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新たな介護予防マネジメントの課題 平成28年度岡山市介護予防支援従事者研修(資料)|岡山市|事業者情報|事業を営んでいる方

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(1)

新たな

介護予防マネジメントの

課題

2016年岡山市介護予防研修会

NPO法人

岡山県介護支援専門員協会

Okayama Care Manager Association

堀部 徹

(2)

利用者のニーズ把握票

(3)

高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるようにするた

め、介護、医療、生活支援、介護予防を充実。

低所得者の保険料軽減を拡充。また、保険料上昇をできる限

り抑えるため、所得や資産のある人の利用者負担を見直す。

介護保険制度の改正の主な内容について

②費用負担の公平化

①地域包括ケアシステムの構築

○地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の充実

* 介護サービスの充実は、前回改正による24時間対応の定期 巡回サービスを含めた介護サービスの普及を推進

* 介護職員の処遇改善は、27年度介護報酬改定で検討

サービスの充実

○低所得者の保険料の軽減割合を拡大

・給付費の5割の公費に加えて別枠で公費を投入し、低所得者の保険 料の軽減割合を拡大

低所得者の保険料軽減を拡充

①全国一律の予防給付(訪問介護・通所介護)を市町村が

取り組む地域支援事業に移行し、多様化

重点化・効率化

①一定以上の所得のある利用者の自己負担を引上げ

・ 2割負担とする所得水準は、65歳以上高齢者の上位20%に該当 する合計所得金額160万円以上(単身で年金収入のみの場合、 280万円以上)。ただし、月額上限があるため、見直し対象の全員 の負担が2倍になるわけではない。

・ 医療保険の現役並み所得相当の人は、月額上限を37,200円か ら 44,400円に引上げ

②低所得の施設利用者の食費・居住費を補填する「補足

給付」の要件に資産などを追加

・預貯金等が単身1000万円超、夫婦2000万円超の場合は対象外

・世帯分離した場合でも、配偶者が課税されている場合は対象外

・給付額の決定に当たり、非課税年金(遺族年金、障害年金)を収 入として勘案 *不動産を勘案することは、引き続きの検討課題

重点化・効率化

○ このほか、「2025年を見据えた介護保険事業計画の策定」、「サービス付高齢者向け住宅への住所地特例の適用」、 「居宅

介護支援事業所の指定権限の市町村への移譲・小規模通所介護の地域密着型サービスへの移行」等を実施

* 段階的に移行(~29年度)

* 介護保険制度内でのサービス提供であり、財源構成も変わらない。

* 見直しにより、既存の介護事業所による既存サービスに加え、NPO、 民間企業、住民ボランティア、協同組合等による多様なサービスの 提供が可能。これにより、効果的・効率的な事業も実施可能。

②特別養護老人ホームの新規入所者を、原則、要介護3

以上に重点化(既入所者は除く)

* 要介護1・2でも一定の場合には入所可能

* 保険料見通し: 現在5,000円程度→2025年度8,200円程度

* 軽減例: 年金収入80万円以下 5割軽減 → 7割軽減に拡大

* 軽減対象: 市町村民税非課税世帯(65歳以上の約3割)

①在宅医療・介護連携の推進

②認知症施策の推進

③地域ケア会議の推進

④生活支援サービスの充実・強化

(4)

【財源構成】 国 25% 都道府県

12.5% 市町村

12.5% 1号保険料

22% 2号保険料

28%

【財源構成】 国 39% 都道府県

19.5% 市町村

19.5% 1号保険料

22%

介護予防給付

(要支援1~2)

介護予防事業

又は

介護予防・日常生活支援総合事業

○ 二次予防事業

○ 一次予防事業

介護予防・日常生活支援総合事業の場合 は、上記の他、生活支援サービスを含む 要支援者向け事業、介護予防支援事業。

包括的支援事業

○地域包括支援センターの運営

・介護予防ケアマネジメント、総合相談支援 業務、権利擁護業務、ケアマネジメント支援

任意事業

○ 介護給付費適正化事業

○ 家族介護支援事業

○ その他の事業

新しい介護予防・日常生活支援総合事業

(要支援1~2、それ以外の者)

○ 介護予防・生活支援サービス事業

・訪問型サービス

・通所型サービス

・生活支援サービス(配食等)

・介護予防支援事業(ケアマネジメント)

○ 一般介護予防事業

包括的支援事業

○ 地域包括支援センターの運営

(左記に加え、地域ケア会議の充実)

○ 在宅医療・介護連携の推進

○ 認知症施策の推進

(認知症初期集中支援チーム、認知症地域支援推進員 等)

○ 生活支援サービスの体制整備

(コーディネーターの配置、協議体の設置等)

介護予防給付

(要支援1~2)

従前と同様

事業に移行

訪問看護、福祉用具等

訪問介護、通所介護

任意事業

○ 介護給付費適正化事業

○ 家族介護支援事業

○ その他の事業

地域支援事業 地域支援事業

介護給付

(要介護1~5)

介護給付

(要介護1~5)

<従前>

介護保険制度

<改正後>

全市町村で 実施

新しい地域支援事業の全体像

(5)

○社会全体で認知症の人びとを支えるため、介護サービスだけでなく、地域の自

助・互助を最大限活用することが必要。

関係団体や民間企業などの協力も得て、社会全体で認知症の人びとを支える取組を展開

地域包括 支援センター

認知症疾患医療センター

役所

見守り

認知症になっても

安心して暮らせる地域

認知症サポート医 かかりつけ医

交番 見守り・配食

地域では多様な主体、機関が連携して認知症の人びとを含めた高齢者を支えていくことが必要。

関係府省と連携し、地域の取組を最大限支援

交通手段の確保 交通機関

(小・中・高・大)

生涯学習

見守り、買い物支援

ICTを活用した見守り

(イメージ)

成年後見 金融機関

市町村が中心となって日常生活圏域等で認知症の人びとの 見守り等を含めた自助・互助のネットワークを作る

介護サービス事業者

(デイサービス、 グループホーム等)

宅配、新聞配達 スーパー、コンビニ、商店

見守り

認知症サポーター、民生委 員、ボランティアなど 認知症教育

薬局

社会全体で認知症の人びとを支える

(6)

3.地域で生活支援体制を構築していくために【総合事業における地域づくり②】

Ⅳ 総合事業は地域づくりです (参考)三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成資料

(7)

【参考】新しい介護予防事業

現行の介護予防事業

一次予防事業

・ 介護予防普及啓発事業

・ 地域介護予防活動支援事業

・ 一次予防事業評価事業

二次予防事業

・ 二次予防事業対象者の

把握事業

・ 通所型介護予防事業

・ 訪問型介護予防事業

・ 二次予防事業評価事業

一般介護予防事業

一次予防事業と

二次予防事業を

区別せずに、地域

の実情に応じた

効果的・効率的な

介護予防の取組を

推進する観点から

見直す

介護予防を機能

強化する観点か

ら新事業を追加

介護予防を機能

強化する観点か

ら新事業を追加

○機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく、地域づくりなどの高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めたバランスのと れたアプローチができるように介護予防事業を見直す。

○年齢や心身の状況等によって分け隔てることなく、住民運営の通いの場を充実させ、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に 拡大していくような地域づくりを推進する。

○リハ職等を活かした自立支援に資する取組を推進し、介護予防を機能強化する。

介護予防・生活支援サービス事業

介 護 予 防 ・日 常 生 活 支 援 総 合 事 業

※従来、二次予防事業で実施していた運動器の機能向上プログラム、口腔機能の向上プログラムなどに相当する 介護予防については、 介護予防・生活支援サービス事業として介護予防ケアマネジメントに基づき実施

・介護予防把握事業

地域の実情に応じて収集した情報等の活用により、閉じこもり 等の何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動へつな げる。

・ 介護予防普及啓発事業

介護予防活動の普及・啓発を行う。

・ 地域介護予防活動支援事業

地域における住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う。

・ 一般介護予防事業評価事業

介護保険事業計画に定める目標値の達成状況等の検証を行 い、一般介護予防事業の事業評価を行う。

・ (新)地域リハビリテーション活動支援事業

地域における介護予防の取組を機能強化するために、通所、 訪問、地域ケア会議、サービス担当者会議、住民運営の通い の場等へのリハビリテーション専門職等の関与を促進する。

第6 総合事業の

制度的な枠組み

(8)

介護予防・

日常生活

支援総合

事業

(新しい

総合事業)

介護予防・生活

支 援 サ ー ビ ス

事業

一般介護予防事業

訪問型サービス

(第1号訪問事業)

通所型サービス

(第1号通所事業)

その他の生活支援サービス

(第1号生活支援事業)

介護予防ケアマネジメント

(第1号介護予防支援事業)

・第1号被保険者の全ての者

・その支援のための活動に 関わる者

(従来の要支援者)

・要支援認定を受け た者(要支援者)

・基本チェックリスト 該当者(介護予防・ 生活支援サービス 対象事業者)

・現行の訪問

介護相当

・多様な

サービス

・現行の通所

介護相当

・多様な

サービス

②介護予防普及啓発事業

③地域介護予防活動支援事業

④一般介護予防事業評価事業

⑤地域リハビリテーション活動支援事業

①介護予防把握事業

②訪問型サービスA(緩和した基準によるサービス)

①訪問介護

③訪問型サービスB(住民主体による支援)

④訪問型サービスC(短期集中予防サービス)

⑤訪問型サービスD(移動支援)

①通所介護

②通所型サービスA(緩和した基準によるサービス)

③通所型サービスB(住民主体による支援)

④通所型サービスC(短期集中予防サービス)

①栄養改善の目的とした配食

②住民ボランティア等が行う見守り

③訪問型サービス、通所型サービスに準じる

自立支援に資する生活支援(訪問型サービ

ス・通所型サービスの一体的提供等)

※ 上記はサービスの典型例として示しているもの。市町村はこの例を 踏まえて、地域の実情に応じた、サービス内容を検討する。

介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)の構成

(9)

介護予防アプローチの転換

新しい総合事業では、「高齢者本人の参加意欲を基本に、 地域生活の中で活動性を継続的に高める取組」を進める 方向に転換。

基本チェックリストで選ばれた対象者に専門職がサービス 提供する「個別アプローチ」から、地域住民の自発的な健 康づくりを側面的に支援するアプローチへ転換。

生活の活発化で心身機能の維持

支援の内容に合わせて、一次予防、二次予防、予防給付 と高齢者が動く仕組みから、高齢者の状態にあわせて支 援の内容を柔軟に変化させる仕組みへの転換。

地域の人のつながりの中で推進することがポイント

住民が自ら参加したいと思えるような動機づけにより、地 域の仲間と一緒に取り組むような仕掛けづくりがポイント。 住民主体の取組は結果的に地域の見守りネットワークとし て機能することも期待できる。

「地域づくり」の中に介護予防を位置付ける方向へ

新しい総合事業における介護予防は、「高齢者本人の参加意欲を基本に、地域生活の中で活動性を継続的に高める取組」を進める方向に 舵が切られ、地域における住民主体の自発的な健康づくりを側面的に支援するアプローチへと大きく転換。

地域に介護予防を位置付け継続性を重視

地域に介護予防を位置付け継続性を重視 介護予防・生活支援・社会参加の融合 介護予防・生活支援・社会参加の融合

2.介護予防のコンセプトの転換:「地域づくり」の中の介護予防

Ⅰ なぜ総合事業への移行が必要なのか?

結果的に介護予防になるという考え方

介護予防、生活支援、社会参加をこれまで以上に融合させることが重要。 たとえば、一人暮らし高齢者のごみ出しを、近所の高齢者が手伝う(生活 支援)ことによって、地域社会への参加(社会参加)を通じて、手伝っている 本人の生活意欲を高め、結果的に「介護予防」になるといった考え方。

「支える側・支えられる側」という垣根を可能な限り取り払い、「担い手とな ること=結果的に予防になる」という考え方が中心となる。

(参考)三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成資料

(10)

○予防給付のうち訪問介護・通所介護について、市町村が地域の実情に応じた取組ができる介護保険制度の地域支援事業へ移

行(29年度末まで)。財源構成は給付と同じ(国、都道府県、市町村、1号保険料、2号保険料)。

○既存の介護事業所による既存のサービスに加えて、NPO、民間企業、ボランティアなど地域の多様な主体を活用して高齢者を支

援。高齢者は支え手側に回ることも。

予防給付の見直しと生活支援サービスの充実

・住民主体で参加しやすく、地域に根ざした介護予防活動の推進

・元気な時からの切れ目ない介護予防の継続

・リハビリテーション専門職等の関与による介護予防の取組

・見守り等生活支援の担い手として、生きがいと役割づくりによる互助の推進

・住民主体のサービ ス利用の拡充

・認定に至らない 高齢者の増加

・重度化予防の推進

・専門的なサービスを必要とする人に は専門的サービスの提供

(専門サービスにふさわしい単価)

・支援する側とされる側という画一的 な関係性ではなく、サービスを利用 しながら地域とのつながりを維持で きる

・能力に応じた柔軟な支援により、 介護サービスからの自立意欲が向上

・多様なニーズに対 するサービスの拡 がりにより、在宅生 活の安心確保

予防給付

(全国一律の基準)

地域支援事業

移行

移行

・多様な担い手による多様なサービス

(多様な単価、住民主体による低廉な 単価の設定、単価が低い場合には 利用料も低減)

同時に実現

サービスの充実

費用の効率化 訪問介護 NPO、民間事業者等による掃除・洗濯等の

生活支援サービス

住民ボランティアによるゴミ出し等の生活支 援サービス

既存の訪問介護事業所による身体介護・生 活援助の訪問介護

通所介護

既存の通所介護事業所による機能訓練等 の通所介護

NPO、民間事業者等によるミニデイサービス

コミュニティサロン、住民主体の運動・交流の場 リハビリ、栄養、口腔ケア等の専門職等関与 する教室

介護予防・生活支援の充実 介護予防・生活支援の充実

(11)

利 用 者 市 町 村 の 窓 口 に 相 談 要支援1

要支援2

○施設サービス

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設

○居宅サービス

・訪問介護 ・訪問看護

・通所介護 ・短期入所 など

○地域密着型サービス

・定期巡回・随時対応型訪問介護看護

・小規模多機能型居宅介護

・夜間対応型訪問介護

・認知症対応型共同生活介護 など

○一般介護予防事業

(※全ての高齢者が利用可)

・介護予防普及啓発事業

・地域介護予防活動支援事業

・地域リハビリテーション活動支援事業など 要介護1

要介護

○介護予防サービス

・介護予防訪問看護

・介護予防通所リハビリ

・介護予防居宅療養管理指導 など

○地域密着型介護予防サービス

・介護予防小規模多機能型居宅介護

・介護予防認知症対応型通所介護 など

○介護予防・生活支援サービス事業

・訪問型サービス

・通所型サービス

・生活支援サービス

予 防 給 付 介 護 給 付

【参考】介護サービスの利用の手続き

チ ェ ッ ク リ ス ト 認 定 調 査 医 師 の 意 見 書 要 介 護 認 定

要 介 護 認 定 申 請 居 宅 サ ー ビ ス 計 画

介護予防サービス計画 介護予防ケアマネジメント

非該当

※明らかに要介護認定が必要 な場合

※予防給付や介護給付による サービスを希望している場合

サービス

事業対象者

総 合 事 業

※明らかに介護予防・生活支援サービス事業の対象外と判断できる場合 (サービス

事業対象者)

※予防給付を利用

※事業のみ利用

(12)

具体的な介護予防ケアマネジメント(アセスメント、ケアプラン等)の考え方(1)

アセスメン

トにより、

導き出し

た課題を

利用者と

共有しな

がら、本

人の意欲

を引き出

し、目標を

設定する。

指定介護予防支援と同様に、地域包括支援センター等によるケアマネジ

メントを実施する。

利用者の状態等が安定しており、目標も含めてケアプランの大きな変更

はなく、間隔をあけたモニタリングの実施等を想定。

利用者の状態等にあわせて簡略化したプロセスでマネジメントを実施する。

目標設定及び利用サービスの選定までは、利用者と地域包括支援セン

ター等が相談しながら実施する。ケアプランは作成せず、アセスメントの内

容や、目標、利用サービスの内容等を「ケアマネジメント結果」として共有。

その後は、利用者自身が目標達成に向けてマネジメントを展開する(セ

ルフマネジメントの推進)。

地域包括支援センターによるモニタリングは行わない。

※ ケアマネジメントB又はCの該当者については、随時の本人及び家族からの相談を受けるとともに、利用者の状況変化時などサービス 実施主体から、適宜連絡が入る体制を作ることが望ましい。

地域包括支援

センター等によ

るケアマネジメ

ントの実施

アセスメント

(課題分析)

ケアプラン

原案作成

ケアプラン確定

本人に交付

モニタリング

評価

サービス

担当者会議

ケアプランの実行

(サービス提供)

地域包 括支援 センター 等によ るケア マネジ メントの 実施

サービ ス等利 用開始 後は、 本人に よるマ ネジメン トの実 施

ケアマネジメントのプロセス

(13)

具体的な介護予防ケアマネジメント(アセスメント、ケアプラン等)の考え方(2)

①ケアマネジメントA(原則的な介護予防ケアマネジメントのプロセス)

・介護予防・生活支援サービス事業の指定を受け

た事業所のサービスを利用する場合

・訪問型サービスC、通所型サービスCを

利用する場合

・その他地域包括支援センターが必要と判断し

た場合

アセスメント

→ケアプラン原案作成

→サービス担当者会議

→利用者への説明・同意

→ケアプランの確定・交付《利用者・サービス提

供者へ》

→サービス利用開始

→モニタリング《給付管理》

②ケアマネジメントB(簡略化した介護予防ケアマネジメントのプロセス)

・①又は③以外のケースで、ケアマネジメントの

過程で判断した場合(指定事業所以外の多様な

サービスを利用する場合等)

アセスメント

→ケアプラン原案作成

(→サービス担当者会議)

→利用者への説明・同意

→ケアプランの確定・交付《利用者・サービス提

供者へ》

→サービス利用開始

(→モニタリング(適宜))

③ケアマネジメントC(初回のみの介護予防ケアマネジメントのプロセス)

・ケアマネジメントの結果、補助や助成のサービ

ス利用や配食などのその他の生活支援サービス

の利用につなげる場合

(※必要に応じ、その後の状況把握を実施)

アセスメント

→ケアマネジメント結果案作成

→利用者への説明・同意

→利用するサービス提供者等への説明・送付

→サービス利用開始

※ ( )内は、必要に応じて実施

(14)

7.介護予防ケアマネジメントに向けた準備 ~介護予防ケアマネジメントの三類型

◎自立支援に向けてセルフマネジメントを推進

本人とともに生活の目標を設定、セルフマネジメントでの「社会参加による 介護予防」につなげる

その際、①本人のやりたいことやできることを最大化すること、②社会参加 の場として住民主体の活動につなげるため、これまで蓄積してきた地域資 源の情報を活用することが重要

セルフマネジメント支援ツールとして介護予防手帳(案)が活用可能

◎状況に応じて、マネジメントの主体が本人⇔包括と変化

ケアマネジメント結果の共有後は本人主体でマネジメントを行うが、状況が 悪化したり、本人から相談があった場合は、適宜マネジメント主体を地域 包括支援センターに変更

◎従来の介護予防ケアマネジメントを続行するパターン

「生活の活発化による介護予防」を重視し、サービスが自立を阻害していな いか確認。また、特に短期集中サービスの場合は、計画的に利用し、終了 後の状況に応じて支援・サービスを切り替える

◎モニタリングの実施方法等が異なるAとBを状況に応じ活用

利用者の状況が安定し、サービス担当者会議、モニタリングを一部省略可 能であればB。変化があった場合はAと、状況に応じ活用される。

※支援・サービスの拡充に伴う介護予防ケアマネジメントの変化

総合事業への移行直後は、現行相当サービス利用者も多く、大半のケアマネジメントがA に相当。住民主体の支援が拡充してくれば、介護予防ケアマネジメントCに移行するケース や開始時点から介護予防ケアマネジメントCを採用するケースが増えると考えられる。

【アセスメント】 利用者と自立支援に向けた目標を共有。介護予防への意欲を引き出せるよう、信頼関係を構築。

より本人にあった目標設定に向けて「興味・関心シート」等を利用し、本人の趣味、社会的活動、生活歴等も聞き取り、「~できない」という課題から「~し たい」「~できるようになりたい」という目標に変換させる作業が重要。

この段階から、生活機能の低下等についての自覚を促し、介護予防に取り組む意欲を引き出せるよう、利用者本人及び家族とのコミュニケーションを 深め、信頼関係の構築に努める。

【ケアプラン原案の作成開始】 利用サービス内容とその後の関わりを検討した上で、介護予防ケアマネジメント類型を選択

利用者の状況に応じて切り替える支援・サービスと、その後の利用者への関わりの必要度合いによって、介護予防ケアマネジメントの類型が決まる。 ケアマネジメントAは、現行の介護予防支援と同様。ケアマネジメントBは、専門職によるモニタリングは必要だが、本人の状況は安定しており、ケアプ ランの大きな変更もなく、間隔をあけたモニタリングでよい者を想定。ケアマネジメントCは、セルフマネジメント前提の者で、モニタリングは行わない。

住民主体の支援(一般・B)が中心になる場合

介護予防ケアマネジメントC

住民主体の支援(一般・B)が中心になる場合

介護予防ケアマネジメントC

指定事業者・短期集中サービス(従来型・A・C)が中心になる場合

介護予防ケアマネジメントA・B

指定事業者・短期集中サービス(従来型・A・C)が中心になる場合

介護予防ケアマネジメントA・B

Ⅲ 総合事業に向けて準備すべきことは何か? (参考)三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成資料

(15)

【参考】介護予防ケアマネジメントにおける課題と目標の例

課題 目標

セルフケア

清潔・整容、排せつの自立、TPOに応じた更衣、服薬管理、健

康に留意した食事・運動など

健康:毎年健診に行く、体にいいと思う食事や運動を日々続け

る、自分で服薬管理する

日常生活:起床から就寝まで規則正しい生活リズムで過ごす、

TPO に応じた身支度をする

家庭生活

日常の買い物、食事の準備、掃除・洗濯・ゴミ捨てなどの家事、

簡単な家の修理・電球の交換・水やり・ペットの世話など

家事:炊事・掃除・洗濯などを自分でする

用事:買い物や銀行の用事を自分ですます

対人関係

家族や友人への気配り・支援、近所の人・友人・同僚との人間

関係づくりと保持、夫婦・親密なパートナーとの良好な関係保

持など

関係:家族と仲良く過ごす、近所の人といい関係で過ごす

役割:庭の草むしりや孫の世話など家族の用事や世話をする

他者への支援:誰かの手助けをしたり、相談者になる

主要な生活領域(仕事と雇用、経済生活)

自営業の店番・田んぼの見回りなどの仕事、ボランティアや奉

仕活動など人の役に立つ活動、預貯金の出し入れ

仕事:店番や畑仕事など自営業の手伝いを続ける

活動:地域の奉仕活動に参加

経済生活:預貯金の出し入れや管理

コミュニケーション

家族や友人への手紙やメール、家族や友人との会話、電話で

の会話

家族や友人との会話や電話、手紙やメールのやりとりを続け

運動と移動

自宅内・自宅以外の屋内、屋外を円滑に移動、移動にバス・電

車・他人が運転する自動車を使用、自分で自動車や自転車を

使って移動

外出:週に2回は買い物に行く、展覧会、公園など行きたいとこ

ろに外出する

旅行:家族や友人と2泊3日の旅行に行く

知識の応用(判断・決定)

日常生活に関する内容について、自分で判断・決定

何か起こったら自分で判断する、自分のことは自分で決める

コミュニティライフ・社会生活・市民生活

友人との行き来、趣味や楽しみの継続、候補者を決めて投票、

自治会や老人会の年行事・お祭りへの参加など

交流・参加:自治会のお祭りに参加、老人会の行事に参加、候

補者を決めて投票

楽しみ:趣味の会に参加する、週に1回外出する、趣味を持つ

(介護予防マニュアル改定委員会(2011.3)「介護予防マニュアル改訂版」三菱総合研究所)

(16)

現状の課題

“お互いさまの助け合い”の輪を広げていくことで、支援や介護

が必要になっても、地域社会の中から切り離されず、なじみの

関係を継続できる

友人・隣人との

“お互いさま の助け合い“ 一緒に

体操

お掃除

のお手伝い

おかずを

おすそ分け

一緒にお買いもの ご近所同士で

茶話会

友人・隣人との交流

1.地域生活は専門職だけでは支えられない ー ご近所からボランティア、専門職までみんなで支える

これから

支援や介護が必要になると、

友人・隣人との関係は希薄になり、 支援を受ける一方向の人間関係に変化

専門職

サービス

はあるけど

これまでの

地域

との

つながり

疎遠

に?

専門職

サービス

Ⅳ 総合事業は地域づくりです (参考)三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成資料

(17)
(18)
(19)

自立生活支援のための見守り的援助

例えば、掃除,洗濯,調理などの日常生活の援助に関連する行為であっても、

・利用者と一緒に手助けしながら調理を行うとともに、安全確認の声かけや疲労

の確認をする

・洗濯物を一緒に干したりたたんだりすることにより自立支援を促すとともに、転

倒防止予防などのための見守り・声かけを行う

・認知症高齢者の方と一緒に冷蔵庫の中の整理などを行うことにより生活歴の

喚起を促す

・車イスの移動介助を行って店に行き,本人が自ら品物を選べるように援助する

・入浴,更衣などの見守りで、必要に応じた介助、転倒予防のための声かけ、気

分の確認を行う

・ベッドの出入り時など自立を促すための声かけなど、声かけや見守り中心で必

要な時だけ介助を行う。

・移動時、転倒しないようにそばについて歩き、介護は必要時だけで、事故がな

いように常に見守る

(20)

現状 生活の目標

変形性脊椎 症

夫が亡くなってからやる 気がない。

もとは明るく友達も多 かった。

旅行や園芸がすき 腰痛があり、

転倒への不安

転倒後、不安で外出し なくなった。長時間の 立位、浴槽のまたぎが 困難である

腰痛のため足の筋力が 低下しふらつき、すり足 傾向。自力歩行は不安定。

家の周りは交通量が多 く危ない。長男夫婦はよ く面倒を見てくれる。

健康状態

個人因子

身体構造

心身機能

活動・参加

(運動・移動)

心身機能 環境因子

調理洗濯は細々とし ている。自分の食事 は作っていたが買い 物に行けなくなった。

活動・参加

(家庭生活)

友人とは電話連絡し ている。夫が一昨年、 亡くなってからはつき あいを控えてきた。

社会参加

(対人関係)

転ぶことが多い ので外出はいや。 リハビリをしたい

隣の息子夫婦には 迷惑かけたくない ヘルパーに買い物 してほしい

デイサービスで人 に会って気を紛ら

わしたい

A さん 女性80歳

リハビリをして歩けるよう

になり安全に外出したい。

デイサービスで気分転換を

図り人との交流をする

(21)

現状 生活の目標

変形性脊椎 症

夫が亡くなってからやる 気がない。

もとは明るく友達も多 かった。

旅行や園芸がすき 腰痛があり、

転倒への不安

転倒後、不安で外出し なくなった。長時間の 立位、浴槽のまたぎが 困難である

腰痛のため足の筋力が 低下しふらつき、すり足 傾向。自力歩行は不安定。

家の周りは交通量が多 く危ない。長男夫婦はよ く面倒を見てくれる。

健康状態

個人因子

身体構造

心身機能

活動・参加

(運動・移動)

心身機能 環境因子

調理洗濯は細々とし ている。自分の食事 は作っていたが買い 物に行けなくなった。

活動・参加

(家庭生活)

友人とは電話連絡し ている。夫が一昨年、 亡くなってからはつき あいを控えてきた。

社会参加

(対人関係)

転倒しない工夫 を知りたい さっと動けるよう

になりたい

なるべく自分で家事は やりたい

手伝ってもらい

買い物に行ってみたい

地域の友達に会 いたい

A さん 女性80歳

仏壇の世話を自分でできる

ようになり、友達との交流の

機会を増やし前向きな気持

ちが取り戻せるようにする

(22)

阻害要因欄

阻害要因は「ロコモティブシンド

ローム」

その原因は

・筋力の低下

・骨や関節の病気

・バランス感覚(視覚や三半規管

など)の低下

<要支援の原因>

位 関節疾患

2位 高齢による衰弱

3位 脳卒中

4位 骨折・転倒

5位 心臓病

6位 認知症

(23)

阻害要因欄

対象喪失

(24)

見通し欄

(25)

参照

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