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第6章「青少年の非行等問題行動」 「青少年の意識に関する調査」及び「青少年白書」|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government

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(1)

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(2)

第6章

青少年の非行等問題行動

第1節

少年非行の概況

非行少年等の検挙・補導人員の年別推移

過去5年間の推移をみると、非行少年(刑法犯少年、特別法犯少年及びぐ犯少年)の総数は、平成15年を ピークに減少傾向にあり、特に刑法犯少年は3年連続 1,300 人台で推移しており、平成 19 年中は、昭和 25 年以降で最も少ない検挙・補導人員となった。

第 6-1-1 表 非行少年等の検挙・補導人員の年別推移 (単位:人)

年別 区分

H15 H16 H17 H18 H19

犯罪少年 1,600 1,324 1,091 1,016 1,016

触法少年 449 384 273 357 308

刑法犯 少 年

計 2,049 1,708 1,364 1,373 1,324

特 別 法 犯 少 年 25 20 16 25 32

非 行 少 年

ぐ 犯 少 年 36 20 17 29 24

合 計 2,110 1,748 1,397 1,427 1,380

不 良 行 為 少 年 3,033 5,410 5,488 6,196 5,009 (注)非行少年・・・・・・刑法犯少年、特別法犯少年及びぐ犯少年をいう。 資料:警察本部少年課

刑法犯少年・・・・刑法に触れる行為をした犯罪少年及び触法少年をいう。 犯罪少年・・・・・・罪を犯した 14 歳以上 20 歳未満の少年をいう。

触法少年・・・・・・14 歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年をいう。

特別法犯少年・・覚せい剤取締法など刑法犯以外の刑罰法令(交通関係法令に規定する罪を除く。)に触れる行為をした犯罪少年 及び触法少年をいう。

ぐ犯少年・・・・・・保護者の正当な監督に服しない性癖など一定の事由があって、その性格又は環境に照らして、将来、罪を犯し

又は、刑罰法令に触れる行為をする虞のある少年をいう。

不良行為少年・・刑罰法令に触れないが、飲酒、喫煙等自己又は他人の徳性を害する行為を行い、警察に補導された20歳未満の 少年をいう。

刑法犯少年の罪種別検挙・補導人員の推移

過去5年間の刑法犯少年の罪種別検挙・補導状況をみると、窃盗犯が減少傾向にあるものの罪種別では各年 とも最も多く、平成 19 年中は全体の6割以上を占めている。

第 6-1-2 表 刑法犯少年の罪種別検挙・補導人員の推移 (単位:人)

年別 罪種別

H15 H16 H17 H18 H19

凶 悪 犯 12 5 6 6 8

粗 暴 犯 189 90 94 86 96

窃 盗 犯 1,519 1,312 981 950 856

知 能 犯 4 13 5 6 4

風 俗 犯 1 4 9 5

その他の刑法犯 324 284 269 325 355

合 計 2,049 1,708 1,364 1,373 1,324

(注)凶悪犯・・・・殺人、強盗、放火及び強姦の犯罪をいう。 資料:警察本部少年課

粗暴犯・・・・暴行、傷害、恐喝、脅迫及び凶器準備集合の犯罪をいう。

知能犯・・・・詐欺、横領、偽造等の犯罪をいう。

風俗犯・・・・わいせつ、と博等の犯罪をいう。

刑法犯少年の学職別検挙・補導人員の推移

過去5年間の刑法犯少年の学職別検挙・補導状況をみると、各年とも中学・高校生の占める割合が最も多く、 平成 19 年中は全体の7割以上を占めている。

(3)

第 6-1-3 表 刑法犯少年の学職別検挙・補導人員の推移 (単位:人) 年別

学職別

H15 H16 H17 H18 H19

1 学

就 未

小 学 生 135 124 86 106 81

中 学 生 811 694 560 643 612

高 校 生 732 605 485 426 374

学生 生徒

そ の 他 45 28 41 33 30

有 職 少 年 109 89 69 62 77

無 職 少 年 217 168 123 103 150

合 計 2,049 1,708 1,364 1,373 1,324

(注)その他…大学生及び専修学校生等をいう。 資料:警察本部少年課

第2節

非行少年等の処遇と福祉

(1) 少年警察活動と少年法

少年警察活動は、「少年の非行の防止及び保護を通じて少年の健全な育成を図ること。」を目的としている。 少年非行に関する法律は、少年法、刑法、刑事訴訟法、児童福祉法、少年院法等多数に及ぶが、そのうち少 年の保護事件に関して中枢をなす体系的な法律は、「非行のある少年」を処遇するための基本法たる「少年法」 である。

少年法における対象少年は、「犯罪少年」、「触法少年」及び「ぐ犯少年」とされているが、このほか、非行 少年には該当しないが、「不良行為少年」、「要保護少年」を補導及び保護の対象としている。

(※要保護少年…児童虐待を受けた児童、保護者のいない少年その他児童福祉法による福祉のための措置等が必要と認められる少年をいう。)

非行少年等の処遇については、一般の成人事件と異なり、少年の健全育成の精神を基本原則とし、 ・少年の心理、生理、その他少年の特性に関する理解

・少年の性行及び環境を洞察するなど処遇の個別化 ・秘密の保持

・少年の非行の防止及び保護に関する国際的動向へ配慮 により適正処遇に努めている。

(2) 少年の福祉を害する犯罪の取締りと有害環境

児童買春や覚せい剤密売など少年の福祉を害する犯罪は、少年の心身に有害な影響を及ぼし、健全な育成に 著しく阻害することから、被害少年の発見保護と積極的な取締りを強力に推進している。

また、ビデオ、雑誌、インターネットにより、少年に有害な影響を与える残酷な暴力シーンや過激な性描写 あるいは性を売り物にする営業等が氾濫しているほか、携帯電話による出会い系サイト等が少年の性非行を誘 発・助長するなど、少年の健全育成を阻害していることから、関係機関・団体との連携により有害環境浄化を 積極的に展開している。

なお、警察においては、少年の非行防止を図るため少年警察ボランティアの委嘱、学校警察連絡協議会等の 組織化など地域、関係機関・団体等と連携を図りながら幅広い活動を展開している。

(3) 少年非行防止活動の推進

警察では、「少年非行防止・保護対策の推進」を活動重点のひとつに掲げ、学校、関係機関・団体、家庭、 地域社会等と連携を強化し、総合的な少年の非行防止及び保護のための対策を推進している。

① 少年サポートセンターを中心とした少年非行防止対策の推進

平成 11 年4月に青森県警察少年サポートセンターを設置し、街頭補導活動を強化するとともに、県知 事部局、県教育委員会、少年警察ボランティア等関係機関・団体による「少年サポートネットワーク」を 構築し、関係機関・団体と連携を図っているほか、中学生、高校生の規範意識の高揚を図ることを目的に 県内全警察署において、中・高校生による少年非行防止JUMPチームを結成し、薬物乱用防止街頭キャ ンペーンや各種行事、会合等における少年非行防止の広報啓発活動を推進している。

(4)

② 広報啓発活動

県警察ホームページ、市町村広報誌、各報道機関等各種広報媒体を活用した少年非行防止に関する広報 活動を推進するとともに、県警察ホームページ内に少年サポートセンターホームページ「ピア・ナビ」(ア ドレス http://www.police.pref.aomori.jp/seianbu/syounen/peernavi/index.html)を開設し広報啓発 活動を行っているほか、各警察署では各種行事、会合等の開催を通じ保護者、地域住民等に対して非行防 止意識の高揚を図っている。

年間を通じては、

・非行防止に関する大会、パレード等の開催

・ポスターの掲示や街頭キャンペーンなどでのパンフレット、チラシ及びポケットティッシュ等広報資料 の配布

・非行防止教室等の開催 等の取組みを行っている。

③ 少年の薬物乱用防止活動の推進

少年による薬物(覚せい剤、大麻、シンナー等)乱用を未然に防止するため、教育委員会、学校及び少 年警察ボランティアと連携して、主に

・小学校、中学校、高等学校等における薬物乱用防止教室の開催

・薬物乱用防止広報車(通称「JUMP号」)による学校、地域安全フェア等での広報啓発活動 ・県内一斉薬物乱用防止街頭キャンペーンの実施

等の少年や地域住民等に対する薬物乱用防止活動を展開している。

④ 関係機関・団体との連携

少年警察ボランティア連絡協議会、学校警察連絡協議会、少年補導センター等の関係機関・団体と連携 を図り、少年警察ボランティアとして少年補導協力員 600 人、少年指導委員 64 人を委嘱し地域の非行実 態に応じた総合的な非行防止活動を推進している。

⑤ 社会環境浄化対策

少年を取り巻く社会環境を浄化する必要性の高い地域等において、少年警察ボランティアをはじめ地域 住民の協力を得て、地域における有害環境浄化活動を展開したほか、少年に有害な図書類等の調査、風俗 営業者、カラオケボックス管理者等に対する少年の非行防止及び健全育成のための協力要請等の社会環境 浄化活動を推進している。

さらに、問題化しているインターネット上の有害コンテンツ対策についても、「インターネット異性紹 介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」を活用し、出会い系サイト対策を推進する とともに、フィルタリング機能に関する広報啓発活動等により、少年をインターネット上の有害なコンテ ンツから保護するとともに、サイバーボランティアのサイバーパトロールによって、出会い系サイト等イ ンターネット上の有害情報を発信しているサイト開設者等を把握し、 これら開設者等に対する自主的な 措置の要請活動や少年相談活動を推進するなど官民一体となった有害コンテンツ対策を推進している。

⑥ 少年の社会参加活動及びスポーツ活動の推進

少年が地域の人々や少年相互の触れ合いを通して、社会の一員としての自覚を育むため、各地区の少年 警察ボランティアが主催して非行防止街頭キャンペーン活動やあいさつ運動、環境美化活動、施設奉仕活 動等に、少年非行防止JUMPチーム員をはじめとする中学生、高校生も積極的に参加し、少年の社会参 加活動を推進している。

また、警察署の道場を開放して「少年柔道・剣道教室」を開催するなど、スポーツ活動を通じて少年の 健全育成を図っている。

⑦ 県民運動の展開

各地区において、少年非行防止決起大会等各種行事に取り組むなど、少年非行防止のための県民運動を 展開している。

(5)

⑧ 被害少年対策の推進

いじめや虐待、性犯罪などの被害を受けた少年及びその家族等の精神的ダメージの軽減や早期回復を図 り、立ち直りを支援するため、カウンセリングアドバイザー等の委嘱により、各種支援体制の充実に努め ているとともに、関係機関との連携により被害少年等の保護支援活動を推進している。

⑨ 少年の立ち直り支援対策

非行少年と年代的乖離のない地元大学生をサポートボランティアとして委嘱し、非行少年や被害少年等 に対し社会参加活動や学習支援活動等による少年の立ち直り支援対策を強力に推進している。

⑩ 少年相談活動の推進

少年相談活動は、少年の非行、家出、いじめ、自殺等の未然防止及びその兆候の早期発見を図る観点か ら年々重要性を増してきている。

警察本部少年課、青森・八戸・弘前・五所川原・十和田警察署及びむつ警察署にヤングテレホンコーナ ーを設けているほか、警察本部少年課ではパソコンや携帯電話によるメールにより少年の悩み、不安及び 困りごと、少年に対する保護者の悩み等の相談に応じている。

○ヤングテレホンの電話番号は、

警察本部少年課 0120-58-7867 五所川原警察署 0173-33-7676 青森警察署 017-776-7676 十和田警察署 0176-25-7676 八戸警察署 0178-22-7676 むつ警察署 0175-23-7867 弘前警察署 0172-35-7676

○ヤングメールのメールアドレス youngmail-587867@extra.ocn.np.jp

⑪ 少年を暴力団から守る活動の推進

平成4年3月1日から「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」が施行されたことに伴い、 少年の暴力団離脱、加入防止対策を積極的に推進している。

少年補導センター

少年補導センターは、警察、教育、児童福祉等の関係機関、団体及びボランティアが、少年の非行防止を図 り、あわせて少年の健全育成を期するための合同活動の拠点として設置されたもので、全国に 645 か所(平成 17 年 11 月 1 日現在)設置されている。

本県においては、青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、三沢市、むつ市及び三戸町の 9市町に少年補導センターが設置されている。

 

資料:警察本部少年課

第6-2-1図 少年非行防止活動系統図

14 歳 以 上

18

未 満 連

家 庭 非 行 少 年 等

14 歳 未 満

学 校

職 場

犯 罪 少 年

ぐ 犯 少 年

要 保 護 少 年

防 犯 協 会

触 法 少 年

不 良 行 為 少 年

家 庭 裁 判 所

児 童 相 談 所

福 祉 事 務 所

警 察 限 り

罰 金 刑 以 下

18 歳 以 上 禁

錮 刑 以 上

地 方 裁 判 所 簡 易 裁 判 所

少 年 警 察 ボ ラ ン テ ア

学 校 ・ 警 察 連 絡 協 議 会

関 係 機 関 ・ 団 体 の 活 動 促 進

少年を守る環境浄化重点 地区の指定

その他、各種非行防止活 動

取 り 締 ま り に よ る 排 除 活 動 青

少 年 問 題 協 議 会

そ の 他 の 関 係 機 関 ・ 団 体

少年補導活動

少 年 の 福 祉 を 害 す る 成 人 犯 罪 の 取 り 締 ま り

検 察 庁 少

年 を 取 り 巻 く 有 害 環 境 の 浄 化 協 力

環境浄化活動

警 察

地域協力活動

家 庭 裁 判 所

(6)

(1) 少年補導センターの業務・運営と設置状況

少年補導センターの業務は、少年補導委員等による非行少年等の早期発見、早期補導のための街頭巡回を主 とし、少年相談の受理、専門機関への通告、補導連絡会の開催、家庭等に対する補導連絡及び補導活動等に必 要な情報資料の収集整備、並びにその他少年の非行防止等に関する事項がある。

 センターの活動事業計画の策定及び運営の方針についての審議、決定をするため、警察、教育、児童福祉等 の青少年関係機関、団体の代表等で組織する運営協議会が設けられている。

第 6-2-1 表 少年補導センターの設置状況 (平成 19 年 4 月 1 日現在)

資料:青少年・男女共同参画課

家庭裁判所

家庭裁判所は、夫婦、親子、相続等の家庭に関する問題や非行少年の事件等を専門的に取り扱う裁判所とし て発足した司法機関であり、地方裁判所と同格の下級裁判所である。

家庭裁判所は、このような夫婦、親子、相続、戸籍、家族の福祉等に関するいろいろな問題の家事事件につ いて審判や調停を行い、また、罪を犯した少年や罪を犯すおそれのある少年等に関する少年事件について、調 査、審判を行っている。これらは、和やかな雰囲気の下で内省を促し、非公開の手続きで行われる。このほか、 少年の福祉を損なう行為をした人に対する成人の刑事事件の裁判も行っている。

○少年保護事件

家庭裁判所が少年事件として扱うのは、①犯罪少年、②触法少年、③ぐ犯少年の事件で、そのほとんどは検 察官、警察官から送致されてくるが、これら以外の機関(例えば、児童相談所等)や一般の人も、それぞれの 立場から、送致又は通告できるようになっている。

事件を受理した家庭裁判所は、少年に対し、心理学、教育学、社会学等の専門的知識を活用した家庭裁判所 調査官による調査を行い、さらに、家庭裁判所の中にある医務室で精神面及び身体面等の医学的な検査や診断 をすることもある。また、詳しい心身鑑別の必要が生じたときには、少年に少年鑑別所の鑑別を受けさせ、そ の結果を活用している。

少年に対する処分は、非行に陥った少年を保護し、教育することにより健全な市民として更生させることを 目的としており、家庭裁判所の保護的措置によって、少年が立ち直ったため、特に処分を必要としない状況に あると認められる場合には、審判不開始又は不処分の決定となる。近年は、保護者への指導助言をより強化し、 また、万引き事件について、商店主を講師として招いて被害を考える講習を実施するなど、保護的措置の充実 を図っている。

審判が開かれると、裁判官は、単に非行の内容だけでなく、その背後にあるいろいろな事情について詳しく 審理し、かつ、少年の更生を十分考えた上で、少年の処分を決定する。また、重大な事件については、検察官 が関与し、合議体により審理を行うこともある。少年や家庭の問題に応じて、児童福祉法による措置が適当で あれば知事又は児童相談所長に事件を送り、あるいは、保護観察所の指導、監督が必要であれば保護観察決定 がされる。在宅での保護が困難な場合には、少年院や児童自立支援施設に送って指導、訓練を受けさせること もある。

また、家庭裁判所は少年に刑罰を科することが適当と認めた場合には、事件を検察官に送って刑事裁判を受

名 称 所 在 地 設置年月日 補導委員 所 長

青森市少年指導室 青森市栄町一丁目 10-10 41. 4. 1 169 教育委員会指導課長 弘前市少年相談センター 弘前市下白銀町 19-4 41. 6. 1 262 健康福祉部児童家庭課長 八戸市少年相談センター 八戸市丸内一丁目1-1 38.10. 1 150 教育委員会社会教育課長 黒石青少年相談センター 黒石市大字市ノ町 5-2 41. 4. 1 32 教育委員会社会教育課長 五所川原市少年相談センター 五所川原市岩木町 12 40. 4. 1 29 教育委員会生涯学習課長 十和田市スポーツ青少年課 十和田市奥瀬字中平 70-3 42.12.25 27 教育委員会スポーツ青少年課長 三沢市青少年補導センター 三沢市幸町一丁目 8-15 43. 8. 1 46 民生部生活環境課長 むつ市少年センター むつ市金谷一丁目 1-1 44. 4. 1 60 健康福祉部児童家庭課長 三戸町少年指導センター 三戸町 川守田字関根 川原55 40.12.10 35 教育委員会教育長

けさせることもある。以上のほかに、中間的な処分として、少年を家庭裁判所調査官の試験観察に付して一定 期間生活状況を観察したり、老人福祉施設等で社会奉仕活動に従事させて、その経過を見た上で最終処分を決 めることもある。なお、被害者等の意見聴取、審判結果通知及び記録の閲覧謄写など、被害者等に対する配慮 の充実も図られ ている。

少年鑑別所

少年鑑別所は、少年法及び少年院法の施行に伴い昭和24年に発足した法務省所管の施設で、各都道府県庁 所在地など全国で52か所に設置されており、罪を犯した14歳以上20歳未満の少年(犯罪少年)、14歳に満 たないで刑罰法令に触れる行為をした少年(触法少年)、一定の事由があってその性格や環境から将来罪を犯 し、又は刑罰法令に触れるおそれのある少年(ぐ犯少年)が収容されている。

収容期間は最大 8 週間以内であり、少年たちは落ち着いた気持ちで審判を受けることができるように、明る く静かな環境の中で、規則正しい生活を送っている。

少年鑑別所では、少年たちが非行をするようになった原因、さらに、今後健全な社会生活を営ませるために はどのようにすべきかを、医学、心理学、社会学、教育学等の専門的な知識や技術によって明らかにする。そ して、その結果は鑑別結果通知書として家庭裁判所に送付され、審判や少年院・保護観察所での指導・援助に 活用される。

このように少年を収容して行う「収容鑑別」のほか、家庭裁判所からの請求に応じて、少年を収容せずに行 う「在宅鑑別」、少年院、行刑施設、保護観察所等法務省関係機関からの依頼に応じて行う「依頼鑑別」、個人 や学校教師など、一般の方々からの依頼に応じて行う「一般少年鑑別」(一般相談)がある。

特に、一般少年鑑別(一般相談)については、地域の相談センターとして、非行問題に限らず性格・適性の 診断、しつけ・教育に関すること、家出・怠学・暴力・いじめ等の問題行動について相談に応じている。

さらに、法務省所管の関係機関である少年院及び刑務所と連携して矯正展を実施し、活動状況を広報するな

第6-2-2表 青森家庭裁判所全管内少年保護事件新受人員 (単位:人)

H13 H14 H15 H16 H17 H18 2,181 2,209 2,141 1,888 1,647 1,345

32 72 42 26 41 35

14 9 12 14 11 7 2,227 2,290 2,195 1,928 1,699 1,387

635 530 426 379 326 239 2,862 2,820 2,621 2,307 2,025 1,626

資料:司法統計年報

一 般 保 護 事 件 計 道 路 交 通 法 違 反 保 護 事 件 数 総

区分       年別

刑 法 犯

特 別 法 犯 ( 除 く 道 交 ) 犯 ぐ

第6-2-3表 青森家庭裁判所管内保護事件終局状況 (単位:人)

総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法

年 齢 超 過 52 37 15 40 25 15 45 32 13 19 11 8 13 6 7

刑事処分相当 61 9 52 56 5 51 30 6 24 19 9 10 9 3 6

保 護 観 察 677 332 345 498 269 229 473 239 234 386 190 196 316 166 150

児 童 自 立 支 援 施 設 児童養護施設送致

0 0 0 3 3 0 2 2 0 3 3 0 0 0 0

少 年 院 送 致 62 61 1 53 51 2 39 37 2 33 33 0 16 16 0 8 8 0 3 3 0 4 4 0 4 4 0 4 4 0

512 419 93 376 310 66 410 360 50 320 282 38 349 313 36

1,424 1,384 40 1,320 1,284 36 1,251 1,201 50 1,089 1,051 38 929 893 36

207 168 39 54 41 13 45 36 9 112 92 20 80 70 10

41 25 16 195 153 42 153 128 25 58 42 16 23 16 7

3,044 2,443 601 2,598 2,144 454 2,452 2,045 407 2,043 1,717 326 1,739 1,487 2 52

※総数部分は司法統計年報、その他は自庁統計による

H17 H18 H16

H14 H15

総     数 知 事 ・ 児 童 相 談 所 長 送 致

不 処 分

不 開 始

従 た る 事 件 移 送 ・ 回 付

区分         年別

検 察 官 送 致

保 護 処 分

(7)

けさせることもある。以上のほかに、中間的な処分として、少年を家庭裁判所調査官の試験観察に付して一定 期間生活状況を観察したり、老人福祉施設等で社会奉仕活動に従事させて、その経過を見た上で最終処分を決 めることもある。なお、被害者等の意見聴取、審判結果通知及び記録の閲覧謄写など、被害者等に対する配慮 の充実も図られ ている。

少年鑑別所

少年鑑別所は、少年法及び少年院法の施行に伴い昭和24年に発足した法務省所管の施設で、各都道府県庁 所在地など全国で52か所に設置されており、罪を犯した14歳以上20歳未満の少年(犯罪少年)、14歳に満 たないで刑罰法令に触れる行為をした少年(触法少年)、一定の事由があってその性格や環境から将来罪を犯 し、又は刑罰法令に触れるおそれのある少年(ぐ犯少年)が収容されている。

収容期間は最大 8 週間以内であり、少年たちは落ち着いた気持ちで審判を受けることができるように、明る く静かな環境の中で、規則正しい生活を送っている。

少年鑑別所では、少年たちが非行をするようになった原因、さらに、今後健全な社会生活を営ませるために はどのようにすべきかを、医学、心理学、社会学、教育学等の専門的な知識や技術によって明らかにする。そ して、その結果は鑑別結果通知書として家庭裁判所に送付され、審判や少年院・保護観察所での指導・援助に 活用される。

このように少年を収容して行う「収容鑑別」のほか、家庭裁判所からの請求に応じて、少年を収容せずに行 う「在宅鑑別」、少年院、行刑施設、保護観察所等法務省関係機関からの依頼に応じて行う「依頼鑑別」、個人 や学校教師など、一般の方々からの依頼に応じて行う「一般少年鑑別」(一般相談)がある。

特に、一般少年鑑別(一般相談)については、地域の相談センターとして、非行問題に限らず性格・適性の 診断、しつけ・教育に関すること、家出・怠学・暴力・いじめ等の問題行動について相談に応じている。

さらに、法務省所管の関係機関である少年院及び刑務所と連携して矯正展を実施し、活動状況を広報するな

第6-2-2表 青森家庭裁判所全管内少年保護事件新受人員 (単位:人)

H13 H14 H15 H16 H17 H18 2,181 2,209 2,141 1,888 1,647 1,345

32 72 42 26 41 35 14 9 12 14 11 7

2,227 2,290 2,195 1,928 1,699 1,387 635 530 426 379 326 239 2,862 2,820 2,621 2,307 2,025 1,626

資料:司法統計年報

一 般 保 護 事 件 計 道 路 交 通 法 違 反 保 護 事 件

数 総

区分       年別

刑 法 犯

特 別 法 犯 ( 除 く 道 交 )

犯 ぐ

第6-2-3表 青森家庭裁判所管内保護事件終局状況 (単位:人)

総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法 総数 一般 道交法

年 齢 超 過 52 37 15 40 25 15 45 32 13 19 11 8 13 6 7

刑事処分相当 61 9 52 56 5 51 30 6 24 19 9 10 9 3 6

保 護 観 察 677 332 345 498 269 229 473 239 234 386 190 196 316 166 150

児 童 自 立 支 援 施 設

児童養護施設送致 0 0 0 3 3 0 2 2 0 3 3 0 0 0 0

少 年 院 送 致 62 61 1 53 51 2 39 37 2 33 33 0 16 16 0 8 8 0 3 3 0 4 4 0 4 4 0 4 4 0

512 419 93 376 310 66 410 360 50 320 282 38 349 313 36

1,424 1,384 40 1,320 1,284 36 1,251 1,201 50 1,089 1,051 38 929 893 36

207 168 39 54 41 13 45 36 9 112 92 20 80 70 10

41 25 16 195 153 42 153 128 25 58 42 16 23 16 7

3,044 2,443 601 2,598 2,144 454 2,452 2,045 407 2,043 1,717 326 1,739 1,487 2 52

※総数部分は司法統計年報、その他は自庁統計による

H17 H18 H16

H14 H15

総     数 知 事 ・ 児 童 相 談 所 長 送 致

不 処 分

不 開 始

従 た る 事 件 移 送 ・ 回 付

区分         年別

検 察 官 送 致

保 護 処 分

どしている。依頼に応じて公開講座等の講師を派遣することもあり、その活動は多岐にわたっている。 なお、年次別の年間収容人員は、第 6-2-4 表のとおりである。

第 6-2-4 表 青森少年鑑別所年間収容人員(過去5年) (単位:人)

区分 H15 H16 H17 H18 H19

男 178 137 101 75 113

女 16 15 15 4 8

計 194 152 116 79 121

資料:矯正統計年報

資料:青森保護観察所

保護観察所

保護観察所は、各地方裁判所所在地に置かれ、犯罪や非行をした人たちの改善更生の指導・援助と犯罪予防 活動などを実施する法務省の機関である。本県には、青森保護観察所が置かれ、保護観察官と保護司(法務大 臣から委嘱された民間ボランティアで、無給の非常勤国家公務員。青森県の定員は 630 名。)との協働態勢のも とに、主として次のような業務を行っている。

(1) 保護観察

犯罪や非行をした人たちを、自由な社会の中で通常の生活を営ませつつ、本人が更生する上で必要な生活の 目標や指針(遵守事項という。)を定め、それを守るよう指導監督するとともに、帰住の斡旋や宿泊所の供与、 必要な教養、訓練、医療若しくは就職を助けるなどの補導援護を行うことによって、その者の改善更生を図ろ うとするものである。保護観察の種類及び保護観察期間については、第 6-2-5 表のとおり。

なお、保護観察事件の年間取扱い件数は、第 6-2-6 表のとおりである。 ① 類型別処遇

保護観察対象者が持つ問題性その他の特性を、その犯罪、非行の態様、環境条件によって 13 区分に類 型化して把握し、各類型ごとにその特性に焦点を当てて処遇するもの。類型によっては、集団処遇を実施 し処遇効果を挙げている。

② 分類処遇

保護観察対象者を処遇の困難度に応じてA又はBに分類し、適正かつ効率的な処遇を行うもの。処遇困 難なA分類については、保護観察官が密接な関与を行って保護観察の実効を高めている。

③ 社会参加活動

保護観察対象者に、社会奉仕活動等の社会に有益な諸活動を体験させることによって、その社会性を育 み、社会適応を促進することを目的とした保護観察の処遇方法である。平成6年度から実施された短期保 護観察における課題指導の課題例の一つとして導入され、現在、特別養護老人ホームや知的障害者更生施 設等での介護体験活動などが実施されている。

第 6-2-5 表 保護観察の種類及び保護観察期間

保 護 観 察 の 対 象 と な る 者 保 護 観 察 の 期 間 号

観察

家庭裁判所の決定により保護観察に 付された者

保護処分決定の日から本人が 20 歳に達するまで。ただ し、20 歳に達するまでに 2 年に満たない場合は 2 年間。

号 観察

地方更生保護委員会の決定により 少年院から仮退院を許された者

少年院仮退院の日から仮退院の期間が満了するまで。 通常では 20 歳に達するまでであるが、26 歳を超えない 範囲で例外が認められている。

号 観察

地方更生保護委員会の決定により 刑務所等から仮釈放を許された者

仮釈放の日から残刑期間の満了する日まで。無期刑仮 釈放者は、恩赦によらない限り終身。ただし少年のと き無期刑の言渡しを受けた者は仮釈放後 10 年を経過す るまでの期間。少年法 51条による定期刑、同法 52条 による不定期刑にも例外が認められている。

4号 観察

裁判所の判決により刑の執行を猶予 され、保護観察に付された者

判決確定の日から、刑の執行猶予期間の満了する日ま で。

5号 観察

地方更生保護委員会の決定により 婦人補導院から仮退院を許された者

婦人補導院仮退院の日から補導処分の残期間の満了す る日まで。

(8)

どしている。依頼に応じて公開講座等の講師を派遣することもあり、その活動は多岐にわたっている。 なお、年次別の年間収容人員は、第 6-2-4 表のとおりである。

第 6-2-4 表 青森少年鑑別所年間収容人員(過去5年) (単位:人)

区分 H15 H16 H17 H18 H19

男 178 137 101 75 113

女 16 15 15 4 8

計 194 152 116 79 121

資料:矯正統計年報

資料:青森保護観察所

保護観察所

保護観察所は、各地方裁判所所在地に置かれ、犯罪や非行をした人たちの改善更生の指導・援助と犯罪予防 活動などを実施する法務省の機関である。本県には、青森保護観察所が置かれ、保護観察官と保護司(法務大 臣から委嘱された民間ボランティアで、無給の非常勤国家公務員。青森県の定員は 630 名。)との協働態勢のも とに、主として次のような業務を行っている。

(1) 保護観察

犯罪や非行をした人たちを、自由な社会の中で通常の生活を営ませつつ、本人が更生する上で必要な生活の 目標や指針(遵守事項という。)を定め、それを守るよう指導監督するとともに、帰住の斡旋や宿泊所の供与、 必要な教養、訓練、医療若しくは就職を助けるなどの補導援護を行うことによって、その者の改善更生を図ろ うとするものである。保護観察の種類及び保護観察期間については、第 6-2-5 表のとおり。

なお、保護観察事件の年間取扱い件数は、第 6-2-6 表のとおりである。 ① 類型別処遇

保護観察対象者が持つ問題性その他の特性を、その犯罪、非行の態様、環境条件によって 13 区分に類 型化して把握し、各類型ごとにその特性に焦点を当てて処遇するもの。類型によっては、集団処遇を実施 し処遇効果を挙げている。

② 分類処遇

保護観察対象者を処遇の困難度に応じてA又はBに分類し、適正かつ効率的な処遇を行うもの。処遇困 難なA分類については、保護観察官が密接な関与を行って保護観察の実効を高めている。

③ 社会参加活動

保護観察対象者に、社会奉仕活動等の社会に有益な諸活動を体験させることによって、その社会性を育 み、社会適応を促進することを目的とした保護観察の処遇方法である。平成6年度から実施された短期保 護観察における課題指導の課題例の一つとして導入され、現在、特別養護老人ホームや知的障害者更生施 設等での介護体験活動などが実施されている。

第 6-2-5 表 保護観察の種類及び保護観察期間

保 護 観 察 の 対 象 と な る 者 保 護 観 察 の 期 間

1号 観察

家庭裁判所の決定により保護観察に 付された者

保護処分決定の日から本人が 20 歳に達するまで。ただ し、20 歳に達するまでに 2 年に満たない場合は 2 年間。

2号 観察

地方更生保護委員会の決定により 少年院から仮退院を許された者

少年院仮退院の日から仮退院の期間が満了するまで。 通常では 20 歳に達するまでであるが、26 歳を超えない 範囲で例外が認められている。

3号 観察

地方更生保護委員会の決定により 刑務所等から仮釈放を許された者

仮釈放の日から残刑期間の満了する日まで。無期刑仮 釈放者は、恩赦によらない限り終身。ただし少年のと き無期刑の言渡しを受けた者は仮釈放後 10 年を経過す るまでの期間。少年法 51条による定期刑、同法 52条 による不定期刑にも例外が認められている。

4号 観察

裁判所の判決により刑の執行を猶予 され、保護観察に付された者

判決確定の日から、刑の執行猶予期間の満了する日ま で。

5号 観察

地方更生保護委員会の決定により 婦人補導院から仮退院を許された者

婦人補導院仮退院の日から補導処分の残期間の満了す る日まで。

(9)

第 6-2-6 表 青森県内における保護観察事件の年間取扱件数 (単位:件) 年

号別

H14 H15 H16 H17 H18 H19

1号観察 2号観察 3号観察 4号観察

1,082 86 197 221

964 122 157 202

848 113 188 229

721 94 202 250

597 73 189 242

556 67 181 229

合 計 1,586 1,445 1,378 1,267 1,101 1,033

資料:青森保護 観察所

(2) 環境調整

本人が、刑務所や少年院に入所中に、釈放後に生活する予定の住居や環境が本人の立ち直りに適当なところ であるかどうか調査し、もし問題があれば、それを解決するよう家族を始めとする周囲の人に働きかけ、スム ーズに社会復帰ができるようにするものである。

(3) 更生緊急保護

刑務所から満期釈放された人や裁判で執行猶予となった人若しくは検察庁で起訴猶予になった人などが、家 族や親戚、公共の福祉機関などから自立更生に必要な保護や援助が得られない場合に、本人自身の申出により、 当面の宿泊所の提供や食事の供与、就業の援助、社会生活の訓練といった必要な援助を行うものである。

(4) 犯罪・非行予防活動

犯罪や非行の予防のため、世論の啓発や社会環境の浄化に努める活動である。更生保護における犯罪予防活 動の特色は、犯罪を抑止する社会的諸条件を強化・助長するよう働きかける点にある。

さらに、犯罪や非行に陥った人の社会復帰に対する地域社会の関心・理解を深め、地域社会がそれらの人を 排斥することなく地域社会の一員として受入れ、その更生を援助することによって、新たな犯罪・非行を防止 することを目指している。

毎年7月に「社会を明るくする運動」を実施しているが、青森県では、県知事を実施委員長として、県内各 地で、例えば街頭宣伝活動、座談会、講演会、スポーツ大会等を実施して、犯罪や非行のない明るい社会づく りを呼びかけている。

(5) 民間協力組織

関 係組織等 主 な 活 動 内 容

更 生 保 護 法 人

更生保護事業法に基づき、法務大臣の認可を受けて更生保護事業を営む民間団体である。更生

保護事業には、更生保護施設を設け、被保護者に宿泊所を提供して必要な保護を行う継続保護事

業、宿泊所は提供せず帰住の斡旋、金品の給貸与、生活相談等の保護を行う一時保護事業、継続

保護事業及び一時保護事業等に対する連絡・助成等を行う連絡助成事業がある。

更生保護法人 青森県更生保護協会

被保護者に対する一時保護事業の他、保護司会や更生保護女性会、BBS会等の更生保護関係

組織の活動への助成、更生保護関係者の研修の実施及び更生保護に関する世論の啓発等の事業を

行っている。

更生保護法人 あ す な ろ

更生保護施設を設置し、保護観察対象者、刑期満了者、執行猶予者及び起訴猶予者等で、適当

な住居が無いため更生のための保護を必要としている者を宿泊させ、食事の給与、就職の援助、

生活指導その他の保護を行うことを目的としている。平成 12 年 9 月継続保護事業を再開した。

更 生 保 護

女 性 会

女性としての立場から、地域の犯罪や非行を未然に防止するための啓発活動を行うとともに、

次代を担う青少年の健全な育成に努め、過ちに陥った人たちの更生に協力することによって、犯

罪や非行のない明るい社会の実現に寄与することを目的とするボランティア団体である。

(地区会数28 会員数約 2,700 名)

BBS

(Big Brothers and Systers Movement)会

非行少年あるいは非行のおそれのある少年のよい友達となり、兄や姉の立場に立ってその更生

を助ける「ともだち活動」を行うとともに、犯罪や非行のない明るい社会の実現を目指して非行

防止活動を行う青年によるボランティア活動である。(地区会数6 会員数約90 名)

協力雇用主

保護観察対象者や更生緊急保護対象者をその前歴にこだわることなく積極的に雇用し、職業生

活の補導の面から更生保護事業に協力している民間篤志事業家である。(約 130 事業所)

資料:青 森保護観察所

(10)

第3節

青少年の問題行動と対策

いじめ

(1) いじめの現状

文部科学省の問題行動調査によると、本県の平成18年度における公立小・中・高・特別支援学校のいじめ の認知件数は、小学校491件、中学校630件、高等学校67件、特殊教育諸学校1件の合計1,189件となって いる。

前年度と比較すると、小学校で443件の増加、中学校で284件の増加、高等学校で37件の増加、特別支援 学校で6件の減少となっており、合計では 770 件の増加となっている。

こうした増加の背景には、平成18年度からいじめの定義及び調査内容等が変更されたこと、いじめの問題 が大きな社会問題となり学校・家庭・地域によるいじめの早期発見・早期対応に向けた取組がより行われたこ となどがあげられる。(第 6-3-1 表)

(2) いじめに対する施策

県教育委員会では、「いじめは子どもの人格形成に影響を及ぼすだけでなく、生命や人権に関わる重要な問 題である」との認識に立ち、教育相談に関わる研修講座の充実や少人数学級の実施、スクールカウンセラーや 子どもと親の相談員等、高校生心のアドバイザーの配置等に関する施策の一層の充実に努めている。

また、「あたたかテレホン」や「いじめ相談電話24」等の相談専用電話を開設し、いじめなどの相談につ いて児童生徒及び保護者、教職員等に対して助言・支援を行っている。

(3) いじめ根絶キャンペーン推進事業

すべての学校・家庭・地域社会において、子どもの人権に関わる理解と認識を深めるため、いじめ根絶等に 向けた地域レベルの具体的な取組みを一層強化するとともに、いじめ根絶等に向けた県民に対するキャンペー ンを幅広く展開する。

① いじめ根絶キャンペーンCM原作コンクール

県内の中学生及び高校生を対象として、いじめ根絶キャンペーンテレビCMの原作を募集し、生徒一人 ひとりが、いじめについて考える機会を創出する。

ア 募集期間 5 月~6 月 イ 応募作品総数 200 点

ウ 審査結果 選考会において、中学生の作品 4 点、高校生の作品 4 点の計 8 点を優秀作品として選定 し、これを顕彰した。

② いじめ根絶キャンペーンテレビCMの制作と放送

CM原作コンクール優秀作品のうちの 1 点を実際のテレビCMとして制作し、放送することにより、い じめ根絶を県民に訴える。

ア 制作・放送会社 青森朝日放送株式会社

イ 放送回数 15 秒×51 回(10 月1日から 10 月 14 日) 15 秒×30 回(11 月から3月)

(11)

校 学 等 高 ) 3 ( 校

学 小 ) 1 (

発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり

元年 11,350 0.5 103 0.2 元年 2,523 0.6 23 0.3

2 9,035 0.4 70 0.1 2 2,152 0.5 51 0.6

3 7,718 0.3 87 0.2 3 2,422 0.6 49 0.6

4 7,300 0.3 81 0.2 4 2,326 0.6 52 0.6

5 6,390 0.3 40 0.1 5 2,391 0.6 28 0.4

6 25,295 1.0 364 0.7 6 4,253 1.0 63 0.9

7 26,614 1.1 213 0.4 7 4,184 1.0 57 0.8

8 21,733 0.9 191 0.4 8 3,771 0.9 74 1.0

9 16,294 0.7 122 0.3 9 3,103 0.8 34 0.5

10 12,858 0.5 127 0.3 10 2,576 0.6 45 0.6

11 9,462 0.4 94 0.2 11 2,391 0.6 28 0.4

12 9,114 0.4 82 0.2 12 2,327 0.6 23 0.4

13 6,206 0.3 77 0.2 13 2,119 0.5 42 0.6

14 5,659 0.2 83 0.2 14 1,906 0.5 28 0.4

15 6,051 0.3 64 0.1 15 2,070 0.5 20 0.2

16 5,551 0.2 77 0.2 16 2,121 0.5 40 0.5

17 5,087 0.2 48 0.1 17 2,191 0.5 30 0.4

年度 認知件数 1校あたり 認知件数 1校あたり 年度 認知件数 1校あたり 認知件数 1校あたり

18 60,380 2.7 491 1.3 18 9,166 2.3 67 0.9

校 学 諸 育 教 殊 特 ) 4 ( 校

学 中 ) 2 (

発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり 発生件数 1校あたり

63 15,452 1.5 190 0.9 63

元年 15,215 1.4 232 1.1 元年

2 13,121 1.2 157 0.8 2

3 11,922 1.1 179 0.9 3

4 13,632 1.3 159 0.8 4

5 12,817 1.2 111 0.5 5

6 26,828 2.5 336 1.7 6 225 0.2 2 0.1

7 29,069 2.8 359 1.8 7 229 0.3 2 0.1

8 25,862 2.5 301 1.6 8 178 0.2 2 0.1

9 23,234 2.2 447 2.3 9 159 0.2 1 0.1

10 20,801 2.0 318 1.6 10 161 0.2 6 0.3

11 19,383 1.9 376 2.0 11 123 0.1 3 0.2

12 19,371 1.9 455 2.4 12 106 0.1 3 0.2

13 16,635 1.6 338 1.8 13 77 0.1 0 0.0

14 14,562 1.4 299 1.6 14 78 0.1 4 0.2

15 15,159 1.5 327 1.8 15 71 0.1 2 0.1

16 13,915 1.3 291 1.6 16 84 0.1 2 0.1

17 12,794 1.2 346 2.0 17 71 0.1 7 0.4

年度 認知件数 1校あたり 認知件数 1校あたり 年度 認知件数 1校あたり 認知件数 1校あたり

18 49,443 4.8 630 3.6 18 371 0.4 1 0.1

課 育 教 務 義 : 料 資 」

査 調 る す 関 に 題 問 諸 の 上 導 指 徒 生 等 動 行 題 問 の 徒 生 童 児 「 省 学 科 部 文 ※

度 年 度

度 年 度

平成5年度まで:「いじめ」とは、「①自分より弱いものに対して一方的に、②身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、③相手が深刻な苦痛を感じ ているものであって、学校としてその事実(関係児童生徒、いじめの内容等)を確認しているもの。」とする。(例えば、児童生徒に対するアンケー ト調査によって、いじめを受けたと回答した人数をそのまま記入するようなことのないよう注意すること。)なお、起こった場所は学校の内外を問わ ない。

全国 本県

平成18年度から:本調査において、個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の 立場に立って行うものとする。「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神 的な苦痛を感じているもの。」とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

第6-3-1表 いじめの発生件数の推移(公立学校)

全国 本県

(単位:件)

全国 本県

全国 本県

平成6年度から:「いじめ」とは、「①自分より弱いものに対して一方的に、②身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、③相手が深刻な苦痛を感じ ているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。」とする。なお、個々の行為がいじめに当るか否かの判断を表面的・形式的に行うこ となく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと。

(12)

暴力行為

(1) 暴力行為の現状

文部科学省の問題行動調査によると、本県の平成18年度における公立小・中・高等学校の暴力行為の発生 件数は、小学校 32 件、中学校 462 件、高等学校 59 件の合計 553 件となっている。

前年度と比較すると、小学校で 21 件の増加、中学校で 31 件の増加、高等学校で7件の減少となっており、 合計では 45 件の増加となっている。

(2) 暴力行為に対する施策

県教育委員会では、子どもたちの規範意識の醸成や教員と子どもとの信頼関係の構築に向け、教育相談に関 わる各種研修講座の開設、スクールカウンセラーや子どもと親の相談員等、高校生心のアドバイザーの配置等 に関する施策の一層の充実に努めている。

さらに、「地区健全育成推進会議」や「地域生徒推進連絡協議会」等を開催し、暴力行為の実態や具体的な 取組についての情報交換や協議を行うなど、学校、家庭、地域社会、関係機関の協力体制の強化に努めている。

第6-3-2表 暴力行為の発生件数        

(1)小学校

件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校

9 0 0.00 0 0.00 1 0.00 0 0.00 1 0.00 485 10 0 0.00 2 0.00 0 0.00 3 0.01 5 0.01 483 11 1 0.00 2 0.00 0 0.00 0 0.00 3 0.01 471 12 0 0.00 8 0.02 1 0.00 3 0.01 12 0.03 465 13 1 0.00 7 0.02 1 0.00 3 0.01 12 0.03 456 14 0 0.00 7 0.02 0 0.00 2 0.00 9 0.02 438 15 0 0.00 6 0.01 1 0.00 6 0.01 13 0.03 427 16 0 0.00 8 0.02 0 0.00 6 0.01 14 0.03 415 17 2 0.01 7 0.02 0 0.00 2 0.01 11 0.03 399 18 6 0.02 19 0.05 0 0.00 7 0.02 32 0.08 378 (2)中学校

件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校

9 17 0.09 49 0.25 10 0.05 195 1.01 271 1.40 194 10 10 0.05 66 0.34 8 0.04 26 0.13 110 0.57 193 11 30 0.16 129 0.68 12 0.06 133 0.70 304 1.59 191 12 54 0.28 166 0.87 20 0.10 181 0.95 421 2.20 191 13 66 0.35 193 1.01 14 0.07 220 1.15 493 2.58 191 14 48 0.26 122 0.65 16 0.09 184 0.98 370 1.98 187 15 46 0.25 133 0.72 13 0.07 126 0.68 318 1.72 185 16 67 0.36 184 1.00 5 0.03 118 0.64 374 2.03 184 17 68 0.39 184 1.05 19 0.11 160 0.91 431 2.45 176 18 102 0.59 194 1.12 15 0.09 151 0.87 462 2.67 173

青    森    県

(単位:件)

器物損壊 年度

年度

学校数 合計

学校数 計

合 力

暴 間 徒 生 力

暴 師 教 対

生徒間暴力

青    森    県

対人暴力 器物損壊

対人暴力 対教師暴力

(13)

不登校

(1) 不登校の現状

文部科学省の問題行動調査によると、本県の平成18年度における公立小・中・高等学校の不登校の児童生 徒数は、小学校 227 人、中学校 1,244 人、高等学校 212 人の合計 1,683 人となっている。

前年度と比較すると、小学校で4人の増加、中学校で 46 人の増加、高等学校で 17 人の減少となっており、 合計では 33 件の増加となっている。(第 6-3-3 表~第 6-3-5 表)

(2) 不登校に対する施策

県教育委員会では、児童生徒及び教員相互の好ましい人間関係の構築や、児童生徒が落ち着いて学校生活を 送ることができるよう教育相談に関わる各種研修講座の充実や少人数学級の実施、スクールカウンセラーや子 どもと親の相談員等、高校生心のアドバイザーの配置等に関する施策の一層の充実に努めている。

さらに、「いじめ・不登校関係機関連絡協議会」等で、不登校の実態や具体的な取組についての情報交換や 協議を行うなど、学校、家庭、地域社会、関係機関の協力体制の強化に努めている。

(3)高等学校

件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校

9 16 0.22 41 0.56 14 0.19 19 0.26 90 1.23 73 10 8 0.11 52 0.71 11 0.15 8 0.11 79 1.08 73 11 8 0.11 58 0.78 6 0.08 10 0.14 82 1.11 74 12 12 0.16 54 0.73 2 0.03 14 0.19 82 1.11 74 13 12 0.16 54 0.73 14 0.19 15 0.20 95 1.28 74 14 10 0.14 35 0.47 3 0.04 19 0.26 67 0.91 74 15 2 0.03 32 0.43 6 0.08 27 0.36 67 0.91 74 16 5 0.07 25 0.34 4 0.05 24 0.32 58 0.78 74 17 9 0.12 29 0.39 4 0.05 24 0.32 66 0.89 74 18 12 0.16 31 0.42 3 0.04 13 0.18 59 0.81 73 (4)全体

学校数 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校 件数 /1校

9 33 0.04 90 0.12 25 0.03 214 0.28 362 0.48 752 10 19 0.03 120 0.16 19 0.03 34 0.05 192 0.26 737 11 39 0.05 189 0.26 18 0.02 143 0.19 389 0.53 736 12 66 0.09 228 0.32 23 0.03 198 0.27 515 0.71 721 13 79 0.11 254 0.35 29 0.04 238 0.33 600 0.82 730 14 58 0.08 164 0.23 19 0.03 205 0.28 446 0.62 721 15 48 0.07 171 0.25 20 0.03 159 0.23 398 0.57 696 16 72 0.11 217 0.32 9 0.01 148 0.22 446 0.66 673 17 79 0.12 220 0.34 23 0.04 186 0.29 508 0.78 649 18 120 0.19 244 0.39 18 0.03 171 0.27 553 0.89 624

課 育 教 務 義 : 料 資 」

査 調 る す 関 に 題 問 諸 の 上 導 指 徒 生 等 動 行 題 問 の 徒 生 童 児 「 省 学 科 部 文 ※

(注) 発生場所は学校内外問わない 

(単位:件)

生徒間暴力 対人暴力

器物損壊 対教師暴力 生徒間暴力 対人暴力

学校数 器物損壊 合計

合計 青    森    県

青    森    県 対教師暴力

年度

年度

(14)

公立小学校

年度

% 率 生 発 数

人 %

率 生 発 数

人 63

元年 2

3 12,628 0.14 9,045,154 132 0.11 120,019 4 13,669 0.15 8,834,049 136 0.12 116,497 5 14,709 0.17 8,654,680 140 0.12 113,579 6 15,735 0.19 8,468,014 156 0.14 110,710 7 16,516 0.20 8,254,741 137 0.13 107,367 8 19,445 0.24 7,990,020 161 0.16 103,246 9 20,701 0.27 7,739,957 158 0.16 98,827 10 25,907 0.34 7,548,163 322 0.34 95,785 11 25,904 0.36 7,251,266 303 0.33 92,875 12 26,261 0.37 7,182,434 345 0.38 90,747 1 7 5 , 9 8 6 3 . 0 0 2 3 3 1 2 1 3 , 8 8 0 3 . 0 7 6 2 4 1 1 5 3 , 7 8 9 2 . 0 9 4 2 5 1 6 8 5 , 5 8 3 2 . 0 0 0 2 6 1 0 2 9 , 3 8 7 2 . 0 3 2 2 7 1

18 227 0.28 82,285

公立中学校

% 率 生 発 数

人 %

率 生 発 数

人 63

元年 2

3 53,897 1.09 4,942,223 626 0.94 66,245 4 58,107 1.21 4,782,499 688 1.06 64,817 5 59,723 1.30 4,588,523 647 1.02 63,211 6 61,293 1.39 4,415,185 669 1.09 61,292 7 64,522 1.50 4,300,507 758 1.28 59,417 8 74,222 1.74 4,255,168 867 1.48 58,475 9 84,026 2.00 4,207,655 986 1.70 57,962 10 100,117 2.44 4,107,590 1,425 2.51 56,700 11 102,527 2.67 3,835,337 1,437 2.62 54,820 12 106,084 2.85 3,724,711 1,523 2.91 52,299 2 8 0 , 0 5 6 0 . 3 1 3 5 , 1 3 1 1 0 7 , 7 4 8 7 . 2 7 2 3 , 1 4 1 2 0 7 , 5 4 7 6 . 2 1 2 2 , 1 5 1 1 0 8 , 4 4 2 5 . 2 9 2 1 , 1 6 1 6 0 1 , 4 4 2 7 . 2 8 9 1 , 1 7 1

18 1,244 2.84 43,805

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(注)平成13年度からは公立分だけでの、国の発表はない

年度 30日以上

第6-3-3表 公立不登校児童生徒の推移(公立小中学校)(平成19年12月25日確定値)    

県     本 国

    全

在籍者数

30日以上

在籍者数 在籍者数

30日以上

在籍者数

県     本 国

    全 30日以上

(15)

年度

人数 在籍比% 人数 在籍比% 人数 在籍比% 人数 在籍比% 3 0 . 0 8 3 6 0 . 0 1 9 2 , 6 3 6 5 0 . 0 9 5 7 0 . 0 9 7 1 , 7 年

6 0 . 0 6 7 9 0 . 0 4 1 0 , 8 2

3 12,645 0.14 9,652 0.11 132 0.11 98 0.08 4 13,710 0.15 10,449 0.12 136 0.12 106 0.09 5 14,769 0.17 11,469 0.13 140 0.12 109 0.09 6 15,786 0.18 12,240 0.14 156 0.14 121 0.11 7 16,569 0.20 12,782 0.15 137 0.13 115 0.11 8 19,498 0.24 15,314 0.19 161 0.16 133 0.13 9 20,765 0.26 16,383 0.21 158 0.16 128 0.13 10 26,017 0.34 20,724 0.27 322 0.33 238 0.25

2 3 . 0 4 0 3 5 3 . 0 7 4 0 , 6 2 1 1 8 3 . 0 6 4 3 6 3 . 0 3 7 3 , 6 2 2 1 6 3 . 0 1 2 3 6 3 . 0 1 1 5 , 6 2 3 1 0 3 . 0 7 6 2 6 3 . 0 9 6 8 , 5 2 4 1 9 2 . 0 2 5 2 3 3 . 0 6 8 0 , 4 2 5 1 4 2 . 0 3 0 2 2 3 . 0 0 1 3 , 3 2 6 1 6 2 . 0 3 2 2 2 3 . 0 9 0 7 , 2 2 7 1

18 23,825 0.33 227 0.27

年度

人数 在籍比% 人数 在籍比% 人数 在籍比% 人数 在籍比% 9 4 . 0 1 6 3 1 6 . 0 0 1 1 , 6 3 3 6 6 6 . 0 5 6 4 1 7 . 0 7 8 0 , 0 4 年

4 7 . 0 1 0 5 5 7 . 0 3 2 2 , 0 4 2

3 54,172 1.04 43,796 0.84 626 0.95 523 0.79 4 58,421 1.16 47,526 0.94 688 1.06 580 0.89 5 60,039 1.24 49,212 1.01 647 1.01 575 0.90 6 61,663 1.32 51,365 1.10 669 1.08 574 0.93 7 65,022 1.42 54,092 1.18 758 1.28 631 1.06 8 74,853 1.65 62,228 1.37 867 1.48 743 1.26 9 84,701 1.89 71,127 1.59 986 1.70 831 1.40 10 101,675 2.32 85,942 1.96 1,428 2.49 1,184 2.07

0 6 . 2 0 4 4 , 1 5 4 . 2 0 8 1 , 4 0 1 1 1 9 8 . 2 1 3 5 , 1 3 6 . 2 3 1 9 , 7 0 1 2 1 3 0 . 3 9 3 5 , 1 1 8 . 2 1 1 2 , 2 1 1 3 1 5 7 . 2 1 3 3 , 1 3 7 . 2 3 8 3 , 5 0 1 4 1 4 6 . 2 8 2 2 , 1 3 7 . 2 9 4 1 , 2 0 1 5 1 8 4 . 2 1 3 1 , 1 3 7 . 2 7 0 0 , 0 0 1 6 1 8 6 . 2 5 0 2 , 1 5 7 . 2 6 4 5 , 9 9 7 1

18 103,069 2.86 1,258 2.82

課 育 教 務 義 : 料 資 」

査 調 る す 関 に 題 問 諸 の 上 導 指 徒 生 等 動 行 題 問 の 徒 生 童 児 「 省 学 科 部 文 ※

人 1 に 人 5 3 人

1 に 人 5 3

第6-3-4表 不登校児童生徒の推移(国公私立小中学校)(平成19年12月26日確定値)   

県     本 国

    全

県     本 国

    全

30日以上 うち50日以上

30日以上

30日以上 うち50日以上

(単位:人)

国公私立小学校

302人に1人

上 以 日 0 5 ち う 上

以 日 0 5 ち う 上

以 日 0 3

362人に1人 国公私立中学校

(16)

薬物乱用

(1) 特別法の法令別の検挙・補導人員の推移

平成 19 年中の特別法犯の検挙・補導人員は 32 人であった。前年に比較して7人(28.0%)の増加であった。

第 6-3-6 表 特別法犯少年の法令別検挙・補導人員の推移 (単位:人)

年別 罪種別

H15 H16 H17 H18 H19

毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 11 8 1 2

2 1

4 4

法 締 取 剤 い せ 覚

大 麻 取 締 法 2 2 1

そ の 他 12 6 10 24 28

合 計 25 20 16 25 32

資料:警察本部少年課

(2) 薬物乱用での検挙・補導人員の推移

平成19年中にシンナーや覚せい剤等の薬物を乱用して検挙・補導された少年は4人であった。これは、特 別法全体の 12.5%を占めている。中学生及び高校生の検挙・補導は2年連続なかった。

第 6-3-7 表 薬物乱用の中・高校生の推移 (単位:人)

年別 罪種別

H15 H16 H17 H18 H19

1 1

生 学

高 校 生 7 2 1

3 8

計 小

中・高校生の占める割合 61.5% 21.4% 16.7% 0.0% 0.0%

合 計 13 14 6 1 4

(注)薬物乱用とは、麻薬及び向精神薬取締法、大麻取締法、覚せい剤取締法、 資料:警察本部少年 課 毒物及び劇物取締法違反をいう。

(3) 薬物乱用防止対策の推進

インターネットや携帯電話の普及等により、県内においても青少年への薬物汚染の広がりが懸念されており、 青少年の薬物情勢は依然として予断を許さない状況にある。

県及び県教育委員会では、青少年による薬物乱用を防止するために、次のような薬物乱用対策に取り組んで いる。

① 青森県薬物乱用対策推進本部

当本部は、県内の関係行政機関(矯正、警察、行政機関等)及び関係団体(医業、薬業団体等)の長な どで構成されており、当本部にて策定している青森県薬物乱用防止対策実施要綱に基づき、これらの関係 機関・団体が連携しながら、県内における対策を総合的かつ効果的に推進している。

県としては、この要綱に基づき、地域における啓発、広報媒体・運動による啓発等を行っている。

② 青森県薬物乱用防止指導員

覚せい剤、大麻、シンナー等の薬物乱用防止を目的として、地域に密着した啓発活動の強力な推進及び 講演等での指導・相談活動を行うため、薬剤師、保護司、民生委員など 400 名を青森県薬物乱用防止指導 員として委嘱している。

また、各保健所単位で指導員地区協議会が設置されており、協議会毎に「ダメ。ゼッタイ。」普及運動 や麻薬覚せい剤乱用防止運動期間中に街頭キャンペーンの実施、各種会合における啓発など各指導員の職 能等を活かした活動を展開している。

③ 不正大麻けし撲滅運動

大麻による検挙者数は、全薬物事犯検挙者数の約2割を占めている。

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(17)

県では、県内に数多く自生している大麻による乱用を防止するため、自生大麻の除去作業を実施している。 併せて、あへんの原料となるけしが栽培されていないかについて、保健所あへん監視員による巡回が実 施されており、不正栽培が確認された場合は警告書を交付し除去させている。

また、悪質事例に対しては、麻薬取締員による取締りを実施している。

第 6-3-8 表 不正大麻・けし除去状況 (単位:本)

区 分 H17 H18 H19

大麻除去本数 183,619 192,655 77,972

けし除去本数 18,311 51,587 11,511

資料:医療薬務課

④ 薬物乱用防止教室の開催

県教育委員会では、健康の保持増進の観点から、児童生徒一人一人が薬物乱用と健康の関りについて早 い時期から認識し、自ら健康を害する行為をしないという態度を身につけることが重要であることから、 薬物に対する正しい知識や乱用の恐ろしさについて指導する薬物乱用防止教室を開催するなど薬物乱用 防止教育の充実に努めている。

また、若年層のMDMAや覚せい剤等の薬物乱用が大きな問題となっていることから、児童生徒、教職 員等に対する薬物に対する正しい知識の普及啓発や薬物乱用防止教育の一層の充実を図るため、薬物乱用 防止教育の研修会を開催している。

県警察本部による取組については、第6章第2節1(3)③(97 ページ)を参照。

性逸脱行為

(1) 性逸脱行為(性非行により補導などされた女子少年)人員の推移

平成 19 年中に健全育成に支障のある性的行為等をしていたことにより補導などされた女子少年は 41 人であ った。中学生と高校生で全体の8割以上を占めている。

第 6-3-9 表 性的行為等をしていた女子少年人員の推移 (単位:人) 年別

学職別

H15 H16 H17 H18 H19

中 学 生 23 15 9 22 10

高 校 生 12 16 13 35 31

小 計 35 31 22 57 41

中・高校生の占める割合 74.5% 79.5% 66.7% 91.9% 83.7%

合 計 47 39 33 62 49

資料:警察本部少年課

(2) 性感染症(STD)の状況

STDは、性的接触によって感染する病気であり、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウィルス感染症、 尖圭コンジローマ、淋菌感染症などがある。

県内における10代の性感染症の状況を見ると、平成19年には、10代のうち男性17人、女性68人の感染 報告があった。(第 6-3-1 図、第 6-3-10 表)

薬物乱用

(1) 特別法の法令別の検挙・補導人員の推移

平成 19 年中の特別法犯の検挙・補導人員は 32 人であった。前年に比較して7人(28.0%)の増加であった。

第 6-3-6 表 特別法犯少年の法令別検挙・補導人員の推移 (単位:人)

年別 罪種別

H15 H16 H17 H18 H19

毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 11 8 1 2

2 1

4 4

法 締 取 剤 い せ 覚

大 麻 取 締 法 2 2 1

そ の 他 12 6 10 24 28

合 計 25 20 16 25 32

資料:警察本部少年課

(2) 薬物乱用での検挙・補導人員の推移

平成19年中にシンナーや覚せい剤等の薬物を乱用して検挙・補導された少年は4人であった。これは、特 別法全体の 12.5%を占めている。中学生及び高校生の検挙・補導は2年連続なかった。

第 6-3-7 表 薬物乱用の中・高校生の推移 (単位:人)

年別 罪種別

H15 H16 H17 H18 H19

1 1

生 学

高 校 生 7 2 1

3 8

計 小

中・高校生の占める割合 61.5% 21.4% 16.7% 0.0% 0.0%

合 計 13 14 6 1 4

(注)薬物乱用とは、麻薬及び向精神薬取締法、大麻取締法、覚せい剤取締法、 資料:警察本部少年 課 毒物及び劇物取締法違反をいう。

(3) 薬物乱用防止対策の推進

インターネットや携帯電話の普及等により、県内においても青少年への薬物汚染の広がりが懸念されており、 青少年の薬物情勢は依然として予断を許さない状況にある。

県及び県教育委員会では、青少年による薬物乱用を防止するために、次のような薬物乱用対策に取り組んで いる。

① 青森県薬物乱用対策推進本部

当本部は、県内の関係行政機関(矯正、警察、行政機関等)及び関係団体(医業、薬業団体等)の長な どで構成されており、当本部にて策定している青森県薬物乱用防止対策実施要綱に基づき、これらの関係 機関・団体が連携しながら、県内における対策を総合的かつ効果的に推進している。

県としては、この要綱に基づき、地域における啓発、広報媒体・運動による啓発等を行っている。

② 青森県薬物乱用防止指導員

覚せい剤、大麻、シンナー等の薬物乱用防止を目的として、地域に密着した啓発活動の強力な推進及び 講演等での指導・相談活動を行うため、薬剤師、保護司、民生委員など 400 名を青森県薬物乱用防止指導 員として委嘱している。

また、各保健所単位で指導員地区協議会が設置されており、協議会毎に「ダメ。ゼッタイ。」普及運動 や麻薬覚せい剤乱用防止運動期間中に街頭キャンペーンの実施、各種会合における啓発など各指導員の職 能等を活かした活動を展開している。

③ 不正大麻けし撲滅運動

大麻による検挙者数は、全薬物事犯検挙者数の約2割を占めている。

(18)

(3) エイズ患者・HIV感染者の動向

本県のエイズ患者及び感染者は、平成元年からの累計で計44人(エイズ患者17人、感染者27人。うち、 死亡者4人)となっている。(第 6-3-11 表)

近年、全国的な発生数は微増傾向にあり、本県においても同傾向にあると推測される。

第6-3-1図 県内10代(男女別)の性感染症発生動向

資料:保健衛生課 48

8 52 81

9 108

29 142

6 26

131

43

5

1 2

2 10

1 10

2 1

11 17

3

8

2 7

2 13

1 11

1 1

12

3 18 14

7

6 1

5 11

9 30

24

19

35

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年

淋菌感染症

尖圭コンジローマ

性器ヘルペスウィルス感染症

性器クラミジア感染症 人

84 190

46 190

46 148

20 115

15 62

68 17

第6-3-10表 県内における10代の性感染症発生動向 (単位:人)

区分

年次 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 全年齢 283 359 80 56 28 34 226 61 617 510

10代 43 131 3 17 3 12 35 30 84 190 (割合) 15.2% 36.5% 3.8% 30.4% 10.7% 35.3% 15.5% 49.2% 13.6% 37.3% 全年齢 204 400 55 58 28 62 179 71 466 591 10代 26 142 1 11 1 13 18 24 46 190 (割合) 12.7% 35.5% 1.8% 19.0% 3.6% 21.0% 10.1% 33.8% 9.9% 32.1% 全年齢 179 329 60 60 40 39 165 47 444 475 10代 29 108 2 10 1 11 14 19 46 148 (割合) 16.2% 32.8% 3.3% 16.7% 2.5% 28.2% 8.5% 40.4% 10.4% 31.2% 全年齢 144 292 59 46 53 32 108 29 364 399 10代 9 81 1 10 1 13 9 11 20 115 (割合) 6.3% 27.7% 1.7% 21.7% 1.9% 40.6% 8.3% 37.9% 5.5% 28.8% 全年齢 136 198 46 36 52 37 90 13 324 284 10代 6 52 2 2 2 7 5 1 15 62 (割合) 4.4% 26.3% 4.3% 5.6% 3.8% 18.9% 5.6% 7.7% 4.6% 21.8% 全年齢 144 230 38 42 53 35 84 36 319 343 10代 8 48 1 5 2 8 6 7 17 68 (割合) 5.6% 20.9% 2.6% 11.9% 3.8% 22.9% 7.1% 19.4% 5.3% 19.8%

資料:保健衛生課

合   計

性器ヘルペス ウィルス感染症

H16

性器クラミジア 感染症

H14

H15

尖圭コンジローマ

H17

H18

H19

淋菌感染症

13

参照

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