PISA型読解力と国語科授業(二〇〇九年度卒業論文要旨集)
2
0
0
全文
(2) あまんきみこ ﹁白いぼうし﹂研究. 国語科教育学研究室 六四九五 宮崎芙有紀 本研究は、﹁白いぼうし﹂ のファンタジーの特質を生かした. PISA型読解力と国語科授業. 国語科教育学研究室 六五〇二 山田. 本研究の目的は、PISA型読解力を身に付けるためには、. 国語科の授業でどのような活動をすべきかを示すことである。. 聡. 第一章では、PISA型読解力とはどのような力かを、OE CDや文部科学省による定義や、PISA調査の問題をもとに. 指導方法を考察することをねらいとする。 ん︶ の人物像を読みとる指導が主流であることがわかった。現. り出し﹂﹁テキストの解釈﹂﹁熟考﹂﹁評価﹂という四つの力で. 明らかにした。それらより、PISA型読解力とは ﹁情報の取. 先行研究文献や授業実践記録を調査すると、主人公︵松井さ 行の教師用指導書で、この流れを受け継いでいるものもあるが、. 第二章では、子どもたちに必要な読解力とはどのような力か. あると考えた。. この指導方法では、道徳的な読みに終わってしまうなどの問題. を、答申や学力調査の結果から示した。その力とは、テキスト. がある。一方、読芹単元の一部に設定している指導書もあり、 ファンタジーの条件の一つに、現実と非現実の区別があり、. 詳細な読解指導が避けられている傾向にあることがわかった。 二つの世界を行き来する〓疋の法則がある、というのがあるが、. る、発間について述べた。教科書に掲載されている発間とPI. 第三章では、読解力を身に付けさせるための手段の一つであ. を能動的に読み、意見を述べる能力である。. き来する手続きが曖昧に措かれているのが特徴である。つまり、. SA型読解力に対応した発間とを比較して、﹁評価﹂と﹁熟考﹂. あまんきみこの作品は、現実と非現実の区別、さらに両者を行 ﹁白いぼうし﹂をファンタジーとして指導するには、先の条件. 教材を用いて活動を示した。説明的な文章である﹁川の自然﹂. 第四章では、子どもたちに読解力を身に付けさせるために、. が新しい読み解き方であるという考えを捷示した。. という教材をもとに、どのような発間をすべきかを述べた。. いぼうし﹂ の作品構造を理解させる指導が必要であるという結. を満たすべく、非現実への﹁入り口﹂﹁出口﹂などを見出し、﹁白. ににおいを嗅ぐなど、感覚的に作品を捉える学習活動を提案し. ることのできる手段のひとつを示した。. 提示することによって、子どもたちが必要な読解力を身に付け. このように本研究では、説明的な文章の教材において発間を. 論に至った。また、色やにおいの描写に特徴があるので、実際 た。さらに、叙述を基に自由に想像を広げられる発閉を考案し 以上の指導方法で、特質を生かした読みが実現し、ファンタ. た。 ジー作品そのものや読解方法の理解が深まると考える。. 55.
(3)
関連したドキュメント
専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学
一六 三四〇 一九三 七五一九八一六九 六三
七圭四㍗四四七・犬 八・三 ︒ O O O 八〇七〇凸八四 九六︒︒﹇二六〇〇δ80叫〇六〇〇
明治33年8月,小学校令が改正され,それま で,国語科関係では,読書,作文,習字の三教
Analysis of the results suggested the following: (1) In boys, there was no clear trend with regard to their like and dislike of science, whereas in girls, it was significantly
経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を
山本 雅代(関西学院大学国際学部教授/手話言語研究センター長)
本研究科は、本学の基本理念のもとに高度な言語コミュニケーション能力を備え、建学