正 義・ 中 田. 秀彦. 4へ と減少 した 一 方26% による 処 理で は16分後 でも殺菌 効 2 16分 後 に は1/2 8×10 30% で は4分 後1 /10 ‐ ‐ ,. 果は全く認められなかった. [2] ブ ドウ球菌 に対 する エ タ ノ ー ル, 塩化 ペ ン ザ ルコ ニウ ム (オス バ ン) およ びこ れ ら を混 合 した 際 の殺 菌 効果. ブドウ球菌に対するエタノール, 塩化ペンザルコニウム (オスバ ン) および両者を混合した際の殺菌効果 1- 1~ 3 に示 した. 用 い た濃 度 はエタノ ー ル において は30;26およ び22% を, を調 べ た. そ の 結果 を, 図1 2% (w / V) であ っ た オス バ ンにおいて は1‐0;0.5およ び0‐25×10‐ . 単独 処 理において はおの お のの消毒薬 で,用 い た最 も高 い濃 度 で ある エタノ ール30% お よ びオス バ ン1.0×. 2%においてある程度の殺菌効果を示 した 消毒薬処理後の生残菌数は非処理対照に対してエタノール30 - 1 0 . 2% にお ける 2へ と減少 した オス バ ン1 0×10‐ % で は処 理後4 分 には1/1.4×10へ,16分後 に は1/1.7×10 ‐ . 殺菌 効 果 はエタノ ール に比べ る とやや 弱く,16分 間 の処 理 で 1/7.6×10へ 減少 する 程度 であ っ た. こ れ ら以 2% にお いて は16分 処 理後 にお いて も 外の濃 度, す な わちエタノ ー ル26;22% およ びオス バ ン0‐5;0.25×10‐. 菌数の減少は1/10未満であり殺菌効果はほとんど認められなかった. 2% で処理 した 結果 1 ( ) エタノ ー ル30% およ びオ ス バ ン1.0;0.5およ び0.25×10‐ ・ 2 - 1一 1 にブ ドウ 球菌 を エタノ ール30% およ びオス バ ン1.0;0.5お よび0 図1 ‐25×10 % で処 理 した 際の 生 残. 菌数の減少を示した. おのおのの消毒薬を単独で作用さ .せてもある程度の殺菌効果は認られたが, エタノールとオスバンを混合 2% による 単独 処 理で は2 する こ と によ っ て 殺菌 効 果 は増 強さ れた. エタノ ール30% お よ びオス バ ン1‐OXI0‐. 分後にそれぞれ1/1 0および1/7 .9に菌数が減少 しているにすぎないが,両者を混合して作用させた際には 3 と急 激 な菌 数減 少 3 こ れ らと比べ て30秒 後 に1 /3 ×10 , 1 分後 には1/1.3×10, 2分 後 には1/5‐6×10 へ 2% を用 い た混 合処 理 でも同様 の成 績 が得 ら れ, 30秒 で が起こ っ た. エタノ ール30%お よ びオス バ ン0‐5×10‐ 2% と バ 0- 1/ 3, 1 分 で1/3 ×10 , 2分 で1 / 8×10へ 減少 し4分 で は菌 は死滅 して い た. オス ン0.25×1. いう単独ではほとんど殺菌効果を示さぬ濃度でもエタノールの殺菌効果を増強させることができ, 4分後に 2に菌 数 が減 少 して い た は単独 処 理 に比べ 1/2‐3×10 .. 2 ( ) エタ ノ ー ル26% およ びオ ス バ ン1‐0;0.5およ び0.25×10‐2% で処理 した結果 2% で処 理 した 際の生 残 1一2 にブ ドウ 球菌 をエタノ ール26% お よ びオス バ ン1‐0;0‐5お よ び0.25×10‐ 図1. 菌数の減少を示した. 図 に示 したよう にエタノ ー ル26% において はブ ドウ 球菌 に対 して 殆 ど殺菌 効 果 は認 め られず16分 の 処 理後. でも菌数は1/8‐1程度に減少するだけであったがオスバンを混合することによって殺菌効果は強められた. 2% を混 合 して 処 理 した 際の生 残菌 数 は オス バ ン単独 処 理の 場 合 に エタノ ール26% お よ びオ ス バ ン1‐0×10‐ , 4 と急 激 に減少 して い っ た 3 比較 して,30秒 後 に1/7.1 . , 1分 後 には1/1.2×10, 2分 後 に は1/2‐2×10 へ 2% でもエタノ ール26% と混 合する こ と によ っ て 殺菌 効 果 が 殺菌 効 果 を ほとん ど示さ ないオス バ ン0‐25×10‐ 3 2 強 め られ, 生残 菌 数 は単独 処 理 に比べて 2 分後 で1/1‐6×10 , 4分 後1/5‐5×10, 8分後 1/5.6×10 へ 2% でも同様 の成績 が得 られた と大 きく 減少 して い っ た. オス バ ン0‐5×10‐ .. 6) (5.
(6) . 125. 消 毒 薬 の 殺 菌効 果 の 研 究. 図ローI. 図 nー3. E t3 0 % +O V I. 0 ; 0‐ 5 ; 0. 2 5 × 10‐2%. C o n t.. E t2 2 % + O V I. 0 ; 0. 5 ; 0. 2 5 × 10‐2%. 1 0 6. 4 \1 0 . .. 25. - 5. 1. 2. 4. 8. 1 6. ‐ 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 16. 時間 (分) 1 ブドウ球菌に対するエタノール、 オスバンおよび 図1 両者を混合した際の殺菌効果. 1一2 Et26%+OVI. 0; 0. 5; 図1 0. 25×10‐2% 1 06. ◎ : エ タノ ー ル (E t) 3 0 ; 2 6 ; 2 2 % 0 : オ ス バ ン (o v) 1- 0 × 10~2% △ : O V O. 5× 10 -2% □ : O V 0 2 5 × 10‐2% ◎ : E t 十o v l ‐ -2 ‐2 1 ‐ 0 × 10 % ▲ : E t 十 o v o. 5× i o % 1 ‐ 2 : E t 十 o v o‐ 2 5 × 1 0 %. 1 0 5. l o4. 1 03. 1 02. 1 01. ‐ 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 1 6. 7) (5.
(7) . 126. 青井 陽・横田 正義・中田 秀彦. 2% で処 理 した結果 ( 3 ) エ タノ ー ル22% およ びオス バ ン1‐0;0.5およ び0‐25×10‐ 2% で処 理 した 際の 生 残 1- 3 にブ ドウ球菌 をエタノ ール22% およ びオス バ ン1.0;0.5お よ び0.25×10‐ 図1. 菌数の減少を示した. 2% による 処 理 で生 残菌 数 が16分処 理後 に1 /7 9×10へ 減 少 して いる例 図 に示す よう にオス バ ン1‐0×10‐ . . . をのぞけば, 単独処理では殺菌効果は殆ど認められないこ 一方エタノールおよびオスバ ンを混合して菌を処 2% の混 合処 理 した場 合 に は殺菌 効果 が増 強 さ れるの が認め られた. エタノ ール22% およ びオス バ ン1.0×10-. 理では生残菌数は単独処理に比べて2分後に1/7 .1×10へと減少し8分後には全ての菌 が死滅していた.エ 2% の混 合処 理 でも単独 処 理 に比 べて 生 残 菌 数 は2 分 後 1 /1.4×10 タノ ー ル22% お よ びオス バ ン0.5×10‐ , 2へ と減少 して い た エタノ ー ル22% お よ びオス バ ン0‐25×1『2% の混 合処 理 で も 単 8分 後 に は1/6‐3×10 . 2へ と生 菌 数 は減少 し 独 処 理に比べて 殺菌 効果 は増 強さ れ, 処 理 4分後 に1/4.9へ,16分後 には1 /7.4×10 てい た. [3] ブ ドウ球菌 に対 する エ タノ ー ル, グルコ ン酸ク ロル ヘ キシ ジ ン (ヒ ビテ ン) およ びこ れ ら を混合 した 際の殺菌効 果 J. ブドウ球菌に対するエタノール, ヒビテンおよび両者を混合した際の殺菌効果を調べた. その結果を, 図 ln- 1~3 に示 した. エタノ ール は30;26およ び22% を, ヒ ビテ ン は2‐0. 2 ‐ ‐5お よ び0.125×10 %(w /v). の濃 度 を用 いて 実 験 を行 っ た.. 単独処理におけるブドウ球菌に対する殺菌効果はエタノール30%でかなり強く, 非処理対象と比べて生残 4べ と急激 に減少 した ま た 2 16分後 に は1/2 0×10 菌 数 は1分 後 に は1/4‐7×10へ, 4分 後1 /2‐6×10 . . , 2% で も比較 的強 い 殺菌 効 果 があ っ て 生 残菌 数 は4分 後 に1 /1‐1×10へ, 16分 後 に は1 / ヒ ビ テ ン2‐0×10‐ 2% で は16分 後 でもそ の菌 数減 少 はお お よ 2へ 減少 した 一 方エタノ ール26% およ び ヒ ビテ ン0 5×10‐ 6.0×10 ‐ . - 2% お びヒ ビテ ン0‐125×10‐ た ー よ な か エタノ ル2 2% ど殺菌 効 を示さ ま 果 そ 1/10程度 でであ っ て ほとん っ . .. く見られなかった. では16分処理を行っても生残菌数の減少 は全・ 2% で処理 を した結 果 ( 1 ) エ タ ノー ル30% およ び ヒ ビテ ン2‐0;0.5およ び0‐125×10- 2% で 処 理 した 際 の 生 図皿 - 1 に ブ ドウ 球菌 をエ タノ ー ル30% お よ び ヒ ビテ ン2.0;韮5お よ び0.125×10‐. 残菌数の減少を示した. 図 に示 したよう にブ ドウ 球菌 に対 して はエタノ ール30% 単独 処 理 で も, か なり強 い 殺菌 効 果 が認め られた 2% がヒ ビテ ンを混 合する こ と によ っ て 更 にそ の効 果 は増 強さ れた. エタノ ール30% およ び ヒ ビテ ン2.OXI0‐ 2 を混 合 して 処 理 した場 合 に は生残 菌 数 は単独 処 理 に比べて30秒 後 で1/7‐1×10 , 1分 後 で1/2.7×10, 2 2 2% お よ び ヒ ビ テ ン0 125% ×10- 2へ と 減少 した エタ ノ ー ル30% 十 ヒ ビテ ン0.5×10‐ 分 後 に は1 /6.3×10 ‐ . 2 % でも 同様 の 殺菌 効 果の増 強 が認 め られ, 生 残 菌 数 は単独 処 理 に比べて エタノ ール30%十 ヒ ビテ ン0.5×10‐ 2% で は4 分 間の 処 理 で1 2へ ま たエタノ ール30% 十 ヒ ビ テ ン0 125×10‐ % では2分 間の 処 理 で1/3.6×10 ‐ , /6‐5×10へ と 減少 した. 2% で処理 を した結 果 2 ) エタノ ー ル26% およ びヒ ピテ ン2‐0;0.5およ び0‐125×10‐ ( 2% で 処 理 した 際の 生 図ln- 2 に ブ ドウ 球菌 をエ タノ ー ル26% お よ び ヒ ビテ ン2.0;0.5お よ び0.125×10-. 残菌数の減少を示した. 図 に示 したよう にエタノ ール30% 処 理例 と同様, エタノ ール26% で処 理 した場 合 にはブ ドウ球菌 に対 して 2% によ る混 ヒ ビテ ンと混 合する こ と によ り 殺菌 効 果 は増 強さ れた. エタノ ール26% お よ び ヒビテ ン2‐0×10‐ 8) (5.
(8) . 127. 消毒薬の殺菌効果の研究. 2 1分 後 に は1/1 3×10 4へ と減 少 した エ 合処 理 で は, 生 残菌 数 は単独 処 理に比 較 して30秒後1 /1‐8×10 , ‐ . 2% に よ る 混 合 処 理 で は 生 残 菌 数 は 単 独 処 理 に 比 較 して30秒 ・後 1 / タ ノ ー ル26% お よ び ヒ ピ テ ン0‐5×10‐ 3 2 3 1‐4×10 , 1分 後1/2‐0×10 , 4 分後 1/1‐5×10, 8 分後 1/10 へ と減少 し, 16分 後 に は1/5‐6×10 へ 2% の 混 合処 理 にお いて は生 残菌 数 は単独 処 と減 少 し てい た‘ またエタノ ール26%お よ び ヒ ビテ ン0.125×10‐ 理に比較 して, 1 分 後 に1 /5‐3 ,16分 後 に1/54×10へ と減少 しある 程度 の 殺菌 効 , 4 分 後 に1 /1‐0×10. 果の増強が認められた.. 2% で処 理 を した 結果 3 ( ) エ タ ノー ル22% およ び ヒ ピテ ン2.0;0‐5およ び0.125×10- 2% で 処 理 した 際の 生 図 m ー 3 に ブ ドウ 球 菌 をエ タノ ー ル22% お よ び ヒ ビテ ン2‐0;0‐5お よ び0.125×10‐. 残菌数の減少を示した. 図 に示 したよう にエタノ ール は22% で は全く 殺菌 効 果 を 示さ なか っ た が, ヒ ビ テ ンを混 合する こ とによ っ 2% の 混 合 処 理 にお い て は ヒ ビテ ン2 0×10- 2 て 殺菌 効 果 が現 れ た. エタノ ール22% およ び ヒ ビテ ン2‐OXI0‐ ‐ 2 4 % 単独 処 理に比較 して 生 残 菌 数 は30秒 後 で1/8.9 , 1 分 後 に は1/4‐8×10, 2 分 後 には1/10 へ と ほぼ0 へ 急激 に減少 した二 また エタノ ール22%および ヒ ビテ ン0ご5×104% の混 合処 理でも ある 程 度の 殺菌 効 果の増 ′ .. ‐. ・. .. 2%の 単独 処 理に比 較 して 1 分 後 に1/4 2 4分 後 に 1/8 6 16分 後 には 強 が認め られ, ヒ ビテ ン0.5×10‐ ‐, ‐, 2% の 混 合 処 理 に お い て は ヒ ビ テ ン 1 /7‐4×10へ と 減 少 した.、エ タ ノ ー ル22% お よ び ヒ ビテ ン0‐125×10÷ 2% 単独 処 理 と比較 して 生 残 菌 数の 減少 は ほと んど見 ら 0‐125×10‐ 、れず, 16分 後 で も 1 /4.7程 度 に減 少 した に過 ぎなか っ た. [4] 大 腸菌 に対 する エ タ ノール,、オース パ ン およ びこ れ ら を混合 した 際の 殺菌 効果 につ いて. 大腸菌に対するエタノ 」ル, オスバ ンおよび両者を混合した際の殺菌効果を調べた. その結果を,、図I V- ‐ 3 ‐ エタノ ール は30;26およ び22% を, ま たオス バ ンは8.0;4‐0お よ び2‐OXI0 % を 各々 用 い. 1 ~ 3 に示 した. た. 単独処理において最も強い殺菌効果を示したのはエタノール30%で, 生残菌数は処理後4分では、 1/9. 2 4にま で減 少 して いる オス バ ン8 0およ び4 OXIO- 3% で も ある 程度の 殺菌 効 果 に,16分 後 に は1/4‐1×10 . . . , 3% で は生 残 菌 数 は10秒 1に減少 し16分 後 には1 /4 7×10 、後 に1/2 5×10 2へ 減 を 示 した. オ ス バ ン8‐0×10‐ ‐ ‐ 3% でも16分 後 に生 残菌 数 は1/1 2×10 2へ 減少 した エタノ ール26;22%お 少 した. ま たオス バ ン4‐0×10‐ ‐ . 3% で は殺菌 効 果 は全く か ほと ん ど 示 さ な か っ た オス バ ン2 0×10‐ 3% で も16分 で1 よ びオス バ ン2‐0×10‐ ‐ . /6.0に減少 した にす ぎない.. 1 ( ) エ タ ノー ル30% およ びオ ス バ ン8.0;4‐0およ び2‐0×10‐3% で処 理 した結果 3% で処 理 した 際 の 生 残 菌 数 図IV- 1 に大 腸 菌 を エ タノ ー ル30% お よ びオ ス バ ン8‐0;4‐0お よ び2‐OXI0‐. の減少を示した. 図 に示 したよう にオス バ ンを混 合する こ と によ っ て エタノ ール30% による 単独 処 理の場 合よ り もさ らに生 3% の 混 合処 理 にお い て は 単独 処 理 に比 残 菌 数 の 減 少 がみ ら れ た. エ タノ ー ル30% お よ びオス バ ン8‐0×10‐ 1 べ, 生 残 菌 数 は1 分後 に は1/8.3 3へ と急 激 に減少 した , 2 分後 には1 /7.3×10, 4 分 後 には1 /1.4×10 . 3% の混 合 処 理 にお い て も 単独 処 理 に 比 較 して 生 残 菌 数 は 1分 後 1 エタノ ー ル30% お よ びオ ス バ ン4‐0×10‐ 2 /10 3 , 2 分 後 1/2.8×10 , 8分 後 1/3‐3×10 へ と減 少 した. ま たエ タノ ー ル30% お よ びオス バ ン2‐0×10‐. 2 %の混合処理においてもおおむね同じ効果が見られ, 生残菌数は4分後1/54×1 2へ ‐ 0, 8分後には1/10 と減少 し, 16分 後 に は ほぼ0 へ減少 して い た . 9) (5.
(9) . 128. 青井 陽・横田 正義・中田 秀彦. 図m‐I. E t 3 0% 十 H b 2. 0 ; ○. 5 ; 0. 1 2 5 × 1 0‐2%. .. 25.. 5. 1. 2. 4. 8. 図m -3. E t2 2 % 十 Hb 2. 0 ; 0. 5 ;. 0‘ 1 2 5 × 1 0‐2%. ‐ 2 5. 5. 16. 1. 2. 4. 8. 16. 時間(分) 図m. 図m-2 Et26%十Hb2. o;o. 5;. ブドウ球菌に対するエタノール、 ヒ ビテンおよび 両 者 を 混 合 した際 の殺菌 効 果. 0. 12 5 × 10‐2%. ◎: エタノール (Et) 30;26;22% 0:ヒビ. l 0 5. テ ン (Hb) 2. 0 × 10-2% △ : H b o. 5 × 10 -2% □ : H b o 12 5 × 1 0‐2% ● : E t 十 Hb . 2. 0 × 10‐2% ▲ : E t 十 H b o. 5 × 10‐2% ■ : E t 十 H b o. 1 2 5 × 1 0-2%. 1 0. 1 0. 1 02. 1 0. .. 25. 5. 1. 2. 4. 8. 16. 0) (6.
(10) . 129. 消毒薬の殺菌効果の研究. 図 W -I. E t 3 0 % + o v 8. 0 ; 4. 0 ;. 図 胃 -3. 2. 0 × 1 0‐3%. E t 2 2 % + o v 8. 0 ; 4. 0 ; 2‐ 0 × 1 0‐3%. C o n t‐ 1 06. ミ・o4 UI 0 3. ‐ 2 5‐ 5. 1. 2. 4. 8. 16. ‐ 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 16. 時 間 (分) 図坪-2. E t 26 % 十 o v 8. 0 ; 4. 0 ;. 図W. 2. 0 × 1 0-3%. 力陽菌に対するエタノール、 オスバンおよび. 両者を混合した際の殺菌効果 ◎ : エ タノ ー ル (E t) 3 0 ; 2 6 ; 2 2% 0 : オ ス バ ン (o v) 8. 0 × 10-3% △ : O V 4‐ OX I0 ‐3% □ : o v 2 0 × 10-3% ● : E t十 o v 8. ‐ 0 × 1 0‐3% ▲ : E t 十 o v 4‐ 0 × 10‐3% ■ : E t 十 o v 2. 0× 1 0‐3%. 1 06. 1 05. 1 04. 1 03. 1 02. 1 0 1. .. 25. 5. 1. 2. 4. 8. 16. 1) (6.
(11) . 130. 青井 陽・横田 正義・中田 秀彦. 3% で処理 した結 果 2 ( ) エタノ ー ル26% およ びオ ス バ ン8‐0;4‐0およ び2‐0×10‐. . . 3% で処 理 した 際の 生 残 菌 数 図IV- 2 に大 腸 菌 を エタ ノ ール26% お よ びオ ス バ ン8‐0;4.0お よ び2‐OXIO-. の減少を示した. 3% の 混 合 処 理 にお い て はオ ス バ ン 単独 処 理 に 図 に示 した よう にエ タノ 『 ル26% お よ び オス バ ン8‐0×10‐. 比較して生残菌数は2分後に1/1.4×10 3×1 0へと減少した. 混合処理による生残菌数 , 4分後には1/8. 3% にお いて も 認 め ら れ オ ス バ ン4 OXI0‐ 3% に比 の減 少の増 強 はエタノ ール26% お よ びオス バ ン4.OXIO- , ‐ 3 較 して 4分 後1 /2.1×10 , 8 分後 には1 /4.6×10 へ と減少 し16分後 に は死滅 して い た. エタノ ール26% お 3%の 混 合処 理 で はオス バ ン単 独処 理 に比 較 して生 残菌 数 は4 分後 1 /7 4 8 分 後 に よ びオス バ ン2.0×10‐ ., 2 は1/8.9×10 , 16分 後 には1/5‐8×10 へ と減 少 した.. 3% で処理 した結 果 4.0およ び2.0×10- 3% で処 理 した 際 の 生 残 菌 数 図IV-3 に大 腸 菌 を エ タノ ー ル22% お よ びオ ス バ ン8‐0;4.0お よ び2‐0×10‐. ) エ タノ ー ル22% およ びオス パ ン8‐ ( 3. の減 少 を示 した. 3% の混 合処 理 に お い て はオ ス バ ン単独 処 理 に 図 に 示 した よう にエ タノ ー ル22% お よ びオ ス バ ン8‐0×10‐ 比較 して生 残 菌 数 は4分 後 1/3.2×10へ 減少 し16分後 に はす べて 死滅 して い た.ま たエタノ ール22% お よ び 3% の混 合処 理 でも ある 程度の 効 果 がみ られ16分後 に はオス バ ン 単独 処 理 に比べ 1 /7 8× オス バ ン2‐0×10- ‐ 10に生 残菌 数 は減少 して い た.. ごつ いて [5] 大 腸 菌 に対 するエ タ ノ ー ル, ヒ ピテ ン およ びこ れら を混 合 じた 際の殺菌効 果‘ 大 腸菌 に対 する エタノ ール, ヒ ビテ ンお よ び両 者 を混 合 した 際の 殺菌 効 果 を調 べ た. そ の 結 果を, 図‐ V- 3% を用 い た 単独 1~ 3 に示 した. エタノ ー ル は30;26お よ び22% を, ヒ ビテ ンは2.0;LOお よ び0‘ 5×10‐ . 3% は強 い 殺 菌 効 果 を 示 し非 処 理対 照 に 比 べ て 生 残 菌 数 は1 分 後 に 1 / 使 用 に お い て は ヒ ビ テ ン2‐0×10‐ 2 16分 後 に は1/1 2×10 4へ と減少 して い た ま たエタノ ール30% において は4分 後 に1 /1 9×10 4.IXI0 , ‐ ‐ , . 3へ と減少 した ま た ヒ ビ テ ン1 0×10‐ 3% では16分 後 に1/6JXIOへ と減 少 した エ 16分 後 に は1/1‐1×10 ‐ . . 3% で は ほとん ど 菌 数の 減少 はみ られなか っ た タノ ー ル26;22% およ びヒ ビテ ン0‐5×10‐ . 3% で処理 した結 果 ( 1 ) エタ ノー ル30% およ び ヒ ビテ ン2‐0; LOおよ び0‐5×10‐ 図 V - 1 に大 腸 菌 を エタ ノ ー ル30% お よ び ヒ ビ テ ン2.0;1‐0お よ び0.5×104% で処 理 した 際 の 生 残 菌 数. の減少を示した‐ 3% の 混 合処 理 で は 単独 処 理 に比べ て 生 残 菌 数 図 に示 した よう に エタノ ー ル30% お よ び ヒ ビ テ ン2‐0×10‐ は4 分 で1/3‐8 , 8 分 後 には1 /3‐2×10へ と減少 して いる 3% で はお の おのの 単独 処 理の成績 に比較 して 4 分 で1/4 2に ま たエタノ ー ル30%十 ヒ ビテ ン1.0×10‐ , . , 3 ‐ 16分 で1/2‐4×10へ と生 残菌 数 は減少 して い た. 一 方エタノ ー ル30%十 ヒ ビ テ ン0.5×10 % で は16分 後 で. もエタノール3 0%単独処理との間に生残菌数の差は全く見られなかった. 3% で処理 した 結果 2 ( ) エタノ ー ル26% およ びヒ ビテ ン2‐0; LOおよ び0.5×10- 3% で処 理 した 際の 生 残 菌 数 図 V ー2 に大 腸 菌 を エタ ノ ー ル26% お よ び ヒ ビ テ ン2.0;1.0お よ び0‐5×10‐. の減少を示した. 図に示したようにエタノール26%を用いた際には各ヒビテン濃度に対して混合処理した際の生残菌数がヒ 2) (6.
(12) . 131. 消毒薬の殺菌効果の研究. ビテン単独処理の場合よりも多いか, ほとんど同じという結果が得られた. 混合処理の方が単独処理よりも 3% の場 合の み で そ れも16分 後 での生 残 生 残菌 数 が少 なか っ たの はエタノ ール26% お よ び ヒ ビテ ン0‐5×10‐ , 菌 数 は1/3‐0へ と減少 した程 度 であ っ た. ′ 3% で処理 した結 果 ( 3 ) エ タ ノー ル22% およ び ヒ ピテ ン28;1‐0およ び0.5×lor 3% で 処 理 した 際 の 生 残 菌 数 図 V ÷ 3 に大 腸 菌 を エタノ ー ル22% お よ び ヒ ビテ ン2‐0;1‐0お よび0‐5×10‐ の 減少 を示 した. 図 に示 した よう にエタノ ー ル22% を用 い た場 合 もエタノ ー ル26%の場 合 と同様 の成績 が得 られた. エタノ. ール とヒビテンを混合させて処理した成績は単独処理の場合と待ったく差がないか, む しろ生残菌数でヒビ テ ン単独 処 理より も 2~3 倍 程 度 高く な っ て い たゞ や. 一. 30%十 日b2. 0; 1. 0; 3 o‐ 5× 10- % . :. い v -3 ・ ′. Et2 2%十日b 2‐ 0 ; .‐ 0 ; 、 ′o 5× 10-3% .. C o n t.. 1 0. l o. ‐. / 2 5‐ 5. 1. 2. {4. 8. ‐ 2 5‐ 5. 16. 1 二 2. 4. 8. 16. 時間 (分) 図V 大腸菌に対するエタノール、 ヒビテンおよび 図V‐2 Et26%十Hb2‐ 0;1‐ 0; 3% 両者を混合した際の殺菌効果 0‐ 5×10- l og. @ 時!ミニbr - ~ ニ ~増 へ、、、 ・. ◎ : エタノ ール (Et) 3 0; 26; 22% 0: ヒ ビ △ : Hb l・ 0× 10 -3% □:Hbo 5× 10-3% ◎: Et十Hb2 . ‐ 0× 10-3% ム : Et十Hbl‐ 0× 10-3% 図 : - E t 十Hbo. 5× 10‐3%. 3% テン(Hb)2・ 0×10-. ◎. 1 05. 1 04. 1 03. 1 0. 1 01. 2 5. 5. 1. 2. 4. 8. 16. 3) (6.
(13) . 132. 青井 陽・横田 正義・中田 秀彦. 考. 察. 最も一般的に用いられる消毒薬であるオスバ ンおよびヒビテンとエタノールを混合した際に殺菌効果が増 強されるかどうかを調べた. 検査は被検菌を消毒薬へ混合し一定時間処理後リン酸緩衝液で希釈し生残菌数 を測定する方法で行った. 消毒薬の濃度は効果をより明確に示すことを目的として単独処 理では殺菌効果を 殆ど示さない濃度を中心にその前後で行った. 使用した菌は大腸菌およびブドウ球菌でありともに人体分離 株 である. 一 般 的 に言わ れて いる よう に, この 実 験 に用 い た2 種 の消毒 薬 はエタノ ール と混 合 して 使用 す るこ とによ っ て, お 互 いの 殺菌 効果 を増 強させ る と 思われる. 指標菌として用いたのはブ ドウ球菌および大腸菌である が, とく にオス バ ンにつ いて はこ の両 者 に対 して エタノ ール との混 合 により 殺菌 効果 を増 強させ た ヒ ビ テ . ンもま た ブ ドウ球菌 に対 して はエタノ ール と混 合する こ と によ っ て 殺菌効 果 を増 強 させ た .. 一方, 大腸菌に対してはヒビテンおよびエタノールを混合 しても殺菌力の増強はあまり見られず 消毒薬 , の濃度によってはむしろエタノールの殺菌効果を減衰させる結果が得られた 皮膚に付着する細菌の殺菌に . 3 4 5 はヒ ビテ ンとエタノ ール との混 合 は有 効 とさ れて いる けれ ど1 ) 条 件 によ っ て は無効 が む しろ 効 果を抑制 ’ ’ ’ ,. する可能性もあるのかもしれない. ただ, 今回の実験は各消毒薬について非常に低い濃度を用いており こ , の点については今後より詳しく検討してゆきたいと 思う. 今回の実験では消毒薬の処理は蒸留水中で行った. ヒビテンについてはリン酸塩等の陰イオンが存在する 際には難溶性の塩を形成して殺菌力を著しく減少させる. 今回の実験ではヒビテンとの条件を一致させるた め にオス バ ンお よ びエタノ ール につ いて も 蒸留 水 中 で調 製 を行 い 作用 させ た ただ よ り現実 の 使用 に近い . ,. 条件である有機物が存在する場合にどのような効果が現れるかについても実験する必要がある . 有機物を含まない条件では, 消毒薬の殺菌効果は常用濃度よりも低い濃度でも得られるよう である エタ . ノ ール は30% という 非 常 に低 い濃度 であ っ て もある 程度 の 殺菌 効果 を示す2 ) オス バ ンは0 05~0 1% ヒ ビ . ‐ , . テ ンは0‐1~0‐05%水溶 液 で用 いる こ ととさ れ て いる.だが 今 回の実 験か らもこ の 効果 は対照 となる 細菌 や 処. 理条件によって異なることが示唆され, 大腸菌に対しては有機物等をほとんど含まない状態ではこれよりも 低い濃度で殺菌効果力を示すようである. 一方ブドウ球菌に対しては有機物を含まない条件であってもこの 程度の濃度が殺菌力を示す限度であると思われ, 実際に使用するときにはやはりより高い濃度での使用が必 要であろう. 今回の実験では殺菌効果を, できるだけ定量的に調べようとした 消毒薬と指標となる菌の懸濁液とを混 . 合し一定時間の処理を行った後, 直ちに消毒薬の効果を中和する目的で反応液をPB中で9 0倍に希釈し, ト リ プ チケ ース ソイ 寒 天平板 へ希 釈菌 液 を 塗 沫 し発 育 コ ロ ニ ー 数をカ ウ ン トし た .. またより希薄な濃度での効果を検定する目的で指標菌を消毒薬で処 理する時間を1 0秒から16分までとし た. 実際の消毒にはより短い時間での効果を調べる方が現実的で重要であるが その場合にはここで用いた , 濃度より高い濃度で処理することが必要になるだろう. これについては更に実験して行くつもりである .. 要. 約. エチルアルコールおよびオス バンまたはヒビテンを混合した際の殺菌効果を定量的に調べた ブドウ球菌 . および大腸菌を指標菌として用い, 消毒薬による処理を16分後まで行って, この間継時的に生残箇数を測定 した. 各消毒薬は単独処理では1 6分後でも, ほとんど殺菌効果を示さない濃度を選び実験に用いた. その結果エチルアルコールとオスバ ンは単独使用の場合に比べ混合使用した際にブドウ球菌および大腸菌 4) (6.
(14) . 消毒 薬の 殺菌 効 果 の研 究. 133. に対する殺菌効果は増強された. エチルアルコールおよびヒビテンはブドウ球菌に対して混合処理の効果が 単独処理に比べて強く現れた. だが大腸菌に対してはエチルアルコールおよびヒビテンの混合処理による効 果 は認 め ら れな か っ た.. 引用文献 1975 l k i l ( )ComPadSonoft潮o l dge J i l i茸e G‐AJ‐ ns M.D. 1) Ay s K. 1γ E. y H‐A‐ .LりVameyJ .and wi .R. ,Li ,Lowbu ,BabbJ ,Br 圧 C 五 故 f h k i ingth methodsforassess eremovaloftotalorganismsand Pa ogens rom t es n‐ Z 男恐 α粥 ,75,259‐274‐ 548‐552 ion ofal lker H‐ 1903 I T in淳on C cohol 2) Ha ( )The germicidalact a ‐ ‐ βosあれ 肌gdsの侭 ノリ148 , .and 汎r iveS 15-25 ion wi th addi t th e位anol 2〆‐ 3) Ku i S 1974 )Ski n disinfect r SJ ‐ ‐ A たたC 脳質 Neeγ如7 pe ,26 , , wi魚outand wi ‐ ‐( infect ion ofswgeong hands: Use o ive di fa l l i f f l l l i 1974 ) Preoperat s c 4) Lowbwr coho J e G‐AJ( y E‐ y H‐A,and Ay .L ‐ ,Li f 369冊372 ionsandef fgloveSonskinflora‐ βz 肌ed工4 ect so Solut ‐ , ineinal th mide/chlorhexidineandchlorhexid i i i ions te wi位 aqueouSce cohol 1974 ( ) Ant softheoperat 5) Ra欲l SePS aveD. ‐ Ac加 C乾 す γ Sc αれd140;595-601 .. 5) (6.
(15)
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