127
数学教育に関する実態調査
若 槻 実
1.調査の目的
算数・数学に関する好き嫌い,目的意識,学習状況などを調査することによって,数学 教育に関する一つの手掛りを得ようとする。
2.調 査 項 目
(1)好き嫌い
①領域別学年別比較 ②他教科との学年別比較 ③ 単元内容別比較 ④肺好き嫌いの理由
(2) 目白勺意言哉
(3)テストに対する希望
(4)宿題に対する希望
(5)家庭での学習状況 ① 学習の時間 ② 学習の種類
③ 家族の関わり合い方 3.調 査 方 法
(1)調査対象(長崎市立小・中学校)
① 上長崎小学校,大園小学校,飽の浦小学校,佐古小学校,西城山小学校
② 山里中学校,渕中学校,丸尾中学校,江平中学校,桜馬場中学校,日見中学校,
深堀中学校 ③ 学年(人数)
小3(392),小4(385),ノJ\5(395),小6(383),中1(732),中2(652),中 3(638)
② 調査年月.昭和51年6月
(3)アンケート用紙(小3,中3の例)
算数に関するアンケート
( )年( )組( )番
1.すきなじ昏んに3つだけ,ばんこうつけてください。
算数 国語 社会 理科 音楽 体育 図工
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
128
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号 家では一日どれくらい算数の勉強をしていますか。
ほとんどしない 15分くらい 30分くらい 1時間くらい 家では算数の勉強をどんなふうにしていますか。
ほとんどしない しゅくだいだけする しゅくだいのほかもする しゅくだのほかに算:数の勉強をする人はどんな勉強をしますか
教か書 問題集 家の人のつくった問題 算数のしゅくだいはどれくらいあった方がよいですか たくさん すこし ない方がよい 算数のテストはどのくらいあった方がよいですか。
たくさん すこし ない方がよい 家の人は算数の勉強をみてくれますか。
よくみてくれる ときどきみてくれる みてくれない じゅぎょう中,よく手をあげますか。
よくあげる ときどきあげる あまりあげない
次にあげたもののうち,すき,どちらでもない,きらいのどれかに○をつけなさい。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
ユ5
時こくと時間 かけ算 わり算
たし算・ひき算のあん算 分数
小数
○や□を使った式 文しようで書かれた問題
きょりと道のり グラフとひょう 円と球
三角形 大きな数 おもさ そろばん
数学についてのアンケート
( )年( )組(
◎数学は好きですか,嫌いですか (すき イ 好きと答えた人はなぜ好きなのですか 一番強い理由1つだけ○をつけなさい。
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
(すき どちらでもない
)番
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
きらい)
どちらでもない きらい)
1. 問題を解くのがおもしろい
{
2.役に立つから
3.先生の話がおもしろいから ロ きらいと答えた人はいつごろから嫌いになりましたか。
(小学校1年,2年,3年,4年,5年,6年,中学校1年,2年,3年)
129 数学教育に関する実態調査(若槻)
・好きな科目を順に3つ番号をつけなさい。
国語().社会().理科().数学().音楽().体育().
美術().技家().英語()
◎数学の勉強時間は,一日どれくらいですか(しない,30分,1時間,ユ時潮30分置2時 間その他)
。その時間に何を勉強していますか,あてはまるものにすべて○をつけなさい。
(1.宿題,2.予習,3.復習,4.その他)
・宿題はあった方がよいと思いますか (1.たくさん2.少し 3.ない方がよい)
。テストはあった方がよいと思いますか(1.たくさん 2.少し 3.ない方がよい)
。何のたあに数学を勉強するのですか 1.将来科学者になるため 一番強い理由1つだけ○をつけなさい 2.考える力をつけるため 3. 日常生活に役立てるため 4.進学のため
5,その他
・学校以外で数学を習っていますか。
イ 習っている(1.塾 2.家庭教師 3.家の人)
ロ 習っていない
。授業中に発表はどれくらいします(1.よくする 2.時々する 3.全くしない)
・授業中わからない時どうしていますか(1.先生にきく 2.後で先生以外の誰かにき
く
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9,
3.自分で調べる 4.そのままにしておく)
数の集合と演算(1.好き 2.どちらでもない
(例 閉じている 交換法則 結合法則 方程式や不等式を解くこと (1.好き 方程式や不等式の文章題 (1.好き 一次関数とグラフ G.好き 図形における合同条件 (1.好き 三角形の相似条件比例 (1.好き 図形の交換 (1.好き
(合同変換,相似変換など)(1.好き 相似な図形の面積や体積 (ユ.好き 場合の数順列組合せ確率 (1.好き
2.
2.
2.
2.
2.
2.
2.
2.
2.
3.
単位元 どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない どちらでもない
きらい)
逆元等)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3.きらい)
3,きらい)
アンケートの単元内容は,各学年とも前年度に学習した分である。ただし,生徒が回答 し易いように,単元を適当にまとあた。
4.調 査 結 果
(1)好き嫌い
130
長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号
① 領域別学年別比較(第1図〜第13図)これらの図における領域は,各質問項目を 更にまとめたものである。数の集合と計算のように,2つの領域にまたがるものは 両方に入れた。
計算
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年 好き }㌫・蜘たしざん・ひきざん・かけざん
小4年 鰐緋繊り算・あん算
小5年 薗わり算・小数・分数
・… 分数、小数のかけ算
小6年 1、㌦1小数のわり算:、分数のかけ算とわり算 ∵㌔璽分数のかけ算、分数のわり算
中1年 ミ .マ 数と計算
中2年 乳ここ・1二 正負の数方程式と不等式
い1∵1式の計算、不等式、連立方程式
中3年 Σ) 、♂
第1図
量と測定
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年 小4年 小5年
好 き どちらでもない嫌い、
λウ1ジ
噺し・曾、●
= 1一
、 一
一6年 弐7貸ぐ∵
中1年 1・1=7ミ .}嘱1
かさ、ながさ
きょりと道のり、おもさ
長さと重さ
速さ
メートル法
第2図
(a)易いもの,はっきりしているものが好きである。
計算,量と測定,小学校の統計,小学校の図形,小学校の集合,そろばん,時 間,こよみ
(b)難しいもの,はっきりしないものが嫌いである。
数の集合と演算,一次関数とグラフ,近似値,資料の整理,中学校の文章題 (c)概ね,学年が進むに連れて嫌いになる。
② 他教科との学年別比較(第14図)好きな科目の順に三つだけ順位をつけさせ,1 番3点,2番2点,3番1点として合計点を比較したものである。(中1は学校に
131 学騰学育に関する実態調査(若槻)
よって質問内容が異っている。図の上側5校13学級557名,図の下側2校4学級175
名)
(a)小学校では学年が進んでも嫌いになる傾向が見られない。これは(1>の領域別学 年別比較とは矛盾するようであるが,②が他教科との相対的な好き嫌いであるた めであろか。こうして順位をつけて点数制にした場合と絶対的な好き嫌いに対す る内容はかなり異るようである。
(b)中1について,図の上側と下側では数学に関して有意水準5%で有意差があ る。質問項目の違いによるよりも学校差によるように思われる。何故なら,図の 下側において中1と中2中3を比較すると,中l175名による影響が吸収されて しまっている。
③ 好き嫌いの理由(第1表)
中1のみは2校4学級175名である。
(a}好きな理由としては問題を解くのが面白いが非常に多い (b)嫌いな理由としてはわからないが大部分である。
1好 き 1どちらでもない1嫌 い
解く宗面白い
役に立つ 先が
カ面 フ白 bい
1無 わからない 役に立たない 三十まらない 無回答
42.9 9.7
中1 46・ユ24・・128・・i・・9 47.4 1・・[・1・1・
23.5 20.1
中2 75.81・3.・1・・,61・ 56.3 75・42・・i・7。41・.・
18.5 25.9
中3 183・gl
8・5i5・・i2・5 55.6 81・213・・…315・5
第1表
④単元内容別比較(稿末の資料1〜7)
la}同一単元でも学級による差が大きい。好き嫌いは学習方法によって大きな影響 を受けることがわかる。
(b)全般的に好きが多い学級と全般的に嫌いが多い学級がある。これも教師の指導 法による影響であろう。
(2)目的意識(第15図)
中1のみ2校4学級175名である。
(a)考える力をつけるたあが30%程ある。
(b)学年が進むにつれて,進学のためが増加し日常生活に役立てるためが減少する。
(c)将来科学者になるためが若干ある。
132
長崎大学教育学部教育科数研究報告 第24号
図 形
O lO 20 30 40 50 60 70 80 90 隻00
小3年
小4年
小5年
小6年
中1年
中2年
中3年
好 き 脚でも蜘
.ぐ、
蕊li
ご∴こ
1ごf二
、 、 、 ●■
、、 E∵ 煽
禽 、 覧 、
、・@ こ,
、 、 覧 、 ,
いろいろなかたち、はこのかたち
円と球、三角形
角と合同、四角形、面積 直方体と立方体、体積
三角形、四角形、円の周りと面積 四角形と三角形の面積、整った形 立体、拡大図と縮図
基本の図形、移動と作図 平面図形の性質
三角形、四角形、相似な図形 第3図
整数のしくみ
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年
小4年
小5年 小6年
中1年
中2年
中3年
好 き へ
どちらでもない 嫌い 、 、 、
ヘ へ
・よ1
、 アこ・
、 、 亀 、
⊃こぎ
黙ヤ
1こご=∴
三、こ ・雪ぐ 、
10,000までの数
大きな数
大きな数 十進数、整数
数と計算 整数の性質
数の集合と演算 第4図
(4)テストに対する希望(第16図)
(a)小3,小4では,たくさんあった方がよいがかなりある。問題が易しくて出来る ときには,テストが好きなのかも知れない。
(b)中学生になるとテスト嫌いが増える。問題が難しい事,普段テストが多い事など が原因であろうか。
(c)テストは少しあった方がよいというのが大多数である。
(5)宿題に対する希望(第17図)
(a)小3,小4では宿題が沢山あった方がよいというのがかなりある。
数学教育に関する実態調査(若槻)
文章題
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年
小4年
小5年
小6年
申1年
中3年
0 小3年
小4年
小5年
小6年
中1年
中2年
好 き り ら サ ら
どちらでもないこ・嫌い,
二\:馬,
覧
書bp・㌦亀∴
覧、 ● 」、、 亀 亀
.こ∵1・:13
3㌦、∵・』∴?
中2年一 ∵∵・:苧, ・ ●べ1
第5図 統 計
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
1鱒㍉丹;:.
第6図
文字の式
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
小4年 ,好き= どちらでもない さ、 嬢 し∫∴こ、
中1年
中2年
中3年
、
・いへ 、ぐこ 1
ヘ へ
」・二、 、・\1 、
1☆1 グラフとひょう
、 唱 、 、
= ひよう
、 、
∵・グラフ
凝識跨ラフ表とグラフ
や∴表やグラフの使い方 資料の整理
100
いろいろなしき
⊃∴こ1こ式の研究
文字と式 式の計算
第7図
133
134
0 10 中1年 好 中2年 中3年
0 10 小5年 中2年 中3年
0 10 小5年 好 中2年
0 10 中1年 好 中3年
0 10 小3年 小4年
長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号
関数
20 30 40 50 60 70 80 90 100
ヘ コ
き どちらでもない 嫌い 比例と反比例、比と比の値
ヘ ヘへ ヘ ロ
ミ
… 、・対応と関数、座標とグラ ・ 亀 、 、
ロ ヘ ヘ へ る ぼ
、こ1、、ひ一孔,、一次関数とグラフ ρ 置
第8図
集合
20 30 40 50 60 70 80 90 100
ヘ へ好 き どちらでもない 嫌い 物の集り
一ひ ∵・集合、対応と関数
ヘ コ へ ら
、 ・、∵・数の集合と演算 第9図
近似値・概数
20 30 40 50 60 70 80 90 100
し ら ら る
き一 どちらでもない ・嫌い1 およその数
へ の も ミ ミ げ
一、 ・\1 ,・、一 近似値
・ ● 亀 覧
, 鷺
第10図
順列・確率・組合せ
20 30 40 50 60 70 80 90 100
、 ら 馬 ・●撃
き どちらでもない ・嫌い 場合の数 =\ヨ∵き・・確率 第11図
時間・こよみ
20 30 40 50 60 70 80 90 100
も ロふしへら好 き 嶽でも蜘囲とけい・時間とこよみ
ヘ やしベロへ
、・ い. 時こくと時問
第12図
135 数学教育に関する実態調査(若槻)
0 10 20
そろばん
30 40 50 60 70 80 90 100
小4年
3、:∵.
二・ブ11 そろばん
第13図
好きな科目の順位
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
コリ やらひやリ ナセ
小3年算数国語社会理科=章楽; 体育 窪図 工}美8
、 、
小4年 ↑¶ 吻 噌ヤ r 魯 脅 雪?Ψ 噌
、
、 、、 、
小5年一 。 †,r・↑噌唾†唾† ↑
、
小6年 喧†?略う雪↑}↑
、
中1年 ‡寧.
中1年竪社会理科=数学 音楽 箆、責、美術技家蓋
・、 \o\ 、 、 8
中2年 蝋醸 纏
中3年 撫心 ノ ,,
(申1年は上表と下表で対象校、質問内容が異なる)
第14図
数学の学習目的意識
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
中1年 中2年 中3年
考える力をつけるため 百舳搬輪蕊進学・ため、そ陥
呼未科学者になるため ,,9
第15図
(b)全般的にテストに対する希望と似通っている。
(6)家庭ので学習状況
①毎日の算数数学の学習時間(第18図第19図)
第ユ9表の中1,5学校13学級557名 第20表の中1,2学校4学級175名
(a)学年が進むにつれて家庭学習の時間が増える。
㈲ 1時間,2時間もかなりある。
② 家庭学習の内容(第20図,第21図)
第22図では宿題,予習,復習,その他のそれぞれについて回答しているので重複があ る。第21図の中1は5校13学級557名,第22図の中1は他の2校4学級175名である。
136
長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号
テストの量:(希望)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年 たくさん 少 し
ない方がいい
構匡≡≡工====コヨ
小5年匡ヨ========減 石6年匡ヨ=======コ麹 中1年目=====コ莚歪コ
中2年_
同16図
宿題の量(希望)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年 ノたくさん 少 し
8ない方がいい
構国華========朝
市5年====
小6年越1=====匿]
中1年目二======座ヨ
げ中2年匿〔=====コ箪璽 中3年目=======区璽
第17図
(7》宿題以外の家庭学習の内容(第22図)
(中1は5校13級,557名)
(a)問題集は50%ぐらいの生徒が使用している。
(b)小3,小4では家人による指導がかなりある事を示している。ただし問題集と家 での問題との混同が若干あったかも知れない。
(8)学校外での数学の習い方(第23図)
(中1は4学級175名のみ)
(a)中2,中3になると,習う,が増加する。
㈲ 中2,中3になると,塾へ行く,が増加する。
137 数学教育に関する実態調査(若槻)
算数・数学の家庭学習時間
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年はとんとしない●15分ぐらい 30分ぐらい謙鷺山
、 小4年
≧ミミ:㌦1
小5年 懸
小6年
中1年 ぢ.ご1=・{
第18壷
中1年 中2年 中3年
毎日の数学の勉強時間
2時間
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 10
30 分 A , こべ・G 蝿 1時間∴.● 儲
ほとんどしない 一 、
@ 、
u 「
、 ●馬, ・
A .竃 喝 、
@ o , う 一
1 @
ビ∵ ..ご 、R・。
2時間 以上
第19図
(9)家族の関わり方(第24図)
(中1は5校13学級557名のみ)
(a)学年が進むにつれて,よく見てくれるが減少し,全然見てくれないが増加する。
(b)よくと時々とを合わせると80〜90%ある。
5.ま と め
好き嫌いは,わかる,できると密接な関係にあることが(1)の①および(1)の③からわか る。また,わかる,できるという期問では,テスト好き,宿題好きの傾向も(4),㈲からう かがわれる。高学年になっても,わかる,できる期間が続くならば数学嫌いはもっと減る ことが予想される。勿論,教材内容を,わかる,できるものだけに制限しなければならな いというのではない。少々難しくても必要な教材もある。すべての生徒にとってわかる,
できるものにしようとすると,自ら教材内容が制限されてしまい,単純なものに限られざ るを得ないし,それでは,数学教育の目標が十分達せられない場合もあり得る。一般には 高学年になるにつれ教材が次第に難しくなるのは避けられない事であろう。それをできる だけわかる,できるという形に持っていくための一つの工夫として
ノできる\
一(易しい問題を)やる〈↓↑〉おもしろし・一 1 \わかる/
138
長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号
家庭学習の内容
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年蹴ど宿題だけ :・宿題その他縞、
ら 、 ●、 覧 7 亀 、 、 、、 、
,
小4年 小5年 小6年
陶、働隔
中1年
第20図
中1年 中2年 中3勾
学習内容(家庭)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 0 10 20
宿 題
雪
7
,
,
0 10 ?0 30 40 50
三 予.葡;
い.、.、Tぐを・、
、㌦ 心・〜. 馬
,ノブ
、べ「駕い㌻
ワL、も、喝,
9 10 20
第21図
宿題以外の家庭学習内容
小3年 小4年 小5年 小6年 中1年
置.一∠隻一メ1.画一鯉』一幹。 %)
ゥ働一一疇 ュマ一一 』一 .
黶D一〇鱒.隔__ 畠_二 一 価 ■一一一
@一顧一』一価鞠..畠ξ一い一一幽一
@ 、
@一一一 畠噛畠一一≡≡一一 一一一
% 二二∵読「二==
@鱒噛一一一嚇 ミご一陰一嚇
Q一輪一_」__一 ♪ _.__一_
@一 一 〇 ■■ ・ 一 ・ 一 〇 欄ロ 一 一 ●9●謄 ●匿 一
〈教科書〉》 <問題隻>7 <家での問題> 10 20 30 40 (% 一jL盈_坐) !(L_29_辺_廻 与。
@ 蕊三滋まξ正.一_ 、
@ 羅巫こ曇ミ〔=
@ 羅三糞ζ:二
@ 叢盤蕊盛士二 一
@ 三蕪∫ξこ鑑二二=
囎==二 心二二二ニ
三=二=二 !二___一___一
ナ一聯 一一 価一一齢一
a@顧 一 } 一 一 一 一 一 一 一 一 〇
@脚 o , 一 一 〇 伽 一 一 一 一 一
二22図
という形態の授業をもっと多くしてはどうであろうか。好きな理由として問題を解くのが 面白いからが圧倒的に多いことが(1)のの③からわかるが,大部分の生徒ができるような易
しい問題をさせる事によって,大部分の生徒を好きにさせる事ができないものであろうか。
ただ聞くだけ(しかもよく解らない話を)という三二面白くない事はないものである。
とに角授業のやり方によって面白くなったり面白くなかったりする事は,第2表から第 8表まで見るとよくわかる。例えば第4表 物の集まり の好き嫌いを見るとE4, E5 では64〜68%の生徒が好きと答えている一方,B2では37%の生徒しか好きが居ないので ある。三角形の面積,文章題でもそれぞれ好きの最大,最小は72%と25%,53%と27%の
139 数学教育に関する実態調査(若槻)
学校外の数学の学習の様子
中1年010w羅善つ鴇、糧090霧
中2年
中3年 ら=f9 d1、・
習っている
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
塾 }家庭教師・∴家 の. ム∴ ニニ:
噛噛.二 噛一L噂
二 三∴二
亀醒
∵・二、.、・ 」
銘23図
家族の関わり方
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
小3年よく見てくれる 時 々 全然
8
小4年 ≧1.1
/
小5年 ン.∴な・・
小6年 ↓苧・鼓
! !
中1年
第24図
ひらきがあり,標準偏差はそれぞれ17。5,13.6である。また第4表AlとA2を好きの平 均値,嫌いの平均値を比較すると56。7%と25.3%,12.6%と35.6%のちがいがある。この ように学校差,あるいは同じ学校の中でのクラスの差がはげしいという事は,好き嫌いが 如何に指導法の影響を受け易いかの証拠であろう。
好き嫌いについて他教科との相対的な比較を見ると算数・数学はそれ程嫌われていない ようである。((1)の②)ところでこの場合嫌いな順に順位をつけさせてnegativeな面も 見た方がもっと好き嫌いを正確に把握できたのではないかと反省している。
(2)の目的意識の中で考える力をつけるためと考えている生徒がかなりある。最も強いも の一つだけ書くことになっていたので30%〜40%にとどまったが,重複してもよいとした ならば大部分の生徒がこれをあげたのではないかと思われる。これは数学教育の目的を生 徒達もまたそのように受けとめている事を示すものであろう。学年が進むにつれて進学の ためが増えているが,それだからといって生徒達の目的意識がそれ程不健全だときめつけ るのはどうであろうか。
(5)の①,②を見るとやはり家庭でも相当勉強している事がわかる。また(5)の③によって 内容が高くなると親が面倒を見切れなくなり,塾などへ行く生徒が増えることがわかる。
終りに当り,本調査に御協力下さった柳原長崎市指導係長,安元岩屋中学校長,西原西 浦上小学校長,小西長崎県指導主事,加藤先生,小川先生,山下先生,三田村先生,吉岩 先生,岡田先生,谷口先生,四谷先生,中野先生,高比良先生,末永先生,溝田先生,井 手先生,また長崎大学教育学部4年生の坂本実,岩永泰子,梅崎恵美子,大義美子,笠井 稔,木山雅子,鶴崎美佐子の諸君に心から感謝する次第である。
140長崎大学教育学部教育科学研究報告 第24号
童叢 3 oつ π)州 卜g oocり ◎o8 (臓@自 躍糾報 一緬).疑3包勾細」即ぐq ◎)cり トg ◎o c圃秩ィ r一引K) o co@r騨4 r・→ (⊆) oOr一{ F→器 壁r→ (◎ ◎り
ヨ!虫 前 ◎○ 寸r→ r一己◎o (Dr→ cqq 卜宙黷戟@ r→ ・守 (り σ)秩。→ r−1o (◎リ?@ r→ 自 璽r→ (◎ 寸
奪懸 二 l r→ oぐq r一1ぐ唖 的r一{ (つ r一望◎つ (◎爲 (r ⑩
醸麺や釦
一語)層≦鯉勾脚^.黛和の 「せ◎o (つ㊤ r†@H ◎o o co HH 卜g σ⊃ じrm c; q
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数学教育に関する実態調査(若槻)
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