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計数形微分解析機

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(1)

DigitalDi仔erentialAnalyser(DDA)

衛*

雄**

MamoruIiosaka Slligeo Matsubara

計数形微分解析機(DDA)は,

嗣***

Masatsugu Yoshitake

至l_与工て、羊の分野に現+っれる各種の線形,非線形微分ノブ程式の数値解析を+二日的 とした,ディジタル形の単能計算機である。本文でほ,一般DDAの劇作原兜,国内,国外におけるDDAの 製作の召ユ状,従来の汎用ディジタル計算枚,およびアナログ計算機に対してDDAがイ∫する特艮と適用分野に ついて紹介し,試作したDDAの概要を述べてある。

1.緒

DDAは,従来の機械式またほ電子管ノ(の微分解析機の原理を, パルスを扱うディジタルの回路で実現したもので,一般のアナログ 計算機,汎用のディジタル計算機とは,使用日的および機能のノさぇ で,多くの差異がある。そのおもなものを列挙すると,次のように なる。 (1)解の精度 ディジタル化した情報を取り扱うので,使用

する素子には,アナログ計算枚ほど厳格な精度のものを必

要とLない。解の要求精度に止てじて,枇級数値のけた数を

選ぶことができる。 (2)小形化,降量化の可能性 特殊川′l勺の制御用計節二枚で, 解析蚤罷などが椅掛こ制限される場介,従来のサーボ計算 機でほ,小形化,帳量化が困難であったが,DDAを採用 することにより,要求される性能の計算機を比較的容易に 実現することができる。 (3)融通性 DDAは特に微分方程式の数値解析に適した計 芸亡機で,その日的には汎用ディジタル計罪枚のような,面 倒なプログラムを必要としない。しかも,ディジタル隅報 を取り扱うので,実際の金物をつくらなくても,多くの諭雌 第1蓑 国内および国外DDA性能一望三夫(1963.4調べ)

も■i分貴誌の構成 椚 分 器 形 式 節分宕豊の実装数 も■主分器の相互接続 折 節 速 度 クロ ック周波数 人 力 方 式 出 力 方 式 円 路 素 子 29ビ ット 滋気ドラム のユ哩延線レ ジスタ 44 〆t 列 100「nl/砂 グラフプロ ッタ 真 空 管 Nortbrop Aircraft Inc 1949年 16台(以上) CRClO5 10 6 け た 列 グラフプロ ッタ 真 空 管 Northrop Aircraft Inc 1951年 * 東京大学航空研究所 工悼 ** 日立製作所神奈川工場 ***京浜日立エンジニアリング Bendix D-12 10 7 け た ぱモ 列 紙子ープリ 一夕 電動タイプ ライク,グ ラフプロッ タ Bendix 1953年 Bendix G--15 付加与宝鑑 2 29ビ ット Bendix 1956年 Litton20 Litton40 2 進 18ビ ット 磁気ドラム の遅延線レ ジスタ 20個,40個 60回/秒 非 同 期 紙テープリ 【ダ,カー プ フ ロ ア,てニュ アルキー グラフブロ ック 上'〔空 管 Litton Industry 1956年 17台(以上) TRICE 2 30ビ ット 砥磁遅延線 基本ブロック梢成 (1)応 分 詐 8個 (2〕』y加丑芋器 2個 (3)定数掛算琴 5伸 (4)サ ー ボ 2個 (5)変数掛節器 1個 バツボード 杭分器内直列 節分器相互並列 10/JS/机分器すなわち 100kc 3Mc 雛テープリーダ カープフォロア マニュア′レキー 机テープパソテ グラフプロッタ ほかに PB250のフレキ トランジスタダイオード Packard BellInc 1958年 6 台以_l二

ー61-IBM DATA 2 21ピ ッl 700F!†/砂 トランジスタ ダイオード IBM Air-born Missile Guldance CORSAIR 進 16ビ ット 磁気コア パッチボー ド 直 列 500回/秒 500kc てニュ7ノレ キー,パソ チカ【ド グラフブロ ック トランジスタ ダイオード 茄丘thern Instru一 皿ents Ltと 1960年 Air-born 29ビ ット DAC-1 進 20ビ ット トラソジス ククリップ フロツプの レジスク パッチボー ド iTi 列l並 列 65回/秒 214kc MELCOM ll_01 の入出力装 置を使用す る グラフフ ̄ロ ッタほかに MELCOM llOl の入出力装 ̄匠 トランジスタ ダイオード 三菱電機 株式会召二 1962年 / / / / 500同/秒 100kc てニュアノレ キー ⅩYレコー ダ トランジスタ ダイオード 1962年

///

卜立DDA

2 進 20ビ ット 1,700「司/砂 1Mc トランジスタ ダイオード 日立製作所 1963年

(2)

1656

耶和38年10月

個転円板

(か=回転円板,半径r

も、 d∂タ=〟?・d飢 J次増分 (』∼)∠

〇∂2:出場鴨角

ワニ人力軸と回転円坂(D,(∋の

接触点の居巨り

しリ8,=人欄回転角

第1同 機械式積分器の原理 斤 しジスプ 「∠ 加管器 ∫ク y し二二■スタ ニリエ 加管玉 ∫-2次磨分 7次増分 (』エ)上 +一乙 rdy)ご 第2図 計数形積分器の偶成 折算を行なう種々のプログラムにより,復雑な汀汀題も解け る融通性をもつ。 DDAほ,弟1表に示すように,すでに1950年頃より国外におい て発表され,特殊目的用の年絹巨機も多く製作されているが,国内に おいてほ,あまり知られておらず,使用例に関しても,二,三の紹 介しか見当たらない(l)(3)。以下の本文では,一般的な原月旦の簡_F担な 説明も含めて・DDAの使用法を解説し,試作機の構成,性能概要 を紹介してある∩ 2.DDA の

2・】積分器の動作 DDAの積分掛も ディジタル信一ぢ・を取り扱ぃミルス回路である が順現的には,よく知られている機械式析分器の動rFから導かれた ものである〔弟1図に示す各変数の閃の関尉ま,

d〃2=ナウ・叫=∬・り・叫

∬:一 〝1,〃2,りを任意の変数・r,Z,yに対応させ, 対するJ,ろ yを以∬,㍑z,ZJ▼ソとし 凡Jヱ=各`∬・〟γ 次式で示される。 ‥(1) ril位のβ1,β2,キ・に ‥(2) のようにスケールの関係を満足させカtば,積分器ほ dz=yd.r‥‥ (3) の関係を満足する。 (3)式の関係をパルス回路で得るためには,弟2図の構脚こよる 回路を用いる。この場合,積分器ほ,Rレジスタ,Yレジスタと呼 ばれる二つのレジスタと,それを接続する加算器から成り_立ち,積分 演算ほ,これらの積分器を相互に接続し,それぞれの積分掛こ,プ ログラムで決めた入力を与えて,区分求積法による逐次加算を繰り 返すことにより実行される。弟3図で表わされた曲線y=′(J)を積 分するにほ,・rの積分範囲(・rO,J.)の閃を等分し,長方形の面積の 総和を求めてその極限値を出すことになるが,DDAの積分器ほ, 積分結果を次のように近似している。 才番目のサイクルで,積分器は1次増分(山)∼と,2次増分(Jy)ざ とを受け取り,3次増分(』れを放Hするが, 変数∫が一定増分ゐ1だけ増加したとき (血)f=+1

第45巻 第10号 y l l l け.タ ・_一し 〃..ユ d.ち′ ′′+.工 γ丁/1(ェ) 〔ブ イ 古■7 ∂〉 β/β/JJ2/J/4 ■▲一→ 二C 第3図 区 分 求 横 の 変数・Tが一定蛸分力1たけ減少したとき (』.r)ざ=-1 変数Jの変化の絶対値がカ.以 ̄Fのとき (』ごr)才=0 と規定し,同様に2次増分(』y)fも,一定増分ゐ2だけ変数yが変 化したことを表わすとすれば,Yレジスタの内容は,加算器∑1の 動作により 肌=yo+ゐ2∑(d即)ざ. 5=1 と表わされる。y才は -1≦yf<+1 (4) の範囲にあるとする。さらに,このサイクルでの(』∬)才人力の正, ‡1またほ0に対応した加算器∑2の動作により,Rレジスタの内容 は,肌だけ増加,減少をするか,または何も変わらない。したがっ てRレジスタの内容は,幅がカ1=+1で,高さが+1である長方形 の両横を去』準としたときの小数部分を表わし, 0≦γf<+1 である。Rレジスタは,次のサイクルに移るとき,クリアされず, 次々と積算をして行くので,あふれ(0verflow)を起こす。このあ ふれを変数zの変化分と考え,増分(』之)fとする∩ したがって, γf-1+y∫(』∬)∼≧1で(』z)∫=+1 1>γォー1+yゞ(Ar)f≧0で(』之)J=0 0>γ∫-1十肌(ム・)f で(』z)∫=-1 となり,才番目のサイクル終了時に,Rレジスタの内容は, γf=γト1+肌(』J)ゴー(』z)J‥ (5) と表わされる。実際の計界でほ,ゐ1,ゐ2は小さな数を仮定するので, (Ar)∫,(』y)≠,(』れは小さな微小変化を表わし,これらの関係ほ,

y=∼dy

dz=ydヱ と考えられるっ第3図の曲線を数値積分した結果を策2表に示す。 第2表 区 分 求 積 結 果 (第3図の曲線をDDAで箭分する場令の過程を示す) n 】n・(d∬)g (U 1 2 3 4-5 6 7 QU 9 nU 1 2 3

…62-dZ乞 月乞 I Z豆 一肌〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇.〇. + + + + + 一十

(3)

γ†

肌 一 γU y=r(∬)

†∠y亡

(』∝)卜J.(』エ)` 第4図 台 形 屯貨 一 こr 分 方 式 (』∝)£ シさ (d7)エ (』∠)∠ 尺レジスタ 「亡 rレジスタ yこ 第5図 台形二方式桃分器の偶成 灯斤 レミニ人フ 〝 レシ、ニスタ r+ (』y)エ 〔+エ)こ 第6図 定数掛算 器 の 梢 成 以上ほ,長方形の小面積y∫(』J)gを集計しているので長方形近似 法という。このほかに弟4図の斜線を引いた台形面積の集計を行な う方式で,台形近似積分法があり,長方形近似法より積分精度がよ い。この場合,オ番臼のサイクルでは,γ∫ほ,

γf=γ∫一山(』れ+÷(軌・(叫-(』z)g

…(6) で示されることになり,積分掛ま舞5図の構成となる。 2.2 定数掛算器 積分器で』y入力のない場合,Yレジスタに与えた一定数を疋と すると,RレジスタにはÅ』∫を加算する。これを定数掛算器と称 し,弟d図のように構成される。オーバフロー出力(』z)gほ (』れ=rf_1+∬(』∫)g-γJ ∬:一 (』∬)∼:1次増分入力 で表わされる。 2.3 積分器の特殊動作 積分器は,前記の積分動作とほ別に, 特殊の指定をすることによ り,サーボ動作,比較判別動作などを行なわせることができるの で,種々の不連続関数や,非線形関数を発生させるのに用いられ る。これらの場合,(』z)は,甘く0またはγ<甘を判別して, (』之)=(yの符ぢう×(Jh・の符号) により先年ミする。 (7)

高くなる。後者ほ,が言算速蛙は遅いが,素J二の数は少なく,構造も 筒中である。たとえば,2本の避妊線を使用して,RおよびYレジ スタを直列に配列すれば,積分諾詩数を増加しても,それに比例し て,製作費用は増大しない。 遅延素了▲として,磁気ドラム,磁立もひずみ遅延線が代表的であ り,磁気コア記憶装置もレジスタとして使用されている。

4.積分器の縮合方式

解くべきRE】適に応じて,枯分諸謹の相月二接続を行なう方法には,人 別して二つあF),一つは,パッチボードに,各積分器の入出力端-f を出しておき,パッチコードにより接続する方法,他の一つほ,紙 テープを使用して,杭分署詩の接続プログラムを,あらかじめ,.子山意 装i托に記憶させておき,内部で自動的に積分浩旨を結合する方法であ る。前者は,り∫i祝杓で,プログラムのチェックが比較的容簸である が,】瑚題ごとにパッチボードの組替えを必要とする。後者ほ,一般 のディジタル計印機のプログラム作成と,ほとんど同じ考え方でつ くれるので,プログラムの変更は容易であり,沙L川ディジタル計界 依とハイブリッドにした場合には,ディジタ′し計卯楼の指令により プログラムの変むを行なうことも可能である。

5.試作計数形微分解析機の概要

前節までに述べた基本の機能を満たすDDAとして,ii出違部に磁 包もひずみ避妊線を使用し,演節回路にクロック周波数1Mcの同期 式回路を使用した夙について述べる。装挺の外観を弟7図に示す。 5.1性能および仕様 制 御 方 式 取 扱 数 低 回 路 素 子 積分器形式 枯 分 器 数 積分語注精度 横 分 力 式 折 節 プノ 式 繰 返 速 舷 プ ロ グ ラ ム 入 力 方 式 出 力 カ 式 本機の演算回路i・ま, 同J軌紅列方式,クロック1Mc 純2進,負数は2の補数表示 トランジスタおよびダイオード 磁気ひずみ避妊線による循喋形レジスタ 28佃 2進17けた 台形積分方式 何列逐次形 如秒約1,700凹 磁気ひずみ避妊線のアドレスレジスタによる 内部記憶方式 損作パネルの押しボタン操作による手動力式 ⅩY記録掛こよる口動記録方式 弟8図のように構成されている。RおよぴY レジスタには,560〃Sの磁気ひずみ遅延線を使用L,28佃の積分器 を収容Lている。したがって1偶の積分掛ま20ビットで構成され, 1積分器時間は20/JSとなる。 YCはJy/ミルスを計数するレジスタで4ビットの可逆カウンタ

3.DDÅの演算方式

演算方式には,各積分器ごとに,独立して同時に計算を行なう並 列方式と,各積分器に対する計算を時分捌で行なう直列方式とがあ

る。前者は,演算速度ほ速いが素子の数が多くなり,装置の価格も

冊63-/

Xr記念孟最

丁/◆′、・

三十等横本体 節7岡 試 作Ⅰ)DAの 外 観 岡 計筒鱗木体おエぴXY.i亡録1‡:手

(4)

1658 昭和38年10月 F・F スタr卜/Tルス -』〝 +d∫ 十∠y -∠r +∠z -』ヱ ⊥ 上土

オーー・ノTフロ 検 出 量 加算愚 補数患 加貸器 斤 し二′:(ナ ∫伽■rチ 加算器 (イムごま) γC ∫かIrf 第8図 試作DDAのブロックダイヤグラム 乃8刀タロ7丁うざ六∫ 乃イ乃∫乃∼刀J71D 乃 花 r∵ 指花 丁立乃 た 刀 乃

†⊥符弓反転ビット

斤レジスプ スケール指定ビット (スタート爪レス) 7■//しノ吉 ノ′デシジョン蒐足ビットl 符弓ビット 江:(1) (2) (3) I1 11 rレミ\スタ 第9図 節分器R/Yレジスタの偶成 r+ん/ご 椙分署/こ -ガレ二_ニスク7 †-しミ:スタ 頂分呑J(りの アドレスしノジスア 積分器JJ・J一 1 l ・■7β J■ロ ′′ブぶ 』∫発′呈.馬方蓋しり指定 7 ∼∂。ブ5 6 7 β βJけ// .・■ご.Jゴ/J 7ゴβJ 積分墨J上の ---一一ノ アト■レスレジヌタ 三/ゝ 白岡 発生積分蓋の指定 便閂せず、 第10図 アドレスレジスタの構成 名前分器に付属する7ドレスレジスタほ1語分だけ早い時間に現jっれる。 Tl∼T4の4ビットほ1,2,4,8のweightをもち先行する15個の椚分器 の中の1つを指定し,そのぷf分器のJzを血として使用する。 T5∼T19の15ビットは1∼15の番号を表わし,先行する15個の朽分器を 指定L,その番号の那分署旨から㌻1うた』2を』ッとして使用する。 になっている。最高位の1ビットは符号を示し,負数は2の補数表 示になっている。YBはYCの内韓をYレジスタに加算するため, YCの内容を一時記憶しておくレジスタである。スタートパルス は,YBをYレジスタのどのけたから加算するかを定めるもので, 積分器の有効けた数を指定するビットであり,第9図に示すよう に,Rレジスタの1ビットを使用している。Rレジスタのオーバフ ローほ,オーバフロー検出回路で判別され,+』zまたほ-』z出力 となる。本機は,向列逐次形折節力式であるから,YC,YB,加 算器などほ,すべての杭分器について共通に位用される。ただし, 各積分器の出力は,別に設けた』zの一時記憶装酎こ一定時間の問, たくわえておき,取り出すタイミングを指定して他の積分器の』ェ, 第45巻 第10-▲ぢl 』ェ ∠∼=y』∝ γレ ."〃 ‥ y 山々γJZ ′d (一)記号は符号を 反転与せる。 1次増分入力(1個) 2次増分入力(滋大7個) 被析分関数 増 分 出 プJ 第11図 硫分器の記号 またはdy入力として分酉己される。 5.2J一之出力の記憶方式 木椀の』z記憶装置は,積分器のけた数(20ビット)よ り1ビット少ない,循環形の遅延線を使用し,新しく発 生した』zを順次書き込んでいき,遅延線を通って現わ れるdzを順次指定できるようにしてある。この方式に よる場合,』ズ,または』yとして取り出す』之を指定する には,RまたほYレジスタと同じ長さの磁気ひずみ遅延 線を,アドレスレジスタとして使用し,舞10図のよう に用いている。 5.3 入出力方式 木餃の場合,一般のディジタル計算機と同じように, 各種の入出力装置をつけることは,積分演算部に対して 入出力制御装置の占める割合が多くなり,装置全体とし て高価になるので,入力は押しボタンで16進数に対応し たものとレジスタ指定のロータリスイッチによる方法と し,出力ほ,』zを取り出す積分器を指定するロータリス イッチを操作して,ⅩY記録器のⅩ軸およびY軸駆動回 路に』zパルスを与える方法を採用した。しかし,記号 入力ができないことは何かと不便であり,DDAでも, 紙テープ読取器, タイプライタ,紙テープパンチなど は,将来必要なものと考えられる。

占.問題の解き方

DDAで微分方程式の数値解析を行なうには,与えら れた微分方程式を,積分器の相互接続図が書き表わせる ように変形し,各変数のスケールを,演算精度および計 算機の取扱可能数値を考慮して決定する。以下,これら の手法について簡単に説明する。 d.1積分器の記号 積分器の記号としては,種々の表わし方があるが,こ こでは第11図に示す記号を用いてある。この中に,弟 2図または第5図に示すレジスタ,加算器などが含まれ ていると考えてよい。1次増分入力ほ上の線よりはいり, 2次増分入力は下の線よりはいる。ただし,普通』甘ほ複 数個受け入れられ,前節の試作機では7個まで可能である。図形中 のYは被積分関数を表わし,(』z)の符号を反転するときには,(-) 記号がつけられる。定数掛算器は,2次増分入力がないから,』y入 力が喜かれず,Yの代わりに,一定数∬を書けばよい。 る.2 線形微分方程式の一般白勺解法 微分方程式が与えられた場合,前述の積分器の記号を用いて,積 分器の相互接続を表わすた捌こは,次の手順を行なう。

(1)解析すべき微分方程式を独立変数について積分し,分母を

払う。 (2)最高次の微分を左辺に残し,他をすべて右辺に集めて式を 書き変える。

一64憎

(5)

d∬ dご 【さ血 右血 (7ン' tノ.ご dJ dメ 一打y

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 ̄y

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㌦/

CJ血 \ノ

雷+雷+豊+cy=O

dタ+d夕+dy+cy血=O d夕=-dターdy-Cyゐ タdェ=dタ タdェ=dy 第12図 タ+タ+タ+cy=0を解く場合の 積分器相互接続例 d∬ 卜) 一ydr 少血=dy dcoざエ d∫/ ̄∩∬

語り二O

d少= ̄y血 第13図 Sin,COSを発生させる場合の積分肘相互接続例 (3)このようにして得られた式に従い,次数の低いものから, 順次次数の高い微分が発生し,左辺と右辺の微分が等しく なるように,積分器の入九 出力を接続する。 (4)与えられた初期条件および,変数,係数の数値範閃を, DDAが取り扱える数値範閃にほいるよう,スケーリング を行ない,要求される浜算精度によりRレジスタのスーター トパルスのビット位琵を決めてやる。 積分器の相互接続例を,第12図に示す。また,各種の基本関数 も積分器をいくつか組み合わせることにより,容易に発生させられ る。特に第13図に示すように,正弦関数ほ,2個の#∈分語芹をJ ̄†1い て発生させることができるので,各積分旨琵の』z出力を,ⅩY記録 一語詩の駆動回路に与えれば,Hを拭くことになる。これはアナコンの サーク′しテストと同じく動作確認に使用することができる。ⅩYlテ己 録器が追従する速度では,常に原形が保たれ,ドリフトその他の共 常ほ起こらなかった。第14図に記録例を示す。 る.3 DDÅの計算誤差 DDAの計算誤差として考えられるおもなものは,次の二つであ る。 (1)丸〆〕の誤差 横分器の出力はRレジスタのオーバフローパルスであるが,R レジスタには,低位の′+、数削が残るので,これが丸めの誤差とし てきく。この誤差を小さくするため,一般にはRレジスタの初期 一・---一起点

直径1,000ステップの円および対角線1,000ステップの止方形を示す。 第14図 式作磯によ る記録例 注:lりおよび爪プJ形とも10ノ郎己康してあるが,原形ほ保たれている。 値として1/2を入れて計許させている。 (2)近似積分による誤差 債分値は,多数の長方形の面積を焦計しているが,各小面積 は,実際に与えられる関数の面杭と一致しない。これが数多く表号 算されることにより誤差が+三じることになるが,長方形近似より 子ナ7「≠近似のほうが微小面析の省略分が少ないので,精度ほよくな っている。 これらの訳差は,DDAの木円的なものであるが,特定のよ ̄了り題に 対し,解の要求精度に応じて,杭分諸賢のスケーリングを適当に行な うことにより,実川上全く支障ない程度の解を得ることができる。

7.結

□ 第1表に示したように,DDAが国外において開発された時j別 は,かなり以揃で,種々の性能のものが発表されているが,国内に おいては使用例の報汽もあまり見当たらず,汎川のディジタル計算 機に比較して,その有用性が広く認められていないようである。本 稿において報告した試作機は,磁気ひずみ遅延線を使川して積分器

を構成した拉初の実用機で,今後の開発に必要な多くの資料が得ら

れた。 DDAは,従来のアナコンおよび汎用ディジタル計算機の適用分 野以外のところで使用された場合,製作費用,操作の解易さなどの ノユで,特長が発揮できる機種と考えられる。またDDAの原兜を応 用した新機種の開妬も,Tl雌U関緯で可能性がある。

ー65-参 鳶 文 献 穂坂:日動制御る,150(1959) P.L.Owen etal:JournalBrit.Ⅰ.R.E.,22,83(Aug.1961) 穂坂:情報処理学会lI「†37全1三l主l大会 ̄予稿

G.F.Forbes:DDA Published bytheauthor4theditior】

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