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実践と成果、授業Ⅰ、授業Ⅱ(PDF)

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Academic year: 2021

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自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を

養う外国語科の指導

- 既習事項と活動を「つなぐ」授業づくりを通して -

黒澤 英美子 小学校外国語科では,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力の育成が求め られる。本研究では,小学校第5学年において,学びの連続性に配慮したスモールステ ップの単元計画,既習事項の意識化・共有化を図った授業展開,既習事項と活動を「つ なぐ」授業を構想し,実践を重ねた。そのことにより,児童が伝える目的や場面,状況 等に応じて,工夫して伝えようとする意識や得た知識・技能を活用する力の向上につな がった。 Ⅰ 実践の内容 1 既習事項と活動を「つなぐ」授業づくり 既習事項と活動を効果的につなぐ手立てと して,次の五つに力点を置いた授業を展開する。 ・児童の実態と学びの連続性に配慮した,ス モールステップの単元計画 ・言語活動と言語材料を効果的に関連付ける 場面設定の工夫 ・既習事項の意識化・共有化を図った授業展 開 ・自分で考えて表現する自由度のある活動の 設定 ・児童一人一人の学びの見える化 2 児童の実態(対象Y小学校第5学年67名) 平成30年度に第4学年で経験した外国語活動 の時間は15時間である。既習事項を選択して活 用するための言語材料の蓄積が十分とは言えず, 既習事項を想起し,慣れ親しみながら自分の中 に活用できる語句を蓄えていく活動が必要であ る。本研究では,児童が自分の得た知識や経験, 技能を自覚し,必要に応じてそれを活用して自 分の考えや気持ちなどを伝え合う姿を目指す。 3 授業実践と検証方法 (1) 既習事項と活動を「つなぐ」授業実践 教科化を念頭に6単元(計22時間)の授業を行 い,2学級で常に改善を図りながら実践する。 既習事項と活動を効果的につなぐ取組に関する 2回の検証授業で,成果と課題を検証する。 (2) 意識調査等による検証 児童を対象に事前・中間・事後の意識調査を 行い,4段階自己評価により児童の変容を検証 する。また,児童の活動の観察,学習シートや 振り返りカード等の記述から,見取りと評価に 努める。 Ⅱ 研究の実際Ⅰ-授業Ⅰ My Favorite

Activity in Horowan Park (What do you want? (Let's Try! 2 Unit 7)) -

1 児童の実態と学びの連続性に配慮した, スモールステップの単元計画 (1) 言語材料配列表を基にした系統性の確認 まず,2学年分の言語材料配列表を比較し, 系統性を確認した。児童の実態を把握した上で, 学習経験や既習内容との連続性を考えて単元を 組み立てていった。 (2) 単元プランシートを活用した単元構想 付けたい力を明確にして,毎時間,類似した 活動を意図的に設定し,その中で扱う内容や伝 える対象を少しずつ変化させることで,慣れ親 しみながら学びを積み重ねていけるようにした (資料1)。 2 言語活動と言語材料を効果的に関連付け る場面設定の工夫 (1) 児童にとって伝え合う必然性のある活動 の設定 本単元が野外宿泊体験と時期が重なったため, 自分の 気に 入った 野外 活動 について,“What 資料1 単元プランシート

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資料4 よさを共有する場

資料5 振り返りカード do you want?” “I want ~.” を用いてその活動

に欲しいものを集め,紹介する野外活動を設定 した。野外活動を楽しみにしている下級生に知 らせるという要素を盛り込むことで,お気に入 りの活動に欲しいものを伝え合う必要感をもて るようにした。 (2) 自分のことを伝えるために有用な言語材 料の精選

“What do you want?” “I want ~.” を使う場 面を想定し,自然なやり取りとなるように次の 視点で取り上げる言語材料を精選した(資料2)。

・実際に行った野外活動(canoeing, outdoor cooking, night hike)

・児童が野外活動で用いたもの(道具,衣類, 食材等)

・児童が生活の中で見聞きしたことのあるも の(sneakers,jacket 等)

・既習表現(色や数,大きさ,How many? What color do you like? 等 )

3 既習事項の「意識化」と「共有化」を図 った授業展開 (1) 活用できそうな言語材料の意識化 児童が様々なコミュニケーション場面を通し てそれまでに出会った言語材料に繰り返し出会 う場を大切にする。そこでは,言語材料を教師 が与えるだけではなく,児童自身が考えたり選 択したりして用いることが重要である。授業の 導入場面では,これまで扱ってきた語句や表現 を想起させる場を設け,より詳しく伝えるため にはどのような既習表現が活用できそうか,児 童に問い掛けた。そこで出された言語材料の項 目カードをやり取りするときの手掛かりとする ため,学んだことを蓄えて必要なときに取り出 す 宝 箱 を イ メ ー ジ し て , 児 童 と 一 緒 に Treasure Box と名付けて活用した(資料3)。 新出の語句や表現は,Target Wordsと呼び, 既習表現と区別して用いた。 (2) ONE-UP TIME (中間評価)による既習事 項の共有化 中間評価は,困っていることをみんなで解決 したり,よさや頑張りを認め合ってその後の活 動に取り入れたりすることで,量と質の高まり へつながる大切な場面である。定型のやり取り に加え,既習表現を活用して伝え合うよさを共 有したことで,友達の表現を参考に言葉を加え たり会話をつないだりする児童が見られた(資 料4)。 (3) 次に生かす学びの意識化 振り返りカードに,自分がどのような表現を 使ったか,どのような変容があったかを具体的 に記述させることで,学びの自覚を促した。本 時の工夫やよさ,気付きを価値付けることによ って,次はこれを使ってみよう,こう伝えたい という次への意識につながった(資料5)。 資料2 言語材料の精選 資料3 Treasure Boxから出した言語材料の項目カード 色や大きさをたずねてく れてうれしかった。色や 数を言うことによって会 話もどんどん増えていく ので,もっと使って仲を 深めたい。友達の聞き方 や答え方が優しくて楽し かった。単元の最後はス ムーズに会話ができた。 たくさんの場面で使うと 思うので生かしたい。

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4 自分で考えて表現する自由度のある活動 の設定 (1) 自分のことを詳しく伝えるために - よりくわしく - 話し手が,定型となる新出の “I want (身の 回りの物).” に色や大きさ等の既習事項を加え て伝えることで,何を使ってどう伝えるかを考 え,選択して表現する場,それぞれの状況や好 みに応じて自分の思いや考えを表現する場が生 まれると考えた。長袖と半袖の運動着等,工夫 しなければ伝えられないものを入れ,自分のも つ 知 識 を 生 か し て 考 え る 仕 掛 け を 加 え て, short /long 等の形容詞を用いるきっかけとし た。 (2) 相手から必要な情報を得るために - 会話をつなぐ - その場に応じたやり取りは,英 語 発 話 量の 増加と既習表現の慣れ親しみ,即興性のあるや り取りの 素 地 につながる。 繰 り 返 し (A red cap?),聞き直し(One more time, please.) の ように聞き取った内容を確かめるために言葉を 返 し,不 足 し て い る 情 報 を 引 き 出 す た め, “What color?” “How many? ” 等の質問をして やり取りする姿が見られた。こうした活動が, 不完全であっても英語を使って伝える楽しさに つながった。 (3) 気持ちのよいやり取りのために - 相手意識 - 外国語活動で大切にしてきた挨拶等(Hello. Thank you. You’re welcome. See you.),相 手の話に対する感想や応答(I see. OK. Nice. Me, too.),声や視線,強調,相手を意識して より円滑に伝え合うための視点を共有する場を 設けた。こうした想起させたい既習事項をカー ドにし,Tip Box と名付けて意識化に活用した (資料6)。 5 児童一人一人の学びの見える化 話し手がどのような言語材料を用いて自分の ことを伝えたかが分かるように,学習シートを 活用して聞き手が聞き取った色のシールを貼っ たり数や大きさ等を書き入れたりするようにし た。このことにより,児童は学びを自覚し,教 師はやり取りした人数や伝えた語句や表現,個 の学びを把握する手掛かりとした(資料7)。 Ⅲ 研究の実際Ⅱ-授業Ⅱ My Daily Life

(What time do you get up? (We Can! 1 Unit 4)) - 1 児童の実態と学びの連続性に配慮した, スモールステップの単元計画 (1) 単元構成基本スタイルを基にした単元構想 Small Talk,外国語科の要素も取り入れな がら単元のゴールに向かうために,出会う,表 現に慣れる,やり取りに慣れる,伝え合うの四 つのステップをベースとした単元構成基本スタ イルをシートにまとめた。これを基に,ねらい に沿って必要な活動を選択して単元を構想し, そこから各時間の授業を組み立てることで,各 活動の意図を明確にした段階的な授業展開を構 想することができた(資料8)。 (2) 言語材料プランシートを活用した授業構想 本単元で扱う副詞(usually 等の頻度を表す語 句)や動詞句(go to bed 等の行動を表す語句)は, 資料6 Tip Box 資料7 学びの見える化 資料8 単元構成基本スタイル 大きい たまねぎ 5こ 白い 長い ろうそく

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児童にとって馴染みが薄く,段階的に組み入れ る必要があった。また,一日の生活として日課 と家事の二つの Topic を扱う難しさもある。 そこで,言語材料プランシートを用いて,いつ 何をどのように扱うことが有効かを考え,スモ ールステップで授業を構想することにより,目 的を明確にし,見通しをもって授業を進めるこ とができた(資料9)。 2 言語活動と言語材料を効果的に関連付け る場面設定の工夫 (1) 児童にとって伝え合う必然性のある活動 の設定 「一日の生活について伝え合う」という題材 であることから,家庭科の「家族の一員として の役割」や「自分の生活を見つめ直す」学習内 容との関連を図り,児童にとって伝え合うこと で互いのことについて新しい発見のある活動に できると考えた。そこで,家庭科の課題だった 夏休みの手伝いや日頃の実施状況を調べ,本単 元で扱う題材としてどの程度実際のことを取り 入れられるかを検討し,活動を設定した。 (2) 自分のことを伝えるために有用な言語材 料の精選 これまでの形容詞+名詞の表現に比べ,今回 扱う動詞+語句の動詞句(wash the dishes 等 ) は,児童が覚えてやり取りするには負担が大き いことが予想された。そこで,日課と家事を表 す動詞句には,汎用性が高いものを選定した (資料10)。また,Target Words(覚えて使う語 句)と Items(選んで用いる語句) に分けて示 した。発信語彙と受容語彙とを区別することで, 児童の負担感を減らして動詞句を扱うことがで きた。シートの裏には児童が実際に行っている 家事のイラストリストを載せ,児童が使いたい ときに自由に選んで使うことができるようにし た。 また,言語材料を音声で捉える児童が,思い 出す手掛かりとなるようにイラストや図を用い たシートを工夫し視覚化を図った。汎用性の高 い語句を印象に残す工夫として,音声で慣れ親 しんできた既習のWhat や do you 等の語句カ ードを Treasure Box に加えた。文字は単元終 末に外すことが望ましいが,慣れる過程では言 い出しの音や語順をヒントにやり取りする際に 有効であると考える(資料11)。 3 既習事項の「意識化」と「共有化」を図 った授業展開 (1) 自分の思いを伝えるために活用する言語 材料の意識化 - 詳しく伝えるために -

第1時は,“What time do you get up?” “I get up at six.” 等,日課について時刻を尋ねた り答えたりしながら,既出表現の “What time is it?” や “It’s six.” 等,時刻を伝えるために必 要な1~60の数の言い方等を想起しながら友達 と伝え合う活動をした。また,友達と自分の生 活を比較して,“That’s early.” “ That’s late.” “Me, too.” 等でその場で感じたことをやり取り した。

第 2 時 で は , 頻 度 を 表 す 副 詞 (always, usually, sometimes, never) を用いて,自分の している家事について “I usually wash the dishes.” “Do you (家事の動詞句)?” “Yes, I do. I sometimes (家事の動詞句).” のように 会話の継続に挑戦した。振り返りカードには, 「もっと早く寝るようにしたい」「他の手伝いも しよう」等の言葉が見られ,自分の生活を見つ め直す機会となった。 第3時で,日課と家事,それぞれのやり取り に慣れ親しんだ後,単元終末の第4時では,既 習の “want to” を Treasure Box から取り出し 加えることで,“I want to go to bed at nine.” “I want to take out the garbage.” 等 ,これか らの生活について自分の気持ちや考えを伝え合 う活動につながった(資料12)。

資料9 言語材料プランシート

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(2) ONE-UP TIME (中間評価)による既習事項 の共有化 - 必要な情報を得るために - 中間評価は,つまずきの解消,よさや気付き の共有,新しい視点への転換の3要素から,ね らいに迫るために何を取り上げるかが毎時間の ポイントとなった。本時では,話し手のよさや 頑張りを共有し,再度話す機会を保障すること で習熟を図った。聞き手には「既習表現を使っ て質問する」という新しい視点を与え,相手の 話を聞き,内容に応じて既習表現を選択して会 話をつなぐ機会とした。こうして,段階的に, その場で考えて表現する活動を設定することで, 実際のコミュニケーション場面で活用する力が 養われると考えた。 (3) 次に生かす学びの意識化 - 気持ちのよ いやり取りのために - 振り返りシートには,自分の工夫や変容への 児童の思いが書かれているため,次の授業でね らいの焦点化につながる言葉を取り上げ,全体 で共有した。また,これまで蓄えてきた既習事 項や気持ちのよいやり取りのこつをシートにま とめ,My Treasure Box として児童一人一人が 手元に置き,次の機会に既習事項を自覚して活 用できるように意識 付けを図った(資料13)。 4 児童一人一人の学びの見える化 1単元に1枚の学習シートとすることで自分 の書き込みが残り,前時を想起しながら安心感 をもって授業に臨めると考えた。授業では,シ ートを手に既習表現を想起しながら懸命に話す 姿が見られた。こうして活用されたシートには, 話した内容に印が残り,これが一人一人のやり 取りの量や内容を知る手掛かりともなった。ま た,授業の映像・音声により,流暢さや正確さ は十分でなくとも,その場の状況や相手に応じ て自分のもつ知識・技能を駆使して伝え合う様 子を確認することができた。 Ⅳ 分析と考察 「話すこと[やり取り]」に関する事後の意識 調査では,肯定的な回答が,「自分の考えや気 持ちを相手と伝え合うことができる」96%, 「質問したり答えたりできる」97%で,英語で 伝え合うことに自信を深めていることが分かる (資料14)。「英語でだいたいできること」では, 全26項目の「できる」と答えた平均が事前の67 %から88%へ上昇し,教師4名の見取りによる 評価も平均83%であることから,既習事項を繰 り返し扱うことが基礎的な知識・技能の習得に つながったと考える。これまでの実践結果から は,次の3点が授業づくりのポイントとして見 えてきた。 1 実態に対応した柔軟性のある単元・授業 構想 単元・授業の基本スタイルを基にしつつ,単 元のゴールに向かって児童の実態や学習内容に 合わせて柔軟に修正を加えながら,既習事項を 想起したり選択したりする活動を意図的に設定 してきた。「学んだことを生かして,自分の考 えや気持ちなどを伝えている」では,「してい 資料12 自分の考えを伝え合う場 資料13 活用できる既習事項の意識化 55 51 34 40 43 45 4 3 18 0 3 3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 事後 中間 事前 自分の考えや気持ちを 相手と伝え合うことができる できる だいたいできる あまりできない できない 73 52 33 24 43 48 3 3 19 0 2 0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 事後 中間 事前 質問したり答えたりすることができる できる だいたいできる あまりできない できない 資料14 意識調査①

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る」が31%上昇した(資料15)。中間評価や振り 返りで自分の工夫を自覚し次時に生かす学びの サイクルも有効だったと考える。 2 扱う言語材料の目的の明確化 活用できる言語材料の増加は,児童の学びの 実感に直結している。「前よりも使える言葉が 増えた」「前に出てきた言葉を使って返せるよ うになった」等の記述が多く,活用できる言語 材料が広がっていることに喜びを感じているこ とが分かる。一方,扱う言語材料の増加に伴い, 全員共通して使えるようにしたい英語表現は何 か,それぞれの言語材料を扱う目的をより明確 にして授業を組み立てる必要がある。これは, ねらいを達成した姿の見取りや評価の規準の設 定にも有効であると考える。 3 視点を明確にしたねらいの焦点化 よりくわしく・会話をつなぐ・相手意識を 視点に,ねらいを焦点化したやり取りに努めて きた。9月以降は,相手意識をもって情報を加 えながら伝えようとする話し手に対し,受け身 になりがちな聞き手が,相手の話を受けて「会 話をつなぐ」視点に触れる機会を増やした。す ると,状況や相手に応じてその場で考え,自分 の蓄えた知識を活用しようとする意欲の高まり が見られた。「やり取りの中で,学んだ英語を 自由に加えて会話をつないでいる」は,「して いる」が中間調査から30%上昇した(資料16)。 ま た ,「 相 手 の 話 に 感 想 を 返している (That’s good. Me, too. 等)」「知っている言葉で質問し ている(Do you like ~? 等)」のように,英語表 現の具体例を挙げて回答する児童が増え,自分 が活用できるものを自覚し,自信を深めている 姿が見える。こうした視点を明確にした授業づ くりの継続で,更なる効果が期待できる。 Ⅴ まとめ これまでの既習事項と活動を「つなぐ」授業 づくりの成果として,自分の力で工夫して伝え ようとする意欲の高まり,活用できる言語材料 の増加,既習事項を生かして伝え合う力の向上 が挙げられる。「前はすぐに先生を呼んでいた けれど,自分の力でやってみようという気持ち に変わってきて,外国語が楽しい」という児童 の記述からも,伝える言語材料がまだ十分では ないもどかしさがある中,自分で工夫して伝え ることを楽しんでいる姿に,研究の手応えを感 じている。こうした,何を使ってどう伝えるの かを児童が思考・判断し,表現する姿が,伝え 合う基礎的な力につながると考える。 今後は,個を見取るための規準をより明確に して授業に臨むことが求められる。一人一人の 変容を見取りながら,実態に即した授業改善を 重ね,更に効果的な指導方法を探っていきたい。 <参考文献> 秋田県教育委員会(2019)『ここがポイント!小学校外国語活動・外国語科の指導~第3学年・第6学 年の実践事例ハンドブック~』秋田県教育委員会. 秋田県教育委員会(2019)『学校教育の指針 2019年度の重点』秋田県教育委員会. 文部科学省(2017)『小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック』株式会社旺文社. 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領解説 外国語活動・外国語編』開隆堂出版株式会社. 49 34 18 48 58 49 3 5 33 0 3 0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 事後 中間 事前 学んだことを生かして, 自分の考えや気持ちなどを伝えている している だいたいしている あまりしていない していない 資料15 意識調査② 49 19 22 40 55 37 10 22 37 0 3 3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 事後 中間 事前 やり取りの中で,学んだ英語を 自由に加えて会話をつないでいる している だいたいしている あまりしていない していない 資料16 意識調査③

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授 業 Ⅰ

第 5 学 年

外 国 語 科 学 習 指 導 案

湯 沢 市 立 湯 沢 西 小 学 校 教 諭 黒 澤 英 美 子 (T1) 佐 藤 直 子 (T2) 1 単 元 名 My Favorite Activity in Horowan Park (What do you want? Let’s Try! 2 Unit 7) 2 単 元 で 育 成 す る 資 質 ・ 能 力 < 単 元 の 評 価 規 準 > 知 識 ・ 技 能 思 考 ・ 判 断 ・ 表 現 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 身 の 回 り の も の の 言 い 方 に 欲 し い も の を 尋 ね た り 答 え 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し 慣 れ 親 し み , 欲 し い も の を 尋 た り し て 伝 え 合 い , 自 分 の お な が ら , 自 分 の お 気 に 入 り の ね た り 答 え た り す る こ と が で 気 に 入 り の 活 動 を 紹 介 し 合 っ 活 動 を 紹 介 し 合 お う と し て い き る 。 て い る 。 る 。 3 単 元 の 指 導 計 画 時 主 な 学 習 活 動 評 価 規 準 (評 価 方 法 ) ◆ 欲しいものを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親し む。 【Let’s Watch and Think】

買 物 場 面 で の やり取りを見て会話の内容をつかむ。 ・Pointing Game: 野菜等の言い方,尋ね方と答え方をつかむ。 1 欲 し い も の を 尋 ね た り 答 え 「My Favorite Salad をつくろう」:ペアで欲しい野菜 た り す る 表 現 に 慣 れ 親 し ん で や果物 を尋ね合い,お気に入りのサラダを紹介する。 い る 。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) ・Writing the Alphabet: 形 に注目してK~Mを書く。

◆ 野 外 活 動 に 使 う ものの言い方や,欲しいものを尋ねたり 答えたりする表現に慣れ親しむ。

・Pointing Game: What do you want?と尋ねたり,野外体 験で使うものを答えたりして,言い方に慣れ親しむ。

2 野 外 活 動 に 使 う ものの言い

「インタビュータ イム」:ほろわんぱーくの活動に欲し 方 や, 欲 し い も の を 尋 ね た り いものをペアで尋ねたり答えたりする。 答 え た りす る 表 現 に 慣 れ 親 し

ん で い る 。

・Writing the Alphabet: 形に注目してO, Pを書く。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) ◆野外活動に欲しいものを尋ねたり答えたりして伝え合う。 ・Thinking Time: お 気 に 入 り の 野 外 活動を一つ選び,その 活動に必要な持ち物を考えて, 紹介シートにメモする。 3 野 外 活 動 に 使 う ものについ 「自分のほしいも のを伝えよう」:お気に入りの野外活 て,欲 し い も の を 尋 ね た り 答 動に欲しいものをグループで尋ねたり答えたりする。 え た り し て 自 分 の こ と を 伝 え 合 っ て い る 。

・Writing the Alphabet: 形に注目してQ, Rを書く。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) ◆ 野 外 活 動 に 欲 し い も の を積極的に尋ねたり答え たりする

ことができる。

【Let’s Chant】 欲しいものを尋ねたり答えたりする表 現を確 4 かめる。

( 野 外 活 動 に 欲 し い も の に つ

本 My Favorite Activity in Horowan Park:欲しいものを い て , 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 時 尋ねたり答えたりして集め, 紹介シートを完成する。 夫 し な が ら 尋 ね た り 答 え た り

) し て い る 。

・Presentation: 紹 介 シ ー ト を 見 せ な が ら , お気に入りの (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) 活動について紹介し合う。

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4 本 時 の 計 画 ( 4 / 4 時 )

(1) ね ら い 野 外 活 動 に 欲 し い も の を積極的に尋ねたり答えたりすることができる。 (2) 指 導 過 程

段階 学 習 活 動 教 師 の 指 導 ・ 支 援 評 価 (評 価 方 法 ) 1 Opening Hello, everyone. / How are you? / What’s the date?

・ 挨 拶 を す る 。 What day is it? / How’s the weather?

2 《LT2-7》【 Let’s Chant】 ・ リ ズ ム に 合 わ せ て 口 ず さ み な が ら 尋 ね た り 答 え た り す る What do you want? 表現の発音を確認できるようにする。

導 3 Today’s Goal ・野外活動に欲しいものを加えて,"My Favorite Activity in Horowan Park" を4年生に教 え る と い う ゴ ー ル を 確 認 入 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し な し,欲しいものを集める活動に目的意識をもたせる。

が ら , ほ し い も の を た ず ね た ・「 相手に伝 わるようにするにはどうするか」と投げ掛 け, り 答 え た り し よ う 。 相 手 意 識 を も っ て 自 分 か ら 積 極 的 に や り 取 り す る 意 欲 に

つなげる。

What do you want? ・ 既 習 事 項 を 生 か す こ と を 意 識 で き る よ う に ,Today’s I want ~. Target (本時で用いる語句)を確認する。 〈 意 識 化 〉 4 Advice Time ・ デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン を 通 し て , 欲 し い も の を 集 め る ・ ペ ア で , 相 手 に 伝 わ る 尋 ね 場 面 で 必 要 な や り 取 り を 確 認 し な が ら , 相 手 に 1 回 で

方 や 答 え 方 を 確 認 し , ア ド 伝 わ る 話 し 方 を 意 識 付 け る 。

バ イ ス し 合 う 。 T1: What do you want? 捉 え さ せ た い 表 現 T2: I want a red water bottle.

T1: Here you are.

T2: Thank you. T1: You’re welcome.

5「ほしいものをGetしよう」 ・ し っ か り 伝 え た り 聞 き 取 っ た り す る 意 識 に つ な げ る た ・ 友達 と や り 取 り し て 欲し い も め に , 聞 き 取 っ た 色 等 の シ ー ル を 貼 っ て 渡 す と い う ,

のに シ ー ル を 集 め て 紹介 シ ー やり取りの場を設定する。

トを完成させる。 ・ 尋 ね る 児 童 と 答 え る 児 童 , そ れ ぞ れ の 立 場 を 明 確 に し 展 て や り 取 り で き る よ う に す る 。

A: What do you want? ・ ペ ア を 入 れ 替 え な が ら 欲 し い も の を 増 や し て い く こ と 開 B: I want a white towel. で , や り 取 り の 回 数 を 確 保 す る 。

A: Thank you.

B: You’re welcome. ・ T T で 机 間 指 導 す る 範 囲 を 分 担 し , 個 々 の 児 童 の 見 取 り を 図 る 。 Recast ポ イ ン ト : I want / a ONE-UP TIME ・ 活 動 の 途 中 で 中 間 評 価 を 入 れ ,One-upの 工 夫 を 加 え て

語 句 ・ 表 現 の 追 加 い る 児 童 を 取 り 上 げ 価 値 付 け る こ と で , 後 半 の 活 動 に

会 話 を つ な ぐ つ な げ る 。 〈 共 有 化 〉

e.g. I want a big pan.(大 き さ ) ・ や り 取 り に 慣 れ て き た ら 会 話 を つ な ぐ 表 現 を 加 え て も I want a big red cap. 良いことを伝え,自分で考えて伝える自由度も認める。

(複 数 の 付 け 加 え )

I like blue. (好 み ) 野 外 活 動 に 欲 し い も の に つ い て , 相 手 に 伝 わ る よ う に How many potatoes? 工 夫 し な が ら 尋 ね た り 答 え た り す る こ と が で き る 。 What color do you like? (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) Do you like ~?

6Presentation ・ シ ー ル を も ら っ て 完 成 し た 紹 介 シ ー ト を見せながら,相 ・ お気に入りの活動について紹介 手意識をもって紹介できるように促す。

し合う。

Canoeing is my favorite activity. ・ カードを廊下に掲示し,活動を楽しみにしている4年生に I want a red cap,blue sandals, 向けて発信することを伝え,活動のゴールを示す。

and a yellow life vest.

ま 7 Feedback & ・ 振 り 返 り シ ー ト に 記 入 し た こ と か ら , 今 日 の 学 び を 全 と Writing the Alphabet 体 で 共 有 し , 次 時 以 降 の や り 取 り に 活 用 す る こ と が で き め ・ 振 り 返 り を し て , 裏 に ア ル るものであると価値付ける。〈 意 識 化 〉

ファベット(S,T)を書く。

既 アルファベットの 大 文 字 ※本時案を作成する場合は,役割分担が必要な会話と,ねらいを達成した

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授 業 で 活 用 し た 資 料 ( 授 業 Ⅰ )

My Favorite Activity in Horowan Park

Name

写 真 を は る

is

my favorite activity.

I want

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5年 外国語 振り返りカード

〔単元5〕

What do you want?

(ほしいものは何かな?)

Final Task

My favorite activity in Horowan Park

①身の回りのものの言い方や, ②自分のお気に入りの活動 ③ 相手 に伝 わるよ うに工夫

ほしいもののたずね方や答え をしょうかいするために, し ながら,ほし いものをた

方を言ったり聞いたりしよう。 ほしいものを伝え合おう。 ずねたり答えたりしよう。

単元の目標

Aよくできた

Bまあまあ

Cもう少し

月日

Today’s Goal

お 気 に 入 り の サ ラ ダ に 入 れ る ほ し い

ものをたずねたり答えたりしよう。

身 の 回 り の も の に つ い て 、 ほ し い も

のをたずねたり答えたりしよう。

自 分 や 友 達 の ほ し い も の を た ず ね た

り答えたりして伝え合おう。

相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し な が ら ,

たずねたり答えたりしよう。

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ポ イ ン ト ① 【 既 習 事 項 と 「 つ な ぐ 」 授 業 】

高 学 年 の 外 国 語 科 の 学 習 は , 中 学 年 で の 外 国 語 活 動 で 育 ま れ た 素 地 の 上 に 成 立 し ま す 。 こ の こ と か ら , 指 導 者 に は , 児 童 が 中 学 年 で 何 を 学 ん で き た の か を 把 握 し , そ れ ら を 高 学 年 の 学 習 に 結 び 付 け て い く こ と が 求 め ら れ ま す 。 特 に 5 年 生 を 担 当 す る 教 員 は , 教 材 等 を 見 直 し 既 習 事 項 や 学 習 経 験 を 確 認 し て お き た い も の で す 。 教 科 の 学 習 が 始 ま る こ と に 児 童 も 不 安 を 感 じ て い ま す 。 教 師 が 既 習 事 項 を 積 極 的 に 用 い て 英 語 を 話 す こ と は , 児 童 を 安 心 さ せ る こ と に つ な が り ま す 。 ま た , タ ー ゲ ッ ト セ ン テ ン ス だ け で な く , 既 習 事 項 を 取 り 入 れ て 活 動 を さ せ る こ と で , 知 識 ・ 技 能 の 定 着 が 図 ら れ る と と も に , よ り 自 然 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 可 能 に な り ま す 。 こ の 授 業 で は , 既 習 事 項 を 生 か す こ と を 前 提 に 言 語 活 動 が 設 定 さ れ て い ま す 。 児 童 が こ れ ま で 学 ん で き た こ と を 本 時 の 活 動 で 活 用 で き る よ う , め あ て の 提 示 時 に 本 時 で 使 え そ う な 語 句 や 表 現 を 確 認 し て 意 識 化 を 図 っ て い ま す 。

ポ イ ン ト ② 【 児 童 の 体 験 に 基 づ く 場 面 設 定 】

こ の 単 元 の 「 欲 し い も の を 尋 ね た り 答 え た り す る 」 学 習 で は , 欲 し い も の が な か な か 思 い つ か ず 発 話 が 滞 っ た り ,「 お 金 」 な ど の 漠 然 と し た 応 答 を し た り す る 児 童 が 見 ら れ る こ と が あ り ま す 。 こ こ で は ,直 前 に 行 わ れ た 野 外 宿 泊 体 験 と 関 連 付 け た 場 面 設 定 を 工 夫 し て い ま す 。 児 童 に 実 際 の 体 験 を 想 起 さ せ , 自 分 が 「 気 に 入 っ た 活 動 を す る た め に 欲 し い も の を 伝 え 合 う 」 活 動 を 設 定 し た こ と で , 児 童 は 欲 し い も の を 明 確 に イ メ ー ジ す る と と も に , 欲 し い も の と そ の 使 用 目 的 を 関 連 付 け て 考 え る こ と が で き ま し た 。 ま た , 来 年 度 , 同 じ 野 外 活 動 を 行 う 下 級 生 に 学 習 成 果 を 紹 介 す る 計 画 は , 上 級 生 と し て の 自 尊 心 が 大 い に く す ぐ ら れ る 工 夫 で す 。 外 国 語 の 学 習 は 場 面 設 定 か ら 始 ま り ま す 。 児 童 に と っ て タ イ ム リ ー な 話 題 や 行 事 等 を 外 国 語 科 の 場 面 設 定 に 活 用 し ま し ょ う 。 そ の 際 , 教 科 書 に は 出 て こ な い 語 彙 等 が 必 要 に な る こ と も あ り ま す が , 無 理 の な い 範 囲 内 で , 児 童 が 使 い た い 語 句 や 表 現 に 親 し ま せ て い く と よ い で し ょ う 。

ポ イ ン ト ③ 【 自 由 度 の あ る 活 動 】

「 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し て , ほ し い も の を た ず ね た り 答 え た り し よ う 」 と い う め あ て を 提 示 し た 後 ,ど う 工 夫 す れ ば 相 手 に 伝 わ る か を 児 童 に 考 え さ せ て い ま す 。 児 童 は , 欲 し い も の を 手 に 入 れ る た め に , 必 要 と な る 情 報 や 効 果 的 な 説 明 を 自 分 で 考 え て , そ れ ぞ れ の も の に 「 色 」,「 形 」,「 数 」 な ど の 情 報 を 加 え て 伝 え て い ま し た 。 ま た , 聞 き 手 も ,How many? な ど の 既 習 事 項 を 活 用 し た り , What size? な ど の そ の 場 に 合 っ た 応 答 を し て , 会 話 を 継 続 さ せ て い ま し た 。

め あ て を 実 現 す る た め の ア プ ロ ー チ を , 児 童 に 選 択 さ せ た り 決 め さ せ た り す る こ と は , 思 考 ・ 判 断 し て 表 現 す る 言 語 活 動 に つ な が り ま す 。 最 後 の 振 り 返 り で ,「 欲 し い も の に よ っ て , 聞 く こ と が 変 わ っ て く る ん だ な と 思 い ま し た 」 と い う 児 童 の 感 想 か ら は , 本 時 で 深 い 学 び が 実 現 さ れ て い た こ と が 分 か り ま す 。

ポ イ ン ト ④ 【 既 習 事 項 の Treasure Box】

※ 事 例 No. 11 ~ 13(pp.76-78)参 照 児 童 に と っ て , そ の 場 で 適 切 な 語 句 や 表 現 を 瞬 時 に 思 い つ く こ と は 困 難 で す 。 こ の 授 業 で は , 指 導 者 は 学 ん だ こ と を Treasure Box と い う 箱 に 入 れ , 児 童 が 必 要 に 応 じ て 取 り 出 し て 使 え る よ う に 工 夫 し て い ま す 。Treasure Box と い う 名 前 は 児 童 が 付 け ま し た 。 学 ん だ こ と を 宝 物 の よ う に 大 事 に し ま っ た り , 必 要 な と き に 箱 を 開 け て 取 り 出 し た り で き る 工 夫 が 素 晴 ら し い で す ね 。

ここがポイント! 第5学年 授業Ⅰ

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授 業 Ⅱ

第 5 学 年

外 国 語 科 学 習 指 導 案

湯 沢 市 立 湯 沢 西 小 学 校 教 諭 黒 澤 英 美 子 (T1) 佐 藤 直 子 (T2) Nubia Ortega 1 単 元 名 My Daily Life 自分の生活を見つめよう(What time do you get up? We Can! 1 Unit 4) 2 単 元 で 育 成 す る 資 質 ・ 能 力 < 単 元 の 評 価 規 準 > 知 識 ・ 技 能 思 考 ・ 判 断 ・ 表 現 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 ・ 一日の生活について聞いた り 時 刻 や 頻 度 を 含 ん だ 表 現 を 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し 言ったりすることができ る。 使 っ て , 一 日 の 生 活 に つ い て な が ら , 一 日 の 生 活 に つ い て ・ 活 字 体 の 小 文 字 を 書 く こ と 伝 え 合 っ て い る 。 伝 え 合 お う と し て い る 。 が で き る 。 3 単 元 の 指 導 計 画 時 主 な 学 習 活 動 評 価 規 準 (評 価 方 法 ) ◆ 日 課 の 表 現 を 知 り , 一 日 の 生 活 に つ い て 聞 い た り 言 っ た り す る 表 現 に 慣 れ 親 し む 。 ・Small Talk: 一 日 の 生 活 に つ い て 話 す (朝 の 日 課 )。 ・Keyword Game: 日課の言い方を聞き取り,まねて言う。 1 ・Time BOKAN! : ペアで交互に日課を言う。 日 課 に 用 い る 表 現 の 言 い 方 「 み ん な の 起 き る 時 刻 ・ 寝 る 時 刻 を 調 べ よ う 」: が 分 か り , 一 日 の 生 活 に つ い 日課と時刻を聞き,自分と比べて一言感想を言う。 て 聞 い た り 言 っ た り し て い る 。 ・Writing : 数字の頭文字を活字体で書く(1 ~ 10)。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) ◆ 頻度の言い方を知り,一 日 の 生 活 について尋ねたり答え たりする。 ・Small Talk: 一 日 の 生 活 に つ い て 話 す 。 (夜 の 日 課 ) ・Let’s Listen : 登 場 人 物 の家での仕事と頻度を聞き取る。 2 ・Time BOKAN! : 家での仕事の言い方に慣れ親しむ。 頻 度 の 言 い 方 が 分 か り , 家 「5年○組!家で の仕事調べ」: 頻度を含んだ表現を使 で の 行 動 に つ い て 尋 ね た り 答 い,家での仕事について尋ねたり答えたりする。 え た り し て い る 。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) ・Writing: 活字体で書かれた数字をなぞる(1 ~ 10)。 ◆ 一 日 の 生 活 に つ い て , 日 課 や 家 で の 仕 事 等 を 尋 ね た り 答えたりする。 ・Let’s Practice : 日 課 や 家 事 の 言 い 方 に 慣 れ る 。 一 日 の 生 活 に つ い て , 時 刻 3 「 5 年 ○ 組 み ん な 何 し て る ? 」: 日 課 や 家 で の 仕 事 や 頻 度 を 交 え て 尋 ね た り 答 え 等,一日の生活について尋ねたり答えたりする。 た り し て い る 。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) 【STORY TIME】 登 場 人 物 の 様 子 に つ い て つかむ。 ・Writing: 活 字 体 で 書 か れ た 数 字 を 書 き 写 す (1 ~ 5 )。 ◆ 自 分 の 一 日 の 生 活 を 見 つ め , 相 手 意 識 を も っ て 自 分 の こ と を 伝 え よ う と す る 。 4( ・Keyword Game: やり取りで用いる語句に慣れ親しむ。 ・Let’s Check: 自分の伝えたい家事の言い方を確認する。 本 自 分 の 一 日 の 生 活 に つ い 時 “My Daily Life”:自分の一日の生活について発表した て , 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 ) り,聞いたことを受けて質問したりして伝え合う。 しながら伝え合っている。 (行 動 観 察 ・ 振 り 返 り カ ー ド ) 【STORY TIME】 会 話 の 内 容 を 大 ま か に 読 み 取 る 。 ・Writing: 活 字 体 で 書 か れ た 数 字 を 書 き 写 す (6 ~ 10)。

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4 本 時 の 計 画 (4 / 4 時 )

(1) ね ら い 自 分 の 一 日 の 生 活 を 見 つ め , 相 手 意 識 を も っ て 自 分 の こ と を 伝 え よ う と す る 。 (2) 指 導 過 程

段階

学 習 活 動 教 師 の 指 導 ・ 支 援 評 価 (評 価 方 法 ) 1 Opening Hello,everyone. / How are you? / What’s the date ?

・ 挨 拶 を す る 。 What day is it ? / What time is it? / How’s the weather? 導 2 Today’s Goal を つ か む 。 ・ こ れ ま で の 表 現 を 使 っ て , 自 分 や 友 達 の 一 日 の 生 活 を 伝 え 合 う と い う ゴ ー ル を 確 認 す る 。 入 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 し て , ・ 前 時 ま で の 友 達 と の や り 取 り で 感 じ た こ と を 基 に , 自 一日の生活について伝え合お う。 分 の 生 活 を 見 つ め , こ れ か ら の 生 活 に つ い て 伝 え 合 う 意 欲 に つ な げ る 。 (家 庭 科 と の 関 連 )

新 日課や家事等の行動(動詞句), 頻度 ・ よりよく 伝わるようにする には どうしたらよいか等, 相

at(時 刻 ), want to 手に配慮した話し方の視点を押さえる。 〈 意 識 化 〉 3 Let’s Practice: Keyword Game ・ リ ズ ム を 刻 み な が ら 声 を 出 し や す い 雰 囲 気 を つ く る 。 ・ や り 取 り で 用 い る 日 課 や 家 事 の ・ オ プ シ ョ ン の 言 語 材 料 か ら 児 童 が 選 択 し て 用 い る 家 事

言 い 方 に 慣 れ 親 し む 。 に つ い て は , 言 い 方 を 簡 単 に 確 認 す る 。

4 Activity :“ My Daily Life” ・ デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン で , 前 時 ま で の 表 現 を 使 う こ と ・自分の生活について伝え合う。 で 安 心 感 を も っ て 臨 め る よ う に す る 。 ・ 自 分 の 伝 え た い こ と に 合 わ せ , 表 現 を 既 習 の 内 容 か ら ① 自分の生活を見つめ,伝えたい 選 ん だ り 考 え た り し て 伝 え る 場 と す る こ と で , 個 々 の ことを考える。 ( 個 ) 思 考 を 促 す 。 ② 言い方を確認する。 ( 個 → ペ ア ) ・ 話 し 手 と 聞 き 手 そ れ ぞ れ の 視 点 を 明 確 に す る こ と で , ③ 一日の生活について伝え合う。 互 い に 相 手 を 意 識 し た や り 取 り が で き る よ う に す る 。 ( グ ル ー プ )

展 T1: I eat dinner at seven. [時 刻 を 含 ん だ 日 課 ] ねらい:「話すこと[発表]」 I always wash the dishes. [頻 度 を 含 ん だ 家 事 ] 開 ①I want to take a bath at nine.

[話し手]A ②I want to take out the garbage.

・相手に伝わるように話す。 [こ れ か ら の 生 活 ] [聞き手]B T2: That’s good. [反 応 , 一 言 感 想 ] ・友達の話を受けて反応を返し ながら聞く。 ・ 後 半 は , 友 達 の 発 表 を 受 け て 質 問 す る な ど , 更 に 知 り た い こ と に つ い て 伝 え 合 う 場 を 設 け る 。 [A: 自分の生活について伝える。]

I (行 動 ) at (時 刻 ). T2: ① What time do you go to bed? [質 問 (時 刻 )] I (頻 度 )(行 動 ). ② Do you set the table? [質 問 (家 事 )] I want to (行 動 )at (時 刻 ). T1: Yes, I do. I usually set the table.

I want to (家での仕事).

Today’s Target: 日 課 (行 動 ), 頻 度 Recast: want to Today’s Items: 家 事 (行 動 )… オ プ シ ョ ン の 言 語 材 料 ONE-UP TIME [つなぐ]

・ 中 間 評 価 で は , ね ら い に 沿 っ た 伝 え 方 に な っ て い る か [B: Aの話を受けて,感想を言ったり を 確 認 し な が ら , 相 手 意 識 を 高 め る 。 〈 共 有 化 〉

気になることを質問したりする。] ・ 全 体 の 場 で 代 表 児 童 の や り 取 り を 共 有 す る 。 What time do you (行 動 )?

Do you (家での仕事)?

自 分 の 一 日 の 生 活 に つ い て , 相 手 に 伝 わ る よ う に 工 夫 [くわしく] 自分のことを伝える。 しながら伝え合っている。(行動観察・振り返りカー ド)

e.g. I usually (行 動 )on (曜 日 ).

5 STORY TIME ・ 教 材 の 文 字 を 指 で た ど る こ と で 文 字 に 注 目 さ せ ,本 文 ・ 会話の内容を大まかに読み取る。 の 内 容 に つ い て 児 童 に 質 問 す る 。

ま 6 Feedback ・英 語を 通 して自 分の生 活を 見つめた り,友 達との やり 取 と ・ 振 り 返 り を 書 く 。 りを通して気付いたりしたことを価値付ける。(意識化) め 7・ 数 字 の 活 字 体 を 書 き 写 す 。Writing ・小 文字 の 字形を 意識し て書 くことが できる ように 支援 する。

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My Daily Life

一日の生活を見つめよう

5 nen

kumi

Name

I

at

.

◇日課

早い 同じ

at

:

遅い

at

:

at

:

at

:

早い 同じ

at

:

遅い

at

:

at

:

at

:

◇家での仕事

I want to

.

(16)

Items wash clean clear fold make cook take water care of go walk

(17)

ポ イ ン ト ① 【 単 元 構 想 基 本 ス タ イ ル の 活 用 】

「 単 元 構 想 基 本 ス タ イ ル 」 は , 全 て の 単 元 で 活 用 で き る 外 国 語 活 動 ・ 外 国 語 の 指 導 計 画 の 基 本 型 で す 。「 出 会 う 」,「 表 現 に 慣 れ る 」,「 や り 取 り に 慣 れ る 」,「 伝 え 合 う 」 の 四 つ の ス テ ッ プ を ベ ー ス と し , こ れ ら を 基 に ね ら い に 沿 っ て 必 要 な 活 動 を 選 択 し て い く こ と で , 活 動 の 意 図 が 明 確 で 段 階 的 な 指 導 計 画 を 作 る こ と が で き ま す 。 単 元 の 学 習 が 進 む に つ れ て 練 習 や イ ン プ ッ ト の 割 合 が 減 り , 自 由 度 の 高 い Activity の 占 め る 割 合 が 増 え て い き ま す 。 単 元 に よ っ て 若 干 の 調 節 は 必 要 で す が , こ の よ う な 基 本 ス タ イ ル に 沿 う こ と で , 指 導 者 も 児 童 も , 単 元 の ゴ ー ル に 向 か い 見 通 し を も っ て 学 習 を 進 め る こ と が で き ま す 。 是 非 , 指 導 に 活 用 し て く だ さ い 。 授 業 構 想 だ け で は な く , A L T と の 打 合 せ に 活 用 し た り , 授 業 で 児 童 に 提 示 し た り す る な ど の 活 用 も 考 え ら れ ま す ( P 8 2 ~ 8 5 参 照 )。

ポ イ ン ト ② 【 他 教 科 と の 関 連 を 図 っ た 授 業 】

ど の 単 元 に も 言 え る こ と で す が , 特 に こ の 「 一 日 の 生 活 」 は , 場 面 設 定 に 工 夫 が 求 め ら れ る 単 元 で す 。 人 の 日 課 を 知 る こ と は , 児 童 に と っ て そ れ ほ ど 大 き な 関 心 事 で は あ り ま せ ん し , 会 話 も 一 問 一 答 で 終 わ る か , あ る い は 続 い た と し て も 並 列 的 な や り 取 り に 終 始 し が ち だ か ら で す 。 こ の 授 業 で は , 家 庭 科 と の 関 連 を 図 り , 日 課 を 伝 え 合 う こ と で , 自 分 の 生 活 を 見 直 す 活 動 に 高 め て い ま す 。 友 達 の 日 課 と 自 分 の 日 課 を 比 べ た り , お 互 い に ア ド バ イ ス を し 合 う こ と は , 伝 え 合 う 必 然 性 が あ る だ け で な く , 生 活 習 慣 の 向 上 を 目 指 す 態 度 の 育 成 に つ な が り ま す 。 ま た , 日 課 だ け で は な く , お 手 伝 い に つ い て の や り 取 り も 加 え , 家 族 の 一 員 と し て の 役 割 に つ い て も 考 え さ せ る こ と で , よ り 深 く 家 庭 で の 生 活 を 見 直 す き っ か け と な り ま し た 。 他 教 科 と の 関 連 を 図 る こ と は ,小 学 校 に お け る 外 国 語 指 導 の ポ イ ン ト の 一 つ で す 。 そ し て , 複 数 の 教 科 を 効 果 的 に 関 連 付 け る こ と は , た く さ ん の 教 科 を 指 導 す る 小 学 校 教 員 だ か ら こ そ で き る こ と で も あ り ま す 。 是 非 , い ろ い ろ な 教 科 と 効 果 的 な 関 連 付 け を 図 り , 学 習 効 果 を 高 め て く だ さ い 。

ポ イ ン ト ③ 【 言 語 材 料 の 精 選 】

日 課 を 表 す 表 現 は , 時 刻(at 9:00 等 )や 時 間 (after dinner 等 ), 頻 度 (usually 等 )を 伴 う こ と が 多 い こ と か ら , 文 が 長 く な り が ち で す 。get up( 起 き る )や in the morning ( 午 前 中 に ) な ど の , か た ま り に 分 割 し て 十 分 慣 れ 親 し ま せ た り ,At 6:30. の よ う な 簡 単 な 応 答 を 許 容 す る な ど , 児 童 の 実 態 に 応 じ た 指 導 が 求 め ら れ ま す 。 お 手 伝 い の 表 現 も , 児 童 に と っ て は 馴 染 み が 薄 く 発 音 が 難 し い も の が 多 い こ と か ら , 授 業 で は , 事 前 に 夏 休 み の お 手 伝 い の 実 施 状 況 を 調 査 し , 児 童 の 表 現 活 動 に 必 要 と な る 動 詞 句 を ピ ッ ク ア ッ プ し て い ま す 。 ま た , 覚 え て 使 う 語 句(Target Words) と , 選 ん で 用 い る 語 句(Items)を 分 け , 児 童 が 必 要 に 応 じ て 選 ぶ こ と が で き る よ う に 工 夫 し て い ま す 。 ※ 事 例 No. 10(p.75.), No. 15(p.80.)参 照 児 童 に 本 当 の こ と を 表 現 さ せ よ う と す る と , 言 語 材 料 の 不 足 に 直 面 し ま す が , 小 学 生 に た く さ ん の 語 句 や 表 現 の 習 得 を 強 要 す る こ と は 望 ま し く あ り ま せ ん 。 こ の 授 業 の よ う に , 下 調 べ に 基 づ く 適 切 な 言 語 材 料 の 精 選 や , 一 人 一 人 が 必 要 に 応 じ て 選 ん で 使 え る 工 夫 を , 是 非 , ふ だ ん の 授 業 で も 取 り 入 れ て い き た い も の で す 。

ここがポイント! 第5学年 授業Ⅱ

参照

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