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中性およびアルカリ性土壤における水稲畑育苗に関する2,3の検討

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Academic year: 2021

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Title

中性およびアルカリ性土壤における水稲畑育苗に関する

2,3の検討

Author(s)

銘苅, 敏夫; 大城, 信雄; 島袋, 繁

Citation

沖縄農業, 4(2): 1-7

Issue Date

1965-12

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/993

Rights

沖縄農業研究会

(2)

中 性

お よ び ア

ル カ リ 性 土 壌 に お け る 水 稲

畑 育 苗 に

関 す る 2 , 3 の 検 討 銘

・大 域 信 雄 ・島 袋 繁 (琉 球 模 範

ま え が き

水稲 作 は晋 か ら ゝ甫単作'rと もいわれて いるように, 宙 の良 し馨 しが ,本 田 にお ける生育,収監に及ぼす彫翠 の大 きな作物 であ ることは周知のことである.日本本土 において も陸宙の育成については多大の努力が払われ, 近年 にお ける飛躍的な稲作技術の発展は健宙育成技術の 進 歩に負 うところが大 きい もの と考 えられ る.なかで も 畑 苗代 に よる育商法 は多 くの 特色 を 持 った方法で あっ て ,多 くの研究 者によってその健筒的素質が確認 されて お り,栽培面積 も次弟に増大 しているよ うである.畑状 態 で育 苗 きれた水稲宙は活着カ ,発根力が よ く,初期生 育 が極 めて旺盛 であ ること,また比較的低温の時期にお い て も水酉や折衷菌 に比べて活着が早 く,生育が良い. 沖縄 において も一期作水稲において良好 な成績をおきめ て い る ことはすでに琉球模範地場特別報告第-号に も報 路 され てい る.水稲の畑苗代はpH4.5-5.0襟度の酸性 土 蟻が 適 してお り,中性や アル カリ性の止嬢では筒の生 育が極 めて慈 く,-万薗腐れや立 ち枯れの発生 が 著 し く,その ままの状態 ではほ とん ど糠南 を得 ることは困難 で あ る.沖縄本島の うち,南部および離島の平坦地には 珊 瑚石灰岩の風化土壌,掘灰岩の風化土壌および海成沖 概 の珊 瑚屑を含 む砂壌土など中性あるいはアル カリ性杏 里 す る土壌が広 く分布 してお り, このよ うな地域での水 稲 背西 は不適であ る. このよ うな中性ないしアルカ リ性 土 壌において比較的簡単 に健全な畑育苗を行 な う方法に つ いて検討 した. まず手近 な資材 としては過石 ,硫fhh準,堆肥 などが考 え られ るが., 過石 と航 路邸 は酸性資材で復権pHの低下 に役だっであろ うし, 堆肥は虚擦pHを低 下 させ る機椎 はないが 弛歯の生育に好 適な塀鵜を作 ることによ っ て 不適 当な反応が招来す る阿音の軽減・に紋だっ ことを欄

し英駿 を試 みた.すなわ ち的述の三つの資材について, その効果 および経折的な施用法 について候討 を行なった の で, その成殻 を報告す る. 1.

ポ ッ ト試験 によ る検 討

(

I

)試鼻 の方法

土壌 は泥灰皆土壌 を日F2で風乾後砕土 し

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dhのふる 出 場) いを通して細土にして用いた.処理方軌 ま次のように行 なった.すなわち細土1.451唱を 2万分の 1ア-Jt,ワグネ ルポ ッtに採 り,・それぞれ過石,椛紫革および2.1N硫幣 をおのおのの酸度を勘案して次に示す弟ずつ蘭 加したo 添加後土壌 とよく混和 させ るために硫掛軍区以外は茶筒 水を加えて楯状にしてよ くか き混ぜて後風托し,再度紳 士した.砕土 したものを1.3kgずっ1∝氾NCの ビーカーに入 礼,各 ビー カー当た り50校ずつの粍取巻は成 し,宙の生 育 を比較しナ:.なお恥試 した水秤の晶櫛はホクネソ早生 である. 試験区お.よび処部は次の とお りである.

1

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近でJ舶 成 倒 ,・Li好 とな (), それよF)もpHが低 くなると蛸のJJz巧 は良 くない. この点水稲の畑 榊 七のJLk感p打が4・5-5・0 ときれてい ろもの とはや し演なる.ように 考えられろが,

(3)
(4)
(5)

4 (2)括 果 およ び 考 案 泥灰邪 ヒj&rに対す ろ対'qf試炉 の結果は節 2& お よび ′,}: 店 4- 6に'Ijtナ血 ()であ ,.J. この上上如まptIが7.8で可成 倣いアルカ 州

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も ほ と ん ど 全 部 屑 と削 こな っ て し ま い

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を得ること

は 朋 待 出 来 な い 状 態 で あ っ た . こ れ に 週

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添加処理を

行 な う と 茄 が 増 加 す る に 従 っ て 土 壌 の pf

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低下し, 3'

生 育 も 次 第 に 良 好 と な り 3.3flP当 た り 5

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区では

成 商 卒 も 拓 く100 本 当 た り生 休 盃 も ま し 充

した雑菌 を

得 る こ と が 出 来た。 朗 後 等 文 I生 体

薬 令

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10 本 平 均 1∞ 本 当 1= り .10 本 平 均 7_8 7.1 6.9 6.4 6.3 6.3 6.2 7.8 7.0 6.4 6.9 6.0 7.3 6.3 6.8 7.8 6.0 17の両 区は斌 験終 了後再 執 験 した区, 10.3 伽 i 9・69 ⊥7.2 18.9 19.7 19.2 20.3 20.1 15.9 18.8 18.8 20.3 20.3 20.9 19.2 14.3 19.1 27.6 は機敏34日 目に調査 した. 写夷 4 過 石 の 施 用 区 (右か ら) 1

.

僻 処 理 区 2.過 石 2.5kg区 3.過 石 5kg 区 4.過 石 7.5kg区 S.過 石 10kg区 6.過 石 12.5kg区 7.過 石 15kg 区 枚 3.6 4.4 4.8 4.9 4.6 4.9 4.8 4.4 4.8 4.8 4.8 4.7 4.6 4.8 3.9 4.1 4.9

(6)

写輿 5 堆 肥 お よび過石 施用区 (右か ら) 1. 無 処 理 区

9.

堆 肥

15 k

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区 ユ0. 堆 肥 5kg+過 石5

.

晦 区

ユ1. 堆 肥

15

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過 石

1

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g区 写頻 6 硫輩 準施 用区 (

か ら)・ ユ7. 鴎 葡

輿

5

地 区

皿6.無 処 理 区 (両 部 教 区) ま た確 肥 の施 用 区で は土壌 のpliはほ とん ど 無処胤 と 変 わ らない が 成 歯率 お よび 菌の生 育 は 細処輩出区・に 比べ て可 成良 くな る こ とが 見 られ た. この ことは堆肥がそ

まiで も水稲 協 の培地 として漉 してお り,土壌中に配合 され るこ とに よって,止 の榊こ水稲牌 の好 む雌 肥 の境地 が モ ゲ イ1ク状 に形威 され ,その堆 肥 によ.>で アル

ガ性

土 壌 に よ る生 育阻害 の 条件 が綾 和 され るためであ ろ うと 考 え られ る. しか し堆 肥施 用だ けでは充分 でな く,動 こ 磁 石 の添 加処 理が併 せ て行 なわれ るこ と責こよって稚児の 効果 も相乗 的 に絡 ま るこ とが 推察 され る.硫紫 準処 理区 につ いては は種 画的処 理 (帝ユ固育 苗) では

3・

31

1

t当た I)5・.0kg区 は西 の/1蘭 様相は焼処潤.区 とほ と^,ど変 わ り が な く.笛の大部分 が枯死 し・たが,これは硫歯 準の添加 直後には唖 を行 な ったため,硫蹄革添加に よる土壌 の反 応の低 下が まだ充分 に行 なわれない うちに

凱 発根 , 生育がな された もの と愚われ る.硫繭 革処理 の場合はダ は機に先だ って2C-30日前 には少な くと も施 用 し て お き,土壌 の反応 が適 当に変わ りでか ら,は趣す るよ うな考 慮が払われなければ充分な効果 を期待す ることはで きな いV第 2表か ら も分 るよ うに硫鈴準5・Okg処FJ?.後 1 カ 月 田でp剛ま7.8か ら6.8に下 ったに過 ぎず , 凍 1回育 苗後 の跡地 に再 びは種 して

常 替試みた結果 では無処Fl!4こ比 して明 らか に生育が よ くな り, 跡地 土壌 のp田もか な り 低下 してい ることか ら もうなずけ る. また簡代時代 にお いては水関の赦群 は少な く,その大部分 は比較櫓拭い表 層に分布 してい るところか ら,過石処理 は比較的表 層の 土壌だ けに行 な うよ うにすれば週石の添加嵐 を東 に減 じ て も充分 な効果 を期待 で きると考 え,土壌処理方法 を変 えて,ご く袈 層のみ に施 用 した場合, あ るいは表層に層 状 に施用 した場合には

3・

3

1

1

㌔当た り2・5-5・0短程度 の 過 石で も充分改革の効果が得 られた. しか し-噺 伽 こは

層のみ軌 酬犬Lに過 石が有 る幼魚は ,水稲 の新楓 に僻 歯 を 卑 見 るおそれ もあるので酬 大雅駄 目)も波 間土混食処理 の万態が安全で あ ると考 え られ る. 次に珊 瑚石灰岩土塊 に対す る対預就験 の繍巣 の概要は 第3表 お よび写貴 7,に示す通 りで,この出城 もpI,Iが7・6 程度 に あ って 掘駅岩盤髄 の嚇角 と同機 その ままで は

とん ど弓掛軸

叫憎 であ る. この・:Ll.蛸に迦石 番沸加地BJj し,蘭 のjJ三河は秘 めて良 くな ることが

促 された.湖 即 の麟加盟 は

3.

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川であるJこうな欄 内が うかがわれ ,MJ..放た

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い脱灰 封の嚇缶 と同様である. 宙ら忙磁 荷の減」こ混和 L3 .とび田憾棚 忠の勃鵜 も7iJJ針

出光 るよ うであ る. 次に編脚 -帽 の アル カ リ性土塊に剰 す る

称 拭軌の

親 は節 4艶お よび′tJ・出 馴こ示 した退 りで , ここで も迎石 の

加地 掛 こよって,土塊の反応 も可成 机成下L i脚 aj JJa背 も地分段W・とな ってい ることが うかが われ戸この規

r=瀞 の 土壌 と岡繊 細で あ ,,た.trこだ この土塊で 鞘 邦 なのは堆肥 の勃興が非常に大 きく,.酌ニ 'H・土塊のよ うに 湖石 を充分 に施用す るだ けでは僧欄が園鋤ではないか と 予倣 きれ る瓜である.. この ことについては, この土雌が ほ とん ど砂 に近 い土性 で,粘土や腐鵬に乏 し く,保水 力 にはなはだ し (欠 けてい ることか ら,哨天が鋭 くと土壌 はす ぐ乾 燥

鶴 にな E),出血は

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過石 お よび堆肥施 用区 は種 後

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日目に調査 した く阻 害 してい る.堆肥 は これ らの性質 を改善す ることが で きるので , この種 の土 壌では土壌反応 の きょう正 をす る一方 ,必 ず碓把の施用 を併行 す ることが不可欠 の条件 とな る もの と考 え られ る.

3

総 合考察

畑 育苗 に関す るポ ッ ト試験 と現地対韓試験 の露栗 を縫 合 して み る と,中性 お よび アル カ リ性 土壌で水稲 の知育 筒 を行 な うためには,i)漕接土壌 の反応 を き.r.う正す る こ と,2)薗接土壌 の反応 は きょう正で きな くて も,土

の機能 を緩衝 す るこ とに よ って ,不良土壌 の影響 をやわ らげて宙 の生育 を助畏 す る.以上二つの方法が考 え られ 更 に,3)両 者を組 み合 わせて両面か ら宙の育成 に適 す る 土塊 環境 を造成す るこ とが奴 も好 ましい こと が わ か っ た . この対^#貿材 として は紫人 で も周遊い な く間11

に処

FJ拙 来 る こ と,手軽 に且安価にInlE時で も入手 で きる もの で あ るこ とを条件 にす ることで ,塞 当た り収 も有効 な も の は過石 と堆肥 であろ うと考 え られ る・.醐配塊験結束か ら推 して淘 石 と堆肥 を利 用 しての改良対節 として次の方 は が考 え られ る.すなわ ち

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g灰岩土塊で はlhM{'の仕上 げ 純 に完熟 堆肥 を3.37111当た り,.15kg程度比 収的 抜 く (7-ユOcpI程度 )打 ち込 み ,.換価葺削こ路床 を作 り.その上に3・3 1lt当た り過石5kg程度 を全面 に配布 し,その上 か らレー キ あ るい は古い竹 ぼ うきで表面のニヒ巷か き,表 層の土壌 と 混合 し,次いで は唖 ,襟土 を行 な う.混合が軌 1と催労 しでtあ る種 籾の根 や芽 を傷 め るので注憩が必 要であ る. 珊 瑚石灰 岩土壌,海成 押倒 土壌では埋肥 その他 は沌灰碧 と同様 であ るが,過石 は

3・

3〃

P当た り2・5-5・Okg准度 の 施用が適 当であろ う.

4

沖縄本 島の申 ,南部お よび離島の平抱地には珊 瑚石灰 岩の風化土域 ,派灰碧 の風化土壌 および海成 沖闇 の珊 瑚 屑 を含 む砂質壌土 など中性あ るい はアル カiI性 を里す る 土壌が広 く分布 してお り,そのま 上の状態で畑育苗 をす ると失敗す るこ とが 多い .その対韓 として比較的簡単で 健全 な細育苗法 について 2., 3検討 を行 な った. エ) 過 石 ,硫静準などの施周によって pHの底 下を は か りそれに と もな って番 の生育が きわ めて良好 にな るこ とをポ ッ ト試験お よび現 地対韓試験 において確 認 した. 2) 堆肥の施 用は アル カ リ性土壌に よる生 育障聾 の条 件が緩 和 され ,過石 と併 用す ることによ り相乗 的な効果 を もた らし, よ り安全かつ触全 な加背蘭 を可能 にした. また秒 質壌土 においては保水力 を高め る点 で更 に効果 を あげ.

肥施 用は不可欠の条件であ る. 3) 現地対鐸試験の 結束か ら 泥択碧土塊 に おいては 3・3才げ当た り完熟堆肥151噂および過石5kg,珊 瑚石灰揖

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こび 迦石2.5′一引唱を伽mす る ことが適 当であ るとJLlわれ る.

1・ 香山俊秋 1963.

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柚と班臥

2

琉球凝

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1963. 抑鮒の水 櫛 とそ0) .=拭作維持. 3.

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L&蜘 1963.ポ 93Elチ

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参照

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