九都県市首脳会議「地域における分散型電源等を活用したエネルギー環境の 構築について」に係る要望を実施します
11月13日に開催された第62回九都県市首脳会議における合意に基づき、川崎市が、
九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま 市、相模原市)を代表して、地域における分散型電源等を活用したエネルギー環境の 構築について、国に対して要望を実施しますので、お知らせします。
平成24年12月11日 九都県市同時発表
埼 玉県、 千葉県 、東京 都、 神 奈 川 県 、 横 浜 市 、 川 崎 市 、 千 葉 市 、 さ い た ま 市 、 相 模 原 市
1 要望日時 平成24年12月11日(火)16時(予定)
2 要 望 先 経済産業省
3 提 出 者 川崎市総合企画局スマートシティ戦略室長
4 要望内容 別添要望書のとおり
問い合わせ先
・相模原市環境政策課 電話:042-769-8240
・相模原市広域行政課 電話:042-769-8248
地域における分散型電源等を活用したエネルギー環境 の構築について
東日本大震災以降、電力の安定的な供給が課題となっており、東京電 力管内においては、需要家側の節電行動等による省エネ効果などにより、 電力需給がひっ迫するような危機的状況に陥ってはいないものの、火力 発電所の老朽化が進んでおり、その設備更新が課題になっているなど、 今後、需給バランスが悪化する可能性があり、国民生活や事業者の経済 活動に多大なる影響を及ぼすおそれは否定できない状況にある。
戦後構築された大規模集中型電源の限界が明らかとなり、エネルギー システムに関して大きな転換期を迎えている。国においては、新たな革 新的エネルギー・環境戦略を策定し、電力システム改革等が進められて いるが、依然として将来の電力の安定供給への不安は拭い去れていない。
こうした中、エネルギーの安定供給の確保やエネルギーセキュリティ の向上に向けて、「大規模集中型エネルギーシステム」を補完する地域 主体の分散型電源を活用した「自立・分散型エネルギーシステム」の構 築により、大規模集中型と分散型のバランスあるエネルギーシステムを 創っていくための電力システム改革が必要となっている。
このような考えを踏まえ、特定供給においては、これまで系統電力と ミックスしての供給は認めていなかったものの、この度、一部運用の改 善がなされたところであるが、さらなる地域における分散型電源等を活 用したエネルギー環境の構築に向けた取組が必要となっている。このた め、セキュリティレベルが高く、地域の特性に応じたエネルギー環境が 実現できるよう次のとおり要望する。
○ 特定の地域内において、平常時には、電力使用のピーク時における 系 統 か ら の 電 力 使 用 の 削 減 等 に 資 す る た め 、 ま た 、 災 害 等 の 非 常 時 (系統停電時)には、業務等の継続に当たって最低限の電力を確保する ため、自家発電設備や太陽光発電設備等により、地域で自らが創った 電力を、電力の品質を確保しつつ、敷地を越えた複数の建物や施設間 での相互融通が可能となるよう電気事業法等の規制を緩和すること。
平成24年12月11日
経済産業大臣 枝野 幸男 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東京都知事代理 副知事 安 藤 立 美 神奈川県知事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫