著者 峰尾 美也子
雑誌名 経営論集
号 75
ページ 129‑148
発行年 2010‑03
URL http://id.nii.ac.jp/1060/00004539/
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
食料品購買における小売業態の構図
*峰 尾 美也子
Ⅰ はじめに-問題意識と研究課題-
Ⅱ 小売業態の最新動向
Ⅲ 食料品の購買における消費者の業態選択行動
Ⅳ おわりに-要約と課題-
Ⅰ はじめに-問題意識と研究課題-
2005年12月に発表されたセブン&アイ・ホールディングスによるミレニアムリテイリング(西武 百貨店とそごうが経営再建のために2003年に設立)の子会社化をはじめとし,2007年9月の大丸と 松坂屋による
J
・フロントリテイリングの設立,2007年10月の阪急百貨店と阪神百貨店によるエイ チ・ツー・オーリテイリングの設立,さらには2008年4月の三越と伊勢丹の経営統合など,昨今の 小売業界においては大規模な業界再編の流れが生じている。また一方では,日本の既存小売業に対 する脅威として当初捉えられながら日本市場に参入した米ウォルマート・ストアーズは,2002年に 西友を傘下に入れ,2008年に完全子会社化するも,戦略の方向転換に基づいて行われた新たな宣伝 広告によって「西友=割安」というイメージが定着しつつあるごく最近まで苦戦を続けており,ダ イエーの再建もいまだ成功には全く至っていないというのが現状である。流通の2強と言われるセ ブン&アイ・ホールディングスとイオンでさえも,百貨店や総合スーパーを中心に近年では落ち込 みが激しく苦戦するなど,百貨店や総合スーパーといった大型店を中心とした小売業の業績不振に 関するニュースをしばしば耳にする。このように現在の日本の小売構造は,かつては小売業の中心であり,百貨店法や大店法など規制 の最たる対象とされていた百貨店市場が縮小する一方で,都市型・郊外型を問わず多様な新業態が 出現するなど,小売業を取り巻く諸環境が大きく変化する中で,様々な側面で転換点を迎えている のである。
そこで,本論文では,最新データに基づく小売業態の変化を概観した上で,小売業の競争力構築 において最重要である消費者の側面から小売業態の実情を把握し,業態内の競争関係および構図を
* 本論文は,東洋大学の研究助成である平成20年度特別研究(個人研究)により作成されたものである。
明らかにする。
Ⅱ 小売業態の最新動向
平成21年2月に発表された『平成19年商業統計表 業態別統計編(小売業)』によれば,平成19 年の百貨店,総合スーパー,専門スーパーのうち食料品スーパー,コンビニエンスストアの概況は 以下のとおりであった。
まず百貨店は,事業所数271店,年間販売額7
,
708,
768百万円,従業者数117,
529人,就業者数341,
240 人,売場面積6,
096,
621㎡であり,平成16年調査の前回比は,事業所数▲12.
0%,年間販売額▲3.
7%,従業者数▲4.0%,就業者数▲1.6%,売場面積▲5.8%の減少である。なかでも売場面積3000㎡以上
(都の特別区および政令指定都市は6000㎡以上)の大型百貨店の前回比は,事業所数▲10
.
5%,年 間販売額▲4.
5%,従業者数▲6.
1%,就業者数▲2.
4%,売場面積▲5.
9%と大幅な減少傾向を示して いる。つぎに総合スーパーは,事業所数1,585店,年間販売額7,446,736百万円,従業者数378,154人,就 業者数386
,
838人,売場面積14,
903,
108㎡であり,平成16年調査の前回比は,事業所数▲5.
4%,年間 販売額▲11.
4%,従業者数▲4.
2%,就業者数▲5.
5%,売場面積▲1.
9%の減少である。なかでも売 場面積3000㎡以上(都の特別区および政令指定都市は6000㎡以上)の大型総合スーパーの前回比は,事業所数▲7.8%,年間販売額▲12.6%,従業者数▲4.5%,就業者数▲5.6%,売場面積▲1.7%と大 幅な減少傾向を示している。
そして,専門スーパーに分類される食料品スーパー(取扱品目において食が70%以上であり,売 場面積が250㎡以上)は,事業所数17
,
865店,年間販売額17,
106,
265百万円,従業者数879,
075人,就 業者数901,654人,売場面積19,207,362㎡であり,平成16年調査の前回比は,事業所数▲3.4%,年間 販売額0.
3%,従業者数3.
3%,就業者数2.
2%,売場面積5.
3%と,事業所数のみは減少したが,年間 販売額,従業者数,就業者数,売場面積に関してはわずかながらも増加傾向を示している。最後に,コンビニエンスストア(飲食料品を扱っていて,売場面積が30㎡以上250㎡未満であり,
営業時間が14時間以上)は,事業所数43,684店,年間販売額7,006,872百万円,従業者数635,413人,
就業者数649
,
427人,売場面積5,
016,
762㎡であり,平成16年調査の前回比は,事業所数2.
2%,年間 販売額1.
2%,従業者数5.
1%,就業者数1.
2%,売場面積6.
4%と,全てにおいてわずかながらも増加 傾向を示している。他の統計データとして,平成21年12月に発表された『商業販売統計速報 平成21年11月分』によ
れば,【図1】に示されるよう,大型小売店である百貨店・スーパー1ともに全店および既存店にお いて前年同月比の減少傾向に歯止めがかからない状態が続いている。
上記2つの最新統計データより,百貨店と総合スーパーの低迷および構造不振は明白である。こ のように百貨店が構造的な不振に見舞われている状態は,「日本百貨店協会による2009年11月の全国 百貨店売上高が,過去最大のマイナスである前年同月比11
.
8%減の5,
635億円となり,前年割れが21 カ月連続,かつ2ケタのマイナスが2カ月連続,さらには2009年1月から11月の累計売上高が前年1 従業者50人以上の小売事業所のうち,売場面積の50%以上についてセルフサービス方式を採用している事業 所であり,かつ,売場面積が1,500㎡以上の事業所をスーパー,日本標準産業分類の百貨店,総合スーパーの うち,スーパーに該当しない事業所であり,かつ,売場面積が特別区及び政令指定都市で3,000㎡以上,その 他の地域で1,500平方メートル以上の事業所を百貨店として調査を行っている。
【図1】大型小売店業態別販売額前年同月比増減率の推移
(出所)『商業販売統計速報 平成21年11月分 大型小売店販売額の動向』
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sohgat.pdf
同月比10.7%減の5兆8422億円である2」というデータや「2009年の全売上高も24年ぶりに6兆円台 に落ち込む見込みですらある3」というデータからも把握できる。そして,「日本チェーンストア協 会の集計した2009年1月から11月の全国スーパーの累計売上高は約11兆5880億円となり,2009年は 13年連続で減少し,21年ぶりに13兆円を割り込むのが確実な状況でもある4」ことから,百貨店のみ ならずスーパーの厳しい状態も把握できるのである。このように景気後退やそれに伴う消費者購買 行動の変化の影響を受け,小売業の中でも百貨店や総合スーパーといった大型小売店の構造不振が 顕著なのである。
一方,商業統計調査のデータ上は増加傾向を示している食料品スーパーとコンビニエンスストア も,競争が激化し,淘汰が始まっているのが実情である。特に,価格競争に突入した食料品スーパ ー業界は,多くは利幅を削った価格競争を展開しており,営業減益となる企業が続出している。ま た,コンビニエンスストア業界も,【図2】に示されるよう,2009年6月以降は前年同月比がマイナ スとなっていて,決して成長が続いているわけではないのである。
【図2】コンビニエンスストア販売額の前年同月比増減率の推移
(出所)『商業販売統計速報 平成21年11月分 コンビニエンスストアの動向』
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sconbn.pdf
2 『日経流通新聞』2009年12月28日。
3 『日経流通新聞』2009年12月21日。
4 『日経流通新聞』2009年12月28日。
Ⅲ 食料品の購買における消費者の業態選択行動
1.調査目的と調査概要前章で述べたとおり,構造的不振に陥っている大型店を中心とした小売業であるが,本章では,
消費者がどのように各小売業態を認知および利用しているのかという点と,業態内の競争関係およ び構図を消費者調査によって得られたデータを用いた実証分析を行い明らかにしていく。
拙稿(2005)で指摘した通り,同カテゴリー商品の購入が可能である業態が多数存在する小売業 界においては,同カテゴリー商品を取り扱っている競合相手との差別化を構築し,その差別化が消 費者に十分正しく認知された上での選択,かつ固定客の維持が非常に重要であり,このような小売 競争構造のなかで競争優位を構築した小売業のみが存続・成長し,結果として小売構造をも変化さ せることにもつながる。つまり,小売業の存続・成長にとって最重要となるのは,如何に消費者に 認知・選択され,その上でストアロイヤルティを構築するかという点である。この問題意識に基づ き,消費者の側面から各小売業態内の競争関係および構図を分析・考察する。
調査対象を絞るにあたり,構造不振が明白である百貨店と総合スーパーにおける販売品目をみる と,【図3】に示されるとおり,1位が飲食料品で5兆8131億円であること,そして飲食料品は生活 必需品であるために景気の影響を他の品目よりは受けにくいと考えられることから,食料品の購買 行動における消費者調査を実施した。
【図3】百貨店・総合スーパー 年間商品販売額上位品目(平成19年)
(出所)『2009 平成21年版 我が国の商業』より作成。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/dms/2009/pdf/dig.pdf
調査手法は,インターネットリサーチによるアンケートを行い,実際のデータの収集は,マイボ イスコム株式会社に委託した。また,本研究の調査対象品目が食料品であることから,食料品の主 たる購買層と考えられる25歳から64歳の女性,および食料品の購買先として多様な業態・小売企業
2,548 3,783 3,859 5,040
8,818
17,135
28,773
58,131
0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000
家具家庭用電気機械器具 その他衣料品 家庭用品 紳士服・洋品 身の回り品 婦人・子供服・洋品 飲食料品
(億円)
選択が可能な地域という側面から,首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)在住の上記年齢 層の女性を調査対象とした。調査期間は2009年1月30日(金)から2月2日(月)の4日間で,回 収サンプル数は1
,
108人,有効サンプル数は1,
108人であった。本研究の調査は,「食料品の購買行動における消費者の業態選択行動に関する調査(食料品の買 物についてのアンケート)」という調査タイトルで行われた。消費者が食料品の購買に利用する代表 的小売業態である百貨店,総合スーパー,食品スーパー,高級食品スーパー,コンビニエンススト アの5業態について,どのような意思決定プロセスによって業態選択に至るのか,そして各業態に 対する態度はどのようなプロセス・構造を経て形成されるのかという問題を明らかにすることが最 終的な研究目的であり,そのために消費者の多元的価値を組み込んだ購買行動モデルを構築した上 で質問項目を設定した。具体的には,商品要因と店舗要因である「価格の安さ」「品揃えの豊富さ」
「品質の良さ」「サービスや店員の質の良さ」「立地条件の便利さ」「販売促進の積極性」「買物の楽 しさ」「買物のおしゃれさ」「店舗雰囲気の良さ」「店舗雰囲気のおしゃれさ」「レイアウトや陳列の 面白さ」「レイアウトや陳列のおしゃれさ」という12個の次元の価値が「ストアロイヤルティ」に影 響を及ぼし,さらには「ストアロイヤルティ」が「実際の購買行動」に結びつくというモデルが構 築され,このモデルを実証するための質問項目が設定された。
まず食に関するライフスタイル,情報感度,上記5業態における代表的企業に対する認知度およ び利用頻度と今後の利用意図を質問した上で,前述の12個の価値次元に関し全23項目5を設定し,食 料品購買時における各項目の重要度および5業態各々に対する各項目の評価,ストアロイヤルティ に関しては3項目6,そして実際の購買行動に関しては,
RFM
分析の指標に基づき3項目7を全5業 態各々に対して回答してもらった。調査の最終目的は,上述の質問項目を利用して多属性態度モデルに基づく購買行動モデルの実証 を行うことであるが,本論文においては,その予備分析として,5業態における代表的企業に対す る認知度および利用頻度と今後の利用意図の質問項目を利用し,各業態おける競争関係と構図を明
5 具体的には,1.通常時の普段から売られている商品の価格割安感,2.特売のときの特売商品の価格割安感,
3.新商品・流行品の品揃えの豊富さ,4.定番商品の品揃えの豊富さ,5.欠品状況,6.商品の品質の良さ,
7.品質表示の正確さ,8.店員の商品知識の豊富さ,9.接客対応レベルの高さ,10.独自サービスの充実 さ,11.家からの近さ,12.駐車場・駐輪場の広さや使いやすさ,13.テレビ広告・チラシ広告等の情報,
14.特売など催事イベントの充実さ,15.買物の快適さ,16.商品の見つけやすさ,17.店内設備レベルの 高さ,18.買物の楽しさ,19.買物のおしゃれさ,20.店舗の雰囲気の良さ,21.店舗の雰囲気のおしゃれ さ,22.レイアウトや陳列の面白さ,23.レイアウトや陳列のおしゃれさ,という23項目を設定した。
6 具体的には,1.買物満足度,2.態度,3.今後の利用意図という3項目である。
7 具体的には,1.購買金額,2.購買利用回数,3.最新購買日という3項目である。
らかにすることを目的とする。
本論文で用いた調査項目は,5業態における代表的企業に対し,各小売企業の認知度および利用 頻度を「知らない」「知っているが利用したことはない」「過去に利用したことがある」「現在もたま に利用している」「現在もよく利用している」という5つの選択肢の中から1つ選択してもらい,そ の上で,「今後も利用したい」と考える小売企業を複数回答で選択してもらった8。
最初の認知度および利用頻度に関する質問によって得られたデータを用いて,5業態各々に対し てコレスポンデンス分析を行った結果9が【図4】【図6】【図8】【図10】【図12】である。そして,
「知っているが利用したことはない」「過去に利用したことがある」「現在もたまに利用している」
「現在もよく利用している」と回答した人の合計を「知っている」,「過去に利用したことがある」
「現在もたまに利用している」「現在もよく利用している」と回答した人の合計を「利用したことが ある」,「現在もたまに利用している」「現在もよく利用している」と回答した人の合計を「時には利 用する」,「現在もよく利用している」と回答した人を「よく利用する」と該当人数を再集計した上 で,よく利用すると回答した人の中で今後も利用したいと思う企業として当該企業を選択していた 人を「今後も利用したい」として集計した度数の推移を示したものが【図5】【図7】【図9】【図11】
【図13】である。
2.分析の結果と考察 2-1 百貨店
百貨店におけるコレスポンデンス分析の結果,認知度および利用頻度と高島屋,三越,伊勢丹,
8 なお,回答者1,108人の年齢および都道府県構成比率は,以下のとおりである。
年齢構成:25~29歳(12.6%),30~34歳(12.5%),35~39歳(12.5%),40~44歳(12.5%),
45~49歳(12.5%),50~54歳(12.5%),55~59歳(12.5%),60~64歳(12.5%)
都道府県:東京都(24.8%),埼玉県(23.3%),千葉県(27.0%),神奈川県(24.9%)
年齢構成×都道府県:
25~29歳→東京都(20.0%),埼玉県(21.4%),千葉県(28.6%),神奈川県(30.0%)
30~34歳→東京都(29.5%),埼玉県(22.3%),千葉県(24.5%),神奈川県(23.7%)
35~39歳→東京都(27.5%),埼玉県(22.5%),千葉県(26.8%),神奈川県(23.2%)
40~44歳→東京都(25.2%),埼玉県(23.7%),千葉県(28.8%),神奈川県(22.3%)
45~49歳→東京都(27.5%),埼玉県(23.9%),千葉県(25.4%),神奈川県(23.2%)
50~54歳→東京都(21.7%),埼玉県(29.0%),千葉県(21.7%),神奈川県(27.5%)
55~59歳→東京都(21.0%),埼玉県(16.7%),千葉県(34.8%),神奈川県(27.5%)
60~64歳→東京都(26.1%),埼玉県(26.8%),千葉県(25.4%),神奈川県(21.7%)
9 コレスポンデンス分析の詳しい結果は,【付表】を参照されたい。
大丸,松坂屋,松屋,東急百貨店,小田急百貨店,西武百貨店という9社の百貨店の対応は,【図4】
に示される関係となる。【図4】を解釈するなら,高島屋は他の百貨店に比べて消費者が「現在もよ く利用する」傾向,伊勢丹と西武百貨店は他の百貨店に比べて消費者が「現在もたまに利用する」
傾向,東急百貨店は他の百貨店に比べて消費者が「過去に利用したことがある」傾向,松屋は他の 百貨店に比べて消費者が「知っているが利用したことはない」傾向がある百貨店であるという関係
【図4】百貨店におけるコレスポンデンス分析-行と列の同時布置図-
【図5】百貨店における認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移
0 200 400 600 800 1000 1200
(人)
高島屋 三越 伊勢丹 大丸 松坂屋 松屋 東急百貨店 小田急百貨店 西武百貨店
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
(%)
高島屋 三越 伊勢丹 大丸 松坂屋 松屋 東急百貨店 小田急百貨店 西武百貨店
が推測される。そして,「知らない」百貨店はなく,認知された上で,消費者によって利用頻度が異 なっていることが推測されるのである。
この認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移の度数および割合を示したものが【図5】である。
左側の度数の推移のグラフを見るなら,その推移はほとんど同じ傾向を示しているのものの,他社 に比べると,松屋は利用にまで至る消費者がやや少なく,高島屋は継続的利用に至る消費者がやや 多いことが読み取れる。そして,知っている人の人数を100としたときの割合の推移を示した右側の グラフを見るなら,他社と比較すると,松坂屋,松屋,大丸の3社は今後の継続的利用まで至る消 費者の割合が低いこと,高島屋は継続的な利用,かつ今後の継続的利用にまで至る消費者の割合が 高いこと,伊勢丹も高島屋よりは低いものの,今後の継続的利用にまで至る消費者の割合が比較的 高いこと,三越は利用経験のある消費者は多いものの,それが継続的利用にまで至っていない消費 者が比較的多いことなどが読み取れる。なお,現在も頻繁に利用している消費者の多くは,今後の 利用意図をも有しているという傾向も判明する。
このように,構造不振に苦しむ百貨店業界においても,かなりの消費者の認知度・利用頻度や意 図は異なってきているのである。つまり,単なる経営統合による規模拡大および効率化をすすめる だけではなく,如何に利用意図にまで結びつけるか,そして継続的利用,つまり固定客の確保にま でつなげていくか,それを可能にする他社とは異なる特徴ある戦略展開が百貨店各社には求められ ているといえよう。
2-2 総合スーパー
総合スーパー10おけるジャスコ(イオン),イトーヨーカ堂,ダイエー,ユニー(アピタ)のコレ スポンデンス分析の結果は【図6】に示される。【図6】を解釈するなら,ジャスコ(イオン)とイ トーヨーカ堂は他社に比べて消費者が「現在もよく利用する」もしくは「現在もたまに利用する」
傾向,ダイエーは他社に比べて消費者が「過去に利用したことがある」傾向,ユニー(アピタ)は 他社に比べて消費者が「知っているが利用したことはない」もしくは「知らない」傾向の総合スー パーであるという関係が推測される。これは,ユニー(アピタ)が今回の調査対象地域では積極的 な店舗展開をしてはいないという戦略が反映した結果であろう。
また,【図7】の左側のグラフを見るなら,認知度が同じであるジャスコ(イオン),イトーヨー カ堂,ダイエーに比べて,ユニー(アピタ)の認知度はかなり低く,結果として利用に至る消費者
10 総合スーパーの大手5社には西友も含まれるが,西友はウォルマートの完全子会社として2008年4月に上 場廃止となるなど,他の4社とは大きく異なるため,今回は調査対象から除外した。
も少ない。そして,ジャスコ(イオン)とイトーヨーカ堂は多少異なるものの,ほぼ同じ傾向を示 しているのに対し,ダイエーは現在の利用にまで至っている消費者が大幅に減少している。右側の グラフを見るなら,やはりジャスコ(イオン)とイトーヨーカ堂がほぼ同じ傾向を示し,認知して いる消費者の約30%弱が今後の利用意図をも有しているのに対し,ダイエーは現在の利用にまで至 っている消費者が激減し,かつ頻繁に利用する消費者はさらに激減している。また,ユニー(アピ タ)は,認知はしていても利用にまで至る消費者が非常に少ない傾向にあるが,これは前述した同 社の戦略が影響していると思われる。
総合スーパー業界は,ジャスコ(イオン)とイトーヨーカ堂の2社と他社間に大きな開きが生じ,
【図6】総合スーパーにおけるコレスポンデンス分析-行と列の同時布置図-
【図7】総合スーパーにおける認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移
0 200 400 600 800 1000 1200
(人)
ジャスコ/イオン イトーヨーカ堂 ダイエー ユニー/アピタ
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
(%)
ジャスコ/イオン イトーヨーカ堂 ダイエー ユニー/アピタ
両社が圧倒的な勝ち組と称されている現状がまさに反映された結果となっている。しかしながら,
4社ともに,頻繁に利用している消費者のほとんどは今後の利用意図をも有していることから,如 何に利用頻度を高めてもらうか,そしてその消費者を固定客として維持するかが,この厳しい環境 下において重要であることは明白である。
2-3 食品スーパー
食品スーパーにおけるマックスバリュ,ヨークマート,マルエツ,東急ストア,東武ストア,サ ミット,ヤオコー,ベルク,オオゼキ,ライフ,いなげや,カスミ,相鉄ローゼン,エコスという 14社の食品スーパーのコレスポンデンス分析の結果は【図8】に示される。【図8】を解釈するなら,
東急ストアは他社に比べて消費者が「現在もたまに利用する」もしくは「現在もよく利用する」傾 向,マックスバリュ,ヨークマート,東武ストアは他社に比べて消費者が「知っているが利用した ことはない」傾向,オオゼキ,ベルク,カスミ,相鉄ローゼン,エコスは他社に比べて消費者が「知 らない」傾向の食品スーパーであるという関係が推測される。食品スーパーは,百貨店や総合スー パーと比較すると店舗を展開する地域が限定的であること,商圏が比較的狭く,その商圏内の消費 者が主たる顧客であるという業態の特徴が【図8】には反映されている。
また,【図9】の左側のグラフを見るなら,認知度に関しては14社間に大きな差があり,マルエ ツ,東急ストア,いなげやの認知度が高い反面,エコス,オオゼキの認知度は低い。しかしながら,
【図8】食品スーパーにおけるコレスポンデンス分析-行と列の同時布置図-
右側のグラフを見るなら,14社全てがほぼ同じ傾向で推移しているため,認知度の差はあるものの,
認知されれば利用頻度や利用意図に関しては大きな差がない。なお,ヤオコーとマルエツにおける 今後の利用意図が比較的高いことは,両社が単に低価格のみを訴える戦略ではなく,独自の戦略を 展開している点を鑑みれば,非常に注目に値する結果であろう。
このように食品スーパーは,比較的商圏が狭いという業態の特徴が反映されているため,如何に 地域に根差した戦略を展開し,顧客を獲得・維持するかという点が他の業態にも増して重要である といえよう。
2-4 高級食品スーパー
高級食品スーパーおける明治屋ストア,成城石井,クイーンズ伊勢丹,紀ノ国屋のコレスポンデ ンス分析の結果は【図10】に示される。【図10】を解釈するなら,成城石井は他社に比べて消費者が
「現在もたまに利用する」もしくは「現在もよく利用する」傾向,紀ノ国屋は他社に比べて消費者 が「過去に利用したことがある」もしくは「知っているが利用したことはない」傾向の高級食品ス ーパーであるという関係が推測される。高級食品スーパーは,展開する店舗数が食品スーパーより 限定されている場合が多く,かつ利用する消費者の幅も狭いという業態の特徴が反映した結果とな っている。その中で,比較的店舗数が多く,今回の調査対象地域全てに出店している成城石井が他 社と比べると利用する消費者が多い傾向にあるといえよう。
【図9】食品スーパーにおける認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移
0 200 400 600 800 1000 1200
(人)
マックスバリュ ヨークマート マルエツ 東急ストア 東武ストア サミット ヤオコー ベルク オオゼキ ライフ いなげや カスミ 相鉄ローゼン エコス
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
(%)
マックスバリュ ヨークマート マルエツ 東急ストア 東武ストア サミット ヤオコー ベルク オオゼキ ライフ いなげや カスミ 相鉄ローゼン エコス
また,【図11】の左側のグラフを見るなら,認知度に関しては紀ノ国屋が一番高いものの,店舗 数が少ないことなども影響し,継続的利用にまで至っている消費者数はかなり減少する。成城石井 は,認知度は紀ノ国屋よりは低いものの,比較的店舗数も多いことなどから,継続的利用に至る消 費者が他社よりは多い。右側のグラフを見るなら,4社がほぼ同じ傾向で推移しているが,やはり
【図10】高級食品スーパーにおけるコレスポンデンス分析-行と列の同時布置図-
【図11】高級食品スーパーにおける認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移
0 200 400 600 800 1000 1200
(人)
明治屋ストア 成城石井 クイーンズ伊勢丹 紀ノ国屋
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
(%)
明治屋ストア 成城石井 クイーンズ伊勢丹 紀ノ国屋
店舗数の一番多い成城石井,そして次に多いクイーンズ伊勢丹が継続利用に至る割合が高くなって いる。利用頻度が高い消費者は今後の利用意図もきわめて高いというのも高級食品スーパー業態の 特徴である。他業態と比較すれば利用にまで至る消費者は少ないが,それは「高級」な食品スーパ ーとして戦略上必然の結果であり,現在の利用頻度がそこまで高くはない消費者に如何に利用頻度 を高めてもらい,かつ固定客化させるかがむしろ重要となろう。
2-5 コンビニエンスストア
コンビニエンスストア業態おけるセブン-イレブン・ジャパン,ローソン,ファミリーマート,
サークル
K
サンクス,am/pm,ミニストップ,デイリーヤマザキ,スリーエフ,コミュニティ・ス トアという9社のコレスポンデンス分析の結果は【図12】に示される。【図12】を解釈するなら,セ ブン-イレブンは他社に比べて消費者が「現在もよく利用する」傾向,ファミリーマートとローソン は他社に比べて消費者が「現在もたまに利用する」傾向,デイリーヤマザキとスリーエフは他社に 比べて消費者が「過去に利用したことがある」傾向,コミュニティ・ストアは他社に比べて消費者 が「知らない」傾向のコンビニエンスストアであるという関係が推測される。業界最大手であるセ ブン-イレブンが他社よりも消費者に非常によく利用され,それに業界2位と3位であるローソンと ファミリーマートが続くという業界の構図を顕著に反映した結果となっている。また,【図13】の左側のグラフより,コミュニティ・ストア以外は認知度がほぼ横並びの状態で あるが,現在の利用状況およびその利用頻度,そして今後の利用意図においてはセブン-イレブン,
ローソン,ファミリーマートの3社と他社間には大きな差が生じ,右側のグラフでも同じ傾向であ
【図12】コンビニエンスストアにおけるコレスポンデンス分析-行と列の同時布置図-
る。かつ,他業態の結果と比較すると,その利用頻度は極めて高い業態であることは明白である。
コンビニエンスストアは,商業統計上は成長を続けている業態ではあるが,店舗過剰が顕著で既 存店の低迷が大きな課題となっている。さらには,業界最大手であるセブン-イレブン,2位と3位 であるローソンとファミリーマートといった業態内の競争関係が明白であるために,如何に他社と の差別化を打ち出せるかが大きなカギとなっていると思われる。
Ⅳ おわりに-要約と課題-
本論文では,最新データより小売業態の変化を概観することで,百貨店と総合スーパーという大 型店を中心に小売業が深刻な構造的不振に陥っている現状を把握した上で,消費者の各小売業態に 対する認知度および利用頻度と業態内の競争関係・構図を消費者調査によって得られたデータを用 いた実証分析を行うことで明らかにした。具体的には,食料品の購買行動における消費者調査を行 うことで得られたデータを用いて,消費者が食料品の購買に利用する代表的小売業態である百貨店,
総合スーパー,食品スーパー,高級食品スーパー,コンビニエンスストアの5業態に対して分析・
考察が行われ,各業態内における構図や諸特徴が明らかとなった。
しかしながら,本論文における分析・考察は,多属性態度モデルに基づく購買行動モデルの実証 を行うことで消費者の業態選択に至る意思決定プロセスや各業態に対する態度形成のプロセス・構
【図13】コンビニエンスストアにおける認知度・利用頻度と今後の利用意図の推移
0 200 400 600 800 1000 1200
(人)
セブンイレブン・ジャパン ローソン
ファミリーマート サークルKサンクス
am/pm ミニストップ
デイリーヤマザキ スリーエフ
コミュニティ・ストア
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
(%)
セブンイレブン・ジャパン ローソン
ファミリーマート サークルKサンクス
am/pm ミニストップ
デイリーヤマザキ スリーエフ
コミュニティ・ストア
造を明らかにするという最終的な研究目的のための予備的分析に位置付けられる。そこで,本論文 で用いた消費者調査で得られた他の質問項目をさらに分析することで,最終的な研究目的を達成す ることが,本論文の継続研究として残された課題となる。
《参考文献》
峰尾美也子(2005)「小売業における戦略的行動と競争構造」『経営論集』(東洋大学)第64号, pp.1-20。
《参考資料》
日本経済新聞社『日経流通新聞』2009年12月21日,2009年12月28日
《参考 URL》
経済産業省 平成19年商業統計表(二次加工統計表) 業態別統計編(小売業)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2/h19/index-gyodata.html 経済産業省 商業販売統計速報 平成21年11月分 大型小売店販売額の動向
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sohgat.pdf
経済産業省 商業販売統計速報 平成21年11月分 コンビニエンスストアの動向 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sconbn.pdf
経済産業省 2009 平成21年版 我が国の商業
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/dms/2009/pdf/dig.pdf
【付表】
≪百貨店≫
要約
次元 特異値 要約イナー
シャ カイ2乗 有意確率
イナーシャの寄与率 信頼特異値
説明 累積 標準偏差 相関
2
1 .283 .080 .857 .857 .009 .231
2 .102 .010 .111 .968 .011
3 .053 .003 .030 .998
4 .015 .000 .002 1.000
要約合計 .093 930.123 .000(a) 1.000 1.000
a 自由度32
行ポイントの概要(a)
認知度 マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 知 ら な い .009 1.706 -2.285 .013 .088 .438 .550 .354 .904 知っているが利用なし .205 .753 -.169 .034 .411 .057 .957 .017 .975 過 去 に 利 用 あ り .519 .031 .235 .003 .002 .283 .042 .857 .899 現 在 も た ま に 利 用 .214 -.576 -.182 .021 .251 .070 .960 .035 .995 現 在 も よ く 利 用 .054 -1.137 -.533 .022 .249 .152 .908 .072 .980
合 計 1.000 .093 1.000 1.000
a 対称的正規化 列ポイントの概要(a)
百貨店 マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 高 島 屋 .111 -.906 -.387 .028 .322 .164 .930 .061 .991
三 越 .111 -.503 .331 .010 .099 .120 .782 .122 .904
伊 勢 丹 .111 -.474 -.028 .007 .088 .001 .971 .001 .972
大 丸 .111 .453 .066 .007 .081 .005 .991 .008 .999
松 坂 屋 .111 .519 .490 .011 .106 .263 .748 .240 .988
松 屋 .111 .813 -.622 .025 .260 .422 .819 .172 .991
東 急 百 貨 店 .111 .053 .145 .000 .001 .023 .230 .619 .849
小 田 急 百 貨 店 .111 .253 .037 .003 .025 .001 .725 .006 .730 西 武 百 貨 店 .111 -.209 -.032 .002 .017 .001 .766 .007 .772
合 計 1.000 .093 1.000 1.000
a 対称的正規化
≪総合スーパー≫
要約
次元 特異値 要約イナー
シャ カイ2乗 有意確率
イナーシャの寄与率 信頼特異値
説明 累積 標準偏差 相関
2
1 .623 .389 .821 .821 .011 .073
2 .275 .076 .160 .981 .015
3 .095 .009 .019 1.000
要約合計 .473 2097.709 .000(a) 1.000 1.000
a 自由度12 行ポイントの概要(a)
認知度 マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 知 ら な い .071 -2.133 -.229 .206 .519 .014 .978 .005 .983 知っているが利用なし .137 -1.035 -.344 .101 .235 .059 .907 .044 .951 過 去 に 利 用 あ り .329 .099 .711 .048 .005 .605 .042 .958 .999 現 在 も た ま に 利 用 .283 .486 -.180 .045 .107 .033 .933 .056 .989 現 在 も よ く 利 用 .180 .681 -.665 .074 .134 .290 .704 .296 1.000
合 計 1.000 .473 1.000 1.000
a 対称的正規化
列ポイントの概要(a)
総合スーパー マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 ジ ャ ス コ / イ オ ン .250 .351 -.399 .035 .050 .145 .547 .311 .858 イ ト ー ヨ ー カ 堂 .250 .643 -.410 .080 .166 .153 .807 .145 .952
ダ イ エ ー .250 .358 .876 .073 .051 .698 .274 .726 1.000
ユ ニ ー / ア ピ タ .250 -1.352 -.067 .285 .733 .004 .999 .001 1.000
合 計 1.000 .473 1.000 1.000
a 対称的正規化
≪食品スーパー≫
要約
次元 特異値 要約イナーシャ カイ2乗 有意確率
イナーシャの寄与率 信頼特異値
説明 累積 標準偏差 相関
2
1 .552 .305 .902 .902 .006 .103
2 .157 .025 .072 .974 .009
3 .082 .007 .020 .994
4 .045 .002 .006 1.000
要約合計 .338 5248.038 .000(a) 1.000 1.000
a 自由度52 行ポイントの概要(a)
認知度 マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに対 するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計
知 ら な い .350 .999 -.076 .193 .633 .013 .998 .002 1.000
知っているが利用なし .265 -.371 .617 .036 .066 .645 .558 .438 .996 過 去 に 利 用 あ り .237 -.704 -.272 .071 .213 .113 .920 .039 .959 現 在 も た ま に 利 用 .098 -.612 -.489 .027 .067 .150 .765 .138 .903 現 在 も よ く 利 用 .049 -.497 -.506 .012 .022 .080 .568 .167 .735
合 計 1.000 .338 1.000 1.000
a 対称的正規化 列ポイントの概要(a)
食品スーパー マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに対す るポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 マ ッ ク ス バ リ ュ .071 -.380 .416 .009 .019 .079 .609 .207 .817 ヨ ー ク マ ー ト .071 -.477 .502 .012 .029 .115 .741 .232 .973 マ ル エ ツ .071 -.967 -.916 .047 .121 .382 .790 .201 .991 東 急 ス ト ア .071 -.937 -.441 .037 .113 .089 .936 .059 .995 東 武 ス ト ア .071 -.475 .779 .016 .029 .277 .549 .419 .968 サ ミ ッ ト .071 -.549 -.031 .013 .039 .000 .925 .001 .926
ヤ オ コ ー .071 .297 .174 .006 .011 .014 .593 .058 .651
ベ ル ク .071 .724 -.172 .022 .068 .013 .955 .015 .970
オ オ ゼ キ .071 1.018 -.088 .041 .134 .004 .994 .002 .997 ラ イ フ .071 -.299 -.049 .004 .012 .001 .931 .007 .938 い な げ や .071 -.704 .114 .021 .064 .006 .944 .007 .951
カ ス ミ .071 .763 -.010 .023 .075 .000 .993 .000 .993
相 鉄 ロ ー ゼ ン .071 .651 -.086 .017 .055 .003 .990 .005 .995 エ コ ス .071 1.335 -.193 .071 .230 .017 .990 .006 .996
合 計 1.000 .338 1.000 1.000
a 対称的正規化
≪高級食品スーパー≫
要約
次元 特異値 要約イナー
シャ カイ2乗 有意確率
イナーシャの寄与率 信頼特異値
説明 累積 標準偏差 相関
2
1 .229 .052 .611 .611 .013 .009
2 .176 .031 .359 .970 .015
3 .051 .003 .030 1.000
要約合計 .086 379.949 .000(a) 1.000 1.000
a 自由度12 行ポイントの概要(a)
認知度 マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 知 ら な い .217 -.750 .444 .035 .533 .243 .788 .211 1.000 知っているが利用なし .297 .378 .142 .012 .185 .034 .830 .089 .919 過 去 に 利 用 あ り .313 .354 .032 .010 .171 .002 .914 .006 .920 現 在 も た ま に 利 用 .142 -.275 -.836 .020 .047 .565 .123 .871 .994 現 在 も よ く 利 用 .032 -.681 -.933 .009 .064 .157 .377 .543 .920
合 計 1.000 .086 1.000 1.000
a 対称的正規化 列ポイントの概要(a)
高級食品スーパー マス
次元の得点
概要イナー シャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 明 治 屋 ス ト ア .250 -.099 .584 .016 .011 .486 .035 .925 .960 成 城 石 井 .250 -.344 -.577 .022 .129 .474 .311 .672 .983 ク イ ー ン ズ 伊 勢 丹 .250 -.366 .115 .010 .146 .019 .787 .059 .846 紀 ノ 国 屋 .250 .808 -.122 .038 .714 .021 .982 .017 .999
合 計 1.000 .086 1.000 1.000
a 対称的正規化
≪コンビニエンスストア≫
要約
次元 特異値 要約イナー
シャ カイ2乗 有意確率
イナーシャの寄与率 信頼特異値
説明 累積 標準偏差 相関
2
1 .707 .500 .687 .687 .008 .457
2 .454 .206 .283 .970 .008
3 .131 .017 .024 .994
4 .065 .004 .006 1.000
要約合計 .728 7261.744 .000(a) 1.000 1.000
a 自由度32 行ポイントの概要(a)
認知度 マス
次元の得点
概要イナ ーシャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 知 ら な い .060 2.834 -1.192 .380 .680 .187 .896 .102 .998 知っているが利用なし .080 .930 .518 .066 .097 .047 .738 .147 .886 過 去 に 利 用 あ り .311 .118 .761 .086 .006 .397 .035 .950 .985 現 在 も た ま に 利 用 .400 -.427 -.130 .061 .103 .015 .848 .051 .898 現 在 も よ く 利 用 .149 -.735 -1.039 .135 .114 .354 .420 .539 .959
合 計 1.000 .728 1.000 1.000
a 対称的正規化 列ポイントの概要(a)
コンビニエンスストア マス
次元の得点
概要イナ ーシャ
寄与率
1 2
次元のイナーシャに 対するポイント
ポイントのイナーシャに 対する次元
1 2 1 2 概要
合計 セ ブ ン - イ レ ブ ン .111 -.755 -1.105 .112 .089 .299 .400 .551 .951 ロ ー ソ ン .111 -.601 -.562 .045 .057 .077 .628 .353 .980 フ ァ ミ リ ー マ ー ト .111 -.583 -.506 .041 .053 .063 .650 .316 .966 サ ー ク ル K サ ン ク ス .111 -.238 .302 .011 .009 .022 .407 .420 .828 a m / p m .111 -.169 .506 .017 .005 .063 .135 .775 .910 ミ ニ ス ト ッ プ .111 -.194 .410 .013 .006 .041 .237 .678 .915 デ イ リ ー ヤ マ ザ キ .111 .084 .865 .040 .001 .183 .014 .938 .952
ス リ ー エ フ .111 .241 .762 .041 .009 .142 .111 .713 .824
コミュニティ・ストア .111 2.215 -.671 .409 .771 .110 .944 .056 1.000
合 計 1.000 .728 1.000 1.000
a 対称的正規化
(2010年1月12日受理)