第 3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
第
1
章
緑 地 の 保 全 及 び 緑 化 の 目 標
1 - 1 . 緑 の 基 本 計 画 の 概 要
( 1 ) 緑 の 基 本 計 画 と は
緑 の 基 本 計 画 ( 以 下 、 本 計 画 ) は 、 都 市 緑 地 法 第 4 条 に 基 づ き 、 市 町 村 が 緑 地 の 適 正 な 保 全 及 び 緑 化 の 推 進 に 関 す る 施 策 を 総 合 的 か つ 計 画 的 に 実 施 す る た め 、 そ の 目 標 と 実 現 の た め の 施 策 等 を 内 容 と し て 策 定 す る 緑 と オ ー プ ン ス ペ ー ス に 関 す る 総 合 的 な 法 定 計 画 で す 。 ま た 、 岡 山 市 ( 以 下 、 本 市 ) に お い て は 、 岡 山 市 環 境 保 全 条 例 第 3 0 条 の 2 に 本 計 画 の 策 定 を 定 め て い ま す 。
平 成1 3年 に 策 定 ・ 公 表 し て い ま し た が 、 こ の 度 改 定 し ま し た 。
( 2 ) 計 画 の 位 置 づ け と 目 標 年 次
① 計 画 の 位 置 づ け
本 計 画 は 、本 市 の「 岡 山 市 第 六 次 総 合 計 画 」に 即 す と と も に 、「 岡 山 市 都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン 」 と 適 合 し 、 か つ 、 景 観 計 画 や 環 境 基 本 計 画 等 と 連 携 す る も の で す 。
そ し て 、 市 民 と 行 政 が 一 体 と な っ て 取 り 組 む 緑 の 保 全 や 緑 化 の 推 進 の 指 針 と な る も の で す 。
図1 - 1 : 計 画 の 位 置 づ け
② 計 画 の 目 標 年 次
上 位 計 画 で あ る 岡 山 市 第 六 次 総 合 計 画 と の 整 合 を 図 り 、 か つ 、 長 期 的 な 視 点 で の 施 策 の 展 開 が 必 要 で あ る こ と か ら 、 平 成 3 7年 を 目 標 年 次 と し ま す 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
( 3 ) 改 定 の 背 景 と 趣 旨
本 計 画 は 公 表 か ら1 6 年 目 を 迎 え ま し た( 平 成2 8 年 度 時 点 )。こ の 間 、美 し い 自 然 と の 調 和 を 図 り つ つ 国 土 を 整 備 し 、 次 の 世 代 に 引 き 継 い で い く 意 志 を 示 し た 「 美 し い 国 づ く り 政 策 大 綱 」 が 公 布 さ れ 、 こ れ に 呼 応 す る よ う に 都 市 緑 地 法 や 景 観 法 な ど が 制 定 さ れ ま し た 。
ま た 、 市 町 合 併 や 政 令 指 定 都 市 へ の 移 行 な ど 都 市 の 形 も 大 き く 変 化 し 、 さ ら に 、 少 子 高 齢 化 ・ 人 口 減 少 社 会 の 到 来 に よ る ラ イ フ ス タ イ ル の 変 化 、 緑 や 生 物 多 様 性 保 全 、 防 災 等 に 関 す る 市 民 意 識 の 高 ま り な ど 、 計 画 を 取 り 巻 く 環 境 も 変 化 し て い ま す 。
本 市 の 緑 の 現 状 や そ れ を 取 り 巻 く 環 境 を 踏 ま え 、 未 来 を 見 据 え な が ら 計 画 を 改 定 し ま す 。
表1 - 1 : 改 定 の 背 景 ( 主 な 出 来 事 )
年 月 項 目 概 要
H 1 3 . 1 1 計 画 策 定 岡 山 市 緑 の 基 本 計 画 策 定
H 1 5 . 7 政 策 大 綱 美 しい 国 づ く り 政 策 大 綱 公 表
H 1 6 . 6 法 改 正 都 市 緑 地 法 ( 旧 都 市 緑 地 保 全 法 ) : 緑 の 基 本 計 画 記 載
事 項 に 都 市 公 園 の 整 備 方 針 等 が 追 加 。 緑 地 保 全 地 域
や 緑 化 地 域 等 を活 用 し た 緑 地 保 全 に つ い て 制 度 拡 充 。
法 改 正 都 市 公 園 法 : 多 様 な 主 体 に よ る 公 園 管 理 の 仕 組 み に つ
い て 拡 充 。
法 公 布 景 観 法 : 都 市 、 農 山 漁 村 等 に お け る 良 好 な 景 観 の 形 成 を
促 進 す る た め の 法 律 。
H 1 7 . 3 市 域 の 拡 大 御 津 町 、 灘 崎 町 と合 併 ( 5 1 3 k m
2
→ 6 5 9 k m
2
)
H 1 8 . 3 関 連 計 画 策 定 岡 山 市 景 観 基 本 計 画
H 1 9 . 1 市 域 の 拡 大 建 部 町 、 瀬 戸 町 と合 併 ( 6 5 9 k m
2
→ 7 9 0 k m
2
)
H 2 0 . 7 上 位 計 画 策 定 国 土 形 成 計 画 : 国 土 の 質 的 向 上 を 図 り 、 災 害 や 環 境 負
荷 の 低 減 、 地 域 資 源 を 生 か し た 持 続 可 能 な 地 域 の 形 成
等 を目 指 す 計 画 へ と 見 直 し。
H 2 1 . 4 都 市 形 態 の 変 化 政 令 指 定 都 市 へ の 移 行
上 位 計 画 策 定 岡 山 市 都 市 ビ ジ ョ ン 【 新 ・ 岡 山 市 総 合 計 画 】
上 位 計 画 改 正 国 土 利 用 計 画 ( 岡 山 県 計 画 ) 第 4次 計 画
H 2 1 . 3 ∼ 5 イ ベ ン ト 第2 6 回 全 国 都 市 緑 化 お か や ま フ ェ ア 開 催
H 2 4 . 1 上 位 計 画 改 正 都 市 計 画 区 域 マ ス ター プ ラ ン ( 岡 山 県 南 広 域 都 市 計 画 区 域 )
H 2 4 . 3 上 位 計 画 策 定 岡 山 市 都 市 計 画 マ ス ター プ ラ ン
H 2 6 . 1 0 ∼ 1 1 イ ベ ン ト 「 E S D に 関 す る ユ ネ ス コ 世 界 会 議 」 関 連 会 議 が 岡 山 市 で
開 催
H 2 8 . 3 上 位 計 画 改 正 岡 山 市 第 六 次 総 合 計 画 ( 長 期 構 想 ) 策 定
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
表1 - 2 : 改 定 の 背 景 ( 社 会 情 勢 等 )
市 域 の 拡 大
都 市 形 態 の 変 化
近 隣 4 町 ( 御 津 町 、 灘 崎 町 、 建 部 町 、 瀬 戸 町 ) と の 合 併 に よ る 市 域 拡 大 及 び
人 口 の 増 加 や 、 政 令 指 定 都 市 へ の 移 行 ( 平 成 2 1 年4 月 ) な ど 、 都 市 の 大 き
な 変 化 に 即 し た 計 画 の 見 直 しが 必 要 で す 。
上 位 計 画 緑 の 保 全 に 資 す る 制 度 が 拡 充 さ れ る な ど 、 美 し い 国 土 の 形 成 に 向 け て 関 連
法 の 制 定 や 改 正 が 行 わ れ て い ま す 。 ま た 、 本 計 画 の 上 位 計 画 も 改 定 さ れ て お り 、 こ れ ら の 内 容 を 踏 ま え た 計 画 の 見 直 し が 必 要 で す 。
環 境 生 物 の 生 息 環 境 の 悪 化 な ど 、 生 物 多 様 性 の 危 機 が 進 行 し て い ま す 。 ま た 、
地 球 温 暖 化 に よ る 気 候 変 動 と い う 世 界 的 な 危 機 も 進 行 し て い ま す 。 こ う し た 環 境 問 題 を 背 景 に 、 自 然 共 生 社 会 や 低 炭 素 社 会 な ど の 構 築 に 向 け て 総 合 的 な 取 り 組 み を 進 め て い く こ とが 求 め ら れ て いま す 。
防 災 大 雨 や 集 中 豪 雨 の 頻 度 増 加 を 背 景 と し た 水 害 発 生 リ ス ク の 高 ま り や 、 南 海
ト ラ フ を 起 因 と す る 大 規 模 な 地 震 発 生 の 可 能 性 の 高 ま り な ど が 指 摘 さ れ て い る 中 、 災 害 防 止 及 び 災 害 発 生 時 の 被 害 低 減 の 観 点 か ら 、 緑 の 保 全 ・ 創 出 を 推 進 し て い く こ とが 必 要 で す 。
市 民 意 識 環 境 や 防 災 、 都 市 の 景 観 に 関 す る 意 識 の 高 ま り 、 E S D 活 動 の 推 進 な ど を 背
景 に 、 緑 の 重 要 性 等 に つ い て 市 民 の 意 識 は 高 ま っ て い ま す 。 ま た 、 ま ち づ く り や 教 育 な ど の 観 点 か ら 公 園 等 を 舞 台 と し た 市 民 活 動 が 広 が っ て い ま す 。 市 民 意 識 の 高 ま り や 活 動 の 活 発 化 を 捉 え 、 市 民 と 行 政 の 協 働 を さ ら に 促 進
し て いく こ と が 求 め ら れ て い ま す 。
人 口 減 少
少 子 高 齢 化
人 口 減 少 社 会 や 少 子 高 齢 化 が 進 む 中 、 健 康 ・ 医 療 ・ 福 祉 の 仕 組 み や 生 活 ス タ イ ル の 変 化 な ど に 応 え る よ う 、 活 動 な ど の 場 と な る 緑 の 創 出 や あ り 方 の 見 直 しが 必 要 で す 。
施 設 老 朽 化 イ ン フ ラ の 老 朽 化 が 進 ん で い ま す 。 緑 の 拠 点 と な る 公 園 等 施 設 も 同 様 で あ
り 、 計 画 的 な 修 繕 ・ 更 新 な ど を 実 施 し て い く こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 ま た 、 ニ ー ズ の 変 化 に 対 応 す る た め 、 公 園 機 能 の 見 直 し を 含 め た リ ニ ュ ー ア ル も 視 野 に 入 れ る こ とが 求 め ら れ て い ま す 。
市 の 花 : キ ク 【 菊 】
日 本 を 代 表 的 す る 花 の ひ と つ 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
( 4 ) 計 画 を 策 定 す る に あ た っ て の 認 識
① 対 象 と す る 緑
本 計 画 で は 、 緑 が も つ 多 様 な 機 能 に 配 慮 し た 計 画 と な る よ う 、 様 々 な 態 様 の 緑 を 広 範 に 捉 え ま す 。 具 体 的 に は 、 都 市 公 園 や 河 川 、 道 路 、 学 校 な ど の 公 共 空 間 の 緑 、 協 定 な ど に よ っ て 確 保 さ れ た 民 有 施 設 の 緑 、 保 全 さ れ た 林 地 、 家 庭 の 庭 な ど 、 公 共 空 間 か ら プ ラ イ ベ ー ト の 領 域 に 至 る ま で 広 範 な も の を 「 緑 」 と し て 扱 い ま す 。 ま た 、 河 川 な ど の 水 面 や 広 場 な ど の オ ー プ ン ス ペ ー ス も 含 み ま す 。
図1 - 2 : 緑 の 分 類 ( 灰 色 字 は 本 市 に お い て 事 例 の な い も の )
② 緑 の 役 割
都 市 に お け る 緑 に は 生 活 に 欠 か せ な い 多 様 な 機 能 が あ り 、 そ の 機 能 と 重 要 性 を 踏 ま え つ つ 、 保 全 ・ 創 出 ・ 管 理 ・ 運 営 し て い く こ と を 目 指 し た 計 画 と し ま す 。
【 緑 の 代 表 的 な 機 能 ・ 役 割 】
● 環 境 保 全 機 能 : 生 態 系 や 都 市 環 境 を 維 持 ・ 向 上 す る
緑 は 生 物 の 生 育 ・ 生 息 ・ 繁 殖 地 と し て 生 態 系 の 基 盤 と な っ て お り 、 人 と 多 様 な 生 物 が 共 生 す る 環 境 を 支 え て い ま す 。
ま た 、 二 酸 化 炭 素 の 吸 収 や 大 気 の 浄 化 、 熱 環 境 の 改 善 、 騒 音 防 止 な ど 、 都 市 環 境 を 整 え 向 上 さ せ る と と も に 、 健 康 面 に も 直 接 的 に 効 果 を も た ら す な ど 、私 た ち が 生 活 し て い く 上 で の 重 要 な 役 割 を 担 っ て い ま す 。
● 景 観 形 成 機 能 : 景 観 を つ く る
公 共 施 設 や 住 宅 地 な ど に お け る 緑 は 良 好 な 景 観 形 成 に 寄 与 し ま す 。ま た 、地 域 の 歴 史 等 と 相 ま っ て 、 特 色 あ る 景 観 や 文 化 を 生 み 出 す 役 割 を 担 っ て い ま す 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
● レ ク リ エ ー シ ョ ン 機 能 : 親 し み 、 ふ れ あ う
公 園 、里 山 、水 辺 な ど の 緑 は 、ス ポ ー ツ や 散 策 、身 近 な 健 康 づ く り の 場 、遊 び 場 、 憩 い の 場 等 と し て の 機 能 を 有 し て い ま す 。ま た 、身 近 に 自 然 と ふ れ あ え る 場 所 で あ る と と も に 、地 域 活 動 等 を 通 じ た 交 流 、に ぎ わ い の 場 と し て の 役 割 を 担 っ て い ま す 。
● 防 災 機 能 : 災 害 を 防 止 、 緩 和 す る
火 災 時 の 延 焼 防 止 帯 や 雨 水 流 出 量 の 低 減 と な る 樹 林 な ど 、緑 は 災 害 か ら 住 民 を 守 る 機 能 を 持 っ て い ま す 。 ま た 、 公 園 な ど の オ ー プ ン ス ペ ー ス は 、 避 難 地 と し て の 機 能 や 救 援 ・ 復 旧 ・ 復 興 拠 点 と し て の 役 割 な ど を 持 っ て お り 、 そ の 適 切 な 確 保 は 都 市 の 安 全 性 、 防 災 性 を 高 め ま す 。
市 の 花 木 : サ ル ス ベ リ 【 百 日 紅 】
ミ ソ ハ ギ 科 の 落 葉 高 木 。高 さ 三 七 メ ー ト ル で 、木
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
1 - 2 . 都 市 の 概 況
本 市 は 、 旧 岡 山 市 、 旧 御 津 町 、 旧 瀬 戸 町 、 旧 建 部 町 、 旧 灘 崎 町 の 1市 4町 が 合 併 し た 約7 9 0 k m
2
と い う 広 大 な 市 域 を 有 す る 都 市 で 、全 国2 0政 令 指 定 都 市 の う ち6番 目 の 広 さ で す 。
広 大 な 市 域 を 大 き く 分 類 す る と 、北 部 の 吉 備 丘 陵 、旭 川・吉 井 川 の 河 口 に 広 が る 岡 山 平 野 、児 島 半 島 を 含 む 瀬 戸 内 海 沿 岸 地 帯 か ら 構 成 さ れ て お り 、水 と 緑 に 囲 ま れ た 豊 か な 自 然 を 有 し て い ま す 。
中 で も 、 瀬 戸 内 海 国 立 公 園 や 吉 備 丘 陵 の 山 々 が な す 大 き な 緑 、 た お や か な 水 の 景 を 形 成 す る 吉 井 川 な ど の 河 川 、 児 島 湾 干 拓 地 の 大 規 模 田 園 地 帯 、 市 街 地 近 郊 の 周 辺 四 山 近 郊 五 山
※
と 呼 ば れ る 緑 な ど は 、 岡 山 の 豊 か な 自 然 性 を 特 徴 づ け る シ ン ボ ル 的 な 緑 と な っ て い ま す 。
※ 周 辺 四 山 : 操 山 、 半 田 山 、 京 山 、 矢 坂 山 近 郊 五 山 : 芥 子 山 、 龍 ノ 口 山 、 笠 井 山 、 吉 備 の 中 山 、 貝 殻 山
( 1 ) 自 然 的 条 件
① 気 候 及 び 地 形 概 況
本 市 は 、 温 暖 小 雨 で 特 長 づ け ら れ る 瀬 戸 内 式 気 候 区 に 属 し て い ま す 。 一 般 に 温 和 な 気 候 で 冬 も 比 較 的 暖 か く 、春 ・ 秋 は 特 に 快 晴 の 日 が 多 い と い う 特 長 が あ り ま す 。 な お 、 平 成 2 7 年 の 平 均 気 温 は 1 6 . 2 ℃ 、 年 間 降 水 量 は 1 , 3 3 4 m mで し た 。一 方 、春 先 か ら は 瀬 戸 内 海 特 有 の 濃 霧 が 立 ち こ め る な ど 湿 気 が 高 く 、 特 に 夏 期 は 「 瀬 戸 の 夕 凪 」 で 知 ら れ る よ う に 蒸 し 暑 い 季 節 と な り ま す 。
地 形 的 に 見 る と 、急 傾 斜 が 大 半 を 占 め る「 吉 備 高 原 に 連 な る 北 部 の 丘 陵 地 帯 」、旭 川 な ど の 堆 積 作 用 と 江 戸 時 代 か ら 続 く 干 拓 に よ り 形 成 さ れ て き た 「 旭 川 ・ 吉 井 川 河 口 に 広 が る 岡 山 平 野 」、瀬 戸 内 海 を 望 む 丘 陵 地 が 広 が る「 児 島 半 島 を 含 む 南 部 の 瀬 戸 内 海 沿 岸 地 帯 」 の 大 き く3つ の エ リ ア か ら 構 成 さ れ て い ま す 。
写 真 : 操 山 と 百 間 川
写 真 : 金 甲 山 写 真 : 岡 山 市 中 心 市 街 地 部
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
図 1 - 3 : 地 形 分 類 図
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
② 植 生 状 況
本 市 の 北 部 は 吉 備 高 原 南 縁 部 に あ た り 、 豊 か な 緑 と 清 流 に 恵 ま れ た 丘 陵 地 と な っ て い ま す 。 こ れ ら 丘 陵 地 は 概 ね コ ナ ラ や ア カ マ ツ 等 の 二 次 林 に 被 わ れ て お り 、 自 然 林 も 点 在 し て い ま す 。 ま た 、 丘 陵 地 の エ ッ ジ 部 に は モ モ 、 ブ ド ウ 等 の 果 樹 園 が 多 く 見 ら れ ま す 。
市 域 の 南 部 に は 、 児 島 湾 、 児 島 湖 を 隔 て て 児 島 半 島 の 丘 陵 地 が 見 ら れ 、 北 部 丘 陵 地 同 様 二 次 林 に 被 わ れ て い ま す 。
ま た 、 市 街 地 周 辺 の 農 地 は 生 態 系 の 保 全 や 都 市 気 象 の 緩 和 な ど に 貢 献 す る 貴 重 な 緑 と な っ て い ま す 。
図 1 - 4 : 植 生 図
出 典 ) 岡 山 市 自 然 環 境 配 慮 情 報 シ ス テ ム ( 平 成 1 9年 )
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
③ 動 植 物 ⅰ ) 植 物
市 域 の 自 然 林 は わ ず か で 、 多 く の 樹 林 地 は 、 概 ね ア ベ マ キ 、 コ ナ ラ 、 ア カ マ ツ な ど か ら な る 二 次 林 で す 。 丘 陵 部 内 の 湿 地 や た め 池 の 中 に は 小 規 模 な が ら 良 好 な 環 境 が 点 在 し 、 ヒ メ ミ ク リ 、 サ ギ ソ ウ な ど の 水 生 植 物 、 湿 生 植 物 が 生 息 し て い ま す 。 ま た 、 平 野 部 に は 水 田 や 水 路 網 が ひ ろ が り 、 水 田 耕 作 や 低 湿 地 の 環 境 に 係 わ り が 深 い 多 様 な 植 物 が 生 育 し 、 ヒ メ シ ロ ア サ ザ 、 オ ニ バ ス な ど 絶 滅 の 危 機 に 瀕 す る 水 生 植 物 も 点 在 し て い ま す 。 さ ら に 、 百 間 川 、 旭 川 、 吉 井 川 な ど の 河 川 内 に も ミ ゾ コ ウ ジ ュ 、 タ コ ノ ア シ な ど が 生 育 し て い ま す 。
ⅱ ) 淡 水 魚
市 域 内 の 水 域 に は 、 淡 水 魚 と 周 辺 的 淡 水 魚 を 含 め て 約 9 0 種 が 確 認 さ れ て お り 、 ス イ ゲ ン ゼ ニ タ ナ ゴ や ア ユ モ ド キ 、 カ ワ バ タ モ ロ コ 、 シ ロ ヒ レ タ ビ ラ 、 サ ン ヨ ウ コ ガ タ ス ジ シ マ ド ジ ョ ウ な ど の 希 少 な 種 も 多 く 見 ら れ ま す 。
ⅲ ) 野 鳥
市 内 で は 約2 7 0 種 の 野 鳥 が 確 認 さ れ て お り 、こ の 中 に は 、 環 境 省 の レ ッ ド リ ス ト ( 平 成2 4年8月 ) に 掲 載 さ れ た 種 が 5 0 種 、 県 版 レ ッ ド デ ー タ ブ ッ ク に 掲 載 さ れ た 種 が7 3種 含 ま れ て い ま す 。
北 部 丘 陵 部 で は 、 種 の 保 存 法 指 定 種 で あ る オ オ タ カ の 営 巣 が 確 認 さ れ て い ま す 。
ⅳ ) 昆 虫
市 内 で は 約4 , 0 0 0種 の 昆 虫 が 確 認 さ れ て い ま す 。
ま た 、北 部 丘 陵 部 や そ れ に 隣 接 す る 平 野 部 、中・南 部 の 丘 陵 部 周 辺 の 水 辺 に は 、 2 0 0ヶ 所 近 く に も 及 ぶ ゲ ン ジ ボ タ ル ・ ヘ イ ケ ボ タ ル の 生 息 地 が あ り ま す 。
ⅴ ) そ の 他 ほ 乳 類 等
上 記 の 他 、 ほ 乳 類 で は カ ヤ ネ ズ ミ や ム サ サ ビ 、 ヒ ナ コ ウ モ リ 、 両 生 類 で は ナ ゴ ヤ ダ ル マ ガ エ ル 岡 山 種 族 や カ ス ミ サ ン シ ョ ウ ウ オ 、 淡 水 貝 類 で は オ バ エ ボ シ ガ イ や マ ツ カ サ ガ イ 等 が 生 息 し て い ま す 。
ⅵ ) 外 来 生 物
外 来 生 物 法 に 指 定 さ れ た ヌ ー ト リ ア 、 オ オ ク チ バ ス 、 ブ ル ー ギ ル を は じ め 、 多 く の 外 来 生 物 が 生 息 ・ 生 育 し て い ま す 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
( 2 ) 社 会 的 条 件
① 人 口 ・ 面 積
平 成 2 2年 国 勢 調 査 に よ る 本 市 の 人 口 は 約 7 1 . 0 万 人 で す 。 ま た 、 市 域 面 積 は 約 7 9 0 k m
2
で す 。昭 和4 4年 か ら 昭 和5 0年 に か け て 1 1市 町 村 が 合 併 し た 昭 和 の 大 合 併 と 、御 津 町 ・ 灘 崎 町( 平 成 1 7年 )、建 部 町 ・ 瀬 戸 町( 平 成 1 9年 )が 合 併 し た 平 成 の 大 合 併 に よ り 、 大 き く 拡 大 し て い ま す 。
図1 - 5 : 人 口 、 世 帯 数 及 び 市 域 面 積 の 変 遷
出 典 ) 岡 山 市 の 統 計 平 成2 7年 版
② 人 口 構 成
6 5歳 以 上 の 人 口 は 、昭 和 6 0年( 約1 0 . 9 % )以 降 増 加 傾 向 に あ り 、 平 成2 2年 で は 、 全 国 平 均
1
( 2 3 . 1 % ) を や や 下 回 る 約 2 1 . 5 % と な っ て い ま す 。 一 方 、 1 5歳 未 満 の 人 口 は 減 少 傾 向 に あ り 、 平 成 2 2 年 は 約 1 4 . 3 % で し た 。 本 市 に お い て も 少 子 高 齢 化 が 進 ん で き て い ま す 。
図1 - 6 : 人 口 構 成 の 変 遷
出 典 ) 岡 山 市 の 統 計 平 成2 7年 版
1
平 成2 3年 版 高 齢 社 会 白 書 よ り 。 平 成2 2年1 0月1日 時 点 の 値 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
③ 人 口 集 中 地 区 ( D I D ) の 変 遷
本 市 で は 、 昭 和4 0年 以 降 、 人 口 増 加 や 自 家 用 車 の 普 及 に よ る 車 社 会 化 、 周 辺 市 町 村 と の 合 併 な ど の 影 響 に よ っ て 開 発 が 進 み 、 人 口 集 中 地 区 ( D I D ) が 拡 大 し て い ま す 。
図 1 - 7 : 人 口 集 中 地 区 ( D I D ) の 変 遷
出 典 ) 国 土 交 通 省 国 土 数 値 情 報 人 口 集 中 地 区 デ ー タ よ り 作 成
岡 山 港
岡 山 駅
瀬 戸 駅
西 大 寺 駅
妹 尾 駅 庭 瀬 駅
東 岡 山 駅
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
④ 土 地 利 用 の 現 況
本 市 は 、市 域 の 約 7 割 を 山 林 や 農 地 な ど の 自 然 的 土 地 利 用 が 占 め て い ま す 。特 に 、 旭 川 や 吉 井 川 、 笹 ヶ 瀬 川 な ど の 河 川 を は じ め 、 農 業 を 支 え る 水 路 網 、 児 島 湖 、 た め 池 な ど 多 様 な 水 面 が 見 ら れ る 特 長 が あ り ま す 。
一 方 、 宅 地 や 道 路 な ど の 都 市 的 土 地 利 用 は 主 に 岡 山 平 野 で 見 ら れ 、 特 に 市 街 化 区 域 に お け る 都 市 的 土 地 利 用 の 割 合 は 約 9割 に 上 り ま す 。
ま た 、 特 に 市 街 化 区 域 内 に お い て 、 農 地 の 減 少 や 住 宅 地 の 増 加 な ど が 進 み 、 自 然 的 土 地 利 用 の 占 め る 割 合 は 減 少 傾 向 に あ り ま す 。
表 1 - 3 : 土 地 利 用 別 面 積
図1 - 8 : 自 然 的 土 地 利 用 面 積 割 合 の 変 遷
出 典 ) 都 市 計 画 基 礎 調 査 ( H 9 、 H 1 8 、 H 2 4 ・ H 2 5 ) 出 典 ) 都 市 計 画 基 礎 調 査 ( H 2 4 ・ H 2 5 )
【 自 然 的 土 地 利 用 面 積 割 合 】 【 市 街 化 区 域 で の 自 然 的 土 地 利 用 の 内 訳 】
※ 比 較 の た めH 9年 に は 旧 瀬 戸 町 と 旧 灘 崎 町 の デ ー タ を 加 え て 集 計 。 H 1 8年 に は 旧 瀬 戸 町 を 加 え て 集 計 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
図1 - 9 : 土 地 利 用 図
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
( 3 ) 緑 地 ・ 緑 化 の 状 況
① 緑 地 の 状 況
各 区 域 に 占 め る 緑 地 の 割 合 は 、都 市 計 画 区 域
外 で は 約 9 3 % 、 都 市 計 画 区 域 で は 約 6 9 % 、
市 街 化 調 整 区 域 で は 約 8 1 % と な っ て い ま す 。
一 方 、市 街 化 区 域 で は 約 1 6 % に 留 ま り ま す 。
前 述 の と お り 農 地 の 減 少 な ど に よ っ て 市 街 化
区 域 内 の 緑 地 は 減 少 傾 向 と な っ て い ま す が 、公
園 な ど の 施 設 緑 地 は 増 加 し て い ま す 。( 市 街 化
区 域 内 の 施 設 緑 地 面 積 ; 平 成 1 2 年 約 3 2 6 h a
→ 平 成 2 7年 約 4 0 8 h a )
表1 - 4 : 緑 地 面 積
② 都 市 公 園 の 状 況
本 市 で は 、平 成2 7年4月 1日 時 点 で4 6 5 箇 所( 1 , 1 4 3 . 2 h a )の 都 市 公 園 が 整
備 済 み で す 。前 回 、緑 の 基 本 計 画 が 策 定 さ れ た 時 点 か ら 箇 所 数 は 約 1 . 7倍 、面 積 は
約 2 . 3倍 、一 人 当 た り の 都 市 公 園 面 積 は 約2倍 と な っ て お り 、一 人 当 た り の 都 市 公
園 面 積 は 他 の 政 令 指 定 都 市 と 比 較 し て 高 い 水 準 に あ り ま す 。
出 典 ) 「 施 設 緑 地 」 及 び 「 地 域 制 緑 地 」 は 表2 - 1を 参 照 「 そ の 他 緑 地 」 は 都 市 計 画 基 礎 調 査 ( H 2 4 ・ H 2 5 )
写 真 : 西 大 寺 緑 花 公 園
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
表1 - 5 : 都 市 公 園 の 整 備 状 況 ( 平 成 2 7年4月1日 時 点 )
表1 - 6 : 都 市 公 園 の 整 備 状 況 平 成 1 2年 時 点 と の 比 較
表1 - 7 : 政 令 指 定 都 市 に お け る 一 人 あ た り 都 市 公 園 面 積
出 典 ) 岡 山 市 公 園 現 況 集 計 表 ( 平 成2 7年 4月 )
出 典 ) 岡 山 市 公 園 現 況 集 計 表 ( 平 成2 7年4月 )
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
ま た 、 風 致 地 区 ( 都 市 計 画 法 ) や 自 然 公 園 ( 自 然 公 園 法 ) な ど 、 関 連 法 令 や 岡 山
市 環 境 保 全 条 例 な ど に よ る 緑 地 が 整 備 ・ 保 全 さ れ て い ま す 。
図 1 - 1 0 : 風 致 地 区 、 県 立 自 然 公 園 等 位 置 図
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
③ 河 川 及 び 道 路 に お け る 緑 の 状 況
治 水 や 利 水 、 水 運 な ど を 通 じ て 、 古 く か ら 地
域 住 民 の 生 活 や 文 化 に 密 接 な 関 わ り を 持 っ て き
た 河 川 空 間 は 、 市 民 に 憩 い と 潤 い を 与 え る と と
も に 、 緑 豊 か な 山 間 部 の 自 然 景 観 や 山 裾 に 広 が
る 田 園 、 市 街 地 の 街 並 み な ど と 一 体 と な っ て 、
流 域 の 特 性 に 応 じ た 優 れ た 景 観 を 形 成 す る 重 要
な 要 素 で す 。 ま た 、 旭 川 や 吉 井 川 、 百 間 川 を は
じ め と す る 河 川 敷 に は 、 レ ク リ エ ー シ ョ ン 等 の
空 間 と し て 多 く の 緑 地 が 整 備 さ れ て い ま す 。
良 好 な 景 観 形 成 な ど に 寄 与 す る 道 路 の 街 路 樹
は 、 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク 形 成 に 向 け て 充 実 を 図 る
と と も に 、 紅 葉 す る 木 や 花 の 咲 く 木 を 選 ぶ な ど
特 色 を 出 す よ う 努 め て い ま す 。
④ 民 有 地 に お け る 緑 の 状 況
事 業 者 と 本 市 の 協 定 ( 緑 化 協 定 ) に よ り 、 工 場 な ど で 1 6 箇 所 ( 1 2 . 7 h a 、 平 成
2 7年 度 末 時 点 ) の 緑 地 が 確 保 さ れ て い ま す 。
ま た 、岡 山 市 緑 化 基 金 を 活 用 し た 助 成 制 度 が 商 業 地 や 住 宅 地 の 緑 化 に 活 用 さ れ て
い ま す 。
表1 - 8 : 緑 化 協 定 の 状 況
協 定 者 緑 地 面 積 ( h a ) 協 定 年 所 在 地 松 下 電 器 産 業 ( 株 ) 岡 山 工 場 2 . 2 1 S 4 8 東 区 東 平 島 岡 山 県 ト ラ ッ ク タ ー ミ ナ ル ( 株 ) 3 . 2 1 S 4 9 中 区 倉 富 林 原 ( 株 ) 岡 山 第 2 工 場 0 . 7 7 S 4 9 北 区 今 保 ( 株 ) 岡 山 鋳 物 セ ン タ ー 0 . 8 5 S 4 9 中 区 桑 野 ( 協 ) 岡 山 区 域 輸 送 セ ン タ ー 1 . 4 0 S 4 9 中 区 倉 富 セ イ レ イ 工 業 ( 株 ) 1 . 5 2 S 5 0 東 区 西 大 寺 新 地 ( 株 ) ニ ッ カ リ 1 . 0 5 S 5 0 東 区 西 大 寺 新 地 カ ー ツ 機 械 ( 株 ) 0 . 4 7 S 5 0 東 区 西 大 寺 五 明 東 海 リ ー ス ( 株 ) 0 . 1 4 S 5 8 東 区 西 大 寺 新 地 大 黒 天 物 産 ㈱ 0 . 0 8 H 1 9 北 区 野 殿 東 町
ダ イ キ ㈱ 0 . 2 7 H 1 9 南 区 藤 田
両 備 ホ ー ル デ ィ ン グ ス ㈱ 0 . 1 5 H 1 9 南 区 藤 田 ㈱ 天 満 屋 ス ト ア 0 . 0 8 H 1 9 北 区 野 殿 西 町 ㈱ ハ ロ ー ズ 0 . 0 8 H 2 0 中 区 江 崎 ㈱ ラ ウ ン ド ワ ン 0 . 2 9 H 2 0 南 区 妹 尾 ㈱ ビ ッ グ ・ エ ス 0 . 0 8 H 2 0 北 区 大 安 寺 南 町
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
⑤ 緑 化 活 動 の 状 況
ⅰ ) 公 園 ・ 遊 園 地 等 愛 護 委 員 会 団 体 の 状 況
本 市 で は 、 公 園 の 環 境 美 化 と 公 共 施 設 愛 護 の 精 神 を 高 揚 す る こ と を 目 的 と し て 、
昭 和4 0年 に 公 園 ・ 遊 園 地 等 愛 護 委 員 会( 以 下 、愛 護 委 員 会 )が 発 足 し ま し た 。愛 護
委 員 会 は 、5 0 0㎡ 以 上 の 面 積 を 有 す る 公 園・遊 園 地 等 に 設 立 す る こ と が で き 、地 元
町 内 会 、 子 供 会 、 老 人 ク ラ ブ な ど を 主 体 と し た ボ ラ ン テ ィ ア 団 体 に よ っ て 組 織 さ れ
て い ま す 。
愛 護 委 員 会 の 団 体 数 は 増 加 傾 向 に あ り 、 平 成 2 6 年 度 で は 6 1 8 団 体 が 設 立 さ れ
て い ま す 。
図1 - 1 1 : 愛 護 委 員 会 団 体 数 の 推 移
ⅱ ) 緑 化 基 金 事 業 の 状 況
本 市 で は 、 公 益 財 団 法 人 岡 山 市 公 園 協 会 ( 以 下 、 市 公 園 協 会 ) が 岡 山 市 緑 化 基 金
を 造 成 、 管 理 、 運 用 し て お り 、 民 有 地 の 緑 化 活 動 に 役 立 て て い ま す 。 緑 化 基 金 事 業
は 、 市 民 ( 個 人 や 団 体 、 企 業 ) の 寄 付 金 な ど か ら 成 る 基 金 の 運 用 益 に よ り 実 施 し て
い ま す 。
表1 - 9 : 岡 山 市 緑 化 基 金 に よ る 主 な 助 成 事 業 な ど の 状 況
事 業 名 内 容 ※ 括 弧 内 は 平 成2 2 ∼ 2 6年5年 間 の 実 績
生 垣 設 置
奨 励 事 業
住 宅 地 の 緑 化 を 促 進 す る た め 生 垣 づ く り に 対 し て 助 成 金 を 交
付 し て い ま す 。( 2 7 件 3 5 5 m )
屋 上 ・ 壁 面 緑 化
奨 励 事 業
建 築 物 の 屋 上 や 壁 面 の 緑 化 に 対 し て 助 成 金 を 交 付 し て い ま
す 。( 7件 4 3 4㎡ )
緑 化 推 進 団 体
支 援 事 業
公 共 の 場 に お け る 花 壇 づ く り や 草 花 の 植 栽 な ど 、 花 や 緑 あ ふ
れ る ま ち づ く り に 年 間 を 通 し て 取 り 組 む 団 体 へ 助 成 を 行 っ て
い ま す 。( 4 2 件 )
街 づ く り 推 進 事 業 緑 化 推 進 リ ー ダ ー の 養 成 や 地 域 緑 化 推 進 リ ー ダ ー 支 援 な ど
結 婚 ・ 誕 生 記 念 樹
配 布 事 業
結 婚 、 出 生 の お 祝 い と 緑 あ ふ れ る 街 づ く り の 推 進 を 目 的 に 記
念 樹 を プ レ ゼ ン ト し て い ま す 。( 1 2 , 7 7 4 本 )
緑 化 相 談
緑 の 専 門 ス タ ッ フ が 対 応 す る 花 や 緑 に 関 す る 相 談 所 を 設 け 、
緑 化 に 関 す る 技 術 の 普 及 な ど に 取 り 組 ん で い ま す 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
ⅲ ) そ の 他 緑 化 施 策 の 状 況
本 市 で は 、市 公 園 協 会 と 連 携 を 図 り な が ら 以 下 の よ う な 緑 化 施 策 を 実 施 し て い ま
す 。
● 緑 の ボ リ ュ ー ム ア ッ プ
緑 あ ふ れ る ま ち づ く り を 推 進 す る た め 、 道 路 や
公 園 、 公 共 公 益 施 設 な ど の 公 共 空 間 へ 平 成 2 1 年
度 か ら の 約1 0年 間 で6万 本 の 植 樹 に 取 り 組 む 事
業 を 進 め て い ま す 。 平 成 2 6 年 度 末 時 点 の 進 捗 状
況 は 約6 6 % で す 。
● 公 共 公 益 施 設 の 緑 化
「 公 共 公 益 施 設 緑 化 の 手 引 き 」を 作 成( 平 成2 5
年 改 定 ) し 、 こ れ に 基 づ き 積 極 的 に 公 共 空 間 の 緑
化 を 推 進 し て い ま す 。
● 緑 の 情 報 提 供
花 と 緑 の 相 談 所 設 置 岡 山 市 緑 化 推 進 フ ェ ア 百 花 彩
民 有 地 緑 化 イ ベ ン ト パ ネ ル 展 パ ー ク ウ ォ ッ チ ン グ
半 田 山 植 物 園 な ど で の イ ベ ン ト 里 山 体 験 イ ベ ン ト な ど
● 緑 に 優 し い 人 を 育 て る
緑 化 普 及 講 習 会
緑 化 推 進 リ ー ダ ー の 養 成
操 山 公 園 里 山 セ ン タ ー で の 各 種 講 座 環 境 教 育 プ ロ グ ラ ム な ど
● 緑 を 育 て る
グ リ ー ン バ ン ク 事 業 里 山 保 全 プ ロ グ ラ ム な ど
写 真 : 岡 山 駅 東 口 駅 前 広 場
写 真 : 岡 山 市 立 市 民 病 院
写 真 : パ ー ク ウ ォ ッ チ ン グ
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
用
語
解
説
( 4 ) 緑 に 関 す る 施 策 へ の 市 民 満 足 度 ・ 重 要 度
本 市 の 「 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 や 緑 化 の 推 進 」 に 関 す る 施 策 に つ い て 、 4 割 程 度 の 市 民
が 満 足 ま た は や や 満 足 し て い る と 回 答 し て い ま す 。 こ れ は 、 他 の 施 策 に 対 し て 比 較 的
高 い 満 足 度 で あ り 、 緑 化 な ど へ の 取 組 が 一 定 の 評 価 を 受 け て い る と 考 え ら れ ま す 。
ま た 、 施 策 を 重 要 と 捉 え て い る 割 合 ( 重 要 度 ) は 、 6割 以 上 の 市 民 が 特 に 重 要 ま た
は 重 要 と 回 答 し て お り 、 緑 化 等 施 策 へ の 期 待 が う か が え ま す 。
今 後 も 緑 化 な ど へ の 取 組 を 推 進 し 、 よ り 多 く の 市 民 が 緑 に 関 心 を 持 ち 、 か つ 、 効 果
を 実 感 で き る 都 市 と な っ て い く こ と が 必 要 で す 。
図1 - 1 2 : 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 や 緑 化 の 推 進 に 関 す る 施 策 の 市 民 満 足 度 ・ 重 要 度
出 典 ) 岡 山 市 市 民 意 識 調 査
満 足 度
重 要 度
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
1 - 3 . 計 画 課 題
本 市 緑 の 特 性 や 現 状 、計 画 を 取 り 巻 く 社 会 情 勢 な ど を 踏 ま え 、緑 の 保 全 や 緑 化 な ど に 関
す る 課 題 を 整 理 し ま す 。
【 主 な 現 状 認 識 】
・ 吉 備 丘 陵 や 市 街 地 近 郊 の 山 々 、 河 川 、 大 規 模 田 園 地 帯 な ど が 本 市 の 豊 か な 緑 の 骨
格 を 形 成 し て い ま す 。 ま た 、 縦 横 に 走 る 水 路 や 市 街 地 に 介 在 す る 農 地 、 公 園 な ど
が 市 街 地 に う る お い を 与 え て い ま す 。
・ 自 然 と の 共 生 や 低 炭 素 社 会 の 構 築 、 防 災 性 向 上 、 景 観 形 成 な ど の 観 点 か ら 、 緑 の
重 要 性 に 関 す る 意 識 が さ ら に 高 ま っ て い ま す 。
・ 市 街 地 で は 農 地 な ど の 緑 の 減 少 が 続 い て い る と と も に 、 身 近 な 緑 の 不 足 や 地 域 的
な 不 均 衡 が 生 じ て い ま す 。
・ 公 園 等 の 整 備 は 進 ん で い ま す が 、 不 便 地 区 の 解 消 に は 至 っ て い ま せ ん 。 ま た 、 少
子 高 齢 化 等 を 背 景 と し た 市 民 ニ ー ズ の 変 化 な ど 、 公 園 等 の 利 用 形 態 が 変 化 し て き
て い ま す 。
・ 公 園 施 設 の 老 朽 化 が 進 ん で お り 、施 設 マ ネ ジ メ ン ト の 導 入 が 必 要 と な っ て い ま す 。
・ 緑 に 対 す る 市 民 意 識 が 高 ま っ て い る と と も に 、 公 園 等 を 舞 台 と し た 多 様 な 市 民 活
動 の 広 が り が 見 ら れ ま す 。
【 主 な 計 画 課 題 】
本 市 を 育 み 見 守 っ て き た 山 林 や 丘 陵 地 、 河 川 、 干 拓 地 に 広 が る 農 地 、 歴 史 風 土 と
結 び つ い た 緑 地 な ど の 都 市 の 基 盤 と な る 緑 の 骨 格 を こ れ か ら も 守 り 、 次 世 代 に 継
承 し て い く こ と が 必 要 で す 。
緑 の 骨 格 と 連 な り ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 す る 緑 の 保 全 や 質 の 向 上 、 核 と な る 緑 の 創
出 等 が 重 要 で す 。
都 市 環 境 の 向 上 、 良 好 な 景 観 形 成 、 都 市 の 防 災 性 向 上 、 環 境 問 題 へ の 対 応 、 少 子
高 齢 化 へ の 対 応 等 の 観 点 か ら 、 身 近 な 緑 を 守 り 、 増 や し 、 利 活 用 し 、 再 整 備 す る
な ど の 取 組 が 必 要 で す 。
緑 の 保 全 や 緑 化 の 推 進 に 向 け 、 関 連 法 令 等 に よ る 制 度 の 活 用 を 検 討 し て い く こ と
が 必 要 で す 。
公 園 等 に 係 る 管 理 費 の 増 大 な ど 財 政 的 な 制 約 の 中 で 、 こ れ ま で と 同 等 の 量 的 整 備
は 難 し く 、「 既 存 の 緑 の 質 を 高 め る こ と 」が 求 め ら れ て い ま す 。具 体 的 に は 、公 園
等 の 機 能 集 約 や 機 能 特 化 も 検 討 し つ つ 、 市 民 ニ ー ズ の 変 化 や 施 設 老 朽 化 に 対 応 す
る 再 整 備 な ど が 考 え ら れ ま す 。
公 園 を よ り 使 い こ な す た め に 、市 民 ・ N P O・ 企 業 等 と 連 携 し な が ら 公 園 を 管 理 ・
運 営 ・ 整 備 す る 仕 組 み 、 い わ ゆ る パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト の 導 入 が 必 要 で す 。 行 政 や 市 民 、ボ ラ ン テ ィ ア 、民 間 企 業 、学 校 等 の 様 々 な 団 体 等 が 協 働 し 、「 未 来 へ
22
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
1 - 4 . 緑 の 将 来 像 と 基 本 方 針
本 市 で は 、 市 街 地 を 取 り 巻 く よ う に 山 や 丘 陵 、 河 川 、 田 園 な ど の 豊 か な 緑 が 存 在 し て
お り 、 環 境 や 景 観 の 形 成 、 防 災 性 の 向 上 な ど に 加 え 、 都 市 生 活 の 快 適 性 に も 貢 献 す る 身
近 な 緑 と な っ て い ま す 。 ま た 、 こ う し た 緑 は 市 街 地 の 拡 大 を 抑 制 す る 要 素 と し て の 役 割
も 果 た し て お り 、 今 後 も そ の 保 全 と 活 用 が 求 め ら れ て い ま す 。
一 方 、 市 街 地 に お い て は 、 農 地 な ど の 緑 の 減 少 が 続 い て い る と と も に 、 身 近 な 緑 の 不
足 や 地 域 的 な 不 均 衡 が 生 じ て お り 、 緑 の 保 全 や 緑 化 の 更 な る 推 進 が 求 め ら れ て い ま す 。
ま た 、都 市 公 園 等 既 存 ス ト ッ ク の 老 朽 化 や 少 子 高 齢 化 ・ 人 口 減 少 社 会 の 到 来 、市 民 ニ ー
ズ の 変 化 な ど 緑 を 取 り 巻 く 環 境 が 変 化 し て き て い る 中 、 既 存 ス ト ッ ク に お け る 安 全 ・ 安
心 の 確 保 と 、 そ れ を 効 果 的 に 「 使 い こ な す 」 観 点 が よ り 重 要 に な っ て き て い ま す 。
そ こ で 、 本 市 が 目 指 す 緑 の 将 来 像 と し て 、 豊 か な 水 と 深 い 緑 と い う 本 市 の 特 性 を 活 か
し な が ら 、 そ こ に 暮 ら す 人 々 の 活 力 が あ ふ れ 躍 動 す る 都 市 を イ メ ー ジ し つ つ 、 市 民 と 行
政 が 一 体 と な っ て 以 下 の 5 つ の 基 本 方 針 に 取 り 組 ん で い き ま す 。
( 1 ) 基 盤 と な る 緑 を ま も る ( 緑 の 保 全 )
・ 本 市 を 育 み 見 守 っ て き た 山 林 や 丘 陵 地 、 干 拓 地
に 広 が る 農 地 、 河 川 、 歴 史 風 土 と 結 び つ い た 緑
地 な ど の 都 市 の 基 盤 と な る 緑 を 保 全 ・ 活 用 し 、
お か や ま ガ ー デ ン リ ン グ 構 想
※
を 推 進 し ま す 。
・ 森 林 法 、 農 地 法 、 自 然 公 園 法 、 都 市 緑 地 法 な ど
の 関 係 法 令 の 運 用 と 適 正 な 管 理 に よ り 、 引 き 続
き 緑 を 保 全 し て い き ま す 。
・ 岡 山 県 自 然 保 護 条 例 や 岡 山 市 環 境 保 全 条 例 に 基 づ く 取 り 組 み や 、 市 民 や 行 政 が
協 働 す る 自 然 環 境 保 全 活 動 な ど に よ り 、 自 然 環 境 の 保 全 ・ 再 生 を 図 り ま す 。
・ 市 民 農 園 の 活 用 や 都 市 農 業 振 興 基 本 法 に 基 づ く 施 策 な ど に よ り 、 農 地 の 適 正 な
保 全 や 活 用 を 図 り ま す 。
※ お か や ま ガ ー デ ン リ ン グ に つ い て は 「 2 - 1 . 基 盤 と な る 緑 を ま も る ( 緑 の 保 全 )」 の 項 を 参 照 。
( 2 ) ま ち な か の 緑 を ふ や す ( 緑 化 の 推 進 )
・ 緑 豊 か な 美 し い 街 並 み の 形 成 や 身 近 な 水 辺 空 間 の 魅 力 向 上 な ど を 図 る よ う 、 公
園 や 道 路 、 河 川 な ど の 公 共 空 間 に お け る 緑 化 な ど を 推 進 し ま す 。
・ 岡 山 城 の 堀 を 含 め 、 水 路 や 湖 沼 、 池 な ど の 水 質 改 善 に 努 め 、 都 心 部 に お け る 水
路 の 緑 化 と あ わ せ 、 水 辺 環 境 の 質 の 向 上 に 努 め ま す 。
・ 市 民 と 協 働 し て 花 や 緑 あ ふ れ る ま ち づ く り 活 動 を 推 進 し ま す 。
・ ま ち な か の 景 観 形 成 や 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク づ く り に 資 す る 街 路 樹 に つ い て 、 そ の
効 果 を 適 正 に 発 揮 し て い け る よ う 管 理 、 再 生 に 取 り 組 み ま す 。
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
・ 地 区 計 画 や 岡 山 市 緑 化 基 金 の 活 用 、 岡 山 市 景 観 計 画 の 運 用 な ど を 通 じ 、 庭 先 や
建 物 の 壁 面 、 屋 上 な ど を 利 用 し た 住 宅 地 の 緑 化 推 進 を 図 り ま す 。
・ 緑 化 協 定 や 工 場 立 地 法 、 総 合 設 計 制 度 な ど の 運 用 や 、 開 発 行 為 に 対 す る 指 導 ・ 助
言 な ど に よ り 、 商 ・ 工 業 地 な ど の 緑 化 推 進 を 図 り ま す 。
・ 保 存 樹 制 度 な ど の 各 種 制 度 を 活 用 し て い く と と も に 、 市 民 緑 地 制 度 な ど の 新 た
な 制 度 の 導 入 に つ い て 検 討 し て い き ま す 。
( 3 ) 魅 力 あ る 緑 を つ く る ( 緑 の 創 出 )
・ 日 常 生 活 に お け る 多 様 な 役 割 を 担 う 「 歩 い て 行 け る 身 近 に 利 用 で き る 公 園 ・ 緑
地 」 に つ い て 、 優 先 度 合 に 応 じ た 計 画 的 な 整 備 を 図 り ま す 。
・ 都 市 の 緑 の 核 と な り 、 個 性 豊 か で 特 色 あ る 公 園 緑 地 の 整 備 を 推 進 し ま す 。
・ 既 存 公 園 緑 地 の 老 朽 化 が 進 む 中 、 安 全 ・ 安 心 の 確 保 や 市 民 ニ ー ズ へ の 対 応 、 ま ち
づ く り 活 動 へ の 対 応 な ど を 図 る よ う 、 特 色 あ る 公 園 緑 地 へ の 再 生 や 、 必 要 に 応
じ た 統 廃 合 を 検 討 し ま す 。
・ 安 全 ・ 安 心 な 都 市 空 間 の 形 成 に 資 す る よ う 、 災
害 時 の 一 時 的 な 避 難 地 と し て 機 能 す る 公 園 な ど
の 整 備 ・ 再 整 備 を 進 め ま す 。
・ 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク の 充 実 を 図 る よ う 、都 市 緑 地 ・
緑 道 の 整 備 や 管 理 に 取 り 組 む と と も に 、 ま ち な
か の 回 遊 性 向 上 や 魅 力 づ く り に 向 け た 再 整 備 な
ど 、 既 存 ス ト ッ ク の 活 用 に 取 り 組 み ま す 。
( 4 ) み ん な で 緑 を そ だ て る ( 協 働 ・ 発 信 )
・ 緑 に 関 す る 情 報 提 供 や 魅 力 の 発 信 、 緑 化 に 関 す る イ ベ ン ト の 実 施 、 市 民 活 動 の
リ ー ダ と な る 人 材 育 成 な ど を 通 じ 、 市 民 の 緑 化 意 識 の 高 揚 を 図 り ま す 。
・ 市 民 や 行 政 、 緑 化 推 進 団 体 、 学 校 、 企 業 な ど が パ ー ト ナ ー シ ッ プ を 形 成 し て 緑
化 を 推 進 し て い く よ う 、市 公 園 協 会 と の 協 働 の 充 実 、学 校 と の 協 働 体 制 づ く り 、
岡 山 市 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 事 業 や 岡 山 ES D プ ロ ジ ェ ク ト の 推 進 な ど に 取 り 組
み ま す 。
・ 民 間 活 力 を 活 か す 指 定 管 理 制 度 の 運 用 な ど に よ り 、 公 園 緑 地 に お け る 維 持 管 理
の 充 実 や 提 供 サ ー ビ ス の 向 上 な ど を 図 り ま す 。
・ 博 物 館 相 当 施 設 と し て の 指 定 を 受 け た 半 田 山 植 物 園 を 拠 点 と し 、 緑 に 関 す る 専
門 的 な 研 究 や 教 育 普 及 活 動 の 推 進 な ど を 図 り ま す 。
( 5 ) 効 果 的 に 緑 を 使 う ( 活 用 )
・ 公 園 管 理 ・ 運 営 に パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト
※
の 考 え 方 を 取 り 入 れ る こ と で 、 市 民 の 積
極 的 な 参 画 や 活 用 を 促 し な が ら 健 全 な 経 営 体 制 を 築 き 、 公 園 及 び 地 域 の 活 性 化
や 市 民 が 誇 り を 持 て る ま ち づ く り へ と 繋 げ て い き ま す 。
・ 中 心 市 街 地 の 回 遊 性 向 上 や 魅 力 づ く り に 向 け 、 公 園 や 川 な ど を 貴 重 な ま ち の 資
産 と し て 捉 え て 活 用 し て い き ま す 。
※ パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト に つ い て は 「 2 - 5 . 効 果 的 に 緑 を 使 う ( 活 用 )」 の 項 を 参 照 。
24
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
1 - 5 . 計 画 の フ レ ー ム
( 1 ) 計 画 対 象 区 域
岡 山 市 都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン と の 適 合 を 図 り 、 計 画 対 象 区 域 は 行 政 区 域 全 域 と し
ま す 。 将 来 市 街 地 は 、 人 口 の 推 移 等 を 勘 案 し 、 現 在 の 市 街 化 区 域 を そ の ま ま 維 持 す る
も の と し ま す 。
表1 - 1 0 : 計 画 対 象 区 域
計 画 対 象 区 域 7 8 , 9 9 6 h a
都 市 計 画 区 域 5 8 , 6 0 1 h a
都 市 計 画 区 域 外 2 0 , 3 9 5 h a
将 来 市 街 地 ( 現 在 の 市 街 化 区 域 ) 1 0 , 3 9 0 h a
( 2 ) 目 標 年 次
目 標 年 次 は 、 第 六 次 総 合 計 画 に お け る 長 期 構 想 の 計 画 年 次 と 合 わ せ 平 成 3 7年 と し
ま す 。 同 様 に 中 期 計 画 の 計 画 年 次 と 合 わ せ 、 中 間 年 次 は 平 成 3 2 年 と し ま す 。
表 1 - 1 1 : 目 標 年 次
中 間 年 次 平 成3 2 年 ( 2 0 2 0年 )
目 標 年 次 平 成3 7年 ( 2 0 2 5年 )
( 3 ) 人 口 フ レ ー ム
現 在 ( 平 成 2 7年 ) の 計 画 対 象 区 域 及 び 都 市 計 画 区 域 の 人 口 は 、 平 成 2 7年 度 末 の
住 民 基 本 台 帳 に よ る 人 口 を 用 い て い ま す 。
ま た 、 目 標 年 次 ( 平 成 3 7年 ) 及 び 中 間 年 次 ( 平 成 3 2年 ) の 計 画 対 象 区 域 の 人 口
は 、 岡 山 市 人 口 ビ ジ ョ ン に お け る 推 計 人 口 と し 、 都 市 計 画 区 域 の 人 口 は 、 現 在 の 計 画
対 象 区 域 に 対 す る 人 口 割 合 が 変 わ ら な い と 仮 定 し て 算 出 し て い ま す 。
表 1 - 1 2 : 人 口 フ レ ー ム
年 次
地 域 区 分
現 在
( 平 成2 7年 )
中 間 年 次
( 平 成3 2年 )
目 標 年 次
( 平 成3 7年 )
計 画 対 象 区 域 ( 行 政 区 域 全 域 ) 7 0 . 5万 人 7 1 . 8万 人 7 1 . 5万 人
都 市 計 画 区 域 6 9 . 0万 人 7 0 . 2万 人 6 9 . 9万 人
26
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
1 - 6 . 計 画 の 目 標 水 準
( 1 ) 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 や 緑 化 推 進 に 対 す る 市 民 満 足 度
市 民 と 行 政 が 一 体 と な っ て 、 緑 の 保 全 ・ 創 出 や 緑 を 使 い こ な す た め の 取 り 組 み な
ど を 進 め て い き ま す が 、そ の 結 果 と し て 市 民 が 緑 豊 か な ま ち で あ る と 実 感 し て い る
こ と が 大 切 で す 。
そ こ で 、 本 市 の 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 や 緑 化 推 進 に 関 す る 施 策 に 対 し 、 満 足 と 捉 え て
い る 割 合( 満 足 度 )を 指 標 の 一 つ と し ま す 。平 成2 7年 度 に 実 施 し た 岡 山 市 市 民 意
識 調 査 で は 、満 足 度( 施 策 に“ 満 足 ”ま た は“ や や 満 足 ”と 回 答 し た 割 合 )は4 0 .8 %
と な っ て い ま す 。
表 1 - 1 3 : 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 や 緑 化 推 進 施 策 に 対 す る 満 足 度 の 目 標 水 準
年 次
現 在 ( 平 成 2 7年 )
中 間 年 次 ( 平 成 3 2年 )
目 標 年 次 ( 平 成 3 7年 )
満 足 度 4 0 . 8 % 4 5 % 5 0 %
現 在 値 出 典 ) 岡 山 市 市 民 意 識 調 査 ( 岡 山 市 、 平 成 2 7年 度 )
( 2 ) 都 市 公 園 の 整 備 目 標 水 準
都 市 公 園 は ま ち の 緑 の 基 幹 的 な 施 設 で あ る た め 、 一 人 当 た り の 都 市 公 園 面 積 を 計 画
の 指 標 の 一 つ と し ま す 。
既 存 の 都 市 公 園 等 の 分 布 状 況 を 考 慮 し つ つ 、市 民 ニ ー ズ へ の 対 応 や 都 市 環 境 の 向 上 、
良 好 な 景 観 形 成 、防 災 性 向 上 、交 流 促 進 な ど の 様 々 な 観 点 か ら 効 果 的 ・ 効 率 的 な 都 市 公
園 の 整 備 を 進 め て い き ま す 。 目 標 水 準 は 、 平 成 3 2年 を ピ ー ク に 人 口 減 少 に 移 行 し て
い く こ と を 踏 ま え 、 近 年 の 都 市 公 園 整 備 量 を 参 考 に 下 表 の と お り 設 定 し ま す 。
な お 、都 市 計 画 の 定 め が な い 地 域 に お い て も 、必 要 性 や 事 業 効 果 な ど を 考 慮 し つ つ 、
公 園 の 整 備 を 検 討 し ま す 。 ま た 、 既 存 公 園 の 管 理 運 営 充 実 や 再 整 備 、 公 園 施 設 の 長 寿
命 化 な ど も バ ラ ン ス よ く 進 め て い き ま す 。
表1 - 1 4 : 都 市 公 園 の 整 備 目 標 水 準
年 次
現 在 ( 平 成 2 7年 )
中 間 年 次 ( 平 成3 2年 )
目 標 年 次 ( 平 成3 7年 )
都 市 公 園 の 整 備 面 積 1 ,1 4 3 .2 h a 1 , 1 5 1 . 1 h a 1 , 1 5 1 . 8 h a
都 市 計 画 区 域 人 口 6 9 . 0万 人 7 0 . 2万 人 6 9 . 9万 人
一 人 当 た り の 都 市 公 園 面 積 1 6 . 5 7㎡ / 人 1 6 . 4 0㎡ / 人 1 6 . 4 8㎡ / 人
第
3章
緑
化
推
進
重
点
地
区
に
お
け
る
緑
化
の
推
進
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
目
標
第
2章
緑
地
の
保
全
及
び
緑
化
の
推
進
の
た
め
の
施
策
〈 参 考 〉
都 市 計 画 区 域 の 定 め が な い 旧 建 部 町 や 旧 御 津 町 に も 都 市 公 園 に 類 す る 公 園 が 整 備 さ
れ て い ま す 。 こ れ ら を 含 ん だ 整 備 目 標 水 準 は 下 表 の と お り 設 定 し ま す 。
参 考 表 : 市 内 公 園 の 整 備 目 標 水 準
年 次
現 在 ( 平 成 2 7年 )
中 間 年 次 ( 平 成3 2年 )
目 標 年 次 ( 平 成3 7年 )
公 園 の 整 備 面 積 1 , 1 8 9 . 4 h a 1 , 2 0 0 . 3 h a 1 2 0 1 . 1 h a
人 口 7 0 . 5万 人 7 1 . 8万 人 7 1 . 5万 人
一 人 当 た り の 公 園 面 積 1 6 . 8 6㎡ / 人 1 6 . 7 2㎡ / 人 1 6 . 8 0㎡ / 人
現 在 値 出 典 ) 公 園 現 況 集 計 表 ( 岡 山 市 、 平 成 2 7年 度 )
( 3 ) パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト の 推 進
少 子 高 齢 化 、人 口 減 少 社 会 へ の 移 行 が 予 測 さ れ て い る 中 、公 園 な ど の 既 存 の 緑 を
効 果 的 に 使 い こ な し て い く こ と が 重 要 で す 。そ の 一 環 と し て 、地 域 の 活 性 化 や 市 民
が 誇 り を 持 て る ま ち づ く り 、公 園 の 質 の 向 上 な ど へ と 繋 が る よ う 、市 民 や N P O等
と 連 携 し な が ら 公 園 を 管 理 ・ 運 営 す る パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト の 考 え 方 を 取 り 入 れ て い
き ま す 。
そ こ で 、 こ の 取 り 組 み の 進 捗 状 況 を 指 標 の 一 つ と し て 設 定 し ま す 。 具 体 的 に は 、
公 園 の 特 色 や 資 源 を 活 用 し た 公 園 ご と の 利 用 ル ー ル づ く り や 民 間 活 力 の 活 用 、成 果
を 評 価 す る 仕 組 み な ど の マ ネ ジ メ ン ト プ ラ ン を 策 定 し た 上 で パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト
を 進 め る こ と か ら 、 マ ネ ジ メ ン ト プ ラ ン 策 定 公 園 数 を 指 標 と し ま す 。
表1 - 1 5 : パ ー ク マ ネ ジ メ ン ト プ ラ ン 策 定 公 園 数
年 次
現 在
( 平 成 2 7年 )
中 間 年 次
( 平 成 3 2年 )
目 標 年 次
( 平 成 3 7年 )