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トマトサージン缶の品質とアンモテア含量について

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Academic year: 2021

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全文

(1)

トマトサージン缶の品質とアンモテア含量について

著者

大城 善太郎, 太田 冬雄

雑誌名

鹿児島大学水産学部紀要=Memoirs of Faculty of

Fisheries Kagoshima University

2

1

ページ

57-60

別言語のタイトル

On the Relation between the Quality of Canned

Tomato Sardines and its Ammonia Content

(2)

トマトサージン缶の品質とアンモテア含量についで

大城善太郎・太 田 冬 雄

On the Relation between the Quality of Canned:lTomato Sardines and its Ammonia Content

Zentaro oosHIRO and Fuyuo OTA

Sプ 序 tマヤサ-ジン缶の晶質は他・・D加工品の場合と同様にその原料鮮度に関係することが大 であるから,製晶qlのアンモニア量がその晶質に鐸することが考えられる.即ち従来の研 究(1)(2)によれば,普通つ検査等級ID差異によって製晶:Dアンモニア畳叉はその仝窒素に対 する比率が或る範囲内で略々一定の値を示すことが認められ,両者の関係の糞要なるとと を明らかにしている. 発に筆者等(3)は之らの粥係を確認する基礎実験として,その製造工程中最もアンモニア 量に影響するとJ臥われる加圧加熱による変化を鮮度とのBg係に於いて訊験し,製造保件が 略}e一定の場合明らかに比例することを認めた.本実験では更に之を発展させて,実陛の 製品について一般的計測,外観検査等による晶'f='筈の差異に対するそのアンモニア含量との 関係を試験し,晶質判定に対するアンモニア量測定の有力なることと同時にその採り上げ 方について考察したので,その結果の概要を報菅する. 試      料 九州所在の数ケ工場Z)製晶を用い各工場について1号缶及び3号缶各1個宛を試験に供 した.製造期は前者1950年,後者1951年いづれも春季のものである. 方      法 計測試験は一般に行われている規格の項目に準拠して常法の如く内容量,巻締寸法,虞 基度等を測定した. 五感試験では特に原料鮮度に由来すると思われる肉質の状態を対象とした.且つ叉木検 査は最も経験的熟練を要するものであるので,ここでは出来るだけ多くの意見によって給 合的に推定した. 化学試験はアンモニア量及び仝窒素畳を肉質並びに液汁について定量した.前者は簡易 比色法(4),後者は常法に依った.佃1号缶群及び3号缶群の試験は時期を異にして行っ た.

結果並びに考察

試験結果は第1表∼第4表の通りである.即ち第1表,第2表の一般試験結果に依れば, 各缶には相当著しい差が見られ,殊に五感検査の大きな因子となる肉質の欺態では,腹 * 1951年7月7 B,日本水産学会九州支部第5回例会にて講演・

(3)

5台 鹿兇島大学水産学部紀要 節2巻 解1阜 第1表 計 測 試 験 結 果

組塵f固形墓l液汁畳!撃慧

瓦l 瓦l 総畳 I.雀締寸法吋/ 長さ】厚さ 瓦l  瓦 第2表 五 感 倹 査 結 果 -二二二・二二・.二二=二_ここ_ニー_二二二二=_二二二二二一二一一二=-二・二・ユニ一二==二二二一二二二一二二一二二十二二-一二一二一十一二一一二一一・・二一一JI 詰L  肉 質 の 状 態 l液 汁 陸l腹切I肉割l剥皮l 色1硬さf状 態 香 気1味 表示方法:≠良好 +普通 士稗恋 一意 雑3表 肉質中のアソモニア含有畳 肉質及液汁 ・/)全アンモ ニア畳 / 切,剃皮等が可成り多く,肉色も充分 とは思われなかった.之には勿論技術 的差等もあろうが,むしろ原料の鮮度 に関係していることが多いものと考え られる. 而して更に第3表,第4表の化学試 験の結果によれば,アンモニア量乃至 はその金窒素量に対する比率も亦同様 に夫々かなりの差異があり,然も之の 多少が殆んど前項の五感検査の結果に 相応している.このことは缶詰晶の晶 質とアンモニア量乃至はその金窒素畳 乙 U 5 2 0 / 0 3 3 2 1 3 1   1   1   1   1 〓   T T   1 0 4 畳 = 形 中/固

(4)

大塊,来由-トマトサージン確の品質とアンモニア含有盤につい七   幽 第4表 液汁中のアンモニア含有盈 に対する割合との間に重要なる関係の あることを示した従来,D研究結果(2)(3) とも一致するもので,ナマナサ-ジ-/ のような生話法によった缶詰の品質判 定には調味料自体の晶質,或は機械的 技術の差異も軽視は出来ないが,原料 の鮮度に由来するアンモニア畳の多少 が可成り有力な根拠となり得ることが 考えられる. この槻点から夫々の実数を相比較す ると,筆者等,D場合の数値が親しで大 きく,少くも試料缶に鱒する限り概して晶質が低く同時に叉原料鮮度も低かったのではな いかということが窺われる. 佃一般的に云って品質判定の対象とするアンモニア畳の採り上げ方については革に肉質 或は湘十中・・.。それ乃至はその仝窒素量に対する割合の多少のみではなく,更に肉質及び 液汁qlの金アンモニア畳の倉畳に対する陸彫金畳の比を以てするのが対比燥件としてはよ り有力となり得ることが考えられる・何故なら製品の工程を略々同一燥件としてアンモニ ァ畳の多少及びそれが肉質より生することを問題にする限り・肉質叉は液汁中のアンモニ ァ量等夫々のもののみの比較を以てしては族件としては不充分だからで,例えば前記結果 の3号缶の場合の如きは,却ってこれに依る比較が実際に近い様に思われる・ 要するに下マけ-ジン缶等の品質判定iJCは上述のようにアンモニア含量による比較を 以てしても相当妥当な結果を示すことが考えられるのであって, 19総て一般的試験を実施 すれば最も適切な判定をなし得ることは勿論である・ 要      約 1、マけ-ジン缶の品質に対するアンモニア畳の関係を訊験し,両者の傾向が略々一致 することから,その晶質等掟における7-/モニア畳iTJJ掟の有力なることを認め,更にその 対比する場合の採り上げ方について指摘した・ 徹上記の観点から試料缶の一打1質が一般に低い傾向にあることを推察した・ 最後に終始御鞭鍵を賜わった越智教授遊びに一般検査を援助された実習工場富山,猿谷 の●山技官に感謝の意を表する・

(5)

60 幽鬼島大学水産学部紀要 解2各 節1号

Ri s u m i

we studied the relation between the quality of callned tomato sardines.

and its ammonia content.

As the consequence of our study it was found也at the ammonia content

was closely connected with the quality of can・

Generally speaking, the cans of good quality contain less ammonia than those of poor, and therefore, it is able to_ presume the quality of can to a certain extent by its ammonia content.

According to the abov-mentioned relations, the cans we tested were of poor qllality as a whole.

文      献

(1)梅宮覚蔵,二戸一膳:曜詰時報, 17, (3), 52 (1938)

(2)下井 執野口栄三郎,大岩文街‥水産研究誌, 34, 143(1939) (3)太田冬雄,中村辰郎:日水詰り17, (1951)予定

参照

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