ネット依存度とパスワード管理意識の関連について
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(2) 情報処理学会第 79 回全国大会. 回答数は 111 であった。過去の調査と比較する と、アンケート ASP サービスを用いた調査とほ ぼ同等の回収率である。この回収率の低さは、 先に問題点として指摘した、意識の低いユーザ ーが回答をサボった可能性が否定できない。 調査結果 ネット依存のスクリーニングテストには、イ ンターネット依存度テスト(IAT)、韓国情報化 振興院が作成した K-スケールの青少年用および 成人用があるが、今回の調査では IAT と K-スケ ール成人用を用いた。IAT の結果は平均 36.83、 標準偏差 11.31 であり、分布は以下の通りであ る。平均的なオンラインユーザーとされるのは 20~39 点であり、60.4%の学生が該当した。. パスワードの強度との関係 次にソーシャルアタックへの耐性を見るため、 連想記憶を基に第三者による推測のしやすさ、 用いた字種によるパスワードの複雑さについて 分析をした。依存度が高くなれば、パスワード の強度もやや高くなっている傾向が見られた。 100% 80% 60% 40% 20% 0% 20‐29. 推測しにくい. 30‐39. 親友レベル. 40‐49. 50‐59. 40‐49 4. 50‐59 60‐69 3 2 1. 友人レベル. 60‐69. 会員登録レベル. 100% 80% 60% 40% 20% 0%. 20 15 10 5 0. 20‐29. 30‐39 5. K-スケールは判定が比較的複雑であるためか、 45.8%の学生が判定を間違えていた。このことか ら K-スケールを用いる際は、判定は分析時に行 まとめ う方が適切であると考えられるが、両者には強 今回、ユーザーを分類する尺度として IAT を い相関関係があったため、IAT のみを尺度として 用いることを試みた。結果としては相関が見ら 用いても差し支えないと考えられる。 れるものの、弱いものであった。尺度の一つと して用いるには使えそうだが、それのみでユー 利用時間との関係 ザーを比較・分類するには材料が不足すると言 IAT のスコアが尺度として使用可能か否か、幾 わざるを得ない結果であった。 つかの設問についてスコアとの関連を分析した。 しかしながら、調査方法が煩雑になったため 情報機器の利用状況において、スマートフォン に関心の低いユーザーが回答を避け、それに伴 などのポータブルデバイスの利用時間、SNS の利 って有効回答が少なくなり、傾向が見えにくく 用時間には、弱いながらも相関が認められた。 なった可能性も否定できない。IAT の設問を調査 紙に取り込むなど、他の手法を検討すると共に、 240 SNS 非SNS 他の尺度についても比較検討することを今後の 180 課題としたい。 120 60 0 20‐29. 30‐39. 40‐49. 50‐59. 60‐69. 参考文献 [1] 八城年伸、「意識調査において実施方法の差 異が与える影響について」、情報処理学会第 78 回全国大会講演論文集(3)、pp513-514、2016. 240 非PC. PC. [2] 「インターネット利用の決定要因と利用実態 に関する調査研究 」、総務省情報通信政策研究 所、2009 年. 180 120 60. 「 ネ ット 依 存 のスク リ ー ニング テ ス ト 」 ( http://www.kurihama-med.jp/tiar/tiar_07.html ) 、 2016/1/11 現在 [3]. 0 20‐29. 30‐39. 40‐49. 50‐59. 60‐69. 3-514. Copyright 2017 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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