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論 文 内 容 の 要 旨

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Academic year: 2021

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様式第5 号(第9条関係)

[背景]

論 文 内 容 の 要 旨

報告番号 氏 名 石 原 里 美

I n c i d e n c

e and l a c i n i l C e c n a c i f i n g i S 3 o f y 0 - d a and 90

day n o i t a z i l a t i p s o h e R r o f r t a H e F

a i l u r

e among s t n e i t a P t h i w A c u t e Decompensated r t a H e e r u l i a F n i : n a p a J From e h t NARA-HF t u d y S

(和訳)

日本における非代償性急性心不全患者の 0 3 日および 0 9 日以内の心不全再入院の発生 率と臨床的意義: NARA-HF 研究より

論文内容の要旨

心不全治療の発展にも関わらず,早期心不全再入院は依然として多く,重大な問題である.そこで,

その発生率や臨床的意義,予測因子について検討した.

[方法と結果 I

NARA-HF 研究に登録された(急性非代償性心不全のため 2007 年 1 月から 2016 年 2 1 月までに当院

に入院した患者) 1074 例のうち,追跡データのない例や院内死亡例を除いた心不全初回入院患者 7

8

3 例を対象とした.平均追跡期間は 8 9 5 日で, 2 4 1 例が心不全再入院した心不全再入院は退院 後 30 日以内が最も多く( 26 例 [ , ) % ] 3 3 . 90 日まで多い状態が続き( 3 6 例 [ 8.0% ]),その後急激に減少し た. 90 日以内の早期心不全再入院がある群では,ない群に比べて全死亡,心血管死ともに多く,年 齢や性別,腎機能などの各因子で調整した後でも有意で、あった(全死亡 ハザード比 [HR] , 1 2 3 . 2 95

%信頼区間[ ] I C ; 4 7 1 . 3 - 4 5 6 . 1 P

1 0 0 . 0 ,心血管死 HR 3 , 6 9 3 . 95%CI 5 3 1 2 . ;

5 4 1 . 5 p < 0 1 0 0 . ).早期心 不全再入院の独立した予測因子は性別(男性)のみで、あった.

[考察】

日本における早期心不全再入院を検証した本研究では,退院後 90 日以内の早期心不全再入院が多 かったが,これまで報告されている欧米における早期心不全再入院率より低い結果で、あった.過去 の研究から ,入院期間が短いことと早期心不全再入院の聞に関連があることが示 されてお り,本研 究における平均入院期間( 9 1 日)は,欧米で行われた過去の研究における平均入院期間(8 日)に比べ て長かったことから,本研究での早期心不全再入院の割合が低いのは入院期聞が長いためである可 能性がある.しかし,入院期間が長いことも早期心不全再入院と関連があるという報告もあ り,入 院期間以外の要因を考慮する必要がある. 90 日以内の早期心不全再入院する患者の予後は不良であ り,そのリスクを特定することが重要である .本研究では,これまでに報告されている心不全に関 連する因子は早期心不全再入院には関与せず,唯一,男性であること が早期心不全再入院の予測因 子で、あった.本研究からは,その正確な理由は解明されなかったが,通常,高齢の日本人男性は,

女性と比較して自己管理が不十分であり,そのことが影響している可能性があると 考えられる.

[結論}

早期心不全再入院の予測因子は心不全の臨床的要因とは関係がなく,早期心不全再入院を防ぐため

には新しい包括的な方法が必要と考えられる .

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