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基盤成人期看護学演習Ⅰにおける遠隔による看護過程演習展開の試み

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Academic year: 2021

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基盤成人期看護学演習Ⅰにおける遠隔による看護過程演習展開の試み

渡辺 千枝子

1)

・山崎 章恵

1)

・黒田 梨絵

1)

・渡邉 たつよ

1)

・塩入 久仁子

1) 要旨 目的は,基盤成人期看護学演習Ⅰにおいて,アクティブラーニングを活用しての初めての双方向型 の遠隔授業で,看護過程を学習した看護学生の困惑および肯定感を明らかにすることである. 研究方法は質的記述デザインとし,看護学生を対象にWeb 調査を行った.調査では,オンラインで 実施した看護過程演習における学生の困惑,よかったこと,困惑への対処・工夫,要望について尋ねた. 初めて遠隔授業を受ける学生は,質問すること,教員からの迅速なフィードバックがないこと,授 業内で課題を行うこと,グループワークの実施等に困惑していた.一方で,一対一の丁寧な指導,教 員への質問しやすさ,集中できる環境,繰り返し見直しが出来た,等の遠隔授業での学習への肯定感 を見出だしていた. 看護過程という抽象概念に対し,看護過程の習得に疑問を呈する反応を示す学生もいたため,遠隔 授業という合理的方法によって学生の授業に対する肯定感に繋げること,学生の思考過程を見極め, 思考の方向性を示すといった授業展開の工夫の必要性が示唆された. キーワード:アクティブラーニング,遠隔授業,看護過程,学生の困惑,学生の肯定感

Attempt to Develop Remote Nursing Process Exercises

in Basic Nursing Exercise

Watanabe Chieko

1)

, Yamazaki Akie

1)

, Kuroda Rie

1)

,

Watanabe Tatsuyo

1)

, Shioiri Kuniko

1)

Key words:Active learning,Remote lesson development,The nursing process, Student puzzlement,Student affirmation

Ⅰ.緒言 学士教育は,2012 年の「新たな未来を築くため の大学教育に向けて~生涯学び続け,主体的に考 える力を育成する大学へ~」の中央教育審議会の 答申でアクティブラーニングへの取り組みが薦 められて,「教える」から「学生が学ぶ」という教 育界の意識改革が提唱されて久しい.また,その 中央教育審議会の答申においても,当初の「大学 のあるべき姿」から,「学生の学び」に重点が移っ てきていることは周知のことである. 本大学の基盤成人期看護学領域においても,ア クティブラーニングを強化した看護過程の授業 展開を検討してきたが,新型コロナウィルスの感 染拡大を予防するため,遠隔による授業という教 授方法に急遽転換することとなった. そのため,1 か月に満たない期間の中,初めて の遠隔授業という環境下において,抽象思考を含 む看護過程の展開を行い,いかに「学生が学ぶ」 ことを促し理解につなげることになるのか,また, どのようなことを学生が困難に感じ,さらに遠隔 授業の利便性を感じたのかを分析し,今後も対面 授業だけでなくオンライン授業の導入による,学 生の通学時間を学習時間への活用にすること,繰 り返し学習する機会を得る,集中できる環境の整 備ということに代表される学生の学習の合理化 につなげることに寄与することが必要と考えられる. Seisen Jogakuin College Journal of Nursing Vol.1 No.1 pp63-73 2021 基盤成人期看護学演習Ⅰにおける遠隔による看護過程演習展開の試み

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間とするように申し合わせた.そして,出席確認 の方法,評価方法のシラバスからの修正を検討し, その旨を学生に遠隔授業内で周知徹底するよう にした.また,各回の授業終了後,学生の課題お よびリアクションペーパーの反応を確認して学 生の遠隔授業に対する反応や遠隔授業に生じた トラブル,課題を分析し,遠隔授業や評価方法の 修正を行うこと,それに伴い情報を共有するため の会議の回数を増やすことを申し合わせた. 4.基盤成人期看護学領域におけるカリキュラム の概要 基盤成人期看護学領域は,1 年次に基盤成人期 看護学概論,2 年次に基盤成人期看護学演習Ⅰ, 3 年次に基盤成人期看護学演習Ⅱ,基盤成人期慢 性看護学実習,基盤成人期急性看護学実習,4 年 次に成人期アドバンス看護学総合実習を中心に 構成される.基盤成人期看護学領域における看護 過程に関する学習は,2 年次の基盤成人期看護学 演習Ⅰから開始した. 基盤成人期看護学演習Ⅰは,慢性疾患に係る診 断・治療・看護を学習すべき科目であるが,全30 時限のうち9 回を COPD 患者の看護過程の展開 を行い,授業終了後に看護過程の展開と指定した 看護計画の一部を授業終了3 日後に提出すること とした(表 1). 看護過程の展開は,ゴードンの機能的パターン に基づく看護過程と看護診断のテキスト(2019) を活用した. また,クラスターを①健康知覚から順番に行う のではなく,対象となる看護において最優先され るクラスターから着手する思考を学習出来るよ うに,アセスメントの思考と関連付けることが出 来るようにした.また,看護過程展開の流れが理 解しやすいように,COPD の事例展開の前にテキ ストに掲載されている糖尿病患者の事例(2019) をアセスメントから看護計画までの展開の説明 をアーカイブで行った. そして,学生が,課題の表現に困難を感じ,書 き方がわかりやすいと考えられるクラスターに 関しては,課題を提出後に参考例を提示した.こ れは,まず,学生が考え出すという学習姿勢を養 うために必要な学習過程であると考えたからで ある. 学習のプロセスとしては,事前課題で指定した クラスターを記述し,次回にグループ毎に,担当 教員との質疑応答を行った.疑問点がある場合は Google Classroom の限定コメントでやり取りを 行った.記録の完成を指定日に提出して教員が学 生の思考過程を確認した. 最終課題である事例の看護過程の記録提出に は,「セルフマネジメント」に看護過程が関連付け て考えることが出来るようにした.各クラスター におけるフィードバックには,例えば「排泄」に 関して症状緩和に繋がる必要なことは何かを「問 い」として示して学生が考える機会をつくった. また,アセスメントを行った語,看護問題の抽出 と一つの看護計画立案を行った. 事例による初めての看護過程の展開という抽 象概念が要求される授業内容を遠隔授業で展開 することとなった. 5.調査方法 1) 対象者 基盤成人期看護学演習Ⅰを受講した学生 49 名 を対象者とした. 2) 研究デザイン 質的記述研究デザイン 3) 調査時期 令和2 年 10 月~11 月 4) データの収集方法 Web 調査コンテンツを用いて,無記名式の質問 紙調査を実施した.Web 調査コンテンツは,学生 が使用に慣れている Google Form とした.調査 は,調査説明終了後に,Google Classroom にて調 査案内のトピックを作成して実施した.調査実施 期間は2 週間とした.データは Web 上からダウ ンロードして回収した. また,短い準備期間と学生・教員が初めての経 験という条件の中で,何を優先するかということ を検討した.服部ら(2020)は,「学生・教員に負担 が少ない」ことを優先し,同時双方向授業で原則 実施することを選択したと述べている. 本大学においても基盤成人期看護学領域では, 短い準備期間と学生・教員が初めてオンラインで の演習科目を実施するという条件の中で,学生・ 教員に負担が少ない教授方法を検討し,学生の通 信環境に配慮して,遠隔授業を基本とした授業を 展開し,看護過程の展開においては同時双方向型 遠隔授業を行うこととした.教員の授業展開にお いても,学生の授業に対する反応に影響があると 考えられるため,教員側の授業展開についても言 及して報告する.学習環境がいかなるものであろ うと「学生の学び」に焦点を当てた教授方法は, 臨機応変に変化し,学生への学習の機会と質を担 保する必要がある.そのため,今回実施した演習 科目である基盤成人期看護学演習Ⅰの中でも看 護過程習得のスタートという位置づけの抽象概 念を含む授業内容に注目し,特に同時双方向型遠 隔授業にて実施したオンライン看護過程演習の 教授方法を振り返り,学生の反応と課題を明らか にしたいと考えた. 以上より,本研究は,対面から遠隔授業という 教授手段を変化させた基盤成人期看護学演習Ⅰ において,看護過程の演習を初めて遠隔授業で行 ったことによる課題と学生の困惑および肯定感 を明らかにすることを目的とした. Ⅱ.研究目的 基盤成人期看護学演習Ⅰにおいて,初めての遠 隔授業を行ったことによる課題と学生の困惑お よび肯定感を明らかにすることを目的とした. Ⅲ.研究方法 1.遠隔授業への変更と準備 遠隔授業を実施するにあたり,領域,および, 学科の準備の概要を次に述べる. 令和2 年 4 月初旬から大学が主催した遠隔授業 対策が開始された.授業開始は4 月 9 日から 5 月 11 日に変更となり,遠隔授業で使用するツールは Google Classroom と zoom となった.

2.前期授業開始までの準備 1) 遠隔授業サポートクラス 令和2 年 4 月 12 日から遠隔授業サポートクラ スの担当者3 人による企画による教員を対象とし たGoogle Classroom,zoom の講習が 9 回行われ た.内容は担当者による指導と課題の提出による 確認で構成された遠隔授業に関する動画による学習 であった. 2) 5 月の授業開始後 担当者による遠隔授業に関する情報提供が随 時行われ,IT に苦手意識を持つ教員には,相互に サポートが行われた. 3.基盤成人期看護学演習Ⅰの遠隔授業への準備 1) 領域会議の開催頻度 2019 年度より,領域会議は月に 1 回開催した. 2020 年度,遠隔授業の実施が決定(大学方針)した 4 月から,基盤成人期看護学演習Ⅰ(慢性)の前期 終了までに計 16 回の領域会議を実施した.この 領域会議の前後には基盤成人期看護学演習Ⅰの 担当教員による打ち合わせを行い,この打ち合わ せの頻度は週に1~2 回であった. 2) 大学の方針 令和2 年 5 月上旬より,遠隔授業中心に行うこ ととなり,著作権の担保およびプリンターを持っ ていない学生がいるため授業資料は 1~2 週間前 に学生へ事前に郵送することとなった. 3) 基盤成人期看護学領域の方針 基盤成人期看護学演習Ⅰは,30 回の授業を行う ため,必要時,遠隔授業進行をフォローする教員 (助手)との複数体制を組んだ.授業方法は,Google Classroom,zoom を選択して行うこととした. 学生の負担,受信環境を考慮し,課題の自己学 習も含めて,遠隔授業は,原則として30~40 分

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間とするように申し合わせた.そして,出席確認 の方法,評価方法のシラバスからの修正を検討し, その旨を学生に遠隔授業内で周知徹底するよう にした.また,各回の授業終了後,学生の課題お よびリアクションペーパーの反応を確認して学 生の遠隔授業に対する反応や遠隔授業に生じた トラブル,課題を分析し,遠隔授業や評価方法の 修正を行うこと,それに伴い情報を共有するため の会議の回数を増やすことを申し合わせた. 4.基盤成人期看護学領域におけるカリキュラム の概要 基盤成人期看護学領域は,1 年次に基盤成人期 看護学概論,2 年次に基盤成人期看護学演習Ⅰ, 3 年次に基盤成人期看護学演習Ⅱ,基盤成人期慢 性看護学実習,基盤成人期急性看護学実習,4 年 次に成人期アドバンス看護学総合実習を中心に 構成される.基盤成人期看護学領域における看護 過程に関する学習は,2 年次の基盤成人期看護学 演習Ⅰから開始した. 基盤成人期看護学演習Ⅰは,慢性疾患に係る診 断・治療・看護を学習すべき科目であるが,全30 時限のうち 9 回を COPD 患者の看護過程の展開 を行い,授業終了後に看護過程の展開と指定した 看護計画の一部を授業終了3 日後に提出すること とした(表 1). 看護過程の展開は,ゴードンの機能的パターン に基づく看護過程と看護診断のテキスト(2019) を活用した. また,クラスターを①健康知覚から順番に行う のではなく,対象となる看護において最優先され るクラスターから着手する思考を学習出来るよ うに,アセスメントの思考と関連付けることが出 来るようにした.また,看護過程展開の流れが理 解しやすいように,COPD の事例展開の前にテキ ストに掲載されている糖尿病患者の事例(2019) をアセスメントから看護計画までの展開の説明 をアーカイブで行った. そして,学生が,課題の表現に困難を感じ,書 き方がわかりやすいと考えられるクラスターに 関しては,課題を提出後に参考例を提示した.こ れは,まず,学生が考え出すという学習姿勢を養 うために必要な学習過程であると考えたからで ある. 学習のプロセスとしては,事前課題で指定した クラスターを記述し,次回にグループ毎に,担当 教員との質疑応答を行った.疑問点がある場合は Google Classroom の限定コメントでやり取りを 行った.記録の完成を指定日に提出して教員が学 生の思考過程を確認した. 最終課題である事例の看護過程の記録提出に は,「セルフマネジメント」に看護過程が関連付け て考えることが出来るようにした.各クラスター におけるフィードバックには,例えば「排泄」に 関して症状緩和に繋がる必要なことは何かを「問 い」として示して学生が考える機会をつくった. また,アセスメントを行った語,看護問題の抽出 と一つの看護計画立案を行った. 事例による初めての看護過程の展開という抽 象概念が要求される授業内容を遠隔授業で展開 することとなった. 5.調査方法 1) 対象者 基盤成人期看護学演習Ⅰを受講した学生 49 名 を対象者とした. 2) 研究デザイン 質的記述研究デザイン 3) 調査時期 令和2 年 10 月~11 月 4) データの収集方法 Web 調査コンテンツを用いて,無記名式の質問 紙調査を実施した.Web 調査コンテンツは,学生 が使用に慣れている Google Form とした.調査 は,調査説明終了後に,Google Classroom にて調 査案内のトピックを作成して実施した.調査実施 期間は2 週間とした.データは Web 上からダウ ンロードして回収した.

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5) 調査内容 調査内容は,オンラインで実施した事例展開に よる看護過程演習における①困った点,②よかっ た点,③困った点への対処・工夫した点,④オン ライン看護過程演習への要望の 4 点を自由記述 にて尋ねた. 6) 分析方法 自由記述の内容に対して Krippendorff(1980) の内容分析における手順に沿って進める.なお, サブカテゴリーは,生データの文脈を生かすよう にした. Ⅳ.倫理的配慮 研究参加の依頼は,研究参加への個人の意思に 基づくこと,途中辞退の選択が可能であること, 匿名性の厳守,プライバシーの保護,データ保存 の安全な保管と処理,研究の公開の可能性につい て書面と口頭で説明した.また,調査開始の際に Google Classroom「同意する」にチェックを入れ ることで同意を得た確認を行った.また,清泉女 学院大学倫理委員会による承認を得た(承認番号 202-K003). 本報告における利益相反は存在しない. Ⅴ.結果 学生49 名中 31 名の回答を得た(回答率 63.6%). なお,カテゴリーを【 】で示した. 1.オンラインにおける看護過程演習を受講した 時の困った点 Google Classroom に提出された自由記述から 49 のコードを得た.そのコードから,【質問のし づらさ】【看護過程の書き方の未理解】【グループ ワークのやりづらさ】【時間内における課題のや りずらさ】【看護過程展開習得への不安】【教員指 導への不安】【他の学生がいる中での指導実施に 対する困惑】【課題の量の多さ】【他の学生がいる 中での指導実施に対する困惑】【授業時間の延長】 【ネット環境の不安定さ】【孤独な遠隔授業】の 11 のカテゴリーと 38 のサブカテゴリーが抽出さ れた(表 2). 2.オンラインによる看護過程演習でよかった点 Google Classroom に提出された自由記述から 41 のコードを得た.そのコードから,【一対一の 丁寧な個別指導】【教員への質問しやすさ】【グル ープワークでの意見交換のしやすさ】【自宅での 集中して学習できる環境】【動画の繰り返し視聴 やノートのとりやすさなどの学習しやすさ】【通 学時間がないことによる時間の有効活用】【看護 過程の学習】の 7 のカテゴリーと 30 のサブカ テゴリーが抽出された(表 3). 3.オンラインにおける看護過程演習で困った点 への対処・工夫した点 Google Classroom に提出された自由記述から 21 のコードを得た.そのコードから,【友人への 相談による対処】【教員への質問・相談による対 処】【自己学習による対処】【事前学習による対処】 【他の学生が受ける指導を参考にした対処】【個 別指導の内容を基にした対処】の6 のカテゴリー と13 のサブカテゴリーが抽出された(表 4). 4.オンライン看護過程演習への要望 Google Classroom に提出された自由記述から 31 のコードを得た.そのコードから,【時間をか けた指導】【効果的なグループ学習】【具体的な例 を示すわかりやすい説明】【わかりやすく迅速な フィードバック】【課題負荷の軽減】【授業時間の 延長】の6 のカテゴリーと 23 のサブカテゴリー を抽出した(表 5). Ⅵ.考察 遠隔授業の基盤成人期看護学演習Ⅰの課題と 「学生の困惑」および肯定感から見るアクティブ ラーニングについて述べる. 1.遠隔授業における基盤成人期看護学演習Ⅰの 学生の困惑と課題 初めての事例による看護過程の展開と,遠隔授 業の体験によるオンラインにおける看護過程演 表 1 事例による看護 過程展開の内容と遠 隔 授業の方法 回 授業内容概要 学 生 授 業 内 課 題 と 事 後 課 題 オンライン 2 ~ 3 回 1.ア セ ス メ ン ト と ク リ テ ィ カ ル シ ン キ ン グ の 考 え 方 の 考 え 方 2.ゴードンの枠組みとアセスメント・看 護 問 題 ・ 看 護 計 画 の 考 え 方 ア ー カ イ ブ 18 回 事 例 検 討 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン テ キ ス ト の 事 例 [食事制限を守れない糖尿病患者]を活用 し , 情 報 ・ ア セ ス メ ン ト に つ い て 説 明 リ ア ク シ ョ ン ペ ー パ ー を Google Classroom に 提 出 , 締 切 り 当 日23:59 ア ー カ イ ブ 21 回 看 護 過 程 演 習 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン(フ ェ イ ス シ ー ト 含 む) テ キ ス ト の 事 例 を 参 考 に COPD 患者事例の解説 事 例 の フ ェ イ ス シ ー ト を Google Classroom に提出, 締 切 り 当 日23:59 ラ イ ブ 授 業 24 回 ア セ ス メ ン ト:ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ④ 活 動/運動パターン⑤排泄 ④ 活 動/運動パターン⑤排泄 ア セ ス メ ン ト を Google Classroom に提出,締切り当 日23:59 ラ イ ブ 授 業 グ ル ー プ 指 導 と 個 人 指 導 27 回 事 例 検 討:ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ④ 活 動/運動⑤排泄の個人指導.新しい課 題 ① 健 康 知 覚 ⑦ 自 己 知 覚/自 己 概 念 ⑩ コ ー ピ ン グ/ストレス耐性 ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ① 健 康 知 覚 ⑦ 自 己 知 覚/自 己 概 念 ⑩ コ ー ピ ン グ/ストレ ス 耐 性 の 取 り 組 み を Google Classroom に提出,締切り当 日23:59 ラ イ ブ 授 業 グ ル ー プ 指 導 と 個 人 指 導 28 回 ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ① 健 康 知 覚 ⑦ 自 己 知 覚/自己概念⑩コーピング/ス ト レ ス 耐 性 ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ② 栄 養/代謝⑤睡眠/休息 ⑥ 認 知/知覚⑧役割/関係 ⑨ セ ク シ ュ ア リ テ ィ/生殖⑪ 価 値/信念の看護問題を Google Classroom に提出, 締 切 り 当 日23:59 ラ イ ブ 授 業 グ ル ー プ 指 導 と 個 人 指 導 29 回 ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ① 健 康 知 覚 ⑦ 自 己 知 覚/自己概念⑩コーピング/ス ト レ ス 耐 性 補 足 . 看 護 問 題 と 看 護 計 画 看 護 計 画 を Google Classroom に提出,締切り 当 日 23:59 ラ イ ブ 授 業 グ ル ー プ 指 導 と 個 人 指 導 30 回 質 問 に 対 す る 説 明 ・ 指 導 看 護 過 程 の 記 録 提 出 に 向 け て の 個 人 学 習 ラ イ ブ 授 業 グ ル ー プ 指 導 と 個 人 指 導 授 業 終 了 3 日 後 ・授 業 期 間 内 に 作 成 し ,教 員 コ メン ト に 基 づ き 加 筆 修 正 し た フ ェ イ ス シ ー ト ,ゴ ー ド ン 機 能 的 健 康 パ タ ー ン ク ラ ス タ ー 11 項目,看護問題,看護計画を Google Classroom に提出 ・ 事 例 を 展 開 の 学 び と 自 己 の 課 題(800 字 程 度)を Google Classroom に提出

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5) 調査内容 調査内容は,オンラインで実施した事例展開に よる看護過程演習における①困った点,②よかっ た点,③困った点への対処・工夫した点,④オン ライン看護過程演習への要望の 4 点を自由記述 にて尋ねた. 6) 分析方法 自由記述の内容に対して Krippendorff(1980) の内容分析における手順に沿って進める.なお, サブカテゴリーは,生データの文脈を生かすよう にした. Ⅳ.倫理的配慮 研究参加の依頼は,研究参加への個人の意思に 基づくこと,途中辞退の選択が可能であること, 匿名性の厳守,プライバシーの保護,データ保存 の安全な保管と処理,研究の公開の可能性につい て書面と口頭で説明した.また,調査開始の際に Google Classroom「同意する」にチェックを入れ ることで同意を得た確認を行った.また,清泉女 学院大学倫理委員会による承認を得た(承認番号 202-K003). 本報告における利益相反は存在しない. Ⅴ.結果 学生49 名中 31 名の回答を得た(回答率 63.6%). なお,カテゴリーを【 】で示した. 1.オンラインにおける看護過程演習を受講した 時の困った点 Google Classroom に提出された自由記述から 49 のコードを得た.そのコードから,【質問のし づらさ】【看護過程の書き方の未理解】【グループ ワークのやりづらさ】【時間内における課題のや りずらさ】【看護過程展開習得への不安】【教員指 導への不安】【他の学生がいる中での指導実施に 対する困惑】【課題の量の多さ】【他の学生がいる 中での指導実施に対する困惑】【授業時間の延長】 【ネット環境の不安定さ】【孤独な遠隔授業】の 11 のカテゴリーと 38 のサブカテゴリーが抽出さ れた(表 2). 2.オンラインによる看護過程演習でよかった点 Google Classroom に提出された自由記述から 41 のコードを得た.そのコードから,【一対一の 丁寧な個別指導】【教員への質問しやすさ】【グル ープワークでの意見交換のしやすさ】【自宅での 集中して学習できる環境】【動画の繰り返し視聴 やノートのとりやすさなどの学習しやすさ】【通 学時間がないことによる時間の有効活用】【看護 過程の学習】の 7 のカテゴリーと 30 のサブカ テゴリーが抽出された(表 3). 3.オンラインにおける看護過程演習で困った点 への対処・工夫した点 Google Classroom に提出された自由記述から 21 のコードを得た.そのコードから,【友人への 相談による対処】【教員への質問・相談による対 処】【自己学習による対処】【事前学習による対処】 【他の学生が受ける指導を参考にした対処】【個 別指導の内容を基にした対処】の6 のカテゴリー と13 のサブカテゴリーが抽出された(表 4). 4.オンライン看護過程演習への要望 Google Classroom に提出された自由記述から 31 のコードを得た.そのコードから,【時間をか けた指導】【効果的なグループ学習】【具体的な例 を示すわかりやすい説明】【わかりやすく迅速な フィードバック】【課題負荷の軽減】【授業時間の 延長】の6 のカテゴリーと 23 のサブカテゴリー を抽出した(表 5). Ⅵ.考察 遠隔授業の基盤成人期看護学演習Ⅰの課題と 「学生の困惑」および肯定感から見るアクティブ ラーニングについて述べる. 1.遠隔授業における基盤成人期看護学演習Ⅰの 学生の困惑と課題 初めての事例による看護過程の展開と,遠隔授 業の体験によるオンラインにおける看護過程演

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表 3 オ ン ラ イ ン に よ る 看 護 過 程 演 習 で よ か っ た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 一 対 一 の 丁 寧 な 個 別 指 導 対 面 で 一 人 一 人 の 学 生 の 良 い と こ ろ を 指 摘 し て も ら え た ア ド バ イ ス を も ら え た こ と が よ か っ た ア セ ス メ ン ト の 看 護 展 開 を 考 え る 時 , 教 員 が 一 人 ひ と り を 指 導 す る 時 間 が あ っ た 個人的なサポートや添削により,自分が納得するまでまとめることができた オ ン ラ イ ン で 一 対 一 で 見 て く れ た こ と は と て も 丁 寧 で あ り が た か っ た 1 人 ず つ 指 導 し て も ら え た こ と が よ か っ た 教 員 へ の 質 問 し や す さ 質 問 し や す か っ た 質 問 に 対 し て , 時 間 を か け て 説 明 し て も ら え た 質 問 に 対 し て , わ か ら な い こ と が そ の 日 に 解 決 で き た グ ル ー プ ご と に 担 当 の 先 生 が お り , 質 問 や わ か ら な い こ と な ど が 聞 き や す か っ た 少 人 数 で 分 か れ て い た 為 , 質 問 が し や す か っ た 自 分 の 課 題 を や り な が ら , 質 問 が あ る 時 に 遠 隔 で 先 生 に 質 問 す る こ と が で き た こ と が よ か っ た グ ル ー プ ワ ー ク の 意 見 交 換 の し や す さ グ ル ー プ で 問 題 に つ い て 意 見 を 出 し 合 え た 違 う 意 見 と 同 じ 意 見 を 聞 く こ と が で き た 同じような意見でも他の人がどのようにとらえているかを知ることができた グ ル ー プ の 仲 間 の 発 表 や 質 問 , 考 え を 聞 く こ と が で き た 自宅での集中して 学 習 で き る 環 境 自 分 の 家 で 受 講 で き る の で リ ラ ッ ク ス し て 受 講 が で き た 自分としっかりと向き合って,集中して看護過程について考えることができた 動 画 の 繰 り 返 し 視 聴 や ノ ー ト の と り や す さ な ど の 学 習 し や す さ 動 画 を 停 止 し な が ら , メ モ を 書 い た り す る こ と が で き た 動 画 視 聴 時 ,再 度 聞 き た い と こ ろ を 繰 り 返 し 聞 き ,知 識 を 定 着 で き た 授 業 を 何 回 も 見 返 せ る の で 理 解 で き な か っ た と こ ろ を も う 1 回 見 れ た の が よ か っ た ス ラ イ ド を み な が ら 看 護 過 程 に つ い て 学 ぶ こ と が で き た ア セ ス メ ン ト シ ー ト な ど を 紙 媒 体 で は な く オ ン ラ イ ン 上 で 提 出 で き た こ と で 振 り 返 り 時 や , 追 加 で 書 き た い 時 な ど に 整 理 し や す か っ た 問 い を も っ た り 調 べ た り す る こ と が 学 習 に な り よ か っ た グ ル ー プ に 分 か れ て 遠 隔 で カ メ ラ を オ ン に し 共 有 で き た 為 , 対 面 と ほ ぼ 同 じ よ う に で き た ノ ー ト に ま と め る と き に 動 画 を 一 時 止 め る こ と が で き る の で 自 分 の ペ ー ス で 進 め ら れ て よ か っ た 通 学 時 間 が な い こ と に よ る 時 間 の 有 効 活 用 通 学 時 間 が な く , 作 業 時 間 が 増 え た 時 間 を 有 効 活 用 で き る よ う に な っ た 看 護 過 程 の 学 習 フ ェ イ ス シ ー ト の 書 き 方 や 注 意 点 が わ か っ た ひ と つ の 事 例 を 詳 し く 細 か く ア セ ス メ ン ト す る こ と が で き た 表 2 オ ン ラ イ ン に お け る 看 護 過 程 演 習 を 受 講 し た 時 の 困 っ た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 質 問 の し ず ら さ 質 問 し た い と き に す ぐ に で き な か っ た メ ー ル で の 質 問 時 , 聞 き た い 内 容 が 教 員 に 伝 わ っ た か わ か ら な か っ た 聞 き た い と こ ろ を 口 頭 で 伝 え る こ と に 苦 労 し た 対 面 授 業 よ り , 相 談 し に く い 雰 囲 気 が あ っ た 課 題 を 進 め て い く 中 で 困 っ た 時 , す ぐ に 回 答 が も ら え な か っ た 質 問 し た く て も 遠 隔 で の 質 問 で は し づ ら く 感 じ た わ か ら な い 点 を , 教 員 に な か な か 質 問 す る 時 間 が な か っ た 授 業 時 間 外 に な る と 質 問 が で き ず , 質 問 を す る の が 後 日 に な っ た 他 の 学 生 の 前 だ っ た た め 聞 き た い こ と が 聞 け な か っ た 授 業 内 で 質 問 す る タ イ ミ ン グ が つ か め な か っ た 看 護 過 程 の 書 き 方 の 未 理 解 何 を 書 け が い い の か わ か ら な か っ た 看 護 過 程 の シ ー ト の 書 き 方 が わ か ら な か っ た 見 本 が な く , ど の よ う に 書 い て よ い か わ か ら な か っ た 何 に 気 を つ け な が ら 書 け ば い い の か わ か ら ず , 毎 回 困 惑 し て い た 個々に対するフィードバックがなく,書き方があっているのかどうかわからなかった グ ル ー プ ワ ー ク の や り ず ら さ 遠 隔 は 対 面 と 比 べ て グ ル ー プ ワ ー ク が 進 ま な か っ た 教 員 が 常 に い た こ と で , 遠 慮 し て し ま い , あ ま り 話 せ な か っ た オ ン ラ イ ン の た め , 意 思 疎 通 が 難 し く 感 じ た グ ル ー プ ワ ー ク が や り づ ら い 時 間 内 に お け る 課 題 の や り ず ら さ 遠隔授業受講中,他の学生への指導音声が聞こえるため学習に集中できなかった 他の学生が受ける教員からの指導を聞くことが自分に活かす時間だったのかわからず困った 指 導 の 際 , 学 生 へ の 個 別 指 導 時 間 を 区 切 る 工 夫 を し て ほ し か っ た 看護過程の展開が理解できなかった時,話し合うのが教員と友人とで個別的になり,何をすればいいかわからなかった 看 護 過 程 習 得 へ の 不 安 課題提出までに時間がなかったため,よく考えて学びを深めることができなかった わ か ら な い 事 を 質 問 せ ず , 理 解 せ ず に 終 わ っ て し ま っ た の で 困 っ た オンライン授業により気が抜けてしまい集中して授業に取り組めず,学んだ実感がわかなかった 教 員 指 導 へ の 不 安 個別指導時間の制限があり,ゆっくり教えてもらえず,理解するのに大変だった 各先生で授業の展開が異なり,共通した学習や評価が行われるのか不安だった 他 の 学 生 が い る 中 で の 指 導 実 施 に 対 す る 困 惑 グ ル ー プ 内 で 他 の 学 生 に 指 導 内 容 を す べ て 聞 か れ て い た の が 困 っ た グループで自分のできていなかったことを言われるのはとても不快だった グ ル ー プ分 け をせ ず ,1 人ずつ遠隔で看護過程の指導をしてほしかった 課 題 の 量 の 多 さ 1 回 の 課 題 量 が 多 か っ た 課 題 の 量 は 事 前 に 学 生 に 伝 え ら れ て い た が , で き る 量 で は な か っ た 課 題 の 締 め 切 り ま で の 時 間 が 短 か っ た 授 業 時 間 の 延 長 演 習 が 授 業 時 間 内 に 終 わ ら な か っ た 一 人 一 人 の 時 間 配 分 が う ま く い か ず 授 業 時 間 が 延 長 し た ネット環境の不安定さ イ ン タ ー ネ ッ ト の 接 続 が 悪 い と , お い て い か れ て し ま う の で 困 っ た 孤 独 な 遠 隔 授 業 ひ と り で 不 安 に な り な が ら 書 い て い る の が と て も 辛 か っ た

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表 3 オ ン ラ イ ン に よ る 看 護 過 程 演 習 で よ か っ た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 一 対 一 の 丁 寧 な 個 別 指 導 対 面 で 一 人 一 人 の 学 生 の 良 い と こ ろ を 指 摘 し て も ら え た ア ド バ イ ス を も ら え た こ と が よ か っ た ア セ ス メ ン ト の 看 護 展 開 を 考 え る 時 , 教 員 が 一 人 ひ と り を 指 導 す る 時 間 が あ っ た 個人的なサポートや添削により,自分が納得するまでまとめることができた オ ン ラ イ ン で 一 対 一 で 見 て く れ た こ と は と て も 丁 寧 で あ り が た か っ た 1 人 ず つ 指 導 し て も ら え た こ と が よ か っ た 教 員 へ の 質 問 し や す さ 質 問 し や す か っ た 質 問 に 対 し て , 時 間 を か け て 説 明 し て も ら え た 質 問 に 対 し て , わ か ら な い こ と が そ の 日 に 解 決 で き た グ ル ー プ ご と に 担 当 の 先 生 が お り , 質 問 や わ か ら な い こ と な ど が 聞 き や す か っ た 少 人 数 で 分 か れ て い た 為 , 質 問 が し や す か っ た 自 分 の 課 題 を や り な が ら , 質 問 が あ る 時 に 遠 隔 で 先 生 に 質 問 す る こ と が で き た こ と が よ か っ た グ ル ー プ ワ ー ク の 意 見 交 換 の し や す さ グ ル ー プ で 問 題 に つ い て 意 見 を 出 し 合 え た 違 う 意 見 と 同 じ 意 見 を 聞 く こ と が で き た 同じような意見でも他の人がどのようにとらえているかを知ることができた グ ル ー プ の 仲 間 の 発 表 や 質 問 , 考 え を 聞 く こ と が で き た 自宅での集中して 学 習 で き る 環 境 自 分 の 家 で 受 講 で き る の で リ ラ ッ ク ス し て 受 講 が で き た 自分としっかりと向き合って,集中して看護過程について考えることができた 動 画 の 繰 り 返 し 視 聴 や ノ ー ト の と り や す さ な ど の 学 習 し や す さ 動 画 を 停 止 し な が ら , メ モ を 書 い た り す る こ と が で き た 動 画 視 聴 時 ,再 度 聞 き た い と こ ろ を 繰 り 返 し 聞 き ,知 識 を 定 着 で き た 授 業 を 何 回 も 見 返 せ る の で 理 解 で き な か っ た と こ ろ を も う 1 回 見 れ た の が よ か っ た ス ラ イ ド を み な が ら 看 護 過 程 に つ い て 学 ぶ こ と が で き た ア セ ス メ ン ト シ ー ト な ど を 紙 媒 体 で は な く オ ン ラ イ ン 上 で 提 出 で き た こ と で 振 り 返 り 時 や , 追 加 で 書 き た い 時 な ど に 整 理 し や す か っ た 問 い を も っ た り 調 べ た り す る こ と が 学 習 に な り よ か っ た グ ル ー プ に 分 か れ て 遠 隔 で カ メ ラ を オ ン に し 共 有 で き た 為 , 対 面 と ほ ぼ 同 じ よ う に で き た ノ ー ト に ま と め る と き に 動 画 を 一 時 止 め る こ と が で き る の で 自 分 の ペ ー ス で 進 め ら れ て よ か っ た 通 学 時 間 が な い こ と に よ る 時 間 の 有 効 活 用 通 学 時 間 が な く , 作 業 時 間 が 増 え た 時 間 を 有 効 活 用 で き る よ う に な っ た 看 護 過 程 の 学 習 フ ェ イ ス シ ー ト の 書 き 方 や 注 意 点 が わ か っ た ひ と つ の 事 例 を 詳 し く 細 か く ア セ ス メ ン ト す る こ と が で き た

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習を受講した時の困った点(以下「困った点」)の 【質問のしづらさ】【看護過程展開習得への不安】 【ネット環境の不安定さ】【孤独な遠隔授業】から は,遠隔授業が学生に与える影響は,大きかった ことがわかる.【質問のしづらさ】のサブカテゴリ ーの中では「他の学生の前だったため聞きたいこ とが聞けなかった」という一方【グループワーク の意見交換のしやすさ】で「グループの仲間の発 表や質問,考えを聞くことができた」というもの もあり,ミュート等を活用しながら他学生に「共 有」できることが必用である. さらに,オンライン授業への要望(以下「要望」) では,対面授業を望む学生もおり,これは,必要 時,すぐに質問できる環境をイメージしており, 「困った点」で挙げられた内容と類似している. さらに,「要望」であげられた【わかりやすく迅速 な フ ィ ー ド バ ッ ク 】 に 関 し て は ,Google Classroom の限定コメントで質問しなければ学 生へのzoom による解説が 1 週間後の次回の授業 となる場合が多く教員側の課題となる. また,「困った点」と「要望」の他のカテゴライ ズされたものに関しては,遠隔授業であったこと に起因するものというより事例による看護過程 の展開,特に書き方に困っていることが挙げられ ている. これに関しては,各学生の「困っている書き方」 について学生に個別の「問い」を投げかけること も一つの解決策であるが,教員・学生ともに時間 を作り出していくかも検討事項になる. 2.遠隔授業における基盤成人期看護学演習Ⅰの 学生の肯定感 学生の肯定感をオンラインによる看護過程演 習でよかった点(以下「よかった点」)とオンライ ンにおける看護過程演習で困った点への対処・工 夫した点(以下対処・工夫)から述べる. 遠隔授業の肯定感に繋がったものとしては, 【自宅での集中して学習できる環境】【動画の繰 り返し視聴やノートのとりやすさ等の学習しや すさ】【通学時間がないことによる時間の有効活 用】そして【一対一の丁寧な個別指導】のサブカ テゴリーであげられた〈オンラインで一対一で見 てくれたことはとても丁寧でありがたかった〉を あげることができる. しかし,【一対一の丁寧な個別指導】【教員への 質問しやすさ】【グループワークの意見交換のし やすさ】【看護過程の学習】に関しては,学生の困 惑で述べた「困った点」での【質問のしずらさ】 【グループワークのやりずらさ】などの記述があ り,これに関しても,zoom の活用方法の検討や 今後,授業方法の選択肢があるならば,遠隔授業 と対面授業の使い分けをする必要がある. 3.アクティブラーニング 文部科学省の用語集では【アクティブ・ラーニ ング】は教員による一方向的な講義形式の教育と は異なり,学修者の能動的な学修への参加を取り 入れた教授・学習法の総称.学修者が能動的に学 修することによって,認知的,倫理的,社会的能 力,教養,知識,経験を含めた汎用的能力の育成 を図ると示されている.つまり,今後の変わりゆ く状況に対応できる主体的学習ができる能力を 育成するものであると考えられる. 今回,事例による看護過程を初めて学習する学 生も今後,臨床や研究場面において主体的に学習 し,状況や変化に対応できることが期待されてい ると考えられる.そのため,その思考過程の育成 は,学生たちにとって重要な基盤作りとなる.そ こで,基盤成人期看護学における基盤成人期看護 学演習 1 の看護過程の展開の基本的な思考のル ープに繋がる(図 1).つまり,Google Classroom の限定コメント,zoom の活用によって指定した 時間内に常に学生にフィードバックしながら思 考の整理を行い,教員側の一方通行にならないよ うにした.学生達の「困った点」で挙がった【看 護過程展開習得への不安】【看護過程の書き方の 未習得】「要望」で挙がった【具体的な例を示すわ かりやすい説明】のカテゴリーに代表されるもの 表 4 オ ン ラ イ ン に お け る 看 護 過 程 演 習 で 困 っ た 点 へ の 対 処 ・ 工 夫 し た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 友 人 へ の 相 談 に よ る 対 処 困 っ た 時 は 友 人 に 連 絡 し て 相 談 し た 教 員 に 相 談 し て 解 決 し な か っ た 点 は 友 人 に 連 絡 し 話 し 合 っ た 友 人 と 何 を 書 い た の か 共 有 し な が ら 進 め た 同じグループ内,または違うグループの人と話して書き方を相談した 教 員 へ の 質 問 ・ 相 談 に よ る 対 処 わ か ら な い こ と が あ る 場 合 は 教 員 に 質 問 ・ 相 談 を し た 困 っ た 時 は 積 極 的 に 教 員 に 質 問 し て 解 決 し た 個 別 で 教 員 に 質 問 し た 自 己 学 習 に よ る 対 処 わ か ら な い と こ ろ は 教 科 書 や 参 考 書 , ネ ッ ト 等 で 調 べ た 授 業 動 画 を 繰 り 返 し 見 た 事 前 学 習 に よ る 対 処 事 前 に 課 題 に 取 り 組 ん だ 分 か ら な い 点 を 先 に 挙 げ て 質 問 を ま と め て お い た 他の学生が受ける指 導を参考にした対処 他 の 学 生 へ の 教 員 か ら の コ メ ン ト を 聞 い て 参 考 に し た 個 別 指 導 時 の 内 容 を 基 に し た 対 処 教 員 か ら の ア ド バ イ ス 内 容 を メ モ し て , 後 で 見 直 せ る よ う に し た 表 5 オ ン ラ イ ン 看 護 過 程 演 習 へ の 要 望 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 時 間 を か け た 指 導 時 間 を か け て 丁 寧 な 説 明 が ほ し い も う 少 し ゆ っ く り 進 ん で い っ て ほ し い 授 業 を 振 り 返 る た め に , 動 画 配 信 の 時 間 を 長 く し て ほ し い 効 果 的 な グ ル ー プ 学 習 グ ル ー プ ワ ー ク は , 対 面 を 希 望 す る 教 員 が い る 時 間 と , 学 生 た ち で の 話 し 合 い の 2 種類もうけてほしい よ り グ ル ー プ 学 習 を し た い 友 人 と の 相 談 を し て も よ い と い う 示 唆 が ほ し い 少 人 数 で 行 い た い 具 体 的 な 例 を 示 す わ か り や す い 説 明 書 き 方 を 教 え て ほ し い 例 に な る 参 考 を も と に 看 護 過 程 を 学 習 し た い 口 頭 の み の 説 明 で は な く 文 章 に し て 説 明 し て ほ し い 想 像 し や す い 授 業 家 で 実 践 で き る 授 業 国 家 試 験 の 問 題 と 絡 め て や っ て ほ し い 動 画 ・ 話 し 合 い を い れ て ほ し い 課 題 の 手 順 や 看 護 過 程 の 説 明 が ほ し い 動 画 ・ 話 し 合 い を い れ て ほ し い 看 護 目 標 の 書 き 方 を 知 り た い 書 き 方 を 示 し て ほ し い フ ィ ー ド バ ッ ク し て ほ し い 模 範 の ワ ー ク シ ー ト を ア セ ス メ ン ト ・ 看 護 計 画 に ほ し い わ か り や す く 迅 速 な フ ィ ー ド バ ッ ク 添 削 で の 内 容 の 改 善 点 を わ か り や す く 示 し て ほ し い 課 題 ・ 小 テ ス ト 問 題 や 答 え を 見 や す く し て ほ し い 限 定 コ メ ン ト を 早 め に ほ し い 課 題 負 荷 の 軽 減 課 題 の 量 や 提 出 期 限 を 考 え て 欲 し い 課 題 の 提 出 を 週 末 に し て ほ し い 授 業 時 間 の 延 長 オ ン ラ イ ン で も 時 間 通 り す す め て ほ し い

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習を受講した時の困った点(以下「困った点」)の 【質問のしづらさ】【看護過程展開習得への不安】 【ネット環境の不安定さ】【孤独な遠隔授業】から は,遠隔授業が学生に与える影響は,大きかった ことがわかる.【質問のしづらさ】のサブカテゴリ ーの中では「他の学生の前だったため聞きたいこ とが聞けなかった」という一方【グループワーク の意見交換のしやすさ】で「グループの仲間の発 表や質問,考えを聞くことができた」というもの もあり,ミュート等を活用しながら他学生に「共 有」できることが必用である. さらに,オンライン授業への要望(以下「要望」) では,対面授業を望む学生もおり,これは,必要 時,すぐに質問できる環境をイメージしており, 「困った点」で挙げられた内容と類似している. さらに,「要望」であげられた【わかりやすく迅速 な フ ィ ー ド バ ッ ク 】 に 関 し て は ,Google Classroom の限定コメントで質問しなければ学 生へのzoom による解説が 1 週間後の次回の授業 となる場合が多く教員側の課題となる. また,「困った点」と「要望」の他のカテゴライ ズされたものに関しては,遠隔授業であったこと に起因するものというより事例による看護過程 の展開,特に書き方に困っていることが挙げられ ている. これに関しては,各学生の「困っている書き方」 について学生に個別の「問い」を投げかけること も一つの解決策であるが,教員・学生ともに時間 を作り出していくかも検討事項になる. 2.遠隔授業における基盤成人期看護学演習Ⅰの 学生の肯定感 学生の肯定感をオンラインによる看護過程演 習でよかった点(以下「よかった点」)とオンライ ンにおける看護過程演習で困った点への対処・工 夫した点(以下対処・工夫)から述べる. 遠隔授業の肯定感に繋がったものとしては, 【自宅での集中して学習できる環境】【動画の繰 り返し視聴やノートのとりやすさ等の学習しや すさ】【通学時間がないことによる時間の有効活 用】そして【一対一の丁寧な個別指導】のサブカ テゴリーであげられた〈オンラインで一対一で見 てくれたことはとても丁寧でありがたかった〉を あげることができる. しかし,【一対一の丁寧な個別指導】【教員への 質問しやすさ】【グループワークの意見交換のし やすさ】【看護過程の学習】に関しては,学生の困 惑で述べた「困った点」での【質問のしずらさ】 【グループワークのやりずらさ】などの記述があ り,これに関しても,zoom の活用方法の検討や 今後,授業方法の選択肢があるならば,遠隔授業 と対面授業の使い分けをする必要がある. 3.アクティブラーニング 文部科学省の用語集では【アクティブ・ラーニ ング】は教員による一方向的な講義形式の教育と は異なり,学修者の能動的な学修への参加を取り 入れた教授・学習法の総称.学修者が能動的に学 修することによって,認知的,倫理的,社会的能 力,教養,知識,経験を含めた汎用的能力の育成 を図ると示されている.つまり,今後の変わりゆ く状況に対応できる主体的学習ができる能力を 育成するものであると考えられる. 今回,事例による看護過程を初めて学習する学 生も今後,臨床や研究場面において主体的に学習 し,状況や変化に対応できることが期待されてい ると考えられる.そのため,その思考過程の育成 は,学生たちにとって重要な基盤作りとなる.そ こで,基盤成人期看護学における基盤成人期看護 学演習 1 の看護過程の展開の基本的な思考のル ープに繋がる(図 1).つまり,Google Classroom の限定コメント,zoom の活用によって指定した 時間内に常に学生にフィードバックしながら思 考の整理を行い,教員側の一方通行にならないよ うにした.学生達の「困った点」で挙がった【看 護過程展開習得への不安】【看護過程の書き方の 未習得】「要望」で挙がった【具体的な例を示すわ かりやすい説明】のカテゴリーに代表されるもの

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築くための大学教育の質的転換に向けて―生涯 学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ ―.https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuk yo/chukyo0/toushin/1325047.htm, 2020 年 1 月 5 日 2.参考文献 K.Krippendorff(1888)/三上俊治,椎野信雄,橋元良 明(訳)(2019). メッセージ分析の技法「内容分析」 への招待.勁草書房. 大谷尚(2007).4 ステップコーディングによる質 的データ分析手法 SCAT の提案-着手しやす く小規模データにも適用可能な理論化の手続き ―,名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀 要,(54),27-44. 寺下貴美(2011).質的研究方法論,~質的データを 科学的に分析するために~,日本放射線技術学 会雑誌,(67),413-417. 図 1 看 護 過 程 の 展 開 の 基 本 的 な 思 考 の ル ー プ に関してもまずは,COPD の患者の事例前に提示 した糖尿病患者の記述で説明している.また,重 要で,学生には記述が難しいと思われるクラスタ ーについても,学生に記載させた後に参考例を提 示している.これも,困難を感じながらも主体的 に学習する態度を学ぶためであると位置づけた. そのため,学生達が困惑している点,肯定感をも って授業に参加していることを見極め,タイミン グを逃さずに方向性を示すことが必要である. Ⅶ.結論 1.教員側の課題 1)「他の学生の前だったため聞きたいことが聞け なかった」という一方「グループの仲間の発表 や質問,考えを聞くことができた」というもの もおり,ミュート等を活用しながら他学生にも 「共有」できることを考慮することが必要であ る. 2) 教員からのフィードバックを早くしてほしい という要望があり,Google Classroom の限定 コメント,zoom の活用を再検討し,出来るだ け早く学生にフィードバックしていく必要が ある. 3)「一対一の丁寧な指導」,「グループワークのや りやすさ」,「教員への質問しやすさ」を感じて いる学生もいた.しかし,学生の困惑で述べた 【質問のしずらさ】【グループワークのやりず らさ】などの記述があり, zoom の活用方法の 検討や今後,授業方法の選択肢があるならば, 遠隔授業と対面授業の使い分けをする必要が ある. 2.遠隔授業の合理性 「自宅で集中できる環境で学習できた」,「繰り 返し見直しが出来た」「通学時間がなく,作業 時間が増えた」ことを見いだした学生がいた. 3.アクティブラーニング 遠隔授業によって看護過程の展開という抽象 的な内容をアクティブラーニングを意識して 活用したが,学生にとってよりわかりやすく, 主体的な学習になるような授業展開の工夫に ついて検討する必要がある. Ⅷ.引用・参考文献 1.引用文献 江川 隆子(2019a).ゴードンの機能的健康パター ンに基づく看護過程と看護診断,第 6 版.ヌーヴ ェルヒロカワ.東京都: 江川 隆子(2019b).ゴードンの機能的健康パター ンに基づく看護過程と看護診断,第 6 版(37).ヌー ヴェルヒロカワ.東京都: 服部 稔,蓮沼 直子,安達 伸生,他(2020).広島大学 医学部医学科における同時双方向型遠隔授業の 試み.医学教育,(51)3,240-241. 文部科学省,中央教育審議会(2012).新たな未来を

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築くための大学教育の質的転換に向けて―生涯 学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ ―.https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuk yo/chukyo0/toushin/1325047.htm, 2020 年 1 月 5 日 2.参考文献 K.Krippendorff(1888)/三上俊治,椎野信雄,橋元良 明(訳)(2019). メッセージ分析の技法「内容分析」 への招待.勁草書房. 大谷尚(2007).4 ステップコーディングによる質 的データ分析手法 SCAT の提案-着手しやす く小規模データにも適用可能な理論化の手続き ―,名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀 要,(54),27-44. 寺下貴美(2011).質的研究方法論,~質的データを 科学的に分析するために~,日本放射線技術学 会雑誌,(67),413-417.

表 3  オ ン ラ イ ン に よ る 看 護 過 程 演 習 で よ か っ た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 一 対 一 の 丁 寧 な 個 別 指 導 対 面 で 一 人 一 人 の 学 生 の 良 い と こ ろ を 指 摘 し て も ら え たア ド バ イ ス を も ら え た こ と が よ か っ た ア セ ス メ ン ト の 看 護 展 開 を 考 え る 時 , 教 員 が 一 人 ひ と り を 指 導 す る時 間 が あ っ た 個人的なサポートや添削
表 3  オ ン ラ イ ン に よ る 看 護 過 程 演 習 で よ か っ た 点 カ テ ゴ リ ー サ ブ カ テ ゴ リ ー 一 対 一 の 丁 寧 な 個 別 指 導 対 面 で 一 人 一 人 の 学 生 の 良 い と こ ろ を 指 摘 し て も ら え たア ド バ イ ス を も ら え た こ と が よ か っ た ア セ ス メ ン ト の 看 護 展 開 を 考 え る 時 , 教 員 が 一 人 ひ と り を 指 導 す る時 間 が あ っ た 個人的なサポートや添削

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