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IRUCAA@TDC : 最近の歯科保健医療行政の動向と今後の推移 : 「歯科口腔保健の推進に関する法律」制定後の動きを中心に

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

最近の歯科保健医療行政の動向と今後の推移 : 「歯科口

腔保健の推進に関する法律」制定後の動きを中心に

Author(s)

上條, 英之

Journal

歯科学報, 113(3): 233-238

URL

http://hdl.handle.net/10130/3097

Right

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1.はじめに 歯科医学,歯科医療に関係する歯科保健医療行政 の最近の動向として,2011年8月に「歯科口腔保健 の推進に関する法律」(以下「歯科口腔保健法」と 記載)が,いわゆる歯科単独の法律として制定され, 2012年7月には,歯科口腔保健施策の総合的な実施 のための方針や目標,計画などの事項を定めた「歯 科口腔保健の推進に関する基本的事項」がまとめら れ,公表されたことがあげられる。 歯科口腔保健法が制定されたことで,歯科保健医 療施策について,いままでの施策の流れと相まっ て,新たな展開がどうなっていくか,最近,歯科医 療関係者の間で,関心がもたれている。 また,我が国の歯科医療制度が国の社会保障政策 の動向に大きく影響されるのは言うに及ばないが, 少子高齢化が進む我が国で,社会保障に対する国民 の方々の関心が高まっている中で,社会保障と税の 一体改革を行っていくことが政策課題として重視さ れ,平成24年8月に消費税の見直しを含む社会保 障・税一体改革関連法が制定された。 これからの社会保障改革の方向について,すでに 平成24年2月に閣議決定(=総理大臣と国務大臣で 構成されている内閣としての意志決定)された,「社 会保障・税一体改革大綱」において,医療サービス 提供体制の制度改革として,在院日数を減らし,医 療従事者の有効活用を行っていく流れの中で,在宅 医療とチーム医療の推進を図ることが掲げられてお り,まさに良質なサービスを効率的に提供し,医療 資源を有効に活用していくことが施策の方向となっ ている。 歯科医療の分野においても,在宅歯科医療サービ スの充実を図ることと,チーム医療の分野で,周術 期における口腔機能管理を進めること等が重視され ている。 このように,歯科保健医療施策をとりまく環境 は,最近の事象をみると,急激に変化してきている 一面も見受けられるが,個々の社会保障に関する施 策の経緯について,過去の源をたどると,進んでい く速度の違いや波があるものの,半世紀または一世 代の単位で,人口構造と疾病構造の変化や,それに 伴う国民のニーズの変容,経済基調の変化などが相 まって,一連の政策の積み重ねにより,法律や制度 が制定されることとなる場合が社会保障の側面でも 数多く見受けられる。 昭和36年に始まった国民皆保険制度や平成12年に 制定された介護保険制度も,同様に長年の社会保障 施策の積み重ねから,制度が創設されてきた。

教育ノート

最近の歯科保健医療行政の動向と今後の推移

―「歯科口腔保健の推進に関する法律」制定後の動きを中心に―

Trends and View of Policy on Dental and Oral Health Care

―After the enactment of dental and oral health promotion law in Japan―

上條 英之 厚生労働省医政局歯科保健課 課長 略歴 1983年東京歯科大学歯学部卒業,1987年東京歯科大学大学院歯学研究科修 了(専攻:口腔衛生学),同年厚生省(現厚生労働省)入省,医政局歯科保健課課長 補佐,国立長寿医療センター運営部政策医療企画課長,保険局歯科医療管理官等 を経て2010年より現職。研究テーマ:歯科保健医療施策の展開,医事法制 Hideyuki Kamijo キーワード:歯科保健医療施策,歯科口腔保健法,歯科保健 (2013年1月17日受付,2013年2月22日受理,歯科学報 113:233−238,2013.) 233 ― 11 ―

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本稿では,社会保障に対する世の関心が高まる中 で,歯科医学,歯科医療に関連する施策の動きにつ いて,新たに制定された「歯科口腔保健法」を中心 に関連施策などの流れについて触れるとともに,歯 科保健医療施策が展開されるにあたって,適切な情 報選択と解釈が容易となるよう,法制度などの仕組 みについて,解説を試みたい。 2.主な「法規」と「行政命令」 1)主な「法規」 我が国の法規と行政命令について,行政学,法学 の分野でいくつかの分類が示されているが,主だっ た法規について,はじめに紹介したい(表1)。 国民の権利・義務に関しての法律や規則のことを 法規といい,このうち,国が定めているものには, 上位の位置づけのものから順に, ○国の最高法規である憲法 ○国会の議決を経て制定される法律 ○内閣総理大臣と国務大臣で組織される内閣が制 定する政令 ○各省の大臣が制定する省令 に分類される。 上位の法規が下位の法規を支配する形態になって おり,ご承知の読者も多いと思うが,例えば,日本 国憲法の第25条では,「すべて国民は,健康で文化 的な最低限度の生活を営む権利を有する。」ことと, 「国は,すべての生活部面について,社会福祉,社 会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければ ならない。」と規定されており,法律である「歯科 医師法」や最近制定された「歯科口腔保健法」は, 憲法25条に示された理念の実現が根本の理想となっ ている1) 。 また,歯科医師法の場合,政令に該当する「歯科 医師法施行令」と省令に該当する「歯科医師法施行 規則」が付随している2)。施行令は法律を実施する ために詳細を決めたもので,「歯科医師法施行令」 の場合,実際に歯科医籍への登録事項や歯科医師試 験委員の任期や人数などが規定されている2) 。また, 施行規則は,実際に法律を運用するための詳細な手 順を決めており,各省の大臣が制定するもので, 「歯科医師法施行規則」の場合,歯科医師免許の申 請手続き(申請書様式や必要な添付書類など)や2年 に1度の届出に用いられる届出票(医師・歯科医師・ 薬剤師調査では,この届出票を調査票として用いて おり,歯科医師が調査票を提出することで,歯科医 師法で義務付けられている2年に1度の届け出が自 動的に行われる。)などが規定されている2) 。 なお,「歯科口腔保健法」については,その内容 が,どちらかというと歯科口腔保健に対する考え方 や理念などを示した基本法としての意味合いが強い ことから,政令や省令の設定はされていない。法律 のみの構成で同様のものに,「障害者基本法」があ る。 また,地方が定める法規として,条例や規則があ り,平成25年1月の段階で29の道府県で,歯科口腔 保健に関する条例(兵庫県の健康づくり推進条例を 表1 主な法規の種類,定義と具体的法律等の例示 法規の種類 定 義 例 示 1 国の法規 憲 法 国の最高法規(日本国憲法98条) 日本国憲法 ↓ 法 律 議会の議決を経て制定される法形式 歯科医師法 歯科口腔保健の推進に関する法律 医療法,健康保険法,介護保険法 ↓ 政 令 内閣が制定する命令 歯科医師法施行令 ↓ 省 令 各省の大臣が制定する命令 歯科医師法施行規則 2 地方の法規 条 例 地方公共団体が議会の議決に基づいて定 める法のこと 千葉県歯・口腔の健康づくり推進条例 規 則 地方公共団体の長により制定される命令 234 上條:歯科保健医療行政の動向―歯科口腔保健法制定後 ― 12 ―

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含む)が制定されている。 2)「行政命令」 行政機関が行政上の目的のために発する命令で, 法規としての性質をもたないものをいい,国家行政 組織法で規定されている。表2に示す通り主なもの として,告示と通達などがある。 告示は公的機関が必要な事項を公式に広く一般に 知らせる行為のことで,告示の際には官報または各 省のホームページに掲載される。身近な例として は,歯科の診療報酬が改定され,点数や算定方法が 変更されたときの告示があげられる。また,後でも 触れるが平成24年7月に歯科口腔保健法に基づく施 策を進めるための方針や目標,計画などの基本的事 項について,告示を行っている。 また,国が都道府県などに所管する事務について 行政上の取扱いの統一などを図るために文書で発す る命令のことが通達3) (通知)であり,最近の例とし ては「歯科医師の医科麻酔科研修のガイドライン」 を改定した際に発出されたものや「歯科口腔保健 法」制定後,施行(成立した法律の効力を発生させ ること)について,発出するもの等様々なものがあ る。 このほか,このカテゴリーに入るかについて議論 の余地があるが,通知の一種として比較的軽微な内 容として,例えば「歯科診療報酬の疑義解釈」につ いて事務連絡が発出されることがある。 3.歯科口腔保健法(平成23年)の制定と背景 戦後,むし歯予防法のような法律をつくる動き が,何度かあったが,制定には,いたらなかった4,5) 。 平成14年に健康増進法が制定され,歯科保健の分野 も行政レベルでは包含されるとの考え方が支配的 で,歯科単独の法制定は,難しい状況であった。し かしながら,歯科医療関係者の新法制定に対する強 い要請と議員立法による制定プロセスにより,歯科 口腔保健法は,平成23年8月,制定に至った4,5) 。 と こ ろ で,歯 科 医 政 上 の 快 挙 と な る 明 治39年 (1906年)の旧歯科医師法の制定が,少なからず今日 の歯科口腔保健法の制定につながったのではないか と筆者は考えている。 旧歯科医師法の制定も,政府から与えられたもの ではなく,当時の歯科医師がみずからの手でつく り,みずからの力で獲得したもので,制定の際の血 脇守之助先生のご活躍は,他書6,7) に譲るが,その後 も何度かの改正を経て,法律の内容について見直し が行われ,一度は国民医療法に統合されて昭和17年 に廃止となったものの,昭和23年に制定され,復活 した新歯科医師法では,歯科医師の独自の業務であ るいわゆる歯科医業が明確に位置づけられることと なった。 旧歯科医師法が公布された5月2日を,日本歯科 医師会が昭和32年から歯科医師記念日と位置づけて いるが8) ,この法律制定が現在の歯科医療提供体制 のベースとなっている。旧歯科医師法制定後も,昭 和3年に当時,設立して間もない日本歯科医師会 (当時の会長は血脇守之助先生)の提唱で6月4日を 「むし歯予防デー(現在は,歯の衛生週間)」とされ た。また,「六歳臼歯保護法」の制定に向けての検 討等も行われた。その後,関係者の働きかけで昭和 28年には,参議院法制局が「むし歯予防法案要綱」 を作られたことがある9) 。そして,昭和46年に厚生 省で「歯科保健問題懇談会」が設置され,昭和49年 にまとめられた報告書で,「むし歯予防法(仮称)の 制定」が提言された。このように今日の歯科口腔保 表2 法規の性質を持たない行政命令の種類,定義とその例示 行政命令 の 種 類 定 義 例 示 告 示 国などの公の機関が必要な事項を公式 に広く一般に知らせる行為のこと 診療報酬の算定方法を一部改正する件 →歯科診療報酬改定時の診療報酬等を記載 歯科口腔保健の推進に関する基本的事項 通 達 (通 知) 国が都道府県等に所掌する事務につい て行政上の取扱いの統一などを図るた めに発する命令のこと 歯科の診療録及び診療報酬明細書に使用で きる略称について 歯科医師の医科麻酔科研修のガイドライン について 歯科学報 Vol.113,No.3(2013) 235 ― 13 ―

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健法制定に向けて,歯科口腔保健の普及向上のた め,数多くの試みがなされてきた。 また,法制度的に,医師と歯科医師を分けて,い わゆる二元論での身分制度が今日まで長く続き,専 門家集団が育成されてきていることも影響し,歯科 医師法第一条に規定されている歯科医師の任務で, 「歯科医師は,歯科医療及び保健指導を掌ることに よって,公衆衛生の向上及び増進に寄与し,もつて 国民の健康な生活を確保する。」との条文に示すと おり,法制定が関係者にとって悲願となる要素は, 十分にあり,いままでの歯科医療関係者の活動の蓄 積が結果的に今回の法律制定へとつながったと考え られる。なお,平成25年1月の段階で,歯科保健独 自の法制定を行った国は,日本に比較して,齲 の 罹患率が高く,比較的強力な齲 予防に対する歯科 保健サービスを進めるために水道水フッ化物濃度調 整事業(いわゆる水道水へのフッ化物添加)を含む歯 科保健事業を普及させるため,結果的に国民に対し て法的根拠を示すこととなった韓国の例以外,他国 に例は認められない。 4.歯科口腔保健法と今後の展開 歯科口腔保健法の目的(第一条)は,歯科疾患の予 防等による口腔の健康保持を進めるにあたっての基 本理念や施策の基本事項等を定めて,総合的に施策 を進めることとなっている。この法律で規定されて いる施策としては,以下に示す通りとなっている。 ① 歯科口腔保健に関する知識等の普及啓発 (第7条) ② 定期的に歯科検診を受けること等の推奨 (第8条) ③ 障害者等が定期的に歯科検診を受けること等 のための施策等(第9条) ④ 歯科疾患の予防のための措置等(第10条) ⑤ 口腔の健康に関する調査および研究の推進等 (第11条) 法制定後,これらの施策の基本となる事項を定め るための検討の場が新たに設定され,平成24年7月 23日に「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」 が官報に告示された。この基本的事項では,歯科口 腔保健施策を総合的に進めるための方針,目標,計 画などを定めている。 図1に示す通り, ○歯科疾患予防 ○生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上 ○歯科保健サービスを受けることが困難な者に対 する歯・口腔の健康保持 ○歯科口腔保健を進めるための社会環境の整備 を図り,口腔の健康の保持・増進に対する健康格差 の縮小を図るのがコンセプトとなっている。 なお,目標の設定にあたっては平成34年度までに 歯科疾患等の状況改善を図るための19の指標を設け ており,一例をあげると80歳で20歯以上自分の歯を 有する者を50%とすることが掲げられている。ま た,健康日本21でも歯科保健に関する目標設定が行 われていたが,以前と比較すると口腔機能の維持・ 向上と障害者や要介護者の施設での定期的な検診に ついて新たな内容として加えることとなった。歯科 口腔保健法の法律文と24年7月に定められた基本的 事項について本稿を執筆している平成25年1月の段 階では厚生労働省ホームページの歯科口腔保健関連 情報: http : / / www. mhlw. go. jp / seisakunitsuite / bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/ に掲載されている。また法律本文は同 HP 厚生労働 省法令等データベースサービス http : //wwwhourei. mhlw.go.jp/hourei/または,電子政府の法令データ 提供システムに掲載されているので詳細はそちらを 参考とされたい。 ところで,今後の展開を考えていくうえで,歯科 口腔保健法制定と基本的事項の制定を踏まえ,法制 定後の主な歯科保健医療施策を表3に示している 図1 歯科口腔保健の推進に関する基本的な事項の コンセプト 236 上條:歯科保健医療行政の動向―歯科口腔保健法制定後 ― 14 ―

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が,口腔機能を重視しつつ,在宅や障害者の歯科保 健施策の充実と歯科医療関係者の活用を図ることが 施策の動きとして重要となる。 現在,平成25年度の財務省に対する厚生労働省予 算の概算要求では,歯科口腔保健法の制定等を踏ま え,障害者等に対する歯科保健サービスの対応や医 科歯科連携を進めるため新たな事業についての予算 要求を行っている。また,表3にも示したが,昭和 33年から毎年,半世紀以上,行われてきた「歯の衛 生週間」を平成25年から「歯と口の健康週間」に名 称変更が予定されている。また,歯科口腔保健法制 定等も踏まえつつ,円滑な歯科保健医療提供体制を 確保していく上で,必要とされる人材養成の在り方 を検討することが自ずと必要となるが,昨年11月に 「歯科専門職の資質向上検討会」がスタートし,現 在,歯科医師に対する臨床研修制度についても見直 しが検討されている。 なお,一般的に行政施策については,個々のケー スで強弱があるものの,審議会や検討会等での検討 の結果等を踏まえ,予算措置がなされたり,法的な 内容を含めた制度についての見直しが行われる場合 が見受けられ,提言内容等を踏まえ,必要な対応が 政策的になされていく流れとなっている。 平成24年7月に定められた「歯科口腔保健の推進 に関する基本的事項」では,国や地方公共団体が進 めるべき研究として, ○口腔の状態と全身の健康との関係 ○歯科疾患と生活習慣との関係 ○歯科口腔保健と医療費との関係 ○歯科疾患に係るより効果的な治療法,予防法等 が掲げられており,今後の歯科医学の研究の一側面 を示していることになるのではないかと推察され る。 最後に,今回の法制定を踏まえ,社会保障制度の 今後の展開を踏まえ,良質な歯科保健医療サービス を国民に提供していく視点からみた,歯科保健医療 施策の推進が必要となるが,施策を進める上での要 となるものは,必要な調査研究が円滑に進められ, サービスを進める上での人材養成と環境整備に尽き ることから,歯科医学,歯科医療に従事する者の活 躍に帰する所が大きいと考える。 謝 辞 研究機関に所属していない著者に対して,貴重な執筆機会 を与えていただきました小田編集委員長並びに編集委員会の 皆様に深謝いたします。 文 献 1)能美光房著,社会歯科学通論 Part1,第1版,7,16, 70−78,1986,日本歯科評論社,東京. 2)平成24年版医療六法,1252−1266.2012,中央法規出版, 東京. 3)原田尚彦著,行政法要論(全訂第七版(補訂二版)),37− 45,2012,学陽書房,東京. 4)上條英之,歯科口腔保健法の制定と背景,保健医療科学, 60,5,360−365,2011. 5)上條英之,歯科口腔保健の推進に関する法律の概要と法 律に基づくこれからの展開,日本口腔衛生学会雑誌,62⑴, 表3 最近の主な歯科保健医療施策の動き 平成23年8月 歯科口腔保健の推進に関する法律制定 平成24年4月 介護報酬改定で,「歯科衛生士による口腔ケア」を実施した場合の評価新設 平成24年6月 平成23年歯科疾患実態調査の概要を公表 → 噛み合わせの状況を調査項目に新設 平成24年7月 「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」(告示)を制定 平成24年8月 「チーム医療推進会議」で歯科衛生士法の一部改正が議論される → 歯科衛生士法の一部改正に向けて今後,準備の方向へ 平成24年11月 第一回歯科専門職の資質向上検討会開催 → 歯科医師臨床研修制度等について検討を予定 平成25年度以降 「歯の衛生週間」(昭和33年開始)を「歯と口の健康週間」に名称変更を予定 註:平成24年8月の「チーム医療推進会議」で議論されている歯科衛生士法の一部改正は,歯科 衛生士の定義を見直し,保健所や市町村保健センター等で行われている予防処置(歯科診療 所など医療機関で行われている場合は,変更予定なし)について,歯科医師の関与の程度を 見直し,歯科医師との緊密な連携を確保したうえで,歯科医師の直接の指導は,要しないよ うにすることと,歯科衛生士の定義で示されている女子を者に改めるもの(現在も男子の歯 科衛生士は,法律の附則で読むことができる) 歯科学報 Vol.113,No.3(2013) 237 ― 15 ―

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2−13,2012. 6)社団法人日本歯科医師会調査室編,日本歯科医師会史, 50−69,276−298,1992,社団法人日本歯科医師会,東京. 7)血脇守之助傳編集委員会編,血脇守之助傳,118−135, 1979,学校法人東京歯科大学,東京. 8)社団法人日本歯科医師会調査室編,日歯年表,36,1998, 社団法人日本歯科医師会,東京. 9)榊原悠紀田郎,続歯記列伝,第1版,261−263,2005, クインテッセンス出版株式会社,東京. 別刷請求先:〒100‐8916 東京都千代田区霞が関1−2−2 厚生労働省医政局歯科保健課 上條英之 238 上條:歯科保健医療行政の動向―歯科口腔保健法制定後 ― 16 ―

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