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Academic year: 2021

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(1)

体力測定結果報告

―平成 12 年~21 年 10 年間の年度別―

岩 田 道 子

はじめに

一般教育科目の保健体育は理論

2

単位、実技

2

単位が長年必修であったが 平成

8

年度より選択制に変わった。日常生活全般に機械化が進み便利で体を 動かさなくてもよい(筋肉活動の減少)状況に置かれているのが現状ではな いだろうか?このような状況下で運動不足が原因で多くの生活習慣病が発症 している事は周知のとおりである。ところで大学生の年代は生涯の中で最も 運動能力や体力が充実し、活力に満ちた時期である。しかし、若さを過信し て無理をしたり、親元から離れた一人暮らしの生活中で生活リズムや食事の 栄養バランスを崩す者等もあるようである。健康教育にかかわる者の一人と して、 「出来るだけ多くの学生の運動欲求に応え、健康維持に必要な知識や行 動も伝えたい」と常日頃考えている。ところで麗大生の体力水準はどうなの か全国水準との比較をするためにもまず測定の実施が重要である。平成

8

年 の選択制になってから学生全員の測定は不可能になり年度によりサンプル数 にはばらつきがあるがこれはやむを得ない。筆者担当のスポーツ実習

2・4・

8

12

クラスの履修生の平成

12

年度から

21

年までの

10

年間のデータを整理

したので報告する。なお通年履修が主流だったのが平成

21

年から全て半期制

になりこの年度はなぜか極端に受講生が減少した。

(2)

Ⅱ 方法

対象・・・平成

12

年度から

21

年度 麗澤大学スポーツ実習履修生 測定者述人数

1430

測定時期・・・年度初めの第

2・3

回目の授業時

測定項目・・・平成

11

年度より新体力テストに変わったが筆者は年次推移が 見たいのであえて旧体力測定の方法で継続した。

① 反復横とび(敏捷性テスト):120cmの間隔の3本の線の中央線をまた いで立ち「始め」の合図で右側の線を超すか触れるまでステップし中央 に戻ったらさらに左側にも同様ステップを行う。

20

秒間に何本の線を通 過したかを測定する。

② 垂直飛び(瞬発力テスト):壁から

20cm離れたところ立って利き腕の

指先で壁面に触れる。ジャンプメータ(竹井TKK5101)を使用、これ は壁面に設置されたジャンプメーターに触れると測定値が表示されるも のである。

③ 背筋力(筋力テスト) :上体を約

30

度傾斜し両手で握ったハンドルを徐々 に力いっぱい引く。この時肘は曲げない上体を起こすようにする。

④ 握力(筋力テスト) :直立の姿勢で両足を自然に開き握力計が体に触れな いようにして握り閉める。

⑤ 伏臥上体そらし(柔軟性テスト) :測定者は伏臥姿勢で背中で手を組み補 助者にひざ裏を軽く押さえてもらい上体をそらし、床からあごまでの高 さを測定する。

⑥ 立位体前屈(柔軟性テスト) :平成

12・13

年度はこの方法で行った。両足 をそろえて台上に立ち両手を揃えて徐々に上体を前屈し立った台の面を 0cmとし面より下は(+)として指先の位置を測定する。

⑥’ 長座体前屈(柔軟性テスト) :平成

14

年度より長座体前屈測定器購入し

たためこの測定法をとった。壁面に上体をぴったり当てて長座姿勢を取

り両手を測定器の台上にのせその位置からから徐々に前屈して何セン

チ移動したかを測定する。

(3)

⑦ 踏み台昇降運動(全身持久力) :男子

40

㎝、女子

35

㎝の高さの台を使用 し、1分間

30

回のテンポで3分間台を昇降する。終了後椅子に腰をかけ 動後1分~1分

30

秒、2分~2分

30

秒、3分~3分

30

秒の3回の脈 拍数を測りそれらを合計して指数を算出する。

Ⅲ 結果

・10 年間(平成

12~21

年度)のスポーツ実習履修学生数推移一覧表 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 男子 80 49 73 72 68 88 69 61 31 13

10年間

女子 118 105 149 101 99 98 123 95 83 53

延べ数

男女合計 198 154 222 173 167 186 192 156 114 66 1430

0 50 100 150 200 250

10年間の履修学生数推移

男子 女子 男女合計 男子

一般的には圧倒的に女子学生の方が多数を占めている。平成

17

年は男女差が

10

人と比較的バランスがとれていた。

・男女別測定値等の平均値一覧表

体格や体力面での男女差があるので性別による統計が必要である。

(4)

<男子の部>

測定結果一覧表

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

人数と年齢・身長・体重の平均値年次推移

人数 年齢平均 身長 体重

(5)

0 20 40 60 80 100 120 140 160

反復横とび・垂直とび・背筋力・握力の平均値年次推移

反復横とび 垂直とび 背筋力 握力

0 10 20 30 40 50 60 70 80

踏台昇降・伏臥上体そらし・長座体前屈・総合点の平均値年次 推移

踏台昇降 伏臥上体そらし 長座体前屈 総合

(6)

<女子の部>

測定結果一覧表

(7)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

反復横とび・垂直とび・背筋力・握力の平均値年次推移

反復横とび 垂直とび 背筋力 握力

(8)

Ⅳ まとめ

今回は年度別の傾向を検討する事を目的とした。集団の人数や男女のバラン

スにばらつきがあった。しかし年度別には男女とも大きな差異は認められず

低下傾向も認められなかった。今後通年時代に授業開始時と終了時に行った

測定結果の蓄積があるので

1

年間授業に参加して体力がどのように変わった

かを検証してみたい。

参照

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