看護学生のコミュニケーション基礎力に関する研究 : 早期離職要因との関連
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(2) 2)質問紙の分析結果. コミュニケーションの問題では、7割以上が悩ん. (1)看護職に対する意識. だことなどの経験があることがわかった。. 質間は、①早期離職問題の周知 ②仕事に誇りが. 群別にみると、C群がA・B群に比べて有意に. もてる ③看護師以外の資格取得の意向 ④な. 高い。これは、演習や臨地実習を経験し、学生自. りたいと思ったきっかけ ⑤働き続ける自信が. 身がコミュニケーションの問題を自覚するため. あるについてである。結果、看護職に対する職業. であると考えられる。. 意識は高いことがわかった。しかしr働き続ける. また、(3)のコミュニケーションに関する伝達手. 自信」はA群86.8%、B群76.6%、C群59.5%. 段との開係においては、特に「ことば」と「近言. と教育を受けた年数が上がるほど低下した。これ. 語」に相関がみられ、「話すこと」に対して苦手. は、専門科目の増加や演習・臨地実習の経験が増. 意識があることが明らかになった。. えることで、徐々に現実と向き合う結果となり、. (4)・2自由記載の要約. 早期離職の一因でもあるリアリティショックに. 悩みでは、コミュニケーションの基本である 「話す」「伝える」が苦手であり、B・C群では実. 結びつくのではないかと考えられる。. 習場面での悩みが多く挙げられていた。気を付け. (2)コミュニケーションに関する意識. ①コミュニケーションの概念的な意識 ②言語. ていることは、非言語的コミュニケーションに関. 的コミュニケーション③非言語的コミュニケー. する内容が顕著に多く偏りがあった。難しいと思. ションに分類した。(全くそう思う<5点>から全. うことは、相手に対する態度や言語的コミュニケ. く違う<1点>までの5件法とした). ーションに関することであった。. 重要・有用とする回答は平均4点以上である。. 4.まとめ. しかし、具体的な内容については平均4点未満に. 今回の調査結果では、意識レベルとしてはコミ. なった。この傾向はABC群でも同様であり、コ. ュニケーションが重要だと認識しているが、現状. ミュニケーションを重要と考えてはいるが、日常. 問題として、①表現すること(話す・伝える)が. 的には意識が低い傾向にあると考えられる。. 苦手である。②言語的コミュニケーション(こと. (3)コミュニケーションに関する伝達手段. ばの使い方)は難しいと考える傾向がある。③非. 伝達手段についての意識は、言語的コミュニケ. 言語的コミュニケーションに偏りがある。などコ. ーションに関する項目は平均4点以上あるが、非. ミュニケーションの基礎カが弱いことが明らか. 言語的コミュニケーションに関する項胃はすべ. になったと言える。専門的な学習が進み、実習を. て平均4点未満であった。「ことば」は難しいと. 経験することがコミュニケーションの悩みや苦. する一方rことば」を補う上で重要である非言語. 手意識を増大させている。. 的コミュニケーションに関しては、身体的動作、. 看護学教育では、基礎教育が非常に重要であり、. 近言語、空間共に関心が低いと考えられる。. 基礎教育の上にスキルを段階的に積み重ねてい. (4)・1コミュニケーションの具体的な問題. かなけれぱならない。コミュニケーション教育も 同様で、学生はまず自分自身のコミュニケーショ. 表3に示したとおり、3項目について尋ねた。 (人教)%. 表3 質問項目 友人や家魔、学校生ミ舌でコミュ:ケー. 全体 i180). A群 i61). 8群 iη). 72.8. 55.7. 79.2. コ…ユニケーションをとるときI二気 つ1千ていることがある. 81.2. 60.7. 93.5‡. コミュニケージ目ンをとるとき1こ難 オいことがある. 80.6. 63.9. 87.0. Vョンについて悩んだことがある. C群 i42). ンカを把握することが必要である。その上で、 個々の気づきを促し、適時性のある取り組みを具. 85.7^. 体化することが今後の課題である。 90.5. 92.5‡. ’P<O.05. 一44五一. 主任指導・指導教員. 服部範子.
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