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無人島キャンプにおける環境適応過程

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(1)

無人島キャンプにおける環境適応過程

鞍 井   孝*・舟 橋 明 男**

(*国立室戸少年自然め家・**教育学部生理学研究室)

Process of Environmental Camping

Adaptation

  on

an Uninhabited Island

   Takashi KURAI* and Akio FUNAHASHI** *MurotoNational Children's Center

**Laboratoryof Human Physiology, Faculty of Education

  Abstract: The present study has been undertaken to evaluate the environmental adaptation of camping life on an uninhabited island. The participants consisted of twenty-four boys and eight girls of primary school or jonior high school. During eight days of camping, they were submitted fifteen questions daily concerning mental 尽nd physical conditions. The result is as follows: seventy-eight percent of them had no problems adapting to the new environment, but twenty-two percei!tshow some adaptation problems.

  \      ▽  1大目     的  長期自然体験活動を実施する場合,指導者にとっては,子どもたちが活動に適応していく過程が 問題になる。日常生活からはなれて,長期にわたって自然の中で生活や活動をすることによって, 病気やけがが起こりやすくなった:り,最後まで不適応のままになることがある。   ∇  国立室戸少年自然の家では, 1986年から3回の無人島キャンプにおいて,健康の自己管理をテー マにした実践研究を進めてきた。その中心は,排便の実態と疲労自覚症状チェックによる疲れの実 態把握の有効性の確認であった。次に従来から問題にされてきた適応・不適応にとりくむことにし た。特に,毎年,不適応を起こす参加者がおり,適切な指導ができなかった経験をもっているが, この問題についての研究が少ないように思われる。経験の上からも,非日常的な場面が優勢な生活 によって,心の適応の仕方にいくつかのパターンが認められると思われる○。       ■■■ ■■■  そこで今回は,疲労自覚症状チェックに加えて「適応しらべ」の試案を作成して,それを実施す ることによって,不適応の発見と変容をとらえることができるかどうかを明らかにする目的でこの 研究をおこなった。        犬   2 方    法  (1ト適応しらべ表「試案」による調査   ト \新環境に対する適応状態を調べる調査表の試案を作成した[別紙1]。内容の構成は,これまで の経験から,人間関係(I),生活(n)と意思(Ⅲ)の三つにした。人間関係(I)は知らない人ばかりの中 へ偶然に編人され,その中で新しい人間関係をつくりあげなければならないことへの適応である。

(2)

・ 36 別紙1 高知大ケ学学術研究1報告 il疸  J;む……し  ら==………j・ で鱗.・ __琉/なまえノ :………外‘寫∧ 小y中二年生レル:・ゾプj・jj.y,レJ……レゾ…………:ぐ………レぐj/…… 昭IU 6 ざ年   1月  二日=年前・午榛し 時\公ごろレ記入………今日の1活恵二………I:.・.:.I・:1・.:・=・.:..・・.J。 昭和6’3年_月_白l午前・午後 時_分ごろ記入/ j        ト       ‥‥‥‥‥‥‥‥‥あ七に1たら1:1 今日のあなたの気持ちについて,おききします4つぎのよ:うなこと:が= 4]………万万…………1……      よく \ △    \∧‥ 上 ニ \△レ \  ………な=がyらた1ら゜    犬1ト     \レ 言いたい:ことをが:ま元している・□\1 ひと1りになり£いロレ2Iソ………… 自分のこと4わかっそくれなムロ\3 仲間のすることにイライラすjコノ4 みんなの話につ4代いけない□\5   ‥ ‥ ‥ ‥ I 一 白 ・   . 犬 … … … : : . . ・ 1 1 1 . ・ 1 ぷ ろ に 入 り だ 、 j j ヽ 口 \ i \ \ \ \ … … … \ \ │ ノ ケ ゙ 1 万 万 テ : レ 〈 ピ が 見 た ム ロ … … … 7 〉 … … … j … … \ … … : j 万 万 I J j l j s八⊥ズがのみた6レロノ8………=:J:j万jjJ 蚊 ふ と n 気 E な i レ ロ ト = ミ 9 十 j j … … … レ : … … … 二 衣 … … = L i ム . ; ・ ・ j i と 万 丿 奪 j ・ λ ・ を ・ 6 ・ i ! l j = 4 . 0 1 4 ∧ ぶ と ん ・ e ね t 、 、 [ h = o … … … レ : レ …… … … I j ・ I j 1 万 万 1 2 j = : j j ・ 4 万 : j も = . £ 万 万 i . : 一 万 女 I ぶ 心 力 1 . : 1 6 ぷ ・ を ら . [ : ] 1 5 れらを克服してい<:ための意思状態を把握するたレめの群で=あレる。ト==万万;j〉1…………: (2)・調末査ぺ期間・ (3ドチiIツク方法  毎日夕食後に,∧各テントユサイトにおいて,T参加者が自己評価し 気持ちがあれば0,しなければ×を必ず記入するよ指導者にはチj うに,取り扱いに注意ざせた6=………万‥‥‥‥   ト………:………j 8レ月\3日まレでで ==にう〕いて該当する が守ぢれるよ  4 一華 二 菖↑ .. ニヘ       ‥‥‥‥=・………万‥‥‥‥∧ト………レス…………:レ,.J………ト………1………=..・...  ..・ ・ ・. ・  チェック後は医療ボランティ\アの手によづてただちに集計=したノそ\φ結果を個人別の適応調査カー ドに記入した[別紙2].………1…………j =………ノ………\\………>∧▽I……ソノ………T …………ノ…………:………1=万……:……  (5)対 二象六大 ‥    =こ ‥‥‥‥‥万…………1………=ト1万……ソノ……ノノ………j………レノ……\………\万ぷ……=゜ノ………1  ………  昭和卵年度国立室戸少年の家丁無人島ア=ド=ペンjチ:=ヤ:÷キャンプ丁参加者池名であごる.\各班8名で 4班に構成され√男子3班√女子↓班であるよその内訳を表レ1\に示七万だ)6…………\\ノノ………く\ノ:ダ…………

(3)

別紙2 無人島キャンプに・おける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 無人島適応調査力−ド _班 氏 37 総チェック数の変動 I D Ⅲ 総計 連続チェック項目 特記事項 7/26 C 10 15 27 28 29 30 31 8/ 1 2 3 考 察 表1 昭和63年度「無人島アドベンチャーキャンプ」参加者の内訳(人数)

性別

小5 小6 中1 中2

1 2 3 1 2 24 2 2 3 3 0 3 2 3 1 2

4 1 4 2 1 8

7 13 7 5 32       3結   果  (1)全体的傾向      ニ  ニ  ①全。 員      ト 十 総訴え率は,初日(32.5%)から次第に増加し,4日目に一時減少したが,その後再び増加七,そ のピークは無人島滞在の6日目(45.0%)であ:つた工図1]。       し  訴えの3群の内訳は, 67%が生活(n)群に集まうている[図2]。生活(n)群の51つの項目とも74 ∼80%と平均的にチェックされており,項目差は少ない[図3]。それを時間的経過でみると,初 日(62.8%)から高く,その率が6日目(82.5%)まで維持されていた。 7日目(75.0%), 8日目(58.1 %)に急減した[図4]。     \  意思譜群では「⑩家に帰りたい」が最も多くなっている[表3し]。それを時間的経過でみると 初日(28.1%)から次第に増加し√そのピ・=-クは6日目(62.8%)であった[図・5]。

(4)

38 % 剛    5 0   0 4   3 20 1 0 0 100 80 0   0 6   4 2 <高知大学学術研究報告第38巻=…………ト(1989)………:・==・……自然科学∧

/ /

7‘゛ら.;ここ ︱−Ix 1白日ノ目 2日レ目∧白3日目 日目

(5)

% 100 80 60 40 20 0  % 1 00 80 60 40 2 ⑥ふろ 無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋)

⑦テレビ  ⑧ジュース  ⑧蚊

十図3 生活田)群の5つの項目差

⑩ふとん −I人間 一一II生活  ・7・Ⅲ意思 .I・・哺・・●●●・.1...I・.・t・・■1..I・・喝1・・●●●・・・・・・・1・●・・・●●●・・・●1.・・・●●●●・・・・●■・■■●●i :     :・     :   ”=.=−−−−==∽∼=へ    : 卜ごごごご二⊇’ぷ’゛¬゛″………゛゛;こ ` jy……… ●   ・  ●     I  ・:     :     :     : \\     ■   :       ゝ ゝ : ● ● ● ・ ■ ● ● ● ● F ● ● ● 毎 ● ● ・ ヽ i 39 S匍●●瞭●●●●●●●勇 ■・... 1日B 2日日 3日目 4一日目 5日日 6日日 7日旧 8一日目          図4 8日間の3つの群の変動       し

(6)

40 高知大学学術:研究報告白第38巻1………(1989)………自然科学十 表3\適応しらべ項目(群)別訴え数j(チドりT

人間関係(I)

生  活(H)

意   思(Ⅲ)

項  目

① 一 石 い た い こ と を が ま ん し て い る ② ひ と り に な り た い ③ 自 分 ? (-と を わ か つ て く れ な い ④ 仲 間 の す る こ と に イ ラ イ ラ す る ⑤ み ん な の 話 に つ い て い け な い ⑥ ふ ろ に は い り た い ⑦ テ レ ビ が 見 た い ⑧ ジ ユ 1 ス が の み た い ⑨・ 蚊 が と て も 気 に な る  ⑩  ふ  と  ん  で ね  た  い ⑩ 家 に 帰 り た い ⑩ 何 も す る 気 が し な い ⑩ 自 分 か ら 意 見 を 言 い た く な い ⑩ く よ く よ と 考 え て し ま う ⑩ き ち ん と す る の が め ん ど う

全   員

37 27 20 40 21 197 191 206 199 181 140 46 46 40 48 145 974 320

小学生

24 13 12 20 15 131 123 132 132 125、 、92 26 33 24 30 84 643 205

中 学 生

13 14 20 66 68 74 67 56 48 20 13 16 18 61 331 115

男子全員

21 9 11 21 6 136 134 142 140 119 87 21 19 16 31 68 671 174

1班(男子)

0 0 0 0 0 36 27 37 43 23 13 1 1 1 1 0 166 17

2班(男子)

5 2 1 53 61 59 51゛ 52, 54 16 12 6 22 20 276 110

3班(男子)

16 7 10 12 3 47 46 46 46 44゛づ20 4 6 9 8 48 229 47

4班(女子)

16 18 9 i9 15 61 57 64 59 62 53 25 27 24 17 77 303 146 リーダー 4 1 2 13 1 20 10 17 21 ・15 15` `5 1 5 5 21 83 31 メンバー 33 26 18 27 20 177 181 189 178 166 125 41 45 35 43 124 891 二      289

(7)

% 100 0   0 00   6 40 20 0 無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目  図5 時間経過でみた意思m群「⑩家に帰りたい」のチェック率の変動 41  ②小学生と中学生の比較    二  十      ト  小学生の総訴え率は,初日(32.0%)から段階的に増加=し,ぞのピークは6日目(49.7%)であっ た。中学生の総訴え率は,初日(33.3%)からゆるやかに増加し,\4日目に一時減少した後,再び増 加してそのピデクは5日1日(41.1%)であらた工図6]。十  訴えの3群の内訳は,小・中学生とも約70%が生活(n)群に集まうている[図7]。 ニ %501 40 30 20 1 0 0

一小学生 −7中学生

\ N 1一日目 2日‥目白3日目 4日目・‥5日目犬6日目 7日目 8日目 図6 8日間の総訴え率 小学生と中学生の比較

(8)

42  % 1001 80 6 0   0 4   2 0 尚高丿知大学学万術:研究報丿告犬第38巻…………:・(1989):……===.一一自万然科学プ I人間関係 図7 1ニ人間関係………μ生活 皿意思群吟内訳ト  生活頂群の5・つの項目は,小学生(町∼83%)プでjは平均的 ない。中学生にづいては√「⑧」ジュースがのみたいゲ(果汁100 使ったのではないよ参加者が普段飲んでいる飲料水:の今般叫 %)√「⑩ふとんでねたい」がやや低いコ(58.0%)し[図回則こそノ (75.0%)レが高く,2万日且にやや減少す回る執3日=目以後増加ぐし,こ た。中学生は初日(75.0%)が最も高く√その後わ  % 1川 0   0 00 CO 0   0 4   O3 0 ⑥ふろ り√項目間の差は少 半く}ズとノいう・用語を 。)上がやや高く(77・ ると,丁小学生詰初日 旧==目(90.0%)であっ 学生

(9)

無人島キャンプにおける環境適応過程 ・舟橋) 43  意思雷群では,小・中学生ともに「⑩家に帰りたい」が最も多い[表3]。それを時間的経過で みると,小学生は初日(30.0%)か/ら次第に増加し,そのピークは6六日目(75.0%)であった。中学 生は初日(25.0%)の訴えから,2日目(58.3%)に大きく増加して√その後変化がなかったが,/7 日目(66.9%)に再び増加してピークを示したで図10]。 二    十十       \ % 100 80 60 40 20 0 100 80 60 0   0 4   c^a 0 一小学生 −r中学生 Tト、 \ゝ・ % 1日目 2.日目 3日目 4日目∇ 5日目 6日目 7.日目 8日目  図9 生活(n)群の変動=小学生と中学生の比較

一小学生

中学生 1日目犬2日目 3日目 4日目ニ5日目・ 6日目 7日目 ・8日目    丿  図10 時間的経過でみた意思(Ⅲ)群「⑩家に帰りたい」の         チェック率の変動の小学生と中学生の比較 =

(10)

44 ‥高知入大学学宍術研究報:告\第i38巻∧……(1989・).・1・・.1万..・自・然科学ノ  ③T男女の比較………= 二十    ………=………: 総訴え率にづいてレ男女をj比較jしてみると\[図拝]4/……8 高い。男子は初日(約30%)から6日間ほど変化し:なプカ肩 %で変化しなかったが,………5日。・目から7万日目にか廿で大一き………く であったレ[図11]。      \◇…………: 訴えj3群の内訳は,男女とも\に生活面群の占める と生活眼群の割合が小さく,し人間関係=服群と意志宍御群の割 % 80 60 40 20 0 % 100 80 0   0 βhy   4 20 0 ニー。。二⊥ご⊥二⊥⊥二1ムレブ !くじ=で女子り率が男子々)率より上も 町:日プかレら。……4:日一一一目jまでほぽ47 =ぞのノピレ÷\クケはご7:日目⊃(73.3%) 、たソだし√女子丿は男子と比べる きレい……y[フ図13]。…… ……… 1)日ニ目.2=日日∧.3一日二目……4.日万目二 5∧日∧目 図11\ 6/日丿間におごける総訴 ∧8日ル目

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無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 45  生活佃群の5つの項目は男(62∼74%)。女(92∼100%)ともに平均してチェックされており, 項目差は少ない[図13]。それを時間経過でみると,男子は初日(70.0%)から高く,2日目にやや 減少し,その後増加して4日目(78.3%)から6日目(77.5%)がピークの期間であった。女子は初 日から95%と高く,無人島滞在期間中は高水準を維持した[図14]。  意思m群は,1男女ともに「⑩家に帰りたい」が最も多い[表3]。それを時間的経過でみると, 男子は初日(8.3%)から次第に増加してそのピークは6日目(58.3%)であった。女子は初日から % 100 80 60 0   0 4   oa 0  % 100 80 6   4 20 0

回男子

皿女子

⑥ふろ ⑦テレビ  ⑧ジュース  ⑨蚊 図13 生活(n)群の5つの項目差の男女比較 ⑩ふとん       一男子  一一女子 卜””’r゛゛゛゛吋゛`s、ふs゛゛゛や’“東”?爽“爽”へゝ  l 1    く     |     し     |     |     し  ゛へj 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目         図14 生活(n)群の変動の男女比較

(12)

46 高知大学学術研究報告\第38巻(1989) 87.5%と高く,3日目まで変化しなかったが,その後さらに増加して4日目から6日目までは100% を示している[図15]。      レニ  % 100 80 60 40 20 0 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一男レ子  一一女子  ̄ ̄ ̄=¬ ̄’ ̄ ̄へ…… \   :  \  l \ \ l ・…………\・・i      ゝ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日∧目・ 7日目 8日日        図15 時間経過でみた意思缶『⑩家に帰りたい上のチェック率の          変動の男女比較       レ   ④班別の比較       十  総訴え率は,女子の4班が54.8%と最も高く,ついで男子2班の42.3%で,最も低いのは男子1 班の19.1%であった,訴えの多い班と少ない班とでは約3倍の差がみられた[表2]。それを無人 表2 適応しらべ8日間の訴え数(チェリク数)    日 種別 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目

合計

 (%)訴え率 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 全 員 156 161 190 181 199回216 190 146 1439 37.5 小学生 96 97 119 123 125 百済卿訃 122 101 932 38.8 中学生 60 64 71 58 談Uljll斐 . 41UI 67 68 45 507 35.2 男 子 全員 99 103

言回船

124 128 131 102 92 913 31.7 1班 俗説27回 26 22 26 22 24 25 11 183 19.1 2班 37 44 55 59 59 炎白丿裔Q回 48 44 406 42.3 3班 35 33 俗談済影 39 47 47 29 37 324 33.8

女子

57 58 56 57 71 85 万言初市 54 526 54.8 リーダー 17 18 18 13 19 19 18 13 135 28.1 メンバー 139 143 172 168 180 197 172 133 1304 38.8

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.。.:り.:  ’w 無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 47 島滞在中の時間的経過でみると,男子1班はその期間中あまり変化していないフラット型である。 男子2班は初日(30.8%)から次第に増加し,3日目(45.8%)から6日目(50%)がピークの期間と なっている台地型である。男子3班はジグザグ型であり,そのピークは3日目(47.5%)である [図16]。  訴えの3群の内訳は,生活(II)群の割合が1. 2. 3. 4班(最大90%∼最小57%)ともに大きい。男 子1班には人間関係(I)群の訴えがない。それに比べて,男子3班は人間関係(I)群の割合が14.8% と大きい[図17]。人間関係(I)群の5つの項目を男子1班と男子3班を比較してみると,男子1班  % 100 80 0       0 20 0  % 100 80 60 40 20 0 ・で・1班 . 一 一 2班 …3班

−4班

        :   . 一一一一−、一一4ヽ、  ト  \ …….`にて]ダッブべLムム;゛…………‘゛Jjjjjグ‘ゴザ ' ごて..../  1   :     :      :   `●、づ ...・‘゛ ・ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目        図16 班による8日間の訴え率の比較

回1班

皿2班 I人間関係 II生活

回3班

圖4班

Ⅲ意思 図17 班による I人間関係 H生活 Ⅲ意思群の訴えの比較

(14)

48 高知大学学術研究報告 第38巻( 自然科学 には全項目とも訴えがなく,項目差がない。男子3班は「①言いたいことをがまんしている」(18.8 %)の項目が高いて図18]。それを時間的経過でみると,男子1班は,8日間を通じて訴えがなく変 動がみられない。男子3班はジグザグ型であり,そのピークは3臼ノ目(37.5%)であった[図19]。  生活(n)群の5つの項目は,3班イ69∼72%)。4班(89ヽ'100%フ)万は平均してしチェックしており, 項目差がない。男子1班は,「⑨蚊がとても気になる」(67.2%)がやや高く,「⑩ふとんでねたい」 (35.9%)がやや低い。2班は「⑦テレビが見たい」(95.3%)と「⑧ジュースがのみたい」(92.2%) % 50 4   3 20 10 0 % 100 80 60 40 20 0

目1班

皿2班

①がまん 回3一班   ②ひとり   ③自分   ④イ1ライラ 図18 班による人間関係(I)群の5つの項目差の比較 ・で・1班 一一2班 …3班 r:"

匹将斗ソ≒ここ

圖4班

⑤ 話 −4班 - S 4日目 5日目ニ6ト日日 7日日 8日日      ●ミ ・ ̄--・ 。。、42ニニー一− 1日日 2日目 3日日 図19 班による人間関係(I)群の変動の比較

(15)

無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 49 がやや高い[図20]。それを時間的経過でみると,1班は初日(67.5%)が最も高く。2日目に減少 して,その後は大きな変化がない。男子2班は初日から70%と高く,次第に増加して,3日目から 6日目(95∼100%)がピークの期間となゴている。男子3班は初日(72.5%)から高く,3日目ま で変化がなかったが,その後わずかずつ増加して,そのピークは5日目と6日目(80%)である [図21]。       ト 意思佃群では,4つの班ともに「⑩家に帰りたい」が最も多い[表3]。それを時間的経過でみ    % ト       \       ‥ 1 0 80 60 40 20 0 % 100 80 60 40 2 0 ⑥ふろ

回i班  皿2班  回3班  謳4班

 ⑦テレビ   ⑧ジュース  ⑨蚊 図20 班による生活頂群の5つの項目差の比較

・・r・

1班  一一2班 .…3班

⑩ふとん −4班 :       :         / ' :         W :       :   χ       :       . : シ       l     z ´   ト ∧       i         >       |   ` 、 、 ; へ : ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ン イ … … … : … … … ぶ ぷ ¨ ¨ や " … … … y ` ヽ … … … > - ■ < 、 … … … E μ ・ ・ ・ r e r C ご ・ i ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ 1 ‥ ‥ ‥ ” ” |       >       <   ゛ ヽ ヽ 、   ジ     ゛ j ヤ ヽ 、 … … … … … … … … … … … i ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ j ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ T ` ス ト ゙ ヽ . 、 … … …       ゛ ゛ ゛ ふ ー " " ' - . ↓ ゛ ' ゛ ' ″ ゛ ‘ ' ヤ ゛ ' ` ゛ ` ・ ヽ に ・ ・ ・ ' ″ ‘ ニ “ ' “ " ゛ ゛ ' ” ゜ へ 、 " ・ - ・ . . ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ j ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ム ム … … … … … … … … ; . . . . ` h t t p : / / w w w . .       ●       ●       ・ .         ●         、       S     、 |         |         ト         ト         … … …   ト         l     ヘ レ :       :       :       :       ト       :       :       χ : 1日目 2日目・ 3ダ日日 4日目 5日目犬6日目 7日目 8日目  コ   図21 班による生活(II)群の変動の比較

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50 十高知大学学術研究報告上第㈲巻∧……(1989)…………自=然・科学………万 ると,男子=1班は初日は訴えがなかつたが,2白目∧(玖=5%y=] に増加してその後は変化。してレいないo 男子2=班ぱ初日\(邸lケ()! 2があ]り。=・4∇日白目▽(25.0%) はが、>2王1レ目(75%)に増 なか\らト牝が:、・工大3日・1・目(25.0 %)から訴えがあり、ト5日目(幻。5%)ニに増加し√そjの……ピ÷グぱ宍6ム臼目ノ……(50.0%) T-ある………[図22]‥。    %         /   \………j……∧∧jスレ・1、:・]]:…………\ノプ………:‥‥‥‥‥‥ 80 40 20 ・‘.・!班. 一 一       ●     ・       P         ・ ■       ●       ■ ■   ● ■ ■ .   - ・ ・ ・ . ・ ・ ・ ・ ニ … … ハ ゙ ‥ / √ … … ; . △ … … … … j . . . ; . . j . J , . . : , . : . ; . . . j , : , : , i = . : . 1 1 L : = , I t l で : , 万 = j = = 7 1 ↓ ・ : I J . : I J こ   … … … … / … … … \ … … … J ・ .   … … … 1 … … \ シ ャ ツ △ ] ノ ] ・ J ・ . ・ . : j J J : j ・ ・ : j j j に ・ こ ・ j . . , ・ ・ . 万 万 : . ・ : 万 . ニ レ 犬 \ /     く … … … … … … … … i 。 j j _ 。 L L ソ … … … ' イ 万 … … … … ∧ ト ノ ム ニ t で … … … … ① … … … … = ・ ぺ 〉 … … ケ ゙ … … … … \ ソ ゙ ソ … … … レ ノ . サ ゙ ∧ ノ ノ … … = こ   ・ . ・   ゛     ・ .   ・ ' ・ . 〆 . ● ・ .   ♂ . ・     . ‘       . ' . ・   / ∴   . ・   ' ・ ・ = ぺ … … : 一 二 三 … … … : . ・ . ・ … … … … = T ' T 7 T 二 / ] よ い   し … … … J … … … … … … \ \ … … … j = 万 j = 万 j I j 万 : j ; : J j l : : 1 万 J = jj =万 1 万 1 万 j j ; = : , 1………:1日.目)2六日レ目∧3日/宍目…………4=.一日.・目.・.:. I .・5・, 図22レノ班による時間的経過でみた意思佃)]群……万(  )……チ土.・.ヽツク率の変動ノ  ………\ト………  ⑤ノリ4ダでとメニソバーの比較‥‥‥‥‥‥‥‥:プT……= 総訴え率についで,十リャダ4-とメンパ÷を比較し七谷 十十J4班 ・ 古 ● 撃 ● 心 . ぶ i ▽ト8六日 刈ノの 目 をめノピ÷夕は/6=甘目(87.

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% 100 80 60 40 20 0  % 100 80 60 40 20 0 無人島キャンプにおける環境適応過程  (鞍井・舟橋) −リーダーフーメンバー ロリータ一皿]メンバー Ⅲ意思 51 ………。。、。。。−。ふ。。・rt¬7TTTTTT7で7・r。。、………j. い丁十こ 1日目 2日目 3日目犬4日目 5日目上6日目 7日J 。8日目    図23 8日間の総訴え数 リーダーとメこンバフの比較 I人間関係   上   n・生活   \  図24 1人間関係 n生活 Ⅲ意思群の訴えの内訳     リーダーとメンバーの比較   づ

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52 50 0       0 0   0 2   1 0 % 50 40 20 0 高知大/学学術研究報告プ第38巻…………ト(1989)]…………自=然科学フ………

J     :     :   ノフべし

]ムムダブサルとし ゾンデブダテサぐ]`サ`、≒-〃〃・

。/  ベプr] ィ     \

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無人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井・舟橋) 53 である[図28]。。      ト  意思m群では,リーダーとメンバーともに「⑩家に帰りたい」が多い[表3]。それを時間的経 過でみると,リーダーは2日目(50%)に増加し,その後は変化しなかった。メンバーは初日(28.6 %)から次第に増加し,そのピークは6日目(71.4%)である[図29]。 ■■  ■ % 100 80 60 40 20 0 % 1 0 80 60 40 20 0 ⑥ふろ

‥ 圖.リーダー皿メンバー

⑦テレビ  ⑧ジュース  ⑨蚊 ⑩ふとん 図27 生活(U)群の5つり項目差 リーダーとメンバーの比較 −リーダー一一メンバー   l  l  ぷ..−一一“`−−・¬−゛’`s、i  l ………ト゛゛`斗ふf’゛‥‥‥‥j………t`’゛卜く………   i ト   ・:     ト    |     レ     |     ミ  \\ | ………ニンーイフy、、………1………│…………│…………`y、 1日目 2日目 3Fト目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目    図28 8日間の生活(II)群の変動 リーダーとメンバーの比較

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54 % 100 80 6   4 2 0 ↓日目T \………図29 高知大丿学学術研丿究報告>第38巻1=I.J……ト(1989)……=I.・・=・・=.I・自・然科学<ト十 十∧・=¥メ.ンパー . べ . ( . . . 4 ・ か ● “ 二 ∼ て  (2)個人の傾向  ‥‥‥‥=………=‥‥‥‥‥‥‥‥=………j………jj 1万j==:万万=,   ①適応のよい例\:…… I ……=‥‥‥‥‥ ‥‥ ‥1………レ……=\宍゜・:::.・j.・..J一万,  適応しらべの対象者32名の中で√/25名については問題にする/点力 訴えが最も少なく,指導者から:みて適応がよいと思われたMト\T/( 合,下記のようノにスムーズに適応しているノ6 1:かjらだy。そφレ中でも, 生二男子ノ・1/班):の場   ・総訴え数と生活(U)群とくも4ら初日から次第1こ減少ノし∠5ト=日甘がサらノぱ訴えが\なソくレなっゲでいる. 「家 .に帰りごたい」.め項目はレ1J回・=もチ.エツグ.しなかうたぷ……=………ト………:………ト……万………=∧∧/…………\白丁=/……1..I・」・.一一=I,=・ ‥‥‥1.一一 I1万    ② 不適応の例  .・・・ ..・.・  .・.・    .レ……=……=………\ノヅj……∧∧∧∧………∧……j………:………  適応しらべの対象者の中で√訴え数が目立って多くト, いると思われためjは,7名で21.9%であった。十……… この7名の中から,小学生と中学生のそれぞれ男女①名ずう に時間的傾向をみた。 を起=こ・して (ら選ん々,ゲ個人別

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人島キャンプにおける環境適応過程 (鞍井.:舟橋) 事例1.T・H(小学5年生・男子・2班) 55 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 1.総チェック数 7 8 8 11 8 8 10 8 2.生活(n)群 3 4 5 5 5 5 5 4 3.家に帰りたい

 ・総チェック数は15項目のうちに7項目と初日から多く,次第に増加し,4日目にピークとなっ た。その後,減少するかにみえたが,無人島滞在期間の最終日の7日目に再び増加しだ。生活(n)群 のチェック数も5項目のうち3項目と初日から多く,次第に増加し,3日目から7日目は全項目を チェックしている。その上,最初から最後まで「家に帰りたい」と思っている。  事例2.K・T(小学5年生・女子・4班)       つ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 1.総チェック数 8 10 7 14 6 15 15 15 2.生活(H)群 5 4 5 5 5 5 5 5 3.家に帰りたい -

-

 ・総チェック数は初日から15項目中8項目と多く,その後,大きく増減を繰り返して,6日目以 後はすべての項目にチェックしている。生活頂群のチェック数も初日から5つの全項目にチェッ クし,2日目に4項目になったが,以後3日目からは全項目をチェックしている。「家に帰りたい」 にチェヅクしたのは,初日と3日目以外の6日間である。特に,あすには帰宅するという8/日目に いても15項目のすべてにチェックしている。       十六 事例3.Y・O(中学1年生i男子・2班)        つ≒ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 1.総チェック数 7 7 9 8 12 8 8 8 2.生活(n)群 5 4 5 5 5 5 5 5 3.家に帰りたい -

 ・総チェック数は初日から15項目中7項目と多く,次第に増加し,5日目にピークとなった。生 活(n)群のチェツク数も初日から5つの全項目にチェックし,ト2日目\に4項目になったが,以後3 日目からは全項目をチェックしている。2日目から以後,「家に帰りたい」と思っている。  事例4.H・K(中学1年生・女子・4班) 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 1.総チェック数 9 6 8 7 12 14 15 4 2.生活(n)群 5 5 5 5 5 5 5 2 3.家に帰りたい

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56 高知大学学術研究報告\第38巻プ………∧(1989)ト…………自然科学………=:  ・総チ4ツク数は初日から15項目中9項目と多く,その後レ減と』 は再び増加し√/無人島滞在期間め最終日の7甘目にぱ全項巨をチし 日目までの無人島滞在期間中すぺでめ項目にチごツク\してい:るく。……11 と思・つてい。る。 4・考・  (1)長期自然体験活動における適応のパターン  ………万………:……… ・仮説 キャンプの初めは不適応が増え/トリガトプ(き=ぐらjかけ に適応 長期キャヅプの生活においてぱ,次のような適応過程を通jる々 (1卜参加者は,慣れ親しんだ家庭や学校生活かノら離れ七半人1  験の多少に関係なく‥事前卜少\二ベニングなしに無人島斗ヤ:=ソt (2) 活では,不慣れなことでも自分め手を使うて解決レしな廿ればな を励ましながら,新七い友だちと/の人間関係も結ばなノく……=でa /こめためキャンプを始めた時期には,日常吐と=非自常性φ格 この結果,キャンプ開始当初の適応七らぺの結果1は生活面を れる。 るか万にみえたが↓・\5.日目か・ら ク\しでい/る⊇生活ノ頂群は7 1か宍ら最後まで「家に帰りたい」 ・結果 ズムTズにいかなかっ=た適応 卜れ│貳ノ\,そ。の後はス4−ズ )らでき=で,ト野外生活経 に………生Jト:日常的な無人島生 気力位なり\がちな自分 y・,..ト:.一白.・ =・ るノシレy=レク寄体験する. 無気力七; (1)総訴え数が初日から増加したのは予想通りであ)]たが,ヶキム争  後半になるとさらに増加し,ト適応がスム,ズにいか=なか (2)生活面への不適応は最初から最後まで続いたノま=だ;………  あらゆることが対象にならていた。    ………= iえが増加すると思わ 呪=好奇心は希薄となり, 本音を出トし/始め]るjと,コや ら\この時期の適応しらべ 総訴え数/のノピ÷クを迎え 丿を見つjけて再び積極的 (と∧りレに\よ=うて違い,発見 メ=てみづかる場合がある。 :行動を取ソり戻すことがで しらぺめ結果は,\トリガー :訴えが増加し続けるjと思 け出.し、 こ.の場 るさソによって,犬消極 と思われる=。 J プ中ごろ吋万な:ゴても減少せず, yみると,生活面の

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無人島キャンプにおける環境適応過程 ・舟橋) 57 (3)意思面の不適応も予想通り初日から次第に拡がり,その後回復する兆七がみられないまま,  最後まで積極的な行動ができるようになるまでにいたらなかった。     ト ト (4)キャンプ期間中を通じて便秘や疲労の蓄積による身体的不調があった。尚 原因 非日常的生活を始めてみれば大ショック,その後も立ち直れず   し   ノ (1)参加者はこれまでキャンプ経験はあっても,ある程度条件が整えられた野外活動施設などで  のキャンプ経験であり,無人島キャンプのための事前トレーニングもなしに,ぶっづけ本番の  状態で非白常的な無人島の生活にのぞんだため,キャンプの初めにはこれまで経験したことの  ない問題に次々と直面し,多少はもっていたキャンプに対する自信を喪失し,参加者にとって  予想以上にショックが大きかうたのではないかと思われる。       レニ (2)班付指導員が無人島めような厳しい条件下での野外生活の経験がなく,子供たち8人の世話  をしながらキャンプ生活をすることの負担も大きく,ゆとりを失い,疲労が蓄積する:など,心 身ともに安定した状態で,参加者に接することができなかった。そのため参加者の一人ひとり  のトリガーの発見め手助けやカウンセリング的対応が十分にできなかったのではないかと思わ  れる。      ■      ■  ■ (3)無人島において生活すること自体,参加者にとっては心理的にも肉体的にも負担が大きい。  そのうえ,衣食住の何事にも予想以上に時間がかかり,一落ち着いて排便したり,ゆっくり休憩  したりする時間がとれなかったために不快感やだるさが解消しなかったのではないかと思わ れる。 .l対策 生活面の基礎固めが先決,ゆとりあるプログラムが必要。不適応行動にはカウンセリングを *主催者 ト     ト      犬   し      ト        ニ  (1)事前研修でしておくこと   ・事前トレーニングにおいてテントの張り方や大の起こし方などの野外生活の基本的技術を復    習させる。       犬       ニ‥   \・活動場所名や活動名を工夫するなどして幻想的な無人島イメージをいだかせ,\無人島で直面   ‥しそうな課題の解決法を前もって考えさせるなどして,やる気を起こさせる。  ・先輩の参加者の経験談を聞かせるなどして,具体的な無人島生活の前例を参考にさせ自分達    も最後までキャンプをやりとげることを動機付ける。  (2)プログラムを工夫する    ・。。・・。・ 。・・。・・   ・。・・。・        。・・   ・キャンプ期間中の初期に,衣食住に関する課題に集中的に取り組むプログラムを設けて,生    活面では不安のない状態をつくらせる。   し   ・一日の生活時間の中に食事の準備や片付けにあてる時間を十分にとっておく。   ・参加者のチャレンジ精神をくすぐるようなメインプログラムを企画する。  (3)排便がしやすい条件を整える。      犬   ・トイレの数を増やす。  (4)臨床心理の専門家(カウンセラー)を配置する。   ト     ニ   ・参加者の適応状態について班付指導員め相談役になる。   ・適応の参加者を班から離して個別にカウンセリングをする。  (5)班付指導員の負担を軽くする      づ   :   ・班付指導補佐員を配置して,分担協力して指導に当たる。

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58 高知大学学術研究報宍告 第卵巻(1989)テ==こ=自=然科学j……… *班付指導員……… … …………;    レ  (1ト班付指導員に必要な資質を身に付ける。 △   ・野外生活に必要な基本的な技術を持って\い‥る。 ・手助けノをすべきこと:とにそうでないことの ・長斯にわたる非日=常生活の適応パタ÷ソンを ・レトリトガー発見の手助げをするためにl,/」メヽ中= j j j 9 ` Q u 4 ぐ ぐ ぐ らてノ自信を  回復するTかにづい=七はよく知っている=よ∇……j…… I … ………:\=/∧・..万………こ……万…………j………:.=.トレ…………ノ………万……… \…… ・不適応行動を発見し,カ∧ウツセリヅグ的な個別指導ができ石よ………ヤ……\jjケ………j)=,………1し=………\=‥‥‥‥‥ I ……  ギヤyプ初期に食事づくしりやテンノド│の設営などjの技術指導を十分す……るよ1\\ノ),Iヶ………  脱水症状や過労を予防するための指導をする.△く………:宍………<………=:=<ニ\………j………万…………  班内のリフくダーとメニンバ←の関係がう∇まくしいく\]よ‥う∇に調整するo………=\:……,=ノ…………:………万I ・班長にはりーグづとしでめ自覚を持たせレメペンづ十拡ノは班長]を助廿協カル]で行動するよう,  班内め役割の確認と組織作りをする.ノ ………万……=………くく\……J=/1レレ ヅ ……レノ……=万…………=…………     J-■W --m・ .."〃〃-・ ' ̄I=IIJ¶■I・/ ・-ミ  ̄W    .・  ・  ・ .・・・・・.・・.. ・・ ・・    ・  ・ *参カロ者:    し    ニ       犬  \\レ………]………\\………\〉\∧j………万:::   \  (1ト参加者自身が健康ぱ気をつける.:ヶ ………万レ………… ……∧………レ……∧………二万j……\犬j∧1レ…………l j,万  し・安全弁としての疲労感の意味や排便の大切さを理解ヶしす√休息や排便に進ん塵取り組む.    ・睡眠を十分とる.十 ‥‥‥=…………:………:犬:ゲ……\………]‥〉ソ\ノケ=l∧∧ゲ.=……Iダンケしソ:\ノノレ:………  (2)性差と年齢別にみた適応.・.・・・.・・    .・ .・.・∧万………=レ\……=],ケ=ノノ…………\:∇……:しに    ノ ①小学生Iと中学生の適応パター‥ンの比較 ・仮説\班め中め序列は中学生か優位丿年長者と年少者の関係づ万く= (I)同じ班で小中学生を十緒に生活させた場合に中学生が小単 して牡り,/班り中で発言力や優先権膏もっことが々ぎるめ首,j]宍中丿 動できることが多く,ニ中学生は生活面や人間関係で適応がスノ本=÷ (2卜異年齢め班構成Tさは,1年長の者と年少の者が互い=に影響::し合い成 ljくノと適応促進に効果 的にも精神的にも発達 自分だトちの│ぺ=4\スで行 : る 。 … … … =… … (2卜異年齢め班構成では,=年長の者と年少の者が互ぶノvに影響スし合い成長すプるこニとが可能である。  ダ中学生ぱリレフダーシップを発揮し√小学生から信頼吝れ石ごとぐやj自信を持秘………44.1学生は中学生  の行動をみて生活技術や考え方を学び√中学生か:ら保護jさレれて安らソしで生活亡レきくるレこれ比よっ 犬で班がまとまうてく上るレと曹すます班活動が積極的拡レ仙=りレ適応が促進吝\れるノごレとが予想される。 結果 やや適応かよかっ=だ中学生。意思が減退し体調不良jの小学生レ\小中学生の関係づく=り1まう    ま1<いかず………レエ 万…………:j………\………\ノ……レ1……=・>レレ)・jト1>ケノ回レゲ……∧\……… …… (1)中学生が小学生よ力\生活面で適応状況が良好だ:ら/だレ〉………\j……レト……〉レ………万∧………万………:ユ (2)中学生は寝るこノとしにういての適応がややよか⑤たこがト……dメ学生は生活面聯いずれに対しても不  適応であった。  十 \ 十   ユ\I  ト \]∧〈白丁\1……/………ノノ………ノノ…………=:jソ〉jソノノ………\j………十\……… (3ト中学生はダヤツプ中ごろから意思面で不適応かレら回復す=る=兆しがみノられだが√小学生ぱキ=ヤ ンプ後半になって/も回復しなかうた。 (4卜小学生は中学生と比べて便秘め者や疲労感を訴え=jる者が多/ぐ√小丿  不調が大きかった。 〉      ‥‥‥‥‥‥‥‥\……∧ゲケ………宍………\∧ト:………J,=1:1 り身体的な 原因しマイペースの中学生レ受け身の小学生   十…………:………>∧∧………レ………\∧‥‥‥‥ ‥ (1)中学生が年長者の立場を利用して,∧排便φ順序や寝毎場所秀優

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無人島キャンプにおけ=る環境適応過程 (鞍井・舟橋) 59  ペースセ生活できたため,適応しやすかったのではないかと思われる。  ▽ ト  ∧ (2ト小学生は中学生に発言権や生活の優先権をとられ,受け身になり他人のペースで行動しなく  てはならなくなり活動後は疲労感だけが残り,無気力になり\がちで,自分たちに合った活動が  できないためトリガ十を発見するための機会も十分与えられなかったのではないかと思われる。 (3)参加者にとっての班は,主催者の意図とはちがって,自然発生的な集団ではなく与えられた  集団に過ぎず,また,日常生活の中で異年齢集団でま;とまらて活動することの少ない現代の子  供たちにとって,年長者と年少者が協力したり助け合う方法が日常生活でも学習されていなかっ  たように思われる。       犬    ……: . r・ 〉 (4)非日常的な生活の中で,参加者一人ひとりが生活に適応するのに精¬-杯で異年齢で助け合い  協力することに目を向ける余裕がなかったのではないかと思われる○・ト       ・ ■・ ・対策 班を協力的な異年齢集団に育てる\,小学生にもっと配慮を      犬 *主催者 \(1)\班編成は,学年の偏りがないようトにし,ガキ大将(ノリーダー)になれそうな中学校2,3年   生を班に必ずひとりは入れておく○       /  ●・ ・T・万一/  ・..j    ● *班付指導員    ..・ ・.. ・・.  ・. .・    ..     ・.・ ・・・・       ・.・ \(1)小学生の適応状態や体力に応じた活動計画を立てざせる6      し ト   十 い(2レ班の話し合いの場で小学生の意見が生かされるようにして,中学生4こよるヤ方的な集団支配   に陥らないようにさせる.      ト  (3)中学生にはリーダー釣な役割を与えて自尊心を満足させることや小学生の手本になるよyうな 十行動や思いやりのある行動をほめて自信をも:たせる.十   .・..・.   ・・     .・・  (4ト小学生にはリーダーに進んで従って行動するようにさせ,メンバーシップを発揮させ,班が   まとまって活動することによる安心感や楽しさを経験させる.ニ  ・.・.・. .・  (5)ト小中学生が同じ活動をする場合には,明らかに能力の違う者がブ緒に活動するためハンディ   キャップ制度を取り入れて,優位にある中学生は犠牲的精神を発揮し,小学生にはハンディが   :与えられて保護ざれるようにして,全員が楽しく活動できるようにるような活動のルールを考 十 えさせる. \  ●●●●●●●●     ●●       ●●     ●ダ    ‥‥‥‥ *参加者  (1)中学生は小学生に思いやりをもち,リ4ダー的な立場を自覚して班をまとめる  (2)小学生は話し合いでは遠慮なく意見を出して,決まったことには進んで従う。  ②男子と女子の適応パターンの比較       ……… ・仮説 基本的適応パターンは同じ,生活面では男子の班がやや適応しやすい  (1)室戸少年自然の家の無人島キャンプでは伝統的に,寝食をともにして24時間体制で班行動で   きるように,男女別の班編成をしてきた。これまでの経験によれば√性のちがいによる適応状   態の違いはなかったようである。      ニ  ニ  (2)男子と女子では日常生活における遊びにみられるように興味を示す対象が違うために,無人 十島の活動においても男子と女子では積極的にしようとする活動がそれぞれ変わってくると思わ  れる。犬どちらかというと男子向きのロッククライミングや登山は挑戦的で達成感もあり,トリ  ガー発見の機会にも恵まれているノ。この点で男子が女子に比べて適応をよくする機会が多いの

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60 高知大学学レ術研究報告第3自巻y=し(11984  ではないかと思われる. ……=‥‥‥ ‥ ‥‥‥∧ト………:………ノ〉.フソjレレ.万万乙.71ブ☆∧\………,ヽ一犬………… (3)男子は女子より筋力があり,男子の方が力仕事でJは有利であノり↓ノ無人島め生活:にレぱス‥コノップ  やつ:るぱしで整地する,刃物を使って物を作るな者男子向……き= I φ活動が多しくぺ……,女子が適応す万るに  は多少厳しい条件になると思われる.‥‥‥‥‥ノ………=:……\\……\\し=士∧上j………し…………ト,\……… ・結果 女子の班は無人島生活を始めたとたんに=「家に帰ぐりたい」…………\………ノレ……し〉 レ……=…………万  (1ト女子が男子よ/り全体的に適応状況が悪か=つた。………万… … ………万………トト==………\………=∇ノj……… …………  (2ト女子は特に生活面の適応が不良であ/つだ。 \………万………J∧………=………\……、…………  (3)女子はキャンプ初めから意思面で急激に不適応。にな机二期間中ずづ)とノこの状態が続きノ√キャ   、。_□A tl S.http://www.増͡一丿-ニ・_ゝふふ● ?-二lt.t 。   。・・ ・ 。・  I・。 ・・ ・    一一    ・   ・ ユンプ後半には人間関係面の適応も悪化し:た6 >∧万………☆:==……ケサ………1 (4)女子は男子と比ぺて便秘の者や疲労感を訴える者がかなケり多  調が大きかっ\だレ   ………:  …………j………∧くレノ・=:ノノ万………: り身体的な不   調が大きかっ・だ。    … …………:  ………十………十☆ソ]]レク万………士=……千千・こ=・ト∧ソ二万:)………j………j………j ・原因丿女子はモデルがなく孤立レカ仕事は男子が有利,………環境整備φ出来栄えがそ\の後の適応の良     し悪しを左右する\  \   十  ……\…………j……><…… II >……iy=∧ト………:1…………=……万………=:万゜=: ∧ (1)無人島生活の初めに,\ペースキノヤン  などの作業をしなくてはならない。]こ  作業の出来栄えも不十分なもめ(になり\がちであjるよノそレめ:だめ√ガレとえば宍トIイソジや寝床が居心地 の悪いものになるなどして√生活面や意思面で不適応感が急激に高まう士だの寸はなIいか=と思わ  れる.  \ \‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥コ………:j(ノソyト゛・=ヶ.j(ソ・ゾソ………=:=)……レダ・ノ∧\ニノ..・:‥‥‥  ‥‥‥ (2)環境整備が不十分なまま生活七だ,ため,ぺ排便ができノない=√睡眠が十分とれな卜などの身体的  な不調が発生して,適応が阻害されたのではないか\と思=わ\れる言\\〉=\………万……:上……… (3)女子の班が1つだけだ7ためで,∧自分達の班の適応状態に]う卜ず女子の班同士お互いに比較 (3)女子の班が1つだけだっためで,∧自分達の班の適応状態にう]t  するごとができず,\基準になるトもレのがなくよ暗中模索のくまま斗斗  数の班で競争するごとノもないのでよりよく適応しよう]とすノる宍だj  立って悪くなったと思われる。−ト      ………ニノ……レ……J万:jj=== I j (4)女子の班同士の比較がでぎないため,今回の女子φ適応ノし石卜 の問題か区別できない。ただ,:男子の班め比較をみ/るレと, よって最終的な適応状態に違いがあ/つたように思われる6レ= ・対策 環境整備では女子に援助をン遊び(活動) *主催者‥‥‥=j………宍‥‥‥‥ ‥‥ ‥‥ j j   j j j 1 2     3 4 5 く ぐ   ぐ ぐ ぐ 続レけて万おソり,一回,_ま・.万.た,I複 涛弱しくレな]/り↓適応鮮目 禎問題か女性特有 まとま洵の程度に ■〃− ・・   ・   ・ .  ・   ・       ・ ・  一一  ・・.・・・..j・:.・・・..・ -..・.・.・・..・:一一.:..■■   I・・  キャップ初期の生活面め基盤作り\の時には,\男性指導員や男子φ班が協力する体制を作る,  女子の班を2つ以上編成しす,女子の班がお互=いノに毎デ川こ女巾り競争するごと/ができるよう にする.\    犬‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1……=………〈∧Jレプ/∧ノ\………\……〉Jソ〉‥・\∧\………: 女子向きの活動を開発して選択活動の中へ取りこ入れる いか\して男女が協力す を明らかにすっる研究を 男女がそれぞれの得意なことをいかして 性差による適応パターンの違いを明らか *班付指導員  ト       ‥‥‥‥     ‥‥‥‥::…………:……:……1……  (1ト女子の班は,キギレンプ初期の環境整備に気を配りソ,:……1女子jの4 (2)女子g)班には女子め興味関心をいかした独自の活動計画を る6: :こ応彭]だ活動をさせる。

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無人島キャンプにおけ二る環境適応過程 (鞍井・舟橋) *参加者       ‥‥‥‥‥‥  (1)\男女ともに普段はあまりやっていない不得意なことにも進んで取り組む。  プ(2)女子は冒険的な活動にも挑戦させる。 ノ  し   犬  ……= ト 5・結 論 61 ト室戸少年自然の家が実施した無人島キャンプにおいて,ノ新環境に適応していく状態をみるために, 参加者(男24名√女8名)を対象に,無人島に滞在してキャンプしている期間=とぞの翌日の8日間 にわたグて,独自に作成した適応しらべ表の試案を用いて調査を行7つた。そめ結果は次の通りであ った。 ト      =犬      っ     ∧ コ  ノ   犬  (1)適応上問題がないのは,32名中25名(78.1%)であった。      十  ノ (2)訴え数のピークは全員の総数でみると,無人島滞在期間の6白目であった。個人別に総訴え  数のピークの日を求めレそれを集計してみると同じく6日目であった[表4]。     ▽        表4 個人の総訴え数のピークの分布(人数) 日 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目

合計

7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 ピークの分布 0 3 3 4 2

遜潜朧

6 4 32 (3卜全体的に,無人島の生活(II群)Iに対する適応が人間関係(1群)や意思(Ⅲ群)の適応より  も不十分であ●つた。    ニ ト     ニ  ▽     ‥ /        1 (4)犬小学生(20名)と中学生(12名)を比較する・とソほぼ同七ような傾向であ犬った。生活(II群)  面で小学生が日程経過とともに上昇傾向を示したのに対して,中学生は下降傾向を示して,適  応の良好な状況を示した。     y      ト (5)男子(24名)と女子(8名)を比較すると,ト女子と男子でフはその傾向に違いがみられた。全体  的に,女子は調査を実施した8日間を通じて訴え率の水準が男子に比べて高く,男子より適応  の状況が不良であった,この傾向がキャンプ後半に,女子は上昇傾向を示し,男子は大きな変  化がなかったため,さらに顕著になった。生活(n群)面と意思(Ⅲ群)の/「家に帰りたい上の  項目で,女子はキャンプ初期から訴え率が高水準を示したのに対して,男子は意思(Ⅲ群)「家  に帰りたい」の項目では日程経過とともに緩やかな上昇傾向を示し,意思(Ⅲ群)面での適応  の経過の違いを示した○      ・   ・ ■ (6)班(1. 2. 3班が男子の班,4班が女子の班で各班8名)を比較すると,班によって適応状  況に違いがみられた。 1班は人間関係(I群)Q訴えがみられず,生活(H群)と意思(Ⅲ群)  でも訴え率の水準が4つの班のなかで最も低く,適応の良好な状況を示した。 2班は訴えの大 部分が生活(n群)と意思(Ⅲ群)の「家に帰りたい」め項目に集まっており,生活(H群)万面  と意思(Ⅲ群)面で適応が不良な状況jを示した反面,人間関係(I群)面では訴え率の水準が1  班についで低く,適応が良好な状況を示し,特徴的な適応状況となった。3班はキャンプ3白  目には人間関係(I群)面,キャンプ後半には生活1(Ⅱ群)面と意思(Ⅲ群)の「家に帰りたい」  の項目がそれぞれ上昇傾向を示し,特徴的な適応状況となった。4班は生活(n群)面と意思  (Ⅲ群)の評家に帰りたい」の項目で,キャンプ初期から訴え率が高水準を示し,キャンプ後半  は人間関係(I群)面の訴えも上昇傾向を示し,日程経過にともなって3つの群が複合し,適

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62 上高知大学学術ご研究報告=.・第38巻∧(1989)▽ト自然科学∇………::... 応の状況が4つの班の中で最も悪化した。レ ………万…………:レレ…………jレレ〉レユノ∧∧………I………:…… (7)リI−ダ÷とメンバーを比較すると立場によっ)で適応状況に違う,点雄み]られた。………生活(n群)  面でメンバ÷が日程経過とともに上昇傾向〕を示/し,たくのに対jしノでケン=………リ:j÷万ダ斗り 適応の良好な状況を示しだ。ト人間関係(I群)面懲り……呂]ダ÷=とメjIシノトe,−とj比う  と後半φ上昇傾向=がが大きく,その項目めなかでも汀仲間のする]こスとjにイソラノイラする」を目立つ して多ぐ訴え,∧リーグ÷に特徴的な適応状況を示じた。:……… (8ト指導者からみた適応のよからた者と適応のよノく=:なかレう 活(|群)万面で適応め万よくなかった活(|群)万面で適応φ万よ\くなかった者が日程経過恚ノとノも= のよかレつブこ者は下降傾向を示して,ノ適応の良好な状況J4 帰りたい」の項目でも,尚適応のよくなからだ者はキぷヅプ ために対七で√適応めよか万った者yは訴えがな\く/,………:こjめ点で ソるしとJ ・.し・総・チ・j;・ヽタク数と生 4を示したの・に対して,∇.適応 ま=た/=↓……:意s・・(M一群)・q)[家に の]は万万:ん1どの日に訴えがあっ ために対して,適応めよか万った者万は訴えがなケく,………=こ万の点でも適応:の良好な状態を示した。 本稿をまとめるにあたり√国立室戸少年自然の家岩山安成所長φケご指導:と=ご助言をいただいた。    \ ‥.‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥参 考 文ブ二献………]レII=☆i/…………☆∠==ノゾ……]∧………j万。レレ‥‥‥‥‥‥‥   ‥‥ 国立室戸少年自然の家,ダ昭和62年度実践集録特集T無人=島キレぞ=yプlo年の歩み=とI 三浦清二郎,:現代教育の忘れもの十青少年の欠損体験jと=野外教育φ方法十√1 伊藤俊夫,坂本昇一,集団宿泊活動の展開十教育環境φ人間化旁==めざしす=十丿=│ 全国少年自然の家連絡協議会,尚少年自然の家÷ニ=そ 佐々木∧賓,坂口順治,青少年の成長と集団宿泊生活;………第 宮城教育大学士大学教育方法等改善研究会,: 究一小・中学校による:「少年自然の家士利用め実態をめ:ぐらJt→ 吐(昭和62年5月) せい\(昭和61年i1月) j(昭和57年i1月)犬 意義と方法4こ 3\月y)j…………才六 国立那須甲子少年自然の家,レ集団宿泊活動に関する:調査研究:(昭和63年プ3ゾ=月I))……i := つIいての研 青少年野外活動研究会∧坂本昇÷,I青少年の野外活動に関すしる研究→==「少年自丿然の家J」………lにお6」」る活動によ  る実証的考察¬,ノ伊藤忠記念財団(昭和63年3月)二十□=ノ………∧……ナノ:\\\‥j……\\しjプ':………\\……= 押谷由夫,仲間関係の特質と子どもの社会化,教育と医学 号∧20ごニ26頁、=(昭和61年・7月) :9レ月26日受理) 1皐月2:7:日発行)

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