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子どものスポーツに対する勝利志向態度と重要な他者の関連

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Academic year: 2021

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子 どものスポーツに対す る勝利志向態度 と重要な他者の関連

The Relationship Between the Professionalized Attitudes

Toward Play of Children and Significant Others

1

.

は じ め に

この研究は、子 どものスポーツに よる社会化研 究 の一環 として行われた もので、 この小論では、 組織的なスポーツ活動への参加を求め る時期にあ る子 どものスポーツに対す る態度、特に勝利志 向 と重要な他者 との関係について検討を試みた。 今 日、子 どもの組織 的なスポーツ活動が年 々隆 盛をきわめてい るが、それに伴い種 々の問題が生 じて きてい る。 その1つに、スポーツ経験を通 し て、 どの よ うな価値志向が形成 され るのかが問題 とされている。 スポーツにおけ る競争や卓越す る こと、相手に勝つ ことな どの規範は、 よ り大 きな 社会 (産業社会、競争社会)の規範を強化す るこ とに役立 ってい るともいえる。 しか しなが らこれ らの業績主義的規準は、 フェアプ レイや スポーツ マ ンシ ップとい った社会的に よ り望 ましい 目標 と しば しは衝突 し、時には、競争は協同的側面を失 って闘争に変質す ることもある。 一般に、子 どもの組織 的なスポーツ活動は大人 の関与によって組織 され、管理されている。それゆ え子 どものスポーツは、大人文化の影響を強 く受 けていることは否めない。 この ことは、 これ まで のスポーツに よる社会化研究に よって明 らかに さ れている。C。akleyはミ'プ レイ、ゲーム、スポー ツの構造の相違 と子 どものそれ らの活動での主体 的経験を検討 し、未組織 ゲームでは、創造性や協 力す る態度が顕著であるのに対 し、組織的スポー ツでは、権力や権威を受容す る態度が顕著である ことを明らかに している。 またWebbは2.'競争的 スポーツで重要祝 され る3つの価値(fairnessor equity,ski

l

l,victory)の組み合わせか らなる勝利 志向態度の尺度(ProfessionalizationScale)を用

Toshiaki lijima Makoto Ogiwara

いて、子 ども (小 ・中 ・高校生)のプ レイ態度を 調査 し、組織的なスポーツでは、勝利や スキルに 価値をお く態度が形成 され易い ことを示唆 した。 Webbと同様 の方法 を用いたMantelとVeldenの 組織 的スポーツ参加者 と非参加者 (ll-12才)の スポーツに対す る価値志向を比較 した研究 でi㌔ 組織 的スポーツ参加者は、勝利や スキルを重視す る傾 向が強いのに対 し、非参加者は、 フ ェアプ レ イを重視す る傾向が強いことが明 らかに されてい る。 これ と同様の結果が、Maloneyと Petrie.4' KiddとWoodman.5'小椋他.6'飯島

7

'

な どに よって 報告 されている。 これ らの結果か ら、子 どもの組 織的なスポーツ活動は、ルールや スポーツマソシ ップに従 ってプ レイす るとい った社会的、協同的 な態度の形成 よ り、む しろ勝利やスキルに価値を お く態度の形成を促す社会化装置 として機能 して いるといえる。 さらに、勝利至上主義的傍向や能力主義的傾向 がスポーツにおけ る 「疎外」や 「脱落」(drop out)の問題 を生み出 して きている830rlickと Bo-tterillは9.)子 どものスポーツへ の大人の過 介入が ドロップアウ トす る子 どもを作 っていることや、 技能重視が子 どもたちに不安を抱かせてい ること を明 らかに してい る。 これ と関連 して、競争的状 況か ら生ず る心理的ス トレスが子 どもの情緒安定 性を損 うとい う指摘やIq子 どもへのプ レッシャー が心理的不適応を生み易いことや11

)

道徳性 の発達 に望 ましくない態度を形成 し易い ことが報 告 され てい るloa 子 どものスポーツに対す る価値意識や態 度の形 成に重要な影響を与える要因 として、 よ り具体的 文脈 の下で、個人 と文化の媒介者 として大 きな影 響力を もつ人物、すなわち 「重要な他者」(si

(2)

g-niricantothers)の存在を無視す ることはで きな い。 これ までの研究を概観す ると、スポーツ社会 化理論に基づ く、Snyd。rとSpr。itze芸.a Green_ d。r

f

e

r

1、 深沢5)16〉 1ご飯 畠㌔ どの研究 (大人、特に 親の影響力が大 きい こ とや、先生や友だちの影響 な ど)や、役割 モデ リソグ法に よるBrimとWhee ler19の研究 (仲間の影響について)や、認知論的 視点か らのMcElroyとKirkendal120)の研究 (親の 影響が強い こと)な どがある。 さらに、子 どもの 勝利志向態度に コーチの影響が強 く働いているこ とを結論づけるAlbinson2-)及びVaz2カの研究報告 がある。一般に、子 どものスポーツ態度に大 きな 影響力を もつ重要な他者 として、親、 きょうだい、 友だち、学校の先生、近隣の大人や コーチな どを あげ ることができるが、特に親は大 きな影響力を もつ ようである。 また、重要な他者の役割は子 どもの性 タイプに よって異なるようであ る。 これ までのスポーツに 対す る態度、特に勝利志向(professionalorient a-tion)に関す る研究 では、 勝利志 向態度は、女子 より、男子の方が強 い ことが明 らかに されている

(webb:'petrie,2頚Mal。ney & Petrie4,'Kidd & woodman5),Loy etal

2

,McElroy & Kirke

-ndal127飯島 7')。前 出のMcElr。y他は、 スポ ー ツプ ログラム参加者 (ll-18才) の勝利志向態度 と親の態度 との関係を調べ、親の態度は男子の勝 利志向態度 と関連性が あるのに対 し、女子の勝利 志向態度 とは関連性が ないことを報告 してい る。 スポーツ態度にみ られ る性差は伝統的な性別役割、 特に業績主義的規準をめ ぐる男女 の社会化の差異 に よるものであ り

,

1'29主に社会化過程の早い時期 におけ る要田 (重要 な他者)の影響に よるもの と み られてい る2.9スポーツ態度は、基本的には性別 役割の社会化に大 き く影響 されてい ることが示唆 され る. しか も子 ども期におけ る勝利志向態度は 成人期を通 して持続 され る傾 向が強い ことが、小 椋他 の成 人 (男子) を対象 に行 った遡 及的調査 で明 らかにされてい る6.)このことか らも、子 ども 期におけ るスポーツ態 度研究の重要性が示唆 され る。 以上、本研究を進 め る上で重要 と思われ る問題 点 と先行研究について通観を試みた。 ここでは、 特に組織的なスポーツ活動-の参加を求め る時期 にあ り、且つ性役割習得の社会化が重要視 され る 時期にある子 どもを対象 として、重要 な他者の タ イプ及び親の関心の程度 と子 どもの勝利主義的 ス ポーツ態度の関連について、Webb尺度を用いて 検討 してみたい。 この分折は、性別に行われ性差 について も検討がな され る。

対象 と方法

上述の 目的を遂行す るために使用す る資料は、 上 田市の3つの小学校 の 4- 6年生か ら収集 され た ものである。調査時期は、1986年10-11月であ る。調査法は、質問紙による。調査票の配布及び回 収は、学級担任の協力を得て行われた。 この研究 で使用す るサ ソプル数は、回収 された調査票 の う ち集計不能票を除いた男子473名 (集計率89.3%) 女子440名 (集計率86.4啓)であ る. この研究での重要 な他者は、 「親、 きょうだい、 友だち、学校 の先生、近隣の大人 ・コーチの うち で、一番 スポーツを教 えて くれ る人はだれか。」 の質問に対す る回答に よって決め られた。 親の関心の程度については、(1) スポ-ツをす ることに対 して、力づけて くれた り、教えて くれ た程度 (親の励 まし) と、(2) スポーツ技能に対 す る親の期待の程度の2項 目の質問に対す る回答 を、それぞれ3段階評定 (低い、中間、高い)に よって整理 した。 子 どもの勝利志向態度の測定は、Webbが提 起 したThreeItem Play Scale(前 出) とは ぼ 同 様の質問の仕方に よってなされた。す なわち、 ス ポーツをす る時、(刀 「自分の力をは っきす ること」 (ベス ト)、打)「相手に勝つ こと」 (勝利)、(ラ) 「きま りを守 ること」 (フェアプ レイ)の3項 目 の うち、 どれを最 も重視す るかを重要 と思 う順番 に1、 2、 3の番号を記入す るよ うに求めた。 こ の回答の結果は、勝利志向の最 も弱い タイプ (1 位 フ ェア、 2位ベス ト、 3位勝利)か ら、勝利志 向の最 も強い タイプ (1位勝利、 2位ベス ト、 3 位 フ ェア)の6つのカテゴ リーに分け られ、それ に よって回答者各 自の勝利志向態度が評定 され る のであるが、 ここでは、統計的処理上の都合か ら 細分化す ることを避け、 1位の項 目について集計 す ることに よ り勝利志向の程度を評定 した。なお

(3)

必要に応 じて、 「フェアプ レイ志 向型」- 「勝利 志向型」の二分法に よる分析を行 った。 この二分 法は、 「ベス ト」重視が勝利の手段 として考え ら れているか (2位が 「勝利」)、それ とも活動そ れ 自体や プ レイ要素の維持に関心が向け られた も のか (2位 「フェアプレイ」)によって、二分され た ものである。

Ⅲ 結果 と考察

勝利志 向態度 と重要な他者の関係を調べ るため に∬2-検定が用い られた。蓑 1ほ、子 どものスポ ーツ学習におけ る重要な他者の タイプと子 どもの 性の関係について示 した ものであ る

∬2-検定の 結果に よると、重要な他者のタイプと性 タイプと は大 き く関連性があることが認め られ る-x2( 4)-46.01

,P<

0.001。性差は、特に親、先生、近 隣の大人 ・コーチにみ られ る。男女 に とって、最 も重要な他者は親である。 しか しなが ら親 を最 も 重要な他者 とす る者は、女子 (3

1

.

6

留) より、男子 (38.590)の方が多い。 これに次いで、男子は近 隣の大人 ・コーチをあげている (23.3房。 これに 対 し女子は12.3蕗)。 女子の場合は、親 とはは同 程度の割合で学校の先生 (30.5%。 これ に対 し男 子は15.070)を最 も重要な他者 として選 んでいる。 女子は男子に比べて、学校-の依存度が高いよ う であ る。 きょうだい と友だちについては大 きな差 はみ られない。男女 とも、約半数に及ぶ者が最 も 重要 な他者に家族成員を選 んでい ることは注 目さ れ る (男子48.0%、女子45・0%)0 表1 男女児のスポーツ学習におけ る重要な他者 男 児 女 児 (N- 473) (N - 440) 親 38.5 31.6 きょうだい 9.5 13.4 友 達 13・7 12.3 先 生 15.0 30.5 コーチ ・近隣の大人 23.3 12.3 100.090 100.0% x2(4)- 46.01 P

<

0.001 表2 男女児のスポーツに対す る価値志 向 男 児 女 児 (N- 473) (N- 440) フ ェア 29.2 33.2 J<A L 53.1 60.9 勝 利 17.8 5.9 100.0% 100.0% ∬2(2)- 30.21

P<

0,001 表2は、性 タイプと勝利志向態度の関係につい て示 した ものである。性差は、特に 「勝利」 とト ス ト」のカテゴ 1)-にみ られ る-x2(2)- 30.21

,

P

<

0.001

「勝利」を最 も重視す る者は、女子 (5.9感) より、男子 (17.8啓)の方が多 い。 こ れ に 対 し 「ベ ス ト」 を最 も重視 す る者 は、男 千 (53.1留)よ り、女子 (60.9%)の方が多い。 「フェア」についてはそれほ ど大 きな差はみ られ ないが、若干女子の方が多い。 この傾向を二分法 (「フ ェアプ レイ志向型」- 「勝利志向型」)に よ って眺めてみ よ う

-∬2

(

2

)

- 33.10

,Pく

0

.

0010 性差は、この二分法において も認め られ る

「フ ェアプ レイ志 向型」 は、女 子が83.9射 こ対 し、 男子 は67.4%で あ る

「勝利志 向型」 は、女子 が16.1%に対 し、 男子 は32.6藤で あ る。 この 結果か ら、女子は、スポーツの協同的側面や プ レ イ要素を維持す ることを重視す る態度が強いのに 対 し、男子は、身体的卓越性やスポーツにおけ る 成功 を重視す る態度が強い ことが うかがわれ る。 上述の傾向は、先行研究 (前出)の結果 と一致す るものである。 重要な他者の タイプと子 どものスポーツに対す る価値志向の関係については、表3に示 した とう りである。男女 とも、重要な他者の タイ プと価値 志 向 との間になんらの関連性 も存在 しない ようで あ る一男子

x

2(8)- 4.33

,

P

>

0.05。 女子 x2(8)= 4.

1

0

,P

>

0.050 この結果は、二分法に おいて も同 じである。 表4は、親の関心 (励 ましとスポーツ技能に対 す期待)の程度 と子 どもの勝利志向態度の関係に ついて、性別に調べた結果である。 ここで、特に 親 一子の関係を取 り上げた理由は、親は子 どもが 最初 に出会 う社会化のエイジ ェソ トであ り、スポ

(4)

表3 重要な他者の タイプと男女児のスポーツに対す る価値志向 親 きェうだい 友 達 先 生 近隣の大人コーチ ・ 男児 (N - 473) (N =182) (N==45)

ス フ ベ 勝 30.8 22.2 49.5 62.2 19.8 15.6 (N -65) (N -71) (N - 110) 33.8 28.2 27.3 52,3 52.1 56.4 13.8 19.7 16.4 100.0% 100.0i

2

(

8

)

- 4.33

P>

0.05 女児 (N - 440) (N- 139) (N =59) 30.2 30.5 64.0 64.4 5.8 5.1 100.0% 100.0%; 100.0i (N -54) (N =134) (N - 54) 33.3 35.8 37.0 59.3 56.7 61.1 7.4 7.5 1.9 100.0% 100.0帝 100.095 100.0蕗 100.090

x

2

(

8

)

-- 4.10

P>

0,05 表4 親の関心の程度 と男女児のスポーツに対す る価値志向 スポーツ参加に対す る励 まし スポーツ技能に対す る期待 (低 い) (中間) (高い) (低い) (中間) (高い) 男児 (N - 473) (N-83) (N-140) (N-250) (N-168) (N -126) (N -179) 31.3 28.6 28.8 36.3 24.6 25.7 44.6 56.4 54,0 46.4 59.5 54.7 24.1 15.0 17.2 17.3 15.9 19.6 100.0gu 100.0gu 100.0gu 100.0帝 100.0啓 100.0啓 x2(4)=4.15

P>

0

.

05 x2(4)- 7,66

P>

0.05 女児 (N - 440) (N -91) (N =140) (N -209) (N -175) (N -146) (N -119) エ ス フ べ 勝 38.5 35,0 29.7 38.9 29.5 29.2 53.8 58.6 65.6 54.9 61.0 69.9 7.7 6.4 4.8 6.3 9,6 0.8 100.0go 100.0970 100.096 100.0% 100.0907 100.Ogu x2(4)- 4.29

P>

0.05 x2(4)=13.96

P

<

0.01 -ツについて も大 きな影響力を もつ存在であると 考えたか らである。 このことは、表1において も 明 らかに されている。 しか しなが ら男子について は、 スポーツに対す る価値志向 とスポーツ参加に 対す る親の励 ましの程度、及びスポーツ技能に対 す る親の期待度 との間にはなんらの関連性 も認め 難い一前者 x2(4)- 4.15

, P>

0.05.後者 x2(4)- 7.66

,P>

0.05。この結果は、二分法(「フェ アプ レイ志向型

」-

「勝利志向型」)に よる分析 で も同 じである。 女子については、スポーツに対す る価値志向 と 親の励 ましの程度 との間にはなん らの関連性 も認 め られない-x2(4)- 4.29

, P>

0

.

05。 しか し、 スポーツ技能に対す る親の期待度 との問には関連

(5)

性が認め られ る-x2(4)- 13.96, P< 0.01。 特 に 「フェア」 と 「ベス ト」のカテゴ t)一に差がみ られ る

「フェア」を最 も重視す る者は、親の期 待度が高い者 よ り(29.2帝)、低い者に多い(39.8 96)のに対 し、 「ベス ト」を最 も重視す る者は、 親 の期待度が低い者 より(54.9i)、高い者に多い (69.9%)。しか しなが ら低率 ではあ るが、「勝

手l

J

J

を最 も重視す る者が親の期待度の低い者の方に多 い とい うことは注 目され る (低い者6.3%、高い 老 0.870)。 この結果を二分法 (「フェアプ レイ 志 向型」- 「勝利志向型」)に よ り確かめてみた。 しか しなが ら、スポーツ技能に対す る親の期待度 と女子の スポーツに対す る価値志向 との間に有意 な関係は認め られなか った-x2(2)- 0.44, P> 0.05。 以上の結果か ら、親の期待が高 まるにつ れて現われ る 「ベス ト」重視の傾 向は、必ず しも 勝利主義的態度 と結びつ くものではない ことが示 唆 され る。

と め

子 どもの競争的なスポーツ活動が盛んにな って い るが、それに伴 い勝利至上主義的傾向や能力主 義的傾向が種 々の問題を生み出 して きてい る。 し か しなが ら現状では、それに関す る体系的な研究 が不足 している。 この研究では、子 どもが スポー ツ経験を通 して、 どの よ うな方向-社会化 されて い くのかを明らかにす るための基礎的資料を得 る ことを 目途 として、スポーツ-の社会化 の初期的 段階にあ る子 どもの勝利志向態度 と重要な他者の 関係について調べた。結果を要約す ると、次の と お りであ る。 子 どもの勝利志 向態度に性差がみ られた。 この 結果は、先行研究 と同 じである。 この時期 (9-12才)の子 どものスポーツにおけ る最 も重要な他 者は親 である。 しか しなが ら、子 どものスポーツ に対す る親の関心の程度 と子 どもの勝利志向態度 との問には明確な関連性を見出す ことはできなか った。 スポーツ態度にみ られ る性差は、伝統的な 性別役割習得の社会化 に大 き く影響 されているこ とが示唆 され る。 一方、McElroy他が行 ったナ シ ョナル ・ユー ス ・スポーツプログラム参加者の調査では㍗親の 心理的サポー トと男子の勝利志向態度 との問に関 連性があることが明 らかにされている。 このスポ ーツプログラムは、経済的に貧困な家庭の子 ども たちの社会的、心理的発達を 目的 として行われて いるものであ る。本研究は、子 どもたち一般を対 象 とした もので、特に彼 らの家庭状況については 考慮 されていない。 これ らの ことか ら、スポーツ 態度の形成に働 く影響要田 として社会的経済的背 景は等閑視できない ことが示唆 され る。 この研究では、親の関心の程度 と子 どものスポ ーツにおけ る価値志向 との間に明確な関連性は認 め られなか ったが、 この ことは、親 は子 どものス ポーツ態度の形成 と無関係であることを意味す る ものではない。 この研究におけ る分析 の枠組はス ポーツ社会化 のパ ラダイムに依拠す るものであ る が、前出のMcElroy他の研究 か ら、認知 論 的 視 点か らの検討 も合わせて行 ってみ る必要があるよ うに思われ る。 さらに、態度の形成に影響を与 え る要因を確定す るためには、青年期を通 して態度 の変容を追跡 してい く継継的調査が必要 となるで あろ う。 (1990 ・1 ・27受理) 参 考 文 献

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表 3 重要な他者の タイプと男女児のスポーツに対す る価値志向 親 きェうだい 友 達 先 生 コーチ ・ 近隣の大人 男児 (N ‑ 473) (N =1 8 2) (N= =45) エ スフベ 勝 30.8 22.249.5 62.2 1 9.8 1 5.6 (N ‑65) (N ‑7 1) (N ‑ 11 0)33.828.2 27.352,352.156.413.819.716.4 1 00.0% 1 00.0 i ∬2 ( 8 ) ‑ 4.33 P&gt; 0.05 女児 (N ‑ 440) (

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