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<山梨大学医学会歴代会長挨拶>山梨大学医学会設立20周年によせて 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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山梨大学医学会が設立 20 周年を迎えました ことを,まずお祝い申し上げますと共に,今後 も医学会が山梨大学医学部の知の拠点として 益々活発に活動されますことを期待していま す。 私も平成 14 年 10 月に医学部長になってから 2 年半の間,医学会会長を務めておりましたが, 事情があって中止になっていた県医師会からの 表彰を県医師会長にお願いして復活していただ いた以外は,通常の業務を幹事等の御協力によ り行っていただけだと記憶しており,余り役に 立つ会長でなかったなと反省しています。 ただ,医学会設立当時は臨床医なので資金集 めが出来るだろうということで,会計幹事を命 ぜられ,賛助会員を一生懸命集め医学会の財政 基盤の確立に一役買ったと自負しています。 前述のようなことで医学会会長として目ざま しい活躍が出来なかったわけですが,それは山 梨医科大学と旧山梨大学が統合を検討していた 時期で,そのうえ,1 年半後に国立大学法人化 を控えた時期でもあり,様々な問題を解決する ために時間を取られてしまったためであると理 解していただければ幸いです。 それにしても,伝統も文化も違う大学の統合 も,その後に続いた大学の運営概念を変えなけ ればいけない法人化も,本当に大変な事業でし た。 全国に先駆けての大学統合ということでした ので,参考にできる事例は少なく,お互いに手 探りの状態であった上に,物の考え方も行動様 式も全く異なる集団同志が様々な場合で自己主 張をするわけですから,混乱しないわけがなく, 今考えてもよく統合できたなと思います。 その混乱が続く中で,今度は国立大学法人化 の準備が始まり,これもまた大変な作業でし た。 国立大学の時には予算は安定しており,大学 運営も各学部の自主性を重んじて行われ,学外 の眼を余り気にしなくてよい状況だったのです が,毎年一定の比率で予算が削減され,自主的 自律的経営,民間経営手法の導入,外部評価の 3 本柱からなる国立大学法人になるわけですか ら大変なのは当然です。 その変革期に学長になって,価値観や目的意 識が近い医学部から全く異なる意見を持った教 職員の集団の真っ只中に立たされた時は,本当 に当惑しました。 そして,「国立大学法人となったことはどう いうことで,今後山梨大学が生き残り発展する ためにはどうしたらよいか」を全教職員に理解 し考えてもらい,意思統一を図ることが大変難 しいことであると痛感させられました。 そのため,この 2 年間,正確で迅速な情報の 伝達,広範な意見聴取及び意思決定過程の透明 性を大学運営方法の基本に掲げてやってきまし て,多くの教職員の理解が得られ,意思統一も されてきたと思っています。 もちろん,その間に大学運営に関する考えを, 学長メッセージという形で全教職員に配信し, 様々な施策を行って大学全体の活性化を図って きました結果,目指す成果を得ることができる ようになり,どうやら法人化に対する体制が整 ってきたなと感じています。 しかし,教職員の全てで意思統一がなされた 60 山梨大学医学会歴代会長挨拶

山梨大学医学会設立 20 周年によせて

前医学会長(山梨大学長)

貫井英明

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61 わけではなく,運営体制もまだまだ完全ではあ りませんので,今後も引き続き努力しなければ と思っています。 医学会の皆様にも,これまで様々な形での御 協力,御支援をいただいてきましたが,これか らもどうぞよろしくお願いいたします。 そして,山梨大学医学会が更に活動の輪を広 げ,山梨大学医学部の中だけでなく,山梨県全 体の医学関係者が参加する組織に成長すること を期待しています。

参照

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