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3月18日 第3回定例会 別紙3(ファイル名:bessi0203-3.pdf サイズ:1.36MB)

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(1)

児童の放課後を豊かにする基本計画(案)

〜すべての児童の放課後を豊かにするための取り組みについて〜

令和2年3⽉

枚⽅市教育委員会

(2)

はじめに

本 市 の 人 口 に つ い て は 、 住 民 基 本 台 帳 人 口 で み る と 、 平 成 21(2009)年 を ピ ー ク に 、 微 減 傾 向 が 続 い て い ま す 。 人 口 減 少 へ の 対 応 と し て 、 国 は 「 ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 長 期 ビ ジ ョ ン 」 (平 成 26 年 12 月 )で 、 「 東 京 一 極 集 中 の 是 正 」 「 若 い 世 代 の 就 労 ・ 結 婚 ・ 子 育 て の 希 望 の 実 現 」 「 地 域 の 特 性 に 即 し た 地 域 課 題 の 解 決 」 の 3 つ の 視 点 を 挙 げ 、 そ の 中 で 「 若 い 世 代 の 就 労 ・ 結 婚 ・ 子 育 て の 希 望 の 実 現 」 に 向 け 、 積 極 戦 略 の 一 環 で あ る 晩 婚 化 、 非 婚 化 対 応 と し て の 「 安 定 的 な 経 済 基 盤 の 確 保 」 と 、 調 整 戦 略 の 一 環 と し て 、 若 い 世 代 の 子 育 て の 希 望 を 実 現 す る 観 点 か ら の 「 子 育 て 支 援 」 「 子 育 て と 就 労 を 両 立 さ せ る 『 働 き 方 』 の 実 現 」 に 向 け た 取 り 組 み の 重 要 性 を 挙 げ 、 特 に 「 子 育 て 支 援 」 は 喫 緊 の 課 題 と し て い ま す 。 一 方 、 子 ど も を め ぐ る 状 況 に 眼 を 向 け る と 、 子 ど も の 貧 困 及 び そ の 連 鎖 、 経 済 的 な 格 差 の 拡 大 と 固 定 化 、 地 域 の つ な が り の 希 薄 化 や 、 3 世 代 世 帯 の 減 少 、 ひ と り 親 世 帯 の 増 加 な ど 、 世 帯 構 造 の 変 化 に 伴 う 困 難 を 抱 え た 親 子 の 孤 立 、 家 庭 の 中 で の 子 ど も の 社 会 性 や 自 立 心 の 育 成 な ど 、 社 会 的 な 課 題 が 明 ら か に な っ て い ま す 。 ま た 、 子 ど も の 成 長 に 必 要 な 要 素 で あ る 自 由 で 自 主 的 な 子 ど も の 「 時 間 」 、 安 全 に 自 由 に 遊 べ る 「 空 間 」 、 異 年 齢 の 集 団 を 含 む 「 仲 間 」 、 い わ ゆ る 「 3 間 ( さ ん ま ) 」 を 確 保 ・ 充 実 し 、 異 年 齢 子 ど も 集 団 の 中 で の 遊 び や 文 化 芸 術 体 験 、 自 然 の 中 で の 豊 か な 体 験 等 を 通 じ て 、 学 力 向 上 や 心 身 の 健 全 な 発 達 に 資 す る こ と が 求 め ら れ て お り 、 こ れ ら の 課 題 は 、 家 庭 、 学 校 だ け で 解 決 で き る も の で は あ り ま せ ん 。 こ れ ま で 地 域 で は 、 子 ど も た ち の 健 や か な 成 長 を 願 い 、 多 く の 地 域 の 方 々 が 、 さ ま ざ ま な 取 り 組 み に 参 画 さ れ て い ま す 。 「 地 域 の 未 来 を 担 う 子 ど も た ち の 成 長 は 、 そ の 地 域 に 住 む 人 々 の 希 望 で あ る 」 こ と を 踏 ま え 、 課 題 解 決 に 向 け て も 、 子 ど も が 家 庭 以 外 で 過 ご す 時 間 が 最 も 長 い 地 域 の 学 校 を 核 と し て 、 行 政 だ け で な く 地 域 も 巻 き 込 み 、 地 域 全 体 で 子 ど も の 教 育 と 子 育 て を 支 援 す る 取 り 組 み が 求 め ら れ て い ま す 。 本 基 本 計 画 は 、 教 育 委 員 会 が 平 成 29 年 9 月 、 児 童 の 放 課 後 対 策 審 議 会 に 対 し て 「 児 童 の 放 課 後 対 策 に 関 す る 基 本 計 画 の 策 定 に つ い て 」 諮 問 を 行 い 、 13 回 に わ た る 同 審 議 会 で の 検 討 結 果 や 、 市 民 等 の 意 見 も 踏 ま え て ま と め た も の で す 。 今 後 は 、 本 計 画 を 活 か し 、 子 育 て 支 援 と 子 ど も の 放 課 後 環 境 の 整 備 に 努 め る こ と で 、 『 子 ど も が 笑 顔 で 健 や か に 成 長 で き る ま ち 枚 方 』 の 実 現 に 向 け 、 放 課 後 対 策 事 業 を 推 進 し て い き ま す 。

(3)

《⽬ 次》

第1章 計画の策定にあたって 1

1.計画策定の趣旨

2.計画の位置付け

3.計画期間

4.計画の策定体制

5.計画の進⾏管理

第2章 枚⽅市の現状と課題 4

1.⼦どもの放課後をめぐる状況

2.留守家庭児童会室事業

3.放課後⾃習教室事業

4.放課後⼦ども教室モデル事業

5.放課後対策関連事業の連携

6.効果的・効率的な運営

第3章 計画の体系 20

1.基本理念

2.基本的な考え⽅

3.児童の⽣活環境の変化に応じた放課後対策の実施

第4章 これからの放課後対策の⽅向性 24

1.留守家庭児童会室事業

2.放課後⾃習教室等事業

3.放課後⼦ども教室事業

4.留守家庭児童会室・放課後⼦ども教室・放課後⾃習教室等の総合的かつ効果的・効率

的な運営と連携

第5章 計画的な放課後環境の整備 26

1.国が掲げる⽬標と現在の本市の状況

2.計画的な放課後環境整備の内容

(資料)児童の放課後対策審議会 委員名簿および審議経過 31

(4)

第1章 計画の策定にあたって

1.計画策定の趣旨

共働き家庭等が直面する「小1の壁(注1)」を打破するとともに、次代を担う生きる力を備えた 人材を育成するためには、全ての児童(注2)が、放課後を安全・安心に過ごし、多様な活動に参加 できる環境整備が不可欠です。 こ れ ま で 教 育 委 員 会 で は 、 児 童 の 放 課 後 環 境 の 整 備 と し て 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 に お い て 、 保 護 者 の 就 労 等 に よ り 保 育 を 必 要 と す る 児 童 に 、 安 全 ・ 安 心 な 放 課 後 の 居 場 所 を 提 供 し 、 ま た 、 放 課 後 自 習 教 室 を 実 施 し て 、 多 く の 児 童 が こ れ を 活 用 し て い ま す 。 今 後 は 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 と 放 課 後 自 習 教 室 に 加 え 、 全 て の 児 童 が 利 用 で き る 、 安 全 ・ 安 心 で 多様な活動や体験ができる居 場 所 を 整 備 す る こ と で 、 全 て の 児 童 に と っ て 、 す こ や か な 成 長 に 必 要 と さ れ る 3 間 を 確 保 ・ 充 実 す る こ と が 必 要 で す 。 教 育 委 員 会 で は 、 こ の 考 え 方 を 踏 ま え 、 平 成 30(2018)年 度 と 令 和 元 (2019)年 度 に 亘 っ て 、 全 児 童 を 対 象 と し た 放 課 後 子 ど も 教 室 モ デ ル 事 業( 注 3 )を 小 学 校 4 校 で 実 施 し 、 課 題 の 抽 出 を 行 う と と も に 、 保 護 者 や 子 ど も た ち に ア ン ケ ー ト 調 査( 注 4 )等 を 行 っ て 、 ニ ー ズ の 把 握 も 行 っ て き ま し た 。 ま た 、 児 童 の 学 力 向 上 の 観 点 か ら 、 従 来 の 放 課 後 自 習 教 室 に 加 え 、 モ デ ル 事 業 実 施 校 に お い て 、 集 団 学 習 教 室 を 試 行 実 施 し て い ま す 。 今 後 、 児 童 の 放 課 後 対 策 を よ り 効 果 的 ・ 効 率 的 に 進 め る た め に は 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 、 放 課 後 自 習 教 室 ・ 集 団 学 習 教 室 ( 以 下 「 放 課 後 自 習 教 室 等 」 と い う 。 ) 、 放 課 後 子 ど も 教 室 及 び 枚 方 子 ど も い き い き 広 場 が 緊 密 に 連 携 し な が ら 運 営 を 行 っ て い く こ と が 必 要 で す 。 以 上 を 踏 ま え 、 全 て の 児 童 の 豊 か な 放 課 後 環 境 を 整 備 す る た め 、 国 の 「 新 ・ 放 課 後 子 ど も 総 合 プ ラ ン 」( 注 5 )や 「 枚 方 市 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 事 業 計 画 」( 注 6 )ほ か 、 関 係 法 令 ・ 計 画 等 を 踏 ま え 、 「 児 童 の 放 課 後 を 豊 か に す る 基 本 計 画 」 を 策 定 し ま す 。 な お 、 「 新 ・ 放 課 後 子 ど も 総 合 プ ラ ン 」 で は 、 ① 放 課 後 児 童 ク ラ ブ( 注 7 )及 び 放 課 後 子 供 教 室( 注 8 )の 一 体 的 な 、 ま た は 連 携 に よ る 実 施 に 関 す る 具 体 的 な 方 策 、 ② 一 体 型 の 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 の 2023 年 度 に 達 成 さ れ る べ き 目 標 事 業 量 、 ③ 小 学 校 の 余 裕 教 室 の 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 へ の 活 用 に 関 す る 具 体 的 な 方 策 等 を 内 容 に 盛 り 込 ん だ 市 町 村 行 動 計 画 等 を 策 定 す る こ と が 示 さ れ て い る こ と か ら 、 本 計 画 は こ れ ら の 観 点 を 踏 ま え た 基 本 計 画 と し ま す 。 放 課 後 自 習 教 室 連 携 放 課 後 子 供 教 室 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 小 学 校 敷 地 内 連 携 連 携 集 団 学 習 教 室 ( 試 行 ) 現 在 の 本 市 の 放 課 後 対 策 学 校 連 携 現 在 の 放 課 後 等 の 事 業 土 曜 日 の 事 業 放 課 後 子 ど も 教 室 モ デ ル 事 業 留 守 家 庭 児 童 会 室 枚 方 子 ど も い き い き 広 場

(5)

2.計画の位置付け

本計画は、国の「新・放課後子ども総合プラン」「子ども・子育て支援法」等、大阪府の「教 育コミュニティづくり」、本市の総合計画や教育振興基本計画等を踏まえ、「枚 方 市 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 事 業 計 画 」との整合を図りながら策定します。 < 国 > ○ ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 長 期 ビ ジ ョ ン 及 び 同 総 合 戦 略 ○ 教 育 振 興 基 本 計 画 ( 第 3 期 ) ○ 地 域 学 校 協 働 活 動 ○ 社 会 教 育 法 ○ 新 ・ 放 課 後 子 ど も 総 合 プ ラ ン ○ 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 法 ○ 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 < 大 阪 府 > ○ 教 育 コ ミ ュ ニ テ ィ づ く り

根 拠

児童の放課後を豊かにす

る基本計画

< 計 画 の 性 格 > 全 て の 児 童 の 豊 か な 放 課 後 環 境 を 整 備 す る た め 計 画

整 合

整 合

< 枚 方 市 > ○ 枚 方 市 総 合 計 画 ○ 枚 方 市 教 育 大 綱 ○ 枚 方 市 教 育 振 興 基 本 計 画 ○ 枚 方 市 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 事 業 計 画 ○ 枚 方 市 ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 出 総 合 戦 略

個々の放課後対策事業

実 施

< 国 の 「 新 ・ 放 課 後 子 ど も 総 合 プ ラ ン 」 等 に 基 づ き 計 画 に 盛 り 込 む べ き 内 容 > ① 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 年 度 ご と の 量 の 見 込 み 及 び 目 標 整 備 量 ② 一 体 型 の 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 の 2023 年 度 に 達 成 さ れ る べ き 目 標 事 業 量 ③ 放 課 後 子 供 教 室 の 2023 年 度 ま で の 実 施 計 画 ④ 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 の 一 体 的 な 、 又 は 連 携 に よ る 実 施 に 関 す る 具 体 的 な 方 策 ⑤ 小 学 校 の 余 裕 教 室 等 の 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 へ の 活 用 に 関 す る 具 体 的 な 方 策 ⑥ 放 課 後 児 童 ク ラ ブ 及 び 放 課 後 子 供 教 室 の 実 施 に 係 る 教 育 委 員 会 と 福 祉 部 局 の 具 体 的 な 連 携 に 関 す る 方 策 ⑦ 配 慮 を 必 要 と す る 児 童 へ の 対 応 に 関 す る 方 策 ⑧ 地 域 の 実 情 に 応 じ た 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 開 所 時 間 の 延 長 に 係 る 取 り 組 み ⑨ 各 放 課 後 児 童 ク ラ ブ が 、 以 下 ( ※ ) に 記 載 し た 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 役 割 を さ ら に 向 上 さ せ て い く た め の 方 策 ⑩ 以 下 ( ※ ) に 掲 げ た 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 役 割 を 果 た す 観 点 か ら 、 各 放 課 後 児 童 ク ラ ブ に お け る 育 成 支 援 の 内 容 に つ い て 、 利 用 者 や 地 域 住 民 へ の 周 知 を 推 進 さ せ る た め の 方 策 等 ( ※ ) 放 課 後 児 童 ク ラ ブ は 、 単 に 保 護 者 が 労 働 等 に よ り 昼 間 家 庭 に い な い 小 学 校 に 就 学 し て い る 児 童 を 授 業 の 終 了 時 に 預 か る だ け で な く 、 児 童 が 放 課 後 児 童 支 援 員 の 助 け を 借 り な が ら 、 基 本 的 な 生 活 習 慣 や 異 年 齢 児 童 等 と の 交 わ り 等 を 通 じ た 社 会 性 の 習 得 、 発 達 段 階 に 応 じ た 主 体 的 な 遊 び や 生 活 が で き る 「 遊 び の 場 」 「 生 活 の 場 」 で あ り 、 子 ど も の 主 体 性 を 尊 重 し 、 子 ど も の 健 全 な 育 成 を 図 る 役 割 を 負 っ て い る も の で あ る こ と を 踏 ま え 、 こ う し た 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 役 割 を 徹 底 し 、 子 ど も の 自 主 性 、 社 会 性 等 の よ り 一 層 の 向 上 を 図 る 。

(6)

3.計画期間

本計画の計画期間は、令和2(2020)年度から令和6(2024)年度までの5年間とします。 これは、本計画が「枚方市子ども・子育て支援事業計画」と整合を図る必要があり、同計画の次期 計画期間が、令和2(2020)年度から令和6(2024)年度までであることから、これに期間を合わせる ものです。

4.計画の策定体制

(1)児童の放課後対策審議会における審議

本計画の策定にあたっては、児童福祉や社会教育、地域コミュニティ等さまざまな分野の関係 者で構成する「児童の放課後対策審議会」において審議を行い、幅広い意見交換を行いました。

(2)ニーズ調査の実施

本計画の策定にあたり、市民の意見を反映するため、小学生及びその保護者を対象にアンケー トを実施しました。 児童の放課後の過ごし方に関する調査(以下「児童の放課後の過ごし方調査」と表示)は、市 立小学校全 45 校の2年生と4年生の各1クラスを指定し、児童とその保護者それぞれを対象とし て実施しました。また、留守家庭児童会室の利用等に関するアンケート調査(以下「留守家庭児 童会室利用調査」と表示)は、市立小学校全 45 校の留守家庭児童会室に入室している児童とその 保護者を対象に実施しました。 区分 実施時期 配布数 有効回収数 有効回収率 児童の放課後の過ごし方調査 平成 28 年 11 月 5,128 4,633 90.3% 留守家庭児童会室利用調査 平成 29 年 10 月 8,126 7,230 89.0% 放課後子ども教室モデル事業 利用者アンケート 平成 30 年 11 月 児童 543 243 44.8% 保護者 543 258 47.5% 平成 31 年 2 月 児童 572 217 37.9% 保護者 572 229 40.0% 令和元年 9 月 児童 1,524 548 36.0% 保護者 1,524 595 39.0%

(3)意⾒募集の実施

令和元年 11 月 30 日(土)から 12 月 19 日(金)[20 日間] 意見提出者数:7人 意見項目数:19 項目

5.計画の進⾏管理

本計画に基づく児童の放課後対策推進の検証については、外部有識者で構成する「児童の放課 後対策審議会」において行います。また、進捗状況は、市ホームページ等で公表し、周知を図り ます。 枚方市子ども・子育て支援事業計画 児 童 の 放 課 後 を 豊 か に す る 基 本 計 画 平 成 27 年 度 ~ 令 和 元 年 度 ( 5 年 間 ) 令 和 2 年 度 ~ 令 和 6 年 度 ( 5 年 間 ) (次期)枚方市子ども・子育て支援事業計画

(7)

第2章 枚⽅市の現状と課題

1.⼦どもの放課後をめぐる状況

(1)⼦育て環境

①現状

a.本市の⼈⼝の将来予測

本 市 の 人 口 の 将 来 予 測 を 見 る と 、 総 人 口 の 減 少 に 伴 い 、 生 産 年 齢 人 口 と 年 少 人 口 が 減 少 し て い く 一 方 で 、 老 年 人 口 は 増 加 し 、 総 人 口 に 占 め る 老 年 人 口 の 割 合 は 令 和 元 年 の 27.9% か ら 令 和 31 年 の 42.8% へ と 増 加 す る と 予 測 さ れ て い ま す 。

b.⼥性・男性の労働⼒率の推移(昭和 60 年・平成 22・27 年⽐較)[国勢調査]

女 性 ・ 男 性 の 労 働 力 率 の 推 移 を 見 る と 、 女 性 の 子 育 て 期 の 労 働 力 率 が 比 較 的 低 い 傾 向 は 見 ら れ る も の の 、 そ の カ ー ブ は フ ラ ッ ト に 近 づ き つ つ あ り 、 ま た 、 年 を 追 う ご と に 女 性 の 労 働 力 率 全 体 の 向 上 が 見 ら れ 、 男 性 に 近 づ い て き て い ま す 。 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 S60 H22 H27 ( 女 性 ) 労 働 力 率 (%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 S60 H22 H27 ( 男 性 ) 平 成 27 年 国 勢 調 査 よ り (%) 労 働 力 率 枚 方 市 人 口 推 計 調 査 の 概 要 [令 和 元 年 ]よ り ( 人 ) ( 年 齢 ) 老 年 人 口 生 産 年 齢 人 口 年 少 人 口 生 産 年 齢 人 口 割 合 老 年 人 口 割 合 年 少 人 口 割 合 401,785 395,557 384,377 370,167 352,146 332,683 314,183 54.9% 27.9% 12.7% 42.8% 47.3% 9.9%

(8)

c.総世帯数に占める 3 世代世帯の割合の推移(平成 12 年・22 年・27 年⽐較)

[国勢調査]

②課題

本市の将来人口予測では、総人口・年少人口ともに減少し、総人口に占める生産年齢人口も 減少していくと予想されており、活力ある枚方市を維持・発展させていくためには、人口増加 や生産年齢人口の増加に大きく関係する子育て世代をターゲットにした、魅力的なまちづくり が求められています。 また、3世代世帯の減少が続き、家庭内で放課後の子どもの見守りが可能な環境を確保する ことが難しい状況の中で、男性に比べ、子育て期の女性の就業率が低い現状を踏まえると、年 齢を問わず、女性が働きやすい環境の整備に取り組んでいくことが求められています。

(2)児童の放課後の過ごし⽅

枚方市教育委員会では、平成 28 年度に市立小学校全 45 校の2年生・4年生及びその保護者を 対象に、「児童の放課後の過ごし方に関する調査」( 注 9 )を実施しました。 そこで明らかになった、児童の放課後(授業がある日)の過ごし方の概要は次のとおりです。 10.1 7.1 5.7 0 2 4 6 8 10 12 H12 H22 H27 総 世 帯 数 に 占 め る 3 世 代 世 帯 の 割 合 平 成 27 年 国 勢 調 査 よ り (%) 34.6 32.4 27.6 20.1 19.8 18.9 26.9 27.9 31.9 8.9 8.7 7.6 9.4 11.1 14.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% H27 H22 H12

一般世帯の家族類型別割合の推移

平 成 27 年 国 勢 調 査 よ り 単 独 世 帯 ▼ 夫 婦 の み 世 帯 ▼ 夫 婦 と 子 ど も か ら 成 る 世 帯 ▼ ひ と り 親 と 子 ど も か ら 成 る 世 帯 ▼ 3 世 代 世 帯 を 含 む そ の 他 の 世 帯 ▼ 上 記 は 家 族 類 型 別 割 合 の 推 移 を 示 し た グ ラ フ で す 。 単 独 世 帯 ( 世 帯 員 が 一 人 の 世 帯 。 単 身 世 帯 、 シ ン グ ル 世 帯 と も 言 う ) が 増 加 す る 一 方 で 、 子 ど も の い る 世 帯 は 減 少 し て お り 、 3 世 代 世 帯 が 含 ま れ る 「 そ の 他 の 世 帯 」 も 減 少 し て い ま す 。 右 は 全 世 帯 の 中 か ら 3 世 代 世 帯 だ け を 抽 出 し て グ ラ フ 化 し た も の で 、 同 世 帯 は 年 々 減 少 し て お り 、 共 働 き 世 帯 や ひ と り 親 世 帯 が 祖 父 母 に わ が 子 の 見 守 り を 期 待 す る こ と が 難 し い 状 況 に あ る こ と が わ か り ま す 。

(9)

①現状

a.留守家庭児童会室への⼊室状況

(事業内容等については P11 を参照)

b.放課後⾃習教室への出席状況

(事業内容等については P13 を参照)

c.学習塾への通塾状況

入室中 14% 入室経 験あり 20% 入室経 験なし 64% 無回答 2% ( 4 年 生 ) 週1日以 上出席 28% 毎週で はない が出席 6% 出席し ていな い 64% 無回答 2% ( 2 年 生 ) 週1日 以上出 席 13% 毎週で はない が出席 5% 出席し ていな い 80% 無回答 2% ( 4 年 生 ) 週1日 以上通 塾 18% 毎週で はない が通塾 0% 通塾し ていな い 81% 無回答 1% ( 2 年 生 ) 週1日 以上通 塾 26% 毎週で はない が通塾 1% 通塾し ていな い 71% 無回答 2% ( 4 年 生 ) 入室中 29% 入室経 験あり 7% 入室経 験なし 62% 無回答 2% ( 2 年 生 ) 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人

(10)

d.習い事への通い状況

e.留守家庭児童会室や放課後⾃習教室、塾・習い事等の時間以外の放課後の過ごし⽅

( 2 年 生 ) ( 4 年 生 ) 週5日 6% 週4日 10% 週3日 20% 週2日 28% 週1日 36% [週 1 回 以 上 参 加 の 内 訳 ]( 2 年 生 ) 週5日 8% 週4日 12% 週3日 17% 週2日 32% 週1日 31% [週 1 回 以 上 参 加 の 内 訳 ]( 4 年 生 ) 0.0% 0.4% 0.6% 1.4% 1.7% 2.0% 2.2% 2.8% 4.1% 4.5% 6.6% 7.8% 7.9% 15.4% 17.2% 20.9% 34.0% 35.7% 39.6% 55.8% 無回答 地域活動 散歩 生き物飼育 インターネット ショッピング 音楽を聞く 楽器演奏 自転車 その他 外遊び等 家族と外遊び 読書 お絵かき・工作等 勉強 家族と室内遊び 各種ゲーム機 友達と室内遊び テレビ・ビデオ 友達と外遊び等 ( 2 年 生 ) 0.0% 0.1% 1.0% 1.0% 1.2% 2.3% 2.7% 3.1% 4.2% 5.3% 5.3% 8.5% 9.8% 10.5% 13.8% 19.3% 36.2% 36.7% 41.5% 59.1% 無回答 地域活動 自転車 散歩 ショッピング 生き物飼育 家族と外遊び 楽器演奏 その他 インターネット 音楽を聞く 外遊び等 家族と室内遊び お絵かき・工作等 読書 勉強 友達と室内遊び 各種ゲーム機 テレビ・ビデオ 友達と外遊び等 ( 4 年 生 ) 回 答 人 数 856 人 回 答 人 数 854 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人

(11)

f.放課後の友達との遊び

放課後に友達と遊ぶことがあるかと問うたところ、2年生の 82%、4年生の 86%が「あ る」と回答しました。「ある」と回答した児童に、放課後の友達との遊びについて問うた結 果は次のとおりです。

(1)何⼈の友達と遊ぶか

(2)よく遊ぶ学年

(3)家の中と外と、どちらで遊ぶことが多いか

なお、友達との遊びの内容について問うた、上記とは別の関連質問の結果を見ると、家の 中では、2年生・4年生ともゲーム機遊び、外遊びでは2年生は公園の遊具遊びや伝承遊び、 4年生はスポーツや集団遊びをすることが多いことがわかっています。 2人 21% 3人~4 人 52% 5人~6 人 15% 7人~ 9人 5% 10人以 上 3% 無回答 4% ( 2 年 生 ) 2人 18% 3人~4 人 52% 5人~6 人 19% 7人~ 9人 4% 10人 以上 3% 無回答 4% ( 4 年 生 ) 同じ 学年 82% 違う 学年 12% 無回答 6% ( 2 年 生 ) 同じ 学年 86% 違う 学年 10% 無回答 4% ( 4 年 生 ) 家の中 26% 外 69% 無回答 5% ( 2 年 生 ) 家の中 26% 外 70% 無回答 4% ( 4 年 生 ) 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,179 人

(12)

g.これからの放課後の過ごし⽅についての希望

これからの放課後の過ごし方に関して、いくつかの事例を示し、それぞれについて、これま で以上に時間を増やしたいかどうかを児童に聞いたところ、それぞれの事例で一番多かった希 望は次のとおりです。

(1)児童の希望

項目 2年生 4年生 外遊び 増やしたい(46.5%) 増やしたい(40.1%) 友達と過ごす時間 増やしたい(45.5%) 増やしたい(46.7%) 家族と過ごす時間 増やしたい(44.8%) 今までどおり(39.4%) 学習塾への通塾 今までどおり(62.0%) 今までどおり(68.1%) 地域活動 今までどおり(61.2%) 今までどおり(62.2%) 習い事(文化系) 今までどおり(59.8%) 今までどおり(68.7%) 家での勉強 今までどおり(52.5%) 今までどおり(53.0%) 野外活動や仕事体験などの体 験活動 今までどおり(52.2%) 今までどおり(55.4%) 習い事(スポーツ系) 今までどおり(49.8%) 今までどおり(53.2%) テレビ・ビデオ観賞 今までどおり(49.7%) 今までどおり(50.0%) 読書 今までどおり(45.4%) 今までどおり(38.1%) テレビゲーム等を除く室内遊 び 今までどおり(44.4%) 今までどおり(52.1%) 家事の手伝い 今までどおり(44.4%) 今までどおり(49.2%) テレビゲーム等 今までどおり(41.0%) 今までどおり(45.2%) (注)上記は、選択肢①増やしたい、②少し増やしたい、③今までどおり、④少し減らしたい、 ⑤減らしたい、の中から、もっとも比率の高かった選択肢を表示している。

(2)保護者の希望

項目 2年生 4年生 読書 増やしたい(43.3%) 増やしたい(43.2%) 家事の手伝い 少し増やしたい(46.5%) 少し増やしたい(43.9%) 家での勉強 少し増やしたい(38.8%) 少し増やしたい(37.1%) テレビゲーム等を除く室内遊 び 今までどおり(78.2%) 今までどおり(77.7%) 地域活動 今までどおり(69.7%) 今までどおり(68.0%) 習い事(文化系) 今までどおり(69.1%) 今までどおり(71.8%) 学習塾への通塾 今までどおり(68.4%) 今までどおり(65.8%) 習い事(スポーツ系) 今までどおり(62.9%) 今までどおり(71.0%) 家族と過ごす時間 今までどおり(59.9%) 今までどおり(61.9%) 友達と過ごす時間 今までどおり(49.5%) 今までどおり(55.5%) テレビ・ビデオ観賞 今までどおり(48.6%) 今までどおり(47.4%) テレビゲーム等 今までどおり(47.1%) 今までどおり(40.4%) 外遊び 今までどおり(46.0%) 今までどおり(49.4%) 野外活動や仕事体験などの体 験活動 今までどおり(41.4%) 今までどおり(46.1%) 回 答 人 数 1,143 人 回 答 人 数 1,179 人 回 答 人 数 1,139 人 回 答 人 数 1,172 人

(13)

h.調査の⾃由記述欄からわかる保護者の主なニーズ

(全児童対象の放課後対策関係) ・3季休業期間中や土・日曜日の放課後プログラムもほしい ・用意されたプログラムではなく、子ども同士で考えて遊ぶ経験が子どもの成長にとって は必要であり、そのための環境整備が重要 ・放課後に学校で、無料または格安で習い事(スポーツ・学習等)ができるようにしてほ しい ・保護者の就労状況等にかかわらず、放課後に気軽に子どもを預かってくれる制度がほし い (学校開放関係) ・放課後児童が一度帰宅することなく、そのまま自由に子どもたちだけで運動場・体育館 を使用できるようにしてほしい ・運動場を 16 時 30 分~18 時 30 分頃まで開放してほしい ・土・日曜日・3季休業期間中も運動場・体育館を開放してほしい ・放課後に自由に宿題や時間つぶしができる部屋を用意してほしい (遊び場関係) ・近所にボール遊びが自由にできる遊び場がほしい ・子どもが周囲に気兼ねせず、自由に安全に遊べる遊び場が近所にほしい (学⼒・体⼒向上関係) ・授業についていけない子どもや基礎を押さえておきたい子どものための補習授業を放課 後にしてほしい ・英語やパソコンが学べる放課後プログラムを希望 ・無料か格安で楽しく体を動かすさまざまなプログラムを用意してほしい (放課後⾃習教室) ・放課後自習教室の開室日数と時間帯を増加してほしい

②課題

半数以上の児童は、留守家庭児童会室にも放課後自習教室にも通っていません。学校外でも、 学習塾へ通う児童は少なく、また、習い事に通う児童は7割を超えるものの週1~2回が半数 以上を占めています。また、放課後に友達と遊ぶ場合は、同年齢の児童3~4人とともに外で 遊ぶことが多くなっています。このような状況の中で、児童は、外遊びや友達と過ごすさらな る時間を求めています。 保護者は、児童に読書や家事の手伝い、家庭での勉強の時間を多くして欲しいと希望し、学 校での補習授業や放課後自習教室の開室日数と時間帯の増加を望んでいる一方で、自由記述欄 に見るように、児童が自由に遊べる環境整備も求めています。 また、3季休業期間中や土・日曜日の放課後プログラムや保護者の就労状況等にかかわらず、 放課後の子どもたちが安心して過ごせる場所の確保も求めています。

(14)

2.留守家庭児童会室事業

(1)現状

近 年 の 社 会 経 済 状 況 に 伴 う 少 子 化 の 進 行 や 核 家 族 化 の 進 展 、 共 働 き 家 庭 ・ ひ と り 親 家 庭 の 増 加 な ど 子 育 て 支 援 へ の ニ ー ズ が 増 加 ・ 多 様 化 す る 中 、 平 成 25 年 ま で の 数 年 間 、 3,000 人 程 度 で 推 移 し て き た 入 室 児 童 数 が 、 平 成 28 年 度 3,906 人 、 対 象 を 5 年 ま で に 拡 充 し た 平 成 29 年 度 は 4,431 人 、 全 学 年 に 拡 充 し た 平 成 30 年 度 は 4,706 人 、 平 成 31 年 度 は 4,859 人 と な る な ど 留 守 家 庭 児 童 会 室 の 入 室 児 童 数 は 年 を 追 う ご と に 増 加 し て い ま す 。 入 室 児 童 数 の 増 加 に 対 応 す る た め 、 弾 力 運 営 に よ る 定 員 増 を は じ め 、 ハ ー ド ・ ソ フ ト 両 面 に わ た る 取 り 組 み を 進 め 、 毎 年 1 月 末 ま で に 入 室 申 し 込 み の あ っ た 全 児 童 を 受 け 入 れ る な ど 、 入 室 児 童 に 必 要 な 遊 び 及 び 生 活 の 場 を 提 供 し て い ま す 。

(2)課題

核家族化や地域のつながりの希薄化が進むとともに、共働き家庭の増加や就労形態が多 様 化 す る 中 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 で は 、 今 後 も 入 室 児 童 数 の 増 加 傾 向 が 継 続 す る こ と が 想 定 さ れ ま す 。 保 護 者 の 子 育 て に 対 す る 孤 立 感 や 不 安 感 、 負 担 感 を 緩 和 し 、 安 心 し て 子 ど も を 預 け る こ と が で き る 環 境 が 求 め ら れ て お り 、 運 営 を 担 う 職 員 の 確 保 を は じ め 早 急 な 対 応 が 必 要 と な っ て い ま す 。 ま た 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 運 営 に 必 要 な 専 用 施 設 に つ い て は 、 こ の 間 、 「 留 守 家 庭 児 童 会 室 施 設 整 備 計 画 」 に 基 づ く 施 設 整 備 並 び に 老 朽 化 対 策 に 取 り 組 ん で き ま し た が 、 今 後 は 、 学 校 施 設 の 活 用 に よ る 効 果 的 ・ 効 率 的 な 整 備 に 取 り 組 ん で い く 必 要 が あ り ま す 。 ・ H29 5 年 生 ま で に 拡 大 ・ H30 全 学 年 を 対 象

(15)

【⼊室児童数の推移(平成 23 年度〜平成 30 年度)】

平 成 23 年 度 の 入 室 児 童 数 3,129 人 に 対 し 、 平 成 30 年 度 の 4 月 1 日 入 室 児 童 数 は 4,706 人 と な る 等 、 入 室 児 童 数 の 増 加 は 著 し い 。

◆留守家庭児童会室の利⽤等に関するアンケート調査結果(概要)

(平成 29 年度 10 ⽉) 留 守 家 庭 児 童 会 室 の 利 用 等 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 は 、 入 室 し て い る 児 童 の 利 用 実 態 や 他 の 放 課 後 等 の 活 動 へ の 参 加 状 況 と 、 今 後 、 本 市 に お い て 実 施 を 検 討 し て い る 全 て の 児 童 を 対 象 と す る 放 課 後 の 活 動 に 対 す る ニ ー ズ を 把 握 し 、 本 基 本 計 画 の 策 定 に あ た り 、 必 要 な デ ー タ 収 集 を 行 う た め に 実 施 し ま し た 。 そこで明らかになった、保護者の主なニーズは次のとおりです。

a. 留守家庭児童会室を利⽤する⽬的や、利⽤して良いと思うこと

1 年 生 か ら 4 年 生 対 象 平 成 29 年 度 か ら は 5 年 生 ま で 、 平 成 30 年 度 は 、 全 学 年 が 入 室 対 象

(16)

b.調査の⾃由記述欄からわかる保護者の主なニーズ

(⻑期休暇中のみの利⽤について) ・春 、 夏 、 冬 休 み の み の 留 守 家 庭 児 童 会 室 の 受 け 入 れ を し て ほ し い 。 ・学年があがって平日の利用は必要がなくなってきているが、長期休業日、代休日に 利 用 し た い の で 入 室 し て い る 。 ・高学年になると、留守家庭児童会室を嫌がるが、夏休みなど一人で過ごさせるのは 心 配 で あ る た め 、 長 期 休 暇 時 だ け で も 通 室 が で き れ ば 助 か る 。 ・高学年になると、数時間であれば、一人で過ごすことができると思うが、長期休暇 ( 春 、 夏 、 冬 休 み ) に 10 時 間 以 上 、 一 人 で 過 ご さ せ る の は 不 安 。 ・3季休業中の保育のために、入室をやめることができない。 (⼟曜⽇開室について) ・土曜日も仕事があるので、毎週開室してほしい。 ・土曜日開室が年に数回では、保護者の実際の勤務体制に合わない。全ての土曜日が 難 し く て も 、 隔 週 で の 開 室 を 考 慮 し て ほ し い 。 ・不規則な土曜日開室であると、予定を立てることができず、結局仕事を休みにしな け れ ば な ら な い 。 ・土曜日の臨時開室は、年に数回で、日程もわかりづらいので、どのように利用した ら よ い か わ か ら な い 。

3.放課後⾃習教室等事業

(1)現状

市 内 全 小 中 学 校 に お い て 、 主 に 平 日 の 放 課 後 の 時 間 を 利 用 し て 行 っ て い る 学 習 支 援 活 動 。 児 童 ・ 生 徒 の 学 習 意 欲 を 高 め 、 自 学 自 習 力 を 育 む と と も に 基 礎 学 力 の 向 上 を 図 る た め 、 個 々 の 理 解 度 に 応 じ た プ リ ン ト 学 習 や タ ブ レ ッ ト 学 習 が で き る 学 習 コ ン テ ン ツ を 活 用 し 、 各 学 校 の 実 態 に 応 じ て 、 年 間 80 日 程 度 、 開 室 し て い ま す 。 小 学 校 で は 、 退 職 教 員 や 地 域 人 材 、 大 学 生 等 を 「 や る 気 ン グ リ ー ダ ー 」 と し て 配 置 す る と と も に 、 令 和 元 年 度 の 2 学 期 か ら 民 間 委 託 に よ る 学 習 支 援 員 を 配 置 し て お り 、 児 童 へ の 学 習 支 援 を 行 っ て い ま す 。

【実績(⼩学校)】

平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 開 室 日 数 3,302 日 3,816 日 3,721 日 1 校 平 均 開 室 73.4 日 84.8 日 82.7 日 延 べ 参 加 児 童 数 92,032 人 97,644 人 91,774 人 1 日 平 均 参 加 人 数 27.9 人 25.6 人 24.7 人 や る 気 ン グ リ ー ダ ー 活 用 人 数 163 人 164 人 164 人

(17)

平 成 30 年 度 は 、 大 阪 北 部 地 震 、 台 風 21 号 の 影 響 等 も あ り 、 小 学 校 45 校 全 体 の 年 間 開 室 日 数 は 3,721 日 と 、 平 成 29 年 度 の 年 間 開 室 日 数 3,816 日 か ら 比 べ る と 減 少 し て お り 、 こ の こ と に 伴 い 参 加 児 童 数 も 延 べ 97,644 人 か ら 91,774 人 へ と 減 少 し て い ま す 。 学 校 ご と の 開 催 日 数 は 、 最 大 が 97 日 で 最 小 が 60 日 (平 成 30 年 度 )で あ り 、 1 校 当 り の 平 均 開 催 日 数 は 年 間 82.7 日 と な り 、 大 半 の 学 校 で 週 2 日 か ら 3 日 以 上 開 室 し て い ま す 。

(2)課題

「 や る 気 ン グ リ ー ダ ー 」 に つ い て は 、 学 校 に よ っ て 登 録 人 数 が 少 な い と こ ろ が あ り 、 地 域 人 材 の 安 定 し た 確 保 が 課 題 と し て 挙 げ ら れ ま す 。 ま た 、 今 後 は 、 今 年 度 試 行 実 施 す る 、 民 間 委 託 に よ る 学 習 支 援 員 の 活 用 に お け る 効 果 検 証 等 を 踏 ま え 、 本 教 室 に お い て 、 よ り 効 果 的 な 学 習 教 室 の 実 施 に つ い て 検 討 を 進 め て い く 必 要 が あ り ま す 。

4.放課後⼦ども教室モデル事業

(1)概要

①趣旨

次 代 を 担 う 人 材 の 育 成 や 、 子 ど も に と っ て 望 ま し い 「 放 課 後 」 の 実 現 の た め 、 全 て の 児 童 が 、 放 課 後 等 を 安 全 ・ 安 心 に 過 ご す こ と が で き る 環 境 整 備 が 求 め ら れ て い ま す 。 こ う し た 中 、 平 成 30 年 度 に 全 児 童 対 策 を 試 行 的 に 実 施 す る こ と に よ り 、 利 用 者 ( 児 童 ・ 保 護 者 ) ニ ー ズ の 実 態 や 事 業 の 効 果 、 実 施 に 係 る 課 題 及 び 経 費 等 を 分 析 ・ 検 証 し 、 本 基 本 計 画 に 反 映 さ せ る こ と を 目 的 と し て 、 「 放 課 後 子 ど も 教 室 モ デ ル 事 業 」 ( 以 下 「 モ デ ル 事 業 」 と い う 。 ) を 実 施 し ま し た 。

②運営の概要

a.モデル事業実施校

市 立 小 学 校 4 校 ( 蹉 跎 小 学 校 ・ 山 田 小 学 校 ・ 津 田 小 学 校 ・ 樟 葉 北 小 学 校 )

b.モデル事業の運営

モデル事業は、民間委託により行い、受託事業者が派遣する統括責任者、運営指導員、安 全指導員、教室指導員により運営

c.モデル事業の実施期間とその内容

実施期間 内容 第1クール 平 成 30 年 10 月 1 日 ~ 11 月 17 日 体育館・図書室・指定専用室での児童の活動を 支援する事業 第2クール 平 成 30 年 11 月 19 日 ~ 平 成 31 年 2 月 16 日 第1クールの内容に体験活動・助言等を加えた 事業 第3クール 令 和 元 年 7 月 22 日 ~ 8 月 24 日 第2クールの内容を夏季休業期間中に実施する 事業

(18)

(2)実施結果

①実績

[A] 在 籍 児 童 数 ( 人 ) ( 注 10) [B] 平 均 利 用 登 録 者 数 ( 人 ) [C] 登 録 率 ( % ) ( B / A ) [D] 実 施 日 数 ( 日 ) [E] 延 参 加 児 童 数 ( 人 ) [F] 1日平均参加 児童数 (人) (E/D) 第 1 ク ー ル 蹉 跎 487 183.7 37.7 22 556 25.3 山 田 200 103.4 51.7 22 568 25.8 津 田 616 138.9 22.5 22 692 31.5 樟 葉 北 274 78.2 28.5 22 198 9.0 小 計 1,577 504.2 32.0 88 2,014 91.6 第 2 ク ー ル 蹉 跎 487 208.4 42.8 50 1,055 21.1 山 田 200 110.9 55.5 50 1,081 21.6 津 田 616 159.9 26.0 51 1,269 24.9 樟 葉 北 274 83.8 30.6 51 442 8.7 小 計 1,577 563.0 35.7 202 3,847 76.3 第 3 ク ー ル 蹉 跎 475 202.6 42.7 27 957 35.4 山 田 200 81.3 40.7 27 510 18.9 津 田 584 127.4 21.8 27 654 24.2 樟 葉 北 265 88.1 33.2 25 379 15.2 小 計 1,524 499.4 33.0 106 2,500 93.7 合 計 蹉 跎 483 198.2 41.0 99 2,568 25.9 山 田 200 98.5 49.3 99 2,159 21.8 津 田 605 142.1 23.5 100 2,615 26.2 樟 葉 北 271 83.4 30.8 98 1,019 10.4 合 計 1,559 522.2 33.5 396 8,361 84.3

(19)

②放課後⼦ども教室の利⽤傾向とニーズ

(注11)

a. 児童

( 以 下 回 答 人 数 217 人 )

(1)利⽤した学年 (2)留守家庭児童会室に⾏っているか

(3)利⽤する頻度 (4)利⽤して楽しかったか

(5)⾏ってみてよかったこと (6) 何が楽しかったか

(7) どんなことがしたいか (8)こんな⼦ども教室があればいい

1年生 29% 2年生 25% 3年生 19% 4年生 16% 5年生 7% 6年生 4% 行っ てい る 22% 行っ てい ない 78% 週に 1回 8% 週に 2回 13%週に 3回 6% 週に 4回 9% 毎日 10% ときど き(月 1~2 くら… 2~3 回は 行った 18% 行か なかっ た 11% とても 楽しい 48% 楽しい 30% 普通 19% あまり 楽しく ない 2% 楽しく ない 1% 友達が増 えた 15% 学校に行 くのが楽 しくなった 12% 友達と遊 ぶ時間が 増えた 25% 「○○小 こども教 室」の先 生と仲良 くなった 20% いろいろ な体験活 動ができ た 14% 留守家庭 児童会室 の友達と 遊べた 9% そのほか 2% とくに、よ かったと 思うこと はなかっ た 3% 校庭や体 育館でし たボール 遊び 23% 工作教室 や英語の 教室 6% 縄跳びや ハンカチ 落としなど の遊び 8% 子ども教 室の先生 と遊んだこ と 18% 友達と一 緒に宿題 ができたこ と 23% オセロや ゲーム、 折り紙をし たこと 15% 図書館の 本を読ん で過ごした こと 3% そのほか 4% 楽しかった ことはな かった 0% 校庭や 体育館な ど広い場 所でもっ と遊びた かった 25% もっとい ろいろな 体験や工 作、ゲー ムなどを やってほ 遊び道 具がもっ とあれば 子ども教 室の先 生が優し い人だっ たらよ そのほ か 6% とくに、こ うだった らよかっ たのにと 思うこと はなかっ た 20%

(20)

b. 保護者

(1)満⾜度 (2)「満⾜」「やや満⾜」の理由

(3)「やや不満」「不満」の理由 (4)望ましい実施形態

(3)課題

①放課後⼦ども教室の全⼩学校を対象とした実施

モデル事業を実施した結果、留守家庭児童会室に通っていない多くの児童が参加し、児童・ 保護者ともに満足度が高かったため、全児童を対象とした放課後子ども教室のニーズが高いこ とが明らかとなりました。また、児童の日常の放課後の時間の過ごし方を見ると、多くの児童 が習い事に週1~2回通い、時間があるときは、同学年の児童3~4人という少人数で、外で 遊ぶことが多く、異年齢の児童同士で遊ぶ機会は多くないことがわかりました(注12)。次代を 担う児童の健全な育成を図るためには、安全・安心な放課後環境の中で、多くの異年齢の児童 と関わりながら過ごすために必要な「 3 間 ( 時 間 、 空 間 、 仲 間 ) 」 の 確 保 が 求 め ら れ て い ま す 。 留 守 家 庭 児 童 会 室に 通 う 児 童 に は 、 一 定 そ の 環 境 が 整 備 さ れ て い ま す が 、 す べ て の 児 童 に こ の 環 境 を 提 供 す る た め に は 、 放 課 後 の 遊 び の 機 会 を 提 供 す る 、 放課後 子ども教室の設置が必要です。 モデル事業は、4小学校で実施しましたが、本格実施にあたっては、各地域の状況や児童・ 保護者のニーズに配慮しながら、行政サービスを受ける機会の公平性の確保の観点からも、市 立小学校全 45 校を対象とした実施が求められます。 満足 41% やや 満足 33% 普通 19% やや 不満 7% 不満 0% 外遊びの時間が増えた 66 友達が増えた 31 その他 17 いろいろなことに積極的 に取り組むようになった 10 自分で考え、工夫して遊 ぶようになった 9 いろいろな体験活動に参 加できた 39年下の子(弟や妹を含 む)の面倒を見るように なった 5 学校に行くことを楽しみ にするようになった 25 他のクラスや違う学年の 友達と遊ぶ機会が増えた 48 テレビを見たりゲームを する時間が減った 46 学習や読書の時間が増 えた 19 (数値はアンケート回答数) 学校のことをよく話すよう になった 16 86 学校で自由な時間を過ご すことができた 運営スタッフが少ないの で安全面に不安がある 5 3 他の施設(図書館、特別 教室など)も自由に開放 してほしい 5 学習面の指導をもっとし てほしい 3 施設の自由解放だけで なく、スポーツや遊びのメ ニューを充実してほしい 9 (数値はアンケート回答数) 出席カードのシステムが 煩雑 運営スタッフの対応に不 満がある 7運営スタッフが子どもに 関わる時間を増やしてほ しい 1 保護者への報告・連絡を 確実にしてほしい 0 低学年も参加しやすいよ うに、運営を工夫してほし い 0 学習面の指導がある 69 その他 12 見守り体制がしっかりし ていて安心できる 100 放課後は毎日開催してい る 110 (数値はアンケート回答数) 夏休みや冬休みなど長 期休業中に開催している 152 様々な体験ができる教室 がある 119 スポーツや運動の指導 がある 64 子ども教室への出席や 下校がメールで届く連絡 体制がある 54 回 答 人 数 229 人

(21)

②ニーズを踏まえた効果的・効率的な放課後⼦ども教室の実施

モデル事業後に行ったアンケート結果を見ると、児童は、放課後子ども教室で、校庭や体育 館等で友達と遊んだり、さまざまな体験をしたいと望んでいます。前記(P5)の「児童の放課後 の過ごし方に関する調査」においても、児童は「外遊び」や「友達と過ごす時間」を増やした いと望んでいることがわかりました。また、保護者に対する同アンケート結果では、望ましい 放課後子ども教室の姿として、「夏休みや冬休みなど長期休業中に開催している」ことが最も ニーズが高く、前記(P12)の「留守家庭児童会室の利用等に関するアンケート」結果を見ても、 留守家庭児童会室に子どもを通わせる最も多い理由は、「春・夏・冬休みにも利用できるか ら」です。 これらのニーズや、現在留守家庭児童会室の入室者が増加傾向にあり、放課後児童クラブ (留守家庭児童会室)と放課後子供教室(放課後子ども教室・放課後自習教室等)の一体的な 運用が求められていること、また、財源確保の面で課題がある中で、市立小学校全 45 校での放 課後子ども教室の本格実施にあたっては、効果的・効率的な実施の観点から、検討が必要です。

5.放課後対策関連事業の連携

(1)現状

放課後児童クラブ(留守家庭児童会室)と放課後子供教室(放課後子ども教室・放課後自習教 室等)のそれぞれの事業間での連携の形については、教育委員会内のそれぞれの担当課間で連絡 調整を行うとともに、放課後子ども教室に参加していた児童を事業スタッフが留守家庭児童会室 まで送り届け、必要な情報交換を行うなど、現場の担当者間での連絡調整を行っています。 また、土曜日に放課後子ども教室を実施する際には、既存の枚方子どもいきいき広場との実施 日程の重複を避けるため、相互に情報交換を行っています。

(2)課題

①学校の教育活動・放課後児童クラブ(留守家庭児童会室)・放課後⼦供教室(放課

後⼦ども教室・放課後⾃習教室等)の連携・調整体制の構築

現 在 の 主 な 連 携 体 制 に つ い て は 、 現 場 で の 日 常 の 各 事 業 運 営 の 中 で 、 子 ど も の 安 全 ・ 安 心 の 確 保 を 目 的 と し て 、 そ れ ぞ れ の 担 当 者 間 で 必 要 な 情 報 交 換 を 行 っ て い る 状 況 で す 。 学 校 の 活 用 可 能 な 教 室 は 、 放 課 後 自 習 教 室 等 と と も に 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 や 地 域 の 活 動 に も 使 用 さ れ て お り 、 今 後 は 放 課 後 子 ど も 教 室 と し て の 利 用 も 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。 今 後 さ ら に 各 事 業 の 利 用 者 が 増 加 し た 場 合 、 活 用 可 能 な 教 室 不 足 の 事 態 も 考 え ら れ 、 限 り あ る 教 室 の 有 効 活 用 に あ た っ て は 、 学 校 と の 連 携 ・ 調 整 が 欠 か せ ま せ ん 。 ま た 、 校 庭 や 体 育 館 の 使 用 に あ た っ て も 同 様 で す 。 留 守 家 庭 児 童 会 室と 放 課 後 子 ど も 教 室 は 、 そ れ ぞ れ 福 祉 施 策 と 教 育 施 策 と し て 実 施 し て お り 、 本 来 の 事 業 目 的 は 異 な り ま す が 、 放 課 後 の 児 童 に 友 達 と 遊 ぶ 機 会 を 提 供 し て い る 点 で 共 通 し て お り 、 両 者 の 緊 密 な 連 携 に よ り 、 相 互 に 事 業 効 果 を 高 め る こ と が 期 待 で き る た め 、 こ れ ま で 以 上 の 連 携 が 求 め ら れ て い ま す 。 モ デ ル 事 業 実 施 時 に は 、 留 守 家 庭 児 童 会 室へ の 引 継 ぎ に 課 題 が あ っ た と の 指 摘 も あ り 、 児 童 の 安

(22)

児 童 の 安 全 ・ 安 心 の 確 保 に あ た っ て は 、 防 災 、 緊 急 時 対 応 の 観 点 か ら 、 緊 急 時 対 応 マ ニ ュ ア ル の 策 定 と と も に 、 避 難 訓 練 等 に お け る 連 携 等 の 具 体 化 も 求 め ら れ ま す 。 放 課 後 に お け る 学 習 面 を 支 え る 放 課 後 自 習 教 室 等 は 、 留 守 家 庭 児 童 会 室 や 放 課 後 子 ど も 教 室 の 開 設 時 間 帯 と 同 時 間 帯 に 実 施 し て お り 、 児 童 の 学 力 向 上 と 、 豊 か な 遊 び や さ ま ざ ま な 体 験 の 二 つ の 価 値 の 間 で 、 両 者 を ど の よ う に バ ラ ン ス よ く 組 み 合 わ せ る か な ど 、 緊 密 な 連 携 の 中 で の 検 討 が 必 要 で す 。

②それぞれの事業効果を⾼めるための情報交換と総合的な事業運営

放課後児童クラブ(留守家庭児童会室)・放課後子供教室(放課後子ども教室・放課後自 習教室等)それぞれが、効果的・効率的に事業効果を高めるためには、それぞれの事業を担 当する部署が、個別に事業内容を検討・実施するだけでなく、各事業の枠を超えた情報交換 を行い、それぞれでプログラムへの参加を働きかけることで、事業の相乗効果により、全児 童の放課後環境を充実させようとする姿勢が重要です。各事業の実施に当たっては、枚方子 どもいきいき広場を含む、小学校内で実施している全ての放課後対策事業等を視野に入れて、 互いに事業内容の調整を行うなど、総合的で効果的・効率的な事業運営を目指すことが必要 です。

③スタッフのスキルの向上

児童の放課後環境の充実を図るためには、児童や保護者のニーズを踏まえた各種事業を用 意するだけでなく、質の高いサービスを提供することができるスキルの高いスタッフを配置 することが重要です。OJT(On the Job Training[業務を通じ行う教育訓練])や、それ ぞれの事業内容に沿った各種研修の実施などに努めることにより、児童が「自己肯定感」を 持ち、各種のストレスにも上手に対処できる生きる力を備えられるよう、よりスキルの高い スタッフを養成・配置する必要があります。 また、さまざまな知識・経験・技術等をお持ちの地域人材の活用も質の高いサービス提供 に貢献するものです。

6.効果的・効率的な運営

留守家庭児童会室及び放課後自習教室については、小学校 45 校で実施していますが、今後、児 童の自由で自主的な活動を尊重しながら、運営手法等の見直しを図るなど、さらなる効果的・効 率的な運営に努めることが必要です。 放課後子ども教室の本格実施にあたっては、本市の財政状況、全児童を対象とした放課後対策 の必要性、児童・保護者のニーズ、留守家庭児童会室登録児童や放課後自習教室登録児童を含む 放課後子ども教室への児童の参加状況等を踏まえ、実施する期間・回数・時間帯・各事業間での 連携の形等について精査した上で、実施に移すことが必要です。 また、留守家庭児童会室や放課後自習教室の運営手法の見直しを行い、放課後子ども教室も含 めた総合的な運営により効率化を図るとともに、事業の実施にあたっては、事業を組み合わせる ことにより、事業効果をさらに高め、経費の抑制に努めながら、児童の発達課題に応じた主体性 の育成を目的として、児童の放課後対策を進める必要があります。

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第3章 計画の体系

1.基本理念

「 放 課 後 」 と は 文 字 通 り 「 課 業 か ら 解 放 さ れ た 後 の 時 間 」 を 意 味 し 、 子 ど も た ち に と っ て の 自 発 的 、 自 主 的 な 諸 活 動 が 行 わ れ る 自 由 な 時 空 間 で す 。 本 市 で は 、 放 課 後 を 単 に 授 業 終 了 後 の 時 間 と 捉 え る の で は な く 、 「 学 校 教 育 法 に 基 づ き 、 学 校 の 教 育 課 程 と し て 行 わ れ る 教 育 活 動 に 参 加 し て い な い 児 童 ・ 生 徒 の 時 間 」 と 捉 え 、 土 曜 日 や 三 季 休 業 期 間 中 を 含 む も の と 考 え ま す 。 こ う し た 自 由 な 時 空 間 で 、 仲 間 と と も に 思 い 思 い の 遊 び を 行 っ た り 、 一 緒 に 宿 題 や 学 習 を し た り 、 時 に は ゆ っ く り と し た 時 間 を 過 ご し た り す る こ と に よ っ て 、 子 ど も た ち は 学 力 を 向 上 さ せ 、 ま た 、 仲 間 の 大 切 さ や 同 年 齢 ・ 異 年 齢 の 仲 間 と の 人 間 関 係 の 構 築 の 仕 方 や 、 自 分 た ち で ル ー ル を 作 り 、 自 分 た ち で 自 主 的 に ル ー ル を 守 る こ と な ど を 理 屈 で は な く 体 験 と し て 学 び 、 自 主 性 や 社 会 性 、 創 造 性 と い っ た 諸 能 力 を 自 ら 育 ん で 、 生 き る 力 を 身 に 付 け て い き ま す 。 こ の 自 由 な 時 空 間 で の 仲 間 と 過 ご す 体 験 不 足 が 、 現 在 の 児 童 の 発 達 に さ ま ざ ま な 影 響 を 与 え て い ま す 。 次 代 を 担 う 子 ど も に と っ て 、 今 、 求 め ら れ て い る の は 、 そ の 発 達 段 階 に お い て 、 誰 も が 経 験 し て お く べ き 、 自 由 な 時 空 間 で 仲 間 と と も に 過 ご す 豊 か な 時 間 と 場 で す 。 以 上 か ら 、 本 市 で は 、 学 校 の 敷 地 内 で 、 安 全 ・ 安 心 な 環 境 を 整 え 、 留 守 家 庭 児 童 会 室、 放 課 後 子 ど も 教 室 、 放 課 後 自 習 教 室 、 枚 方 子 ど も い き い き 広 場 が 緊 密 に 連 携 し な が ら 、 児 童 の 自 主 性 や 社 会 性 、 創 造 性 等 の 育 成 に 重 要 な 役 割 を 果 た す 、 仲 間 と と も に 自 由 に 過 ご す 時 間 と 場 を 放 課 後 の 児 童 に 提 供 す る こ と で 、 児 童 が 豊 か な 放 課 後 を 自 ら 創 造 で き る 環 境 の 整 備 に 努 め ま す 。

2.基本的な考え⽅

(1)すべての児童が⾃発的、⾃主的な諸活動を⾏うことができる環境の整備

①すべての児童の安全・安⼼な居場所の確保

地 域 社 会 の 中 に 、 放 課 後 の す べ て の 児 童 に と っ て 安 全 で 安 心 し て 過 ご す こ と が で き る 場 所 が あ る と い う こ と は 、 地 域 社 会 の 中 に 児 童 に と っ て の “ 居 場 所 ” が 存 在 す る こ と を 意 味 し ま す 。 そ こ に 行 け ば 自 由 に 過 ご す こ と が で き 、 共 に 遊 ぶ こ と が で き る 友 だ ち が い る 場 所 が あ る こ と が 、 豊 か な 放 課 後 環 境 整 備 の 第 一 歩 で す 。 本 市 で は 、 自 由 に か つ 自 主 的 に 創 造 力 を 働 か せ な が ら 活 動 で き る 子 ど も の 時 間 、 安 全 に 自 由 に 遊 べ る 空 間 、 同 年 齢 だ け で な く 、 異 年 齢 の 児 童 も 含 む 仲 間 の 3 間 の 確 保 ・ 充 実 に 向 け 、 学 校 敷 地 の 中 に 、 放 課 後 の 遊 び や 様 々 な 体 験 活 動 が で き る 環 境 を 目 的 意 識 を 持 っ て 確 保 し ま す 。

②発達段階に応じた主体的な遊びや⽣活ができる環境の確保

す べ て の 児 童 に と っ て の 豊 か な 放 課 後 を 整 備 す る に 際 し て は 、 「 日 常 生 活 に 必 要 と な る 基 本 的 な 生 活 習 慣 を 習 得 し 、 発 達 段 階 に 応 じ た 主 体 的 な 遊 び や 生 活 の で き る

~子どもの「放課後」を豊かに~

放課後の創造

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環 境 の 確 保 」 と い う 機 能 が 十 分 に 担 保 さ れ る 必 要 が あ り ま す 。 小 学 生 の 時 期 は 、 学 校 の 先 生 や 保 護 者 等 よ り も 友 達 を 大 事 に し 始 め る 時 期 で 、 自 分 た ち を 指 導 す る 先 生 や 指 導 者 、 保 護 者 か ら 集 団 の 形 で 自 立 し て 、 仲 間 だ け で 群 れ て 遊 ぶ よ う に な る 時 期 で す 。 こ の 子 ど も 集 団 は 、 そ れ ぞ れ の 自 発 的 な 協 働 と 同 意 に よ っ て 行 動 を 決 め 、 同 じ 権 利 を 持 ち 、 同 じ 責 任 や 義 務 を 負 う 、 公 平 が 支 配 す る 集 団 で す 。 こ の 集 団 に お け る 自 主 的 な 規 則 の 制 定 と 自 立 的 な 規 則 の 尊 重 と い う 体 験 が 、 子 ど も の 自 立 を 促 す 重 要 な 役 割 を 果 た し ま す 。 放 課 後 子 ど も 教 室 や 留 守 家 庭 児 童 会 室 で は 、 こ の 発 達 段 階 を 意 識 し て 、 児 童 の 自 由 な 仲 間 と の ふ れ あ い や 、 遊 び を 通 じ た 社 会 性 や 自 立 性 の 育 成 を 目 指 す と と も に 、 枚 方 子 ど も い き い き 広 場 に お い て 体 験 活 動 を 実 施 し 、 子 ど も の 興 味 や 関 心 な ど の 好 奇 心 を ひ き つ け 、 子 ど も の 可 能 性 を 広 げ 、 健 や か な 成 長 を 促 し ま す 。 ま た 、 配 慮 を 要 す る 児 童 の 参 加 に 適 切 に 対 応 す る た め 、 そ れ ぞ れ の 事 業 の 内 容 に 応 じ た 必 要 な ス タ ッ フ の 配 置 等 、 体 制 の 整 備 を 行 い ま す 。

(2)児童が⾃発性、⾃主性を発揮することができるような働きかけ

児 童 の 心 と 身 体 を 健 や か に 成 長 ・ 発 達 さ せ て い く た め に は 、 児 童 の 自 主 性 を 尊 重 し な が ら 、 発 達 過 程 や 状 況 に 応 じ て 、 柔 軟 か つ 多 様 に 関 わ る 存 在 が い る こ と が 有 効 で す 。 放 課 後 子 ど も 教 室 で は 、 と き に 児 童 に 遊 び や 生 活 文 化 、 伝 承 文 化 等 を 伝 え 、 楽 し さ や く や し さ を 共 感 し あ い 、 孤 立 し て い る 児 童 同 士 を つ な げ て い っ た り 、 児 童 の ト ラ ブ ル の 解 決 を 援 助 し た り 、 児 童 が 予 測 ・ 回 避 で き な い よ う な 危 険 を 取 り 除 き 安 全 を 確 保 し 、 時 に は あ え て 距 離 を 置 き 、 温 か く 見 守 る な ど 、 多 様 な か か わ り を 行 う 、 児 童 と の 関 わ り に つ い て 見 識 の あ る ス タ ッ フ を 配 置 し て 、 必 要 な 働 き か け を 行 い 、 児 童 の 発 達 を 促 し ま す 。

①多様な関わりを⾏う⼤⼈の存在の必要性(遊びの⽀援、トラブルの回避)

ス タ ッ フ の 配 置 に あ た っ て は 、 児 童 と の 多 様 な 関 わ り を 可 能 と す る た め に 、 (1)直 接 的 に 児 童 に 関 わ る た め の 知 識 と 技 能 を 有 し た ス タ ッ フ 、 (2)様 々 な 文 化 や 技 術 を 児 童 に 伝 承 す る こ と が で き る ス タ ッ フ 、 (3)(1)と (2)を つ な ぎ 全 体 を コ ー デ ィ ネ ー ト し て い く ス タ ッ フ ( コ ン シ ェ ル ジ ュ 的 な 機 能 を 担 う ) を 配 置 し 、 三 者 が 連 携 し て 事 業 効 果 を 高 め ま す 。

②⼦どもの権利を守り、具現化するための⼤⼈の連携

放 課 後 子 ど も 教 室 モ デ ル 事 業 は 、 民 間 事 業 者 に 運 営 を 委 ね ま し た が 、 地 域 の 中 に は 、 枚 方 子 ど も い き い き 広 場 の 関 係 者 な ど 、 さ ま ざ ま な ノ ウ ハ ウ や ネ ッ ト ワ ー ク を お 持 ち の 大 人 が お ら れ ま す 。 こ れ ら 大 人 の マ ン パ ワ ー や ネ ッ ト ワ ー ク を 活 用 す れ ば 、 さ ら に 放 課 後 子 ど も 教 室 の 中 身 を 充 実 さ せ る こ と が 可 能 で す 。 今 後 は 、 こ れ ら の 人 材 の 活 用 に つ い て も 検 討 を 進 め る と と も に 、 子 ど も の 成 長 ・ 発 達 に 関 わ る 「 子 ど も の 最 善 の 利 益 の 尊 重 ( 児 童 福 祉 法 ) 」 「 心 身 と も に 健 康 な 国 民 の 育 成 ( 教 育 基 本 法 ) 」 「 障 害 の 有 無 に 拠 ら な い 共 生 社 会 の 実 現 ( 障 害 者 差 別 解 消 法 ) 」 と い う 理 念 を 包 含 し た “ 子 ど も の 権 利 ” を 守 り 、 具 現 化 し て い く た め に 必 要 な 大 人 の 連 携 と 協

(25)

力 と い う 考 え 方 も 念 頭 に 、 ソ ー シ ャ ル イ ン ク ル ー ジ ョ ン ( 社 会 的 包 摂 )( 注 1 3 )の 視 点 も 踏 ま え 、 児 童 の 放 課 後 対 策 の 充 実 に 努 め ま す 。

3.児童の⽣活環境の変化に応じた放課後対策の実施

児童の生活環境が激しく変化し、3 間 の 喪 失 が 指 摘 さ れ て 久 し い 状 況 下 に お い て 、 安全・ 安心な環境を確保し、児童の豊かな放課後環境を整備することは、児童の育成支援、健全育成等 に関わる行政をはじめ、保護者、地域住民すべての責務や願いです。 また、人口と労働人口が減少しつつある現在において、活力あるわが国と本市の維持・発展の ためには、生産年齢人口に占める勤労者の割合の増加が必要です。児童の豊かな放課後環境の整 備にあたっては、児童の保護者が働きやすい環境整備の視点も欠かせません。 こ の よ う に 、 児 童 の 放 課 後 対 策 は 、 放 課 後 に お け る 児 童 を 対 象 と し た 社 会 教 育 の 問 題 で あ る だ け で な く 、 保 護 者 が 安 心 し て 働 け る よ う 、 児 童 が 放 課 後 を 安 全 ・ 安 心 に 、 か つ 豊 か に 過 ご す 環 境 を 提 供 し 、 児 童 の 育 成 支 援 や 発 達 保 障 、 子 育 て 支 援 を 行 う 社 会 福 祉 の 問 題 で も あ り ま す 。 以上を踏まえ、本市では、安全・安心な環境を確保しやすく、広い運動スペースや児童が過ご す居室が確保できる地域の中の学校に着目し、新たに全児童を対象とした放課後子ども教室の本 格実施と、同じく学校で実施している既存の留守家庭児童会室や放課後自習教室、枚方子どもい きいき広場との総合的な放課後対策の実施に向け、それぞれの事業目的や本市の財政状況等を踏 まえながら、検討を進めます。

[児童の⽣活領域と放課後対策]

家 庭

学 校

地 域

放 課 後 児 童 ク ラ ブ

( 家 庭 の 役 割 ) [ 国 は 、 学 校 敷 地 内 へ の 設 置 を 推 進 ] 厚 生 労 働 省 所 管

生 活 ・ 家 庭 教 育

遊 び ・ 課 外 学 習

・ 地 域 活 動 等

放 課 後 子 供 教 室 ( 全 児 童 対 象 )

( 子 ど も 仲 間 の 地 域 で の 自 発 的 ・ 自 主 的 な 活 動 の 一 部 ) [ 国 は 、 学 校 敷 地 内 で の 活 動 を 推 進 ] 文 部 科 学 省 所 管

学 校 教 育

放 課 後 児 童 ク ラ ブ 登 録 児 童 は 、 行 き 来 が 可 能 課 外 学 習 は 、 学 習 塾 な ど 、 学 校 の 授 業 ・ 家 庭 学 習 以 外 の 自 主 学 習 や 体 験 学 習 ( 枚 方 い き い き 広 場 な ど ) 等 を 指 す 全 て の 児 童 が 安 全 ・ 安 心 な 場 所 で 、 大 人 の 見 守 り ・ 働 き か け の も と 、 自 発 的 ・ 自 主 的 に 活 動 で き る 場 を 提 供 [ 期 待 す る 効 果 ] ・ 児 童 の 自 主 性 ・ 社 会 性 等 の 育 成 ・ 児 童 の 学 力 向 上 留 守 家 庭 等 の 児 童 に 家 庭 で の 生 活 ・ 家 庭 教 育 環 境 と 同 様 の 機 能 を 提 供 [ 期 待 す る 効 果 ] ・ 児 童 の 発 達 保 障 ・ 子 育 て ・ 就 労 支 援 校 庭 ・ 体 育 館 ・ 活 用 可 能 教 室 の 開 放 等 で 放 課 後 対 策 を 支 援

(26)

[本市における児童の豊かな放課後環境整備のイメージ]

留 守 家 庭 児 童 会 室

放 課 後 児 童 ク ラ ブ

総合型放課後事業

学 校 教 育

連 携

学 校 敷 地 内

放 課 後 自 習 教 室 等

放 課 後 子 ど も 教 室

放 課 後 子 供 教 室

全 児 童 が 対 象

学 力 向 上 自 主 性 ・ 社 会 性 の 育 成 発 達 保 障 、 子 育 て ・ 就 労 支 援 そ れ ぞ れ の 事 業 目 的 を 踏 ま え た 連 携 ・ 協 働 の 形 を 構 築

児 童 の 学 力 向 上

児 童 の 自 主 性 ・ 社 会 性 等 の 育 成

児 童 の 発 達 保 障

子 育 て ・ 就 労 支 援

「 安 全 ・ 安 心 な 『 空 間 』 で 、

『 仲 間 』 と 過 ご す 『 時 間 』 」

( 3 間 ) を す べ て の 児 童 に 用

意 す る こ と で 、 現 代 の 児 童 に

も 、 豊 か な 放 課 後 を 体 験 し て

も ら う こ と が 必 要

児童が自ら放課後を

創造できる環境の整備

こ の 考 え 方 を 具 体 化

児 童 の 放 課 後 対 策 に お い て

求 め ら れ て い る も の

四 事 業 の 総 合 的 な 連 携 ・ 協 働 体 制 に よ る 相 乗 効 果 と コ ス ト の 抑 制 こ れ を 実 現 す る に は

求 め ら れ て い る の は

枚 方 子 ど も い き い き 広 場

自 主 性 ・ 社 会 性 の 育 成

(27)

第4章 これからの放課後対策の⽅向性

1.留守家庭児童会室事業

平成 30 年9月に国が示した「新・放課後子ども総合プラン」では、「放課後児童クラブと放課 後子ども教室を小学校内で一体型として1万箇所以上で実施」、「両事業を新たに整備等する場 合には学校施設を徹底的に活用」などの目標が掲げられています。 このような中、放課後子ども教室の本格実施を見据え、留守家庭児童会室の実施趣旨や目的を 踏まえつつ、民間活力等も含めた様々な実施手法や効果的な施設整備、開室日時など事業スキー ムの構築について検討を行います。 近年、留守家庭児童会室の利用ニーズが拡大し、その実施場所の確保が課題となる中、入室児 童数の増加に対応するため、早い段階から実施場所の確保に向けた調整を実施してきました。今 後も引き続き、各児童会室の利用ニーズを踏まえ、必要な調整を適宜実施していきます。 運営における職員確保については、市広報紙「広報ひらかた」、市ホームページのほか、民間 求人誌(広告やフリーペーパー)の活用等この間取り組んできた手法に加え、民間求人サイトの 活用などに取り組みます。 職員の資質向上については、発 達 段 階 に 応 じ た 主 体 的 な 遊 び や 生 活 が で き る よ う に 子 ど も た ち の 援 助 を 行 う た め 、 引 き 続 き 、 職 員 研 修 に 取 り 組 み ま す 。 施設整備については、これまで取り組んできた、普通教室の改修、普通教室の借用(改修な し)、児童が使用している更衣室の半分の改修と残り半分のタイムシェアリング活用、特別教室 のタイムシェアリング活用等に取り組むとともに、良好な授業中の学習環境と放課後の保育環境 を併せ持つ校舎整備に取り組みます。 これら育成支援等の内容については、各留守家庭児童会室に設置されている保護者会に対し、 懇談会等を通じて周知を行います。

2.放課後⾃習教室事業

放課後自習教室は、平成 20 年度から児童・生徒の自学自習力の育成や基礎学力の向上を目的と して実施してきました。小学校において実施されている事業内容が、国庫補助対象の要件を備え ていることから、平成 23 年度からは放課後子ども教室としての位置づけを行った上で、事業を継 続しています。 令和元年度(2019 年度)は、本教室のさらなる充実に向け、これまで配置をしてきた退職教員 や地域人材、大学生等による「やる気ングリーダー」に加えて、専門的な知識や技能を持つ学習 支援員を民間委託により2学期から配置し、児童の学習支援を行いました。また、放課後子ども 教室モデル事業実施校の4校において、集団学習教室を試行実施し、放課後における最適な学習 環境の実現に向けて検証を進めてきました。 今後、新たな放課後子ども教室のあり方を検討するにあたっては、現行の放課後自習教室の目 的とその効果を十分に踏まえた上で、放課後子ども教室のプログラムとの役割分担等を検討して いく必要があります。検討にあたっては、子どもたちの学習意欲を高め、自学自習力を育むとと もに、新学習指導要領で求められている資質・能力の育成を図るといった目的を踏まえ、放課後 子ども教室と放課後自習教室が相乗効果を発揮できるような実施手法を検討していきます。

参照

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