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24. インターフェロン療法を外来にて導入したC型慢性肝炎症例の検討(第27回群馬消化器病研究会)

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Academic year: 2021

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23.ダブルバルーン内視鏡(DBE)にて治療し得た Roux-en-Y再 後 胆管結石の1例 水出 雅文,田中 良樹,土田 浩之 山田 俊哉 (群馬大医・附属病院・病態制御内科学) 小畑 力,斉藤 秀一,橋爪 真之 木村 幸,佐川 俊彦,新井 弘隆 高山 尚,阿部 毅彦,榎田 泰明 濱野 郁美,茂木 陽子,小林 克巳 荒川 和久,田中 俊行,富澤 直樹 安藤 立正,小川 哲 (前橋赤十字病院 消化器センター) 胆膵領域の様々な疾患に対して精査・治療目的に内視 鏡的逆行性膵胆管造影法 (以下, ERCP) が施行される. しかし, 術後再 腸管, 特に Roux-en-Y 再 を有する症 例では, 吻合部から盲端部までの距離・屈曲など特殊な 解剖学的特性や術後癒着の影響により内視鏡的アプロー チが困難な例が多く存在する. それゆえ, Roux-en-Y 再 症例に対して ERCPは積極的に施行されず, 経皮的手 技あるいは開腹術が選択されてきた. 近年, 小腸観察・治療目的に開発されたダブルバルー ン内視鏡 (以下, DBE) を用いることで, 術後再 腸管を 有する ERCP困難症例を克服する試みが報告されてい る. 今回, Roux-en-Y 再 後 胆管結石症例に対して DBE (フジノン社製 : EC450BI5)を用いて切石し得た症 例を経験したので症例を提示するとともに, 他施設にお ける DBE を用いた術後再 腸管に対する ERCP (DB-ERCP) 成績を報告する. 【症 例】 82歳 男性 【主 訴】 発熱・上腹部痛 【既往歴】 平成 11年胃癌にて胃 全摘・平成 12年心筋梗塞にてステント留置 (以後, バイ スピリン・ワーファリン内服) 【現病歴】 平成 20年 11 月中旬, 40℃発熱・上腹部痛出現し, 近医受診. 血液検査 上,肝胆道系酵素上昇・炎症高値,腹部 CT にて 胆管結 石を認め. 加療目的に紹介入院となる. 入院当日, 細径大 腸内視鏡を用いて ERCP試みるも Vater乳頭まで到達 できず, 断念. 保存的加療開始し, 全身状態安定後 DBE (フジノン社製 : EC450BI5) を用いた ERCP施行とな る. 以下, 画像提示. DB-ERCPは, DBE 操作による偶発 症 (輸入脚穿孔など)・ERCP関連手技困難性などの問題 点が存在し, 両検査に精通した内視鏡医によるチーム医 療が要求される. しかし, 胆膵疾患に対する内視鏡治療 は外科的治療に比し低侵襲であり, 患者にとっての恩恵 は大きく, DB-ERCP施行症例は増加していくものと思 われる. 24.インターフェロン療法を外来にて導入したC型慢性 肝炎症例の検討 小島 明,小島 猛男 (桐生市医師会 小島内科医院) 【緒 言】 C 型 慢 性 肝 炎 に 対 す る イ ン ターフェロ ン (IFN) 療法は入院管理下に導入されるのが一般的と思わ れる. 今回当院にて IFN 療法を外来にて導入した C 型 慢 性 肝 炎 症 例 に つ い て 検 討 し た の で 報 告 す る. 【対 象】 対象は平成 17年 4月より平成 20年 8月までの間 に当院にて IFN 療法を外来にて導入した C 型慢性肝炎 症例 20例 (男性 8例,女性 12例,年齢 : 47歳∼73歳,平 年齢 59.6±7.48歳). 【HCV群別】 群別 1: 8例,群別 2: 9 例, 判別不能 : 3例 (Genotype1b, 2a, 2b 各々1例ず つ). 【HCV-RNA量】 高ウイルス量 (PCR 法 100KIU/ ml以上, TaqMan 法 5.0LogIU/ml以上): 11例, 低ウイ ル ス 量 : 9 例. 【IFN治 療 歴】 有 8例 (PEG-IFN+リ バビリン : 4例, PEG-IFN 単独 : 3例, IFN-β: 1例), 無 12例. 【IFN治療導入に関しての患者の希望】 IFN 治 療導入を入院管理下に施行するか外来で施行するかは患 者の希望により決定したが, 入院管理下での導入を希望 した 2例は桐生厚生 合病院内科へ紹介した. IFN 治療 の外来導入を希望した 20例の希望理由は, 家 の事情 (主婦で家人の面倒を見なければならない等) が 9 例, 仕 事の都合が 6例, 特に理由はないが入院はしたくないが 5例であった. 【IFN外来導入に向けての準備】 全例予 め他院の眼科と精神科に紹介受診させ眼底異常と鬱病の 有無について確認し, 上部消化管内視鏡検査, 心電図, 胸 部 X 線写真, 甲状腺機能を含む血液生化学検査を施行し た. 【外来導入開始時の IFNの副作用対策】 事前の上 部消化管内視鏡検査の結果や自覚症状の状況等に基き, 適宜 H2ブロッカー又は PPI 及びメトクロプラミドやイ トプリドを投与し消化器症状の出現に備え, また発熱や 関節痛対策としてロキソプロフェンやメフェナム酸を投 与し, にレスキュー用としてドンペリドン座薬とジク ロフェナック座薬を処方した. IFN 投与直前の他, IFN 投与開始 3日後に型どおりの血液検査及び外来診察を施 行した. 患者には何か体調に変化があれば電話連絡する か外来受診するよう指導し, また IFN 投与開始日の夜 7 時∼ 8時頃に電話で副作用や有害事象出現の有無を確認 し た. 【治 療 内 容】 PEG-IFN+リ バ ビ リ ン 17例, PEG-IFN 単独 3例. 【副作用及び有害事象】 通常入 院管理下に置かれていると思われる IFN 投与開始後 2 週間以内に出現した副作用, 有害事象は, 嘔気及び食欲 不振 1例, 38℃以上の発熱 3例, 関節痛 1例, 頭痛 1例, 皮膚掻痒感 1例であり, また治療開始日の暴飲暴食によ る嘔吐が 1例であった. レスキュー用の座薬を 用した のはドンペリドン座薬が 12例, ジクロフェナック座薬 202 第 27回群馬消化器病研究会

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が 9 例あったが, 投与開始 2週間以内に 用したのは, ドンペリドン座薬が 3例, ジクロフェナック座薬が 1例 のみであり, 大部 が IFN 投与開始 2週間後の 用で あった. 治療中断は 4例あり, 理由は転勤によるもの 1 例, 無効のため 1例, 残り 2例が副作用, 有害事象による もので鬱病発症 1例 (投与開始 4ヵ月後), 皮膚蜂窩織炎 (患者が掻破した皮膚より感染) 1例 (投与開始 1ヵ月後) であり, 投与開始後 2週間以内での IFN による重篤な副 作用, 有害事象はなかった. 【治療成績】 IFN 投与終了 後 6ヶ月を経過した 8例の治療成績は SVR4例, NR2例, 再 燃 2例 で あった. 【IFN治 療 助 成 金 制 度 利 用 症 例】 IFN 治療助成金制度利用症例は 14例であるが, うち IFN 治療を外来導入したのは 11例であった. 【結 語】 C 型慢性肝炎に対する IFN 治療 (PEG 型 IFN 治療) は, レスキュー用の座薬の処方など副作用対策を十 に講 じ, 慎重に経過を観察することにより外来導入可能であ ると思われる. 25.当院におけるC型慢性肝炎に対するペグインター フェロモン少量長期療法の検討 高草木智 ,長沼 篤,竝上 昌司 井上 昭基,大塚 修,鏑木 大輔 新井 理記,湯浅 和久,飯田 智広 丸田 栄 (桐生厚生 合病院 内科) 加藤 司 (同 外科) 吉田カツ江 (同 病理) 【目 的】 C 型肝炎患者は高齢化しており, 合併症や治 療開始前の血液検査異常等の理由により, リバビリン (RBV) の併用が困難症例も多い. このような症例に対し ては, ウイルス排除よりも, 肝線維化抑制や発癌抑制を 目指したペグインターフェロン (PEG-IFN) 単独療法が 選択されている. そこで我々は, 標準的な PEG-IFN+ RBV療法が困難な高齢の C 型肝炎患者に対して, PEG-IFN α-2a少量長期療法を行い, 有効性及び安全性につ いて検討した. 【方 法】 標準的 IFN 治療が困難と えられる 70歳以上の C 型慢性肝炎患者 8例 (平 年齢 74.5±2.9 歳) に対し, PEG-IFN α-2aの少量長期投与 (45μg/2∼ 3週 : 1例, 90μg/週 : 1例, 90μg/2∼ 3週 : 5 例, 180μg/2週 : 1例) を行い, 投与開始より 48週後の ALT, AFP値を投与前と比較し, ウイルス陰性化時期や 副作用についても検討を行った. 【成 績】 治療前の ALT が異常値であった症例の 6例中 5例で改善が認め られ, 4例で正常化した. また治療前に AFP高値を示し ていた 1例で, 改善傾向を得られた. ジェノタイプ 1b症 例の 5例中 1例, 2a型症例の 3例中 3例でウイルス陰性 化を得られ,2a型症例のうち 1例では SVR を得られ,他 の 2例もまもなく SVR となる見込みである. 副作用に ついては, 全例で血球減少, 体重減少, 1例で 怠感及び 食欲不振, 1例で発熱を認めたが, 副作用による中止例は な く, ま た HCC の 発 生 も 認 め な かった. 【結 論】 PEG-IFN α-2a少量長期療法は, 副作用が極めて軽微で あり,標準的 IFN 治療が困難な症例においても,ALT や AFP改善を目的とすれば, 十 な効果が得られると え られた. また, ジェノタイプ 2型症例においては SVR が 得られる可能性も高く, 有効な治療と えられた. 26.群馬県における肝炎治療助成制度の現状と問題点 川崎 英弘,津久井 智(群馬県 康福祉部 保 予防課感染症危機管理室) 阿部 毅彦 (前橋赤十字病院 消化器病センター) 高木 (群馬大院・医・病態制御内科) 長嶺 竹明 (群馬大医・保・臨床看護学) 小林 二郎 (群馬県医師会) 【はじめに】 2008年 4月 1日から, 肝炎インターフェロン治療費助 成制度が立ち上がり, 各県に於いて助成制度に対する取 り組みが進められている. 本県でも, 2007年度から助成 制度立ち上げに向けて医師会や医療機関を始め, 行政機 関や関連団体に対する説明会の開催や助成制度申請者に 対する新聞やラジオ等を利用した周知啓発を行ってき た. 今回, 2008年 11月末までの助成制度の進行状況と今 後の問題点をまとめたので, ここに報告する. 【群馬県における肝炎インターフェロン治療費助成の状況】 (1) ジェノタイプ・ウイルス量による申請者内訳 タイプ・量 男 女 計 1H 194 153 347 1L 6 6 12 C 型 2H 89 84 173 2L 30 16 46 C 型小計 319 259 578 B型 1 2 3 タイプ不明 4 2 6 C 型+B型+タイプ不明 計 324 263 587 (2) 保 所別−ジェノタイプ・ウイルス量による申請者 内訳 タイプ・ウイルス量による申請者内訳 203

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