皆さんは、人権について考えたことがありますか。
人権とは、私たちが人間らしく生きるための権利のことで、
私たち一人ひとりの身近なところにある大切なものです。
しかし、日常生活でそれを意識している方は少ないでしょう。
自分の人権だけでなく、他人の人権も尊重することがなぜ必要なのでしょうか。
また、人権が守られる社会を築くためにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は、中学生の人権への取り組みや考えをご紹介します。
皆さんも、人権について考えてみましょう。
企画政策課女性プラザ
問
特 集
人権について考える
一人ひとりが人間らしく生きるために
2ページに続く
人権・公民ノートとは、市立中学校の2年生8人が編集委員として、企画 会議やワークショップを行い、人権擁護委員などのアドバイスを 受けながら作成したもので、この事業は平成20年度から行ってい ます。ノートの上部には、中学生が各自で設定したテーマに沿って作成したコラムを掲 載しています。また、ノートは、編集に携わった中学生が3年生になったときに、社会 科の公民的分野の授業で活用できるよう、中学校3年生一人ひとりに配布しています。
人権・公民ノート
人権・公民ノートができました ノートをひらくと…
桜花爛漫
KEY WORD
3月22日の金曜日、気象庁は東 京の桜の「満開宣言」を出しました。 基準となる靖国神社の桜の開花宣 言も例年より10日近くも早く、「満 開宣言」は気象庁の観測史上、平成 14年に次いで2番目の早さとのこ とです。
思えば、記録的な寒さに震えてい た今年の厳冬がうそのように一気に 春が来たことになります。
ある新聞では、2月が28日と短 いのは、一日でも早く春が来てほし いと願う庶民の声に暦学者が粋な計 らいで応えたものだと書かれてい て、私は感心しました。一方、地
球温暖化が叫ばれている中で、“厳 冬”も北極と南極の氷が温暖化のた めに溶けつつあるのが原因と言われ ているのも気にかかるところです。 四季を通じて北極と南極の氷が、 適度に地球を冷やすクーラーの役割 を果たしてきたのだそうですが、氷 が溶けて、黒潮などの暖流に冷たい 水が大量に流入することでクーラー 効果に陰りが生じているのが、異常 気象の原因とのことです。
天変地異が地球の悲鳴と捉えるな らば大震災もその典型ですが、2年 前の被災の折、市内が液状化による 噴出土砂の砂塵で真っ白に覆われ、 応急復旧の工事に人間が必死になっ ている時でも、何の気負いもなく咲 き誇る市内の桜をまぶしく眺めなが ら、私は強い感銘を受けるととも に、改めて自然の営みに感動したこ
とを今でも鮮明に覚えています。 その市内の桜ですが、浦安を市民 が誇れる庭園都市にしたいと活動し ている「ガーデンシティうらやすの 会」が『うらやす花だより∼伝えた い浦安のさくら∼』と題した小冊子 を発行しました。
巻頭に“さまざまな こと思いだ す さくらかな”と芭蕉の句が添え られ、市内の桜スポットや、市内に 植えられている17種類の桜の解説 もあり、見応えのある作品に仕上が っています。
応急復旧や復旧・復興工事の中 で、残念ながら剪定せざるを得なか ったり、心ならずも抜いたり根元か
ら切らざるを得なかった桜もあり、 例年並みとはいえませんが、今年の 桜は私たちに「がんばれ」と心から 励ましているように見えます。 改めて、今年も「浦安には桜がよ く似合う」と思いながら、市内の桜 を愛でていますが、一日でも長く咲 き誇ってほしいと心から念じていま す。
願うならば、4月、新しいステー ジに臨む新入生たちの門出を桜吹雪 で祝ってやってほしいと思っていま す。
発行/浦安市
所在/ 〒279-8501 千葉県浦安市 猫実 一丁目1番1号 編集/市長公室広聴広報課 ☎047・351・1111(代表)
http://www.city.urayasu.chiba.jp
主 な 内 容
人権について考える 1・2面 自分の自転車は自分で守る 8面
市役所へのお問い合わせは
☎ 351・1111
各担当課へ
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広報うらやす
No.975
2013年(平成25年)4月1日号人権・公民ノートは、平成24年7月∼25年3月の期間、編集委員が企画会議と5回のワークショップなどを行って作成しました。
ワークショップでは、編集委員が人権についての考えをまとめ、発表し、それに対して編集委員全員で議論を重ねました。
最初は「人権がどういうものか何もわからない」と言っていた編集委員でしたが、
自ら考え、議論するなかで、自分なりに人権を理解し、自分ができることを見つけました。
そして、それを48種類のテーマごとに140字程度のコラムにまとめ、人権・公民ノートに掲載しました。
編集委員の皆さんは、人権についてどんな意識の変化があったのでしょうか。
身近な〝人権〟にふれ、人に思いやりを
特 集
人権について考える宗教を持つことも人権に含まれる ことを知りました。宗教を持ってい ることを理由に無視されたり、いじ められたりすることは悲しいことで す。僕は宗教を持つことは特別なこ とではないと考えるようになりまし た。自分のすることが相
手からみて気持ちのよ い行動になるようにし たいと思います。
田中 海渡
くん 日の出中学校学校生活など、私たちの日常生活 にも人権に関わることがたくさんあ ると感じました。学校生活では、友達 と協力し合ったり、認め合ったりす るのも大切なことの一つです。また、 今までは、友達の間で何かトラブル があった時などは見てい
るだけのことが多かっ たのですが、これからは 自分の意見をはっきり 言う勇気を持ちた いと思います。
浅
井 優里
さん 富岡中学校障がい者同士の結婚についての事 例を聞きました。障がいを持つ本人 たちは、結婚するうえで障がいを乗 り越えようとしていても、両親は不 安があるため、なかなか結婚を認め ることができなかったそうです。僕 は、結婚する2人の気持ち
を大切にしたいと思いま した。自分が相手の立場だ ったらどのように感じ るかを考える良い 機会になりました。
高橋 雅
くん 浦安中学校以前から、刑を終えて出所し社会 復帰を目指す人に対する偏見が気に なっていました。どんな人に対して も偏見を持って接することはいけな いと思います。また、私ができる人 権の活動として、友達が誰かを差別 していたり、点字ブロッ
クの上に荷物を置いて いたりしたら注意をし ていきたいと思いま す。
住吉 未羽
さん 堀江中学校小川 莉央
さん 見明川中学校人権についてたくさん調べ、人権 は身近な問題だとわかりました。周 りの人の中には人権について関心が ない人も多いので、みんなに人権の 大切さを知ってもらい、考えてほし いです。また、私は、特に差別の問 題が気になりました。み
んな同じ人間で、もと もと垣根はないのだか ら、差別をするのはおか しいと思います。
小泉 将樹
くん 美浜中学校人権についてみんなと話し合うな かで、電車内でお年寄りが席に座れ ず立っていたら、そのお年寄りはつ らいだろうと相手の立場を考えるよ うになりました。相手のために何か してあげようとする気持ちが大切 だとわかりました。バス
や電車などを利用する時 は、席を必要とする人に 積極的に席を譲りたいと 思います。
鈴木 景喬
くん 入船中学校相手に対して思いやりを持つこと が人権を守るために必要だとわか り、人権は身近にあることだと思い ました。自分では相手を少しからか ったつもりでも、相手を傷つけてし まっていることがあります。相手を 思いやるためにどのよ
うな行動をとればよい のか、考えていきたい と思いました。
蟹江 亮仁
くん 明海中学校日本で同性愛は周りの理解を得が たいのが現状ですが、海外では同性 愛を認めている社会があることを知 り、人を好きになるのに性別は関係 ないと思いました。また、人権を考 えるなかで、今までは気に留めなか ったバリアフリーの建物
や人権に関するニュー スなどが気になるよう になり、人権を日常生活 で感じるようになり ました。
悩んでいませんか
人権問題で悩んでいる方は、私たち人権擁 護委員に相談してください。問題解決に向け てお手伝いをします。毎月第2月曜日の午後 1時∼3時に、文化会館2階で「人権相談」を 開催しています。お気軽に相談してください。
私たち一人ひとりができること
自分の人権を守るために
自分を大切にすることもあなたの大切な権 利です。
人権とは
すべての人が生まれながらにして持ってい る「幸せになる権利」「人が人らしく生きる権 利」のことで、このことは日本国憲法ですべて の国民に保障されています。人権は、相手を思 いやる気持ちによって支えられるものです。 人権を考えるときには「これが守られてい ない」というマイナスの面からではなく、 「これは何のためにあるのだろう」という疑 問を出発点にするプラスの面から考えるとわ かりやすいと思います。
例えば、「点字ブロックはなぜあるのか」と 考えたときに、それは視覚障がいのある方の 歩行を助けるためだとわかります。これは、視 覚障がいのある方が少しでも快適に生活でき るように設置してある、視覚障がいのある方 の人権を守っていこうとするものです。
自分を大切にするということは、相手に合 わせて自分の気持ちを押し殺すことではあり ません。きちんと自分の意見を伝えつつ、相 手のことも認められる社会は、みんなが幸せ に生きられることにつながります。
相手の人権を守るために
どんなときでも相手の立場や気持ちを理解 することが大切です。
行動をしようとするとき、その行動を同じ ように自分にされた場合を想像すると、おの ずとその行動が相手を尊重しているものかど うかがわかると思います。
近年、傷つけているという意識がないま ま、相手を傷つけている方が多いようです。 相手の気持ちを考えないで行動するとそうな
ってしまうのでしょう。
私たち人権擁護委員は、行政と協働で、小 学生を対象とした「人権教室」や中学生を対 象とした「人権作文コンテスト」、一般の方 を対象とした「人権講座」などを行っていま す。これらを通して、一人でも多くの方に人 権についてともに考えていただき、すべての 市民にとって住みやすい浦安市であるように 活動しています。
服部アキ氏 志摩一美氏 國井輝義氏 宮下正紘氏
法務大臣から委嘱され、人権を守るための 活動(人権相談を受ける、人権意識を高める ための人権啓発活動を行う、人権侵害による 被害者を救済する)をボランティアで行う方 々のことで、全国すべての市町村に配置され ています。
浦安市では、7人の方が人権擁護委員とし て、日々活動しています。
人権擁護委員とは