道民所得一調査沓ハ料の分析︑
一132‑一 一
道民所得調査資料の分析
ざ
長谷部..亮一
(132)
一
地方経濟プロツクにおける國民所得(縣民所得)を調査しようという氣運が最近俄かにおこ辺つつあるが︑・北海道
の道民所得調査は昭和二十四年八月に薯手され・︑現在までのところその二十三年度について生産面誇よび分配面から
なされた結果が公表せられている︒即ち︑
侮北海道行政調査室﹁昭和二十三年度北海道生産道民所得調査結果報告﹂︹道民所得調査資料第一號︺昭和二十五
年五月・本文一七,二頁他に圖表三統計表一折り込み,
②北海道総合開稜委員会藩務局﹁昭和二十三年度北海道道民所得調査結果報告﹂︹道民所得資料第二號︒総合開襲
資料第十六號︺昭和二十五年九月・圖表三統計表二折り込みを含み七六頁(ただし二七頁まで生産道民所得に關す
'る前記調査を再録)◎'轟
がこれである︒なおこの外に﹁二十三年度道民支出﹂および﹁二十四年度分配所得﹂の推計も殆んど出來あがり︑近
へくその結果が公表される豫定と聞く︒
(133)
1以下の引用においては①な(即同●)働な(U・H)と略稻すろ︒/
ぢ いま生産道民所得・分配道民所得の総額およびその構成内容を.一覧的に示せば︑第一表・第二表のごとくになる︒
̲133̲
(第 一 表)
昭 、和23年 度 北 海 道 生 産 道 民 所 得 宮
(軍位千圓)
25,633,493
ノ
4,054,510
11,204,938
,694,768
5,476,260 22,350,743
18,652,333
2,753,{502 / 838,736
98,495 6,693 3,282,750
産漿樹螢螢産︑‑産農疏果︑
螢.
ク
私官公農●・●・・畜
イロハニ永
L2
3,383,311 3,248,497
134,814
t4,609 266,774
330,484 、 32,272 37,060
材材・,
材薪薪炭獣産用用
用林般炭通鳥ス殊一薪
素.σガ並日木野特
イロ
ー︒︑︑2345︒6
5,027,040 83,108 φ,094,789 1.'
2.
3.
漁 掛
養 殖
生産 者一貫加 工
427,081 1,007,161 260,526
業業業
取
̀,産炭採石・
鑛石土
‑n∠角)
1,4Q1,347 4,074,913
2,435,248 933,986 705,679
も
L建 築 業
2・ 土 木 工 事 業 イ.國 費 土 木 工 事 業
ロ・ 撹 費 土 木 工 事 業 ハ ・ 市町村土 木 工 事 業
1,454,296 1,269,181 4;425,004
1.金 属 工 業
2.機 械 器 具 工 業
3.化 學 工 業
業
1農
・ハ 業
11林
111水 産 業
業
lIV鑛
V建 設 工業
⑬
VI製 造工業
!道民所得調査資料の分析
護慰調嚢避の薪
一134̲
28,962,487
塾
667,056
12,173,619
1,299,240
15,6298,37
414,659 336;676
、
3;034,731 4,H7,920
422,455 323,625 '5,951,524 (21,750;071)
4.窒 業 及 土 石 工 業 \
5.紡 績 工 業
6・ 製 材 及 木 製 品 工 業
7.食 料 品 工i業
8.印 刷 及 製 本 業 9.そ の 他 の 工i業
10.脆 漏 調 〜 製 (年 度 延 ㍉ 長)
559,766・, 248,736 311,030 38,106 69,184e,
2,162,792 764,116 124,268 7,274,127 738,057 487,425 532,252 90,582
電電業'業業業業業業商業業業"亨檀.行触扱氣
詳.道.萱翻版萱蹄濃
電・●ガ水卸各出小露帳物倉不
L旨ロ2三L島34三6τ︑a
' 748,891
20,右05 418,lI'1
10,818 16,006 28,701 56,208
1.銀 行 業
2.特 殊 銀 行 業 ・
3.保'険 業
4・ 証 券t業
5.信 用 組 合 業
'6 .'無 鑑 業
7.""k鍵 貸 付 業 ●
10,184,790 3,438,564 2,006,A83 3,232,256
915,192
業漿業,業業揚
蓮溶,轟,' 理
陸水通接髪理
19歯31轟∠
\ (134)
氣業
電道︑
業水
ス及
ガ業
11V
VI]1商
業Ix金 融 業
x蓮 紬 信業
XIサ ー ビ ス 業
/
﹀
(
(135)
一135一
■
\
XII自 由 業
○
'
‑
X1ユ1公 務 及 團 体
'
XIVそ の 他 の 産 業
'
xv縫 器
3・ 勢 務 供 給 周 旋 業
奪 娯 樂 興b行 業
旦 そ の他 の サ ー ビ ス 業 (間 接 税 控 除)
■
10,99i 811,976̀
409,947
(5,380,363) 4,499,461
一
一
4,325,836
0β
/
A
4,746,245
「‑
727,336
。622,771
覧
L讐 療 衛 生
2・ 教 育 、
3.試.験 研 究
4.宗
'教
5.法i務
6。 著 述 業
7.・ そ の1他
r
1,363,694 2,156,973
、 78,630
583,777 タ7,779 72,784 2馬199
1.國 家 事 務
2.道 事 務 ・
3.市 町 村 事 務
4團 体
853,442 1,009,587 1,6!8,144
、
、1,265,072'
〆1
1.野 犬 撲 殺 業
2.・ 進 駐 軍 關 係
亀
800 '
726,536
、
1.家 .賃.
2.地 代
501,997 120,774
総,計 3
ハ
q} 131,728,081
9
(軍 位千圓)
(第=表)昭 和23年 度 北 海 道 分 配 道 民 所 得 曾
'
6,169,169 2,257,356
1,883,950 2,027,863 59,135,753
12,694,029 5,701,039 12,344,371
業業業業業業業業
産産工工
水'設造
林農林水鑛建製
農.●●.螢イロハイロやい2
1勤 勢 所 得
\"道民所得調査資料の分析
道民所得調査資料皿の分析
ノ
、『
/
一136一
65,358,!44
64,A83,626
691,269
228,213i
139,602
553,970 2,232,478
945,908 13,997,156
748,547 2,406,448 4,746,245 2,765,562 53,222
及.業業業業業体業
團産業業信ス氣の電融通ビ由及他
諜輸一務の ガ水商金運サ自公そ兼ニホヘトチリヌル翫
35,275,968 24,604,244
1,953,503 8,718,221 28,911,980
253,244 2,2993340 9,683,324 10,626,066
90,455 774,362 3,623,370 1,329,427
232,392 295,678
業林業業業業業.棄業難業繋
畿 蕊 評 鐙難 滴 鱗 篇 内
イロハイロハ,,ニホへ/トチリ
r鉱&
"
21,795 50,004 99,522 519,948 228,144 69
33,126 105,288 1.188
料料・代賃・子̀子子
作作地.利利利金'
か小地貯債債
田畑宅家預‑冠・國
L2・3・翫La釘
一 1.會 肚 配 當 金
2.重 役 賞 興
3・ 特 別 法 人 分 配 剰 余 金 (136)
︑
II個 人業 主所 得
1・・ 鰍 賃 貸 葎
IV個 人利 子所 得
V個 人配當所得
C137)
一 一'137‑一
168,2i3 070,716 61,416.
VI法 人 留保所得
VII法 人 税
VIII官 公企業所得
132,2017199
計総
20・H℃・二にょる︒しかしこの表において農産小計および総計に若干喰いちがいの生じてい,ること
窪意されね要らない︑即ち第蓑研から蟹での合計は・︒噂・ω脳︒・刈駆.(↓亟)となるべ喜あろの
に旨届ωP謡ω(叩亟)となってお吐︑Oc◎鼻h﹄p璽)だけ多く︑又総計ほ表の敷字な合計すうかぎりμ㊤︒一矯謡
.¢Ow㏄竃(↓亟)とならねばならぬのであるが︑Hc◎戸凝ゆcobOo一(十廼)となつており從ってO為憎恥(﹄﹄亜)多い
ことになる︒これらが軍に誤算によるものであるか否か不明なので︑そのまま韓載しれ︒
3U︑H.や含による︒
髭
生産所得を推計する基本的なシェーマはいうまでもなく︑
譜騨瞭慧×瑠詮樹11譜ヨ.論
講瀞鰍慧11譜沸躍帥×趨鶏(餅鰍鍛簸泰)︑
ロノ導準樹11(騨瓢慧ーぎ悪霞羅)ゐ・餅無慧
であるが︑通常このような物的方法はいわゆる物的生産部門にのみ適用され︑商業以下の非物
的生産部門では︑し・
ー讃麟解瞬岱摯講×譲磯囎贈H譜ヨ.牟
ヨ灘11麟懸薄﹀ー書啓溝踏‑
̀という人的方法のシェーマが利用されている︑この生産道民所得調査においても勿論若干の例
7外はあるのであるが︑これらの方式が一貫されているものといえよう︒從つて推計上のボイン︑
トは︑山﹂所得率および一経螢膣當り所得を算出するサンプル調査︑②総生産額を與える生産統計
道民所得調査資料の分断
'遣民所得調査資料の分析
︑および慣格資料︑働維螢膣敏あるいは從業員藪に關する調査であろう.以下こ︑讐らの各漿ウ﹁調査結果報告﹂嚢してみょう.
﹁‑
電各産業のサンプル調査における客膣数をまとめると第三表のとおり︑になる︒
これらの決定および選出方法については全部省略されているたぬ確實なことは
殆んど知りえないのであるが︑﹁當該産業の標本的・代表的経螢艦を地匠別地
帯別に一定敏を自由抽幽又は選定し﹂(殉●Hら●︒︒)と読明されているところから
みれば︑任激抽出もしくは暦別任意抽掛と有意抽出とが適宜に混合されている
ようであり︑この面に多くの問題を残すのではなかろうか︒各所にあらわれて
いる﹁標本的維螢膣云々﹂という諭明な︑いわゆる標準的経螢饅をサンプルとし︑
て選ぶことが多かつたのではなかろうかという危惧の念を與えるが︑この種の
調査で直接参照すべきもののない現在︑r直観に頼つて標準的なものを選び乏
ることははなはだ危瞼でありかつ非科学的なことであろう︒叉第三表の備考欄
には計算上一鷹母集團の個敏と見徹してよいも.のを併記してみたが︑練艦的に
いつてサンプル数が僅少に過ぎるのではなかろうか︑特に経螢規模の大小に著
しい差異のあるところでな格別の配慮恭要求せらるべきであるのに︑抽出比の
ネロノミの濠定について明確な理論的根擦を欠いているように思われる︒︑
13℃((4)なおこれは前認サy︑プ〃の母集團個歎と考えろべきではないが︑︑参考までに昭和
(第 話 表)
︑
考
サyプ ル敷1備
中 ・小分類 及階暦別
類
'分・
大 /
,
ノ
(69)
17π142114
1.農 .産
イ・ 私 管 農 産
〔経 馨 形 態 別 〕
馨誉警督茱輕痙経纏'読田畑同管水畑田混私
臥
業1農
ノ藍
(139)
騨
昭 和23年 工 業 調 査 (3,252)1こSる
100工 揚 敷
182
"
11 46
"
ハ ・ 私 瞥 果 樹
2ド 畜 産
83㈹3537毘832
へも山聴騰瓢塵胆山聴瞳肋庭晒巌馳庭馳コハ別支支支支支支支支
.材薪炭國
用域狩高山振勝路島走・
︑ス地石日檜謄・十・釧.渡網,し素ガ木・
L2︒翫
ノ業 ㈲5751442込224勉23ー
い︺網綱網縄綱綱縄網網綱布緬一揃鋤網猷別置刺置嵐繰延置曳刺︒縫徽礼
具定定"船手定漕・‑囎魚
﹂ーー漁︑錬錬鮭鮫機小鱈鯉鮪甑昆蝶柔同鮫こ漁̀,工
(181) 25
18
甲(軍 入未満)
1・金 閣 工 業
鼠 機 械 器 具 工 業
一139一
II林
賢業・
産.
nI
■
/
vr製 造 工 業
(昭 和22年 工 揚 實 態 調 査 の デ ー タな 利 用)覧
道民所得調査資料〃の分析
(140)
VII商
業3・ イヒ 、 學 コ〔 業 4.窯 業 及 士 石 工 業 5・ 紡 ・ 績 、工 業 6.製 材 及 木 製 品 工 業
7.食 料 品 工 業
8.印 刷 及 製 本 業 9.そ の 他 の 工 業 乙(五 人 以 上)
1.金 薦 工 業
2.機 械 器 具 工 業
3.化 學 工 業
4.窯 業 及 土 石 工 業
5.紡 績 工 業
6.製 材 及 木 製 品 工 業 7.食 料 品 ・工 業 8.印 尉 及 製 本 業
ぼ
9.そ の 他 の 工i業
蝿市市村市市品車物果具具業幻・の塗︑男都都町都都男,糧韓
責聲般村搬鑛村種
地一農・↑炭漁業食自金青玩家︹︹・卸
■1︒0
電 氣 器 具
菓 ・ 子
一140一
18232 521 29110 25619 241,264
571 3253、
(174)1(4・132) 22127 4441虫
19414 993 v
l2147
t311 ,081
'91
,680
14 .118e
14・58
母 集 團 に お け る 個
数(昭 和22年 事 業
所 調 査iこ 、 よ る)・
(62)3,272
34 21 2 1 4・
ノ︹77‑Qノ!019臼2
騨
騨1
〜 ﹁民所得調査一資一料の分析
(14玉)
24,997
麟
!辮
●
57ご2
2 1
〕1 (289)
825327π兜妬%.緬︹Mη臥珂p1420161517161412
16 18 6 15 17 15
〕
物種具物物具︑︑市市市市村村村村具.物具器種.物︑品車魚果肉子具籍鏡鞍具着勿具.業のの間孕︑繭器 男都都都都町町分荒器"眼小
履謙繰更欝鎌ー拶謙藥鋤罎.鮎峯黙踊古燃家
︹﹂︹.ヘノび ︑︑バ"̀
4..・﹂
'
ノ
リ\
̲141L
︑'
.道民所得調査資料の分析
'( ・]42) 一142一 占
x蓮 輸 通 信 業 、
XIサ ー ビ ス 業
唇
夕
XII自 由 業
7.倉 庫 業
業ク車業.業業ジ所業オ業轡楓業蓮緊嘘内業聯蓮℃蓮戴藤信蕪
陸私水私私船水通郵放
19臼∩づ
1.接 客 、業
族 館 下 宿
料 理 唐 飲 料 店
ノ
貸 席待合置 屋貸座敷 2.理 髪理容業及浴 揚業
' i理 髪 理 容
浴 揚
3.劣 務 供 給 周旋 業 ・ 生 娯 樂 貸 興 行 業'
映 喬 演 劇 演 藝 そ の 他 の 興 行 遊 戯 揚 娯 樂 揚 5.そ の 他 の サ ー 一ビ ス 業
爲 眞
清 掃
葬 儀
そ の 他 の 垂 一 ビ ス
1'臨 療
立鮮 〔懲聯
4.宗
轍 難 幾〕務他
pの
法そ
5︒τ
麓 課花離)
7ゾ6
4
9' 10
り)14.
2
(112) 49 54 9 (29) 15 01Vl
2(2) (16) 13
3' (60) 22
2 23 13
明︑55不糺 3︻ノQ/4.
207
8 15
70 39
516ハ∠4.
14
5,158
〔 鰭 劉
到3・2
〔同
〔同 25 654
1,858
〔同
5,549 4,386 te270 260
上 〕
上 〕
上 〕
民紺跡得調査資料の分析尊
(143)
一 ・143・ 一
ご+二年臨時國勢調査の農業・林業永産業の幕撃あげてみると︑それぞれ︼︒§︒奮ま・・"︒刈ぞあり︑伺年の嚢所
調査におけろ.事業所敷に黛それぞれeQbgO(薗C瞬彌贈郵︿﹀♪ミ目ω帆鳩ひ皆であろ︒
婁假り血の中の私欝肇のサンプル綱杏至け羅定毎所得額五︑七三李陰つき︑これ羅螢簸七
Qから任意抽出されたサンプルに關するものとしてその標本亭均の標準偏差を計算すると次のごとくになる澄く‑蜘ト・か鍔・︒㊦薄羅¢§之鳶・㌔測設"・(子蕪響奮警←モ
︾蝉勘oai論騰翠酬書智留傘照卦欝㊦賄畳翌避丙壁縛餌購θ皿淵O講聾M働﹁報齢彊e懲癬勲臨)ア幸×︒︒耀︒︒艦ト.①防細‑申×申﹂ρ刈醐誌避.←・⁝ρ︒貫笥逃壁(崔)
此の標本亭均の標準偏差は前記︒の推定亭均値に劉してはなはだ過大であるといわねばならない︒これはむしろ極端な
場合の一つであつたかもしれないが︑零細規模の繧螢と大規模経螢とが併存しているような経濟膿制においてはφり
がちなことではなかろうか︑從つて李均所得率および亭均所得め精度を高めようとするならば卦輕螢規模による暦別
ー曝化が不可欠となるであろう︒,.
5にH暦喝﹄g︒QoiPサンプルの個々の値および母集團の縛個数な知ろことができ︑從つて標本李均の標準偏差石計算しうるもの
は蓮輸通信業に含まれろ八調査のみであるボ︑.そのうち母集團の最も大なうものな例として選んだの.燈あろ︒
リへ ︑これらのサシプル調査の結果推定された所得率および平均所得もしくは他の方法で推算されたそれが︑計算のた
ヨ めのデータを欠いている部門に適宜た準用されるのであるが︑そ,の計算のプロセスに若干の問題がある︒例えぱ皿商
業の卸費業・小費業については第三表に示したごとく地帯別・業種別に分割したサン'プルを.とり︑これから一鷹地帯
別のしかも業種別の平均を出し更にそれらの李均を地帯別に軍純亭均し︑最後にこの地帯別桑均を軍純亭均するとい
う操作をとつている︒この計算は個激の異なつたサンプル卒均を同一比重で瀞慮するどいう意味において正當ではな
遣民所得調査資料の分析'