事 項| り ん ご 「 ふ じ 」 を 輸 出 す る 際 に 問 題 に な る 果 肉 褐 変 は 消 石 灰 で 防 止 で き る
台 湾 に り ん ご を 輸 出 す る 際 、 梱 包 資 材 と し て 発 泡 ス チ ロ ー ル ボ ック ス を 用 い る こ と が 多 ね ら い|し\が、出荷当初りんご「ふじj で 炭 酸 ガ ス 障 害 と 思 わ れ る 果 肉 褐 変 が 発 生 し 、 販 売 価 格 に 影 響 を 与 え た 事 例 が あ っ た 。 炭 酸 ガ ス を 吸 着 す る 消 石 灰 を 梱 包 容 器 内 に 入 れ る こ と で 、 障 害 が 回 避 で き る こ と を 明 ら か に し た の で 参 考 に 供 す る 。
指
導
参
考
内
容
1 り ん ご 「 ふ じ 」 の 輸 出 に 発 泡 ス チ ロ ー ル ボ ッ ク ス を 用 い る 場 合 、 10kgボ ッ ク ス 当 た り 消 石 灰 を 50g入 れ る こ と に よ り 炭 酸 ガ ス 障 害 に よ る 果 肉 褐 変 を 防 止 す る こ と が で き る 。
2 消石灰がもれないように袋詰めされた資材を使用し、スチローノレボ、ックス内上段のネ
ットの上に置く 。
輸 出 の 際 に 問 題 と な る 果 肉 褐 変 の 発 生 が 防 止 で き 、 高 品 質 果 実 の 安 定 供 給 が 可 能 と な る 。 期待自れる効果
り ん ご 梱 包 用 の 消 石 灰 資 材 は 、 情 報 作 成 時 点 で 販 売 さ れ て い な い が 、 ( 株 ) 白 石 カ ル シ ウ 利用上の注 意事項 | ム で は 問 い 合 わ せ に 応 じ て 製 造 ・ 販 売 す る こ と に し て い る 。
( 問 い 合 わ せ 先 : ( 株 ) 白 石 カ ル シ ウ ム 食 品 ア グ リ 資 材 部 (03- 3863- 8914) )
担 当 部 署 | 青森県農林総合研究セント り ん ご 試 験 場 栽 培 部 | 対 象 地 域 | 県 内 全 域 (担当者名)|(長内敬明、鈴木均、葛西智、今村友彦)
平 成19年 園芸学会東北支部要旨:61- 62. 2007 発表文献等|平成20年 園芸学会東北支部要旨:19- 20. 2008
平 成18∼ 19年 度 青 森 県 農 林 総 合 研 究 セ ン タ ー り ん ご 試 験 場 成 績 概 要 集
F
h
u
ウ
【根拠となった主要な試験結果】
表1 発 泡 ス チ ロ ー ル ボ ッ ク ス 内 で の 二 酸 化 炭 素 濃 度 (平成 19年 青森農林総研りんご試)
消石灰の量( g)
一酸化炭素濃度(% )
冷 蔵 後 力日温後
。
1. 80 15. 0050 0. 48 6. 33
100 0. 37 3. 88
(注) 1 冷 蔵 後 : 梱 包 後0 ℃ で 10 日間保存後
2 力日温後:冷蔵後 20°C で 10 日間保存後 3 供試数: 1処 理 1箱( 10kg)
4 CO2測 定 法 : ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ に よ り 測 定
表
2 加 温 処 理 後 の 果 実 の 品 質 (平成 19年 青森農林総研りんご試)消石灰の量( g)
果 重 硬 度 糖 度 酸 度 蜜入り 炭酸ガス障害発生率(覧) ( g) ( l bs) ( Br i x) ( g/ l OOml ) 程 度 微ノ
J
'
¥
。
358 14. 3 15. 0 0. 324 2. 7。
50 353 14. 6 15. 1 0. 323 2. 5 3
100 359 14. 4 15. 0 0. 323 2. 2
。
(注) 1 炭 酸 ガ ス 障 害 : 微 小 ; 横 断 面 積 の 5 %以下、小; 6
∼
2 5 %、中; 26∼
5 0 %2 加温条件: 10 日間0 ℃で保存後、 20℃ で 10 日間保存
写 真 炭 酸 ガ ス 障 害
- 76
中
28 11