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消費者手形の機能と流通性の排除(1) : アメリカ法を中心として

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Academic year: 2021

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(1)

消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除 一 三 六

ω

ー ア メ リ カ 法 .を 中 心 と し て ﹂ ・ は   じ   め   に 一 、 消 費 者 手 形 利 用 の 発 展 と 問 題 の 発 生   、   e   消 費 者 手 形 の 経 済 的 機 能   ⇔   消 費 者 抗 弁 切 断 に つ い て の 疑 問 二   判 例 に よ る 消 費 者 抗 弁 切 断 の 制 限   e   抗 弁 切 断 に 関 す る 伝 統 的 立 場 ⋮ ⋮ こ の う ち ③ ま で 本 号   ⇔   緊 密 関 係 理 論           ㌧  ﹁  以 下 次 号 三   判 例 理 論 の 評 価 む-す   び

は   じ   め   に   今 日 ま で の 手 形 法 学 は 、 、 手 形 と は 企 業 間 の 取 引 に お い て 用 い ら れ 、 か つ 転 輯 流 通 す る 証 券 で あ る こ と を 前 提 と し て 学 問                 (1 ) 体 系 を 構 築 し て き た 。 事 実 、 手 形 は 、 そ の よ う に 利 用 さ れ 、 ま た こ の た め に 作 ら れ た 人 工 的 な 技 術 的 制 度 で あ る 。 と こ ろ が 、 一 九 二 〇 年 代 以 降 、 ま ず ア メ リ カ 合 衆 国 に お 塾 て 、 耐 久 消 費 財 の 割 賦 販 売 取 引 が 発 展 す る と と も に 、 そ の 信 用 媒 介 り 法 的 手 段 と し て 消 費 者 の 振 出 す 約 束 手 形 が 重 要 な 機 能 を 果 す よ う に な り 、 消 費 者 手 形 に 基 づ く 金 融 機 関 の 融 資 額 は 巨 額 な                                                       、

(2)

﹁ も の と な つ だ 。 こ の 現 象 は 、 近 年 、 わ が 国 や ド イ ツ 連 邦 共 和 国 ( 西 独 ) に お い で も 顕 著 に 現 わ れ て い る 。 と こ ろ が 、 こ の よ う な 手 形 制 度 の 利 用 範 囲 の 急 激 な 拡 大 は 、 手 形 法 学 に と っ て 無 視 し え な い 大 き な 問 題 を 生 じ さ せ る こ と に な っ た 。 そ の 最 大 の も の は 、 人 的 抗 弁 切 断 制 度 を 消 費 者 手 形 に 画 一 的 に 適 用 す る こ と が 妥 当 か 否 か 、 と い う 問 題 で あ る 。 今 日 の 手 形 法 学 に お い て は 、 手 形 関 係 は 他 か ら 切 断 遊 離 し た 独 立 の 世 界 を な し 、 .社 会 的 な 考 慮 は 直 接 問 題 と な ら な い と さ れ て い る 。 こ の よ う な 方 法 は 、 今 後 も 一 貫 さ る べ き で あ ろ う か 、 今 後 は 変 更 さ る べ き で あ ろ う か 。   本 稿 で は 、 ま ず 、 消 費 者 手 形 の 利 用 の 現 状 と 機 能 を 明 ら か に し 、 次 に 、 人 的 抗 弁 切 断 制 度 を 消 費 者 手 形 に 適 用 す る こ と の 当 否 を 考 察 す る 。 と こ ろ で 、 人 的 抗 弁 切 断 は 、 手 形 流 通 を 支 え る 手 形 制 度 の 根 幹 で あ る 。 と す れ ば 、 問 題 は 、 さ ら に 人 的 抗 弁 切 断 制 度 自 体 の 存 在 意 義 、 適 用 の 限 界 、 ひ い て は 手 形 法 の 法 体 系 に お け る 位 置 づ け に も 関 連 し て く る 。 本 稿 は 、 . 窮 極 的 に は 、 噛 こ の 課 題 の 解 明 へ の 一 つ の 手 が か り を 得 た い と す る 問 題 意 識 に 基 づ い て ・い る 。 消 費 者 手 形 利 用 の 歴 史 が 最 も 古 い ア メ .リ カ に お い て は 、 そ の 抗 弁 切 断 を 制 限 す る 多 数 の 判 例 が 現 わ れ 、 さ ら に は 一 九 六 八 年 の 統 一 消 費 者 信 用 法 典 ( 旨                                                                                                      ¢ 薮 。 § 0 8 。・仁 ヨ ①﹁ ρ ①ら け O O 牙 ) さ え こ の 立 場 を と っ て い る 。 ま た 西 独 に お い て も 同 様 の 判 例 が 現 わ れ て い る 。 こ れ に 対 し                       ノ                                                            コ                                                                 き   わ が 国 で は 、 消 費 者 手 形 と 抗 弁 切 断 制 度 の 問 題 鳳 、 学 説 ・ 判 例 之 も に 今 だ 全 く 論 ぜ ら れ た こ と の な い 未 開 拓 の 領 域 で あ り 、 し か も 、 手 形 法 学 に と っ て は 極 め て 難 解 な 問 題 で あ る 。 し た が っ て 、 そ の 比 較 法 的 研 究 は こ の 問 題 の 考 察 に あ た っ て 極 め                                                               (4 ) て 有 益 で あ る と 思 わ れ る 。 本 稿 で は 、 ま ず ア メ リ カ 法 を 中 心 に 考 察 す ゐ 。 . 本 稿 が 、 こ の 問 題 に つ い て の わ が 国 に お け る 関 心 を 喚 起 し え る な ら ば 存 外 の 喜 び と す る と こ ろ で あ る 。   ( 1 )   手 形 法 ・ 小 切 手 法 が 、 現 在 、 企 業 取 引 の 範 囲 を 越 え て 一 般 人 に 解 放 さ れ て い る こ と か ら 、 ﹁実 質 的 意 義 の 商 法 ﹂ に 属 さ な い 志 す る 説 が 存 在 す る こ       と を 無 視 す る も の で は 毛 頭 な い 。 た と え ば 、 西 原 寛 一 .﹃ 日 本 商 法 論 一 巻 ﹄ 一 九 五 〇 年 、 二 二 八 頁 、 大 隅 健 一 郎 ﹃ 商 法 総 則 ﹄ 一 九 五 七 年 、 三 九 頁 、 石       井 照 久 ﹃ 手 形 法 ・ 小 切 手 法 (商 法 W )﹄ 一 九 七 〇 年 = 二 頁 。 し か し 、 こ れ ら は 、 体 系 論 と し て 抽 象 的 に 主 張 さ れ る の み で 、 具 体 的 な 考 察 . 解 釈 や 手       形 制 度 の 今 後 の あ り 方 に つ い て は 、 ﹁商 法 説 ﹂ と 同 様 に 、 ﹂ 般 人 に 解 放 さ れ て い る 己 と は 、 特 に 考 慮 さ れ て い な い よ う で あ る 。           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除             ・                ・                    = 二 七 . '

(3)

﹁ 1   脚 θ . '   ズ ■ ' 1 ﹁ \ 覧 . 馳  . 消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除 ﹂ ﹁ . 一 三 八 ,   ( 2 )   た ど え ば 、 判 例 は 、 割 賦 販 売 に お い て 買 主 が た と え 約 束 手 形 を 振 出 し 、 そ れ に 基 づ い て 請 求 さ れ て も 、 買 主 は 割 賦 販 売 法・ ( ﹀ び 魅 三 舅 ひq u・ αq o 。・ 。 9 )       に 基 づ い て 利 用 で き る 売 主 に 対 す る 総 て の 抗 弁 を 、 売 主 と 緊 密 関 係 に あ る 金 融 機 関 に 対 抗 で き る 、. ど し て い る 。 ρ 伽q こ 一 ω ① 閑 O N 一 ω 刈 ⋮ ︹ 一 出 ① ︺ ≦ o l '      = B 且 ① ﹃ 日 算 8 = ロ 昌 瞬 Φ 口 室 員 らQ 旨 " 切 O 鵠 N 幽 ω い bQ 切 QQ ・ ω O ¢ じd 両 q O 閑 . 乏 国 O = ω 問 い 一 竃 ↓ 国 F N > 国 ド ご Z O ω O 国 ω O 躍 諺 局 ↓ . お 91 ω ℃. ω ■ 卜∂ 一 h h . ⋮ 7 一 碧 ω n 訂 =    , ︿ o 昌 bd 冨 ぴ o 誘 宕 冒 噛 ↓ ず o O 門 ① a ε ﹃ .噸 幻 o 曾 o a o ω 貯 0 2 ヨ ρ 口 ざ N [国 O 国 ド 卸 ℃ O ω ↓ 国 幻 . ﹀ ω ℃ 国 O 日 o励 O 岡 O O 鑑 ℃ ﹀ 閃 ﹀ 月 一 く 国 O O 竃 護 国 幻 9 > 目 い } ≦ . お O O 層       サ 邸 ① ① ・ " 閤 O ≡ P 訳 O Z ω q ζ 国 Z 6 国 2 因 菊 間 U 寄 ︾ 這 コ . ω . 紐 ・ ド イ ツ 法 の 考 察 は 、 次 に 執 筆 を 予 定 し て い る 。・ ﹂       、             .   ・   ( 3 )   な お 、 根 岸 哲 ﹁ 訪 問 販 売 に お け る 熟 慮 期 間 制 度 ﹂ 神 戸 法 学 雑 誌 二 一 巻 三 適 四 号 、   一 九 七 二 年 、・ 一 = 六 頁 、 お よ び 河 本 一 窪 田 一 荒 11 西 原 潮 石 田 11       野 村 編 ﹃ 法 律 問 題 の 基 礎 知 識 ﹄ 一 九 七 二 年 、 九 〇 頁 (筆 者 執 筆 ) が 、 、 こ の 問 題 を 指 摘 し て い る 。   ( 4 )   論 題 に 関 す る 主 要 な 引 用 文 献 は 次 の 遮 り で あ る 。    . O = 刀 自 ρ ↓ 冨 O o 臼 ヨ ① 言 置 一 U o 9 二 口 o o h O 8 匹 国 母 夢 勺 霞 o 冨 器 " ① ω 曜 勢 一① い . 冒 5 零 ( お 鰹 ) " ﹄ o 口 Φ ω " コ 富 口 8 0 0 ヨ 唱 目 冨 ω 9。 ω 出 o ︼匹 Φ 話 言       切 店 O o 貫 器 9 0 0 口 誓 § 興 ℃ 曽 層 o き 這 切 Q。 ≦ -器 ﹃ で ・ い ・ O ﹂ 日 日 ( お ㎝ Q。 ) 脚 Z g P 田 隷 5 8 0 0 日 醤 巨 班 p。   α 穿 冨 霧 き ミ ミ 恥 一 口 ∪ 器. 0 0 霞 。・ o       o 、 O § 簑 § ミ 智 箕 ミ 、 § § 、 " 鳶 ミ 、 、 刷 博 ミ " 9 Z ヨ d ● い ■ 男 o ︿ ● 。。 。。 O ( お 8 ) " ω ぎ 9 日 目 " O o 島 β ヨ 2 9 且 津 び 団 ﹀ 甑 ず o 忽 鼠 9 三 冨 9 の 噂・ ω 帆       ↓ ① 旨 且 。 ↑ ・ O ﹂ 謡 ( 冨 ﹁ 二 y N Φ 戸 ( 窓 H け 目 ) 馴 = け 二 〇 厭 Φ 耳 0 8 Ω 団 毘 夢 ℃ 霞 o 冨 器 o h 9 口 誓 目 窪 ﹂℃ 巷 o コ ↓ 冨 男 9。 = 自 0 9 序 Φ ω 昏 U 。 9 署 o       ↓ o 恐 陣 ω O Q降 ・ Ω 出 . い ■ 男 Φ < . 劇 ① ( お c降 Φ ) 嗣 尻 ユ ℃ 匿 o ℃ O o β ω β ヨ 9 0 器 家 什 閃 ① 讐 訂 二 〇 日 韓 > O 冨 9 8 7 0 ユ o 口 け o q < 冨 零 8 冒 梓 -﹁① ○◎ O o ξ ヨ ■ H . 男 o く ' .     念 帆 ( 竈 Φ G。 ) " H o a 避 卿 ≦ 母 ﹁ o 炉 ↓ 冨 d 巳 h o ﹁ ヨ O o 塁 β ヨ 臼 0 器 9 け O o α ρ ㊥ 。。 0 0 ピ ヨ ' r 閑 ① ︿ . ω 。。 刈 ( お ④ 。。 ) " 乞 o けP ︾ 0 9。 器 Qo 叶& 団 o h け 冨 ミ ー       博 § 嚇 o 、 O も 遣 物 黛 ミ ミ ト 鴨 隣 房 、亀 嵩 § " ↓ 冨 国 昂 ヨ 回忌 ユ o 口 o {. 2 Φ ぴq o ユ 9, げ ま 蔓 程 側 0 8 ζ 口 σq -O 臣 ℃ o ユ o F 即 ↓ > P ド ζ ﹀ = 噛 O σ Z ω 口 護 国 幻 ℃ 胃 O 同 国 O コ 0 2       0 0 竃 団 員 > 2 0 国 ( δ ざ ) 脚 Z 9 ρ ・ 甘 舞 9 巴 聲 ユ ピ 詔 冨 富 江 く ① 胃 0 8 0 ユ 信 o h O § 襲 § ミ き 智 § " ぎ き お ざ ≦ 器 7 ・ 9 い ・ ρ 念 ご Z o ε " 効 蕎 -      貸 鳶 亀 鳶 肉 O O 篭 黛 ミ ミ 0 8 魁 い 円 5 Ω 霞 夢 o ご O O 二 霧 口 = ヨ o ロ け 切 g 巻 誘 砧β 島 U o 冨 三 島 p αq ω o = ① 誘 サ 鵯 口 唱 6 三 . ピ . 即 o ︿ ■ 臼 ω ( H O ざ ) " r 巴 8 P 目 口 9 9 舘      . = 目 障 暮 凶 o 奮 o μ 匡 o 冠 興 一目 U 器 O o 霞 ω o Ω 9 ヨ ノ お ご . O o ざ 冨 α o い . 即 o く ● お ⑩ ( お 刈 一 ) " 閑 o 沼 目 夢 巴 ﹁ オ Φ ρq o ユ β。 び = 津 ギ ≦ ぎ Z o 8 一汁 ぎ 謡     ↑ 0 。 一⊆ ヨ ・ い ■ 罵 。 く . ω 胡 ( 一 ¢ 謡 ) .. 以 上 は 紙 面 節 約 の た め 一 般 的 な 引 用 法 に よ ら ず 馬 著 者 名 、 ま た Z 。 8 " O 。 言 言 。 艮 に つ い て は そ タ リ ツ ク 部 分 の み       と べ r ジ で 引 用 す る 。 な お 、 統 一 流 通 証 券 法 d 巳 h o ﹃ ヨ Z Φ αq o け 冨 三 〇 冒 の け 三 日 。 巳 ω 冨 ≦ は N I ﹂ 、 統 一 商 事 法 典 ご 島 h o ﹁ ヨ ・9 ∋ ヨ 興 ユ 巴 O o α Φ は       U C C と 各 々 略 記 す る 。                     .・            ,   . ・ , ︻ ﹂ ' .「 ﹂ 消 費 者 手 形 利 用 の 発 展 と 問 題 の 発 生. ・ ﹂ ・     ﹁ 消 費 者 手 形 ﹂ は 、 一 九 二 〇 年 代 以 降 、 わ が 国 で は 一 九 六 〇 年 代 に 入 っ て か ら 急 速 に 利 用 量 が 増 加 し 始 め た 。・ し た が っ ・ て 、 わ が 国 の 手 形 法 研 究 者 が 、 そ の 利 用 の 現 状 お よ び 機 能 を 、 . 必 ず し も 十 分 に 認 識 し て い る と は い え な い の で は な い か と L r 印 ' ﹁ ﹁ 免 昌

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' 思 わ れ る 。 ま た 、 消 費 者 手 形 と 抗 弁 切 断 制 度 を 考 察 す る に あ た っ て は 、 消 費 者 手 形 の 利 用 の 現 状 ・ 機 能 さ ら に 今 後 の 動 向 ・ に う い て の 認 識 は 必 要 不 可 欠 の 前 提 を な す も の で あ る 。   と こ ろ で 、 ﹁ 消 費 者 手 形 ﹂ と い う 概 念 は 、 法 文 上 の 用 語 で も な く 、 ま た 今 日 ま で の 手 形 法 学 に お い て 一 般 的 に 用 い ら れ て き た 概 念 で も な い 新 し い 概 念 で あ る 。 し た が っ て 、 本 稿 で い う ﹁ 消 費 者 手 形 ﹂ と は い か な る 手 形 を 意 味 す る の か を 先 に 明 確 に し て お く 必 要 が あ ろ う 。 本 稿 で は 、 こ れ を 一 応 形 式 的 に と ら え 、 い お ゆ る 最 終 消 費 者 が 振 出 し 、 裏 書 し 、 引 受 け 、 保                                                                                 (1 ) 証 す る 等 手 形 上 の 義 務 者 と な っ て い る 約 束 手 形 ・ 為 替 手 形 を ﹁ 消 費 者 手 形 8 ロ ω ロ ヨ 角 窓 ℃ 臼 ﹂ と す る 。 こ の う ち 、 実 質 的                                                                                         (2 ) に 重 要 な の は 、 割 賦 販 売 に お い て 、 ﹁代 金 支 払 確 保 の た め に 振 出 さ れ る ﹁ 割 賦 手 形 冒 ω琶 言 ① 暮 ℃ 巷 2 ﹂ ま た は ﹁ 月 賦 手 形 ﹂ と 呼 ば れ る 約 束 手 形 で あ る 。 こ れ は 自 動 車 割 賦 販 売 に お い て ﹁ 自 動 車 手 形 ⇔ 三 〇 ヨ o げ 躍 思 ℃ 臼 ﹂ 、   ﹁ ユ ー ザ ー 手 形 ﹂ 、 そ の 他 の 物 品 に つ い て ﹁ 消 費 者 物 品 手 形 ・8 湯 口 目 窪 αq o o 傍 冨 で 臼 ﹂ 、 ま た わ が 国 の 銀 行 取 引 に お い で ﹁ マ ル 専 手 形 ﹂ と 呼 ば れ て い一 る も の を 含 む 。 こ こ で 、 あ え て ﹁ 消 費 者 手 形 ﹂ な る 概 念 を 用 い 研 究 対 象 と す る の は 、 こ の 手 形 当 事 者 の 相 異 が 、 重 要 な 意 味 を も つ か ら で あ る 。   e   消 費 者 手 形 の 経 済 的 機 能     ω   利 用 形 態 と 経 済 的 機 能                                                                                         (3 )   消 費 者 信 用 の 目 覚 し い 発 展 は 、 第 二 次 世 界 大 戦 以 後 、 先 進 資 本 主 義 諸 国 に 胴 け る 共 通 の 傾 向 で あ り 、 わ が 国 に お い て も                                       (4 )                                                  (5 ) 一 九 六 〇 年 代 以 後 驚 異 的 な 発 展 を 示 し て い る 。 こ こ で 、 経 済 学 的 分 析 は さ て お い て も 、 そ の 発 展 の 背 景 か ら し て 、 今 後 も 一 層 の 発 展 が 予 想 さ れ る こ ど は 、 消 費 者 手 形 の 動 向 に 関 係 ナ る た め 、 指 摘 さ れ ね ば な ら な い 。 消 費 者 信 用 の 形 態 は 、 今 日 で は 極 め て 多 様 化 し て い る が 、 消 費 者 手 形 に 関 連 し て 重 要 な も の は 、 生 産 者 ・ 販 売 者 が 売 買 代 金 の 分 割 払 を 認 め る 割 賦 販 売 (幕 邑 ぎ 。 三 。・p 冨 ) で あ る 。           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                               .  = 二 九

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      -  消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除         ・                         -  ・        一 四 〇 ∼ 割 賦 販 売 は 、 消 費 者 に 対 し て 一 時 の 現 金 支 出 に 耐 え え な い 高 額 の 商 品 、 特 に 耐 久 消 費 財 の 購 入 を 可 能 と せ し め る と い う 意 味 で 重 要 な 販 売 方 法 で あ る 。 と こ ろ が 、 信 用 売 買 と い う 性 質 上 、 与 信 者 で あ る 生 産 者 ・ 販 売 者 に 対 し で 与 信 量 に 対 応 す る 多 甑 の 運 転 資 金 を 要 求 す る 。 現 金 販 売 に 比 べ 、 割 賦 販 売 は 、 三 ∼ 五 倍 の 資 金 を 必 要 と す る と い わ れ て い 楚 問 題 は 、 販 売 者 が 、 こ の 運 転 資 金 を い か に し て 調 達 す る か 、 と い う 点 に あ る 。 通 常 、 販 売 者 は 、 小 規 模 で あ り 、 自 己 の 資 金 力 の み で 必 要 な 運 転 資 金 を ま か な う こ と は 困 難 で あ り 、 外 部 か ら 資 金 を 調 達 し な け れ ば な ら な い 。 ま ず 、 金 融 機 関 か ら 一 般 事 業 資 金 と し て 融 資 を 受 け る 方 法 が あ る が 、 小 規 模 な 販 売 者 と し て は 、 担 保 力 に 限 界 が あ り 不 十 分 で あ る 。 そ こ で 、 系 列 メ ー 吻 一 、 仕 入 先 に 対 す る 買 入 債 務 に 依 存 す る こ と に な る 。 し か し 、 こ の 方 法 で は 、 親 会 社 の 資 金 繰 り が 直 接 し わ 寄 せ さ れ る こ                                                                           (7 )  、 乏 に な り 、 販 売 者 の 経 営 を 不 安 定 な 状 態 に 置 く 。 ま た 増 大 の 一 途 を た ど る 所 要 資 金 量 を 調 達 し え な い の み な ら ず 、 生 産 金 融 と 流 通 金 融 と の 混 合 を 招 き 、 的 確 な 金 融 政 策 を 判 断 し え な く す る と い う 難 点 も あ る 。 割 賦 販 売 資 金 の 調 達 を 円 滑 に す る                                                       ヒ                                                     き   \ た め に 億 、   ﹁ 資 金 需 要 と 供 給 Z が 相 応 す る 資 金 供 給 ﹂   ﹁ 割 賦 資 金 た る た め の 特 別 の 裏 付 け の あ る 金 融 ﹂ が な さ れ る 必 要 が あ 為 。 こ の た め に は 、 ・ 販 売 者 の 信 用 力 に よ る の で は な く 、 消 費 者 の 信 用 力 、 す な わ ち 割 賦 代 金 債 権 自 体 に 担 保 力 を 認 め る 飯 先 金 徹 体 制 に よ る 方 法 が 最 庵 有 効 で あ る 。 こ の 方 法 は 、 具 体 的 に は 、 . 割 賦 売 買 契 約 に よ る 代 金 債 権 ま た は そ れ に 基 づ ズ 消 贋 者 手 形 を 担 保 に 、 金 融 機 関 か ら 融 資 を 受 け る 方 法 と 、 こ れ ら を 金 愚 機 関 に 買 取 っ て (債 権 譲 渡 ま た 億 手 形 割 引 ) も ら う 方 法 が あ る 。 こ こ で 、 手 形 が 利 用 さ れ る の は 、 言 う ま で も な く 基 本 的 に は 、 普 通 の 債 権 譲 渡 に 比 べ 、 譲 渡 手 続 が 簡 単 て あ り ハ手 形 法 二 条 h ¢ O O ゆ ㌣ 山 8 ) 、 譲 受 人 は 、 人 的 抗 弁 切 断 制 度 を 始 め と し て 強 く 保 護 さ れ て お り . ( 手 形 法 一 七 条 、 ¢ O O 吻 ω i ω 8 ) 、 . し か も 、 手 形 上 の 権 利 行 使 も 容 易 で あ る (手 形 法 一 六 条 、 d O o ㈱ 甲 ω 8 ) 。 要 す る に 流 通 の 円 滑 と 支 払 の 確 実 が 手 形                                                 (9 )                    ﹁                              . 法 全 体 に よ り て 強 く 保 樟 さ れ て い る か ら に 他 な ろ 設 い 。             ・                              \                                                                                     (10 )   ア タ リ カ に 蓄 い て は 、 こ の 方 法 に よ る 割 賦 販 売 お よ び 販 売 金 融 が 極 め て 円 滑 に 行 な わ れ て い る 。 こ こ で 消 費 者 手 形 利 用

(6)

            (11 ) の 典 型 的 な 形 態 を 明 ら か に し よ う 。 売 主 ・ 買 主 間 で 割 賦 販 売 契 約 が 締 結 さ れ る と 、 買 主 は 頭 金 を 支 払 い 、 未 払 残 高 を 額 面                                                                   (12 ) と す る 割 賦 払 の 約 束 手 形 を 振 出 す 。 売 主 は 、 .こ れ を 、 ﹂裏 書 の う え 金 融 機 関 に 売 却 (割 引 穿 8 舞 ) す る 。 売 主 は こ こ で 直 ち に 売 上 代 金 を 回 収 で き る 。 手 形 所 持 人 た る 金 融 機 関 は 、 満 期 ご と に 買 主 か ら 代 金 を 取 り 立 て る 。 こ の よ う に 消 費 者 手 形 の . 割 引 を 通 し て 、 金 融 機 関 は 、 売 主 に 直 接 代 金 を 支 払 い 、 買 主 に 間 接 的 に 貸 付 を な す こ と に な る 。 し た が っ て 、 金 融 機 関 が                                                                                                         (13 ) 直 接 に 消 費 者 に 貸 付 け る 方 法 -直 接 貸 付 (島 8 二 。 き ) に 対 し で 、 . こ の 方 法 は 間 接 貸 付 ( 一つ α 一§ 二 8 5 ) と 呼 ば れ て い る 。 間 接 貸 付 を な す に あ た っ て は 、 金 融 機 関 は 、 通 常 、 信 用 の あ る 一 定 の 販 売 者 と の み 取 引 を 行 な い 、 販 売 者 に 信 用 売 買 で 使 用                                                                                       (14 ) さ れ る 書 式 と し て 、 契 約 書 、 金 融 機 関 が 被 裏 書 人 と し て 印 刷 さ れ て い る 約 束 手 形 用 紙 、 完 成 証 明 書 (8 ヨ 冨 二 8 。 。 三 h冨 ρ窃 ) 、 買 主 の 資 産 状 況 を 記 す 信 用 申 込 書 ( 。﹁ 。爵 昌 嘗 8 ま コ ) を 供 給 す る 。 通 常 、 買 主 が こ れ ら の 書 類 に 同 時 に 署 名 し 、 金 融 機 関 が                                 (15 ) 受 領 す る こ と に よ っ て 一 度 に 完 了 す る 。 な お 、 割 賦 販 売 で は 、 代 金 債 権 の 担 保 と し て 手 形 の 他 に 条 件 付 売 買 契 約 (8 ・ 島 三 8 舘         (16 ) 。・幕 。。 8 暑 舞 ) ま た は 動 産 譲 渡 抵 当 ( 跨 畏 9 ヨ 旦 σqp σQ O の 合 意 が 結 ば れ る 。 こ れ に よ っ て 売 主 は 、 買 主 の 他 の 債 権 者 に 対 し で                                                                                             (17 ) 優 先 弁 済 を 主 張 で き る 。 消 費 者 手 形 を 流 通 さ せ る 場 合 、 こ れ ら の 担 保 権 は ど も に 金 融 機 関 に 譲 渡 さ れ る 。 重 要 な こ と は 、                                                                                   (18 ) 涜 主 に 対 し て 振 出 さ れ た 手 形 は 、 ほ と ん ど 常 に 最 初 の 譲 受 人 で あ る 金 融 機 関 の 手 に 保 持 さ れ 、 そ の 後 は 法 理 上 再 譲 渡 が 可                                             (19 ) ・能 で あ っ て も 、 現 実 に は 、 転 々 流 通 す る こ と は な い と い う こ と で あ る 。 な お 、 直 接 貸 付 方 式 の 場 合 に 、 金 融 機 関 が 消 費 者                                             (20 ) 手 形 を 担 保 と し て 受 け 取 る ( 手 形 貸 付 ) こ と も あ る 。                                                                                                   ヘ    ヘ    ヘ    ヘ    へ   と こ ろ で 、 手 形 利 用 形 態 と し て 注 目 す べ き は 、 ア メ リ カ の よ う に 高 度 に 資 本 主 義 経 済 の 発 展 し た 国 で は 、 企 業 間 取 引 の 決 済 の た め に 、 買 主 が 抗 弁 放 棄 機 能 を も つ 手 形 を 振 出 し 売 主 が こ れ を 金 融 機 関 で 割 引 く と い う 利 用 形 態 が 、 む し ろ 異 例 で                    の   あ る と い う こ と で あ る 。 . `   西 ド イ ツ に お い て も 、 消 費 者 手 形 が 信 用 売 買 の 媒 介 手 段 と し て 用 い ら れ て い る 。 ま ず 、 約 束 手 形 は 、 . ア メ リ カ と 同 様 の           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                                 一 四 一

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          消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                                     一 四 二                                              お   形 態 で 、 特 に 自 動 車 の 割 賦 販 売 に お い て 利 用 さ れ る 。 次 に ﹁ 販 売 者 が 自 己 受 の 為 替 手 形 を 振 出 し 、 こ れ を 消 費 者 に 引 受 け                                                                 (23 × 24 ) さ せ 、 金 融 機 関 で 割 引 を 受 け 、 ま た は 担 保 と し て 貸 付 を 受 け る 方 式 も あ る 。   ζ こ で 、 消 費 者 信 用 に お い て 消 費 者 手 形 が 果 し て い る 経 済 的 機 能 を み よ う 。 第 一 段 階 と し て 、 販 売 者 は 商 品 の 売 買 に あ た っ て 支 払 猶 予 (分 割 払 の 承 認 ) と い う 形 で 消 費 者 に 信 用 を 供 与 す る 。 こ こ で 、 消 費 者 手 形 は 代 金 債 務 の 担 保 之 な り 消 費 者 信 用 を 媒 介 す る 。 第 二 段 階 と し て 、 販 売 者 は 金 融 機 関 に こ の 手 形 を 裏 書 譲 渡 ( 割 引 ) す る 、 す な わ ち 金 融 機 関 が 販 売 者 の 信 用 売 買 に 伴 う 金 融 負 担 を 代 位 す る 。 こ れ は 販 売 金 融 の 媒 介 で あ り 、 銀 行 信 用 の 媒 介 で あ る 。 同 時 に 、 金 融 機 関 が 間 接 的 に 消 費 者 に 信 用 を 供 与 し て お り 、 こ れ を 媒 介 す る こ と に な る 。 販 売 者 が 貸 付 を 受 け る た め 消 費 者 手 形 を 担 保 と し て 金 融 機 関 に 提 出 し た 場 合 も 機 能 的 に は 同 一 で あ る 。 こ こ で 、 販 売 者 は 、 消 費 者 の 信 用 力 に よ っ て 、 さ ら に は 手 形 裏 書 人 と し て 償 , 還 義 務 を 負 う と い う 形 で 自 己 の 信 用 力 を 加 重 す る こ と に よ っ て 、 そ の 資 金 運 転 能 力 を 超 え て 商 品 売 買 取 引 を 推 進 で き る ご と に な る 。 こ の 他 、 金 融 機 関 が 直 接 消 費 者 に 貸 付 を な す 場 合 も 、 消 費 者 手 形 は 、 金 銭 債 務 の 担 保 と し て 消 費 者 信 用 を 媒 介 し て い る 。 も っ と も 、 こ の 場 合 は 、 手 形 の 流 通 は 全 く 予 定 さ れ て お ら ず 、 信 用 を 流 動 化 す る こ と は な い 。 以 上 の よ う に 手         ,'    ,                                                、  、  、 形 は ㌃ 今 日 、 消 費 者 信 用 と 販 売 金 融 の 円 滑 な 成 立 の 一 つ の 重 要 な 法 的 手 段 と な っ て い る と い え る 。     ②   わ が 国 に お け る 消 費 者 手 形 利 用 の 現 状 と 発 展 の 動 向   わ が 国 で は 、 割 賦 販 売 者 は 、 運 転 資 金 の 大 部 分 を 、 生 産 者 ・ 仕 入 先 か ら の 買 入 債 務 ま た は 金 融 機 関 か ら の 事 業 運 転 資 金                              あ   と し て の 借 入 金 が ら 調 達 し て い る 。 消 費 者 の 信 用 力 を 基 本 と 七 た 販 売 金 融 体 制 は 、 ・ 現 在 の と こ ろ 自 動 車 販 売 を 除 き 、 そ れ ほ ど 行 な わ れ て い な い 。 こ れ は 、 一 つ は 、 消 費 者 信 用 調 査 機 構 が 未 整 備 で あ る た め 、 割 賦 販 売 に 基 づ く 消 費 者 手 形 や 契 約 書 は 、 信 用 力 が 弱 い こ と 、 ま た ア メ リ カ の 販 売 金 融 会 社 の よ う な 割 賦 販 売 専 門 の 金 融 機 関 が 自 動 車 業 界 を 除 い て 存 在 し な い ご と も 理 由 と な っ て 幽 ・ た だ し 自 動 車 割 賦 販 売 に お い て は 、 消 費 孝 形 を 媒 介 ど 七 た 販 売 金 融 が 制 度 的 に 行 な わ れ て 、

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\   {27 ) い る 。 こ れ に は 二 つ の 方 法 が あ る 。   一 つ は 、 9 販 売 者 は 、 消 費 者 の 振 出 し た 約 束 手 形 ( 月 賦 回 数 と 同 数 の 手 形 ) に 裏 書 し 、 生 産 者 に 譲 渡 ( 割 引 ) す る 。 こ こ で 生 産 者 は 手 形 割 引 額 と 卸 売 に 伴 な う 与 信 額 と を 相 殺 す る 。 生 産 者 に よ っ て は 、 総 販 売 会 社 を 設 立 し ・ 販 売 者 へ の 信 用 供 与 の 一 切 を 行 な ・ て い る ・ 生 産 者 は 割 引 い た 割 撃 形 に 裏 書 し ・ }赴 を 金 溌 讐 担 保 と し て 差 入 れ 、 ・所 要 賛 金 を 借 入 れ る 。 他 の 一 つ は 、 販 売 者 が 割 賦 手 形 を 直 接 金 融 機 関 に 担 保 と し て 差 し 入 れ 、 資 金 を 借 入 れ る 。 な お 、 割 賦 手 形 は 、 満 期 日 に 金 融 機 関 か ら 取 立 て に 回 さ れ 、 消 費 者 の 個 人 当 座 勘 定 ま た は 手 形 専 用 当 座 勘 定 ( 後                                             (29 ) 述 ) の 預 金 か ら 引 落 さ れ 、 他 に 流 通 さ れ る こ と は な い 。 以 上 の 手 形 利 用 形 態 を ア メ リ カ の そ れ と 比 較 し て み る と 、 基 本 的 に は 同 じ で あ る 。 た だ 、 販 売 金 融 会 社 の 役 割 を 生 産 者 が 果 し 、 ま た そ の 信 用 力 ( 裏 書 ) で 金 融 機 関 か ら 資 金 を 調 達 す る と い う 二 重 の 段 階 を 経 て い る も の が あ る 点 で 相 異 し て い る 。                                                                                                     (30 )   こ の 他 、 い わ ゆ る 月 賦 百 貨 店 が 、 代 金 の 担 保 と し て 消 費 者 か ら 自 宅 払 の 約 束 手 形 を 受 け 取 っ て い る と こ ろ も あ る 。 ま                                                                         (31 ) た 、 金 融 機 関 が 直 接 消 費 者 に 貸 付 け を 行 な う 場 合 に 、 手 形 貸 付 の 形 を と る 場 合 も あ る 。 こ れ ら の 手 形 は い ず れ も 、 第 三 者 へ の 流 通 を 予 定 さ て れ い な い 。                                           ,  、   と こ ろ で 、 小 口 か つ 膨 大 な 数 の 消 費 者 手 形 の 急 激 な 出 現 は 、 金 融 機 関 の 業 務 体 制 に 変 更 を 迫 る こ と に な っ た 。 す な わ ち 今 日 の 手 形 取 引 に お い て は 振 出 人 ま た は 引 受 人 は 、 あ ら か じ め 銀 行 と 当 座 勘 定 取 引 契 約 を 締 結 し て お き 、 当 座 預 金 を も っ て 決 済 す る の が 通 常 で あ る 。 し か し 、 わ が 国 の ほ と ん ど の 消 費 者 は 、 銀 行 と 当 座 勘 定 取 引 を も た な い 。 と こ ろ が 自 動 車 割                                                     (32 ) 賦 販 売 業 者 が 、 消 費 者 が 当 座 取 引 を 有 す る か 否 か を 調 査 せ ず に 、 消 費 者 手 形 を 受 け 取 り 銀 行 に 差 し 出 す よ う に な っ た た                                                                         (33 ) め 、 銀 行 お よ び 手 形 交 換 事 務 を 著 し く 渋 滞 さ せ 、 不 渡 手 形 の 記 録 的 増 加 を も た ら し た 。 こ の 結 果 は ﹁ 現 在 の 月 賦 金 融 の メ                             (34 ) カ ニ ズ ム を 麻 痺 さ せ つ つ あ る ガ ン ﹂ と さ え い わ れ る こ と に な っ た 。 そ こ で 、 東 京 手 形 交 換 所 の 注 意 喚 起 も あ り 、 全 国 銀 行 協 会 連 合 会 は 、 一 九 六 五 年 一 二 月 、 金 融 機 関 に 通 常 の 当 座 勘 定 を も つ 必 要 の な 、い も の 、 も つ に 至 ら な い も の 等 か 割 賦 購 入           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                         ・          一 四 三

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          消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                 ・            ﹂                    一 四 四 等 の 目 的 で 金 融 機 関 を 支 払 場 所 と す る 約 束 手 形 を 振 出 す 際 は 、 あ ら か じ め 当 該 金 融 機 関 に ﹁ 当 座 勘 定 ( 専 用 約 束 手 形 口 ) ﹂                                                                                    あ   を 開 設 し 、 専 用 の 約 束 手 形 ( マ ル 専 手 形 ﹀ 用 紙 の 交 付 を 受 け ね ば な ら な い と す る 制 度 を 創 設 し た 。 ま た 一 九 六 九 年 一 〇 月 に 作 成 さ れ た ﹁ 当 座 勘 定 約 定 書 ( 個 人 当 座 用 ) び な 型 ﹂ は 、 今 後 の 一 般 消 費 者 に よ る 手 形 利 用 の 増 大 を 予 想 し て 、 従 来 個                                                                            人 当 座 勘 定 取 引 で は 小 切 手 利 用 に 限 っ て い た が 、 手 形 の 使 用 を 認 め る こ と に な っ た 。   な お 、 実 務 処 理 上 の 問 題 に 関 連 湿 て 、 わ が 国 の 手 形 法 三 三 条 二 項 '( 七 七 凍 一 項 二 号 で 準 用 ) が 分 割 払 手 形 を 無 効 と 定 め で い る こ と の 不 合 理 性 が 指 摘 さ れ ね ば な ら な い 。 こ の た め 、 割 賦 手 形 に お い て は 、  一 個 の 商 品 の 売 買 に つ き 、 割 賦 回 数 分 の 手 形 の 作 成 が 必 要 と な る 。 し た が っ て 、 販 売 者 、 金 融 機 関 、 手 形 交 換 所 は 、 小 口 か つ 膨 大 な 数 の 消 費 者 手 形 を 処 理 し な け                                          ガ   れ ば な ら ず 、 業 務 遂 行 の 大 き な 負 担 と な っ て い る 。 こ れ に 対 し て 英 米 の 手 形 法 は 、 分 割 払 (雪 冤 、 三 。 ξ 切片、 芭 ⋮コ .け. 一一目 。 諺 一。・) の 手 形 を 認 め て お り (英 ゆ 剛一 尻 。 h 国 × 。訂 品 ① ︾ 臼 ・ 同。。 。。 ρ ゆ o (ド )∂ X 。 ︾・ 米 名 ピ ⑳ ・。・ ρ d o o 鷲 一 δ ① (じ (昌 、 割 賦 販 売 に 問 題 を 生 ず る こ と な く 利 用 さ れ て い る 。 わ が 国 や 西 ド イ ツ に お い て 割 賦 販 売 に 基 づ く 手 形 が 大 量 に 振 出 さ れ 、 し か も こ の 条 文 の 故 に 現 実 に 実 務 界 に 無 益 な 負 担 を か け て い る こ と を 考 え る な ら ば (後 述 の よ う に 消 費 者 手 形 の 利 用 に は 問 題 が 多 い が 、 割 賦 手 形                                                                             (38 ) は 消 費 春 手 形 に 限 ら な い ) 、 あ ら た め て こ の 規 定 の 存 在 意 義 に 疑 問 を い だ か ざ る を 得 な い 。 こ の 規 定 は 沸 一 九 三 〇 年 の ﹁ 為 葦 形 及 黎 手 形 ・ 関 ・ 統 一 法 ヲ 制 委 ル 条 約 ﹂ に よ 。 て い る 以 共 わ が 国 の み で 改 正 す る ・ と は 困 難 で あ る 。 窮 極 的 に は 、 四 〇 年 前 に 作 成 さ れ た 統 一 条 約 そ の も の を 再 検 討 す べ き 時 期 に 来 て い る の で は な か ろ う か 。   以 上 、 ア 式 リ カ に お い て は 、 消 費 者 手 形 は 極 め て 広 く か つ 大 量 に 利 用 さ れ 、 . ま た 金 融 機 関 に よ っ て 割 引 か れ て い る 。 わ が 国 に お い て も 、 す で に 自 動 車 割 賦 販 売 に お い て は 、 消 費 者 手 形 に よ る 信 用 供 与 額 は 巨 額 に 達 し て い る 。 し か も 販 売 金 融 と し て 生 産 者 ・ 仕 入 先 か ら の 買 入 債 務 に 依 存 す る 方 法 に は 前 述 の よ う に 種 々 の 欠 点 が あ る こ と か ら 、 そ の 改 善 策 と し て 、 h 消 費 者 の 信 用 力 す な わ ち 割 賦 債 権 自 体 に 担 保 力 恕 認 め る 金 融 が 行 な わ れ る 体 制 の 確 立 ﹂ の 必 要 が 、 割 賦 販 売 審 議 会 に よ

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の                       (39 ) っ て 繰 り 返 し 説 か れ て い る 。 ま た 、 金 融 機 関 も 、 こ の 発 展 を 予 定 し 、 制 度 的 に は 消 費 者 手 形 の 受 入 れ 体 制 を 整 備 し て き た 。-今 後 、 わ が 国 に お い て も 、 本 稿 で 次 に 提 起 す る 問 題 が い か に 受 け 入 れ ら れ る か を 別 と す れ ば 、 消 費 者 信 用 の 発 展 に し た が っ て 消 費 者 手 形 の 利 用 は 進 展 す る も の と 予 想 さ れ 、 ま た 実 務 界 で も 期 待 さ れ て い る と い え る 。 こ の こ と は 、 従 来 の 手 形 法 お よ び そ れ に 関 連 す る 諸 制 度 に 、 理 論 上 、 実 務 上 種 々 の 問 題 を 生 じ さ せ る こ と に な る 。 今 後 、 わ が 国 の 手 形 法 学 も 、 手 形 は ほ と ん ど 商 人 間 の 取 引 に お い て 用 い ら れ て い る と い う 大 前 提 を 、 ど こ ま で 適 用 し う る か の 検 討 を 迫 ら れ る こ と に な ろ う 。 こ の 現 象 を 過 大 視 す る こ と も 誤 り で あ る が 。   ⇔   消 費 者 抗 弁 切 断 に つ い て の 疑 問   消 費 者 信 用 の 発 展 に 伴 う 消 費 者 手 形 の 急 激 な 増 加 は 、 従 来 の 手 形 法 制 度 の 予 定 し な か っ た 新 現 象 と も い え る も の で あ り 、 手 形 法 お よ び こ れ に 関 連 す る 諸 制 度 に 多 く の 問 題 を 投 げ か け て い る 。 前 述 の よ う に 金 融 機 関 の 業 務 体 制 は 変 更 を よ ぎ な く さ れ た 。 さ ら に 分 割 払 手 形 を 無 効 と す る 規 定 は 、 円 滑 な 手 形 処 理 を 妨 げ て い る 。 し か し 、 最 大 の 問 題 は 、 消 費 者 手 形 と 抗 弁 切 断 制 度 の 関 係 に あ る 。 こ れ は 、 ア メ ・リ カ に お い て 、 一 九 五 四 年 、 イ ェ ! ル 大 学 新 進 教 授 O 冨 三 〇 一一 ヨ 。 お に ,よ っ て 判 例 の 新 し い 動 向 が 鋭 く 指 摘 さ れ て (前 掲 論 文 ) 以 後 こ の 十 数 年 間 、 流 通 証 券 法 最 大 の 問 題 と し て 論 じ ら れ て き た 。   消 費 者 が 商 品 を 割 賦 で 購 入 し 、 同 時 に 代 金 債 務 に つ い て 手 形 債 務 者 と な る 。 こ こ で 販 売 者 が 完 全 な 履 行 を な せ ば 、 問 題               (40 ) は ほ と ん ど 生 じ な い 。 し か し 、 現 実 に は 、 販 売 者 は 、 し ば し ば 、 詐 欺 を 行 な い 、 欠 陥 商 品 を 引 渡 し 、 ま だ は 履 行 の 途 中 で 破 産 す る 。 ア メ リ カ で 、 消 費 者 手 形 に 関 連 す る 判 例 に 現 わ れ て い る も の と し て は 、 ま ず 、 誘 引 に お け る 詐 欺 ( 診 巳 ヨ 一冨 邑 仁8 幕 コ け) が あ る 。 た と え ば 、 販 売 者 は 、 消 費 者 に 対 し て 、 商 品 を 購 入 し 、 そ の 後 の 販 売 推 進 の た め に 買 主 の 氏 名 の 利 用 を 認 め る な ら ば 、 手 数 料 を 支 払 う 、 そ の 手 数 料 は 確 実 に 買 主 の 月 々 の 支 払 額 を 一 〇 ∼ 五 〇 % 減 少 さ せ 、 さ ら に は 利 益 さ え 得 る こ と が で き る 、 と 購 入 を 誘 引 し 、 商 品 を 高 い 値 段 で 売 却 す る 。 と こ ろ が 、 そ の 手 数 料 は 全 く 少 額 か 、 法 的 拘 束 力 の な           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                                 一 四 五 、

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、           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                                   一.四 六 い も-の で あ 魂 、 と い う よ ヶ な 手 口 で あ 輪 ) こ の 他 、 最 初 の 署 名 は 、 ま だ 拘 束 力 が な い と 欺 瞞 し て 手 形 に 署 名 さ せ る 、 第 一                                                                                                     (44 )                                                          回 目 の 賦 払 金 を 免 除 す る と 約 束 し な が ら そ の 支 払 を 求 め て く る 、 表 示 さ れ た も の と 比 べ て 全 く 無 価 値 な 商 品 を 引 渡 す 、 等                                                          あ   も あ る 。 こ れ ら は 消 費 者 手 形 事 件 で 最 も 多 く 主 張 さ れ る 抗 弁 で あ る 。   次 に 商 品 の 全 部 ま た は 一 部 の 引 渡 し が な い に も か か わ ら ず 、 消 費 者 手 形 が 金 融 機 関 に 売 却 さ れ 、 代 金 全 額 を 請 求 さ れ る こ と も あ る (約 因 欠 飲 憲 一・ お 。 = 8 犀 。 { 魯 量 ユ 。 艮 一8 )。 ・こ れ は 、 そ れ ほ ど 多 く 主 張 ざ れ る 抗 弁 で は な い 。 販 売 者 は 何 ち か の 物 を 履 行 し よ う と す る か ら で あ る 。 現 実 例 と し て は 、 販 売 者 が 、 短 期 間 に 多 数 の 消 費 者 を 欺 瞞 し 、 そ の 振 出 し た 手 形 を 売 却 し て 逃 亡 す る と い う 襲 ・ 履 行 の 途 中 で 販 売 者 が 破 産 し た と い う 場 合 も 劾 ・     ,                                                                                            ゆ                                           (48 )   瑕 疵 担 保 違 反 (げ 蕾 9 9 壽 器 量 ) の 抗 弁 も あ る 。 こ れ は 、 上 訴 審 判 決 に は 、 ま れ に し か 現 わ れ て い な い 。 ま た 無 知 な 消 費 者 が 販 売 者 の 詐 欺 に も と つ く 錯 誤 に よ り 、 手 形 で あ る こ と を 認 識 せ ず 、 別 の 書 類 に 署 名 す る 意 思 を も っ て 手 形 に 署 名 し た と い う 場 合 も 考 え ら れ る ( 作 成 に お け る 詐 欺 冒 巳 ぎ ρ冨 。 × 。巨 8 ) が こ れ は 、 後 述 の よ う に 、 物 的 抗 弁 と な る の で 問 題 な い 。                     略                      .  '   こ の よ う に 、 消 費 者 は 、 し ば し ば 販 売 者 に 対 し て 抗 弁 を も っ て い る (以 下 、 消 費 者 抗 弁 と 総 称 す る ) 。 と こ ろ で 、 消 費 者 手 形 を 販 売 者 が 、 単 に 担 保 と し て 所 持 し て い る 場 合 に は 、 問 題 な い 。 販 売 者 が た と え 手 形 上 の 権 利 を 行 使 し て も 、 原 因 関 係 の 当 事 者 で あ る 販 売 者 に 対 し て は 、 消 費 者 は 抗 弁 を 主 張 で き る か ら で あ る 。   し か し 、 消 費 者 手 形 の 最 も よ く 利 用 さ れ て い る 形 態 は 、 ・ 販 売 者 が こ れ を 金 融 機 関 で 割 引 く こ と で あ る 。 問 題 が 生 ず る の は こ の 場 合 で あ る 。 手 形 を 買 い 取 っ た 金 融 機 関 は 、 消 費 者 か ら 手 形 金 ( 11 売 買 代 金 ) を 取 り 立 て る 。 ,こ こ で 、 も し 消 費 者 . が 詐 欺 等 の 抗 弁 を 販 売 者 に 対 し て 持 っ て い れ ば 、 消 費 者 に と っ て は 手 形 金 も 実 質 的 に 売 買 代 金 で あ る か ち 、 販 売 者 の 完 全 .な 履 行 が な さ れ る ま で 支 払 を 拒 絶 す る 。 こ れ に 対 し て ﹂ 金 融 機 関 は 、 手 形 の 人 的 抗 弁 切 断 機 能 に 基 づ い て 、 消 費 者 の 販 売 、

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℃ 者 に 対 す る 抗 弁 か ら ば 自 由 で あ る と 主 張 k 手 形 金 全 額 の 支 払 を 求 め 、 さ ら に は 訴 を 提 起 す る ( 販 売 者 に 償 還 請 求 す る こ と も で き る が 、 競 争 が 激 し い た め 、 販 売 者 に 右 利 な 条 件 を 提 供 せ ざ る を 得 ず 、 買 主 に 支 払 能 力 が な い 場 合 に 限 る よ う に 努 め て い る ) 。 こ の 場 合 、 手 形 所 持 人 た る 金 融 機 関 は 、 正 当 所 持 人 ( 後 述 ) で あ る と 推 定 捲 れ る (Z Hい 瑠 o ・ ⊂ o O ㈱ ω 1 ωo 刈) 。 し か も 通 常 の 場 合 、 . 金 融 機 関 は 、 売 買 取 引 に 立 会 い 、 ま た は 交 渉 に 参 加 す る と い う 形 で 、 売 買 の 当 事 者 と な る こ と は な い 。 し た が っ て 、 そ の                                                         (50 ) 悪 意 性 を 立 証 し て 正 当 所 持 人 の 地 位 を 奪 う こ と も 極 め て 困 難 で あ る (具 体 的 に は 二 e 参 照 ) 。 こ こ で 、 事 実 上 、 消 費 者 は 、 売 主 に 対 す る す べ て の 抗 弁 を 放 棄 し た こ と に な る 。 消 費 者 の 救 済 手 段 乏 し て は 、 金 融 機 関 に よ っ て 提 起 さ れ た 訴 訟 に 販 売 者 を 参 加 さ せ る か ・ 販 売 者 に 対 し て 別 個 の 訴 訟 を 提 起 す る し か な 馳 し か し ・ た と え 法 理 的 に は 可 能 で あ ・ て も ・ 法 律 知 識 . を 持 た ず 、 資 金 的 ・ 時 間 的 に 余 裕 の な い 消 費 者 に と っ て 、 訴 訟 を 提 起 す る こ と ば 勿 論 、 . 金 融 機 関 の 訴 訟 に 応 訴 す を こ と さ え 困 難 な 場 合 も あ る 。 最 も 問 題 と な る の は 、 販 売 者 が 破 産 す る か 、 逃 亡 し た 場 合 で あ る 。 こ の 場 合 は 、 救 済 手 段 は 全 く 無 く な り 、 消 費 者 の 手 も と に は 、 せ い ぜ い 二 足 三 文 の 価 値 七 か な い 商 品 と 、 幽 金 融 機 関 に 対 す る 巨 額 の 手 形 債 務 の み が 残 る と             (52 ) い う こ と に な る 。 . そ こ で 、 消 費 者 手 形 に 人 的 抗 弁 切 断 機 能 を そ の ま ま 認 め る こ と が は た し て 妥 当 で あ る か 、 そ も そ も 消 費 者 手 形 の ﹁ 流 通 ﹂ は 消 費 者 抗 弁 の 切 断 を 要 求 し て い る の か 、 と い う 疑 問 が 生 じ て く る 。                                                                                                   (53 )   第 一 に 、 手 形 は 、 商 人 に よ っ て 合 理 的 意 識 的 に 作 ら れ て き た 、  コ 般 の 常 識 を も っ て は 到 底 処 理 し え な い 程 度 の ﹂ 複 雑 精 緻 な 技 術 的 制 度 で あ る 。 , 一 ・般 に 取 引 知 識 ・ 法 律 知 識 の な い 消 費 者 は 、 手 形 振 出 か ら 生 ず る 結 果 -抗 弁 の 放 棄 1 を 認 識 し     (54 ) て い な い の で は な い か 、 と い う 疑 問 で あ る 。 手 形 で あ る こ と を 認 識 し て い る 以 上 、 錯 誤 と 構 成 す る こ と は 困 難 で あ る と し て も 、 ま た 手 形 で あ る 以 上 所 持 人 の 期 待 を 保 護 し な け れ ば な ら な い と し て も 、 定 型 的 に 手 形 行 為 の 意 味 を 理 解 し て い な い と 予 想 さ れ る 者 に 、 そ の ま ま 法 を 適 用 す る こ と が 、 意 思 理 論 か ら ま た 法 政 策 か ら み て 、 妥 当 で な い こ と は 確 か で あ る 。 庵           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                       .          一 四 七

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          滑 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除           -          .                          一 四 八 つ と も 、 消 費 者 信 用 売 買 は 、 信 用 供 与 者 の 一 方 的 に 定 め た 条 件 で 取 引 さ れ る 、 附 合 契 約 (巴 7 鼠 8 8 コ ぎ 3 で あ る 。 仮 に 消 費 者 が 抗 弁 切 断 機 能 を 知 っ て い て も 、 消 費 者 側 か ら 裏 書 ( 指 図 ) 禁 止 手 形 と す る こ と ば で き な い 。 、ま た 消 費 者 は 、 明 示     ノ の 抗 弁 肇 約 款 (・ ・ぎ る 菱 ・・ 。⋮ 冨 ) も 拒 否 し え な い . と い う 問 題 も 生 ず 驚         ' 、   第 二 に 、 金 融 機 関 は 、 個 々 の 消 費 者 に 比 べ 圧 倒 的 に 強 い 経 済 力 し た が っ て 損 失 負 担 能 力 を 持 ワ て い る 。 こ れ は 、 売 主 が 破 産 ま た は 逃 亡 し 、 消 費 者 ・ 金 融 機 関 共 に 売 主 に 責 任 を 問 い え な く な り 、 こ の 善 意 者 間 で 、 、 損 失 を い か に 負 担 さ せ る の が                                              妥 当 か 、 と い う 問 題 と な っ た と き 、 明 確 に な る 。 従 来 の よ う に 、 販 売 者 の 不 履 行 ・ 違 法 行 為 の 結 果 は 、 す べ て 消 費 者 に 負 、 わ せ る の が 公 平 の 原 則 か ら み て 正 し い か 。 ま ず 消 費 者 に と っ て 、 手 形 振 出 を 伴 う 商 品 購 入 は 、 高 額 の 耐 久 消 費 財 が 多 い 。                                                                                                 コ   消 費 者 の 手 元 に は 無 価 値 の 商 品 ( こ れ さ え も 無 い と き も あ る ) が 残 り 、 代 金 債 務 は 全 額 負 う と な る と 、 そ の 家 計 の 受 け る 負 担                                     ね は 、 極 め て 大 き い 。 ま た 消 費 者 は 、 こ の 負 担 を 総 て 自 ら 被 る 以 外 に 、 他 に 転 嫁 す る 手 段 を 持 た な い α こ れ に 対 し て 金 融 機 関 は 、 消 費 者 と 比 べ て 圧 倒 的 な 経 済 力 を 持 っ て い る 。 金 融 機 関 に と っ て 、 抗 弁 を 主 張 さ れ る こ と は 、 そ の 保 持 す る 消 費 者                            お   手 形 の う ち 極 く 少 量 に す ぎ な い 。 そ の 受 け る 影 響 は 消 費 者 に 比 べ 問 題 と な ら な い で あ ろ う 。 そ の 上 、 金 融 機 関 は 、 そ の 事                   (58 )                                                    (59 ) 故 率 を 統 計 的 に 予 測 し 、 費 用 を 手 形 割 引 利 率 の 中 に 組 み 込 む こ と に よ っ て 、 危 険 を 分 散 し 、 他 に 転 嫁 す る こ と も 可 能 で あ                                                                                                       (εo ) る 。 ま た 、 金 融 機 関 は 、 統 計 数 値 に 従 っ て 、 割 引 対 価 の 一 部 を 損 失 留 保 金 ( 一。 ω。・ 翁 。幕 ω) と し て 留 保 す る こ と も で き る 。   第 三 に 、 消 費 者 に と っ て 、 自 己 を 欺 瞞 し た 販 売 者 と 継 続 的 取 引 関 係 に あ っ た と い う こ と は 、 ほ と ん ど あ り え な い 。 こ れ に 対 し 、 金 融 機 関 は 、 人 的 物 的 に よ り す ぐ れ た 販 売 老 審 査 能 力 を 持 ち 、 手 形 割 引 に あ た っ て は 、 現 実 に も 審 査 し て い 華 し か も 、 販 売 者 ど 継 続 的 取 引 関 係 に あ る こ と が 多 い 。 と す れ ば 、 金 融 機 関 は 、 消 費 者 に 比 べ 、 販 売 者 を 選 別 す る 能 力 と 機 会 に お い て よ り 有 利 な 立 場 に あ る 。 こ の 点 に お い て も 、 詐 欺 的 な 販 売 老 に よ る 危 険 を 消 費 者 よ り 庵 金 融 機 閣 に 負 担 さ せ る 方 が 、 取 引 の 現 実 と 公 平 の 観 念 に 適 合 し て い る の で は な か ろ う か 。 、

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●                                                                                                               \   第 四 に 、 前 の ご と と 密 接 に 関 連 し て 、 社 会 政 策 的 考 慮 も 理 由 と な る 。 抗 弁 切 断 を 排 除 す る こ と は 、 金 融 機 関 の 権 利 を 売 主 の 適 正 な 履 行 に 依 存 さ せ る こ と に な る 。 こ の こ と か ら 金 融 機 関 が 販 売 者 を よ り 一 層 厳 格 に 審 査 し 、 詐 欺 的 販 売 者 へ の 金                                                  お                      り 融 を 拒 否 す る よ う 促 す ご 乏 1 審 査 機 能 (ω 。 § 葺 σ・ {§ 。 ま コ ) を 期 待 で き る 。 こ σ こ と は 間 接 的 に 詐 欺 的 販 売 者 を 減 少 さ せ る こ と に も な ろ う 。   と こ ろ で 、 人 的 抗 弁 切 断 制 度 は 、 手 形 が 転 転 流 通 す る こ と を 前 提 と し て 、 .債 権 譲 渡 の 一 般 原 則 に よ れ ば 、 流 通 す れ ば す ` 6 ほ ど 抗 弁 が 付 加 す る こ と に よ る 手 形 所 持 人 の 極 め て 不 安 定 な 地 位 を 防 ぐ た め に あ る 。 し か し 、 消 贋 者 手 形 が 、 最 初 の 割 引 人 で あ る 金 融 機 関 か ら さ ら に 転 転 流 通 す る こ と は 、 販 売 者 も 金 融 機 関 も 全 く 予 定 し て い な い ( 一 e ω 参 照 ) 。   '   以 上 の よ う に 考 え る と 、 消 費 者 債 権 を 担 保 と し て 融 資 す る 金 融 機 関 に 、 債 権 譲 渡 原 則 か ち す れ ぽ 特 殊 に 保 護 盛 れ 売 地 位                                                                                                   ヘ    ヘ   ヘ    ヘ    へ 1 譲 渡 人 が 有 す る よ り 大 き な 権 利 を 得 る と す る 地 位 1 を 与 え ね ば な ら な い 要 請 は 強 く な い マ 言 い 換 え れ ば 、 消 費 者 手 形 に 関 し て は 、 消 費 者 の 販 売 者 に 対 し て 有 す る 抗 弁 を 金 融 機 関 に 対 し て も 対 抗 し え る と す る こ 乏 が 、 公 平 の 理 念 お よ び 社 会 政 策 的 考 慮 か ら し て も 、 消 費 者 手 形 流 通 性 の 要 請 に 比 較 し て ま さ っ て い る と い え る 。 た だ し 、 こ れ は 、 現 実 の 手 形 法 制 度 を い っ た ん 視 野 の 外 に お い て 純 粋 に ω o 頴 ⇒ .の 問 思 と し て 考 察 し た 結 論 で あ っ て 、 こ の 結 論 を 生 の 形 で 現 在 の 手 形 法 解 釈 の 中 に 取 り 込 む べ き で あ る と 主 張 す る わ け で は な い 。 し か し 、 消 費 者 手 形 が 重 要 な 経 済 的 機 能 を 果 た し て い る 以 上 、 単 な る 手 形 の 悪 用 の 例 と し て 無 視 す る の で は な く 、 、 手 形 法 学 に と っ て も 解 決 す べ き 対 象 と し て 把 え る べ き で あ る 。 こ れ を 手 形 法 解 釈 の 問 題 と し て 、・ ま た 立 法 論 と し て 考 察 す る 場 合 に は 、 商 人 ( 企 業 ) 間 で 用 い ら れ る 手 形 ( こ の よ う に 手 形 を 別 個 に 取 扱 う べ き で あ る こ と i 後 述 1 を 前 提 と し て ) の 流 通 性 を 阻 害 す る こ と の な い よ う 、 ・ か つ 消 費 者 手 形 が 善 意 者 間 を 転 輯 流 通 し た 場 合 に 取 引 界 の 混 乱 を 生 ぜ し み な い よ う 慎 重 な 配 慮 が 必 要 と な る 。 ま た 、 経 済 的 に も 円 滑 な 販 売 金 融 体 制 を 混 乱 さ せ て は な ら な い 。 次 に 、 ・ ア メ リ カ で 、 解 釈 論 と し て 、 ま た 立 法 論 と し て 、 こ の 要 請 が い か に 取 り 入 れ ら れ て き た か 、 こ れ を           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除                                       '        一 四 九

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● 消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除 一 五 〇 い か に 評 価 す べ き か を 考 察 す る 。 ( 1 )   こ の 概 念 は 、 商 人 が 振 出 し た 手 形 で あ っ て も 、 商 行 為 と な ら な い 行 為 、 例 え ば 家 庭 使 用 の 目 的 で 乗 用 車 を 購 入 す る 行 為 を 原 因 と し た 場 合 を 含 む 。 . ( 2 )   割 賦 手 形 に ば 、 購 入 老 に と っ て 商 行 為 と な る 売 買 に 基 づ い て 振 出 さ れ た 手 形 も 含 ま れ る が 、 こ れ は 消 費 者 手 形 と し な い 。 注 ( 1 ) ( 2 ) の よ う な 区     別 . 取 扱 い は 、 手 形 で は な い が 、 お が 国 の 割 賦 販 売 法 四 条 の 二 第 二 項 、 五 条 三 項 に 現 わ れ て い る ( 昭 和 四 七 年 五 月 改 正 に よ り 追 加 ) 。 ( 3 )   例 え ば 、 一 九 六 〇 年 と 七 〇 年 を 比 較 す る と 、 消 費 者 信 用 残 高 で 、 米 国 五 六 一 ← = 一六 八 徳 ド ル 、 西 独 五 一 ← 一 = 八 徳 マ ル ク 、 割 賦 信 用 残 高 で 、 イ     ギ リ ス 九 ← 一 四 徳 ポ ン ド 、 と 発 展 し て い る っ 日 本 銀 行 統 計 局 編 ﹁ 日 本 経 済 を 中 心 と す る 国 際 比 較 統 計 ﹂ 、 一 九 七 二 年 五 月 、 参 照 。 . ( 4 ) 割 賦 販 売 売 上 高 で は 、 一 九 五 八 年 の 五 千 億 円 か ら 七 〇 年 の 三 兆 円 に ( 通 商 産 業 省 商 業 統 計 か ら 推 計 ) 、 商 業 銀 行 割 賦 信 用 残 高 で は 、 六 五 住 の 七 五     七 億 円 か ら 七 〇 年 の 一 兆 六 七 二 億 円 と 発 展 し て い る 9 日 本 銀 行 編 ・ 前 掲 統 計 参 照 。 ( 5 )   消 費 者 信 用 の 経 済 学 的 分 析 に つ い て は 、 奥 村 茂 次 ﹁ 消 費 者 金 融 -戦 後 ア メ リ カ の 現 状 分 析 ﹂ ( 有 沢 広 巳 編 ﹃ 現 代 資 本 主 義 講 座 三 ﹄ ) 一 九 五 八 建 、 ご     九 三 頁 以 下 。 矢 島 保 男 ﹃ 消 費 者 金 融 論 ﹄ 一 九 六 三 年 、 鎌 倉 昇 ﹃ 消 費 者 ロ ー ン ﹄ , ( 中 公 新 書 ) 一 九 六 六 年 、 参 照 。 ( 6 )   通 商 産 業 省 企 業 局 消 費 経 済 課 編 ﹃ 改 正 割 賦 販 売 法 の 解 説 ﹄ 一 九 六 八 年 、 三 九 頁 。                     ・ . : ( 7 )   た と え ば 、 わ が 国 の 割 賦 販 売 資 金 所 要 量 は 、 昭 和 四 七 年 に は 三 兆 円 近 く に な る と 推 定 さ れ て い る 。 同 上 、 四 〇 頁 。     、 ( 8 )   昭 和 三 七 年 六 月 一 日 産 業 合 理 化 審 議 会 流 通 部 会 ﹁ 割 賦 販 売 に 関 す る 経 済 問 題 に つ い て の 中 間 報 告 ( 答 申 ) ㌧ 昭 和 四 四 年 一 一 月 一 九 日 割 賦 販 売 審 議     会 ﹁ 割 賦 金 融 体 制 の 今 後 の 方 向 に つ い て ( 報 告 ) ﹂ 。                                                                             -( 9 )   わ が 国 の 自 動 車 割 賦 販 売 に お け る 消 費 者 手 形 利 用 の 理 由 を 、 販 売 者 は 、 手 形 は ﹁ 手 形 交 換 制 度 を 通 し て 最 も 円 滑 に 月 賦 金 の 取 立 て 、. 回 収 を 行 う ご     と が で き 、 ⋮ 月 賦 債 権 を 代 表 し 、 流 動 性 を も つ た め 見 返 り 担 保 と し て 資 金 調 達 の 用 に 供 ﹂ し え る こ と 、 ﹁ 銀 行 側 で 、 ・ 月 賦 手 形 の 担 保 差 入 を 不 可 欠 の・     前 提 条 件 と し て い る ﹂ こ と を あ げ て い る 。 後 藤 醇 吉 ﹁ 自 動 車 の 販 売 金 融 ﹂ ( 深 見 義 一 編 ﹃ マ ー ケ テ ィ ン グ 講 座 6 販 売 金 融 ﹄ ) 一 九 六 七 年 、 四 四 頁 。 ( 10 )   一 九 七 二 年 六 月 末 、 消 費 者 手 形 、 す な わ ち 、 自 動 車 手 形 ⑤ 口 8 臼 。 ぼ 一 〇 窓 弓 Φ ﹃ ) お よ び そ の 他 の 消 費 者 物 品 手 形 ( o 窪 o ﹁ 8 易 ⊆ ヨ o ﹃ αq o o α ω 窓 ℃ 賃 ) .     に よ る 割 賦 信 用 ( 契 約 書 買 取 お よ び 手 形 担 保 貸 付 を 含 む ) は 、 七 三 九 億 ド ル で 、 全 割 賦 信 用 = 四 五 億 ド ル の う ち ⊥ 八 五 % を 占 め て い る 。 こ の う ち 自     動 車 手 形 は 、 四 一 一 億 ド ル, ( 五 五 % ) と な っ て い る 。 消 費 者 手 形 貸 付 を 年 代 で 比 較 す る と 、 一 九 三 九 年 三 一 億 ド ル 、 五 〇 年 一 〇 九 億 ド ル 、 六 〇 年 二     九 三 億 ド ル 、 七 〇 年 六 五 四 徳 ド ル と 発 展 し て い る 。 局 ① 匹 ① ﹁ 2 閃 霧 o ﹃ < ⑦ 初 巳 冨 け 一P > β 碧 。。 け 一 〇 お 噛 皇。 け ︾ α ① ∼ 零 ・ ( 11 )   ⑦ ミ 国 . ﹀ . 司 ﹀ 胃 z ω ≦ O 閑 月 戸 O > ψ 国 ω ︾ 乙 ) ︼≦ ﹀ ↓ 国 包 ﹀ ゼ 。。 O z Z 国 O O 目 ﹀ ゆ p 国 一 Z ω ↓ 切 口 富 国 z ↓ ω 曽 一 ㊤ O 伊 ︾ ℃ ・ ω 零 ∼ ω 8 ⋮ 言 口 窃 " ℃ や 旨 。。 ∼ O " 2 0 8 噛     , 一 目 B g o h O o 口 口降 口 B ① 門 ピ o 駐 ω 一 興 一〇 早. も P お N ∼ ω ・ ( 12 )   消 費 者 手 形 を 保 有 す る 金 融 機 関 の 内 訳 は 、 一 九 七 二 年 六 月 末 で 、 商 業 銀 行 三 四 〇 億 ド ル 、 販 売 金 融 会 社 (沼 一Φ ω 臨 蕾 β 8 8 白 昼 鴫) そ の 他 の 金 融     会 社 一 七 七 億 ド ル 、 信 用 組 合 ( o 円 Φ 急 け 霞 ユ o 口 ﹀ 等 貸 主 に よ る も の 七 四 億 ド ル と な っ て い る 。 聞 Φ ユ ① 届 一 因 o ω 窪 く o 初 巳 δ 一 一P o や 9 ﹃ 緯 ♪ $ ・ な お 、    . 各 金 融 機 関 の 消 費 者 金 融 に お け る 位 置 づ け 、 業 務 内 容 に つ い て は 、 矢 島 。 前 掲 書 一 五 〇 頁 以 下 参 照 。 ( 13 )   劉 0 8 " 一 言 窓 9 0 h 6 0 霧 属 目 o ワ い o 姐 ω 冨 ユ 8 ℃ も ﹁ お ﹁

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し ( 14 ) 特 定 の 契 約 に 基 づ く 仕 事 が 完 全 に 履 行 さ れ た こ と を 認 め 、 買 主 が 署 名 す る 書 面 。 理 論 的 に は 仕 事 完 成 後 に 署 名 さ れ 、 金 融 機 関 は 、 融 資 承 認 前 に 、     本 証 明 書 を 要 求 す る 。 こ れ は 、 消 費 者 保 護 手 段 と し て は 無 益 で あ る と 考 え ら れ て い る 。 す な わ ち 、 売 主 は 書 面 を 偽 造 す る か も 知 れ ず 、 買 主 は 金 融 獲     .得 の た め 売 主 へ の 好 意 と し て 仕 事 完 成 前 に 署 名 す る か も 知 れ な い 。 売 主 は t 仕 事 完 成 前 に 資 金 を 必 要 と す る 。 し か も 、 金 融 機 関 は 後 述 す る よ う に 手 ・     形 の 正 当 所 持 人 の 地 位 に あ れ ば 、 特 に 調 査 す る 必 要 も な い か ら で あ る 。 一 九 六 八 年 に 、 連 邦 住 宅 局 ( 閃 国 ﹀ ) に よ る 住 宅 改 善 貸 付 の 保 証 を 受 る た め に     は 、 貸 主 は 借 主 か ら 本 証 明 書 を 得 ね ば な ら な い と さ れ た 。 内 題 謹 O ・男 幻 ◎ 伽 毬 一 ● 。。 (9 ) (b。 ) ( 一 霧 。。 ) ・ Z g o "負 日 8 怠 o h O o 昌 ω 信 ヨ o 彗 い o σq 買 冨 二 〇 口 切 ..     劇 Φ bの 昌 ■ ω Qo . ( 15 ) ミ ● Ψ お b。 ・ ( 16 ) 買 主 は 購 入 し た 物 品 を 占 有 し 利 用 す る こ と が で き る が 、 完 全 な 所 有 権 の 移 転 は 一 定 の 条 件 、 通 常 、 売 買 代 金 の 完 済 に 掛 っ て い る も の 。 ア メ リ カ 法     の 担 保 権 制 度 に つ い て は 、 R ・ ブ ラ ウ カ : 一 道 田 信 一 郎 ﹃ ア メ リ カ 商 取 引 法 と 日 本 民 商 法 H 担 保 権 ﹄ 一 九 六 一 年 、 参 照 。 ( 17 )   団 ﹀ 胃 z ω 零 O 幻 日 耳 9 。 鼠 、 こ や ω ① ρ ( 18 )   一 九 七 二 年 六 月 末 で 、 自 動 車 手 形 四 一 一 億 四 〇 〇 万 ド ル の う ち 、 自 動 車 デ ィ ー ラ ﹂ の 所 持 す る 手 形 は 、 わ ず か 三 徳 九 一 〇 〇 億 ド ル 医 す ぎ ず 、 他 は     総 て 金 融 機 関 が 保 持 し て い る 。 局 ⑦ 負 o 壁 一 閑 Φ 器 H ︿ ⑦ 切 三 一単 一P o 賢 亀 、 . 舞 ﹀ ㎝ 9   一 九 五 七 年 当 時 は 、 割 賦 手 形 の 約 半 数 は 販 売 者 が 保 持 し た 。 ω 巨 ?,    . ず 藏 5 " 7 N o。 ω . ( 19 ) 臼 。 口 ・ F ℃ ﹂ 一 Φ こ 。 乱 8 露 芝 動 感 冨 P や お ρ o。 ゴ 魯 § い や . N 。。 S ( 20 )  奥 村 ・ 前 掲 論 文 二 九 七 頁 、 矢 島 ・ 前 掲 書 一 九 七 頁 。 ( 21 )   緊 二 艮 P サ ミ ト。 " 河 本 一 郎 ﹁ 有 価 証 券 制 度 ﹂   ( ﹃ 現 代 法 と 企 業 ﹄ 岩 波 講 座 現 代 法 9 ) 一 九 六 六 年 、 二 一 六 頁 注 ( 4 ) 、 同 ﹃ 約 束 手 形 法 入 門 ﹄ 一 九 六     六 年 、 四 四 頁 。 ( 22 ) 三 塁 § = ︿ 。 目 国 ① び 。 ﹃ 。。 け ・ 昼 潤 ・ § 二 & 巴 p 毫 ① 留 巳 藝 。 冨 一 ↓ ﹃ Φ 巳 ω 冒 o 曾 ω § 巽 o ﹃ ① 鼻 ぢ o ・ ﹁ 替 メ N 一 国 。 暮 露 司 。 。。 月 男 ・ 魯     亀 、. ℃ ■ 一 〇Q。 ● (23 ) 矢 島 ・ 前 掲 普 二 七 七 頁 。 冒 の 暮 暮 o o h 団 8 員 o 葺 o > {h 民 ﹁ ﹂η噂 団 騨 o ℃ 日 o 冨 ω o 言 9 聞 ︻8 ω 0 9 簿 ざ お αρ ℃ . 8 N . (24 )  ド イ ツ の 消 費 者 手 形 の 利 用 状 況 は 、 統 計 が 未 整 備 で 明 確 で な い 。 手 形 方 式 と 販 売 者 の 保 証 に 基 づ く 直 接 貸 付 方 式 の 合 計 額 は 、. 一 九 六 八 年 一 二 月 末     の 金 融 機 関 に よ る 制 電 信 用 残 高 九 八 憶 マ ル ク の う ち 、 二 二 億 マ ル ク と な 刃 て い る 。 日 本 銀 行 統 計 局 編 ﹁ 外 周 経 済 統 計 季 報 ﹂  一 九 七 二 年 九 月 、 二 五 頁 コ .( 25 )  山 田 光 成 ﹁ 販 売 金 融 と 消 費 者 信 用 ﹂ (前 掲 マ ー ケ テ ィ ン グ 講 座 6 ) 一 八 頁 2 ! 9 表 参 照 。                                  , (26 )   昭 和 四 四 鉱 一 一 月 一 九 日 割 賦 販 売 審 議 会 ・ 前 掲 報 告 臥 (27 )  後 藤 ・ 前 掲 書 四 一 頁 以 下 。        ,                     , (28 )  昭 和 四 六 年 六 月 末 現 在 で ﹂ 各 金 融 機 関 の 拍 動 車 割 賦 手 形 担 保 貸 出 ・ 割 引 額 は 、 都 市 銀 行 三 一 一 一五 億 円 、・ 地 方 銀 行 二 八 三 一 億 円 、 信 託 銀 行 = =     億 円 、 相 互 銀 行 一 六 三 一 億 円 と な っ て お り 、 し か も そ の 額 は 年 々 増 加 し て い る 。 日 本 銀 行 統 行 局 編 ・ 経 済 統 計 月 報 、 一 九 七 一 年 一 〇 月 、 三 一 頁 ﹁ 割           消 費 者 手 形 の 機 能 と 流 通 性 の 排 除      .                       .                    一 五 一

参照

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