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教職課程開設50周年に寄せて

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Academic year: 2021

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教職課程開設50周年に寄せて

       副学長 教職課程委員長 

中 山 幸 夫

 経済学部における教職課程の歩みは、学部創設の2年目に教職課 程を開設したことに始まる。以来、半世紀にわたって教職課程を運 営し、大学における教員養成の一翼を担ってきたことになる。  教員養成を主目的とするわけではない本学経済学部が開学当初か ら教職課程を開設した背景には、系列の千葉敬愛短期大学の影響が 少なからずあった。小学校教員の養成と採用で顕著な実績を積み上 げた敬愛短大は、戦後の教育改革の時代に全国に先駆けて小学校教 員養成課程の認可を受けた短大であり、学生に対する熱心な指導と 地元千葉県をはじめ全国各地に多くの小学校教員を輩出したことで 知られている。短大の開学から17年後に本学が開学となったが、と もに稲毛キャンパスにあったことから、同じ敷地内にある敬愛短大 の取り組みに誘引され、経済学部も教職課程に注力するようになっ たと思われる。  開学の当初は中・高「社会」の免許課程でスタートした経済学部 の教職課程であるが、平成の時代に入るとコース制(経済コース、 産業経営コース)の導入に伴うカリキュラム改革の成果として、 1996(平成8)年には高校「商業」の免許課程が、中学「社会」高 校「公民」「地理歴史」と併せて認可、設置された。これらの免許 教科に加えて、2004(平成16)年度からは高校「情報」の免許課程 も設置され、1学科体制の下で3系統5教科の教員免許を取得でき

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3 る体制を整えるに至った。その後、国際学部に教職課程が設置され た際、経済学部の教職科目担当者が併任の形で国際学部の教職科目 を担当した時期もあり、教職課程の全学的な拡充・発展に多少なり とも寄与できたとすれば幸いである。2013(平成25)年度には関係 者の悲願でもあった経営学科が満を持して設置された。これに伴っ て、高校「商業」の免許課程が認可されたことは記憶に新しいとこ ろである。  この50年をふり返ると、経済学部の教職課程は幾多の試練、紆余 曲折を経験したが、大学、学部の盛衰、発展とともに歩んできたこ とを改めて実感する。少子化の進行とともに、大学教育の無償化も 取りざたされる中で厳しい状況におかれる大学が増えてくることが 予想されるが、本学は建学の精神(「敬天愛人」を全学的に実践す ることを通して、「豊かな心」「思いやりの心」とともに、「たくま しさ」と「しなやかさ」を持ち合わせた人材を教育界に送り出すこ とで社会的責任を果たすことに努めたいと思う。

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