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有料老人ホームの運営を装って「新株引受権付社債」を募集する「友愛ホーム株式会社」に関する注意喚起[PDF:]

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平成25年12月13日

有料老人ホームの運営を装って「新株引受権付社債」を募集する

「友愛ホーム株式会社」に関する注意喚起

平成25年9月以降、有料老人ホームの運営を装った事業者の社債募集に係る取引につ いての相談が、各地の消費生活センターに寄せられています。

消費者庁が調査したところ、「友愛ホーム株式会社」(以下「友愛ホーム」といいます。) との取引において消費者の利益を不当に害する行為(不実のことを告げること)を確認 したため、消費者安全法(平成21年法律第50号)第38条第1項の規定に基づき、消費 者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛けま す。

(注意喚起の要旨)

○ 友愛ホームは、有料老人ホームの事業について記載した資料を消費者宅に送付し、 自ら当該事業を営んでいるかのように装い、1口20万円の社債の募集を行っています。

○ 資料の送付時期と前後して、消費者宅に友愛ホームとは別の買取仲介業者から電話 があり、「友愛ホームの社債を買いたい人がいる。」、「代わりに申込みをしてほしい。」 等と代理申込みを持ち掛け、さらに、「代理申込みのままでは名義貸しとなって困る。」 等と言って、申込金の立替えを消費者に依頼します。

○ 消費者は、友愛ホームから指示された宛先にゆうパック等の方法で申込金を送付し ますが、その後、買取仲介業者とは連絡が取れなくなります。このため、消費者は友 愛ホームに解約を申し出ますが、同社は高額の解約金を要求するなど解約に応じませ ん。

○ 上記の手口から、友愛ホームと買取仲介業者は裏でつながっていることが強くうか がわれますので、友愛ホームから勧誘資料が送付されたり、見知らぬ者から代理申込 みを持ち掛けられても、その勧誘には決して応じないようにしましょう。

○ 当庁が調査したところ、友愛ホームが所在地としている場所には、同社に関わる拠 点が存在せず、老人福祉法に基づく有料老人ホーム設置の届出が行われた事実もあり ませんでした。このことから、友愛ホームは事業実体のない会社であることが判明し、 同社が発行する社債についても実体のない証券であることが分かりました。

○ 最近、ゆうパックや宅配便等、本来は現金送付に利用できない方法で現金を送付さ せる詐欺被害が多発しています。このような手口等不審な点があった場合は、お金を 支払う前に消費生活センター等に相談しましょう。

本件に関する問合せ先

消費者庁 消費者政策課 財産被害対策室 TEL:03(3507)9187 FAX:03(3507)9287

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有料老人ホームの運営を装って「新株引受権付社債」を募集する

「友愛ホーム株式会社」に関する注意喚起

平成25年9月以降、有料老人ホームの運営を装った事業者の社債(無担保転換社債型新 株引受権付社債)募集に係る取引についての相談が、各地の消費生活センターに寄せられ ています。

消費者庁が調査したところ、「友愛ホーム株式会社」(以下「友愛ホーム」といいます。) との取引において、消費者の利益を不当に害する行為(不実のことを告げること)を確認 したため、消費者安全法第38条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大の防止 に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛けます。

1.事業者の概要

名 称 友愛ホーム株式会社

所 在 地 東京都港区白金台3-4-17-2F 代 表 者 村里 洋一郎

資 本 金 9900万円(平成25年9月9日に300万円から増資登記) 設 立 平成18年8月31日(平成25年3月22日に商号変更登記)

※ 上記は商業法人登記によるもので、同社のほかに同名異業者が存在する場合があ ります。

2.具体的な勧誘事例(勧誘資料等の詳細は「別添 資料1~3 」を参照)

事例1

(1)平成25年9月下旬、消費者宅に友愛ホームとは別の事業者(以下「事業者A」とい います。)の担当者を名乗る者から、「黄色い封筒が届いていないか。届いたら連絡が 欲しい。」という電話があった。

(2)翌日、事業者Aの担当者が話していたとおりの黄色の封筒が消費者宅に届いた。封 筒には友愛ホームのパンフレット等の書類が入っていた。

ア パンフレットには、

・皆様方も既に新聞やテレビの報道で御存知のように、今後の日本は超高齢化 社会や無縁社会に突入しようとしております。老々介護、介護難民及び年金 受給の年齢の引き上げ等の問題が深刻化し、高齢者にとっては非常に厳しい 生活が予想されます。私達はこれらの問題を一つでも解消でき得ればという 思いから、会社を設立しました。

・(中略)私達は、医療面のノウハウを生かして医療と介護は表裏一体であると の考えから、医療と介護を融合させた施設作りに専念し、入居者様、ご家族 の方々、また介護職員間の不安や不満を解消したいと考えています。 ・(中略)全ての人々に「安心、安全な輝きと優しさの医療と介護の場」を提供

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することにより、自由で家庭的で豊かな暮らしが創造されることと信じてい ます。

・当社では、皆様方に充実した医療や介護及び福祉のサービスを行い、スタッ フと共に力を合わせて、地域社会に貢献していきます。

等と記載されていた。【別添 資料1 参照】

イ また、このパンフレットとともに「新株引受権付社債発行について」という資料 も同封されており、その資料には、49人以下という少人数に対する募集であること 等が書かれていた。【別添 資料2 参照】

(3)パンフレットが届いたことを事業者Aの担当者に伝えたところ、大阪に住む男性(以 下「B」といいます。)が社債を買いたいと言っている、パンフレットを受け取った人 しか申し込めないので、この会社の社債購入申込書をBに提供してほしい旨言われ、 これを承諾した。

(4)消費者が友愛ホームに電話をすると、「担当者から販売できる社債は残りわずかなの で急がないと購入できなくなる。」と言われた。事業者Aの担当者にこれを伝えると、

「申込金はBが負担するので、Bの代わりに申込みをしてほしい。」と依頼された。 消費者は、申込書に消費者の住所、氏名及び連絡先を記載し、欄外に「共同購入者 B」 と追記して、10月上旬、FAXで25口500万円分を申し込んだ。

(5)数日後、Bから消費者に対して入金を行ったと連絡があった。続いて友愛ホームの 担当者から消費者に対して、「申込書記載の氏名と振込人名が不一致であったため振 込人の口座へ返金した。」と告げられ、同一氏名での再入金を指示された。消費者が 事業者Aの担当者にこれを伝えると、Bは10月下旬まで海外にいる、すぐには連絡で きないと告げられた。

(6)消費者は、友愛ホームの担当者に連絡をして事情を説明したが、「入金は待てない。」 と言われた。さらに、担当者の上司から、「契約を失効したくないのであれば、総額 500 万円のうち半分の 250 万円を消費者が入金すればこの契約が存続するように手配 する。残りはBが帰国する日まで待つ。」と助言された。

(7)消費者が事業者Aの担当者に連絡をすると、「私が個人的に 100 万円を準備するの であなたは 150 万円を準備してくれないか。」と依頼された。消費者は、Bが帰国後 に返金してくれるはずだし、Bの権利がなくなるのは申し訳ないと思い、仕方なくこ れを了承した。友愛ホームから指定された送付先に現金 150 万円をゆうパックで発送 した。

消費者は、このように申込金を支払ったが、社債券などの証券や受領証等は受け取っ ていない。

(8)更に数日後、再度、友愛ホームの担当者から電話が入り、「250 万円を受領したが、 残額の250万円についてはBの帰国日まで待つことはできない。早く支払ってほしい。」 と言われた。すぐさまその場で解約を申し出たが、解約するのであれば解約料として 75万円を支払うように要求された。

事例2

(1)平成25年9月上旬、消費者宅に友愛ホームとは別の事業者(以下「事業者C」とい います。)の担当者から社債募集のパンフレットが届いていないかと電話が入り、パ

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ンフレットが届いたら知らせてほしいと言われた。

(2)数日後、自宅に友愛ホームからパンフレットの入った封筒が届いた。この会社は老 人ホーム運営事業者で、パンフレットには、前記 事例1 (2)アと同様に記載されて いた。【別添 資料1 参照】

また、「新株引受権付社債発行について」という書類が同封されていた。配当表を見 たところ、1年償還の商品で毎月利払いがあり、年間利率 4.8%と非常に配当の良い ことが記載されていた。【別添 資料2 参照】

(3)消費者宅に事業者Cの担当者から再び電話が入った。消費者は、担当者から友愛ホー ムの社債を欲しがっている人がいるもののパンフレットが届いた人しか買うことがで きない、あなたの名前でこの社債の申込みを行ってほしい、代わりに申込手続を行っ た場合に謝礼として30万円を進呈する旨を依頼された。

(4)消費者は、現在の高齢化社会において多くの高齢者にサービスが充実した施設を提 供することはますます必要性が高まるだろうし、こういった事業サービスを求めてい る人が私の近隣や周辺にもたくさんいることから、事業拡大の可能性も高いため、社 債を希望する人もいるだろうと思った。また、このような社会貢献度の高い事業を行 う事業者であれば信用してよいと思った。そこで、申込書に名前を記入して60口1200 万円分をFAXで申し込んだ。

(5)事業者Cの担当者から、1200万円を送金したので友愛ホームに確認を取ってほしい と頼まれた。友愛ホームの担当者に連絡したところ、ネットバンキングで着金してい ることを確認したと言われた。後日、友愛ホームから1200万円相当の「社債券」が自 宅に送られてきた。【別添 資料3 参照】

(6)その翌日、友愛ホームの担当者から再度連絡が入り、「FAXで届いた申込書の申込 人とネットバンキング上の振込人の名義が一致しない。このような行為は名義貸しの 行為に当たり金融庁から注意を受けた。友愛ホームとしては非常に具合の悪いことに なった。」と説明された。

(7)消費者は、冷静に考えると友愛ホームの担当者の話の内容につじつまの合わない部 分があるように感じたため、「金融庁のどこの部署であるか。連絡をとるので金融庁の 連絡先を教えてほしい。」と担当者に伝えたところ、電話は突然切れた。

3.これら事例の特徴

○ 友愛ホームは、有料老人ホームの事業について記載した資料を消費者宅に送付し、 自ら当該事業を営んでいるかのように装うとともに、1口20万円の社債の募集を行っ ています。

○ 資料の送付時期と前後して、消費者宅に買取仲介業者から電話があり、友愛ホーム の社債を買いたい人がいる、代わりに申込みをしてほしい等と代理申込みを持ち掛け、 さらに、「代理申込みのままでは名義貸しとなって困る。」などと言って、申込金の立 替えを消費者に依頼します。

○ 友愛ホームは、消費者に対し、指定場所にゆうパック等、本来は現金送付に利用で きない方法で現金を送付するように指示します。

○ 買取仲介業者は、消費者に申込金を立て替えさせますが、立替金を支払うことはあ

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りません。消費者が友愛ホームに対して解約及び返金を申し出ますが、友愛ホームは これらに応じません。

4.当庁が確認した事実

○ 友愛ホームの法人登記事項について、平成25年3月に商号、本店所在地、事業目的 及び代表者を変更し、同年9月に資本金を300万円から9900万円に増資しています。

○ 友愛ホームの本店所在地に赴いたところ、同社に関わる拠点が存在しないことが判 明しました。

○ 勧誘資料上、友愛ホームは有料老人ホームを運営しているかのような記載がありま すが、全国の都道府県等地方公共団体に対する照会の結果、同社が老人福祉法(昭和 38年法律第133号)に基づいて有料老人ホームの設置について届出を行った事実は確 認できませんでした。

○ 代表者によると、社債の発行が決議されたとされる平成25年7月29日の取締役会 を含め、過去に一度も取締役会を開催していないことが分かりました。

○ 上記のことから友愛ホームの事業実体はなく、同社が発行する社債についても実体 のない証券であることが分かりました。

○ 消費者にゆうパックで現金を送付させていた場所は私設私書箱事業者の所在地であ り、勧誘資料等で掲載していた連絡先は電話転送サービス事業者でした。そのような 事業者を複数利用して現金の受取人や電話発信元の正体が分からないようにしていま した。

5.消費者へのアドバイス

○ 前記調査結果を踏まえると、友愛ホームは事業実体のない会社で、同社が発行する 社債についても実体のないものであり、また、買取仲介業者と裏でつながっているこ とが強くうかがわれます。友愛ホームから勧誘資料が送付されたり、買取仲介業者か ら代理申込みの依頼を受けても、その勧誘には決して応じないようにしましょう。

○ 電話やウェブサイト等によって事業者と直接対面しないで取引を行う場合には、取 引先の事業者やその契約形態をよく確かめるようにしましょう。

○ 有料老人ホームを設置するには、老人福祉法に基づく都道府県等への届出が必要で す。こうした届出を行っている有料老人ホームのリストをウェブサイトで公開してい る地方公共団体もありますので、実在する有料老人ホームかどうかを確認する際の参 考にしてください。

○ 最近、ゆうパックや宅配便等、本来は現金送付に利用できない方法で現金を送付さ せる詐欺被害が多発しています。このような手口等取引に不審な点があった場合は、 お金を支払う前に各地の消費生活センター等に相談しましょう。

(参考) 最寄りの消費生活センターを御存知でない場合には、消費者ホットライン

(電話番号 0570-064-370)に御電話ください。

(以 上)

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資 料 1

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資 料 2

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資 料 3

参照

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