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高機能広汎性発達障害児の話し合いスキルに関する研究 : 小集団での話し合い場面における合意形成のための支援方法の検討

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Academic year: 2021

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(1)   高機能広汎性発達障害児の話し合いスキルに関する研究 一小集団での話し合い場面における合意形成のための支援方法の検討一 特別支援教育学専攻   心身障害コース. M玉0107A山口綾乃 I.問題と目的. 一州。3 し合い君酬一お 日程.  本研究では、高機能広汎性発達障害児で構成さ. 回話L会いのテ}. 思揖鮭. ’ん芒 ’師サバ 山10 iけ一上皇喪めよう」. 苗  ギーム. 支 向春. け 司. 支螢内審. ム. 偏し台いω進行術纈竈奏1. M. 希冒{一るゲー上に杏自培師捜看を路るよう{こし. 丁. 誼聾自監㍑雌 正山置. れた小集団を対象に、員戸・萬木・武部ら(2009)や. た. 一■著書班血る鮒か筍…1己戻定ゆ■を識定ノ語. 、頂ジ中二・ケ}一.  !一. 笠原・川上・冨胆(2010)等の先行研究で行われた支. Bll…雛士鮒繍蛎 ’11董一酸曲姑1. し銚吻‘行】. 鰯’蚊.舳毛暦些迎鱗鍋. 覇睡.晦童ダー釧を.寄い.董卓幅書を韻め. 蛆. サ.・・一. 竈・,㌔㍑苗二一望. T. 箒轟、童r・、争…=王華島{主記酷.竈螂師中iこ. 【榊たい唱者が預敦いた一人の一. 援方法をもとに、話し合い活動を行った。そこで、. {伝言ゲーム〕を入れ、そ呵願書を炭め昌古窟を 決めるようにした。. ジ ン じ. 一自分㊥着1を撮寛するj1芒設定一雷し合い切遺. 合意することが可能であるか、またそこから合意. 行】. ⑰だ者まさんが二るんだ. 希望するゲームを定ハした推、語豆するように Lた. また、 くモ帥咄!)碗手貫目でi弍、lIが{呈示し. 形成のために必要な支援方法を探索的に検討した。. 軸抽. たゲ]ム以外的也。を希望した境告虻.希望する テーム名士.モ軸^一地を毘壷十るよう距した、 由ら‘[{音椰鋤蓮島看龍倉、握峯き犯たザ]ム. ,聾転言年一ム. 皿.方法. を違掬し,再度事竜註を行5よ鈍した, 蝸. 苗1iけ一一生金製描.宜争」1. 1. 1.対象児. 一一自分墜鼻ゆ人ゆ最むち書考iること」囲字. T. 剛 まず、今国の畜敦映で希望椚通・った討幕児は意 見的通らなかうた」^の気押もを、希里の通らな. I)対象児のプロフィール. ③その触. かうた封負堤は白蜀の気持ちを用紙に記^L、壁 表する』:うにした,抜に,紙茎届で蜆鼓示を膏. 1、意見の通らなかったA亜甫特ちと.意見が通.  A児:通常学級に在籍している4年生。広汎性 発達障害と診断されている(WISC・皿知能検査:. 箏虫か。た人担月。から丁壷念だ・コ走iユ.き。と 他柵亨一一」’も鞘L止・よ」等。声孟}fをさ’tた時仰. ま ・.上るよ引㍉た. 一「簑£■竈。丑吋^叱るしと』④幸讐催莇十. 5. モテリニ’ダ〃蟹し台;、1三四司皇ω方盗⑰標示ノ語. し批瑚㎜c測. 証蜘嗣細恵・珊幡. FIQg7,WQ103,PIQg2)。  B児:通常学級に在籍している4年生。広汎性. 丁決定事項獺萱晴入舳仁。いt理量示をモテ. シグを行った.. 一『意見ω選らなかつた人へ声か付をすること」 げ一ムを蛙めよう」. 島舶. 発達障害の疑いがある(WISC一皿知能検査:FIQ84、. 鯉だるまさんが二者んだ. 蜆字一報示十モ〒リ,刎一. D. [意見の通らなかつた^へ声かけをする』こ上 こっいI−o{手リ,’グ盛行・・一た。司会者ω手帳表. 皿. こ「意見#通ら椀・oた人へ的盲か付する」と山. 、αQ87, PIQ83)。. う項目を作り、前回掌琶L.。宝こ声加1サを司会者と 虻・ヨ’一一いる掲註提出店,』二う虻し走。意見扇壷も. i. 拙、蛙量揮弗い往い種告螂量.肝沸童.毫晒通らな 状帥鷲書高仁,芦誼1・甜些振・凸包尾服忙硅、そ 勒穿」典盲掲ん遣邊曲を書く報韮倖毎.記工I中{1. ・1{一帥腔.  C児:通常学級に在籍している3年生。広汎性 発達障害と診断されている(WISC一皿知能検査:. ようi■し走。. 一n1由を競願する」と」ω掌召{o[司;十モτリ. ,ケ焔L台一蜆}選讐正】. ⑰おちたおらた. 用紙忙記入する揃に, 「理由の駝明」1こりいr=. C. FIQ82,wQ95,PIQ71)。. の黎示とモチリングを行うた.用紙に理由を記ス. ②封呈一ル国しゲー五. よラにし,希望守I昌ゲームとと仏虻籠衰す苫よう. 鮎・堀他. ’した。. 幅L含いOO選書正】. 担’ヨ王.  D児:特別支援学級に在籍している3年生。広 汎性発達障害と診断されている(WISC一㎜知能検. 恥i{肺よ島蝸く苫く∼. 和州こ,’雌島本。クイi・」ルと竈摂碗み杜対僚. 児‘こ招苛した.モ棚静.奇襲†凸嵩‡と理由を用. P搬睦飛離鮒垂1!.縦. 轡」丁{一島圭宙ミム蝕・く引・一j. 貞. 11ガ坦虻.嵩も吏ぞ争上. 舐i=窪λL.珪誼すも左,にした。薫仁.訂由.畠 剃器ず‘磁章出講再籠加世を行・・,走藍.膏鳶希 望辛畠罷本主{一郎1理由を一用無時記^し.莞霊する 一. 査:FIQg1,vIQg9,PIQ85)。. おちたおらた. ?け一ム壱・決舳う」. 瑞望するゲ]ムとモの理由を用無に記入するよ うにし、発表する』;う旺した.. の ⑰[く勺・・:て一すご州コ.でも.. 2)話し合い場面での支援目標. 幅し合いω散i惇正】. 、色はや・■拭町いらな州・ら.. 彫蛛. 主人公過{タライ’早ック貝τ一言’〕月一たら蜻し。』・. 丑か主にいれ{島甫虫い」.  各対象児の支援目標はTab1⑤1のように示した。. 輻『くξ㍑乱・.さ{碁邊ご串ん. 日. ありたか萬葉仰セリフ主音走.唖が提示するユつ 圭, {{一軸曲}萌申から希望すらセ’フと{一〇理. よ。{’’壬一昔堆瞳虻Lτくれ’三一.. 由を記入一本曇よ引こしむ. .苗 」』’. 下川。1話し合い撮面にお防条支優1≡1便 A.握. r が い した  山ム. 鵬し台いω就遣讐正】. o. {椰. 【=量岩・貫げλ租巷ことj田掌冒{讐最十モチ. 辿)自分馳考見や気“害ちを。ことばで.表現する柑淋・ の  登 重えた自 の  を竹とは一で 現する.. ,,酌姻し部、o量制. 晦く者{ム・}=出L毎・こ山 一/ 胞冊役割を決めよラ. 「罰捗・受け」λれ」iこつい一=一棚教示と{ヂザー」. ①自分の考えや気持ちをことぱで表現する凸     、   の. B児. ②シヤ]プ・・りとミ”くん. ,〃. C児. ①他者の意見を踏まえた自分の意見をことぱで表現する。. D児. ⑪自分の考尺や気持ちをことぱで表現する。. M τ. ③あかくん. j  伊)’  デ」かった  に  存か‘声.. 化剤. 2.支援方法. 嫁蹴葦1. 希重する役が負担・コた封韻児由圭」人以上いた場 一合.どのように映めるのかを冒≡L合うよう虻し. た.多数決を使用Lなくても捕得する結酋珪出す. ⑩きいろくん. Q    を劉一ナ入L  に、.す妻. グを打つだ、. ’とかで岩るかみるため.皿崩司会を行・,た.. 怖書口制 盤壼珪し. ^. 岨描ゲ]ム量曇景世ず忙.お蔓し身会で皆てや 弓圭いザLムを訣^昌雷呈し省い毒ゴ苦言うようにL. 守  寺’二と正1土.  20狐年6月∼9月の期間の中で1回1時間の. 3.評価方法. 支援プログラムを全9回行った。その中で、1回. 1)エピソード記録:話し合い場面でのエピソード. 20∼25分の話し合い活動を全10回行った。. を抜き出し、評価した。.  プログラムはI∼㎜期の段階に分け、構成した。. 2)合意に必要な話し合いスキルの表出状況:笠. 支援の段階については、丁洲e2に示し、話し合. 原・川上・冨田ら(2010)で挙げられていた8つのス. いのテーマや支援内容等は悩b1e3に示した。. キルの表出状況を観察記録し、評価した。.        可痂I〇五     一、I:お肘る   ④艘. 3)発言回数の測定:・発言内容を分類し、回数を測. ・㎜嚇提示す苔ヨ。螂)」竃撮破。中加も、多稔齢に」エ竈】つに決めた。. 1譲鮪繁牝賢寸舳酬二繍藤破鮎よう’こ叱 而    一   、. 定し、評猫した。.    た    い=. ・雌渦提示寸遡抵掠的中加も.募籔総主=一生事jつに挺凸た.. ゙F望守番も“,量・届艦に董一入i一、.㈱、す…1王う虻i.吏。. ・。. :鮒籔驚臓糺翔鷲鮒董怜鷲拝輪三三…圭叱 皿     一 10. 一スト . 哺・■ #一I ,. で虫,  I・      ^い寿…■I㌔’  .^. 4)保護者へのアン’ケート:プログラム終了後の対. 象児の様子について評慨した。. 一206一.

(2) ㎜1.結果及ぴ考察.  また、次回このようなプログラムがあれば、参. 1.エピソード記録. 加したいという感想が記入されていた。.  話し合い活動において、A児は自分の意見が通.  このことからも、対象児はプログラムに対し、. るか通らないかにのみ興味を持っているようにみ. 意欲的に参加していたことがわかり、また保護者. られたが、第10回で希望の通らなかったB児の. からもポジティブな印象がうかがえた。. 希望したゲームもやろうと考える姿勢を示した。.  要望・改善点において、r回数の多さ」r難易度」. また、B児は投げやりな発言が多々あり、第10. r人数編成」に関する指摘が挙げられた。もう少. 回においても、自身の希望したゲームにたらず、. し、「回数を滅らして欲しい」「対象児により一層. なげやりな発言がみられたが、その後やりたいと. 葛藤場面を与えてみてはどうか」「通常学級程の人. いう気持ちをことばで言っていた。C児には、問. 数にして欲しい」ということであった。. 題を解決するために他児の意見を取り入れた提案. 1V.総合考察. していた。D児は自己主張が強かったり、意見が.  今回、小集団で支援を行ったが、仲間から意見. 通らない時は繍籟を起こしていたが、他児の提案. が認められ、全員が納得し、その活動を実際に行. を聞き、それに納得し、希望していなかったゲー. うという体験は、子どもの中で成功体験として、. ムにも、積極的に参加する姿がみられた。. 自信と活動への意欲に繋がっていたように考える。. 2.合意に必要な話し合いスキルの表出状況.  このことは、自己肯定感の向上や人間関係を形.  比較的・発言の少なかったA児とB児においては、. 成していく上で必要であり、普段そのような体験. 後半に校るにつれ、他者への働きかけがみられる. が少ないと考えられる対象児たちにとって、意見. ようになった。また、C児においては、「他者への. が反映やすい小集団という設定は意義があったと. 提案」の表出がみられ、話し合いをまとめようと. 考えられる。. する姿勢がみられた。D児においては、「意思の.  また、話し合いの中で、MTが軌道修正をして. 表明』が主に表出しており、継者への働きかけは. も、話がずれ。たり、異なる解釈をする対象児がい. あまりみられなかった。. た。そのため、集団での支援では、事前に話し合. 3.発言回・数の測定. いに至るまでの能力があるか分析し、集団での支.  A児は、自分の提案が通った第5回以降、『意. 援とは別に個別での支援が必要であったと考える。. 思の.表明jをする発言回数が増加した。これは、.  今回、高機能広汎性発達障害児同士の小集団に. 提案したもので全員が活動するという体験が、自. おいて、話し合いで合意に至ることは可能であっ. 信に繋がったと考えられる。B児は、話し合いの. たが、般化を促すことができたかどうかは、把握. 活動中、投げやりな発言がみられたが、この発言. できなかった。岡田・後藤・上野(2005)は、ゲーム. がみられたのは、B児の意見が通らなかった時で. を取り入れた支援は、より日常場面に近い状況が. あった。表情やしぐさ等何らかの手段で自分の気. 設定でき、日常の対人場面でも般化しやすくなる. 持ちを表出しており、支援者側はこのようなサイ. ことが期待できると述べている。ゲーム通した支. ンを見逃さず、どのように自分の考えや気持ちを. 援方法を行うと、般化が期待できるかもしれない。. 表現していくかを子どもが気づくようにヒントを.  合意に関する支援を行う上で、「子どもが主体的. 与える必要がある。C児は、自発的な「意思の表 明」や「他者への提案」が多くみられた。D児は、. に活動に取り組み、参加すること楽しむ」という. 「意思の表明」が多く、その中でも自己中心酌な. ことが最も重要である。子どもの中で「気づき」. がなければ、子どもたちは構造化された場でしか. 発言が多くみられた。. 合意に至ることはで・きない。そうした子どもたち. 4.保護者へのアンケート. のギ気づき」をどのように生み出す支援ができる.  全保護者が、プログラムに参棚したことで対象. かをさらに検討する必要がある。. 児に変化があったと記入しており、プログラムで 行ったゲームを家でもしたり、周囲と関わりを持 とうとする姿がみられたという記述があった。. 主任指導教員 井澤信三. 指導教員井澤信三 一207一.

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