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論 文 内 容 の 要旨 論 文 提 出者

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Academic year: 2021

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論 文 内 容 の 要 旨

論 文 提 出 者 中山 英明

Ochratoxin A, citrinin and deoxynivalenol decrease claudin-2 expression in mouse rectum CMT93-II cells

(論文内容の要旨)

腸上皮細胞は、ochratoxin A, citrinin, deoxynivalenolなどの経口摂取されたマイコトキシン の最初の標的である。マイコトキシンは、MAPKのメンバーであるERK1/2, p38および JNK のリン酸化を増加させるとともに、細胞接着部位における特異的claudinの発現を減少させるこ とで、タイト結合により制御される細胞間透過性を亢進することが報告されている。タイト結合

膜蛋白claudin-2は腸陰窩の上皮で発現するが、絨毛では発現しない。マイコトキシンの影響を

評価するために広く使用されている腸上皮細胞株である Caco-2, T84 および IPEC-J2 細胞は claudin-2を発現しないが、CMT93-II細胞はclaudin-2を発現する。我々は以前、ERK経路の

阻害が、CMT93-II細胞の細胞接着部位における、claudin-2 蛋白の発現を減少させることを報

告した。本研究では、ochratoxin A, citrininおよびdeoxynivalenolが、CMT93-II細胞におけ

claudin-2の発現およびERK1/2のリン酸化に影響を及ぼすかどうかを調べた。その結果、全

てのマイコトキシンが、細胞接着部位におけるclaudin-2の発現を減少させることがわかった。

また、全てのマイコトキシンが細胞間電気抵抗値を増加させたが、fluoresceinによるfluxは変 化がなかった。ochratoxin A, citrininは腎毒性であることが知られているが、腎尿細管上皮由 来のMDCK II細胞におけるclaudin-2発現は、deoxynivalenolによってのみ減少した。以上よ

り、claudin-2 の発現が、ERK 経路だけでなく臓器特異的に他の経路によっても制御されてい

ることがわかった。

参照

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