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モノチーテン(Monozyten)の体外培養に就て

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Academic year: 2021

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(1)

モノチーテン?瞬黛δ凝禅豊の属望培養に就て

鼠京女子警學專門學校病理學教室ρ主任佐藤教授︺

   寅 川 八 重 子

 血液モノチーテソは淋巴球並に頴粒自血球に議して濁課せる自血球なりと云ふ學説は迅鴇鳶ミ及清野氏の 生燈染色にようて立論せられなるものなるが.清野氏は更に超生艦染色の研究を重ね、血液モノチーテンの 登生的關係を病理組織學的に研究し下の如く大別せり。︵一︶組織疎性鷹ノチーテン⋮⋮之は生膿染色に陽性 のものなb.︵二︶淋巴球性モノチーテン⋮⋮之は生膿並に超生引染色黒に陰性のものなり。︵三︶骨髄性モノ チー二7ンニ::之は生騰⋮染色には陰性なるも超生謄蝿染色に陽性のものなり。  此の如き諸論に逸して三田村及除氏等は常態血液篭ノチーテンは生謄染色に陽性なるもの存在せすと圭張 せり。之に反し小宮氏は動物を生金染色して血液中に最初に出現するものは組織球性毛ノチーテンにして生 膿染色を反覆して然る後に出現するものは網言論に心癖するものなりと義ひ、木村氏は常態血液を謄外に於 て培養し力川ミンを撮取せる軍核細胞あるにより組織球は常態血液申にあうと云ふ。而して小宮及木村氏等 の研究によれば血液モノチーナンと溢する種籏に組織球の存在を明にせ夢。  馬杉氏の硯究は組織球とモノチーナンを二種に考へたるは試団二身8冨に饗するO舜凄一8鷺2の關係の如く 共に同一母組織を有するも常態血液中のモ声・チーテンは網状織の一定の登育分化せるものが流血中に現はれ    安川”モノチーテン︵宏○ロoN︸・冨口︶の濫外培養に款て       五九

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   安川1ーモノチーテン︵寓。ごoN鴇9︶の櫨外培養に就て      六〇 だるものにして組織球は或刺戟を受け把る場合に流血申に現はる︾モノチーアンなるべしと云ふ。  此等は生膿染色並に超生命染色より血液細胞の螢生命其分化と云ふ方面の研究ぼり。而してモノチーテン が流血申に於ける性能として異物を魚取することの可能性を考ふる外、筒、冤疫學的方面との關係に就て研 究すべきもの多々あらんも、慢性脾腫を惹起せしむる疾患、或は結核、腺熱、登疹チフス等に於て血液中に モノチトーぜを爽現す。之等は網歌織系統の生盤反逆と解繹し、此際出現するモノチーテンに就て病理學上 の意義を共騰外培養の所見に基きて観察せんとす。 謙周瞼材麟及方溝  正常家兎︵二五〇〇一三〇〇〇屍︶の臼選球を分離し之を膿外培養せる“ものを饗照とし、一方に於てはモ ノチトーぜを起せしむる方法としてモノチトゲネス国華湖を家兎の皮下に︵毎日一㏄宛︶注射し、他の方法と して山羊血清の心臓内注射︵五㏄宛二同︶を行ひ一般血液身軽法により自血球の歌里を観察せり。何れも共経 過中適當なる時期を選びて探籍し其遠心せる自血球履を分離し家連署汁を加へ血漿を凝固せしむ。之をリン ゲル氏液内に予て鰻重粍大となし人血漁獲家鵬血漿の混合血漿墨家美髪汁にて被蓋硝子式に培養せり。而し て第二日目より家兎血漿、図烈−制、三富液等分液一滴を加へ以後二日目毎に之を交換せゐ、斯くして二十四時 問目よ勤八日に亘る各の培養をへ響、認疇氏液にて固定し.ギームザ染色法によも白血球の状態を観察せり。 蒙薦常態識燈の塘養 常態血液の培養に於ては酒客性自血球は十二時品目に於て既に崩壊し.二十四時間後に於ては全く死滅す

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i ㊦熱財主鐸灘呼が㊦ 螂 るもの多し。叉淋既球は四十八時間経過する時は最早認むる事能はす。唯モノチーテンは前者に比して長く 生存す。然れども北の培養ば之を長く縫志すること困難にして購⋮・五錬目には退行麺性に照り死滅するに至 るもの多か6き。  此の實験.は常態血液中にあるモノチーテンは趨る成熟分化せる階級にある把めの成績と観察せ墾。        愚ノ多藁穆爆凝慧趨癒篇撫瀧の鱗懸偶

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安川ロモノチ7テン︵寓︵ヨoN旨。口︶の禮外培養に就て 六二

培養所 見

 二十四時間∵⋮:頴粒界臼血球は二十四時間以内に於て既に著しき崩壊的理化を來すもモノチーテンは細胞 膿を明確に認むることを得、甚だ稀に紡錘形細胞の出現を見ることあり。  四十八時間⋮⋮モノチー7ンは溶々濃染せる核を有し、原形質はアメーバ様突起を出し、核も亦多様に獲 黙せり。此の細胞は甚だ稀に核より園路の核成分を芽出す。所燈クロマチンに富める穎粒︵G。×ご篇鳶︶を認む。  五日一六日⋮⋮急に毛ノチーテンの塘加せる所見に接せり。帥ち之等の細胞は圓形にして大さ︵μ⑦∼bっbっ鳶︶ にして廣き原形質を有し、小腔泡を有せるものあり。核は早々偏心性にして扇形又は卵娘形なり。一般にク ロマチンに乏し。以上の外にボリプラスランありて核並に原形質は形態的に多様なるも、此のものは圓形を 呈せる毛ノチーテンよう礎態せるものならん。稀には細胞の一端又は爾今に細き繊維檬突起を有するフイブ ロブラステン様細胞︵αOx。。1霜O×口曾︶の出現を認む。此の者は核は常に長儒圓形を呈せウ。  七日一八日:・:・特殊なる鍵化は七日目に至り圓形細胞に直接核分剖像を現はし更に原形質に陥凹部を生 じ、終には細胞騰の分裂を見ることを得。此の凝化は八日目に至り更に進行せウ。  九日一十一日目に於てフイブ冒ブラスプン様細胞に獲化しつ、あるもの著しく塘加せり。  培養十一日目に於てジンチ、アール細胞及互大細胞の出現せるを認む。 港 案 以上の實験によれば常態血液中のモノチープンは他の白血球に比して謄外に於て比較的久しく生存せるも

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病的にモノチト電ぜを惹趨せしめ惣る夫れに比すれば糟律する性極めて弱し。  余はモノチトーぜに於ける毛ノチープソは塘殖力旺盛にして途に繊維芽細胞癌に、或はジソチチアー川細 胞に獲態するに至るを知れ今。之が意義を少しく述べんとす。魏に欝ざ§鑓肺壁博駒・ミミミミ趣ミ謡は常態の血 液を鮭外に於て培養せしに淋巴球と瞭ノチーテンは同、。ぐ乞芋窪並に大虚継胞に薮癒し結締織形成細胞様に鍵 寓するを述べ居れう。きご匙隠勲銚ミ劇ミミき慧∼窺︵お暴︶は常態血液並に淋巴性白血病の血液を風車に於て培 養せしに淋巴球には進行性の畿育を謹明し得ざりしも培養に出現せし大姦細胞,上皮様細胞、結締織形成細 胞様のものは毛ノチーテンより由來するものと認めたう。  而して此の淋巴球より上記の結締織形成細胞或は瓢粒性自血球︵9嘗試。三王︶が形成せらる、か否やの問 題に就ては論議せらる︾所なるも.骨騰性自害病に於て出現する骨髄形成細胞 ︵ウ尊包。竃帥ω8♪﹀ミミ凝或は 口器き。還ε玄器蚕どミミ・Nミ︶は常態血液のモノチープンの如く上皮様細胞、結締織形成細胞襟細胞、亘大細胞に 麺態することは寄ミミ慧§智樽勲ミ純§ミへ審禽ポ恕闘ヘミ寒藷︸ミヘミ評寒㍗物篶ミ薯匿葺Q・・⋮・氏等の研究並に余も既 に實験せるところなり。若し﹂§ミミ§氏の實験の如く淋巴球も之と同様の磯育を螢むとすれば血液一元論 を支持する上に於て有力なる意義を有するものと云ふを得べし。  併し余は此の方面の研究は充分ならざるを以て之に論議を附するを避け、§跨ミミが骨髄性白血病に於け る慢性脾腫は其の骨髄形成細胞が結締織形成細胞様に鍵.態することも殺れに蟻蚕すると述べたることに封照 して余がモノチープンの培養成績に意義を附せんと欲す。  師ち常態血液の壬ノチーテンを遷外に撃て培養するに共生存瞬歎は贋繭⋮五驕に止まる、是れ培養術式に 蘭係あること勿論なるも,モノチ・,葦笛を興起せしめ昇る動物のモノチ盲ニプンは同稽式に拘らす増殖旺盛な    安規”モノチーテンヂ霞G5QN罫①コ︶の盤外培養に就て      六三

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   安川1ーモノチーテン︵羅。εN讐窪︶の燈外培養に就て      六四 り。故に血液中にモノチーテンが増加する揚合には登育力の古き幼若型が存在することは考へらる、此者が 敵る病竃に集中する場合に結締織形成細胞と形態上差別困難なるものに懸想し得ることを其営外培養成績よ わ推理し.併せて人世に於ける結核症に於て病竃が禽活動状態にある時其血液中にモノチー7ンの増加ある は其結節を形成する上に穿て之に墾加する意義を有すに嘉すやと考ふ。 §ミミ彊馬&曹は骨髄白血症の血液 を論外に総て培養し、曲れに結核菌︵日.玉綿M葺巳p旨・︶を附加せしに骨髄形成細胞は上皮様細胞に憂化せしと 云ふ。  而して余が嘗て報告せる骨髄形成細胞の艦外培養と此モノチー7ンのそれとを比較するに自ら差異あるが 如く観察せり、即ちモノチープンの培養せる散態は結締織形成細胞に類する黙多く殊に其者育は旺盛にし て核が骨臆形成細胞の培養に見るが如き多形に獲ること少なし.從て此培養よりしてモノチーテンは清野 昏ミミの創唱せる綱歌織より由來するものなることを知るを血書り。 結 鱗 翻翻  一、常態自血球を膳⋮外に於て培養するに顯粒性白血球並に淋巴球に早期に崩壊す。屯ノチーナンは前二者 に比すれば死滅する事遽し。  二、然れども血液モノチータンを増加せしむる手段として、毛ノチトゲネス菌或は異種籏血液を注射して 惹起せるモノチーテン過多症に於ては常態血液中の壬ノチー7ンに比して、遙に生活旺盛にして途に結締織 形成細胞檬に鍵化す。此の培養試験に於て病的モノチトーゼの内にはζ§。露節。・8贈と諭す可き階級のもの存 在を確むることを得可しQ

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 三、幼若なる階級に見るモノチーテンは膿外培養に於て.結締織形成細胞様のものに攣化し易きを以て、 輝輝にモノチーテン増加症を惹起せる疾患に於て.此のモノチーテンが或る病期に集中すれば固定組織に於 ける結締織形成細胞と形態上下馴し得ざるものに攣織し得るものならんと考ふ。

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