平成27年熊本市産業連関表作成等業務委託基本仕様書
1 目的
本業務は、熊本市における平成27年の1年間の市内産業間の経済取引の実態を明らか にするとともに、経済波及効果等の分析を可能にし、経済施策の基礎資料として活用するた め、平成27年熊本市産業連関表(以下「27年表」という。)を作成することを目的とする。
2 履行期間
契約締結日から平成33年3月31日まで
3 業務内容 (1) 概要
平成27年に熊本市内で行なわれた経済取引を計量的に行列表にまとめた27 年表の作成とそれに付随する業務を行う。
(2) 基本水準
平成23年熊本市産業連関表及び他の指定都市の産業連関表と同程度の水準、 又はそれ以上の精度を保ち作成すること。
(3) 表作成に関する基本事項
基本的な仕様は、「平成27年産業連関表作成基本要綱」及び「地域産業連関表 作成基本マニュアル」に準じる。
ア 対象地域 熊本市全域
イ 対象期間 平成27年1月から12月までの1年間とする。 原則として「発生主義」による。
ウ 表の形式 競争移輸入型地域内表 エ 価格評価 生産者評価
(4) 部門分類
ア 基本分類の概念・定義・範囲
全国表又は地域産業連関表に準拠すること。 イ 部門分類数
全国表及び熊本県表に準拠して、細品目分類を統合した基本分類及び統合分類 (小分類、中分類、大分類、雛形分類)を作成すること。
基本分類 統合分類
行 列 小分類 中分類 大分類 雛形分類
518 397 190 108 37 13
4 業務内容
(1) 生産額等の推計方法の検討及び推計
部門ごとの域内生産額、中間投入額、粗付加価値額、最終需要額などを、全国・ 熊本県に準じて、できる限り細品目ベースで推計できるように検討した上で推計す ること。
(2)「平成27年熊本市商品流通調査」の企画、実施及び分析
推計に必要な特別調査を企画及び実施し、結果の集計・分析を行なうこと。 郵送費については受託者が負担することとし、返信用封筒については、切手を
貼付した上で調査票等に同封して発送することとする。
(3) 熊本県との調整
熊本県との連携を強化し、推計方法、概念定義、作表等の技術的な課題に取り 組み、熊本県表との整合性を保つこと。
(4) 各種係数表の作成
以下の統計表を作成すること。 ア 生産者価格評価表
イ 投入係数表
ウ 逆行列係数表(開放型・閉鎖型の2種類) エ 雇用表
オ 就業誘発係数表
(5) 補足事項
ア 経済構造の分析、経済波及効果分析の実施
市内の経済構造(生産構造、投入構造、需要構造等)の分析を行なうとともに、23 年表との比較や、市内における具体的なイベント等の事例を使用した経済波及効果の
測定を行い、それぞれ報告書に掲載すること。 イ 分析ツールの作成
ウ 推計マニュアルの作成
基本方針、作成作業、部門別生産額等の推計方法を記した推計マニュアルを作成 すること。
エ 産業連関表利活用促進のための説明会への参加等
委託者が主催する産業連関表の利用促進のための説明会に講師として参加し、分 析結果等を説明する。また、庁内において平成23年熊本市産業連関表を活用した各 種分析を実施すべき案件が発生した場合等には、委託者の求めに応じて助言・補助を 行うこと。
オ その他の学識経験者からの意見の聴取
推計方法や結果の検証にあたっては、必要に応じて産業連関表について知識のあ
る学識経験者等の意見を聞くこと。
(6)年次計画
本業務の履行にあたっては、次の年次計画に基づくこととし、契約締結後速やか に各年次の業務計画書等を作成し、提出すること。
作業内容 平成30年度 平成31年度 平成32年
度
商品流通調査の企画・実施・分析
推計方法の検討、推計資料の収集
市内生産額推計
中間投入・粗付加価値部門推計
最終推計部門推計
暫定表作成
各種係数表の作成・係数のバランス調整
全国表及び埼玉県表との調整
最終報告書等の作成
・業務報告書
・分析ツール
・利活用説明会等
(7)成果物
ア 平成30年度から32年度までの各年度末の成果物
(ア)業務報告書
いてドキュメント化すること。
(イ)上記(ア)の内容を収録したCD 1枚
イ 平成32年度末の成果物
(ア)最終報告書
主に次の内容を記載したものを作成し提出すること。 ・産業連関表の概要
・産業連関表からみた市内経済の構造と特徴
・具体的なイベント等の事例を使用した経済波及効果分析 ・作成の概要(基本方針、作業経過、推計方法等)
・取引基本表及び各種係数表(掲載部門は協議のうえ決定) ・部門分類表
・雇用表
(イ)分析用・推計作業用ワークシート
市内生産額等の推計や各種係数表の作成に必要な分析用・作業用ワークシート
を作成すること。また、分析用・推計作業用ワークシートはMicrosoft社のExcelで 作成すること。
(ウ)分析ツール
経済波及効果の簡易分析ツールとその利用マニュアルを作成すること。また、その
利用にあたっては、庁外での利用も可能とすること。 (エ)上記(ア)~(ウ)の内容を収録したCD 1枚
※ 納入場所
熊本市中央区手取本町1番1号 熊本市総務局行政管理部総務課
5 一般事項
(1)受託者は、契約締結後本委託に関する次のア及びイの書類を委託者に提出する。 書類の内容については、事前に委託者と協議する。
ア 業務実施の組織(連絡)体制
イ 業務従事者名簿
(2)受託者は、事故を早期に発見し、迅速かつ適切な処置をとるとともに、委託者に連絡する。 (3)必要な推計資料の収集については全て受託者が行うものとする。ただし、委託者でなけれ
ば入手不可能と認められるものについては、委託者が収集のうえ受託者に無償貸与する。 (4)受託者は、業務に必要なパソコン等のハードウェア、ソフトウェア、備品・消耗品類に係る
費用と、通信料、光熱水費その他一切の経費を負担する。
(5)受託者は、業務上知り得た市の秘密事項を第三者に漏らしてはならない。このことは、契 約の解除後及び期間満了後においても同様とする。
責任に帰する場合のほかは、その賠償の責任を負う。
(7)受託者は、業務の進捗状況等について定期的に委託者へ報告するとともに、委託者から その求めがあった場合は速やかに来庁する。
(8)受託者は、長期にわたる業務を一括で委託する意義を十分理解したうえで作業を行うこ ととし、収集した推計資料や推計シート等については、万が一の災害等に備え常にバック
アップをとるなど、いかなる場合でも業務を完了させるための必要な措置を講ずること。 (9)受託者は、業務履行確認検査の立会い及びその準備を行うこと。
(10)受託者は、上記(1)から(9)の他、委託者の依頼に基づく業務については協議による。 (11)本仕様書に記載されていない事項であっても、法令により義務付けられている事項及び
軽微な変更など業務上当然に必要な事項については、業務履行の範囲に含まれるもの とし、疑義の生じた場合には、委託者と受託者で協議し取り決める。