地域コミュニティにおける子育て支援パラダイムの構築-岸和田市・チャイルドスペースカフェわかくさの実践をめぐる実証的考察-
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(2) 別に,同じ障害を持つ子どもや家族との関わり. 質的調査. を深めたり親同士の情報交換,さらに気持ちの. 調査目的. ・わかくさの“安心感”のファクターを明らか. 安定という側面の保障を目的とする。. 具体的支援の目的や方向性が利用者の意識 二一ズに沿ったものであるかどうかを調査した。. にする。. ・利用者が地域に対する認識と子育て支援の必 要性を明らかにする。. 調査目的. ・利用者が持つ子どもや子育てへの思いと支援. ・支援活動に対する利用目的の把握. ・活動形態や方法の適正. の方向性を提示する。. ・利用者における子育て支援利用状況の把握. 質的調査の結果と総合考察 利用者は気持ちの居場所を得て,子どもとの. 第1回量的調査における結論 ・周知方法は子育て仲間,家族,近所の人など. 関わり方や考え方を物的人的環境と対話するこ とで安心感を持つ。結果,地域コミュニティと. からのロコミ効果が大きい。. ・利用者は「親」と「子ども」の双方において. のつながりを感じ,孤立感や閉塞状況を変化さ せていこうとする意欲につながっていくと考え. 利用価値が高いと認識している。 ・利用頻度、利用目の傾向は分からなかった。. る。利用者である家族は親も子どもも、さまざ. 第1回調査項目を、さらに検証をすすめる。キ. まな形と方法で地域とつながる機会を持ってい. ーワードは「親」「子ども」「親子関係」「地域」。. る。以上の考察結果から「わかくさ」における. 第2回量的調査における項目の結論. 物的環境および人的資源は「親」『子ども」r親. ・親子が落ち着ける居場所として継続的に利用. 子関係」と、さらにr地域とのつながり」にお. する傾向が高い。‘‘日常的に利用する”とい. いても価値があると結論付けた。. う定義は妥当でない。. 課題. ・利用者はコミュニケーションを広げ,普段と. 子どもが乳児期にある親子の利用に限定。今. 違う気持ちで子どもを接することを意識し. 後、利用者への継続的な「わかくさ」利用によ. 言葉がけなどに影響している。. る子育て二一ズの変化や子どもへの関わり、家. ・利用者は立地条件のマイナス面を感じながら. 族の変化などについて継続調査する事でrわか. も地域住民が自宅で行っている子育て支援. くさ」の利用効果を明らかにする必要があると. に安心感を持っている。. 考えられる。また地域の子育て家族を対象とし. ・利用者は子育てについて関心が高く,期待感. て、「わかくさ」に対してどのような方向性が求. を持って「わかくさ」にある玩具や絵本で遊. められ,どのような可能性を広げていくべきか. んだり他児と関わったりする。. 探っていきたい。. ・利用者は地域の子育て支援サービスやイベン. トを積極的に活用する傾向がある反面,地域. 主任指導教員 横川和章教授. との繋がりを強く求めない。. 指導教員 佐藤哲也准教授. 一43一.
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