第5学年 国語科学習指導案
指 導 者 ○ ○ ○ ○ 1 単 元 文 章 を 読 ん で 自 分 の 考 え を 持 と う 『 生 き 物 は つ な が り の 中 に 』( 光 村 図 書 6 年 上 ) 2 本 単 元 指 導 の 立 場 ○ 生 き 物 の 特 徴 を 探 る こ と を 通 し な が ら 、 自 分 も 生 き 物 で あ る こ と か ら 新 た な 発 見 を し た り 、 考 え た り し な が ら 、 筆 者 の 主 張 と 述 べ 方 に 目 を 向 け な が ら 、 読 み 進 め て い く 態 度 を 身 に つ け る こ と が で き る よ う に す る 。 ○ 筆 者 の 文 章 構 成 や 叙 述 に 着 目 し 、 筆 者 の 主 張 と 結 び つ け て 要 旨 を と ら え る と と も に 、「 自 分 の 考 え と 比 べ な が ら 批 評 的 に 読 む 」 と い う 読 み 方 で 、 論 理 的 な 文 章 構 成 の よ さ を と ら え る こ と が で き る よ う に す る 。 本 学 級 の 子 供 た ち は 、こ れ ま で に 説 明 文 に お い て 、文 章 構 成 を と ら え な が ら 、 要 旨 を ま と め た り 、 筆 者 の 表 現 の 工 夫 点 を 話 し 合 っ た り し な が ら 、 教 材 文 を 評 価 し な が ら 読 む 学 習 を 進 め て き て い る 。 し か し 、 読 み の 視 点 を 方 法 を 活 用 し な が ら 、 筆 者 の 主 張 を 押 さ え て 、 決 め ら れ た 字 数 に 合 わ せ て 要 旨 を 書 く こ と は じ ゅ う ぶ ん で は な い 。 そ こ で 、 様 々 な 文 章 を 読 婿 と に よ っ て 、 多 様 な 考 え 方 が で き る こ の 期 に 、 表 現 の 文 体 に に 表 れ た 意 図 や 工 夫 、 論 理 性 を 押 さ え な が ら 、 自 分 の 読 み 取 り が で き 、 自 分 の 意 見 を も て る よ う な 読 み 方 を 身 に 付 け て い く こ と が 必 要 で あ る と 考 え る 。 教 材 文 『 生 き 物 は つ な が り の 中 に 』 は 、 本 物 の イ ヌ と ロ ボ ッ ト の イ ヌ 、 あ な た と 事 例 を あ げ な が ら 、 生 き 物 の 特 徴 を 述 べ 、 生 き 物 と し て さ ま ざ ま な つ な が り の 中 で 、 自 分 や 他 を 大 切 に し な が ら 生 き 物 と し て 生 き て い る こ と が す ば ら し い こ と だ と い う こ と を 主 張 し て い る 説 明 文 で あ る 。 こ の 説 明 文 は 、 序 論 ( ① )、 本 論 ( ② ~ ⑥ )、 結 論 ( ⑦ ⑧ ) の 3 部 構 成 で あ る 。、 本 論 を 事 例 1 ( ② ③ ④ ) 事 例 2 ( ⑤ ) 事 例 3 ( ⑥ ) に 分 け 、 本 物 の イ ヌ と ロ ボ ッ ト の イ ヌ を 対 比 さ せ な が ら 、 生 き 物 の 特 徴 を 述 べ て い る 。 そ し て 、 結 論 ( ⑦ ) で 問 題 提 起 の ま と め を し 、( ⑧ ) で さ ま ざ ま な つ な が り の 中 で 生 き て い る こ と か ら 、 筆 者 の 考 え が 述 べ ら れ 、 文 章 が と ら え や す く な っ て い る 。 さ ら に 、 本 教 材 は 、 筆 者 が 自 分 の 考 え を 読 者 に 分 か り や す く 伝 え る た め の 述 べ 方 の 工 夫 を し て い る 。 そ の た め 、 文 章 構 成 が 分 か り や す く 、 筆 者 の 述 べ 方 の 良 さ を 子 供 た ち 自 身 が 考 え 、 論 理 的 に 考 え る 論 理 的 に 考 え る こ と の よ さ や 、 多 面 的 に 考 え る こ と の で き る 教 材 で あ る と 考 え る 。 そ こ で 、 単 元 の 「 い か す 」 段 階 に 下 記 の よ う な 【 読 み 方 を 活 用 す る 活 動 】 を 位 置 づ け 、 単 元 全 体 を 通 し て 、 積 み 上 げ を 図 る よ う に す る 。 【 読 み 方 を 活 用 す る 活 動 】 学 習 課 題 「 生 き 物 は つ な が り の 中 に 」 に つ い て 、 筆 者 の 主 張 と 述 べ 方 の 工 夫 を 読 み 取 ろ う 。 よ む 活 動 筆 者 の 主 張 と 結 び つ け な が ら 内 容 を 的 確 に 読 み 取 り 、 要 旨 を 考 え な が ら 読 む 活 動 か く 活 動 は な し あ う 活 動 文 章 構 成 や 述 べ 方 に 目 を 向 け な 筆 者 の 主 張 を 述 べ 方 と 結 び つ が ら 、 ロ ボ ッ ト の イ ヌ と 本 物 の け な が ら 話 し 合 い 、 読 み を 深 イ ヌ と の 対 比 か ら 、 生 き 物 の 特 め る 活 動 徴 を と ら え 自 分 な り の 考 え を つ く る 活 動 読 み の 視 点 ○ 序 論 、 本 論 、 結 論 と い う 3 段 落 構 成 ○ 文 の 始 ま り や 文 末 表 現 な ど の 述 べ 方 ○ ロ ボ ッ ト の イ ヌ と 本 物 の イ ヌ と の 対 比 ○ 事 例 の 内 容 や 順 序 読 み の 方 法 ○ 筆 者 の 主 張 の 意 味 を 考 え な が ら 、 読 む 。 ○ 自 分 が 考 え た 主 張 や 述 べ 方 と 比 べ な が ら 読 む 。 ○ キ ー ワ ー ド を 取 り 出 し た り 、 つ な い だ り し て ○ 文 章 構 成 図 に 表 し て3.主眼 ○ 筆者は、読者に主張をはっきり伝えるために、3つに本論を分けていること、対比という方法をつかいながら生 き物の特徴について具体的に述べていることや読者に語りかけるように述べていることなどをとらえることがで きる。 ○ 本論3つの教材文と2つの教材文を比較し、筆者の工夫を話し合い、筆者の文章の組み立て方についての考えを 深めることができるようにする。 4.本時の工夫点 5.本時の展開 段階 主 な 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 つ か む ・ た て る つ く る 1. 前時学習を振り返り、本時学習のめあてをつかむ。 ○筆者の書いた教材文のよさ・すばらしさをみつける というめあてを確認する。
本時の見通し
○ わかりやく書いてある。 ○ 問いかけがまとめと結びついている。読みの視点
○事例のあげ方 ○組み立て方(ならべ方・まとめ方) ○その他の工夫 めあて 2. 教材文の文章構成や叙述、筆者の主張について話し 合う。 (1)教材文を読んで、読みの視点をもとに筆者の工 夫点を見つける。読みの方法
○主張と事例のあげ方をつないで ○文章構成図をもとに ○前時までの学習をふりかえり、教材文のよさを確 認できるように教室の側面に学習の流れ図を掲 示しておく。 交流1 交流形態 各段階において、下記の活動を仕組めば、子供たちは、筆者の主張と述べ方に目を向けながら読み、論理的な表現の よさに気づくことができるであろう。 「つかむ」段階 ・・・教材文を改めて見直し、筆者の書いた文章のよさをもとにめあてをつくる活動。 「たてる」段階 ・・・前時までの学習をもとに、筆者の書いた教材文を振り返り、そのよさについて見通しをたて る活動。 「つくる」段階 ・・・教材文を読み、「事例のあげ方」「組み立て方」「その他の工夫」の観点から筆者の文章のよ さについて自分の考えをつくる活動 「ふかめる」段階 ・・「事例のあげ方」「組み立て方」「その他の工夫」の観点で全体交流し、さらに教材文を本論 2つのまとまりに作りかえた教材文・文章構成図をもとに比較し交流することで筆者の書いた 文章のよさを深める活動 「ふりかえる」段階・・本時学習で活用した読み方(視点・方法)のよさを確認し、次時の活動につなげる活動。 筆者の主張につなげるための述べ方のよさにつ いて話し合う。 筆者の述べ方の良さについて、観点別に 根拠をもとに出し合い、友達の考えと比 較させる。 主張点を分かりやすくするための、筆者の工夫をみつけよう。ふ か め る ま と め る 予想される発言 (2)筆者の工夫点である本論を3つのまとまりで書 いているよさについて話し合う。 交流2 読みが深まった発言 3.本時のまとめをする。 ○教材文のよさを改めて感じ取れるように、筆者の 立場に立って、自分達の考えた筆者の工夫点につ いて、根拠をもとに交流することができるように 助言していく。 ○全体で交流し、筆者の工夫点について、個々の 読みを大切にしていく。 交流形態 ○本論3 つの教材文と本論 2 つの教材文、文章構成 図を準備し、比較させることで、教材文が読者にわ かりやすく工夫されていることに改めて気づくよ うにする。 ○教師が児童の読み方、発言のよさを賞賛して認め る。 教材文と本論を2つにまとめ直した文章、文章構成 図をもとに読み比べ、筆者の書いた教材文のよさに ついて話し合う。 本論3つの教材文のよさをグループ交流 し、そのよさを確認する。 主張をわかりやすくするために、本論を3つに分け、生き物の特徴ごとに対比を入れて分かり やすく文章を組み立てている。 〈事例のあげ方〉 ○生き物のつながりの特徴をはっきりさせるた めに、 ロボットのイヌと本物のイヌを対比させなが ら述べている。 ○身近なところについては、事例だけでなく具体 的例をあげて分かりやすく述べている。 〈組み立て方〉 ○よく知っていることから思っても見なかったこ とまで 事例をあげて述べている。 ○序論①の問題提起の文と結論⑦の本論のまとめ がつながっている。 ○本論を大きく3つのまとまりで書いている。 ○結論部分で本論のまとめをしっかりとして、の段 落で主張をはっきりと述べている。 〈その他の工夫〉 ○文末表現が、読者に語りかけるように書いてい る。 ○事例だけでなく、必ず「あなた」という言葉を使 って、 読者も生き物なんだよというように書いている。 ○生き物の特徴ごとに本物のイヌとロボットのイ ヌを対比させながら述べている方が読み手として わかりやすい。 ○自分の考えを確かに読み手に伝えるためには、自 分の主張と文章構成を工夫して書くことが大切だ とわかった。 筆者の「主張」と「述べ方」のつながりについて、自分の見方・考え方と比べながら読むこと が大切である。
6 単元計画 (全12時間)