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児童虐待および対策の実態把握に関する研究 : 児童虐待地域調査兵庫県報告書と考察

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Academic year: 2021

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(1)47. 児童虐待 お よび対策 の 実態把握 に関す る研究 一― 児童 虐待 地域 調 査 兵庫 県報 告 書 と考 察―一. 南. 部. 促 し,阻 害 もするものである。そ して,生 活 してい く ことその ものが発達 を阻害す る顕著 な事例 の一つが児. 文. 序. 真理子. 童虐待 である。 筆者 は現在 ,子 どもの虐待 にお け る調査 ,文 献 ,臨. 「子 どもの虐待」 は英語 では child abuscで あ る。村. 床 的研 究 を通 して虐待 にお け る人 間 の 関係性 の研 究 に 取 り組 んで い る。それ は,子 どもの発達段 階 とい う時. 瀬 (2001)"は ,abuseと は ab+useで あ り,本 来 「誤 った子 どもの取 り扱 い」 を意味すると指摘 してい る。. 間軸 をで きる限 り考慮 しようとす る もので ある。. “ abuse"に は,虐 待 の他 に乱用 ,悪 用 ,誤 用 とい う意. 児童虐待 を論ず る こ との難 しさは,虐 待 問題が人間. ab"と い う前置詞 には,離 れた遠 ざか っ 味 がある。“. の 関係性 を対象 にす る ところにある。 この観点 か ら虐. た とい う意味 があ り,そ れを考 える と,abuseは 「普. 待 問題 を研 究 して い く過程 で ,筆 者 は人間関係 を基 軸. 通 とは違 った,も しくは正 しくない」 とい う意味 にな. に研 究す る こ との重 要性 を認識 して い る。 そ して研 究. る。“ abuse"を 虐待 とい う意味 だけに使 えば,日 本 で は,乱 用や誤用 とい う意味合 いが失われて しまってい. の一 環 と して ,平 成 12年 度. 厚 生 科 学研 究 「児 童 虐. ることになる。アメリカで は,1978年 に,child abuse. 待 お よ び 対 策 の 実 態 把 握 に 関 す る 研 究」 (稲 垣 2001)り. に携 わ った。 それ は,児 童虐待 に関す る多機 関. and neglcctと い う表現 を Kempc,Ro S.° らが使 用 し. 児童虐待 に関す る序文 と上 記 の児童虐待 地域調査報告. た。そ こでは狭義 の虐待 は,子 どもに悪 いことを行 う ことであ り,ネ グレク トは,子 どもに対 してするべ き. (兵 庫 県 ),及 び考察 か ら成 る。. ことをしないことであ るとされた。 この後 ,行 為 をす. の一 年 間 に渡 る横 断的 な実態調査 で あ る。本論文 は. ,. ここで ,児 童虐待 に関す る数字 を考察す る前 に,虐 待 の捉 え方 ,定 義 ,歴 史 ,現 状 と背景 につい て若干述. る しないで区別す るのではな く,い ずれ も子 どもを傷 つ ける とい う意味 で,サ イコロジカル ・マル トリー ト. べ た い。. メ ン ト (psychological maltreatment)と い う考 え方 が 提唱 された (GarbaHno,1986)'① このサイコロジカル. A. ・マ ル トリー トメ ン トを, Putnum(1997)° は「)巳 童. 児童虐待 の捉 え方 と定義 稲 垣 (2001)'は ,“ 子 ど も"を 「誕 生 した 瞬 間 か. に意図的な加害あ るいは加害脅迫 を保護者役 として行. ら,自 分 自身が持 って生 まれた生物学 的 な素 因 を基盤. 動す る者が加 える ことである」 としている。 また,棚. と して ,環 境 か ら刺激 を受 け,個 人 と して 自立 して い く過程 にあ る存在」 と定義 した。 その定義 の上 に本論. 橋 (2001)は ,こ の考 え方 を「不 適切 な養育」 と訳 し,こ れを受けて後 に中井 (2001)は 「非道処遇」 と. 文 で は,“ 子 どもの発達 "と は,「 誕生 した瞬 間 か ら. 表現 してい る。つ まり,子 どもにとっての悪 く不適切. そ の子 どもが もって生 まれた能力 をい か に発揮 して環. な行為 を幅広 く捉 える ことか ら,本 文 では child abuse. 境 にかかわ り,関 係性 を持 ち,変 容 して い くか とい う. を包括する概念 としてマル トリー トメ ン トがあると捉. ことで あ り,そ れは周 りの環境 との 関係性 による質的 な変化 の過程 で あ る」 と定義す る。言 い換 えれば ,子. える。「虐待」 とい う漢字 やその響 きか ら捉 え られる 概念 の理解 の個人差 は,か な り大 きい ものが ある。 し. どもは人 間 との 関係性 の 中 で育 つ ものであ る。子 ども. か も,上 記 のような理由で, 日本 にお いては abuseの. は,身 近 な環境 との相互作用 を通 して変化 し,そ の 中 で 人 間性 の基礎 となる能力 を獲得 して い くので あ る。. 捉 え方 は適切 だ とは言 えない。本文 では, しか しなが ら,日 本 の法 ・施策 で現在用 い られて い る ところの. つ ま り生活 して い くこ とその ものが ,子 どもの発達 を. 「こどもの虐待」,「 児童虐待」 とい う表現 をとる こと. ,.

(2) 48. 甲南女 子大学大学 院論集創刊 号. とす る。. 人間科学研 究編 (2003年 3月. ). 打 児症候群」 (battcrcd child syndrome)の 報告 をアメ. 児童虐待 は現在 ,身 体的虐待 ,性 的虐待 ,ネ グ レク. リカ小 児科学 会 で 行 った (死 亡例 ,脳 障害 を含 む 300. ト,心 理 的虐待 の 4つ に分類 されて い る 三児童虐待 の. 例 )。 これ に よ り,子 どもへ の 虐待 が例 外 と してで は. この 法 律 にお い て ,「 児童 虐待」 と. な く,常 在す る こ とが 示 された。 そ して最近 で は ,連. は,保 護者 (親 権 を行 う者 ,未 成年後見人そ の他 の者. 日新 聞紙上 に取 り上 げ られ るほ ど,ど んな家庭 で も生. で ,児 童 を現 に監護 す る もの を い う。以 下 同 じ。)が. じ得 る,特 別 で はない現象 とい う視点 で虐待 問題 が捉. そ の監護す る児童 (十 八歳 に満 たな い者 をい う。 以下. え られ る よ うにな っている。. 定義 は,第 二 条. 同 じ。)に 対 し,次 に掲 げる行為 をす る こ とをい うc 一. 二. わが 国 には 第二 次世界大戦以前 に も児童虐待 防止法. 児童 の 身体 に外傷 が生 じ,又 は生 じるおそれ の あ. が あ ったが ,そ の 関心 は一 部 の 人 た ち に限 られ て い. る暴行 を加 える こ と。. たc1980年 代 に全 国規模 で の 子 ど も虐待 の 調 査 が 始. 児童 にわ いせ つ な行 為 をす る こ と又 は児童 を して. ま り,1996年 4月 に 「 日本子 ど もの 虐待 防止研 究会」. わ いせ つ な行為 をさせ る こ と。. が発足 し全 国規模 の組織 がで きた。. 児童 の心 身 の正 常 な発達 を妨 げる よ うな著 しい減. 三. 食又 は長時 間 の放置 そ の他 の保護者 と して の監護. C. 四. 児童虐待 の現状. 2000年 度 の 厚 生 科 学研 究 で は,社 会 的 に介 入 の 必. を著 しく怠 る こ と。 児童 に著 しい 心 理 的外傷 を与 え る 言 動 を行 う こ. 要 な子 ど も虐待 の 発 生 件 数 を約 3万 件 と推 定 して い. とc. るc1990年 には,1,loo件 で あ った児童 相談所 で 取 り. 上記 の 4つ の分類 の定義 を もとに,各 機 関 が これ を. 扱 う子 ど も虐 待 相 談 件 数 は,2000年 には ,18,000件. 補 うそ の機 関独 自の定義 を して い るのが 現状 と言 え よ. とな り,10年 で 約 17倍 で あ る。 この 数字 は ,実 際 に. う。. 虐待 が増 えた こ とに加 え,今 まで数 字 と して現 れ た虐. 本文 で 児童虐待 防止法等 の法律文 を引用す る理 由 と して ,関 係 各分野 にお ける虐待 の 共通理解が困難 で あ. 待 が氷 山 の一 角 で あ った と同時 に,各 機 関 の虐待 へ の 積極的 な取 り組 み に よる こ とと示唆 され る。. る こ とが あげ られ るcそ れゆえ,本 文 では上 記 の法的. 2000年 5月 に 「児童 虐待 防止 法」 が 公 布 され ,同 年 12月 施行 され た。 同月 に 開催 され た 日本子 ど もの. 定義 を もとにす る。. 虐待 防止研 究会主催 の 名古 屋 大 会 には,4,400人 余 の. B. 参加 が 各専 門分野 か らあ った。2001年. 児童虐待 の歴 史. H月. の神戸 で. 次 に,そ の歴 史 を見 る と,子 ども虐待 は大昔 か らあ. 開催 され た 同大 会 は,そ の 性 質 上 専 門家 に限 定 した. った と言 われるが ,そ れが 科学 的問題 と して取 り上 げ. が ,2,500人 が全 国 か ら参加 した。 児童 虐待 に携 わ る. られ る よ うにな ったの は約 30年 前 で あ る。 1874年. 分野 の 広 さか ら,総 合的 な対応が必 要 とされて い る。. ,. ニ ュー ヨー クの Mary Elkn事 件 は,記 録 に残 る最 初 の事 件 で あ ろ うc Maryは. ,継 母 親 に 7年 間 にわ た り. D. 児童虐待 の 背景. 蹴 られ ,飢 え死 に しそ うにな っていたの を市民 に発 見. 多 くの場 合 ,子 どもの虐待 は ,複 数 の 要 因が複雑 に. され た。虐待 児 を保 護 す る法 律 が 当時 は なか つ た た. 絡 み 合 う中で起 こ り,そ れゆえ,家 族 は社会的 ,経 済. め ,動 物虐待 防止協 会 を通 して Maryを 保護 す る運動. 的 ,心 理 的 ,医 学 的 ,教 育学 的 な ど多 くの分野 か らの. を起 こ した とい う事件 で ある。 当時 の ニ ュー ヨー クタ. 支援 が必 要 になる。 しか しなが ら,現 状 は以 下 の調査. イ ム ズ等 に よる と,そ の 後 ,Maryは 養 父母 に育 て ら. も示す とお り,そ の連携 の 困難 さを示す もの もある。. れ ,教 育 を受 け ,教 師 にな り,子 どもを産み立 派 に育. 「児童 虐待 防止 法」 の 5条 で は ,早 期発 見 に努 め る こ. て ,94歳 で そ の生 涯 を ま っ とう した。素 直 に読 み 取. と,6条 で は,児 童 虐 待 に 関 わ る 者 (医 師 ,教 師等 ). れば ,こ の 虐待 は幸 い に も世代 間連鎖 を しなか ったの. の通告 の義務付 けが な された。親 もし くは養育者側 か. で あ る。 1899年 ,イ ギ リス女 王 が 児童 虐待 防止 協 会. らの虐待 の発 見 も困難 で あるが ,子 ども 自身が虐待 に. X線 所 見 か ら身体 的. 気付 くこ とは さらに困難であ る。 なぜ な ら,幼 い子 ど. 虐待 の症例 を医 学 的 に初めて取 り上 げ報告 した。 1960. もに とつて は,虐 待 を して い る 親 が 唯 一 の 親 像 で あ. 年代初 めか ら Kempe,C.H.は. ,病 院 に運 ばれて くる. り,そ れ を比 較す る こ とはほぼ不可能 だか らであ る。. 子 どもの怪我 の 多 くが偶然 の事故 による もので はない. そ の こ とか らも,心 理的 虐待 や性 的虐待 が 形 と して出. と気付 き,調 査 を始 め た。 1962年 ,Kempeは ,「 被 殴. 現 す る には発 達 的 な成熟 が必 要 で あ ろ う。具 体 的 に. を設 立 した。 1946年 ,Ca的 が.

(3) 南部真理 子 :児 童虐待 お よび対策 の 実態把握 に関す る研 究. 49. は,思 春期 まで女子 の性 的虐待 が 内包 されて い る可能. 類す る行為 の事例 の報告 を郵送 にて依頼 を した。 そ の. 性 が あげ られ よ う。発達段 階 によっては親や周 囲 の大. 結 果 ,重 複 例 を含 め て 1,o57例 が 報 告 され た。 これ. 人 は,そ の子 どもの症状 を認 める こ とは難 しい か もし. は,兵 庫 県 の 0∼ 17歳 1,000人 中 0.5人 で あ り,児 童. れない 。特 に心理 的虐待 は ,自 覚す るの も発見 され る. 相談所 で把握 され る事例 は,こ の 中 の 約 49%で あ つ. の も,他 の虐待 に比 べ 困難 だ とされ る。 さらに虐待 の. た。発見 の契機 は,職 員 による もの とほぼ同数 で市民. タイプを一 つ に限定す る こ とは難 しく,重 複 しあ って. よ りの連絡 が 多 い こ と,児 の年齢 が低 い程 ,保 健所 や. い る もの と推測 され る。 しか し,虐 待行為 に対 す る症. 保健 セ ン ター で発見 され る傾 向 が 示 された。死亡例 は. 状が表面化 しな くて も,子 どもを取 り巻 く虐待環境 は. 7例 あ り,虐 待事例 の早期発 見 ,早 期 介入 ,治 療 をす. 長期 に渡 って子 どもに浸透 して い く。 一 つ の虐待行為. みやか に行 ってい くため の連携 の重要性 と,そ の あ り. は,あ る時点 の 出来事 であ るが ,そ の子 に とっての虐. 方 につい て ,今 後 の課題 として ま とめた。. 待環境 は継続 的な もので あ る。子 どもは,虐 待行為 の 背景 にあ る もの ,環 境全体 に継続 的 に影響 され る。 こ. B. 研 究 目白 勺. れ を 「環境 へ の適応」 と考 える と,被 虐待児達 は「虐. 児童虐待 に関す る諸 問題 が急増 し,虐 待対応 の体制. 待環境 へ の適応」 を して い る とも言 える。子 どもの佃1. 整備 が 求 め られ ,平 成 12年 12月 には,虐 待 防止法 が. か らみ る と,そ の子 が小 さければ小 さい ほ ど,与 え ら. 施行 された。児童虐待 には, しか しなが ら,様 々 な様. れた環境 を選 び,拒 否す る こ とは難 しい 。 そ の発達段. 態が あ り,さ らに多 くの機 関 が 関 わ ってい るため に. 階 に よ り,時 には依 存 し,時 には危機 に陥 り,時 には. 全体像 の把握 は 困難 で あ る。 これ まで ,多 機 関 の一 年. あ たか も適応 した よ うに見 えるのであ ろ う。そ して. 間 に渡 る横 断的 な実態調査 は行 われて こなか つた。 そ. ,. ,. 虐待環境 へ の それ らの反応 の結果 が様 々 な行動 や症状. こで ,本 研 究 で は,全 国 の統 一調査 に参画 し,兵 庫 県. として現 れ るのだろ う。子 どもは,そ の環境 で過 ご し. 下 にお け る関係 多機 関 を対象 として ,全 体像 と対策 ・. 続 け るための方法 として これ らの行動 や症状 を出 して. 対応 の実状 を把握す る こ とを目的 とした。. くる と考 え られ る。他 の環境 をほ とん ど知 らない特 に 小 さい子 どもに とっては,ま さに生 き延 びるための手 段 とも言 い か え られ る。心理学 では,虐 待 が子 どもに 与 える影響 を身体的影響 ,認 知発達 へ の影響 ,情 緒 的. C. 研 究方法. 1.調 査対象 :兵 庫県下 にお け る,子 どもに関 わる以 下 の機 関 を対 象 と した。児童相談所 8,福 祉 事 務所. 境 に適応 しよ う とす る とい う ことは,虐 待行為 その も. 36,保 健 所 ・保 健 セ ンター 30,児 童 養護 施 設 28, 情緒 障害児短期 治療施 設 1,児 童 自立支援 施 設 2,. の以上 に,虐 待 的環境 が 子 どもに トラウマ を与 えて い. 乳児 院 7,母 子 生 活 支援施 設 9,障 害児施 設 40,小. る と考 え る事 が で きる。 ま さに こ れが ,環 境 全 体 を. 学校 840,中 学校 387,養 護学校 41,保 育所 ・保 育. 影響 に大別 して い る。子 どもは 自分 を取 り巻 く虐待環. (時. 間軸 をい れ て)考 慮 す べ き理 由 の一 つ で あ り,そ. 園 826,幼 稚 園 782,診 療所 (4種 )1,516,病 院. (6. 種 )579,助 産婦 101,弁 護 ± 381,の 26機 関 ,5,604. の子 を取 り巻 く連携 の あ り方 を提言 して い きた い理 由 で あ る。. 件 で あ る。. 以上 の こ とを念頭 に,以 下 の調査 の意味す る もの を. 2。. 考察 して い きたい 。. 調査 の実施 :児 童虐待実態調査 に関す る調査 票 を. 文部科学省 ,厚 生 労働省 か ら郵送 にて配布 した。調 査 対 象事例 は,平 成 12年 4月 か ら 9月 末 日まで の. Ⅱ. 半年 間 を前期調査 し,前 期 回答 が あ った機 関 には後. 調査研 究. 期半年 間 につい て ,回 答 が なか った機 関 につい ては. (児 童 虐 待 地 域 調 査 兵 庫 県 報 告 書 と考 察 ). 1年 間 につい ての 回答 を要請 した。. A. 研 究要 旨 児童虐待全 国実態調査 の一 環 と して ,兵 庫県下 の子. どもに関 わ る福祉 ,保 健 ,教 育 ,医 療 ,司 法 の各領域. D. 研 究結果. ① (調 査 の 回収率 ):全 機 関 の 回収率 は 33.3%で. ,児. の 関係機 関 に対 して ,児 童虐待及 び対策 の実態 に関 し. 童相談所 ,情 緒 障害児短期 治療施設 ,児 童 自立支援. ての悉皆調査 を厚 生 科学研 究費 で行 った。虐待 に関 わ. 施設 か らは,通 年 で. る 26種 ,5,604機 関 に,平 成 12年 4月 ― 平 成 13年. 所 ,保 健 セ ン ター は,い ず れ も loo%の 回収率 で あ. 3. 月 に把握 された家庭 内虐待 とその疑 い ,並 びに虐待 に. 100%で あ った。再依頼 の保健. つ た。再 依 頼 の 保 育 所 ,保 育 園 も,回 収 率 59%.

(4) 甲南女子大学大学 院論集創刊号 (通 年. 49%)と. 人 間科学研 究編 (2003年 3月. 高 く,い ず れ も再依頼 の効 果 と意 識. 件 で あ った。 (表. 1). ② (該 当ケース総数):重 複例 を除 き,虐 待報告 は 1,027. た。 (表. ④. (虐. ,女 子 460名 であ っ. 3). 待 の 種 類):(1)養 育 の 怠 慢 ・拒 否 が 391件. 件 であ る。兵庫県 での個人情報保護条例 の遵守 とい. (2)身 体的虐待 が 290件 で,以 下,心 理的虐待 ,身. うことか ら行政機関での記 入が十分 になされず ,重. 体的虐待 十心理的虐待 ,身 体的虐待 +養 育怠慢/拒. 複例 を明確 にする ことが出来なか った ものが ある。. 否 と続 いていた。 (表. 兵庫県下 の O歳 か ら 17歳 の人口が 1,066,652名 であ り,虐 待 の 人 口あ た りの発 生頻度 は,0.5/1,000と 推論 される。報告 された該当 ケース総数 は,(1)児 童相談所 の 520件 (2)保 健所 ・保健 センターの 144. ⑤. 順 で多 い。 (表. ヽ 理的問題 が 316件 (2) 虐待児 の状態):(1)′ 亡 行動問題 が 270件 (3)成 長 ・発達 の遅 れが 258件. (4)軽 度外傷が 178件 であ り,死 亡例 も 7件 報告 さ れてい る。 (表. 5). 合. の うち虐待 である と断定. で きるものは 594件 で あ り,疑 いのある ものは 295. 表. 1. 回収率. 虐待件数. 児童相談所. 100.0. 520. 福祉事務所. 30。 6. 122. 保健所 。保健 セ ンター. 71.7. 144. 児童養護施設. 46.4. 49. 100.0. 23. 情緒 障害児短期 治療施設. 1. 児童 自立支援 施設. 100.0. 母子生活支援施設 障害児施設. 840. 小学校 中学校. 387. 養護学校. 23.6 21.6. 保育所 ・保育 園. 826. 49.7. 幼稚 園. 782. 24.0. 診療所 (脳 神経外科. 診療所 (産 婦人科 病 院 (小 児科 病 院 (救 急 病院. (脳. ). ). ). 1073. 23.8. 42. 21.4. 299. 21.6. 102. 8。. 123. 24.4. 169. ). 神経外科. 病 院 (小 児外科. ). 病 院 (産 婦 人科. ). 病 院 (精 神科. ). ). 22. 9. 5.6. 93. 13.4. 103. 17.0. 他. 1. 295. 虐待 へ の 移行 の恐 れ有. 49. 不明. 69. 合計. 表 3 年齢 別 ・性 別 に よる発生頻度 男子. 女子. 不明. 0歳 52. 36. 1. l. 合計. 頻度 (%). 27. 2.6. 89 72. 39. 79. 4歳. 47. 5歳. 39. 6歳. 42. 23. 7歳. 36. 35. 9歳. 24. 20. 10歳. 23. 24. H歳. 37. 2歳. 24. 3歳. 20. 22. 4歳. 23. 20. 8歳. 84 l. 74. 1. 66. 1. 45. 4。. 4. 47. 4。. 6. 60. 29. 15歳. 7.2. 53 1. 36. 1. 44. 42 4.3. 34. 23. 16歳 17歳 1. ). 18歳 19歳. 助 産婦. 12.9. 弁護士. 4.0. 1. AV:33.3. 1057. 重複30含. 0。. 1. l. l. 1. 2. 0.0. 22. 不明 ︿口. 5604. l. l. 20歳 26歳. そ の他 合計. 親 子心 中. 虐待. 3歳. 33.8. 37.8. ). 虐待. 2歳. 50.0. 40. えい じ殺 し. 1歳. 乳 )巳 院. 計. 594. 虐待. 虐待 の疑 い. 各機 関別 回収報告 配布数. 診療所 (精 神科. 表 2 虐待種類. 1). (児 童虐待事例 ):1,027件. 診療所 (小 児科. 4). (被. 件 (3)福 祉事務所 の 122件 (4)児 童養護施設 の 49 学校 38件 の 件 (5)保 育所 ・保育園の 48件 (6)月 ヽ ③. 2). 明記 された性 別 は ,男 子 524名. の高 ま りが うかが われ る。 一 方 ,弁 護士 か らの回収 率 は ,再 依頼 も 5%(通 年 4%)と 低 い。 (表. ). 525. 66. 6.5. 100.0.

(5) 南部真理子 :児 童虐待 お よび対策 の実態把握 に関す る研 究 表. 4. 虐待 の種類. 表 合. 7. 主 な虐 待 者 合. 計. 実父 ・実母. 身体的虐待 養育怠慢 ・拒否. 391. 計 104. 実父. 心理 的虐待. 実母. 550. 性 的虐待. 継父. 50. 身体的虐待 +養 育怠慢 ・拒否 身体的虐待 +養 育怠慢 ・拒否 十心理的虐待. 52. 身体的虐待 +心 理的虐待. 59. 継母. 祖父 ・祖母 親戚. 身体的虐待 +性 的虐待. 同居 人. 身体的虐待 +心 理的虐待 十性的虐待. そ の他. 養育怠慢 ・拒否 +心 理的虐待. 29. 実父 +継 母. 不明. 79. 実父 +祖 父 0祖 母. 合計. 1027. 実父 +親 戚 実父 +同 居 人 実父 +他. 表 5 児 の状態 (複 数 回答 ). 実母 十継父. 計. 実母 十祖父 0祖 母. 死亡. 実母 十親戚. 生命 の危険有 り 受療 を要す外傷 (傷 軽度外傷 (傷. 実母 +同 居 人. 76. ). 実母 十他. 178. ). 継母 +祖 父 +祖 母. 心理 的問題 成長発達 の遅 れ. 258. 行動 問題. 270. 1. 不明 合計. 問題 な し 不明. 99. 合計. 1353. 表. 8. 契機 合. 計. 職員が気 づ く 表. 6. 他児 へ の虐待. 20. 72. 児 のみ を虐待. 273. 虐待 者 か らの相談 他 の家族 。親戚 か らの相 談. 他児 にも虐待. 457. 市民 か らの連絡. 合. ひ と. 計. 82. 107. そ の他. っ子. 不明. 136. 不明. 合計. 1027. 合計. ⑥ (他 児へ の虐待 ):被 虐待児以外 の兄弟姉妹 へ の虐 待 は,他 児へ の虐待 が 457件 ,児 のみ を虐待 が 273 件 で,一 人 っ子 は,161件 であ った。 (表. (契 機 ):虐 待発見 に関す る契機 は,職. 応 をしていた。 (表. 員 による も. 588. 9). ⑩ (転 帰):(1)元 の家族 で養育が 587件 (2)施 設入. 6). ⑦ (主 な虐待者):(1)実 母が 550件 (2)実 父 が 171 件 (3)実 母 ・実父が 104件 であ った。 (表 7) ③. 児 か らの相談. 所 が 162件 であ った。 (表. E. 10). 考察 ・ 項 目別調査結果 より. のが 117件 で,市 民 よ りの連絡が 107件 であ った。. 該当ケース総数 は,重 複例 を除 き 1,o27例 である。. 不明が 588件 あ り,発 見 にいたる契機 の把握が出来. これは,兵 庫県 の O歳 か ら 17歳 1,000人 中 0.5人 であ. てい ない ものが半数以上あった。 (表. 8). り,約. 49%が 児童相談所 で把握 されて い る。 また. ,. ⑨ (機 関での対応):(1)相 談 ・指導が 164件 (2)相 談 ・指導 を含 め た見守 りが 89件 ,対 応不能 は,4. ある。 もちろん序文で述べ た通 り,虐 待 の概念 ,虐 待. 件 で あ った。 また,loo件 以上が,4種 類 以上の対. 者 の定義範囲の違 い,集 計方法等 が異なるので単純比. これは 1998年 度 オース トラリアの報告 の十分 の一で.

(6) ´ 甲南女子大学 大学 院論集創 刊 号 人間科学研究編 (2003年 3月. 52. 表. 9. ). 人か らの相 談 とい う こ とにな り,い か に低 年齢 にお け. 機 関での対応 合. 言十 53. 調査. る虐待 の認識 ,相 談 が 困難 かが うかが われ る。 年齢 に よる発生件数 は,小 学校 入学 の 7歳 まで に全 体 の 48%に あ た る 491件 が報 告 され て い る。 グ ラ フ. 目言 炎 本 炎・才 本 目言 旨要 卓. 164. 児 の治療 ・ケア. 53. 親 の 治療 ・ケア 他機 関紹 介. (調. 査. 63. 38. ). 児 の保護. (調 査 、児 の ケア). 法 的対 応. (相. 談 、調査. 54. ). 89. 見守 り 対応不能. 1,4,7歳 で 高 くな って い る。 これ は 1歳 児検 診 ,3歳 児検診 ,小 学校入学前検診 との 関連 が 示唆 さ れ るc性 別や年齢 に よる虐待 の発生件数 の差異 は,ほ とん どみ られ な い。強 い て 指摘 す る な らば,13歳 頃 を境 に低年齢層 に男子 ,高 年齢層 に女 子 が 多 い傾 向 が うかが われ る。幼児期 までは ,女 子 に比 べ て男子 が 身 体的 に も弱 く,育 て に くい傾 向 にあ るこ と,さ らに の波 は. ,. 調査 十相談. 思春期 まで女子 の性 的虐待 が 内包 されて い る可 能性等. 調査 +指 導. が そ の理 由 として考 え られ よ う。. 調査 +児 の治療 ・ケア. 被虐待 児 の状態 は,心 理 的問題 が 3割 強 で ,行 動 問. 調査 +親 の治療 ・ケア. 題 ,成 長 ・発達 の遅 れ ,軽 度外傷 を合わせ る と 7割 に. 調査 +他 機 関紹 介. な り,そ の 多 くが表面化 して い る こ とが わか る。言 い. 相 談 +他 機関紹 介 児 の 治療 。ケア +他 機 関紹 介. 換 えれば ,言 葉 で は表現 しな くて も何 らかのサ イ ンは. 複 合 (4以 L). 103. 不明. 309. 合計. 出 して い る と読 み取 れ る。 虐待 の種類 は,養 育 の怠慢 0拒 否 が 391件 と約 4割 を数 えた。 また ,身 体 的虐待 が 290件 で あ る。被虐待 児 の状態 に も,身 体 的 に軽度外傷 が 178件 報告 された. 表. 10. 転帰. こ ともこれ を裏付 ける。性 的虐待 は 19件 で 複 合 を含 合. 計. め る と 25件 であ る。発 見 の 契機 で 指摘 した よ う に. ,. 元 の 家族 で養育. 587. 元 の 家庭 に親戚 が 同居. る こ とはほぼ不可能 で ある こ とを考慮 しつつ. 他 方 の親 ・親戚宅. (こ. の数. 字 が最 低 限 で あ る とみ られ る こ と),こ の 数字 を虐待. 入院 中. 一 時保護 中 施 設 入所. 思春期前 に性 的虐待 が 児本 人 の認識 を もって報告 され. 63 162. 者 との 関係 ,発 見機 関 との 関係 ,そ して連携 の あ り方 にお い て今後考察す る。. 里親. 主 な虐待者 は,実 母が 550件 と最 も多 く,つ い で実. 死亡. 父 の 171件 ,実 母 ・実父 の 104件 である。 これは報告. 転居 ︿口. 不明. 件数 の約 8割 (合 計 825件 )で ,実 の両親 か らの虐待 120. 1027. が 多 い こ とが 明 らか にな った。 また,そ の 他 の 16件 に,養 父母 か らの虐待例 が 3例 あ る。 これ には,阪 神 淡路大震 災 の影響 が 示唆 され る。. 察 した通 り,こ れ は最低 限 の数字 であ り,こ れ以下で. 虐待 が 報告 された後 ,里 親 に養 われて い る もの は 全調査 を通 して 1件 のみで ,乳 幼児等 へ の介入 の必 要. は決 して ない とい う数字 とみ る こ とがで きるc. 性 とも合 わせ て ,短 期里親制度 を含 む里親制度 の充実. 較 は出来 ないが ,明 らか に低 い 数字 で あ る。 冒頭 に推. 発 見 の契機 は ,市 民 よ りの連絡が職員 による もの と. ,. が 求 め られ よう。. ほぼ 同数 で 多 い 。 また,児 の年齢 が低 い程 ,保 健所 や 保健 セ ンターで発見 され る傾 向 がみ られた。 児本 人か. 0死 亡例 の検討. らの相 談 は 20件 で 全 体 の 2%に み た な い こ とか ら. 通年 の 虐待 に よる死 亡 は 7件 を数 え,2ケ 月 か ら 3. も,被 虐待 児本 人が 自分 で 気付 き SOSを 出す こ との 難 しさが うかが われ る。 この児本 人か らの契機 であ る. 歳 8ケ 月 の 7件 で ,5件 が 2歳 未満 で あ る。抵抗 力 の ない乳幼 児 が大 半 を 占める こ とか ら,乳 幼児 へ の更 な. 20件 を さ らに年齢 ,性 別 でみ る と,80%が 女子 で そ. る介 入 の必 要性 がみ えて くる。 この 7件 中 2件 は ,報. の うち 70%が 13歳 以上であ るc思 春期 に入 っての本. 告元 は異 な ってい るが ,報 告児童 の生 年 月 日か らほぼ.

(7) 南部真理子 :児 童虐待 お よび対策 の 実態把握 に関す る研 究. 2件 が 同一児童 で あ る こ とは確定 的 で あ る。報告元 で. 関 が 枠組 み を持 ちつつ も,そ の枠組 み を越 える試 みが. の連携 の 回答 で は,児 童相談所 と連携 を明記 して い な. され た連携 に よ り,子 ど もを取 り巻 く (連 鎖 も含 め. い。警察 とは双方 とも連絡 を取 ってい たが ,虐 待者 の. て)者 の ケア ー も可能 になる と考 える。 さらには ,児. 認識 につい て も異 な ってい る。対応不 能 と して い るあ. 童虐待 とい う トラウマ の長期 的影響 (た とえば ,思 春. る機 関 は ,児 童相談所 と連携 を明記 して い るが ,児 童. 期以 降 の精神 障害 )を 時 間軸 で考慮 す る必 要性 が あ ろ. 相談所 か らのその死亡 の報告 は な い。 また,あ る事例. う。 これ らの取 り組 み に よ り,虐 待 に対す る これ まで. は,母 は保育者 との トラブ ルが 多 か った と保育所 か ら. の捉 え方 が ,先 に述 べ たマル トリー トメ ン トに よ り近. の情報 にあ るが ,虐 待 に よる死後 6ケ 月 たって初 めて. づ き,虐 待 された子 どもをその取 り巻 く環境 ご と考慮. 保育課 の知 る ところ となった。 これ らの こ とか ら死亡. す る こ とにつ なが ろ う。. 例 は 7件 で は な く 6件 で あ ろ う と推察 され るが ,各 機. 調査結果 は数字 で あ るが ,そ の一 つ一つ の数字 の裏 には顔 が あ り生活が あ る。 一 人 一 人が エ ビデ ンスで あ. 関 の連携 の 薄 さが示唆 され る。. り,考 察 す る大 切 な要 因 で あ る。 そ して 今 後 引 き続. 0本 調査研 究 か らみ えて くる今後 の課題. き,確 か にその一人である一つの事例 をプ レイセ ラ ピ. 本調査研 究 の結果 ,虐 待例 の報告 は 1,027件 と,上. ー を通 して考察 す る と同時 に,こ の 1.027の 事例 を型. 記 で述 べ た通 り明 らか に少 な い数字 で あ る。本当 に虐. に分 類 し考察す る こ とに よ り,虐 待 を受 けた子 どもを. 待 され て い る子 ど も達 は こ れ ほ ど少 な い の で あ ろ う. 取 り巻 く機 関 の望 ま しい連携 の あ り方 を研 究 して い き. か。 回答率 の 各機 関 に よる高低 の差 か らもこの疑 間 は. た い と考 えて い る。. さらに強 くなる。 児童虐待 問題が連 日の よ うに報道 さ. 取 り囲む環境 が一 人 一 人異 なる こ とか らも, どの虐. れる今 日で は あ るが ,ま だ 関係各機 関が十分 に啓 蒙 さ. 待 も厳密 にはひ とつ と して同 じ発生 メカニ ズムの もの. れて い ない とも考 え られ る。. はな い と言 えるが ,大 局 的 に分類 し系統化 し, さらに. また,児 童相談所 へ の通告件数 は まだ半分 で あ る。 現在 ,児 童虐待 の対処 の 中心 的役割 を呆 た して い るの. は連携 の 関連 図 を提 示す るこが今後 の研 究 の意義 で あ る と考 える。. が児童相談所 で あ る こ とは明 らかで あ る。数字 か らみ えて くる素 朴 な疑 間 の ,「 現 状 の ま まで い い の か ?」 も,今 後 の課題 で あ ろ う。児童相談所 の仕事量 の多 さ. 王 ン. 1)稲 垣 由子. 平 成 12年 度. 厚 生科 学研 究 費. 子 ど も家. 庭 総 合 研 究 事 業 分 担 研 究 報 告 書 「児 童 虐 待 お よ び 対 策. に加 えて各機 関 との連携 の在 り方 も間われ よ う。 そ の一 つ と して死亡例 か らの連携 を検討 して い く中 で ,そ の 薄 さが 明 らか にな った。死 に至 らな くて も各 事例 の 実際 の連携 の姿 を検討 して い くこ とで ,次 なる. の 実 態 把 握 に関す る研 究」. 2)寺 見 陽 子 編 著 「心 を育 て る 人 間 関 係 」 保 育 出 版 社 2001. 3)村 瀬 喜 代 子 「 児 童 虐 待 へ の 臨 床 心 理 学 的 援 助 ―個 別 的 に し て 多 面 的 ア プ ロ ー チ ー」 臨 床 心 理 学 ,第 1巻. 連携 の姿 につ なげる こ とがで きる と考 える。それ故. ,. 今後 この 1,027事 例 の 連携 のか たち を分 類 ,分 析 し具 体的 な検討 に入 りた い 。. (2001), pp.711-717.. 4)Kempe RS&Kempe Co H(。 1978)C力. j′. グAb夕 ∫. `.Harvard. Univcrsity Press,Carnbridge. 5)Garbarino,JE&Seclcy J(1986)刀 り. `Psyε. お わ りに. ′ ιr`グ. Cttj′. ttθ. ― ′ θgjθ α′ ヶ Bα ′. グ ; Stratcgics for ldentification, Assesslnent, and. lnterventiono Jossey一 Bass,San Francisco. 貧富 の格差 にかかわらず , どのような国にも児童 に 対す る虐待 が存在す ることが 明 らか になって きて い る。wHoは. ,世 界 中 で 0歳 か ら 14歳 の 4千 万 人が 虐待 ,ネ グレク トであると発表 した。 これは,女 子 の 7∼ 34%,男 子 の 3∼ 29%で あるとい う。 これ までは,例 えば学童期の子 どもの問題 の背景 に 虐待 があるとはあまり考 えられてこなかった。 また. ,. 少年院入所 の非行例 は虐待 の数字 か らは漏 れている。. jθ れ jれ 6)Putnum FW (1997)Djssθ θjα ′. sι. cヵ j′ グ ″κακグAグ θ′ ι―. ″.The Guilford Press(中 井 久 夫 訳. 2001. 解 離 。み. すず書房 ). 参 考 文 献 ジユデ イス.L.ハ ーマ ン 復」 みすず 書房. (中. 、 亡 井 久夫訳 ),「 ′ 的外 傷 と回. 1996. Kernberg PF,Weiner AS,Bardenstein KK, θrごι だ. jヶ “ Pθ だθ κα′. Djs―. ακグAグ θJ`sθ. な," BasiC Books 2000 `れ 稲 垣 由子 ,高 岸 由香 ,児 童 虐 待 の 2例 ―初期 介 入 の 側 面 jκ. Cん jJグ r`れ. 虐待 の世代 間連鎖 を論 じる必 要性 も確 かにあるが,ま. か ら一,小 児科 臨床 ,第 52巻 (1999),pp。 1717-1722. ず子 ども本人を守る ことが先決であろう。そ して各機. 稲 垣 由子 ,子 ど もの心 理 社 会 的 ス トレス ,医 療 ジ ヤ ー ナ.

(8) 甲南女子大学大学院論集倉1刊 号 ル,第 36巻 (2000),pp。 117-121 稲 垣 由子 ,「 子 ど も虐 待」 の 背 景,看 護 教 育 ,第 41巻 (2000), pp.428-430 稲垣 由子 ,わ が国における子 ども虐待 の 現状 ,小 児科 , 第 42巻. (2001),pp.291-296. 亀 口憲治,「 現代家族 へ の臨床的接近」 ミネルヴア書房. 1997 亀口憲治 ,「 家族臨床心理学」東京大学 出版会 2000 高橋重宏 他 ,「 子 どもへ の不適切 な関わ り (マ ル トリー. 人間科学研究編 (2003年 3月. ). 大 日向雅美 ,母 性研究 の課題 一心理学 の研 究 は社 会的要 請 にいかに応 えるべ きか ―,教 育心理学年報 ,第 40集 (2001), pp.146-156 高橋重宏 他 ,子 どもへ の虐待 に関す る社会的 イ ンター ベ ンシ ョンの あ り方 (1),日 本総合愛育研 究所紀 要 ,. 第 31集 (1995),pp。 79-89 畠中宗一,「 家族臨床 の社会学」世界思想社 2000 西澤 哲 ,「 子 どもの虐待 一子 どもと家族へ の治療的 アプ ローチ」誠信書房 (1994). トメ ン ト)」 のアセスメン ト基準 とその社会的対応 に関. Erに. す る 研 究 (2),日 本 総 合 愛 育 研 究 所 紀 要,第 32集. Mary EILn Wilson"Dolphin Moon PubHshing 1999. (1996), pp.87-106. A.Shdman,`′ α′ .“ Out of the Darkness:The story of.

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参照

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