1
-第4学年1組
国語科学習指導案
1 単 元 環境について書かれている文章を読もう「ウミガメのはまを守る」 2 指 導 観 本学級の子どもたちについて 本単元について (説明文の内容) (内容のよさ) ・大まかな文章構成をとらえ、小見出しを付け ・小学生も参加しているウミガメの保護活動と ることができる。 (9人) いう題材は、自分たちも地域の一員として、 ・段落相互の関係を考えながら読むことがで 自分たちの地域の環境を守る活動をしたいと きる。 (5人) いう関心を持つことができる。 ・意見と事実を関係づけながら読むことができ (叙述のよさ) る。 (2人) ・文章全体の構造が分かりやすく、まとまりご ・読んだ内容や表現の仕方について一人一人の とに要点がとらえやすく書かれている。 感じ方に違いがあることに気づくことができ (教材の使い方) る。 (6人) ・説明的な文章を読んで感想を持つために表現 の仕方や説明内容と自分の経験を関係づけて (説明力) 読む読み方を学ばせる。 ・原因や理由を挙げたり、事例を示して説明す (学年の系統性) る。 (6人) ・1学期教材「ヤドカリとイソギンチャク」で 段落と段落の連接関係を考えて文章を読んだ (語彙力) 学習を受けて、本単元では、段落相互の配列 ・接続語や根拠を示す言葉を使う。 (5人) 関係から筆者の表現の工夫を考えながら読み 取らせる。このことは、3学期単元「くらし の中の和と洋」で、対比して記述した表現の よさを生かして話し合う学習へとつながる。 本単元の指導について 本単元の指導にあたっては、筆者がどのような事実を原因や理由として挙げ、それについてどの ような考えや意見を述べようとしているのかをとらえるとともに、一人一人の感じ方に違いがある ことに気づくことができるようにしたい。 そこで、総合的な学習「クリーンアップ大作戦」を想起しながら、自分たちの地域の環境を守る 活動と重ね合わせて教材文に興味を持たせる。次に、環境を守る活動に小学生も参加している本教 材を紹介し、意見と事実を関係づけながら読ませ、さらに環境について書かれているいろいろな説 明的な文章を読んで環境を守ることについて感想を交流させる。 そのために、まず「つかむ」段階では、総合的な学習「クリーンアップ大作戦」を想起したり、 学習発表会で発表することを知らせたりしながら学習課題をつくらせる。そして教材文「ウミガメ のはまを守る」を紹介し、単元の学習計画を立てさせる。 次に「さぐる」段階では、まず、文章全体を3つのまとまりに分けた後、筆者の考えを読み取り、 それと事例や話題の取り上げ方を関係づけながら読ませて、環境を守ることについての自分の感想 を持たせる。 最後に、「いかす」段階では、環境に関する3つの説明的な文章の中から1つを選んで、さぐる段 階で学習したように事実と意見を関係づけながら読ませ、「ウミガメのはまを守る」や友達の感想と 比べながら自分の感想を持たせ交流し合わせる。 特に本時では、「ウミガメのはまを守る」の文章や2つの説明的な文章を読んで持った感想を交流 し合い、環境を守ることについて考えることができるようにしたい。そのためにまず、前時学習を ふり返りめあてをつかませる。次に、学習の進め方について確認し、自分が読んだ文章についての 感想の出し合いを行わせる。そして、「ウミガメのはまを守る」をふくめた3つの文章の中で1番環 境を守ることと関係が深い文章について話し合い、考えを深めさせる。 活用について ※単位時間における活用 「さぐる」段階で、筆者の考えと事例や話題に書かれている事実を関係づけながら読み、環境を 守ることについての感想を話し合う。 ※単元における活用 「いかす」段階で、環境を守ることについての考えを深めることができることようにするために、 3つの説明文を読んで持った感想を筆者の表現の仕方と関係づけて交流し合う。 ※実生活で発揮する場の工夫 総合的な学習「クリーンアップ大作戦」と関連させ、自分の意見と事実を関係づけながら学習 発表会で全校に伝える。 3 目 標 (1)環境を守る工夫や課題について興味を持ち、環境を守ることについて意欲的に考える。 (関心・意欲・態度) (2)筆者がどのような事実を原因や理由として挙げ、それについてどのような考えや意見を述べよう としているのかをとらえるとともに、読んだ感想から、一人一人の感じ方に違いがあることに気づ く。 (読むこと) (3)指示語や接続語が果たす役割を理解する。 (国特事項) (4)意見と事実の関係から文章を読むことにより、分類・関係づけをする力が身に付く。(説明力)2 -4 単元計画 (12時間) 段 配 学 習 活 動 言語活動の選択、工夫(※)支援(○) 説明力 階 時 評 価 つ 2 1 総合的な学習「クリーンアップ大作 ○いかす段階の言語活動につながる導 か 戦」について想起し、環境を守ること 入 む について関心を持ち、学習計画を立て ・総合的な学習「クリーンアップ大作 ① る。 戦」を想起したり、学習発表会で発 (1) (1)総合的な学習や学習発表会から学 表することを知らせたりしながら、 習課題をつくり、教材文「ウミガメ 環境に関する説明的な文章に興味を のはまを守る」と出会い学習計画を 持たせる。 立てる。 環境に関するいろいろな説明文を読み、環境を守ることについて考 えよう。 ① (2)新出漢字の学習、意味調べなど語 (3) 句の学習を行う。 さ 6 2 教材文で筆者がどんな事実を挙げて (2) ぐ 意見を述べているかとらえて感想を持 (3) る つ。 ① (1)全文を3つのまとまりに分け、筆 ※筆者が一番言いたい段落を選び、そ 情報収 者の考えや意見をとらえる。 の中で特にどの言葉(文)を言いた 集 かったのか考えさせる。 ② (2)「御前崎の人々がしているウミガメ ※意見と事例を関係づけながら読ませ 関係づ を保護する活動」がどのように書か る。 け れているのかとらえる。 ① (3)「御前崎の人々の願い」と関係づ ※意見と話題を関係づけながら読ませ 関係づ けて、なぜそのような願いを持つよ る。 け うになったか理由をとらえさせる。 ① (4)環境を守ることについての自分の ※筆者の説明や自分の経験などと関係 関係づ 感想をまとめる。 づけてまとめさせる。 け ① (5)まとめた感想を交流し合う。 ※ウミガメのはまを守ることと環境を 話し合 守ることとをつなげて考えさせる。 い 4 3 環境に関するいろいろな説明的な文 (1) い 章を読み、感想を交流し合う。 (2) か 課 (1)環境に関する説明的な文章を読ん ※2つの教科書教材を準備しておき、 (3) す 外 で、詳しく読むものを選ぶ。 概要を説明し、選んで読めるように 読書 する。 情報収 ① (2)意見と事実を関係づけながら読ん ※意見と事実を関係づけて整理できる 集 で、筆者の書いた内容や表現につい ワークシートを準備しておく。 関係づ てまとめる。 け ① (3)読んだ文章の内容や表現について ○同じ文章を読んだ子供同士でグルー グループで交流し、筆者の説明につ プを作り、内容のとらえ方に差がな いてまとめる。 いように補正する。 ① (4)自分が選んだ文章について環境を ※筆者の説明内容や自分の経験と関係 守るという観点から感想を持つ。 づけて感想を持たせる。 関係づ け ① (5)3つの説明的な文章をについて感 ※友達の感想や「ウミガメのはまを守 本時 想を交流し合い、環境を守ることに る」を読んだ感想と関係づけて、環 話し合 ついて考える。 境を守ることについて話し合わせる。 い 実 総合的な学習「クリーンアップ大作戦」 生 ①地域の環境を守るための活動を観点を ※グループごとの活動や調べたことを 分類 活 明確にして整理する。 出し合い、観点を整理する。 に 学習発表会(11月) 活 ②「クリーンアップ大作戦」で活動した ※学習発表会で伝えたいことを明確に 関係づ 用 ことをもとに、意見と事実を関係づけ して構成を考えさせる。 け ながら構成を考え、発表する。 構成
3 -5 主 眼 ○ 「ウミガメのはまを守る」の文章や2つの説明的な文章を読んで持った感想を交流し合い、環境を 守ることについての考えを深めることができる。 ○ 内容に関わる感想を筆者の表現の仕方と関係づけて考えの理由を挙げたり、事例を示したりしなが ら、自分の考えを発言することができる。 6 準 備 学習ノート、説明文「夜に鳴くセミ」「あめんぼはにん者か」 7 展 開 学 習 活 動 言語活動の選択、工夫(※)支援(○) 説明力 1 本時学習のめあてをつかむ。 ○ 前時学習で説明文を読んで環境を守ることにつ ○3つの説明文についてグループでと いての感想を書いたことを想起し、本時学習の らえた大まかな内容を掲示しておく めあてをつかむ。 環境を守ることについて考えよう。 2 学習の見通しを持つ。 ○学習の進め方について見通しを持つ。 ・感想の出し方 感想は内容や自分の経験とつなげて、思った わけは筆者の表現の仕方から言う。 3 環境に関する説明文を読んだ感想を交流し、環 境を守ることについて考える。 ○自分が読んだ文章の感想を出し合う。 ※筆者の説明や自分の経験などと関係 関係づ ・「夜に鳴くセミ」を読んで、人間の生活を見直 係づけて感想を、筆者の表現の工夫 け していかなければならないと思った。それは、 と関係づけてそう思った理由を述べ 東京ではセミが夜中に鳴いてうるさくて眠れ させる。 ないという事例やセミの数が変化していると ○筆者の説明のどこと関係があるのか いう事例が書いてあったから。開校区でも夜 わかるように板書の中で整理する。 遅くまで電気がついているところがあるから、 セミが夜鳴き出すかもしれない。 ・「あめんぼはにん者か」を読んで、川を汚さな いようにしたいと思った。あめんぼはどのよ うにして水面で暮らしているのかくわしい事 実が書いてあったので、あめんぼが暮らせな くなってしまうのはかわいそうだと思う。 ○どの文章が環境を守ることと一番つながりが深 ※なぜそう考えたのか、意見や事例の 関係づ いかを話し合い、考えを深める。 書き方などの表現の仕方と関係づけ け ・「ウミガメのはまを守る」が一番環境を守るこ させる。 とを言っていると思う。それは、事例に実際 ○板書の中で意見と事実の関係が視覚 に保護している活動を詳しく挙げていたから 的に見やすいように色分けする。 だ。 ・「夜に鳴くセミ」だと思う。セミが減ってきた 原因をたくさん書いて、人間の生活が作り出 している、と意見をほかの文章よりも長く書 いているから。 4 本時学習のまとめをする。 ○本時学習でわかったことをまとめる。 ○自分の初めの感想と比べて、深まっ た感想をまとめさせる。 自分の考えを伝えるには、それにつながる話題や事例を挙げたり、 強く言いたいことの事実をたくさん挙げたりするとよい。環境を守る ためには、生き物が減ってきた理由を知って、人間の生活を見直して いくことが大切であると思う。 ○ 本時学習のふり返りを行う。 ○友達の良かった発言やわかったこと を発表させ、本時学習を自分たちで 評価させる。