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本邦赤痢(疫痢を含む)罹患率におよぼす諸要約の統計学的考察

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Academic year: 2021

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71 動物肝臓などの組織片の酸素消費曲線の例を示す。こ の曲線は近似的に指数戸数曲線で表わすことができる ので,その指数の値,すなわち酸素消費係数を上記各 種の組織について算出し,酸素消費能を比較した。 25.小呪腎疾患におけるリポイド穎粒の 堅甲出現の意義 (小児科)青木昌子・○植山三子・鵜原けい 当科に入院した2∼14才の腎疾患々者44例(男児 29例,女児15例:内腎炎43例,ネフ・一頃1例)に 就て尿中リポイド穎粒(以下リポ穎粒と省略)の検索 を行い。検出群と不検出群に分けて夫々性別年令別尿 あるいは血清の所見および予後との関係を検討した。 その成績によればリボ絶粒の検出率は男児に四々多く (17. 2%,女児は13.3%);年令的には6才未満には 検出なく,予後はリボ穎蟹田検出者に不良なることを 思わしめた。.血清総コレ・ステロール量はリボ願粒不検 出群には一時200∼400mg/d1台の上昇を示したもの もあったが概して正常値を示し,リボ穎粒検出者では 正常の者1例のみで,他は入院申終姶200ハ》700mg/dI 台の.ヒ昇を示した。而して同一患者ではリボ顯粒検出 時には不検出時よりも野々高値を示した。血液残余窒 i素量および尿蛋白量は,リポ願卑下検出者では初期上 昇を示しても,早期に正常化を認めたが検出者では10 ヵ月から2年乃至7年の経過の後でも街上昇のままな る者もあった。赤沈はリボ顯粒不検出者では早期に正 常化した者が多く,リボ顧粒検:出者では終始高度促進 を持続した者が多かった。最高血圧はリボ穎粒検:出群 :不検出群の間に特に差を認めなかった。 以上の成績を総括すればリボ穎粒の尿中出現は他の :不良所見を伴いつつ予後不良の徴を意味するように思 われる。 贋周 簑島 高(第一生理) 吾々は人工血液申に20%の脂肪エマルジョンを用い る実験をも行っているが猫などで尿中に脂肪穎粒の出 現を見ている。このエマルジョンの脂肪穎粒の大きさ は糸球体0.5・)0.3μである。学田が尿中にでるため には腎もGlo皿erulusの透過性が高まるかあるいは尿 細管(Tubulus)‘で異常1こ脂肪(リポイド)が生産され るかであると酔う。従って願粒の数と共に穎粒の大き さを測定しおくことが原因解明に対し必要と思うが如 何ですかσ“ 応讐 植山願子(小児科) 特に計測しておりません。 26.中央検査室における細菌培養検査の統計的観察 (中野細菌)長田富香 中央検査室が29年9月に発足してより,本年8月で 満4「部Nを経過するので,4年間の歩みを統計的にま とめた結果を報告し,御参考に供したいと思う。 発足当時は,現在各所で行われているように徹底し た検査の中央化を行っている所が少なく,当病院でも 教育機関であるため,細菌検査の一切を技術者まかせ にすることの是非が疑われたためか,結核菌培養のみ ということであった。ところが諸設備が整ってみる と,自然の成行きで次第四々に取り扱い範囲が拡大さ れ,日に月に検査件数は増加し,時には検査室として そこまで行っては研究の三子に入るのではないかと思 われるところまで行わざるを得なくなることもある状 態である。 現在なお血清学的検査法は次々と新しい種類の検査 法か紹介され,まだまだその業務は拡大途上にあると いえる。 今回は一般細菌培養と結核菌培養検査とに分けて, 各科別,材料別,月圃,入院外来別,等の検査件数の 推移,材料別検出菌種,主要疾息別起炎菌検出率,薬 剤感受性度の推移,結核菌検査においては,きらに塗 抹陽性培養陰性の率,またはその逆の場合の率,等に ついて図表を示し,これらの統計的観察から一般的傾 向を知り,検討を行った。 27.本邦赤痢(疫痢を含む)罹患率におよぼす 諸要約の統計学的考察 (衛生)泉女雄 昭和30年度における都道府県別にみた赤痢訂正罹患 率の大小と平均気温,教育の普及度,富の分布,一世 帯平均人員,人口の都市集中率との部分相関を検し, その結果を戦前における吉岡の研究と比較した。 (1)平均気温と赤痢罹患率との部分相関をみても 有意ではない。すなわち,平均気温は赤痢罹患率に影 響を及ぼす重要な因子ではない。戦前において吉岡は 平均気温は重要な因子であるといっているが,この点 において戦前,戦後に差異がみられ,戦後の赤痢発生 状況の特徴である。 (■)教育の普及度と赤痢罹患率の部分相関は有意 ではない。すなわち,教育の普及度は赤痢罹息率に影 響を及ぼす重要な因子ではない。この点については吉 岡も同様のことをいっており,戦前,戦後に差異はみ られない。や (皿)富の分布と赤痢罹患率との部分相関は有意の 逆相関を示す。すなわち,冨の分布は赤痢罹患率に影 響を及ぼす重要な因子である。吉岡は富の分布は影響 を及ぼす因子とは考えられないといっているが,この 点においても戦前戦後には差異がみられる。 (IV)一世帯平均人員と赤痢罹患率の部分相関は有 意の順相関を示す。すなわち,一世帯平均人員は赤痢 罹患率に影響を及ぼす重要な因子である。この点につ いては,吉岡も同様なことをいっている。 (V)人口の都市集申率と赤痢罹患率との部分相関 一 981 一

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72 も有意の順相関を示す。すなわち,都市集中率は赤痢 罹患率に影響を及ぼす重要な因子である。吉岡は都市 集中率は,赤痢罹患率に影響を及ぼす重要な因子では ないといっている。 甥.アデノビ圃ルスの沈隆反応について 特に流行角結膜炎患者血清について (眼科)田申智恵・渡辺ヒ・・○荒木和子 アデノビールスの沈降反応を寒天内拡徹法 (Ouc− hterlonyの変法)を用いて行った。アデノビー2レスの 1−8型の組織培養液を抗元として用いた結果,各型の 免疫血清に対して沈降線を認めたが,対照のEcho− Virusやその他の抗元および対照血清に対しては陰性 であったので,この沈降反応はアデノビールスに特異 的のものと考えられる。しかしこの反応は何れの型に も共通におこり,型による特異反応はなかったが,殆 んどが二型の免疫」血清に対して最も強く反応がおこっ てきた。 15例の流行角結膜炎患者の発病初期および回復期の 血清につき,沈降反応抗体指数を調べた所,9例の回 復期血清中に倍以上の抗体の上昇を認めた。 29.オレアンドマイシンおよびシグママイシン静脈 内投与時の血申濃度について (口腔外科)高井 宏 ゆ「ξD} 削ムF〒司 DS:”^v う」.▼応酬EヨφM苧ア ∩1aonAAt・ntrn;n l]11ビL, /卜μM t⊥IL[」± 1=L LブupmC4し’」 vムs・u“Uv晶“」)L“

およびそれとTetracyclinとの合剤であるSigmamy− cinの口腔感染症より分離した病原性ブドウ球菌に対 する感受性および試験管内耐性獲得速度を測定して有 効な結果を得た。 今回,新しく静脈注射用が試作され,提供を受けた ので先ず血中濃度を測定した。 方法は川上等のO]eandomycin(以下OL)測定法 に準拠して重層法を適用し,試験菌にはB.subtilis P・C.1.219を併用した。 250mg 1回投与の際はOl.では1,2,3,4,8,24時間 後の血中濃度はそれ2.2,1.1,0.5,0,2,0mcg/cc (平均値)でありSigmamycin(以下Sig.)では0.5, ユ,2,3,4, 5, 6時間後ではそれぞれ,不明,10.8,3.3, 2.0,1.3,0.8,0.5mcg/ccであった。

連続250mg投与の際はOlでは4時間々隔投与で

1時聞後6.Omcg/cc,2時間後2.0,以後2時間毎 の濃度はそれぞれ0.4※,3.0,0. 6※,3.0,0.7※+,

4.o,1.5※,×,3. o※,5. o,×,2. oであり,sig.で

は6時間々隔投与で1時間後12.5mcg/cc.2時間後 3.8,以後2時間侮の濃度はそれぞれ1. 8;O・ 65※, 4. 6, 2. 15, 1. 3}..( +, 5. 25, ×, 2. 75X, 6. 0, 4. 7, ×,×,2.35であった。但し※はOl.またはSig.の 投与,十はNoblon. B 2 cc投与,×は測定を行はな かったことを表はす。 以上より250mg静脈内投与のさいは有効血申濃度 1 mcg/ccはol.約3時間, Sig.約5時間であった。 OI・250 mg 4時間々隔連続投与では8時間鱗より有効 血中濃度を持続し,Sig.250 mg 6時間々隔のきいは 6時間後より持続し,明らから蓄積作用を認めた。 討論 簑島 高(第一生理) 演者の示されたオレアンドマイシンおよびシグママ ・fシンの静注および経口投与の場合の血中濃度減少曲 線が一定の規則に従っているように思われる。この研 究にこれらの化学剤の血中に永くあることを目的とさ れたものと考えられるので只今の示された曲線の数理 的分析をおこなうことが興味あると思はれる。 30.最近の小児ブドウ球菌感染症とブドウ球菌 の抗生物質耐性 (小児科)篠塚輝治・○阿部栄子・水沼陽子 (中門細菌)長田富町 抗生物質の広範な使用に伴い,抗生物質耐性ブドウ 球菌の問題は,臨床上漸く重大化するに到った。 (1)ブドウ球菌の抗生物質耐性 (a)昨年と本年前半期,中央検査室細菌部で耐性 を検:脱したブドウ球菌は,昭和32年度168例,昭和 33年度前半期156例あり。 昭和32年度161∼168例に就いて,耐性はPc 86 % 〉 S M73%一 〉 T M639C一 〉 A.. M4896一 〉 C 一M359C一 〉 EM28 %であった。 ・ 昭和33年度149’)156例に就いて,耐性はPc 83% 〉 SM 580th 〉 TM 56%〉 AM 44%〉 CM 21%〉 EM 7.8%であった。

(b)昭和33年度前半期,採取ブドウ球菌156例

中,小児より得たものは74例あり,特に乳児より得た ものは52例,70%におよび,三階が如何に乳児に病 原性を発揮し易いかを示す一端を表しているものと思 う。耐性検査をしたものは65∼70例で,Pc 84 %>T M61%〉 S M57% 〉 AM53% 〉 C M24%〉 EM 3. 0 O/. であり,野々成人のそれに等しかった。 (ll)小児ブドウ球菌感染症

(a)昭和30年から33年までの約4年間に比較的

重篤な症状を呈した本性感染症は,膿胸5例,髄膜炎 1例,下痢症2例,敗血症2例計10例あり,得たブド ウ球菌は,Pcには全例耐性で, S M, T M, Sulfa剤 も耐性のものが多く,CM,特にEMに感受性のもの が多かった。 (b)以上10例のうち,膿胸,敗血症の各1例につ いて,臨床治療成績を述べた。

質問高井宏(口腔外科)

.重耐性のパターンおよびパーセンテージはどのよう でしたか。 応讐 篠塚輝治(小児科) 一 932 一

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